JP3132982B2 - 機械式シフトロック装置 - Google Patents

機械式シフトロック装置

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JP3132982B2
JP3132982B2 JP07124773A JP12477395A JP3132982B2 JP 3132982 B2 JP3132982 B2 JP 3132982B2 JP 07124773 A JP07124773 A JP 07124773A JP 12477395 A JP12477395 A JP 12477395A JP 3132982 B2 JP3132982 B2 JP 3132982B2
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車などのオート
マチックトランスミッションのシフトレバーのシフト操
作を制限するために用いられる機械式シフトロック装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】機械式シフトロック装置は、シフトレバ
ーをパーキングレンジ位置で機械的にロックするロック
機構を有する。このロック機構には種々のものがあり、
例えばスプリングによりロックピンが付勢され、この付
勢されたロックピンがシフトレバー基部の切欠部などに
係合するものがある。この係合は、スプリングによりパ
ーキングレンジ位置で自動的に行われる。
【0003】このロック機構においてロックを解除する
方法にも種々のものがある。例えばブレーキペダルを踏
むことで、ケーブルが引っ張られ前記ロックピンをロッ
ク解除位置に移動させるもの(ブレーキ連動式)、ある
いはキーをキーシリンダに入れてLOCK位置からAC
C位置に回動することで、ケーブルが引っ張られ前記ロ
ックピンをロック解除位置に移動するもの(キー連動
式)などがある。
【0004】更に、ブレーキ連動式のものとキー連動式
のものの両者の機能を合わせ持ったもの(ブレーキ・キ
ー連動式)も存在する。即ち、ブレーキ連動式のケーブ
ルに対し、キー連動式のケーブルが平行に設けられ、こ
の平行部分に連結部材が設けられることにより、ブレー
キペダルが踏まれると共にキーがLOCK位置からAC
C位置へ回動されて始めて、シフトレバーのロックが解
除されるようになっているものがある。これにより、ブ
レーキペダルを踏まないまま、シフトレバーを他のレン
ジ位置にシフトしたり、キーをLOCK位置にしたま
ま、シフトレバーを他のレンジ位置にシフトすることは
できない。
【0005】例えば、ブレーキ・キー連動式の機械式シ
フトロック装置では、図8に示すように、シフトレバー
100に設けられたシフトレバーノブボタン102を押
すと、ディテントピン104が図8の下方へと押し下げ
られシフトレバー100の回動に伴い、ディテントプレ
ート106のディテント溝108との係合位置を変えP
(パーキング)レンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ
などの状態にシフト可能となる。
【0006】ディテントピン104の近くには、ロック
カム110が設けられ、P位置にあるシフトレバー10
0のディテントピン104をU字溝112内へ収容し、
軸114回りに回動するようになっている。そして、シ
フトレバー100が図8に図示されるPレンジの位置に
なった状態で、ロックカム110が矢印L方向へ回転し
て図示位置(ロック位置)で固定され、ディテントピン
104をPレンジ用のディテント溝から抜き出し方向
(図8の下方)への移動を阻止するようになっている。
【0007】従ってロックカム110が図8の矢印L方
向と反対方向へ回転してディテントピン104がU字溝
112から抜け出す位置(解除位置)へ移動しない限
り、シフトレバー100はPレンジから他のレンジへシ
フトすることはできない。
【0008】このようにロックカム110のロック位置
および解除位置への回動は、ロックカム110に連結さ
れているケーブルアッセンブリー115のインナーケー
ブル116の移動と連動している。
【0009】このインナーケーブル116の他端は、図
示しないブレーキペダルに連動するシフトロック解除装
置に連結されている。インナーケーブル116の外側に
