JPH0922907A - 埋め込み導電層の形成方法 - Google Patents
埋め込み導電層の形成方法Info
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Abstract
Cu配線層を形成する際に、インキュベーションタイム
を短くし、且つ、Cuに対するバリヤ性を高める。 【構成】 絶縁層2に凹部3を形成したのち、バリヤメ
タル層4及び酸素濃度の低いTiN層5を順次形成し、
次いで、化学気相成長法を用いてCu層6を堆積させて
凹部3を埋め込み、次いで、バリヤメタル層4、酸素濃
度の低いTiN層5、及び、Cu層6の不要部分を化学
機械研磨することによって除去する。
Description
法に関するものであり、特に、エレクトロマイグレーシ
ョン耐性の高いCuを用いた埋め込み配線層の形成方法
に関するものである。
高速化に伴って配線層の低抵抗化が要請されており、従
来のAl配線層に替わるものとしてAlより抵抗率が小
さく、且つ、エレクトロマイグレーション耐性がAlの
約2倍であるCuの使用が検討されている。
合にはドライ・エッチングする必要があるが、Cuの場
合にはCuのハロゲン化物の蒸気圧が低いため従来のR
IE(反応性イオンエッチング)法では低温において十
分なエッチングレートが得られないという問題があり、
また、異方性エッチングが困難であるという問題もあっ
た。
アライン技法を用いたダマシン(damascene)
法と呼ばれる方法が検討されている。このダマシン法と
は、絶縁層に設けた配線パターンに沿った溝、及び、コ
ンタクトホールにCu層を堆積させたのち、上部の不要
部分を化学機械研磨(chemical mechan
ical polishing:CMP)によって除去
することによって埋め込み配線層を形成する方法であ
る。
内にCuを堆積させる方法としては、段差被覆性(ステ
ップ・カヴァレッジ)の優れているCVD法、或いは、
段差被覆性の劣るスパッタリング法とその後のリフロー
の組合せが用いられており、この内、前者のCVD法が
微細化の進む将来の半導体装置のCu配線層の形成方法
として期待されている。
場合には、CuはSiO2 中を容易に拡散しシリコン半
導体中で深い準位を形成して少数キャリアの寿命を縮め
るので、Cuの拡散を防止するために、SiO2 層とC
u層の間にTiN層等のバリヤメタル層を介在させてお
り、このTiN層の上にCu層を成長させていた。
のバリヤメタル層上にCVD(化学気相成長)法により
Cu層を成長させる場合、バリヤメタル表面の酸化の程
度が少ないほど、インキュベーションタイム(堆積工程
の開始から実際に膜の堆積が始まるまでの遅延時間)が
短いものの、アニールによりCuとバリヤメタルとの合
金化反応が進行し、バリヤ性を損なうことがあった。
iN層上にCu層を堆積させたのち、600℃で10分
間アニールした場合、相互拡散によって合金を形成する
ので、600℃程度の比較的高温プロセスではTiNは
バリヤメタルとして機能しないという問題があった。
素濃度の高いスパッタリング法によるTiN層、即ち、
PVD(物理気相成長)−TiN層を用いた場合には、
インキュベーションタイムが大きくなるという問題があ
り、且つ、バリヤ性も十分ではなかった。
層を形成する際に、インキュベーションタイムを短く
し、且つ、下地層のCuに対するバリヤ性を高めること
を目的とする。
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、埋め込み配線層の形成方法において、
絶縁層2に凹部3を形成したのち、バリヤメタル層4及
び酸素濃度の低いTiN層5を順次形成し、次いで、化
学気相成長法を用いてCu層6を堆積させて凹部3を埋
め込み、次いで、バリヤメタル層4、酸素濃度の低いT
iN層5、及び、Cu層6の不要部分を化学機械研磨す
ることによって除去することを特徴とする。なお、図1
における符号1は半導体基板を表す。
て、バリヤメタル層4としてスパッタリング法で堆積さ
せたアモルファスTi−Si−N層を用いたことを特徴
とする。
て、スパッタリング法として、コリメーションスパッタ
リング法、または、ターゲットと被処理基板との間隔が
10cm以上のロングスロースパッタリング法を用いた
ことを特徴とする。
て、バリヤメタル層4としてWNx層(x=0〜1)、
または、TaNx 層(x=0〜1)を用いたことを特徴
とする。
て、バリヤメタル層4として、TiN層を堆積させたの
