JP3140068B2 - クリーニング方法 - Google Patents

クリーニング方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーニング方法に係
り、特に酸化シリコン系被膜を効率的に除去できると共
にクリーニング効率を可及的に向上させることができ
リーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイスの製造工程にお
いては、被処理体である半導体ウエハ上にポリシリコン
(Poly−Si)系被膜、シリコンナイトライド(S
iN)系被膜、酸化シリコン(SiO2 )系被膜等を減
圧CVD装置、常圧CVD装置等によって成膜すること
が行われている。例えばSiO2 系被膜を例にとると、
このSiO2 系被膜の成膜工程では、石英等からなる処
理容器の外側壁部を囲繞するごとく加熱用ヒータを配置
して構成された熱処理装置が一般的に知られており、例
えば所定の温度に保持された処理容器内にウエハボート
に収容された多数枚の半導体ウエハをローディングした
後、SiH4 やO2 等の反応性ガスを処理容器内に導入
することによって、SiO2 系被膜の成膜処理が行われ
る。ここで、ウエハボートのロード、アンロードは、通
常、成膜処理温度近傍の温度に保持された処理容器に対
して行われる。
【0003】ところで、上記したような成膜工程を実施
すると、熱処理装置の処理容器内壁面上やその他のウエ
ハボートなど石英治具類等にもSiO2 系被膜が被着す
ることになる。この処理容器等に被着したSiO2 系被
膜は、膜厚が増加すると剥離して飛散し、半導体ウエハ
に付着して半導体ウエハの歩留り低下要因等となる。そ
のため、従来にあっては、一定の頻度で処理容器内の温
度を常温付近まで下げた後、処理容器や石英治具類を取
り外し、ウェット洗浄することによってSiO2 系被膜
を除去することが一般に行われていた。しかしながら、
上述したようなウェット洗浄による熱処理装置のクリー
ニング方法では、処理容器内温度の昇降温や処理容器等
の取り外し等に伴う装置停止時間が非常に長くなるた
め、熱処理装置の稼働効率を低下させてしまうという問
題があった。また、熱処理装置においてもロードロック
システムのように、処理容器内やローディング部を常に
真空状態に保持するシステムが考えられているが、この
ような場合には、クリーニング対象物を容易に取り外す
ことができなくなるという問題があった。また、半導体
ウエハの大口径化に伴い装置自体が大型化した場合に
も、上記と同様な問題を有していた。そこで、最近にな
って上記問題点を解決するためのクリーニング方法とし
て、装置内にエッチングガスを流してプラズマを発生さ
せてクリーニングを行う方法が提案された。このクリー
ニング方法は、エッチングガスとしてCF4 、NF3
SF6 ガス等を処理容器内に流しプラズマを発生させる
ことにより、この内部に付着している被膜をエッチング
して除去するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したポ
リシリコン系被膜、シリコンナイトライド系被膜に対し
ては、クリーニングガスとして、例えばClF3 が使用
され、比較的良好な結果を得ていたが、このClF3
スは酸化シリコン系被膜に対しては有効であるとは考え
られておらず、そのため、酸化シリコン系被膜に対する
クリーニングガスとしては、例えばNF3 が通常使用さ
れプラズマを発生させてクリーニングが行われていた。
しかしながら、このNF3 ガスは反応性が高いために高
温で使用することは行われず、クリーニングは通常、比
較的低い温度で行われていた。そのため、高温、例えば
700℃前後で成膜処理を行う工程にあっては、NF3
ガスでクリーニングを行うためには、装置を自然放熱さ
せて装置内の温度を低い温度まで下げなければならず、
そのため、クリーニング操作に入るまでに長時間を要す
るのみならず、エッチングレートも低いためにクリーニ
ング操作自体も長時間行わなければならず、結果的に、
装置の稼働率を低下させるという問題があった。また、
ClF3 ガスを比較的低温で酸化シリコン系被膜に対す
るクリーニングに使用することも考えられるが、このC
lF3 ガスの反応性が高いために400℃以上で使用す
ることは従来行われてはおらず、また、このような温度
では充分なエッチングレートが得られないことから、酸
化シリコン系被膜に対するクリーニングガスとしては、
適当ではないと考えられていた。本発明は以上のような
問題点に着目して、これを有効に解決すべく創案された
ものである。本発明の目的は、クリーニング効率を向上
させることにより、装置の稼働効率を可及的に向上でき
るクリーニング方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来、酸化シ
