JP3140660B2 - 三気筒内燃機関における慣性過給式吸気装置 - Google Patents
三気筒内燃機関における慣性過給式吸気装置Info
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、三気筒内燃機関におい
て、各気筒の各々に独立して接続した長い金属パイプ製
の吸気管路を、エアクリーナの下流側における一つのサ
ージタンクに対して接続することにより、慣性効果を利
用して吸気の過給を図るようにした吸気装置に関するも
のである。
て、各気筒の各々に独立して接続した長い金属パイプ製
の吸気管路を、エアクリーナの下流側における一つのサ
ージタンクに対して接続することにより、慣性効果を利
用して吸気の過給を図るようにした吸気装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、多気筒に対するこの種の慣性過
給式の吸気装置においては、一つのサージタンクから各
気筒に至る各吸気管路の長さを可成り長くすることによ
って、慣性効果を得ることができるようにすることに加
えて、各吸気管路の長さを略等しい長さにすることによ
って、各気筒に対する慣性過給による過給のバラツキを
少なくするようにしなければならない。
給式の吸気装置においては、一つのサージタンクから各
気筒に至る各吸気管路の長さを可成り長くすることによ
って、慣性効果を得ることができるようにすることに加
えて、各吸気管路の長さを略等しい長さにすることによ
って、各気筒に対する慣性過給による過給のバラツキを
少なくするようにしなければならない。
【０００３】そこで、この条件を具備するために、先行
技術としての特開平４−７６２６３号公報は、四気筒内
燃機関に対する慣性過給式吸気装置として、サージタン
クを、内燃機関の側方で、且つ、内燃機関における一端
部における第４気筒の略真上の部位に配設して、このサ
ージタンクに、各気筒に至る各金属パイプ製吸気管路の
各々に対する四つの接続部を、内燃機関をそのクランク
軸方向から見て正四角形の配列で設ける一方、前記各気
筒のうちサージタンクから最も遠い第１気筒からの吸気
管路を湾曲したのち、サージタンクにおける各接続部の
うち下側で且つ内燃機関に近い部位の第１接続部に接続
し、前記各気筒のうちサージタンクから次に遠い第２気
筒からの吸気管路を湾曲したのち、サージタンクにおけ
る各接続部のうち下側で且つ内燃機関から遠い部位の第
２接続部に接続し、また、前記各気筒のうちサージタン
クに次に近い第２気筒からの吸気管路を湾曲したのち、
サージタンクにおける各接続部のうち上側で且つ内燃機
関に近い部位の第３接続部に接続し、そして、前記各気
筒のうちサージタンクに最も近い第４気筒からの吸気管
路を湾曲したのち、サージタンクにおける上側で且つ内
燃機関から遠い部位の第４接続部に接続することを提案
している。
技術としての特開平４−７６２６３号公報は、四気筒内
燃機関に対する慣性過給式吸気装置として、サージタン
クを、内燃機関の側方で、且つ、内燃機関における一端
部における第４気筒の略真上の部位に配設して、このサ
ージタンクに、各気筒に至る各金属パイプ製吸気管路の
各々に対する四つの接続部を、内燃機関をそのクランク
軸方向から見て正四角形の配列で設ける一方、前記各気
筒のうちサージタンクから最も遠い第１気筒からの吸気
管路を湾曲したのち、サージタンクにおける各接続部の
うち下側で且つ内燃機関に近い部位の第１接続部に接続
し、前記各気筒のうちサージタンクから次に遠い第２気
筒からの吸気管路を湾曲したのち、サージタンクにおけ
る各接続部のうち下側で且つ内燃機関から遠い部位の第
２接続部に接続し、また、前記各気筒のうちサージタン
クに次に近い第２気筒からの吸気管路を湾曲したのち、
サージタンクにおける各接続部のうち上側で且つ内燃機
関に近い部位の第３接続部に接続し、そして、前記各気
筒のうちサージタンクに最も近い第４気筒からの吸気管
路を湾曲したのち、サージタンクにおける上側で且つ内
燃機関から遠い部位の第４接続部に接続することを提案
している。
【０００４】つまり、前記した先行技術は、各気筒のう
ちサージタンクから遠い気筒からの吸気管路を、サージ
タンクにおける各接続部のうち下側で且つ内燃機関に近
い部位の接続部に、各気筒のうちサージタンクに近い気
筒からの吸気管路を、サージタンクにおける各接続部の
うち上側で且つ内燃機関から遠い部位の接続部に各々に
接続することを原則とするものである。
ちサージタンクから遠い気筒からの吸気管路を、サージ
タンクにおける各接続部のうち下側で且つ内燃機関に近
い部位の接続部に、各気筒のうちサージタンクに近い気
筒からの吸気管路を、サージタンクにおける各接続部の
うち上側で且つ内燃機関から遠い部位の接続部に各々に
接続することを原則とするものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明者の研
究によると、前記した先行技術の原則を、三気筒内燃機
関に適用した場合には、以下に述べるような問題を招来
するのであった。
究によると、前記した先行技術の原則を、三気筒内燃機
関に適用した場合には、以下に述べるような問題を招来
するのであった。
【０００６】すなわち、サージタンクに三つの接続部を
設けて、この各接続部に、前記先行技術の原則に基づい
て三つの気筒からの吸気管路を湾曲しながら接続するに
際して、前記三つの接続部を、上向きの三角形の配列に
した場合には、前記三つの接続部のうち下側で且つ内燃
機関に近い部位の第１接続部にサージタンクから最も遠
い第１気筒からの吸気管路を、前記三つの接続部のうち
下側で且つ内燃機関から次に遠い部位の第２接続部にサ
ージタンクに次に遠い第２気筒からの吸気管路を、そし
て、前記三つの接続部のうち上側の部位の第３接続部に
サージタンクに最も近い第３気筒からの吸気管路を各々
接続すると言う構成になり、すると、平面視において、
第２気筒からの吸気管路を、第３気筒からの吸気管路に
おける湾曲の内側を通るように湾曲しなければならない
ことにより、この第２気筒からの吸気管路及び第３気筒
からの吸気管路の途中を、互いに立体的にクロスするよ
うに大きく湾曲しなければならないから、各吸気管路の