ち窒素雰囲気中で熱処理することにより形成した少なく
とも表面が酸化したTiN層を用いたことを特徴とす
る。
て、バリヤメタル層4として、TiN層を堆積させたの
ちSiH4 ガス雰囲気中で熱処理することにより形成し
たアモルファスTi−Si−N層を用いたことを特徴と
する。
て、バリヤメタル層4として、Al層を堆積させたのち
酸化雰囲気中で熱処理することにより形成したAl2 O
3 層を用いたことを特徴とする。
(7)のいずれかにおいて、酸素濃度の低いTiN層5
を、化学気相成長法により堆積させたことを特徴とす
る。
(7)のいずれかにおいて、酸素濃度の低いTiN層5
を、コリメーションスパッタリング法、または、ターゲ
ットと被処理基板との間隔が10cm以上のロングスロ
ースパッタリング法により堆積させたことを特徴とす
る。
(9)のいずれかにおいて、バリヤメタル層4の堆積工
程からCu層6の堆積工程を一連の工程として真空中で
連続的に行うことを特徴とする。
タル層4及び酸素濃度の低いTiN層5を介することに
よって、バリヤ性を損なうことなく、インキュベーショ
タイムを短縮することができる。
iN層〔図2(b)〕を酸素雰囲気中に所定時間置いた
場合の層中の酸素の1s電子軌道に起因する結合エネル
ギーを測定することによって層中の酸素濃度を検出した
もので、段差被覆性の劣るPVD−TiN層において
は、表面から250nm/分のエッチングレートで2.
5分エッチングバックした625nmの深さまで有意な
量の酸素が検出された。
は、表面以外ではほとんど酸素が検出されなかった。こ
れは、PVD−TiN層の結晶粒径は、CVD−TiN
層に比べて小さいため、雰囲気中の酸素が層中により進
入しやすいためと考えられる。
の表面にCVD法を用いてCu層を堆積させた場合のC
u成長量(×10-4g・cm-2)の下地依存性を示した
もので、CVD−TiN層を用いた場合には堆積工程開
始と略同時にCu層の堆積が開始するのに対して、PV
D−TiN層を用いた場合には堆積工程開始して100
秒経過してもCu層の堆積はほとんど起こらず、インキ
ュベーションタイムが長いことが判った。
ルオロアセチルアセトネイトトリメチルビニルシラン銅
〔hexafluoroacetylacetonat
e−trimetylvinylsilaneCu:C
u(hfac)TMVS〕を前駆体(プリカーサ)とし
て用いた場合、下地層表面から電子が供与されることに
よってCuが析出されることになるため、下地層となる
バリヤメタル層4中の酸素濃度が高くて金属性が低い場
合、バリヤメタル層4表面からの電子供与が起こりにく
く、インキュベーションタイムは増大することになる
(S.Cohenet al.,Appl.Phys.
Lett.,Vol.60,1992,p.995参
照)。
ング法で堆積させたアモルファス状態のTi−Si−N
層を用いることにより、結晶性の層を用いるよりもCu
に対するバリヤ性の優れたバリヤメタル層4を形成する
ことができる。
成する際のスパッタリング法として、コリメーションス
パッタリング法、または、ターゲットと被処理基板との
間隔が10cm以上のロングスロースパッタリング法を
用いることによって、スパッタリング原子の平行性が増
すために段差被覆性が改善される。
(x=0〜1)、または、TaNx 層(x=0〜1)を
用いることにより、800℃においてもCuに対するバ
リヤ性を示すバリヤメタル層4を形成することができ
る。
を堆積させたのち窒素雰囲気中で熱処理することにより
表面が酸化したTiN層を用いることによりCuに対す
るバリヤ性を有するバリヤメタル層4を形成することが
できる。
を堆積させたのちSiH4 ガス雰囲気中で熱処理して形
成したアモルファスTi−Si−N層を用いることによ
りCuに対するバリヤ性の優れたバリヤメタル層4を形
成することができる。
堆積させたのち酸化雰囲気中で熱処理して形成したAl
2 O3 層を用いることによりCuに対するバリヤ性の優
れたバリヤメタル層4を形成することができる。
相成長法により堆積させることにより、インキュベーシ
ョンタイムを短縮するための層の段差被覆性を高めるこ
とがで、下地層となるバリヤメタル層4の膜厚の薄い部
分を補うことができる。
メーションスパッタリング法、または、ターゲットと被
処理基板との間隔が10cm以上のロングスロースパッ
タリング法により堆積させることにより、スパッタリン
グ法を用いた場合にもインキュベーションタイムを短縮