はアウターケーブル118が外装されている。アウター
ケーブル118の端部には、取付金具120が固着され
ている。
【0010】取付金具120は、アウターケーブル11
8側が太く、先端側が細く形成されており、細径部分に
雄ねじ122が形成されている。雄ねじ122には、ナ
ット124が2個螺合している。
【0011】アウターケーブル118の端部は、図示し
ないシャーシに取り付けられた板材126の溝128に
雄ねじ122を挿入し、2個のナット124で板材12
6を挟むことで固定されている。
【0012】一方、インナーケーブル116の先端に
は、取付孔130の形成された取付金具132が固着さ
れており、この取付孔130にロックカム110に立設
されたピン134が係合されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シフトロッ
ク解除装置、部品の寸法公差等により、車両毎にディテ
ントピン104の位置が若干(例えば、0.2〜0.5
mm)異なる。
【0014】ここで、軸114からディテントピン10
4までの距離L1 よりも軸114からピン134までの
距離L2 が長いので、ディテントピン104の位置の誤
差が少なくても、ケーブル側では、その誤差がレバー比
(L2 /L1 >1)に対応して拡大され、板材126の
溝128とロックカム110のピン134との距離が大
きく変化する。
【0015】このため、2つのナット124を回して板
材126に対する取付金具120の取付位置を軸方向に
調整しなければケーブルアッセンブリー115を正しく
取り付けることができず、組付け作業が煩雑で作業効率
が悪かった。
【0016】本発明は上記事実を考慮し、組付けが容易
な機械式シフトロック装置を提供することが目的であ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、インナーケーブルの一端が連結されるインナーケー
ブル連結部を有しシフトレバーのディテントピンと係合
して前記シフトレバーの移動を拘束可能なロック部材を
備え、パーキングレンジ位置で前記シフトレバーのシフ
ト操作が前記ロック部材でロックされ、運転者の所定の
操作が前記インナーケーブルを介して前記ロック部材に
伝達されて前記ロックが解除される機械式シフトロック
装置であって、前記インナーケーブルをスライド自在に
支持するアウターケーブルの一端が連結されるアウター
ケーブル連結部を備えると共に、前記ロック部材とは相
対位置を変更可能に設けられケーブル組付前に前記ロッ
ク部材に突出部を直接当接させることで前記インナーケ
ーブル連結部と前記アウターケーブル連結部との距離が
前記インナーケーブルの一端と前記アウターケーブルの
一端との距離に一致するアウターケーブル固定部材と、
前記インナーケーブル連結部と前記アウターケーブル連
結部との距離が前記インナーケーブルの一端と前記アウ
ターケーブルの一端との距離に一致した位置に前記アウ
ターケーブル固定部材を固定する位置固定部材と、を有
することを特徴としている。請求項2に記載の発明は、
インナーケーブルの一端が連結されるインナーケーブル
連結部を有しシフトレバーのディテントピンと係合して
前記シフトレバーの移動を拘束可能なロック部材を備
え、パーキングレンジ位置で前記シフトレバーのシフト
操作が前記ロック部材でロックされ、運転者の所定の操
作が前記インナーケーブルを介して前記ロック部材に伝
達されて前記ロックが解除される機械式シフトロック装
置であって、前記インナーケーブルをスライド自在に支
持するアウターケーブルの一端が連結されるアウターケ
ーブル連結部を備えると共に、前記ロック部材とは相対
位置を変更可能に設けられケーブル組付前に前記ロック
部材に突出部を距離調整冶具を介して当接させることで
前記インナーケーブル連結 部と前記アウターケーブル連
結部との距離が前記インナーケーブルの一端と前記アウ
ターケーブルの一端との距離に一致するアウターケーブ
ル固定部材と、前記インナーケーブル連結部と前記アウ
ターケーブル連結部との距離が前記インナーケーブルの
一端と前記アウターケーブルの一端との距離に一致した
位置に前記アウターケーブル固定部材を固定する位置固
定部材と、を有することを特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1に記載の機械式シフトロック装置の作
