JP3133842B2 - 多層配線構造の製造方法 - Google Patents

多層配線構造の製造方法

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JP3133842B2 JP28180292A JP28180292A JP3133842B2 JP 3133842 B2 JP3133842 B2 JP 3133842B2 JP 28180292 A JP28180292 A JP 28180292A JP 28180292 A JP28180292 A JP 28180292A JP 3133842 B2 JP3133842 B2 JP 3133842B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置において使用
する多層配線構造に関するもので、特にヴィア孔をプラ
グで埋め込み、かつヴィアを通ずる電流経路から異種金
属界面を排除することによって高い信頼性が得られる多
層配線構造を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デザインルール1μm程度以上の
LSIで使用されていた多層配線構造における金属配線
は、単層のアルミニウムまたはその合金膜を所要のパタ
ーンに加工することによって形成していた。また多層配
線構造において下層の金属配線と上層の金属配線とを接
続するには、下層金属配線を形成し、その上に層間絶縁
膜を形成し、この層間絶縁膜にヴィア孔を形成した後、
このヴィア孔内および層間絶縁膜の上に同時に金属膜を
堆積形成し、さらにこの金属膜を所要のパターンに加工
して上層金属配線を形成していた。
【0003】しかしながら、半導体装置の微細化が進
み、デザインルールが1μmよりも小さい微細なLSI
においては、このような方法で形成した金属配線では特
にストレスマイグレーションによって信頼性が低下する
という問題が生じるようになった。このような問題を解
決するために、例えばK. Katto, S. Shimizu, Proceedi
ngs of ECS Symposia, Vol.89-6, p.26, 1989 (文献
1)には、アルミニウム合金膜と、TiW, TiN, MoSix
どの高融点金属合金膜とをそれぞれ1層以上積層した金
属膜を加工して配線を形成する方法が提案されており、
またH. Yamamoto,S. Fujii, T. Kakiuchi, k. Yano and
T. Fujita, Technical Digest of International Elec
tron Device Meeting (Washington, D.C., December 6-
9), p.205,1987(文献2)にはアルミニウム合金膜を細
線に加工し、その上面および側面をWなどの高融点金属
膜で被覆して金属配線を形成する方法が提案されてい
る。このような方法で形成された金属配線構造は高い信
頼性を持つことが知られており、デザインルール0.8 μ
m程度以下のLSIではこれらの技術の採用が必須のも
のとなると考えられている。
【0004】また、デザインルール1μm以上のLSI
に採用されていた従来の方法では、ヴィアにおける接続
が良好に行われず、歩留りおよび信頼性が低下するとい
う問題があった。すなわち、上層金属配線を構成する金
属膜の堆積には段差被覆性に乏しいスパッタ法が採用さ
れることが通例であるため、ヴィア孔側壁に堆積される
金属膜が薄くなり、この部分で断線が生じ易くなるとい
う問題があった。
【0005】これに対してヴィア孔を順テーパ形状とす
る方法や、上層金属配線となるアルミニウム合金膜堆積
時の基板温度を制御することによって段差被覆性を向上
させる方法などが、例えばS. R. Wilson et al, Procee
ding of the Seventh International IEEE VLSI Multi
level Interconnection Conference, p.42, 1990(文献
3)において提案されている。しかし、これらの技術は
デザインルール0.6 μm程度以下のLSIへの適用は困
難である。
【0006】このためデザインルール0.6 μm程度以下
のLSIでは、ヴィア孔内にプラグを埋め込んで平坦化
した表面に金属薄膜を堆積し、これを上層金属配線に加
工する方法が主流になるものと考えられている。このよ
うなプラグ形成方法としては、上述した文献3におい
て、選択CVDによってヴィア孔内にのみWを堆積する
方法が提案されており、またC. A. Bollinger et al, P
roceeding of the Seventh International IEEE VLSI M
ultilevel Interconnection Conference, p.21, 1990
(文献4)には、ヴィア孔内および層間絶縁膜上にTiW
等のバリアメタルとなる金属膜を堆積し、その上の全面
にW膜を堆積し、その後層間絶縁膜上のW膜を選択的に
除去する方法が提案されている。
【0007】図1は従来からデザインルール0.6 μm程
度のLSIに適用可能な多層配線構造として提案されて
いる従来例を示す断面図である。シリコン基板1の上に
下地絶縁膜2が堆積形成されている。下層金属配線3は
Al合金膜3−2と、その上に形成したTiW 膜3−3とが
積層された構造を持ち、上層金属配線7はAl合金膜7−
1と、TiW 膜7−2とが積層された構造を持っており、
何れもデザインルール0.6 μm程度のLSIにおいて使
用可能な信頼性を有している。また、ヴィア孔5はWプ
ラグ8で埋め込まれており、ヴィアの接続歩留りおよび
信頼性もやはり少なくともデザインルール0.6 μm程度
のLSIにおいては使用可能なレベルにある。
【0008】図2は図1に示した従来の多層配線構造を
製造する従来の方法の順次の工程における構成を示す断
面図である。先ず、図2Aに示すように、シリコン基板
1の表面に下地絶縁膜2を形成し、さらにこの絶縁膜の
上に、例えばスパッタ法によってAl合金膜3−2を300
〜800 μmの厚さに堆積し、続いて、例えば同じくスパ
ッタ法でTiW 膜3−3を20〜100nm の厚さに堆積する。
【0009】次に、図2Bに示すように前記のAl合金膜
3−2 およびTiW 膜3−3が積層された金属膜を所要
のパターンに加工して下層金属配線3を形成した後、層
間絶縁膜4を形成する。この層間絶縁膜4は、例えばプ
ラズマCVD法によるSiO2膜とスピンオングラス(以下
SOGと略記する)とを組み合わせて形成する。
【0010】続いて、図2Cに示すように層間絶縁膜4
にヴィア孔5を形成した後、例えばWF6 ガスとSiH4ガス
とを含む雰囲気中においてCVDを行うことによってヴ
ィア孔5内にのみ選択的にW膜を堆積し、Wプラグ8を
形成した状態を図2Dに示す。
【0011】最後に、例えばスパッタ法でAl合金膜7−