するための層の段差被覆性を比較的良好にすることがで
きる。
u層6の堆積工程を一連の工程として真空中で連続的に
行うことにより、大気中の酸素による酸化、或いは、汚
染不純物の侵入等の不所望な反応を防止することができ
る。
して説明する。なお、本発明の実施例に用いている各反
応装置の内容積は40〜80リットルである。 図4(a)参照 まず、6インチ(約15cm)の(100)面を主面と
するシリコン基板11上にプラズマCVD法を用いて6
00nmのSiO2 層12を堆積させたのち、0.6μ
mの厚さのフォトレジストを塗布したのち、i線(36
5nm)を用いて露光・パターニングして形成したフォ
トレジストパターンをマスクとしてエッチングすること
によって幅300nmで、深さ500nmの配線用の溝
13を形成する。
OS(Tetra−Ethyl−Ortho−Sili
cate)−SiO2 層、SOG(Spin−on G
lass)層、或いは、PSG(Phospho−Si
licate Glass)層を用いても良いし、また
は、シリコン基板11の表面を熱酸化して形成しても良
い。
基板11表面に直接設けるのではなく、Si3 N4 等の
他の絶縁層上に設けても良いし、或いは、TiNやW等
の金属層の上に設けても良いものである。
N2 流量比を1〜2、好適には1とした状態で、Arを
10〜100sccm、好適には50sccm及びN2
を10〜100sccm、好適には50sccm流した
混合ガス中での反応性スパッタリング法によりTi−S
i−N膜14を10〜50nm、好適には30nm堆積
したのち、密着性を改善するために450〜600℃、
好適は、600℃で、20〜60分、好適には30分ア
ニールする。
は直径約30cmで厚さ約3cmであり、印加する電力
は0.5〜1.5Wであり、また、得られたTi−Si
−N膜14はアモルファスになっており、このようなア
モルファス状態の膜はCuに対して良好なバリヤ性を示
す(飯島他、1995年春季、第42回応用物理学関係
連合講演会、講演予稿集、30a−K−10参照)。
0sccm、Heを40〜80sccm、好適には50
sccm、メチルヒドラジンを0.4〜0.8scc
m、好適には0.7sccm、及び、NH3 を400〜
800sccm、好適には500sccm流し、成長室
の圧力を50〜200mTorr、好適には100mT
orrとし、基板温度を500〜600℃、好適には6
00℃で40秒程度堆積させることによって10〜30
nm、好適には20nmのCVD−TiN層15を堆積
する。
グ法によるPVD−TiN層に比べて酸素濃度が低く、
且つ、段差被覆性に優れているので、インキュベーショ
ンタイムを短縮することができると共に、下地のバリヤ
メタル層となるアモルファスTi−Si−N膜14の膜
厚の薄い部分を補償することができる。
000sccm、好適には500sccmとしてCu
(hfac)TMVSを0.1〜1.0g/分、好適に
は0.3g/分供給し、基板温度を120〜220℃、
好適には160℃とし、成長室の圧力を100〜500
mTorr、好適には200mTorrにしたCVD法
によって20分程度CVD−Cu層16を堆積させるこ
とによって溝13を埋め込む。
学機械研磨法を用い、200〜300g/cm2 、好適
には250g/cm2 の研磨圧力で、回転数50〜10
0回転/分(rpm)、好適には50回転/分で、1〜
2分研磨して、CVD−Cu層16乃至Ti−Si−N
膜14の不要部分、即ち、SiO2 層12に設けた溝1
3の高さ以上に堆積したCVD−Cu層16乃至Ti−
Si−N膜14を除去して埋め込みCu配線層を形成す
る。
べて比抵抗が小さいので信号遅延が少なく、且つ、Al
配線層に比べてエレクトロマイグレーションに起因する
配線層の断線時間が約2倍となるので半導体装置の信頼
性が向上する。
例を説明する。 図6(a)参照 先ず、第1の実施例と同様に、シリコン基板11上に堆
積させた厚さ600nmのSiO2 層12に幅が300
nmで、深さが500nmの配線用の溝13を形成した
のち、RFスパッタリング法によってバリヤメタル層と
してWNx 層17(x=0〜1)を10〜30nm、好
適には30nm堆積させる。
代わりにTaNx 層(x=0〜1)を用いても良く、こ
のような膜はCuに対して800℃においても良好なバ
リヤ性を示す(奥他、1995年春季、第42回応用物
理学関係連合講演会、講演予稿集、30p−K−6参
照)。