リコン系被膜に対するクリーニングガスとしては不適当
と考えられていたClF3 ガスを比較的高温で適用する
ことにより、酸化シリコン系被膜を効果的にエッチング
することができる、という知見を得ることによりなされ
たものである。本発明は、上記問題点を解決するため
に、処理容器を密閉するためのキャップ部上に配置され
て前記処理容器内にロードされた治具に収容されている
被処理体に対して、600℃以上850℃以下の成膜処
理温度にてSiO2 系被膜の成膜処理をした後に、前記
処理容器から前記治具をアンロードし、前記治具に収容
されている前記被処理体を前記治具からキャリア内に移
載し、前記キャップ部を上方に移動させて前記治具を前
記処理容器内にロードするとともに、前記処理容器内を
密閉し、前記処理容器内を600℃以上850℃以下
あってSiO2 系被膜の成膜処理温度に維持した状態
で、前記処理容器内にClF3 を含むクリーニングガス
を供給し、前記処理容器の内部表面と前記治具に付着し
たSiO2 系被膜を除去するようにし、もってクリーニ
ングを効率的に行うようにしたものである。
【0006】
【作用】本発明のクリーニング方法においては、半導体
ウエハにSiO2 系被膜を成膜するに必要とされる45
0℃以上の比較的高い温度、例えば630℃くらいに処
理容器内の温度を保持した状態で、ClF3 ガスを例え
ば窒素などの不活性ガスで適当な濃度、例えば20%に
希釈してなるクリーニングガスを処理容器内に流す。こ
れにより、この容器内に付着堆積していたSiO2 系被
膜は効率良くエッチングされ除去されることになる。特
に、半導体ウエハにSiO2 を成膜処理する処理温度と
エッチング操作を行うときの温度とがほぼ同じ、或は温
度差があっても僅かであることから、処理容器内温度を
殆ど変える必要がなく、成膜工程とクリーニング工程と
を待ち時間なく連続的に行うことができる。従って、ク
リーニング操作にともなう装置の成膜停止時間を最小限
にすることができる。この場合、クリーニングガスをパ
ルス的に間欠させるように供給してもよいし、クリーニ
ングガスの供給と同時に処理容器内に超音波を印加させ
るようにしてもよいし、更には、処理容器内にその長手
方向に延びるガス導入管の多数のガス吐出口より各被処
理体に略均一のガス量となるように供給してもよい。
【0007】
【実施例】以下に、本発明をバッチ式縦型熱処理装置の
クリーニングに適用した実施例について、添付図面を基
に説明する。図1に示すように縦型熱処理装置1は、2
重管構造になされた処理容器2を有しており、この処理
容器2は、例えば石英によって形成された外筒3と、こ
の外筒3内に同心的に所定の間隔を設けて収容された、
例えば石英よりなる内筒4とから主に構成されている。
また、処理容器2の外周には、この処理容器2を囲むよ
うに加熱ヒータ5および図示省略した断熱材等が配置さ
れている。上記処理容器2の下方の開口部は、円盤状の
キャップ部6により密閉されるように構成されている。
このキャップ部6には、図示しない磁性流体シール等に
より回転自在に気密に支持された回転軸30が挿通され
ており、この回転軸30の上端には、保温筒を載置した
プレート31が取り付けられている。このプレート31
上に設置された保温筒7の上方に、被処理体である複数
の半導体ウエハ8が所定のピッチで積層して収容され
た、例えば石英からなる治具としてのウエハボート9が
搭載されることになる。これらウエハボート9、保温筒
8及びキャップ部6は、図示省略した昇降機構によっ
て、一体となって処理容器2内にローディングされるこ
とになる。
【0008】また、処理容器2の下端部には、ガス導入
管10がガス吐出部10aを内筒4内に直線的に突出さ
せて設けられている。上記ガス導入管10には、反応ガ
ス供給系11とクリーニングガス供給系12とが接続さ
れており、これらの切り替えはバルブ13、14により
行われる。上記クリーニングガス供給系12は、エッチ
ングガス源であるClF3 ガス供給部15と、希釈用の
キャリアガス、例えばN2 ガスを供給するN2 ガス供給
部16とを有しており。それぞれガス流量調整器である
マスフローコントローラ17、18及びバルブ18、2
0等を介してガス導入管10に接続されている。そし
て、上記マスフローコントローラ17、18で、ClF
3 ガス及びN2 ガスそれぞれの供給流量を調節すること
によって、ClF3 の濃度が所定の濃度に希釈されたク
リーニングガスがガス導入管10側に供給される。ま
た、ClF3 ガス供給部15側の配管系21には、加熱
手段例えばテープヒータ22が巻き付けて設けられてお
り、沸点11.75℃のClF3 ガスが配管内で再液化
することを防止している。また、処理容器2内にガス導
入管10を介して導入されたガスは、処理容器2の下端
部の外筒3と内筒4との間隙に開口された排気管23を
介して真空ポンプ24へと排出しうるようになってい