1を400 〜1000nmの厚さに堆積し、続いて同じくスパッ
タ法でTiW 膜7−2を20〜100nm の厚さに堆積する。そ
して、Al合金膜7−1とTiW 膜7−2とが積層された金
属膜を所望のパターンに加工して上層金属配線7を形成
した状態を図2Eに示す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図1に示した従来の多
層配線構造においては、下層金属配線3とプラグ8との
間にAl合金膜3−2/TiW 膜3−3と、TiW 膜3−3/
Wプラグ8との2種類の異種金属界面が現れ、Wプラグ
8と上層金属配線7との間には、Wプラグ8/Al合金膜
7−1の異種金属界面が現れることになる。これらの異
種金属界面の存在はヴィアの電気特性の悪化の原因にな
る。例えば、ヴィアコンタクト抵抗はAl合金同士の接触
によってヴィアが形成された場合に比べて高くなること
が、例えば上述した文献3に記載されている。
【0013】一方、ヴィアの信頼性は、ヴィア孔内にプ
ラグが埋め込まれ、平坦化した表面に上層金属配線に加
工される金属薄膜が形成されるため、ヴィア孔内側壁で
上層金属配線が極端に薄くなることによるコンタクトの
劣化は防止され、プラグを用いない場合に比べて遙かに
改善されることになることが、例えばF. Matsuoka eta
l, IEEE Transactions on Electron Devices, Vol.37,
No.3, p.562, 1990(文献5)に記載されている。しか
し、異種金属界面の存在によって、電流が流れるときの
配線中の物質移動の不連続性が発生し、エレクトロマイ
グレーションに対する信頼性は、平坦基板上の配線に比
較して遙かに低くなってしまうことが、例えばT. Kwok
et al, Proceeding of the Seventh International IEE
E VLSI Multilevel Interconnection Conference, p.10
6, 1990 (文献6)に記載されている。すなわち、例え
ば下層金属配線側から上層金属配線側に電流が流れる場
合、先ず第1に電子流に沿って上層金属配線7のAl合金
膜7−1中を流れてきたAl原子の移動がヴィア部のWプ
ラグ8/Al合金膜7−1界面において妨げられる。その
結果、ヴィア付近の上層金属配線7中に蓄積され、図3
に示すようにヒロック9を生ずることになる。一方、ヴ
ィア付近の下層金属配線3中にはボイド10が発生する
ことになる。その理由は異種金属界面の存在によって上
層金属配線7からのAl原子の供給が妨げられるにも拘ら
ず、下層金属配線3のAl合金膜3−2中では電子流に沿
ったAl原子の移動が起きるからである。このようなヒロ
ック9やボイド10は配線間の短絡や配線の断線、抵抗
増加の原因になる。
【0014】また、同様に金属配線のAl合金膜中に添加
したSi, Cuなどの不純物の移動にも、異種金属界面の存
在によって不連続性が発生し、その濃度の不均一性が発
生する。Si移動の不連続性はヴィアコンタクト抵抗の増
大に繋がることが、例えば上述した文献4に記載されて
いる。また、Cuの移動の不連続性は、この濃度が低下し
た部分でのエレクトロマイグレーション信頼性の低下に
繋がることが、例えば文献6に記載されている。このた
め、デザインルール0.5 μm程度以下のLSIにおいて
は、図1に示したような従来の多層配線構造では、ヴィ
ア抵抗の増大によって動作速度の低下が生じたり、ヴィ
ア部のエレクトロマイグレーションによって信頼性の低
下が生じるなどの問題が顕著になる。
【0015】本発明の目的は、上述した従来の多層配線
構造が持っている種々の問題を解決し、デザインルール
0.5 μm程度以下の微細なLSIに適用した場合にも、
ヴィア抵抗の増大による動作速度の低下やエレクトロマ
イグレーション信頼性の低下を引き起こすことがない多
層配線構造を高い歩留りで製造することができる方法を
提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による多層配線構
造の製造方法は、第1のアルミニウムまたはアルミニウ
ム合金膜を主体とする金属膜を所要のパターンの細線に
加工する工程と、この細線上にアルミニウムまたはアル
ミニウム合金からなるプラグを形成する工程と、この細
線の上面および側面に高融点金属または高融点金属合金
膜を被覆し、下層金属配線を形成すると同時に、前記プ
ラグの少なくとも側面に高融点金属または高融点金属合
金膜を被覆する工程と、この下層金属配線およびプラグ
上に、前記プラグの少なくとも上面が露出するように層
間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜上に第2の
アルミニウムまたはアルミニウム合金膜を形成する工程
とを含むことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】このような本発明による方法によって製造した
多層配線構造においては、下層金属配線がアルミニウム
またはアルミニウム合金膜と、その上面および側面が高
融点金属または高融点金属合金膜で覆われているととも
にヴィア孔内に形成されたアルミニウムまたはその合金
から成るプラグの側面も高融点金属または高融点金属合
金膜で覆われた構造を持っているので、特にストレスマ
イグレーションに対して高い信頼性を有するものとな
る。また、ヴィア孔内のプラグと下層金属配線と前記プ
ラグとの接続およびプラグと上層金属配線との接続が、
何れもアルミニウム同士またはアルミニウム合金同士ま
たはアルミニウムとアルミニウム合金との接触によって
成されているため、ヴィア部にヴィア特性を損なうよう
な異種金属界面が存在することはない。したがって、ヴ
ィア抵抗の増大も起こらず、またエレクトロマイグレー
ション信頼性の低下も起こらない。本発明によればこの
ように優れた特性を有する多層配線構造を高い歩留りを
以て製造することができる。
【0018】
【実施例】図4は本発明に至る過程において案出された
多層配線構造の構成を示す断面図である。本例におい
て、図1に示した従来の多層配線構造と同一の部分につ
いては同一の符号を付して示す。本例においては、TiW
膜3−1の上にAl合金膜3−2が積層された下層金属配
線3と、Al合金膜7−1の上にTiW 膜7−2が積層され
た上層金属配線7とを、Alプラグ6で接続する。本例の
多層配線構造においては、下層金属配線とプラグとの接
続は、Al合金膜3−2とAlプラグ6との接触によって行
われ、プラグと上層金属配線との接続は、Alプラグ6と
Al合金膜7−1との接触によって行われることになり、
ヴィア部において異種金属界面が存在していない。
【0019】図4では省略されているが、シリコン基板
1内およびその表面には拡散層、ゲート電極などの半導
体装置として必要な構造が形成されている。また、同様
