JP3131072B2 - 写真感光材料の処理方法及び装置 - Google Patents
写真感光材料の処理方法及び装置Info
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Description
(以下、「感光材料」又は「感材」と略す場合があ
る。)を処理する処理方法に関し、特に通電処理を有す
る処理方法に関する。
て、通電処理しつつ感光材料を現像処理することは知ら
れている。例えば、現像槽を陰イオン交換膜で仕切り電
解質溶液を含有する部分に陽極を、現像槽の現像液を含
有する部分に陰極をそれぞれ設け、両極に通電し処理す
る方法がある。両極に通電すると、現像主薬の酸化の防
止や感光材料の処理に伴い蓄積される臭素イオンの除去
が可能となる。それによって現像槽への補充量を減少さ
せることができるなどがある。
て、処理装置で処理したフイルムの本数等の処理量に応
じて通電量を調整したり、また、現像液中の臭素イオン
濃度を検出できる装置を用い、その値によって通電量を
調整する方法がある。処理量に応じた通電は、感光材料
の種類に偏りや、一本のフィルム中に撮影されていない
駒があるなどで、例えば、「写ルンです」(商品名)で
は27駒取りでも実際は10〜20駒しか撮らなかった
りするため、処理量に対応した通電量を流すと現像液中
の臭素イオンを過剰に除去してしまうため、写真性能の
変動が大きかった。また、処理量に応じた通電では、通
電に用いられている陰イオン交換膜の劣化をすぐに知る
ことができず、そのため通電しても臭素イオンを除去で
きなくなり現像液中の臭素イオンの急激な増加で写真性
能が悪化してくる。
オン濃度を検出して、通電量を制御する方法は、実際撮
影に関与した感光材料の量を知ることができ、適切な通
電が可能となる。
れている臭素イオンセンサを用いると、現像液中には、
感光材料から溶出してくる各種有機物、例えば界面活性
剤や色素、染料、その他のカブリ抑制剤等アニオン性や
カチオン性の有機物や、現像液中に含まれる還元物質、
保恒剤等が存在するためノイズが多く、メーカー側のデ
ータ値と現像液中で使用したときの値とは異なってしま
い、市販の臭素イオンセンサを用い、通電を制御するに
は不十分である。しかも、液中に浸けた状態にしておく
と電極が劣化し使用できなくなる。また、測定後は、直
ぐに電極を洗浄し蒸留水や0.1MKCl液中に浸漬保
存しておかないと、再び測定できない。しかも、使用す
る毎に電極の臭素イオンのレベルを較正しないと使えな
い等で、実用レベルのものは全く存在しなかった。
や撮影された駒数に対応した実際に感光材料から溶出す
る臭素イオンに対応する臭素イオン自体の濃度の変動を
検知し、適正に通電処理することで長期間処理し続けて
も良好な画像を得ることができる感光材料処理方法及び
装置を提供することである。
(1)〜(8)の構成によって達成される。 (1)陰イオン交換膜を有する緩衝部を電位測定部に設
けた臭素イオンセンサにより現像液中の臭素イオン濃度
に起因する電位を検出し、臭素イオンセンサによる検出
電位に基づいて、主として臭化銀を含有するハロゲン化
銀写真感光材料の処理条件を変えて該写真感光材料を処
理する写真感光材料処理方法。 (2)前記写真感光材料の処理量を検出し、該処理量及
び前記検出電位に基づいて前記処理条件を変えて写真感
光材料を処理する前記(1)に記載の写真感光材料処理
方法。 (3)現像液に陰極を接触させ、前記現像液と陰イオン
交換膜を介して接する電解質溶液に陽極を接触させ、前
記写真感光材料の処理量に応じて前記両極への通電量を
制御し、前記臭素イオンセンサにより検出した現像液の
電位が許容範囲から逸脱したときは、感光材料の処理量
に応じて通電量を制御するのに優先して、臭素イオンセ
ンサの検出電位に応じて通電量を制御して写真感光材料
を処理する前記(2)に記載の写真感光材料処理方法。 (4)現像液に陰極を接触させ、前記現像液と陰イオン
交換膜を介して接する電解質溶液に陽極を接触させ、前
記写真感光材料の処理量に応じて前記両極への通電量を
制御し、前記電極への通電量が、前記写真感光材料の処