内燃機関における長手側面からの突出寸法が増大し、大
型化を招来するばかりか、各吸気管路の長さに不揃いが
発生するのであり、しかも、吸気の流れ抵抗の増大を招
来するのである。
設けて、この各接続部に、前記先行技術の原則に基づい
て三つの気筒からの吸気管路を湾曲しながら接続するに
際して、前記三つの接続部を、上向きの三角形の配列に
した場合には、前記三つの接続部のうち下側で且つ内燃
機関に近い部位の第１接続部にサージタンクから最も遠
い第１気筒からの吸気管路を、前記三つの接続部のうち
下側で且つ内燃機関から次に遠い部位の第２接続部にサ
ージタンクに次に遠い第２気筒からの吸気管路を、そし
て、前記三つの接続部のうち上側の部位の第３接続部に
サージタンクに最も近い第３気筒からの吸気管路を各々
接続すると言う構成になり、すると、平面視において、
第２気筒からの吸気管路を、第３気筒からの吸気管路に
おける湾曲の内側を通るように湾曲しなければならない
ことにより、この第２気筒からの吸気管路及び第３気筒
からの吸気管路の途中を、互いに立体的にクロスするよ
うに大きく湾曲しなければならないから、各吸気管路の
内燃機関における長手側面からの突出寸法が増大し、大
型化を招来するばかりか、各吸気管路の長さに不揃いが
発生するのであり、しかも、吸気の流れ抵抗の増大を招
来するのである。
【０００７】また、前記サージタンクにおける三つの接
続部を、下向きの三角形の配列にした場合には、前記三
つの接続部のうち下側の部位の第１接続部にサージタン
クから最も遠い第１気筒からの吸気管路を、前記三つの
接続部のうち上側で且つ内燃機関に近い部位の第２接続
部にサージタンクから次に遠い第２気筒からの吸気管路
を、そして、前記三つの接続部のうち上側で且つ内燃機
関から遠い第３接続部にサージタンクに最も近い第１気
筒からの吸気管路を各々接続すると言う構成になり、す
ると、平面視において、第２気筒からの吸気管路を、第
１気筒からの吸気管路の湾曲の外側を通すように湾曲し
なければならないことにより、この第２気筒からの吸気
管路及び第１気筒からの吸気管路の途中を、互いに立体
的にクロスするように大きく湾曲しなければならないか
ら、これまた、各吸気管路の内燃機関における長手側面
からの突出寸法が増大し、大型化を招来するばかりか、
各吸気管路の長さに不揃いが発生するのであり、しか
も、吸気の流れ抵抗の増大を招来するのである。
続部を、下向きの三角形の配列にした場合には、前記三
つの接続部のうち下側の部位の第１接続部にサージタン
クから最も遠い第１気筒からの吸気管路を、前記三つの
接続部のうち上側で且つ内燃機関に近い部位の第２接続
部にサージタンクから次に遠い第２気筒からの吸気管路
を、そして、前記三つの接続部のうち上側で且つ内燃機
関から遠い第３接続部にサージタンクに最も近い第１気
筒からの吸気管路を各々接続すると言う構成になり、す
ると、平面視において、第２気筒からの吸気管路を、第
１気筒からの吸気管路の湾曲の外側を通すように湾曲し
なければならないことにより、この第２気筒からの吸気
管路及び第１気筒からの吸気管路の途中を、互いに立体
的にクロスするように大きく湾曲しなければならないか
ら、これまた、各吸気管路の内燃機関における長手側面
からの突出寸法が増大し、大型化を招来するばかりか、
各吸気管路の長さに不揃いが発生するのであり、しか
も、吸気の流れ抵抗の増大を招来するのである。
【０００８】本発明は、この問題を解消した三気筒内燃
機関用の吸気装置を提供することを技術的課題とするも
のである。
機関用の吸気装置を提供することを技術的課題とするも
のである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明の「請求項１」は、「三つの気筒を直列に
備えた三気筒内燃機関のうちクランク軸線の方向に延び
る一方の長手側面側の部位で且つ前記内燃機関における
長手方向の一端部に近い部位に配設したサージタンクを
備え、更に、このサージタンクに軸線をクランク軸線の
方向に延びるように設けた三つの接続部と、前記内燃機
関における各気筒の各々とを接続する三本の吸気管路を
備えて成る慣性過給式吸気装置において、 前記各吸気管
路を内燃機関における一方の長手側面に対して接続する
一方、前 記サージタンクを、前記各吸気管路における前
記一方の長手側面に対する接続部より高い部位に配設
し、このサージタンクにおける前記三つの接続部を、ク
ランク軸線の方向から見て下向きの三角形の配列にし、
この各接続部のうち上側で且つ内燃機関に近い部位に位
置する第１接続部に、前記各気筒のうちサージタンクか
ら最も遠い第１気筒からの吸気管路を、水平横向きから
上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接続
し、前記各接続部のうち下側の部位に位置する第２接続
部に、各気筒のうちサージタンクに次に遠い第２気筒か
らの吸気管路を、水平横向きから上向きに湾曲し更にク
ランク軸線の方向に湾曲して接続し、そして、前記各接
続部のうち上側で且つ内燃機関から遠い部位に位置する
第３接続部に、各気筒のうちサージタンクに最も近い第
３気筒からの吸気管路を、水平横向きから前記第１接続
部の左右両側のうち内燃機関とは反対側の外側において
上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接続
する。」と言う構成にした。
るため本発明の「請求項１」は、「三つの気筒を直列に
備えた三気筒内燃機関のうちクランク軸線の方向に延び
る一方の長手側面側の部位で且つ前記内燃機関における
長手方向の一端部に近い部位に配設したサージタンクを
備え、更に、このサージタンクに軸線をクランク軸線の
方向に延びるように設けた三つの接続部と、前記内燃機
関における各気筒の各々とを接続する三本の吸気管路を
備えて成る慣性過給式吸気装置において、 前記各吸気管
路を内燃機関における一方の長手側面に対して接続する
一方、前 記サージタンクを、前記各吸気管路における前
記一方の長手側面に対する接続部より高い部位に配設
し、このサージタンクにおける前記三つの接続部を、ク
ランク軸線の方向から見て下向きの三角形の配列にし、
この各接続部のうち上側で且つ内燃機関に近い部位に位
置する第１接続部に、前記各気筒のうちサージタンクか