に省略されているが、下地絶縁膜2の必要な位置にはコ
ンタクトホールが形成されており、下層金属配線3と拡
散層もしくはゲート電極或いは他の構造とを接続するコ
ンタクト構造が形成されている。また、下層金属配線3
よりさらに下層に他の金属配線もしくは多結晶シリコン
やシリサイド等から成る配線が形成されている場合もあ
る。この場合には、下層金属配線3とそれよりも下層の
配線とを接続する構造が形成されている。また、上層金
属配線7の上にさらに新たな層間絶縁膜および金属配線
をそれぞれ1層またはそれ以上積層することもできる。
【0020】図4では、下層金属配線3および上層金属
配線7を共にAl合金膜および高融点金属合金であるTiW
膜とを積層した構造としたが、下層金属配線の最小寸法
に比較して上層金属配線の最小線巾が大きく、例えばAl
合金単層膜を使用しても信頼性の点で問題が生じない場
合には、上層金属配線7はAl合金単層膜とすることもで
きる。具体的には上層金属配線7の最小寸法が1.0 μm
程度以上であれば単層膜を使用することができる。勿
論、上層金属配線7の最小寸法が0.8 μm程度以下であ
る場合には、図4に示すように上層金属配線7を、Al合
金膜7−1と高融点金属合金膜7−2とを積層した構造
とするか、または後述するように上面および側面を高融
点金属もしくはその合金膜で被覆した構造とすること
が、上層金属配線の信頼性を確保する上で好ましい。
【0021】下層金属配線3のTiW 膜3−1はスパッタ
法によって形成することができる。このTiW 膜3−1は
下層金属配線3と、例えば拡散層との間のコンタクト界
面における好ましくない反応の発生を防止するためのバ
リアメタルとしての役目を果たすとともに、下層金属配
線3の信頼性を向上させる機能を有するものである。Ti
W 膜以外の他の高融点金属合金膜、例えばTiN, WN, TiO
N などを使用することも、高融点金属膜、例えばW, Ta
などを用いることもできる。また、単層膜だけでなく、
例えばコンタクト抵抗を低減するためにTi膜と、TiW 膜
と、TiW 膜とAl合金膜3−2との反応を防止するための
WN膜とを積層した多層膜を使用することもできる。TiW
膜7−2もスパッタ法によって形成することができる。
このTiW膜7−2は、上層金属配線7のパターン形成を
精密にさせる機能を持たせるために露光光に対する反射
率を減少させる反射防止膜としても役目を果たすととも
に、上層金属配線7の信頼性を向上させる役目も有して
いる。さらに、このTiW膜7−2についても上述したTiW
膜3−1と同様に他の膜を使用することも、多層膜を
使用することもできる。
【0022】Al合金膜3−2は、例えばスパッタ法によ
って形成することができ、例えばこれにCuを添加するこ
とが下層金属配線3の信頼性を向上する上で好適であ
る。この場合のCuの添加量の範囲は0.1 〜5 重量% 程度
であり、信頼性向上の効果と加工性とのバランスから見
て0.5 重量% 程度とするのが最適である。このCu以外の
信頼性向上に有効な元素、例えばTi, Pd, Hf, B などを
添加することもできる。また、Siを0.5 〜2 重量% 程度
添加することも可能である。一方、不純物を全く添加し
ないAl膜をAl合金膜の代わりに使用することもできる。
しかし、この場合にはAl膜の堆積方法および条件を十分
に検討し、高い信頼性を得るに足る良好な膜質を確保す
ることが重要である。この他に使用可能な堆積方法とし
てはCVD法がある。さらに、Al合金膜7−1について
もAl合金膜3−2と同様の堆積方法および材料を使用す
ることができる。Al合金膜3−2やAl合金膜7−1は同
一の材料であっても異なる材料であっても良い。
【0023】Alプラグ6は、例えばジメチルアルミニウ
ムハイドライド(dimethylaluminumhydride 以下DMAHと
称する) を原料とするCVD法で形成することができ
る。他にも使用可能な原料ガスとしては、トリイソブチ
ルアルミニウム(triisobutylaluminum) 、トリメチルア
ミンアラン(trimethylamine Alane)、ジメチルエチルア
ミンアラン(dimethylethylamine Alane)、トリエチルア
ルミニウムとジメチルアルミニウムハイドライドとの分
子間化合物などがある。Al合金膜3−2および7−1な
らびにAlプラグ6は全て同一の添加物を含み、同一の結
晶構造を持つ場合に多層配線構造の信頼性は最も高くな
ると考えられるので、プラグにも、例えばCuを添加する
ことが望ましい。しかしながら、CVD法においては、
少なくとも現在の技術ではCuを添加することは困難であ
る。しかし、Cuは熱処理によってAl中を容易に拡散する
ため、たとえプラグ形成にCVDを使用し、Cuの添加を
行わなかった場合にも、例えばAl合金膜3−2および7
−1にCuを含ませ、Al合金膜7−1を堆積形成した後、
例えば400 ℃で熱処理を行えばプラグ中にもCuが添加さ
れ、高い信頼性が得られることになる。ただし、プラグ
内へCuを均一に供給するためには、Al合金膜3−2およ
び7−1の双方にほぼ同濃度のCuを含むAl合金膜を使用
することが望ましい。このように信頼性向上のための添
加物としてCu以外の元素を使用した場合も同様である。
もっとも、将来の技術の進歩によって信頼性向上に有効
な元素の添加を行ったAl合金のCVD堆積が可能になれ
ば、プラグ形成時にCuなどの元素の添加を行うことが望
ましい。
【0024】層間絶縁膜4は、例えばプラズマCVD法
によるSiO2膜と、SOG とを組み合わせて形成することが
できる。
【0025】図5A〜5Eは図4に示した多層配線構造を製
造する方法の順次の工程における構造を示す断面図であ
る。先ず、図5Aに示すように、シリコン基板1の表面
に下地絶縁膜2を形成し、さらにその上に、例えばスパ
ッタ法によって50〜300 nmの膜厚にTiW 膜3−1を形成
し、続いて同じくスパッタ法によってAl合金膜3−2を
300 〜800nm の膜厚に形成する。
【0026】次に、前記TiW 膜3−1とAl合金膜3−2
とが積層された金属膜を所要のパターンに加工して下層
金属配線3を形成し、さらにその上に層間絶縁膜4を形
成した状態を図5Bに示す。配線パターンの形成は、例
えば露光装置を用いてレジストパターンを形成した後、
塩素系のガスを用いた反応性イオンエッチング(以下R
IEと略記する)によってレジストパターン外のAl合金
膜3−2を除去し、続いてフッ素系のガスを用いたRI
Eによってレジストパターン外のTiW 膜3−1を除去
し、さらにレジストパターンを除去することによって行
うことができる。
【0027】層間絶縁膜4は、例えばプラズマCVD法
によって300nm のSiO2膜を堆積し、SOG 膜を平坦部にお
いて300nm の厚さに塗布し、必要な熱処理を行った後
に、再びプラズマCVD法によって厚さ200nm のSiO2
を堆積することによって形成することができる。さらに