理量に応じた通電量と、臭素イオンセンサによる検出電
位に応じた通電量との平均通電量となるように通電を制
御する前記(2)に記載の写真感光材料処理方法。 (5)写真感光材料の処理量を検出する処理量検出手段
と、現像液中の臭素イオン濃度に起因する電位を検出す
る電位検出手段と、これら検出手段の情報に基づいて、
感光材料の処理条件を変える設定手段と、設定した条件
に従って各処理手段の作動を制御する制御手段とを備え
た写真感光材料処理装置。 (6)前記電位検出手段は、電位測定用電極が陰イオン
交換膜を介して現像液と接する電解質溶液を充填した緩
衝部の前記電解質溶液に接している前記(5)に記載の
写真感光材料処理装置。 (7)前記現像液が、ハイドロキノン型黒白現像液、カ
ラー現像液、金属錯体黒白現像液、ピラジン、フェナジ
ン系の2電子酸化還元体を形成する黒白現像液のいずれ
か1である写真感光材料処理方法。 (8)前記処理条件が、通常処理の場合には補充量を調
整し、通電処理の場合には通電量を調整するものである
前記(1)に記載の写真感光材料処理装置。
検出電位に基づいて臭素イオン濃度を換算し、処理条件
を変えて写真感光材料を処理することで、長期間処理し
続けても写真性能のばらつきや悪化のない、良好な画像
を得ることができる。従来、臭素イオンセンサの精度が
低いため、感光材料の処理に通電処理を組み合わせて処
理する場合、臭素イオン濃度を測定し、その値をもとに
通電を制御することは知られていない。
の値から通電量を決定し処理条件を変えて処理するもの
であり、撮影に関与している感光材料の量を正確に把握
でき、適正な通電によって写真性能を一定にしたまま長
期間処理ができる。本発明において、臭素イオンに起因
する電位をもとに通電を制御可能となったのは、陰イオ
ン交換膜を有する緩衝部を電位測定部に設けた本発明の
臭素イオンセンサによるものである。
る感光材料とは、一般撮影用感光材料である。感光材料
は高感度感光材料になる程塗布銀量が多くなる。従って
感度の異なる感光材料間では、溶出する臭素イオンは異
なるので感光材料の処理量のみの検知では不十分とな
る。また、同じ感光材料であってもフイルム1本中全部
撮影されているものに対して、半分しか撮影されていな
いものは、現像液中に溶出してくる臭素イオンが約1/
2となり、このため感光材料処理量だけでは臭素イオン
を精密に検知できず、臭素イオンセンサが必要となる。
特に、最近、パノラマ撮影が増えているが、これは感光
材料の1駒中の画面の中で半分の部分しか撮影に使われ
ないので、普通サイズの駒に対して、パノラマサイズの
駒は、約1/2の臭素イオンの溶出量を生じる。このよ
うに、フイルム1本の半分しか撮影されていないもの
と、パノラマ撮影のものとが処理する際に重なった場
合、フイルム1本を全駒普通サイズで撮影されたものと
比べて、約1/4の臭素イオンの溶出となり、臭素イオ
ンの溶出は撮影状況の変化により1〜1/4まで変化す
ることになる。
ン、ノーマルと撮影バージョンを自由に替えられるよう
になると、臭素イオンセンサが必須となり、しかも臭素
イオンセンサが高精度で安定して測れないと、写真性能
に悪影響を及ぼしてしまう。本発明において、処理可能
な現像液中の臭素イオンに起因する電位(EBr)の範囲
は、水素電極に対して、30mV<EBr<50mVが好
ましく、より好ましくは35mV<EBr<45mVであ
る。EBrが30mVより小さい、または50mVより大
きいと写真性能が低下してしまう。上記本発明の好まし
い電位は、水素イオン標準電極に対する値であって、標
準電極がAgCl電極等の別の電極に対しては、相対的
に上記の好ましい電位が異なってくる。
こに存在する絶対臭素イオン量が異なる。通電量は絶対
臭素イオン量に応じて変化し、感光材料から溶出してく
る臭素イオンはKBrに換算される。従って、タンク容
量を20リットルと仮定すると、タンク中に含まれるK
Brの全量(絶対量)は 絶対KBr量=KBr(g/l)×20(l) となる。
ィー(F)(実際は効率50%なので2ファラディー)
必要である。例えば、KBr1.7g/リットルを1.