ら最も遠い第１気筒からの吸気管路を、水平横向きから
上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接続
し、前記各接続部のうち下側の部位に位置する第２接続
部に、各気筒のうちサージタンクに次に遠い第２気筒か
らの吸気管路を、水平横向きから上向きに湾曲し更にク
ランク軸線の方向に湾曲して接続し、そして、前記各接
続部のうち上側で且つ内燃機関から遠い部位に位置する
第３接続部に、各気筒のうちサージタンクに最も近い第
３気筒からの吸気管路を、水平横向きから前記第１接続
部の左右両側のうち内燃機関とは反対側の外側において
上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接続
する。」と言う構成にした。
【００１０】また、本発明における「請求項２」は、
「三つの気筒を直列に備えた三気筒内燃機関のうちクラ
ンク軸線の方向に延びる一方の長手側面側の部位で且つ
前記内燃機関における長手方向の一端部に近い部位に配
設したサージタンクを備え、更に、このサージタンクに
軸線をクランク軸線の方向に延びるように設けた三つの
接続部と、前記内燃機関における各気筒の各々とを接続
する三本の吸気管路を備えて成る慣性過給式吸気装置に
おいて、 前記各吸気管路を内燃機関における一方の長手
側面に対して接続する一方、前記サージタンクを、前記
各吸気管路における前記一方の長手側面に対する接続部
より高い部位に配設し、このサージタンクにおける三つ
の接続部を、クランク軸線の方向から見て上向きの三角
形の配列にし、この各接続部のうち下側で且つ内燃機関
に近い部位に位置する第１接続部に、前記各気筒のうち
サージタンクから最も遠い第１気筒からの吸気管路を、
水平横向きから上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向
に湾曲して接続し、前記各接続部のうち上側の部位に位
置する第２接続部に、各気筒のうちサージタンクに次に
遠い第２気筒からの吸気管路を、水平横向きから上向き
に湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接続し、そ
して 、前記各接続部のうち下側で且つ内燃機関から遠い
部位に位置する第３接続部に、各気筒のうちサージタン
クに最も近い第３気筒からの吸気管路を、水平横向きか
ら前記第１接続部の左右両側のうち内燃機関とは反対側
の外側において上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向
に湾曲して接続する。」と言う構成にした。
「三つの気筒を直列に備えた三気筒内燃機関のうちクラ
ンク軸線の方向に延びる一方の長手側面側の部位で且つ
前記内燃機関における長手方向の一端部に近い部位に配
設したサージタンクを備え、更に、このサージタンクに
軸線をクランク軸線の方向に延びるように設けた三つの
接続部と、前記内燃機関における各気筒の各々とを接続
する三本の吸気管路を備えて成る慣性過給式吸気装置に
おいて、 前記各吸気管路を内燃機関における一方の長手
側面に対して接続する一方、前記サージタンクを、前記
各吸気管路における前記一方の長手側面に対する接続部
より高い部位に配設し、このサージタンクにおける三つ
の接続部を、クランク軸線の方向から見て上向きの三角
形の配列にし、この各接続部のうち下側で且つ内燃機関
に近い部位に位置する第１接続部に、前記各気筒のうち
サージタンクから最も遠い第１気筒からの吸気管路を、
水平横向きから上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向
に湾曲して接続し、前記各接続部のうち上側の部位に位
置する第２接続部に、各気筒のうちサージタンクに次に
遠い第２気筒からの吸気管路を、水平横向きから上向き
に湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接続し、そ
して 、前記各接続部のうち下側で且つ内燃機関から遠い
部位に位置する第３接続部に、各気筒のうちサージタン
クに最も近い第３気筒からの吸気管路を、水平横向きか
ら前記第１接続部の左右両側のうち内燃機関とは反対側
の外側において上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向
に湾曲して接続する。」と言う構成にした。
【００１１】更にまた、本発明における「請求項３」
は、「三つの気筒を直列に備えた三気筒内燃機関のうち
クランク軸線の方向に延びる一方の長手側面側の部位で
且つ前記内燃機関における長手方向の一端部に近い部位
に配設したサージタンクを備え、更に、このサージタン
クに軸線をクランク軸線の方向に延びるように設けた三
つの接続部と、前記内燃機関における各気筒の各々とを
接続する三本の吸気管路を備えて成る慣性過給式吸気装
置において、 前記各吸気管路を内燃機関における一方の
長手側面に対して接続する一方、前記サージタンクを、
前記各吸気管路における前記一方の長手側面に対する接
続部より高い部位に配設し、このサージタンクにおける
三つの接続部を、クランク軸線の方向から見て横向き略
一直線の配列にし、この各接続部のうち内燃機関に近い
部位に位置する第１接続部に、前記各気筒のうちサージ
タンクから最も遠い第１気筒からの吸気管路を、水平横
向きから上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲
して接続し、前記各接続部のうち中央に位置する位置す
る第２接続部に、各気筒のうちサージタンクに次に遠い
第２気筒からの吸気管路を、水平横向きから前記第１接
続部の左右両側のうち内燃機関とは反対側の外側におい
て上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接
続し、そして、前記各接続部のうち内燃機関から遠い部
位に位置する第３接続部に、各気筒のうちサージタンク
に最も近い第３気筒からの吸気管路を、水平横向きから
前記第２接続部の左右両側のうち内燃機関とは反対側の
外側において上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に