20nmのCVD−TiN層15を堆積させてCu層を
堆積させるための下地層を2層構造にして、バリヤ性を
高めると共に、インキュベーションタイムを短縮する。
ac)TMVSをプリカーサとしたCVD法によってC
VD−Cu層を堆積させ、化学機械研磨法によってCV
D−Cu層乃至WNx 層17の不要部分を除去すること
によって埋め込みCu配線層を形成する。
例を説明する。 図7(a)参照 先ず、第1の実施例と同様に、シリコン基板11上に堆
積させた厚さ600nmのSiO2 層12に幅が300
nmで、深さが500nmの配線用の溝13を形成した
のち、マグネトロンスパッタリング法によってPVD−
TiN層18を10〜30nm、好適には30nm堆積
させる。
好適には30000sccm流し、基板温度を400〜
500℃、好適には450℃としたN2 雰囲気19中
で、20〜60分、好適には30分アニールしてPVD
−TiN層18を酸化し、表面が酸化したTiN層20
を形成する。
量の酸素によって生ずるものであり、酸化によってバリ
ヤ性の向上した表面が酸化したTiN層20が形成さ
れ、バリヤメタル層として機能する。
20nmのCVD−TiN層15を堆積させてCu層を
堆積させるための下地層を2層構造にして、バリヤ性を
高めると共に、インキュベーションタイムを短縮する。
ac)TMVSをプリカーサとしたCVD法によってC
VD−Cu層を堆積させ、化学機械研磨法によってCV
D−Cu層乃至表面が酸化したTiN層20の不要部分
を除去することによって埋め込みCu配線層を形成す
る。
例を説明する。 図8(a)参照 先ず、第1の実施例と同様に、シリコン基板11上に堆
積させた厚さ600nmのSiO2 層12に幅が300
nmで、深さが500nmの配線用の溝13を形成した
のち、マグネトロンスパッタリング法によってPVD−
TiN層18を10〜30nm、好適には30nm堆積
させる。
は100sccm流し、基板温度を400〜600℃、
好適には600℃としたSiH4 ガス雰囲気21中で、
20〜30分、好適には30分アニールしてPVD−T
iN層18をアモルファスTi−Si−N層14に変換
する。
14は、第1の実施例におけるスパッタリング法によっ
て形成したTi−Si−N層と同様に、Cuに対する良
好なバリヤ性を示す。
20nmのCVD−TiN層15を堆積させてCu層を
堆積させるための下地層を2層構造にして、バリヤ性を
高めると共に、インキュベーションタイムを短縮する。
ac)TMVSをプリカーサとしたCVD法によってC
VD−Cu層を堆積させ、化学機械研磨法によってCV
D−Cu層乃至アモルファスTi−Si−N層14の不
要部分を除去することによって埋め込みCu配線層を形
成する。
例を説明する。 図9(a)参照 先ず、第1の実施例と同様に、シリコン基板11上に堆
積させた厚さ600nmのSiO2 層12に幅が300
nmで、深さが500nmの配線用の溝13を形成した
のち、スパッタリング法によってAl層22を5〜10
nm、好適には10nm堆積させる。
酸化し、Cuに対するバリヤメタルとして機能するAl
2 O3 層24に変換する。
20nmのCVD−TiN層15を堆積させてCu層を
堆積させるための下地層を2層構造にして、バリヤ性を
高めると共に、インキュベーションタイムを短縮する。
ac)TMVSをプリカーサとしたCVD法によってC
VD−Cu層を堆積させ、化学機械研磨法によってCV
D−Cu層乃至Al2 O3 層24の不要部分を除去する
ことによって埋め込みCu配線層を形成する。
層を形成する工程における、RFスパッタリング法、或
いは、マグネトロンスパッタリング法は、それらに限定
されるものでなく、各種の他のスパッタリング法に置き
換えても良いものである。
ションタイムを短縮するためのTiN膜を形成する手段
は、CVD法に限られるものではなく、コリメーション
スパッタリング法、或いは、ロングスロースパッタリン
グ法を用いても良いものである。
は、ターゲットと被処理基板との間に蜂巣状の通路を有
するコリメータを配置したもので、コリメータによって
比較的平行なスパッタ原子成分、即ち、被処理基板に対
して比較的垂直なスパッタ原子成分のみを利用して堆積
を行うので、通常のスパッタリング法を用いた場合に比
べて段差被覆性が良好になり、比較的均一な膜厚の被膜
で溝13を設けたSiO 2 層12の表面を被覆すること
ができる。
は、ターゲットと被処理基板との間の間隔を大きくする