用を説明する。
【0019】まず、シフトレバーをパーキングレンジに
入れ、ロック部材をシフトレバーの移動を拘束可能なロ
ック位置とする。アウターケーブル固定部材の突出部
を、ロック部材に直接当接させるようにアウターケーブ
ル固定部材の位置調整を行うと、ケーブル組付前に、イ
ンナーケーブル連結部とアウターケーブル連結部との距
離が、インナーケーブルの一端とアウターケーブルの一
端との距離に一致する。
【0020】ディテントピンの位置が変化すると、ディ
テントピンと係合するロック部材のロック位置がそれに
応じて変化するが、アウターケーブル固定部材はロック
部材との相対位置を変更可能に設けられているので、ア
ウターケーブル固定部材の突出部をロック部材に当接さ
せることができる。 ケーブル組付前に、アウターケーブ
ル固定部材の突出部をロック部材に当接させることで、
インナーケーブル連結部とアウターケーブル連結部との
距離がインナーケーブルの一端とアウターケーブルの一
端との距離に一致するので、インナーケーブルとアウタ
ーケーブルは調整無しに簡単に取り付けることができ
る。
【0021】この機械式シフトロック装置では、運転者
が所定の操作を行わない状態では、ロック部材がシフト
レバーの移動を拘束しているのでシフトレバーを他のレ
ンジ位置へシフトすることができない。一方、運転者が
所定の操作を行うと、所定の操作がインナーケーブルを
介してロック部材で伝達され、ロック部材がシフトレバ
ーの移動を拘束しなくなる。これによりシフトレバーは
他のレンジ位置へ自由にシフトすることが可能となる。
次に、請求項2に記載の機械式シフトロック装置の作用
を説明する。まず、シフトレバーをパーキングレンジに
入れ、ロック部材をシフトレバーの移動を拘束可能なロ
ック位置とする。 アウターケーブル固定部材の突出部
を、ロック部材に距離調整冶具を介して当接させるよう
にアウターケーブル固定部材の位置調整を行うと、ケー
ブル組付前に、インナーケーブル連結部とアウターケー
ブル連結部との距離が、インナーケーブルの一端とアウ
ターケーブルの一端との距離に一致する。 ディテントピ
ンの位置が変化すると、ディテントピンと係合するロッ
ク部材のロック位置がそれに応じて変化するが、アウタ
ーケーブル固定部材はロック部材との相対位置を変更可
能に設けられているので、アウターケーブル固定部材の
突出部をロック部材に距離調整冶具を介して当接させる
ことができる。 ケーブル組付前に、アウターケーブル固
定部材の突出部を距離調整冶具を介してロック部材に当
接させることで、インナーケーブル連結部とアウターケ
ーブル連結部との距離がインナーケーブルの一端とアウ
ターケーブルの一端との距離に一致するので、インナー
ケーブルとアウターケーブルは調整無しに簡単に取り付
けることができる。 なお、請求項2に記載の発明は、イ
ンナーケーブルの一端とアウターケーブルの一端との距
離が、請求項1に記載の発明のものより距離調整冶具の
分だけ長い場合に適用される。 この機械式シフトロック
装置では、運転者が所定の操作を行わない状態では、ロ
ック部材がシフトレバーの移動を拘束しているのでシフ
トレバーを他のレンジ位置へシフトすることができな
い。一方、運転者が所定の操作を行うと、所定の操作が
インナーケーブルを介してロック部材で伝達され、ロッ
ク部材がシフトレバーの移動を拘束しなくなる。これに
よりシフトレバーは他のレンジ位置へ自由にシフトする
ことが可能となる。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例を、図1乃至図6にしたが
って説明する。
【0023】図1に示すように、シフトレバー12に設
けられたシフトレバーノブボタン14を押すとディテン
トピン16は、図1の下方へと押し下げられシフトレバ
ー12の車両前後方向(矢印S方向)の回動に伴い、デ
ィテントプレート18のディテント溝20との係合位置
を変え、P(パーキング)レンジ、Rレンジ、Nレン
ジ、Dレンジなどの状態にシフト可能となる。
【0024】このディテントピン16は図示しないスプ
リングの付勢力で図1の上方へ付勢されている。
【0025】図1及び図2に示すように、ディテントプ
レート18には、ディテント溝20の車両前方向(矢印
FR方向)に軸22が立設されており、この軸22回り