る。ここで、上記真空ポンプ24としては、オイルフリ
ーのドライポンプを用いることが好ましい。これは、ク
リーニングガスとしてClF3 を用いるため、ウエット
ポンプを使用するとポンプオイルの劣化やオイル中に混
入した塩素やフッ素によるポンプ自体の劣化を生ずる可
能性が高いからである。また、ポンプ24からの排出系
には、これより排出されたClF3 を含むガス中から有
害、危険なガス成分を除去するために除害装置25が設
けられており、この除害装置25には、有害、危険なガ
ス成分を吸着または分解するための薬剤が入った筒26
が収容されている。
【0009】次に、以上のように構成された縦型熱処理
装置を用いた酸化シリコン系被膜の生成工程と、処理容
器内のクリーニング工程について説明する。まず、酸化
シリコン系被膜の成膜工程について説明する。酸化シリ
コン系の成膜処理を行うための成膜処理温度、例えば6
00−850℃程度の温度に加熱された処理容器2内
に、多数枚の大きさ例えば8インチ径の被処理体として
の半導体ウエハ8を収容したウエハボート9をローディ
ングし、キャップ部6によって処理容器2内を密閉す
る。次いで、処理容器2内を例えば1×10-3Torr
程度に減圧した後、SiH4 、O2 や有機シランとして
のアルコキシシラン等の処理ガスをガス導入管10から
所定流量供給し、例えば1.0Torr程度の真空度に
保持しながら、半導体ウエハ8への酸化シリコン系被膜
の成膜処理を行う。この際、クリーニングガス供給系1
2側の切り替えバルブ14は、閉状態とされている。こ
のようにして成膜処理を終了した後は、水素パージや窒
素パージ等を行って、処理容器2内の処理ガスを除去し
て、無害な雰囲気に置換して常圧状態とした後、ウエハ
ボート9を上記処理容器2からアンロードする。この
際、処理容器2内の温度は、上記成膜処理温度に維持す
る。
【0010】次に、キャップ部6上のウエハボートを移
載又はウエハボート内ウエハをウエハキャリア内に移載
したのちキャップ部6を上方に移動させて処理容器2内
を密閉し、容器内温度は上記処理温度をそのまま維持す
るか、あるいは若干下げて、例えば620℃前後に維持
し、処理容器2内にクリーニングガスをガス導入管10
から供給し、処理容器2の内部表面およびウエハボート
等に付着した酸化シリコン系被膜のクリーニング処理を
行う。この時、処理容器2内は、真空ポンプ24をコン
トロールすることにより、約5Torr以下の圧力に設
定する。また、クリーニング中にあっては、クリーニン
グガス中のClF3 濃度が約20%前後になるように、
ClF3 ガスおよびN2ガスのそれぞれの供給流量をマ
スフローコントローラ17、18により調節する。図2
は、ポリシリコンと酸化シリコンのエッチングレートの
圧力依存性を示すグラフである。これによれば、圧力を
1Torrから3Torrに増加するにしたがって、ポ
リシリコンのエッチングレートは低下するが、これに対
して酸化シリコンのエッチングレートは増加することが
判明した。
【0011】また、図3は酸化シリコンのエッチングレ
ートの処理容器内ポジションに対する依存性を示したも
のである。図3の結果を求めた実験例は、処理容器とほ
ぼ同じ高さ、例えば約100cmの図4に示すごとき下
端部を折り曲げた石英ロッド35に、所定間隔、例えば
20cmごとに試料としての酸化シリコン被膜が形成さ
れた試験片ウエハ36を複数個取り付け、このようなロ
ッド35を内筒4の内壁および内筒4と外筒3との間の
間隙にそれぞれ設置して、処理容器内にクリーニングガ
スを流すことにより行われた。このときのクリーニング
条件については、処理容器内温度は約620℃、容器内
圧力は約1.0Torrに設定し、クリーニングガスは
ClF3 を700SCCM、N2 ガスを2800SCC
Mを混合して構成し、ClF3 濃度は約20%である。
また、クリーニング操作時間は1分間であった。試料と
しての酸化シリコン系被膜としては、熱酸化処理により
成膜されたTh−SiO2 とアルコキシラン(Si(O
254 )を用いたCVDによって成膜されたTE
OS−SiO2 の両者について行った。図3によれば、
容器内下端部の処理容器ポジション20を除き、エッチ
ングレート2000−4000オングストローム/mi
nを示しており、特に、TEOS−SiO2 に対しては
エッチングレート3000−4000オングストローム
/minが得られた。この値は、従来のNF3 ガスを使
用した場合のエッチングレートよりもはるかに大きい値
である。このように、上記クリーニング条件において、
ClF3 ガスを酸化シリコン系被膜に対するクリーニン
グガスとして使用すれば、効率のよいクリーニング操作
を行うことができることが判明した。この実験例では、
ClF3 ガスをN2 ガスにより希釈して、20%の濃度
としたが、この濃度を適度に変えてもよいことは勿論で
ある。このようにClF3 ガスを用いて酸化シリコン系