湾曲して接続する。」と言う構成にした。
は、「三つの気筒を直列に備えた三気筒内燃機関のうち
クランク軸線の方向に延びる一方の長手側面側の部位で
且つ前記内燃機関における長手方向の一端部に近い部位
に配設したサージタンクを備え、更に、このサージタン
クに軸線をクランク軸線の方向に延びるように設けた三
つの接続部と、前記内燃機関における各気筒の各々とを
接続する三本の吸気管路を備えて成る慣性過給式吸気装
置において、 前記各吸気管路を内燃機関における一方の
長手側面に対して接続する一方、前記サージタンクを、
前記各吸気管路における前記一方の長手側面に対する接
続部より高い部位に配設し、このサージタンクにおける
三つの接続部を、クランク軸線の方向から見て横向き略
一直線の配列にし、この各接続部のうち内燃機関に近い
部位に位置する第１接続部に、前記各気筒のうちサージ
タンクから最も遠い第１気筒からの吸気管路を、水平横
向きから上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲
して接続し、前記各接続部のうち中央に位置する位置す
る第２接続部に、各気筒のうちサージタンクに次に遠い
第２気筒からの吸気管路を、水平横向きから前記第１接
続部の左右両側のうち内燃機関とは反対側の外側におい
て上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接
続し、そして、前記各接続部のうち内燃機関から遠い部
位に位置する第３接続部に、各気筒のうちサージタンク
に最も近い第３気筒からの吸気管路を、水平横向きから
前記第２接続部の左右両側のうち内燃機関とは反対側の
外側において上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に
湾曲して接続する。」と言う構成にした。
【００１２】
【作 用】前記「請求項１」のように構成することに
より、第２気筒からの吸気管路は、常に、平面視におい
て、第１気筒からの吸気管路の内側に位置することにな
るから、第２気筒からの吸気管路と第１気筒からの吸気
管路とがその途中でクロスすることを回避できる。
より、第２気筒からの吸気管路は、常に、平面視におい
て、第１気筒からの吸気管路の内側に位置することにな
るから、第２気筒からの吸気管路と第１気筒からの吸気
管路とがその途中でクロスすることを回避できる。
【００１３】また、前記「請求項２」のように構成する
ことにより、第３気筒からの吸気管路が、常に、平面視
において、第２気筒からの吸気管路の内側に位置するこ
とになるから、第２気筒からの吸気管路と第３気筒から
の吸気管路とがその途中でクロスすることを回避でき
る。
ことにより、第３気筒からの吸気管路が、常に、平面視
において、第２気筒からの吸気管路の内側に位置するこ
とになるから、第２気筒からの吸気管路と第３気筒から
の吸気管路とがその途中でクロスすることを回避でき
る。
【００１４】更にまた、各気筒からの吸気管路が、その
途中でクロスを回避することは、前記「請求項３」のよ
うに構成することによっても達成できる。
途中でクロスを回避することは、前記「請求項３」のよ
うに構成することによっても達成できる。
【００１５】
【発明の効果】従って、本発明によると、三つの気筒か
ら一つのサージタンクに至る各吸気管路の途中を互いに
立体的にクロスするように大きく湾曲することを必要と
しないから、内燃機関における長手側面からの突出寸法
を小さくして、小型化できると共に、各吸気管路を略等
しい長さに揃えることができ、しかも、吸気の流れ抵抗
の増大を招来することがないと言う効果を有する。
ら一つのサージタンクに至る各吸気管路の途中を互いに
立体的にクロスするように大きく湾曲することを必要と
しないから、内燃機関における長手側面からの突出寸法
を小さくして、小型化できると共に、各吸気管路を略等
しい長さに揃えることができ、しかも、吸気の流れ抵抗
の増大を招来することがないと言う効果を有する。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面について説明
する。
する。
【００１７】図１〜図３は、第１の実施例を示す。
【００１８】この図において、符号１は、第１気筒Ａ
１、第２気筒Ａ２、第３気筒Ａ３の三つの気筒を備えた
三気筒内燃機関を、符号２は、平面視において、この内
燃機関１におけるクランク軸線１ａの方向に延びる左右
両長手側面のうち一方の長手側面１ｂ側の部位で、且
つ、この内燃機関１における長手方向の一端部の付近に
配設したサージタンクを各々示す。
１、第２気筒Ａ２、第３気筒Ａ３の三つの気筒を備えた
三気筒内燃機関を、符号２は、平面視において、この内
燃機関１におけるクランク軸線１ａの方向に延びる左右
両長手側面のうち一方の長手側面１ｂ側の部位で、且
つ、この内燃機関１における長手方向の一端部の付近に
配設したサージタンクを各々示す。
【００１９】前記サージタンク２において前記内燃機関
１におけるクランク軸線１ａと直角の左右両側面２ａ，
２ｂのうち一方の一側面２ａには、スロットル弁を内蔵
したスロットルボデー３が取付けられ、このスロットル
ボデー３には、図示しないエアクリーナからの吸気管３
ａが接続されている。
１におけるクランク軸線１ａと直角の左右両側面２ａ，
２ｂのうち一方の一側面２ａには、スロットル弁を内蔵
したスロットルボデー３が取付けられ、このスロットル
ボデー３には、図示しないエアクリーナからの吸気管３
ａが接続されている。
【００２０】また、前記サージタンク２における他方の
側面２ｂには、軸線を前記クランク軸線１ａの方向に延
びるようにした三つの接続部４，５，６が、下向き略正
三角形の配列で設けられている。
側面２ｂには、軸線を前記クランク軸線１ａの方向に延
びるようにした三つの接続部４，５，６が、下向き略正
三角形の配列で設けられている。
【００２１】一方、前記内燃機関１における一方の長手
側面１ｂには、各気筒Ａ１，Ａ２，Ａ３の箇所ごとに金
属パイプ製の吸気管路７，８，９が、フランジ部１０に
て接続されている。
側面１ｂには、各気筒Ａ１，Ａ２，Ａ３の箇所ごとに金
属パイプ製の吸気管路７，８，９が、フランジ部１０に
て接続されている。