にロック部材としてのロックカム24が回動自在に取り
付けられている。
【0026】図1に示すように、ロックカム24には、
P位置にあるシフトレバー12のディテントピン16を
収容するU字溝26が設けられている。シフトレバー1
2が図1に示されるPレンジの位置になった状態で、ロ
ックカム24が矢印L方向へ回転して図示位置(ロック
位置)で固定されると、ディテントピン16は、Pレン
ジ用のディテント溝から抜き出し方向(図1の下方)へ
の移動が阻止される。従ってロックカム24が図1の矢
印L方向と反対方向へ回転してディテントピン16がU
字溝26から抜け出す位置(解除位置)へ移動しない限
り、シフトレバー12はPレンジから他のレンジへシフ
トすることはできない。
【0027】図1及び図3に示すように、ロックカム2
4の上端部には、後述するケーブルアッセンブリ40の
インナーケーブル42の端部に固着された係止金具54
を係止するインナーケーブル連結部としての係止ピン2
8が立設されている。図3に示すように、係止ピン28
の先端は、引っ掛け部28Aを有する矢状とされ、中央
には溝28Bが形成されている。なお、ロックカム24
の上端部付近は、図1に示すように係止ピン28を中心
とした曲率半径RAの円弧状に形成されている。
【0028】図1及び図2に示すように、ディテントプ
レート18には、ロックカム24の車両前方向側にアウ
ターケーブル固定部材としてのブラケット30が配置さ
れている。ブラケット30は、前述したロックカム24
を支持する軸22にロックカム24と共に回動自在に取
り付けられている。
【0029】ブラケット30の車両前方向側の端部は、
ディテントプレート18と直角に形成された折曲部32
とされ、折曲部32には図4に示すように、入口が幅狭
とされたアウターケーブル連結部としての溝34が形成
されている。
【0030】図1に示すように、ブラケット30の中央
部には、軸22を曲率中心とした円弧状の長孔35が形
成されており、この長孔35に挿通した位置固定部材と
してのビス36がディテントプレート18に締め付けら
れることで、図2に示すようにブラケット30はディテ
ントプレート18に固定されている。
【0031】図5に示すように、ブラケット30には、
ロックカム24の係止ピン28に向けて突出する突出部
38が形成されており、この突出部38の先端は、折曲
部32の車両前方向面と溝34の中心線とが公差する点
Aを中心とした曲率半径RBの円弧状に形成されてい
る。
【0032】ところで、このようにロックカム24のロ
ック位置および解除位置への回動は、ロックカム24に
連結されているケーブルアッセンブリ40のインナーケ
ーブル42と連動している。
【0033】インナーケーブル42には、管状のアウタ
ーケーブル44が外装されており、アウターケーブル4
4の端部には、円筒状の取付金具46が固着している。
取付金具46の軸方向中間部には、溝50が形成されて
いる。
【0034】アウターケーブル44の端部は、取付金具
46の溝50をブラケット30の溝34に挿入すること
で図1に示すようにブラケット30に固定されている。
【0035】図3及び図5に示すように、インナーケー
ブル42の先端には、係止孔52の形成された係止金具
54が固着されている。インナーケーブル42は、係止
金具54の係止孔52に前述したロックカム24の係止
ピン28を挿入することでロックカム24と連結されて
いる。
【0036】取付金具46と係止金具54との間には、
スプリング55が配設されている。このスプリング55
は、インナーケーブル42を引き出す方向へ付勢してお
り、これによりロックカム24は矢印L方向とは反対方
向へ付勢されている。なお、ディテントピン16のスプ
リング(図示せず)は、このスプリング55よりも強い
付勢力を有し、シフトレバー12がPレンジへ至ると、
U字溝26を介してディテントピン16がロックカム2
4を図1に示す位置まで矢印L方向へと旋回させる。
【0037】図6に示すように、ケーブルアッセンブリ
40の他端は、ブレーキペダル56及びキー装置58と
連結される解除装置60に導かれている。解除装置60
は、キー62がロック位置にある停車状態で、ブレーキ
ペダル56が踏まれていない場合に、インナーケーブル
42を引き込んだ状態でロックする。一方、ブレーキペ
ダル56が所定量以上踏み込まれ、キー62がLOCK