微細なLSIに適用可能な方法としては、例えばテトラ
エトキシシラン(以下TEOSと略記する)と酸素とを
原料としたプラズマCVD法によって膜厚が100nm のSi
O2膜を堆積し、TEOSとオゾンとを原料とした常圧C
VD法によって膜厚1.0 μmのSiO2膜を堆積し、平坦部
のSiO2膜の膜厚が300nm になるまでエッチバックを行
い、再びプラズマCVD法によって膜厚500nm のSiO2
を堆積する方法もある。
【0028】続いて、図5Cに示すように層間絶縁膜4
にヴィア孔5を形成する。この工程は、例えば露光装置
を用いてレジストパターンを形成した後、フッ素系のガ
スを用いたRIEによってレジストパターン外の絶縁膜
を除去し、さらにレジストパターンを除去することによ
って行うことができる。このようにして形成したヴィア
孔5の側壁は試料主面に対してほぼ直角の角度を成すこ
とが、配線密度を上げるために望ましい。
【0029】次に、例えばDMAHを原料とするCVD法で
ヴィア孔5内にのみ選択的にアルミニウムを堆積するこ
とによってAlプラグ6を形成した様子を図5Dに示す。
このAlプラグ6は、例えば全面にAl膜を堆積した後に、
ヴィア孔外のAl膜を除去することによって形成すること
も可能であるが、プラグ6をCVD法による選択堆積で
形成すればヴィア孔外の膜を除去する工程が不要である
とともにヴィア孔側壁が試料主面に対して90°以上の角
度を成す場合においてもヴィア孔内にボイドを生ずるこ
とがなく選択堆積方法の方が有利である。ただし、選択
堆積には基板表面の高い清浄度が要求される。特に、ヴ
ィア孔5を形成するときに、層間絶縁膜4の膜厚のばら
つきやRIE速度のばらつきを補償するために行われる
オーバーエッチ時にAl合金膜3−2の表面が荷電粒子に
曝されることによって、その表面が酸化もしくはフッ化
されたり、スパッタされたアルミニウム原子がヴィア孔
側壁に酸化物やフッ化物の形で付着したりすることによ
る汚染には注意が必要である。この内のAl合金膜3−2
の表面の汚染に対しては、例えば図6に概念図を示すよ
うに、準備室20、CVD室21、RIE室22、スパ
ッタ室23が搬送室24によって連結されており、した
がって準備室20に搬入された試料、すなわちシリコン
ウエファを大気に取り出すことなく各室に移送すること
ができるように構成された製造装置を用い、先ずRIE
室22で、例えば塩素系ガスを用いた清浄化処理を行っ
た後、試料を大気中に取り出すことなくCVD室21へ
移送し、アルミニウムの堆積を行うのが好適である。
【0030】続いて、例えばスパッタ法によってAl合金
膜7−1を400 〜1000nmの厚さに堆積し、続いて、同じ
くスパッタ法によって20〜100nm の膜厚にTiW 膜7−2
を堆積する。そして最後にAl膜7−1およびTiW 膜7−
2とが積層された金属膜を所要のパターンに加工して上
層金属配線7を形成した状態を図5Eに示す。このよう
にして、図4に示した多層配線構造を製造することがで
きる。ここで、Al合金膜7−1の堆積をプラグ6とは別
の装置を用いて行う場合には、堆積直前に、例えばArイ
オンを用いたスパッタエッチングを行ってAlプラグ6の
表面に形成されたアルミナ膜(図には示していない)を
除去することが良好な電気的接触を得るために必要であ
る。一方、図6に示したような製造装置を使用する場合
には、CVD室21でAlプラグ6を形成した後、試料を
大気中に取り出すことなくスパッタ室23に移送し、Al
合金膜7−1を堆積することもできる。この場合、Alプ
ラグ6の表面には全くアルミナ膜が形成されないので、
より良好な接触が得られることになる。
【0031】図7は本発明に至る過程において案出した
多層配線構造の他の例の構成を示す断面図である。上述
した図4に示した例においては、下層金属配線3をTiW
膜3−1の上にAl合金膜3−2を積層して形成したが、
本例においてはAl合金膜3−2の上にTiW 膜3−3を積
層して下層金属配線3を構成している。そしてヴィア孔
5の部分においてTiW 膜3−3は除去されており、下層
金属配線とAlプラグ6との接続が、前記Al合金膜3−2
と前記Alプラグ6との接触によって成されている。その
他の構成は図4に示した例と同様である。
【0032】TiW 膜3−3は下層金属配線3のパターン
形成を精密に行うことを可能とするために、露光光に対
する反射率を減少させる反射防止膜としての機能を持つ
とともに、下層金属配線3の信頼性を向上させる機能を
持っている。本例においても、図4に示した例のTiW 膜
3−1と同様に、TiW 膜3−3の代わりに他の高融点金
属またはその合金膜を使用することができるとともに多
層膜を使用することもできる。
【0033】なお、図7においては、下層金属配線3と
してAl合金膜の上に高融点金属合金膜が積層された構造
のものを使用した例を示したが、例えば高融点金属合金
上にAl合金膜が積層され、さらにその上に高融点金属合
金膜が積層された構造のものを使用することができる。
【0034】さらに、図7に示す例では、下層金属配線
3および上層金属配線7の双方を、Al合金膜と高融点金
属合金膜とを積層して形成したが、下層金属配線の最小
寸法に比較して上層金属配線の最小線巾が大きく、信頼
性低下の問題が生じない場合には、上層金属配線7を、
例えばアルミニウム合金の単層を以て形成することもで
きる。
【0035】図8A〜8Eは図7に示した多層配線構造
を製造する順次の工程における構造を示す断面図であ
る。先ず、シリコン基板1の上に下地絶縁膜2を形成
し、さらにその上に、例えばスパッタ法によってAl合金
膜3−2を300 〜800nm の膜厚に堆積し、続いて同じく
スパッタ法によって20〜100nm の膜厚のTiW 膜3−3を
堆積した状態を図8Aに示す。
【0036】次に、Al合金膜3−2とTiW 膜3−3とが
積層された金属膜を所望のパターンに加工して下層金属
配線3を形成し、さらにその上に層間絶縁膜4を形成し
た状態を図8Bに示す。配線パターンの形成は、例えば
レジストパターンを形成した後、フッ素系のガスを用い
たRIEによってレジストパターン外のTiW 膜3−3を
除去し、続いて塩素系のガスを用いたRIEによってレ
ジストパターン以外のAl合金膜3−2を除去し、さらに
レジストパターンを除去することによって行うことがで
きる。また、層間絶縁膜4の形成は、図5に付き説明し
たようにして行うことができる。
【0037】続いて下層金属配線3中のAl合金膜3−2
にまで達するヴィア孔5を形成した状態を図8Cに示
す。このヴィア孔5の形成は、例えばレジストパターン
を形成した後、フッ素系のガスを用いたRIEによって
レジストパターン以外の絶縁膜を除去してTiW 膜3−3
を露出させ、続いて露出したTiW 膜を除去し、さらにレ
ジストパターンを除去することによって行うことができ
る。ヴィア孔5の側壁は試料主面に対してほぼ直角の角