【００２２】そして、前記各吸気管路７，８，９を、そ
の長さ寸法を各吸気管路７，８，９の各々について略等
しくして、これらの先端の各々を、前記サージタンク２
における各接続部４，５，６に対して接続するに際し
て、以下に述べるように構成する。
の長さ寸法を各吸気管路７，８，９の各々について略等
しくして、これらの先端の各々を、前記サージタンク２
における各接続部４，５，６に対して接続するに際し
て、以下に述べるように構成する。
【００２３】すなわち、前記サージタンク２を、前記各
吸気管路７，８，９の内燃機関１における一方の長手側
面１ｂに対する接続部よりも高い部位に配設し、このサ
ージタンク２における三つの接続部４，５，６のうち上
側で且つ内燃機関１に近い部位に位置する第１接続部４
に、前記各気筒のうちサージタンク２から最も遠い第１
気筒Ａ１からの吸気管路７を、水平横向きから上向きに
湾曲し更にクランク軸線１ａの方向に湾曲して接続し、
前記三つの接続部４，５，６のうち下側の部位に位置す
る第２接続部５に、各気筒のうちサージタンク２に次に
遠い第２気筒Ａ２からの第２吸気管路８を、水平横向き
から上向きに湾曲し更にクランク軸線１ａの方向に湾曲
して接続し、そして、前記前記三つの接続部４，５，６
のうち上 側で且つ内燃機関１から遠い部位に位置する第
３接続部６に、各気筒のうちサージタンク２に最も近い
第３気筒Ａ３からの第３吸気管路９を、水平横向きから
前記第１接続部４の左右両側のうち内燃機関とは反対側
の外側において上向きに湾曲し更にクランク軸線１ａの
方向に湾曲して接続する。
吸気管路７，８，９の内燃機関１における一方の長手側
面１ｂに対する接続部よりも高い部位に配設し、このサ
ージタンク２における三つの接続部４，５，６のうち上
側で且つ内燃機関１に近い部位に位置する第１接続部４
に、前記各気筒のうちサージタンク２から最も遠い第１
気筒Ａ１からの吸気管路７を、水平横向きから上向きに
湾曲し更にクランク軸線１ａの方向に湾曲して接続し、
前記三つの接続部４，５，６のうち下側の部位に位置す
る第２接続部５に、各気筒のうちサージタンク２に次に
遠い第２気筒Ａ２からの第２吸気管路８を、水平横向き
から上向きに湾曲し更にクランク軸線１ａの方向に湾曲
して接続し、そして、前記前記三つの接続部４，５，６
のうち上 側で且つ内燃機関１から遠い部位に位置する第
３接続部６に、各気筒のうちサージタンク２に最も近い
第３気筒Ａ３からの第３吸気管路９を、水平横向きから
前記第１接続部４の左右両側のうち内燃機関とは反対側
の外側において上向きに湾曲し更にクランク軸線１ａの
方向に湾曲して接続する。
【００２４】この場合において、前記した先行技術の原
則に基づいて、前記三つの接続部のうち下側の部位に位
置する第２接続部５にサージタンク２から最も遠い第１
気筒Ａ１からの吸気管路７を、前記三つの接続部のうち
上側で且つ内燃機関１に近い部位に位置する第１接続部
４にサージタンクから次に遠い第２気筒Ａ２からの吸気
管路８を、前記三つの接続部のうち上側で且つ内燃機関
２から遠い部位に位置する第３接続部６にサージタンク
２に最も近い第３気筒Ａ３からの吸気管路９を各々接続
すると言う構成にすると、第２気筒Ａ２からの吸気管路
８が第１気筒Ａ１からの吸気管路７の外側を通ることに
なって、第２気筒Ａ２からの吸気管路８と第１気筒Ａ１
からの吸気管路７とがその途中でクロスするから、この
第２気筒Ａ２からの吸気管路８及び第１気筒Ａ１からの
吸気管路８の途中を互いに立体的にクロスするように大
きく湾曲しなければならない。
則に基づいて、前記三つの接続部のうち下側の部位に位
置する第２接続部５にサージタンク２から最も遠い第１
気筒Ａ１からの吸気管路７を、前記三つの接続部のうち
上側で且つ内燃機関１に近い部位に位置する第１接続部
４にサージタンクから次に遠い第２気筒Ａ２からの吸気
管路８を、前記三つの接続部のうち上側で且つ内燃機関
２から遠い部位に位置する第３接続部６にサージタンク
２に最も近い第３気筒Ａ３からの吸気管路９を各々接続
すると言う構成にすると、第２気筒Ａ２からの吸気管路
８が第１気筒Ａ１からの吸気管路７の外側を通ることに
なって、第２気筒Ａ２からの吸気管路８と第１気筒Ａ１
からの吸気管路７とがその途中でクロスするから、この
第２気筒Ａ２からの吸気管路８及び第１気筒Ａ１からの
吸気管路８の途中を互いに立体的にクロスするように大
きく湾曲しなければならない。
【００２５】これに対して、前記したように、サージタ
ンク２における三つの接続部のうち上側で且つ内燃機関
１に近い部位に位置する第１接続部４に、前記各気筒の
うちサージタンク２から最も遠い第１気筒Ａ１からの吸
気管路７を、水平横向きから上向きに湾曲し更にクラン
ク軸線１ａの方向に湾曲して接続し、前記三つの接続部
４，５，６のうち下側の部位に位置する第２接続部５
に、各気筒のうちサージタンク２に次に遠い第２気筒Ａ
２からの第２吸気管路８を、水平横向きから上向きに湾
曲し更にクランク軸線１ａの方向に湾曲して接続し、そ
して、前記前記三つの接続部４，５，６のうち上側で且
つ内燃機関１から遠い部位に位置する第３接続部６に、
各気筒のうちサージタンク２に最も近い第３気筒Ａ３か
らの第３吸気管路９を、水平横向きから前記第１接続部
４の左右両側のうち内燃機関とは反対側の外側において
上向きに湾曲し更にクランク軸線１ａの方向に湾曲して
接続することにより、第２気筒Ａ２からの吸気管路８
は、常に、第１気筒Ａ１からの吸気管路７の内側に位置
することになって、第２気筒Ａ２からの吸気管路８と第
１気筒Ａ１からの吸気管路７とがその途中でクロスする
ことを回避できるから、これら吸気管路８，７の途中を
互いに立体的にクロスするように大きく湾曲することを
必要としないのである。
ンク２における三つの接続部のうち上側で且つ内燃機関
１に近い部位に位置する第１接続部４に、前記各気筒の
うちサージタンク２から最も遠い第１気筒Ａ１からの吸
気管路７を、水平横向きから上向きに湾曲し更にクラン
ク軸線１ａの方向に湾曲して接続し、前記三つの接続部
４，５，６のうち下側の部位に位置する第２接続部５
に、各気筒のうちサージタンク２に次に遠い第２気筒Ａ
２からの第２吸気管路８を、水平横向きから上向きに湾
曲し更にクランク軸線１ａの方向に湾曲して接続し、そ