ことによって比較的平行なスパッタ原子成分のみを利用
して堆積を行うもので、本明細書においてはターゲット
と被処理基板との間の間隔が10cm以上の場合をロン
グスロースパッタリング法とするもので、この場合に
も、通常のスパッタリング法を用いた場合に比べて段差
被覆性が良好になる。
N層14の堆積手段も反応性スパッタリング法に限られ
るものではなく、段差被覆性を改善するためにコリメー
ションスパッタリング法、或いは、ロングスロースパッ
タリング法を用いても良いものである。
層12に設ける溝13を配線用の溝として説明している
が、本発明の構成はコンタクトホールの溝、即ち、コン
タクト電極の形成にも適用されるものである。
u層16を堆積させる際のプリカーサ(前駆体)として
Cu(hfac)TMVSを用いているが、Cu(hf
ac)TMVSに限られるものではなく、他のプリカー
サ、例えば、ヘキサフルオロアセチルアセトネイト銅
〔hexafluoroacetylacetonat
e−Cu:Cu(HFA)2 〕等を用いても良いもので
ある。
バリヤ性を高めるための層の堆積工程乃至CVD−Cu
層の堆積工程の一連の工程を、各反応装置を結合チャン
バーで結合させることにより、被処理基板を大気中に曝
すことなく真空中で連続的に行っても良く、この場合に
は大気中の酸素或いは汚染不純物の影響を防止すること
ができる。
を堆積させる際に、下地層をCuの拡散を防止するため
のバリヤメタル層とインキュベーションタイムを短縮す
るための酸素濃度の低いTiN層との2層構造を用いる
ことにより、低抵抗のCu配線層を設けた半導体装置の
信頼性を高め、且つ、スループットを向上することがで
きる。
含有量を示す図である。
の下地依存性を示す図である。
説明図である。
説明図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 絶縁層に凹部を形成したのち、バリヤメ
タル層及び酸素濃度の低いTiN層を順次形成し、次い
で、化学気相成長法を用いてCu層を堆積させて前記凹
部を埋め込み、次いで、前記バリヤメタル層、酸素濃度
の低いTiN層、及び、Cu層の不要部分を化学機械研
磨することによって除去することを特徴とする埋め込み
導電層の形成方法。 - 【請求項2】 上記バリヤメタル層として、スパッタリ
ング法で堆積させたアモルファスTi−Si−N層を用
いたことを特徴とする請求項1記載の埋め込み導電層の
形成方法。 - 【請求項3】 上記スパッタリング法として、コリメー
ションスパッタリング法、または、ターゲットと被処理
基板との間隔が10cm以上のロングスロースパッタリ
ング法を用いたことを特徴とする請求項2記載の埋め込
み導電層の形成方法。 - 【請求項4】 上記バリヤメタル層として、WNx 層、
または、TaNx 層を用いたことを特徴とする請求項1
記載の埋め込み導電層の形成方法。 - 【請求項5】 上記バリヤメタル層として、TiN層を
堆積させたのち窒素雰囲気中で熱処理することにより形
成した少なくとも表面が酸化したTiN層を用いたこと
を特徴とする請求項1記載の埋め込み導電層の形成方
法。 - 【請求項6】 上記バリヤメタル層として、TiN層を
堆積させたのちSiH4 ガス雰囲気中で熱処理すること
により形成したアモルファスTi−Si−N層を用いた
ことを特徴とする請求項1記載の埋め込み導電層の形成
方法。 - 【請求項7】 上記バリヤメタル層として、Al層を堆
積させたのち酸化雰囲気中で熱処理することにより形成
したAl2 O3 層を用いたことを特徴とする請求項1記
載の埋め込み導電層の形成方法。 - 【請求項8】 上記酸素濃度の低いTiN層を、化学気
相成長法により堆積させたことを特徴とする請求項1乃
至7のいずれか1項に記載の埋め込み導電層の形成方
法。 - 【請求項9】 上記酸素濃度の低いTiN層を、コリメ
ーションスパッタリング法、または、ターゲットと被処
理基板との間隔が10cm以上のロングスロースパッタ
リング法により堆積させたことを特徴とする請求項1乃
至7のいずれか1項に記載の埋め込み導電層の形成方
法。 - 【請求項10】 上記バリヤメタル層の堆積工程乃至C
u層の堆積工程を、一連の工程として真空中で連続的に
行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に
記載の埋め込み導電層の形成方法。
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