度を成すように形成することが、配線密度を上げるため
に望ましい。
【0038】このとき、図5の工程を使用する場合とは
異なり、ヴィア孔5形成のための絶縁膜エッチングの際
にはAl合金膜3−2に比較してスパッタされにくいTiW
膜3−3の表面は荷電粒子に曝されるが、Al合金膜表面
は曝されない。勿論、TiW 膜3−3を除去するためのR
IEのオーバーエッチ時にはAl合金膜3−2の表面が荷
電粒子に曝されることになる。しかし、TiW 膜3−3は
層間絶縁膜4に比較して薄いため、Al合金膜表面が荷電
粒子に曝される時間は図5に示した例の場合に比較して
短い。また、層間絶縁膜4のエッチングは、テーパー形
状になったり寸法誤差が大きかったりした場合の配線密
度劣化に対する影響が大きいのに対して、TiW 膜3−3
のエッチングはその影響が小さく、汚染低減を重視して
条件を選ぶことも可能である。以上の理由により、本実
施例の場合の方が図5に示した実施例の場合に比較して
Al合金膜3−2の表面やヴィア孔の側壁の汚染を低減す
ることが可能である。
【0039】次に、ヴィア孔5内にAlプラグ6を形成し
た状態を図8Dに示す。この工程は、例えばDMAHを原料
とするCVD法でヴィア孔内にのみ選択的にアルミニウ
ムを堆積することによって行うことができる。
【0040】さらに、例えばスパッタ法でAl合金膜7−
1を400 〜1000nmの膜厚に堆積し、続いて同じくスパッ
タ法によって20〜200nm の膜厚にTiW 膜7−2を堆積す
る。そして、最後に上述したようにして形成したAl合金
膜7−1とTiW 膜7−2とが積層された金属膜を所要の
パターンに加工して上層金属配線7を形成した状態を図
8Eに示す。このようにして図7に示す多層配線構造を
製造することができる。
【0041】図9A〜9Eは図7に示した多層配線構造
を製造する方法の他の例における順次の工程での構造を
示す断面図である。図9AおよびBに示す工程は図8A
およびBに示す工程と同様であり、シリコン基板1の上
に下地絶縁膜2を形成し、さらにその上にAl合金膜3−
2およびTiW 膜3−3を積層した金属膜を形成してパタ
ーニングして下層金属配線3を形成する。さらにその上
に層間絶縁膜4を形成した状態を図9Bに示す。
【0042】続いて、ヴィア孔を形成するが、図8に示
した場合とは異なり、ヴィア孔5内の層間絶縁膜4のみ
を除去し、TiW 膜3−3は除去しないで残してレジスト
パターンを除去する。この状態を図9Cに示す。
【0043】続いて、ヴィア孔5内にAlプラグ6を形成
した状態を図9Dに示す。ここで、図6に示した製造装
置を用い、先ず、RIE室22において、例えばフッ素
系のガスを用いたRIE によってヴィア孔5の底部に露出
しているTiW 膜3−3を除去した後、試料を大気に取り
出すことなくCVD室21に移送し、アルミニウムの堆
積を行ってプラグ6を形成する。このようにTiW 膜3−
2の除去と、Alプラグ6との形成とを連続して行うこと
によって、ヴィア孔5の底部にAl合金膜3−2を露出さ
せた後、その表面を大気や洗浄溶液などに曝すことなく
Alプラグを形成することができ、図8に示した例に比べ
て特別な清浄化処理を施す必要がなく、容易にAlプラグ
6とAl合金膜3−2との界面の清浄性を高くすることが
でき、良好なヴィアコンタクトを得ることができる。
【0044】さらに、Al合金膜7−1およびTiW 膜7−
2を堆積し、所望のパターンに加工して上層金属配線7
を形成する。このようにして図7に示す構成を有する多
層配線構造を製造することができる。
【0045】図10は本発明に至る過程において案出した
多層配線構造のさらに他の例の構成を示す断面図であ
る。図7に示した実施例においては、Al合金膜3−2と
TiW 膜3−3とを積層した金属膜で下層金属配線3を構
成したが、本例においてはAl合金膜3−2を最初にパタ
ーニングして細線を形成した後、その上面および側面を
W膜3−4によって被覆して下層金属配線3を形成す
る。その他の構成は図7に示した例と同様である。
【0046】図10に示すようにAl合金膜3−2の上面お
よび側面に高融点金属膜または高融点金属合金膜を被覆
することによって、単に積層した場合に比べてさらに高
い信頼性を得ることができる。なお、図10に示す例で
は、Al合金膜3−2の上面および側面に直接W膜3−4
を被覆したが、例えばAl合金膜の上にTiW 膜が積層され
た積層金属膜を細線加工し、その上面および側面にW膜
を被覆して下層金属配線3を形成することもできる。こ
の場合のTiW 膜は、反射防止膜としての働きを持つとと
もに、W膜とAl合金膜との界面特性を改善する働きも持
つことになる。
【0047】さらに、図10に示した例では、下層金属配
線3だけでなく、上層金属配線7もAl合金膜7−1の上
面および側面に高融点金属膜または高融点金属合金膜7
−3を被覆した構成としたが、下層金属配線の最小寸法
に比較して上層金属配線の最小線巾が大きく、信頼性の
問題が生じない場合には、上層金属配線を、例えばAl合
金膜単層で構成することもできる。
【0048】図11A〜11Bは図10に示した多層配線構造
のTiW 膜3−3をW膜に変えたものを製造する方法の順
次の工程における構成を示す断面図である。シリコン基
板1の表面に下地絶縁膜2を形成した後、その上に、例
えばスパッタ法によってAl合金膜3−2を300 〜800nm
の厚さに堆積した状態を図11Aに示す。
【0049】次に、レジストを用いてAl合金膜3−2を
所要のパターンに加工した後、レジストを除去し、例え
ばWF6 ガスとシランガスとを原料とするCVD法によっ
てAl合金膜3−2の上面および側面にのみ選択的にW膜
3−4を25〜150nm の厚さに堆積して下層金属配線3を
形成した後、層間絶縁膜4を形成した状態を図11Bに示
す。Al合金膜3−2を細線に加工する際、Al合金膜の上
にさらに、例えばスパッタ法によって20〜80nmの膜厚の
Si膜を堆積し、露光光に対する反射率を減少させること
もできる。
【0050】続いて下層金属配線3中のAl合金膜3−2
にまで達するヴィア孔5を形成した状態を図11Cに示
す。さらに、図11Dに示すようにヴィア孔5内にAlプラ
グ6を形成する。
【0051】その後、例えばスパッタ法によってAl合金
膜7−1を400 〜1000nmの厚さに堆積し、所要のパター
ンに加工し、さらにその上面および側面にW 膜7−3を
形成した状態を図11Eに示す。このようにして図10に示
す多層配線構造と同様のものを製造することができる。
【0052】図11A〜11Eに示した例においては、ヴィ
ア孔5を形成する際に、下層金属配線3のW膜3−4を
も除去してヴィア孔の底部にAl合金膜3−2を露出させ
るようにしたが、図9に示した例の場合と同様に、先ず
層間絶縁膜4のみを除去し、Alプラグ6を形成する直前
にW膜を除去し、大気中に取り出すことなく連続してAl
プラグを形成するようにしても良い。このようにする