して、前記前記三つの接続部４，５，６のうち上側で且
つ内燃機関１から遠い部位に位置する第３接続部６に、
各気筒のうちサージタンク２に最も近い第３気筒Ａ３か
らの第３吸気管路９を、水平横向きから前記第１接続部
４の左右両側のうち内燃機関とは反対側の外側において
上向きに湾曲し更にクランク軸線１ａの方向に湾曲して
接続することにより、第２気筒Ａ２からの吸気管路８
は、常に、第１気筒Ａ１からの吸気管路７の内側に位置
することになって、第２気筒Ａ２からの吸気管路８と第
１気筒Ａ１からの吸気管路７とがその途中でクロスする
ことを回避できるから、これら吸気管路８，７の途中を
互いに立体的にクロスするように大きく湾曲することを
必要としないのである。
【００２６】次に、図４〜図６は、第２の実施例を示す
（但し、この第２の実施例において、前記第１の実施例
と対応する部分には、その符号にワンダッシュを付して
示す）。
（但し、この第２の実施例において、前記第１の実施例
と対応する部分には、その符号にワンダッシュを付して
示す）。
【００２７】この第２の実施例は、サージタンク２′に
おける他方の側面２ｂ′に、三つの接続部４′，５′，
６′を、上向き略正三角形の配列で設けて、この三つの
接続部４′，５′，６′のうち下側で且つ内燃機関１′
に近い部位に位置する第１接続部４′に、前記各気筒の
うちサージタンク２′から最も遠い第１気筒Ａ１′から
の吸気管路７′を、水平横向きから上向きに湾曲し更に
クランク軸線の方向に湾曲して接続し、前記各接続部の
うち上側の部位に位置する第２接続部５′に、各気筒の
うちサージタンク２に次に遠い第２気筒Ａ２′からの吸
気管路８′を、水平横向きから上向きに湾曲し更にクラ
ンク軸線の方向に湾曲して接続し、そして、前記各接続
部のうち下側で且つ内燃機関から遠い部位に位置する第
３接続部６′に、各気筒のうちサージタンク２に最も近
い第３気筒Ａ３′からの吸気管路９′を、水平横向きか
ら前記第１接続部４′の左右両側のうち内燃機関１とは
反対側の外側において上向きに湾曲し更にクランク軸線
の方向に湾曲して接続すると言う構成にする。
おける他方の側面２ｂ′に、三つの接続部４′，５′，
６′を、上向き略正三角形の配列で設けて、この三つの
接続部４′，５′，６′のうち下側で且つ内燃機関１′
に近い部位に位置する第１接続部４′に、前記各気筒の
うちサージタンク２′から最も遠い第１気筒Ａ１′から
の吸気管路７′を、水平横向きから上向きに湾曲し更に
クランク軸線の方向に湾曲して接続し、前記各接続部の
うち上側の部位に位置する第２接続部５′に、各気筒の
うちサージタンク２に次に遠い第２気筒Ａ２′からの吸
気管路８′を、水平横向きから上向きに湾曲し更にクラ
ンク軸線の方向に湾曲して接続し、そして、前記各接続
部のうち下側で且つ内燃機関から遠い部位に位置する第
３接続部６′に、各気筒のうちサージタンク２に最も近
い第３気筒Ａ３′からの吸気管路９′を、水平横向きか
ら前記第１接続部４′の左右両側のうち内燃機関１とは
反対側の外側において上向きに湾曲し更にクランク軸線
の方向に湾曲して接続すると言う構成にする。
【００２８】この場合においても、前記した先行技術の
原則に基づいて、前記三つの接続部のうち下側で且つ内
燃機関１′に近い部位に位置する第１接続部４′にサー
ジタンクから最も遠い第１気筒Ａ１′からの吸気管路
７′を、前記三つの接続部のうち下側で且つ内燃機関か
ら遠い部位に位置する第２接続部６′にサージタンク
２′に次に遠い第２気筒Ａ２′からの吸気管路８′を、
そして、前記三つの接続部のうち上側の部位に位置する
第３接続部５′にサージタンク２′に最も近い第３気筒
Ａ３′からの吸気管路９′を各々接続すると、第２気筒
Ａ２′からの吸気管路８′が第３気筒Ａ３′からの吸気
管路９′の内側を通ることになって、第２気筒Ａ２′か
らの吸気管路８′と第３気筒Ａ３′からの吸気管路９′
とがその途中でクロスすることになるから、これら吸気
管路８′，吸気管路９′の途中を互いに立体的にクロス
するように大きく湾曲しなければならない。
原則に基づいて、前記三つの接続部のうち下側で且つ内
燃機関１′に近い部位に位置する第１接続部４′にサー
ジタンクから最も遠い第１気筒Ａ１′からの吸気管路
７′を、前記三つの接続部のうち下側で且つ内燃機関か
ら遠い部位に位置する第２接続部６′にサージタンク
２′に次に遠い第２気筒Ａ２′からの吸気管路８′を、
そして、前記三つの接続部のうち上側の部位に位置する
第３接続部５′にサージタンク２′に最も近い第３気筒
Ａ３′からの吸気管路９′を各々接続すると、第２気筒
Ａ２′からの吸気管路８′が第３気筒Ａ３′からの吸気
管路９′の内側を通ることになって、第２気筒Ａ２′か
らの吸気管路８′と第３気筒Ａ３′からの吸気管路９′
とがその途中でクロスすることになるから、これら吸気
管路８′，吸気管路９′の途中を互いに立体的にクロス
するように大きく湾曲しなければならない。
【００２９】これに対して、前記第２の実施例のように
構成したときには、第３気筒Ａ３′からの吸気管路９′
が、常に、第２気筒Ａ２′からの吸気管路８′の内側に
位置することになるから、第２気筒Ａ２′からの吸気管
路８′と第３気筒Ａ３′からの吸気管路９′とがその途
中でクロスすることを回避できるから、これら吸気管路
８′，９′の途中を互いに立体的にクロスするように大
きく湾曲することを必要としないのである。
構成したときには、第３気筒Ａ３′からの吸気管路９′
が、常に、第２気筒Ａ２′からの吸気管路８′の内側に
位置することになるから、第２気筒Ａ２′からの吸気管
路８′と第３気筒Ａ３′からの吸気管路９′とがその途
中でクロスすることを回避できるから、これら吸気管路
８′，９′の途中を互いに立体的にクロスするように大
きく湾曲することを必要としないのである。
【００３０】更に、図７及び図８は、第３の実施例を示
す（但し、この第３の実施例において、前記第１の実施
例と対応する部分には、その符号にツーダッシュを付し
て示す）。
す（但し、この第３の実施例において、前記第１の実施
例と対応する部分には、その符号にツーダッシュを付し
て示す）。
【００３１】この第３の実施例は、サージタンク２″に
おける他方の側面２ｂ″に、三つの接続部４″，５″，
６″を、横向きの略一直線の配列で設けて、この三つの