位置からACC位置へ(必要に応じてさらにはエンジン
作動位置へ)と回動されると、インナーケーブル42の
ロックを解除し、インナーケーブル42を引き出し可能
状態とする。
【0038】図5に示すように、本実施例のシフトロッ
ク装置では、インナーケーブル42が引き込まれたロッ
ク状態で、取付金具46の溝50から係止金具54の係
止孔52までの寸法Sが、RAとRBとを足した寸法と
一致するように、各部の寸法が決められている。
【0039】次に、シフトレバー12側のケーブルアッ
センブリ40の取り付け手順を説明する。
【0040】まず、キー62をキー装置58に入れてL
OCK位置とし、シフトレバー12をPレンジ位置とす
る。
【0041】次に、図5に示すようにブラケット30の
突出部38の先端をロックカム24に当接させ、この状
態で長孔35に挿通させビス36をディテントプレート
18に締め付け、ブラケット30をディテントプレート
18に固定する。
【0042】次に、アウターケーブル44の取付金具4
6の溝50をブラケット30の溝34に挿入すると共に
インナーケーブル42の係止金具54の係止孔52にロ
ックカム24の係止ピン28を挿入する。これによって
取付金具46がブラケット30に固定され、インナーケ
ーブル42がロックカム24に固定される。
【0043】Pレンジ位置にシフトされたシフトレバー
12のディテントピン16は、調整等によって、上下方
向の位置が車両毎に微小寸法(例えば、0.2〜1mm程
度)異なることがある。
【0044】従来では、ディテントピンの位置が異なる
と、インナーケーブルの先端を係止する位置(本実施例
の係止ピン28に相当)とアウターケーブルの端部を係
止する位置(本実施例のブラケット30の溝34に相
当)との距離が変わり、アウターケーブルの端部の取付
位置調整に手間を要したが、本実施例では、ブラケット
30を、突出部38の先端がロックカム24に当接する
ようにビス36で固定することで調整が終了するため、
ケーブルアッセンブリ40を短時間で組付けることがで
きる。
【0045】次に、シフトロック装置の作用を説明す
る。シフトレバーをPレンジ位置から他のレンジ位置、
例えばDレンジ位置へシフトするためには、ブレーキペ
ダル56を踏み、かつキー62をLOCK位置からAC
C位置へ(必要に応じてさらにはエンジン作動位置へ)
と回動する。
【0046】これによりインナーケーブル42が移動可
能となり、ロックカム24も回動できる状態となる。そ
こで、シフトレバーノブボタン14を押すことにより、
ディテントピン16を押し下げ、これによりロックカム
24をロック解除方向に回動させる。このようにしてロ
ック解除が行われると、シフトレバー12は任意のレン
ジ位置へシフトすることが可能となる。
【0047】なお、通常は、ブラケット30の突出部3
8の先端を、ロックカム24に当接させ、この状態でビ
ス36をディテントプレート18に締め付けてディテン
トプレート18にブラケット30を固定するが、インナ
ーケーブル42の係止金具54の係止孔52とアウター
ケーブル44の取付金具46の溝50との距離が、本実
施例よりも所定寸法大きいケーブルアッセンブリ40を
用いる場合には、図7に示すように、ブラケット30の
突出部38の先端とロックカム24との間に、治具98
を挿入してブラケット30を固定すれば良い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
機械式シフトロック装置は、手間のかかるアウターケー
ブルの端部取付位置調整を必要としないので、インナー
ケーブル及びアウターケーブルの組付作業が容易になる
という優れた効果を有する。
【0049】また、アウターケーブル固定部材の所定部
分をロック部材の所定部分と当接させるだけでロック部
材の調整作業が終了するため、ロック部材の調整作業が
極めて容易になるという優れた効果を有する。また、請
求項2に記載の機械式シフトロック装置は、手間のかか
るアウターケーブルの端部取付位置調整を必要としない
ので、インナーケーブル及びアウター ケーブルの組付作
業が容易になるという優れた効果を有する。 また、アウ
ターケーブル固定部材の所定部分を距離調整冶具を介し
てロック部材の所定部分と当接させるだけでロック部材
の調整作業が終了するため、ロック部材の調整作業が極