と、良好なコンタクト特性を容易に得ることができる。
【0053】図12A〜12Eは、図7に示した多層配線構
造を製造する順次の工程を断面図である。先ず、図12A
に示すように、シリコン基板1の表面に下地絶縁膜2を
形成し、さらにその上にスパッタ法でAl合金膜3−2を
300 〜800nm の膜厚に堆積し、続いて同じくスパッタ法
によって20〜100nm の膜厚にTiW 膜3−3を堆積する。
【0054】次に、前記Al合金膜3−2とTiW 膜3−3
とが積層された金属膜を所要のパターンに加工して下層
金属配線3を形成し、続いて全面にレジスト41を塗布
し、プラグを形成すべき領域に孔45を形成し、その底部
に露出するTiW 膜3−3を除去してAl合金膜3−2の表
面を露出させた状態を図12Bに示す。次に、例えばDMAH
を原料とするCVD 法で孔45内にのみ選択的にアルミニウ
ムを堆積することによって図12Cに示すようにAlプラグ
6を形成する。このCVD 成膜中の温度(260℃程度) にお
いてもレジスト41からのガス放出が少なく、またレジス
トパターンのくずれが小さいことが必要である。このた
めには、例えば高純度窒素雰囲気中でUVキュアを行
い、連続してAl-CVD成膜温度よりも高い温度でベーキン
グすることが有効である。また、レジスト41の代わりに
ポリイミド膜等の有機絶縁膜を使用することもできる。
この場合には、例えばポリイミド膜を塗布し、加熱重合
させ、さらにプラズマCVD 法によってSiO2膜を堆積した
後、ヴィア孔に対応するレジストパターンを形成し、フ
ッ素系のガスを用いたRIEによってCVD-SiO2膜を除去
し、さらにレジストを除去した後、酸素ガスを用いたRI
E によってポリイミド膜を除去して孔45を形成すること
ができる。この方法は、レジストを使用する場合に比べ
て工程は長くなるが、耐熱性に優れているため、CVD 成
膜中の放出ガスやパターンのくずれを小さくすることが
できる。
【0055】このAlプラグ6の形成と、TiW 膜3−3の
除去とは別個の装置を用いて行うこともできるが、同一
の装置内で連続して処理し、TiW 膜3−3を除去するこ
とによって露出されたAl合金膜3−2の表面を大気や洗
浄溶液などに曝すことなくAlプラグ6を形成する方が、
容易に良好なヴィアコンタクトを得ることができる。
【0056】続いてレジスト41を除去し、Alプラグ6の
上面が露出するように層間絶縁膜4を形成した状態を図
12D に示す。例えばポリイミド膜を全面に塗布し、加熱
重合させた後に、Alプラグ6の上面が露出するまでエッ
チバックする方法を採用することができる。この他に、
例えばTEOSと酸素とを原料ガスとするプラズマCVD 法に
よってCVD-SiO2膜を堆積し、さらにその上にTEOSとオゾ
ンとを原料ガスとする常圧CVD 法によってCVD-SiO2膜を
堆積した後、Alプラグの上面が露出するまでエッチバッ
クする方法などを採用することができる。
【0057】次に、Arイオンを用いたスパッタエッチン
グを行ってAlプラグ6の表面に形成されたアルミナ膜を
除去した後、スパッタ法でAl合金膜7−1を400 〜1000
nmの膜厚に堆積し、続いてやはり例えばスパッタ法で20
〜200nm の膜厚にTiW 膜7−2を堆積する。そして最後
に図12E に示すように前記のAl合金膜7−1とTiW 膜7
−2とが積層された金属膜を所要のパターンに加工し、
上層金属配線7を形成して図7に示した多層配線構造を
得ることができる。
【0058】図12に示した製造方法は、図8に示した
方法に比べて次のような利点が得られる。先ず、Alプラ
グ6を形成してから層間絶縁膜4を形成するため、層間
絶縁膜に微細なヴィア孔を制御性良く形成する技術が必
要でなくなる。またヴィア孔をRIE で形成する際にヴィ
ア孔底部のAl合金膜3−2表面やヴィア孔側壁に汚染が
発生することもなくなる。次に、層間絶縁膜4にポリイ
ミドを使用した場合には、容易に平坦性の高い層間絶縁
膜を形成することができ、層間絶縁膜中の残留応力も小
さくすることができる。また、例えばCVD 法で作成した
CVD-SiO2膜を使用する場合に比較して層間絶縁膜の誘電
率を低くすることができ、配線間および配線基板間の静
電容量を減少させ、半導体装置の動作速度を速くするこ
とができる。
【0059】図13は本発明による製造方法によって製造
すべき多層配線構造の一例の構成を示す断面図である。
本例においては図10に示した例と同様に、Al合金膜3−
2をパターニングして細線を形成し、その上面および側
面をW膜3−4によって被覆して下層金属配線3を形成
するとともにAlプラグ6の側壁にもW膜42によって被覆
している。このことによって、例えば層間絶縁膜4に含
まれている水分の影響によってAlプラグ6が腐食される
ことによる不良の発生を防止し、さらに信頼性を高める
ことができる。
【0060】図14〜19は、図13に示した多層配線構造を
製造する本発明の方法の一実施例の順次の工程を示す断
面図である。先ず、図14に示すように下地絶縁膜2が形
成されたシリコン基板1の上に、例えばスパッタ法でAl
合金膜3−2を300 〜800nm の膜厚に堆積する。次に、
このAl合金膜3−2を所要のパターンに加工し、続いて
全面にレジスト41を塗布し、プラグを形成すべき領域に
孔45を形成し、その底部にAl合金膜3−2の表面を露出
させた状態を図15に示す。次に、例えばDMAHを原料とす
るCVD 法で孔45内にのみ選択的にアルミニウムを堆積す
ることによってAlプラグ6を図16に示すように形成す
る。本例においても、図12において説明したように、レ
ジスト41の代わりにポリイミド膜等の有機絶縁膜を使用
することもできる。
【0061】続いてレジスト41を除去した後、例えばWF
6 ガスとシランガスとを原料とするCVD 法によってAl合
金膜3−2の上面および側面にのみW膜3−4を25〜15
0nmの膜厚に堆積することによって下層金属配線3を形
成すると同時に、Alプラグ6の上面および側面にも選択
的にW膜42を堆積した様子を図17に示す。次に、図18に
示すようにAlプラグ6の上面のW膜42が露出するように
層間絶縁膜4を形成する。これは、例えばポリイミドを
全面に塗布し、加熱重合させた後、Alプラグ6の上面の
W膜42が露出するまでエッチバックする方法で形成する
ことができる。この他に、例えばTEOSと酸素とを原料と
するプラズマCVD 法と、TEOSとオゾンとを原料とする常
圧CVD 法によってCVD-SiO2膜を堆積し、同様にAlプラグ
6の上面のW膜42が露出するまでエッチバックする方法
を採用することもできる。
【0062】続いて、例えばフッ素系のガスを用いたRI
E によってAlプラグ6上面のW膜42を除去する。そし
て、例えばArイオンを用いたスパッタエッチングを行っ
てAlプラグ6の表面に形成されたアルミナ膜を除去した
後、スパッタ法でAl合金膜7−1を400 〜1000nmの膜厚