接続部４″，５″，６″のうち下側で且つ内燃機関１″
に近い部位に位置する第１接続部４″に、前記各気筒の
うちサージタンク２″から最も遠い第１気筒Ａ１″から
の吸気管路７″を、水平横向きから上向きに湾曲し更に
クランク軸線の方向に湾曲して接続し、前記各接続部の
うち中央に位置する位置する第２接続部５″に、各気筒
のうちサージタンク２″に次に遠い第２気筒Ａ２″から
の吸気管路８″を、水平横向きから前記第１接続部４″
の左右両側のうち内燃機関１″とは反対側の外側におい
て上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接
続し、そして、前記各接続部のうち内燃機関から遠い部
位に位置する第３接続部６″に、各気筒のうちサージタ
ンク２″に最も近い第３気筒Ａ３″からの吸気管路９″
を、水平横向きから前記第２接続部５″の左右両側のう
ち内燃機関１″とは反対側 の外側において上向きに湾曲
し更にクランク軸線の方向に湾曲して接続すると言う構
成にする。
おける他方の側面２ｂ″に、三つの接続部４″，５″，
６″を、横向きの略一直線の配列で設けて、この三つの
接続部４″，５″，６″のうち下側で且つ内燃機関１″
に近い部位に位置する第１接続部４″に、前記各気筒の
うちサージタンク２″から最も遠い第１気筒Ａ１″から
の吸気管路７″を、水平横向きから上向きに湾曲し更に
クランク軸線の方向に湾曲して接続し、前記各接続部の
うち中央に位置する位置する第２接続部５″に、各気筒
のうちサージタンク２″に次に遠い第２気筒Ａ２″から
の吸気管路８″を、水平横向きから前記第１接続部４″
の左右両側のうち内燃機関１″とは反対側の外側におい
て上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接
続し、そして、前記各接続部のうち内燃機関から遠い部
位に位置する第３接続部６″に、各気筒のうちサージタ
ンク２″に最も近い第３気筒Ａ３″からの吸気管路９″
を、水平横向きから前記第２接続部５″の左右両側のう
ち内燃機関１″とは反対側 の外側において上向きに湾曲
し更にクランク軸線の方向に湾曲して接続すると言う構
成にする。
【００３２】このように構成することによっても、各気
筒Ａ１″，Ａ２″，Ａ３″からの吸気管路７″，８″，
９″が、その途中でクロスすることを回避できるから、
これら各吸気管路７″，８″，９″の途中を互いに立体
的にクロスするように大きく湾曲することを必要としな
いのである。
筒Ａ１″，Ａ２″，Ａ３″からの吸気管路７″，８″，
９″が、その途中でクロスすることを回避できるから、
これら各吸気管路７″，８″，９″の途中を互いに立体
的にクロスするように大きく湾曲することを必要としな
いのである。
【図１】本発明における第１の実施例を示す平面図であ
る。
る。
【図２】図１のII−II視側面図である。
【図３】図１のIII −III 視側面図である。
【図４】本発明における第２の実施例を示す平面図であ
る。
る。
【図５】図４のＶ−Ｖ視側面図である。
【図６】図４のVI−VI視側面図である。
【図７】本発明における第３の実施例を示す平面図であ
る。
る。
【図８】図７のVIII−VIII視側面図である。
１，１ 内燃機関 Ａ１，Ａ１′，Ａ１″ 第１気筒 Ａ２，Ａ２′，Ａ２″ 第２気筒 Ａ３，Ａ３′，Ａ３″ 第３気筒 ２，２′，２″ サージタンク ３，３′，３″ スロットルボデー ４，４′，４″ 第１接続部 ５，５′，５″ 第２接続部 ６，６′，６″ 第３接続部 ７，８，９，７′，８′，９′，７″，８″，９″
吸気管路
吸気管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−168325（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−144814（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F02M 35/10 F02B 27/00
Claims (3)
- 【請求項１】三つの気筒を直列に備えた三気筒内燃機関
のうちクランク軸線の方向に延びる一方の長手側面側の
部位で且つ前記内燃機関における長手方向の一端部に近
い部位に配設したサージタンクを備え、更に、このサー
ジタンクに軸線をクランク軸線の方向に延びるように設
けた三つの接続部と、前記内燃機関における各気筒の各
々とを接続する三本の吸気管路を備えて成る慣性過給式
吸気装置において、 前記各吸気管路を内燃機関における一方の長手側面に対
して接続する一方、前記サージタンクを、前記各吸気管
路における前記一方の長手側面に対する接続部より高い
部位に配設し、このサージタンクにおける前記三つの接
続部を、クランク軸線の方向から見て下向きの三角形の
配列にし、この各接続部のうち上側で且つ内燃機関に近
い部位に位置する第１接続部に、前記各気筒のうちサー
ジタンクから最も遠い第１気筒からの吸気管路を、水平
横向きから上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾
曲して接続し、前記各接続部のうち下側の部位に位置す
る第２接続部に、各気筒のうちサージタンクに次に遠い
第２気筒からの吸気管路を、水平横向きから上向きに湾
曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接続し、そし
て、前記各接続部のうち上側で且つ内燃機関から遠い部
位に位置する第３接続部に、各気筒のうちサージタンク
に最も近い第３気筒からの吸気管路を、水平横向きから
前記第１接続部の左右両側のうち内燃機関とは反対側の
外側において上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に
湾曲して 接続したことを特徴とする三気筒内燃機関にお
ける慣性過給式吸気装置。 - 【請求項２】三つの気筒を直列に備えた三気筒内燃機関
のうちクランク軸線の方向に延びる一方の長手側面側の
部位で且つ前記内燃機関における長手方向の一端部に近
い部位に配設したサージタンクを備え、更に、このサー
ジタンクに軸線をクランク軸線の方向に延びるように設