めて容易になるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例に係る機械式シフトロック
装置のシフトレバー付近の側面図である。
【図2】図5に示すブラケット及びロックカム周辺の矢
印A方向矢視図である。
【図3】図5に示す係止ピン周辺の矢印A方向矢視図で
ある。
【図4】図5に示す溝の矢印B方向矢視図である。
【図5】シフトインターロックケーブルアッセンブリを
取り付ける前のシフトレバー付近の側面図である。
【図6】自動車の運転席周辺の斜視図である。
【図7】治具を用いてブラケットを固定する様子を示す
シフトレバー付近の側面図である。
【図8】従来の機械式シフトロック装置のシフトレバー
付近の側面図である。
【図9】図8の矢印A方向矢視図である。
【符号の説明】
12 シフトレバー 16 ディテントピン 24 ロックカム(ロック部材) 28 係止ピン(インナーケーブル連結部) 30 ブラケット(アウターケーブル固定部材) 34 溝(アウターケーブル連結部) 36 ビス(位置固定部材) 38 突出部 42 インナーケーブル 44 アウターケーブル 56 ブレーキペダル98 治具(距離調整冶具)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナーケーブルの一端が連結されるイ
    ンナーケーブル連結部を有しシフトレバーのディテント
    ピンと係合して前記シフトレバーの移動を拘束可能なロ
    ック部材を備え、パーキングレンジ位置で前記シフトレ
    バーのシフト操作が前記ロック部材でロックされ、運転
    者の所定の操作が前記インナーケーブルを介して前記ロ
    ック部材に伝達されて前記ロックが解除される機械式シ
    フトロック装置であって、 前記インナーケーブルをスライド自在に支持するアウタ
    ーケーブルの一端が連結されるアウターケーブル連結部
    を備えると共に、前記ロック部材とは相対位置を変更可
    能に設けられケーブル組付前に前記ロック部材に突出部
    を直接当接させることで前記インナーケーブル連結部と
    前記アウターケーブル連結部との距離が前記インナーケ
    ーブルの一端と前記アウターケーブルの一端との距離に
    一致するアウターケーブル固定部材と、 前記インナーケーブル連結部と前記アウターケーブル連
    結部との距離が前記インナーケーブルの一端と前記アウ
    ターケーブルの一端との距離に一致した位置に前記アウ
    ターケーブル固定部材を固定する位置固定部材と、 を有する ことを特徴とする機械式シフトロック装置。
  2. 【請求項2】 インナーケーブルの一端が連結されるイ
    ンナーケーブル連結部を有しシフトレバーのディテント
    ピンと係合して前記シフトレバーの移動を拘束可能なロ
    ック部材を備え、パーキングレンジ位置で前記シフトレ
    バーのシフト操作が前記ロック部材でロックされ、運転
    者の所定の操作が前記インナーケーブルを介して前記ロ
    ック部材に伝達されて前記ロックが解除される機械式シ
    フトロック装置であって、 前記インナーケーブルをスライド自在に支持するアウタ
    ーケーブルの一端が連結されるアウターケーブル連結部
    を備えると共に、前記ロック部材とは相対位置を変更可
    能に設けられケーブル組付前に前記ロック部材に突出部
    を距離調整冶具 を介して当接させることで前記インナー
    ケーブル連結部と前記アウターケーブル連結部との距離
    が前記インナーケーブルの一端と前記アウターケーブル
    の一端との距離に一致するアウターケーブル固定部材
    と、 前記インナーケーブル連結部と前記アウターケーブル連
    結部との距離が前記インナーケーブルの一端と前記アウ
    ターケーブルの一端との距離に一致した位置に前記アウ
    ターケーブル固定部材を固定する位置固定部材と、 を有することを特徴とする機械式シフトロック装置。
JP07124773A 1994-06-30 1995-05-24 機械式シフトロック装置 Expired - Lifetime JP3132982B2 (ja)

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