に堆積し、所要のパターンに加工し、このAl合金膜7−
1の上面および側面にW膜7−3を形成した状態を図19
に示す。このようにして図13に示す多層配線構造を製造
することができる。
【0063】図20〜26は、本発明に至る過程において案
出された多層配線構造の他の例を製造する順次の工程に
おける構造を示す断面図である。ここでは互いに直交す
る2方向から見たAlプラグの中央での断面図をそれぞれ
AおよびBで示してある。先ず、図20AおよびBに示す
ように、下地絶縁膜2が形成されたシリコン基板1の上
に、例えばスパッタ法によってAl合金膜3−2を300 〜
800nm の膜厚に堆積し、続いてやはり、例えばスパッタ
法によって20〜100nm の膜厚にTiW 膜3−3を堆積す
る。
【0064】次に、前記のAl合金膜3−2とTiW 膜3−
3とが積層された金属膜を所要のパターンに加工し、下
層金属配線3を形成し、続いて絶縁膜31を1〜2.5 μm
の厚さに堆積した状態を図21AおよびBに示す。この絶
縁膜31は、例えばTEOSと酸素とを原料ガスとするプラズ
マCVD 法によって膜厚が100nm のCVD-SiO2膜を堆積し、
TEOSとオゾンとを原料ガスとする常圧CVD 法によって膜
厚が2μm のCVD-SiO2膜を堆積し、平坦部の膜厚が1.2
μm となるまでエッチバックを行い、再びプラズマCVD
法によって膜厚が500nm のCVD-SiO2膜を堆積する方法に
よって形成することができる。
【0065】次に、全面にレジストを塗布し、上層金属
配線を形成すべき領域のレジストを除去した後、例えば
フッ酸系のガスを用いたRIE によって絶縁膜31に配線溝
32を0.5 〜1.2 μm の深さに形成し、続いてレジストを
除去した状態を図22AおよびBに示す。 次に全面にレ
ジストを塗布し、今度はヴィア孔を形成すべき領域のレ
ジストを除去した後、例えばフッ酸系のガスを用いるRI
E によって絶縁膜31にヴィア孔5を0.5 〜1.2 μm の深
さに形成し、その底部にAl合金膜3−2を露出させ、続
いてレジストを除去した様子を図23AおよびBに示す。
【0066】次に、図24AおよびBに示すように、例え
ばDMAHを原料とするCVD 法でヴィア孔5内にのみ選択的
にアルミニウムを堆積することによってAlプラグ6を形
成する。このAlプラグ6の形成と、TiW 膜3−3の除去
とは別個の装置で行うことも可能であるが、同一の装置
内で連続して処理し、TiW 膜3−3の除去によって露出
したAl合金膜3−2の表面を大気や洗浄溶液に曝すこと
なくAlプラグ6を形成する方が、容易に良好なヴィアコ
ンタクトを得ることができるので有利である。この場合
には、前工程において、ヴィア孔形成後にTiW 膜3−3
の除去は行わずにレジストのみを除去する。
【0067】続いて、例えばスパッタ法によって全面に
TiW 膜33を20〜200nm の膜厚に堆積し、エッチバックを
行って配線溝32の側面にのみ残した様子を図25Aおよび
Bに示す。次に、例えばDMAHを原料とするCVD 法で配線
溝32内にのみ選択的にAl合金膜7−1を堆積することに
よって上層金属配線7を形成した状態を図26AおよびB
に示す。このような方法の代わりに、例えばスパッタ堆
積時の基板温度を制御することにより段差被覆性を向上
させたスパッタ法で全面にAl合金膜を堆積し、エッチバ
ックによって配線溝以外のAl合金膜を除去して上層金属
配線7を形成する方法も考えられる。また、例えばスパ
ッタ法によって20〜100nm の膜厚にAl合金膜を堆積し、
大気に曝すことなくCVD 法によるAl合金膜の堆積を行っ
たり、プラズマ放電によって発生した水素ラジカルを基
板に照射しながらCVD を行うことによって全面にAl膜堆
積の核を発生させ、連続してラジカル照射を用いずにCV
D 成膜を続けるなどの方法によって全面にAl合金膜を堆
積し、エッチバックによって配線溝以外のAl合金膜を除
去して上層金属配線7を形成する方法も考えられる。
【0068】このような工程を採用することによって図
8に示した工程を採用する場合に比較して、上層金属配
線7が形成された時点で既に配線間を埋め込む絶縁膜が
形成され、かつその表面の平坦化が行われているため、
微細な配線間を埋め込み、平坦化するための複雑な工程
を用いる必要がなくなるという利点が得られる。この利
点は、特に上層金属配線7の形成後にさらに他の同様の
工程を繰り返して3層以上の配線層を形成する場合に重
要となる。
【0069】なお、ここでは下層金属配線3として、Al
合金膜3−2の上にTiW 膜3−3を積層したものを使用
した例を示したが、例えば、図4に示されるようにTiW
膜3−1の上にAl合金膜3−2を積層したものを使用す
ることも、図10に示されたようにAl合金膜3−2の上面
および側面にW膜3−4を積層したものを使用すること
も可能である。
【0070】上述した本発明による方法によって製造さ
れる多層配線構造の特性上の優位性を確認するために以
下の実験を行った。先ず、本発明に至る過程において案
出された多層配線構造の例として、図8A〜8Eに示し
たものとほぼ同様の工程を使用して図27に示すような多
層配線構造を製造した。この多層配線構造は、上層金属
配線7をアルミニウム膜7−4で形成した以外は図7に
示した例と同様である。直径0.8 μm のヴィア孔の初期
抵抗は0.2 Ω前後と低いものであった。比較用に従来の
多層配線構造として、上述した文献4に示された方法を
用いて図28に示す多層配線構造を製造した。この多層配
線構造では、下地絶縁膜2の上にAl-Cu 合金膜3−5
と、TiN 膜3−6とよりなる下層金属配線3を形成し、
層間絶縁膜4を形成した後、Al-Cu 合金膜3−5が露出
するようにヴィア孔5を形成し、この層間絶縁膜の上お
よびヴィア孔の内壁にTi膜7−5、TiN 膜7−6を順次
に形成し、ヴィア孔内にWプラグ8を形成し、さらにTi
N 膜7−6の上に、前記プラグの上面と接するようにAl
-Cu 合金膜7−7を形成して上層金属配線7を形成した
ものである。このようにして形成した従来の多層配線構
造の直径0.8 μm のヴィア孔の初期抵抗は0.5 Ω前後
と、上述した図27に示す構造と比較して2倍以上も高
いものであった。
【0071】上述した2つの試料のヴィア部分に電流を
流してエレクトロマイグレーション試験を行った。その
結果を図29に示す。図29において、横軸は時間を示し、
縦軸はヴィア抵抗の変化率(初期ヴィア抵抗との比)を
示すものである。本発明の製造方法で製造される多層配
線構造と同様の多層配線構造ではカーブAに示すように
15時間以上に亘る試験中にもヴィア抵抗の値は殆ど変化
しなかったが、従来の多層配線構造ではカーブBに示す
ように試験開始直後から顕著な上昇が見られた。このよ
うな試験結果より、本発明の方法によって製造される多
層配線構造は従来の多層配線構造に比較して初期特定お