けた三つの接続部と、前記内燃機関における各気筒の各
々とを接続する三本の吸気管路を備えて成る慣性過給式
吸気装置において、 前記各吸気管路を内燃機関における一方の長手側面に対
して接続する一方、前記サージタンクを、前記各吸気管
路における前記一方の長手側面に対する接続部より高い
部位に配設し、このサージタンクにおける三つの接続部
を、クランク軸線の方向から見て上向きの三角形の配列
にし、この各接続部のうち下側で且つ内燃機関に近い部
位に位置する第１接続部に、前記各気筒のうちサージタ
ンクから最も遠い第１気筒からの吸気管路を、水平横向
きから上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲し
て接続し、前記各接続部のうち上側の部位に位置する第
２接続部に、各気筒のうちサージタンクに次に遠い第２
気筒からの吸気管路を、水平横向きから上向きに湾曲し
更にクランク軸線の方向に湾曲して接続し、そして、前
記各接続部のうち下側で且つ内燃機関から遠い部位に位
置する第３接続部に、各気筒のうちサージタンクに最も
近い第３気筒からの吸気管路を、水平横向きから前記第
１接続部の左右両側のうち内燃機関とは反対側の外側に
おいて上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲し
て 接続したことを特徴とする三気筒内燃機関における慣
性過給式吸気装置。 - 【請求項３】三つの気筒を直列に備えた三気筒内燃機関
のうちクランク軸線の方向に延びる一方の長手側面側の
部位で且つ前記内燃機関における長手方向の一端部に近
い部位に配設したサージタンクを備え、更に、このサー
ジタンクに軸線をクランク軸線の方向に延びるように設
けた三つの接続部と、前記内燃機関における各気筒の各
々とを接続する三本の吸気管路を備えて成る慣性過給式
吸気装置において、 前記各吸気管路を内燃機関における一方の長手側面に対
して接続する一方、前記サージタンクを、前記各吸気管
路における前記一方の長手側面に対する接続部より高い
部位に配設し、このサージタンクにおける三つの接続部
を、クランク軸線の方向から見て横向き略一直線の配列
にし、この各接続部のうち内燃機関に近い部位に位置す
る第１接続部に、前記各気筒のうちサージタンクから最
も遠い第１気筒からの吸気管路を、水平横向きから上向
きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接続し、
前記各接続部のうち中央に位置する位置する第２接続部
に、各気筒のうちサージタンクに次に遠い第２気筒から
の吸気管路を、水平横向きから前記第１接続部の左右両
側のうち内燃機関とは反対側の外側において上向き に湾
曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接続し、そし
て、前記各接続部のうち内燃機関から遠い部位に位置す
る第３接続部に、各気筒のうちサージタンクに最も近い
第３気筒からの吸気管路を、水平横向きから前記第２接
続部の左右両側のうち内燃機関とは反対側の外側におい
て上向きに湾曲し更にクランク軸線の方向に湾曲して接
続した ことを特徴とする三気筒内燃機関における慣性過
給式吸気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12153595A JP3140660B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 三気筒内燃機関における慣性過給式吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12153595A JP3140660B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 三気筒内燃機関における慣性過給式吸気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08312479A JPH08312479A (ja) | 1996-11-26 |
| JP3140660B2 true JP3140660B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=14813656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12153595A Expired - Fee Related JP3140660B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 三気筒内燃機関における慣性過給式吸気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3140660B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200479695Y1 (ko) | 2015-06-10 | 2016-03-07 | 김명식 | 레이저 포인터를 위한 어태치먼트 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2655847B1 (en) * | 2010-12-22 | 2017-05-31 | Ticona LLC | Fiber reinforced shaped articles and process for making same |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP12153595A patent/JP3140660B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200479695Y1 (ko) | 2015-06-10 | 2016-03-07 | 김명식 | 레이저 포인터를 위한 어태치먼트 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08312479A (ja) | 1996-11-26 |
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