被膜のクリーニング操作を行う場合には、処理容器2内
の温度を半導体ウエハのSiO2 系被膜の成膜処理を行
うときとほぼ同じ温度、例えば約620℃でクリーニン
グ操作を行うことができるので、成膜工程からクリーニ
ング工程へ移行する際に、処理容器内の温度をほとんど
昇降温する必要がないので、或は処理容器内の温度を昇
降温させるとしても昇降温させるべき温度差は僅かなの
で、これら両工程を時間的に連続的に行うことができ
る。また、図5はClF3 を700SCCM、N2 ガス
を2800SCCM流して容器内圧力を1Torrに維
持してクリーニング処理を行った場合の温度とエッチン
グレートとの関係を示し、温度が500℃では600オ
ングストローム/minのエッチングレートが取れ、温
度400℃ではエッチングレートが小さすぎるため実用
的でなく、従って、温度は450℃以上であることが望
ましい。
【0012】尚、上記実施例においては、クリーニング
ガスを連続的に供給したが、これに限らず例えばクリー
ニングガスをパルス的乃至間欠的に供給するようにして
もよいし、また、処理容器内で適宜クリーニングガスの
乱流が生じるように供給しても良い。また、上記実例に
あっては、ガス導入管13は処理処理容器2内へ直線的
に挿通された構造となっているが、これに限定されず、
例えばこのガス導入管を容器内で上方に折り曲げて起立
させ、その長手方向に沿って多数のガス吐出口を設ける
ことにより、各ウエハにガスを均一に供給できるように
なした構造としても良い。更に、上記実施例において、
処理容器内への少なくともクリーニングガスの供給期
間、処理容器に超音波を印加すると、クリーニング操作
を更に迅速に行うことができる。さらには、この超音波
の印加の際に強弱をつけると、更に迅速なクリーニング
が可能となる。また、上記実施例においては、成膜処理
に本発明方法を適用した場合について説明したが、除去
処理、例えば、エッチング処理、アッシング処理等によ
り処理容器内に酸化シリコン系被膜が付着した場合にも
適用できるのは勿論である。
【0013】
【発明の効果】以上要するに、本発明方法によれば、処
理容器内の内壁やウエハボート等の治具に付着した酸化
シリコン系被膜を除去して容器をクリーニングする際
に、450℃以上の比較的高温状態でClF3 ガスによ
りエッチングしてクリーニングするようにしたので、従
来に比較して酸化シリコン系被膜のエッチングレートを
向上させることができるのみならず、酸化シリコン系成
膜工程とクリーニング工程とを時間的に損失することな
く連続的に行うことができる。従って、クリーニング操
作を短時間で、効率良く実施できるので、熱処理装置の
稼働効率を可及的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するために使用した縦型熱処
理装置を示す概略図である。
【図2】ポリシリコンと酸化シリコンのエッチングレー
トの圧力依存性を示すグラフである。
【図3】酸化シリコンに対するClF3 による処理容器
クリーニング結果を示すグラフである。
【図4】図3に示す実験例にて使用した試験片ウエハを
取り付けた石英ロッドを示す図である。
【図5】温度とエッチングレートとの関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】 2 処理容器 3 外筒 4 内筒 8 被処理体(半導体ウエハ) 9 ウエハボート 11 反応ガス供給系 12 クリーニングガス供給系 15 ClF3 ガス供給部 16 N2 ガス供給部 25 除害装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/31 H01L 21/304

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器を密閉するためのキャップ部上
    に配置されて前記処理容器内にロードされた治具に収容
    されている被処理体に対して、600℃以上850℃以
    の成膜処理温度にてSiO2 系被膜の成膜処理をした
    後に、前記処理容器から前記治具をアンロードし、 前記治具に収容されている前記被処理体を前記治具から
    キャリア内に移載し、 前記キャップ部を上方に移動させて前記治具を前記処理
    容器内にロードするとともに、前記処理容器内を密閉
    し、 前記処理容器内を600℃以上850℃以下であってS
    iO2 系被膜の成膜処理温度に維持した状態で、前記処
    理容器内にClF3 を含むクリーニングガスを供給し、
    前記処理容器の内部表面と前記治具に付着したSiO2
    系被膜を除去するようにしたことを特徴とするクリーニ
    ング方法。
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