よび信頼性ともに優れていることが確認できた。
【0072】
【発明の効果】上述したように本発明による多層配線構
造の製造方法によれば、少なくとも下層金属配線はアル
ミニウムまたはまたはその合金膜と、その上面および側
面 が高融点金属またはその合金膜によって被覆された
構造となっているとともにヴィア孔内に形成されたアル
ミニウムまたはその合金から成るプラグの側面も高融点
金属またはその合金膜によって被覆された構造が得られ
るので、特にストレスマイグレーションに対して高い信
頼性を有する多層配線構造を製造することができる。ま
た、ヴィア孔内に形成されたアルミニウムまたはその合
金から成るプラグと下層金属配線との接続およびプラグ
と上層金属配線との接続が、何れもアルミニウムもしく
はアルミニウム合金同士の接触によって成されているた
め、ヴァア部に異種金属界面が存在することはない。し
たがって、ヴィアコンタクト抵抗が低くなり、高い動作
速度が得られるとともにエレクトロマイグレーションに
よるヴィア付近でのヒロックやボイドの発生も起こら
ず、きわめて高い信頼性を有する多層配線構造を製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は0.6 μm程度以下のデザインルールの
LSIに適用される従来の多層配線構造の構成を示す断
面図である。
【図2】 図2A〜Eは図1に示す従来の多層配線構造
を製造する従来の方法における順次の工程での構成を示
す断面図である。
【図3】 図3は従来の多層配線構造において発生する
エレクトロマイグレーション不良の一例を示す断面図で
ある。
【図4】 図4は本発明に至る過程において案出された
多層配線構造の一例の構成を示す断面図である。
【図5】 図5A〜Eは図4に示した多層配線構造を製
造する方法の一例の順次工程での構成を示す断面図であ
る。
【図6】 図6は本発明による製造方法を実施するため
の製造装置の構成を示す線図である。
【図7】 図7は本発明に至る過程において案出された
多層配線構造の他の例の構成を示す断面図である。
【図8】 図8A〜Eは図7に示した多層配線構造を製
造する方法の一例の順次工程での構成を示す断面図であ
る。
【図9】 図9A〜Eは図7に示した多層配線構造を製
造する方法の他の例における順次工程での構成を示す断
面図である。
【図10】 図10は本発明に至る過程において案出さ
れた多層配線構造のさらに他の例の構成を示す断面図で
ある。
【図11】 図11A〜Eは図10に示した多層配線構
造を製造する方法の一例における順次工程での構成を示
す断面図である。
【図12】 図12A〜Eは図7に示した多層配線構造
を製造する方法の順次工程での構成を示す断面図であ
る。
【図13】 図13は本発明の製造方法によって製造さ
れる多層配線構造の構成を示す断面図である。
【図14】 図14は図13に示した多層配線構造を製
造する本発明による方法の一実施例における最初の工程
での構成を示す断面図である。
【図15】 図15は同じく次の工程での構成を示す断
面図である。
【図16】 図16は同じく次の工程での構成を示す断
面図である。
【図17】 図17は同じく次の工程での構成を示す断
面図である。
【図18】 図18は同じく次の工程での構成を示す断
面図である。
【図19】 図19は同じく次の工程での構成を示す断
面図である。
【図20】 図20AおよびBは本発明に至る過程にお
いて案出された多層配線構造を製造する方法の最初の工
程での構成を示す断面図である。
【図21】 図21AおよびBは同じく次の工程での構
成を示す断面図である。
【図22】 図22AおよびBは同じく次の工程での構
成を示す断面図である。
【図23】 図23AおよびBは同じく次の工程での構
成を示す断面図である。
【図24】 図24AおよびBは同じく次の工程での構
成を示す断面図である。
【図25】 図25AおよびBは同じく次の工程での構
成を示す断面図である。
【図26】 図26AおよびBは同じく次の工程での構
成を示す断面図である。
【図27】 図27はエレクトロマイグレーション試験
を行った本発明に至る過程において案出された多層配線
構造を示す断面図である。
【図28】 図28はエレクトロマイグレーション試験
を行った従来の多層配線構造の構造を示す断面図であ
る。
【図29】 図27および28に示した多層配線構造を
用いて行ったエレクトロマイグレーション試験の結果を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 下地絶縁膜 3 下層金属配線 3−1 TiW 膜 3−2 Al合金膜 3−3 TiW 膜 3−4 W膜 3−5 Al-Cu 合金膜 3−6 TiN 膜 4 層間絶縁膜 5 ヴィア孔 6 Alプラグ 7 上層金属配線 7−1 Al合金膜 7−2 TiW 膜 7−3 W膜 7−4 Al膜 8 Wプラグ 9 ヒロック 10 ボイド 20 準備室 21 CVD室 22 RIE室 23 スパッタ室 24 搬送室 31 絶縁膜 32 配線溝 33 TiW 膜 41 レジスト 42 W膜 45 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−243551(JP,A) 特開 昭63−318139(JP,A) 特開 平3−203325(JP,A) 特開 平3−69121(JP,A) 特開 平2−80575(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 - 21/3213 H01L 21/768

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のアルミニウムまたはアルミニウム
    合金膜を主体とする金属膜を所要のパターンの細線に加
    工する工程と、 この細線上にアルミニウムまたはアルミニウム合金から
    なるプラグを形成する工程と、 この細線の上面および側面に高融点金属または高融点金
    属合金膜を被覆し、下層金属配線を形成すると同時に、
    前記プラグの少なくとも側面に高融点金属または高融点
    金属合金膜を被覆する工程と、 この下層金属配線およびプラグ上に、前記プラグの少な
    くとも上面が露出するように層間絶縁膜を形成する工程
    と、 前記層間絶縁膜上に第2のアルミニウムまたはアルミニ
    ウム合金膜を形成する工程とを含むことを特徴とする多
    層配線構造の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記プラグを、有機アルミニウム化合物
    ガスを原料とするCVD法によるアルミニウムまたはア
    ルミニウム合金の選択堆積によって形成することを特徴
    とする請求項1に記載の多層配線構造の製造方法。
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