2g/リットルにさせるために必要な通電量は、通電量
=〔1.7−1.2(g/l)〕×20(l)/119
(KBr分子量)×2(ファラディー)=0.168
(ファラディー)≒16220(クーロン)である。
囲、35mV<EBr<45mVに入るようにコントロー
ルする。検出電位は臭素イオン濃度に起因することか
ら、検出電位と処理後の感光材料の感度との相関関係が
あり、その一例を下記に示す。各KBrの濃度の状態で
ASA感度100のフイルムを処理すると下記のように
感度が変化し、また、各KBrの濃度に対して各電位が
対応する。
感度を得ることができることがわかる。
臭素イオン濃度の上昇に対して補充を行うことで現像液
中の臭素イオン濃度を一定に保つように調整しており、
また、通電処理の場合には通電量を制御して現像液中の
臭素イオン濃度を一定に保つように調整することができ
る。本発明において、処理条件の主なものは、通電の条
件であり基本的には何クーロンの電気を流すかというこ
とである。この場合、クーロンは電流×通電時間(t
秒)であり、電流は装置の形態により、 電流密度(ρ=A/dm2 )×電極面積(Sdm2 ) で表される。
どを意味する。また、処理条件として他に温度、処理時
間、攪拌条件などを含めてもよい。
外にも種々あるのが、例えば、低温で迅速処理をしたい
時は臭素イオンの濃度をかなり低く設定し、また、暑い
日や寒い日に処理する場合も、臭素イオンの濃度をそれ
ぞれに応じて調節し、適正な処理が可能となるなど、条
件を適宜変えることができる。また、節電方式採用の自
現機の場合、例えば38℃設定で処理するとき、処理前
の待機中に35℃に設定していたとすると、顧客が来て
から処理液の温度を3℃上げるためすぐに処理を開始す
ることができない。これに対して、このときの処理液の
温度と臭素イオンの量を知ることができると、これらの
値から指定感度がでるように処理時間を設定してすぐに
処理を開始することができる。一方、顧客が連続的に来
るときは、38℃で、指定の臭素イオン濃度値及び処理
時間で現像することになる。
理量の両者を考慮して処理条件を決定することが好まし
く、通電処理の安全性を確保することができる。また、
処理量と臭素イオンセンサとの両者からの平均通電量に
より通電することが好ましい。
一例を下記に示す。例えば、感光材料カラーネガフイル
ム24枚撮り1本当たりの通電量は、1Aで30秒間通
電する(処理通電S)ことが理論値であるが、実際に
は、フイルム種、撮影駒数、パノラマ/ノーマル比で臭
素イオン溶出量が変わるため、処理量に応じた通電で
は、あるときは臭素イオンの除去が過剰だったり不十分
だったりするため好ましくない。また、通電に用いられ
る陰イオン交換膜が劣化すると、臭素イオンが現像液中
にたまり過ぎる。これらのことは、臭素イオンセンサー
により現像液中の臭素イオンに起因する電位(EBr)を
測定すると補正できる。しかし、臭素イオンセンサが長
期間安定とは限らないケースも生じ得るので、この危険
を避けるために処理量をも考慮して行うことが好まし
い。
は、臭素イオンに起因する電位(EBr)が35mVより
大きいときは通電をし、45mVより小さいときは通電
を止め、検出する電位の値を35mV<EBr<45mV
となるように通電を制御する。上記のように、感光材料
カラーネガフイルム24枚撮り1本当たりの通電量の理
論値が、1Aで30秒間通電する(処理通電S)ものと
し、具体例を以下に示す。 i)EBr≦35mVでカラーネガフイルム24枚撮り1
本を処理するときは、1Aで(30秒+30秒)/2=
30秒間の通電をする。 ii) EBr≧45mVでカラーネガフイルム24枚撮り1
本を処理するときは、1Aで(0秒+30秒)/2=1
5秒間の通電をする。こうすることによりEBrは中心値
40mVに近づき処理が安定する。 iii)35mV<EBr<45mVでカラーネガフイルム2
4枚撮り1本を処理する場合、1Aで下記に示す各場合
に応じて各時間通電する。この場合、検出電位に対応す
る通電は、電位が許容範囲内であるので通電しなくても
よいが下記のように通電を制御することも好ましく行わ
れる。
(30秒+30秒)/2=30秒か、b)(15秒+3
0秒)/2=22秒とし(電位40mVで処理した場合
と近似するためこのように通電時間を制御する。)、4
2mV≦EBr<45mVのときは、a)(0秒+30
秒)/2=15秒か、b)(0秒+30秒)/2=15
秒とし(極大値と極小値を考慮して通電時間を調整す
る。)、38mV<EBr<42mVのときは、a)(0
秒+30秒)/2=15秒とする。
場合、EBr≦35mVでは、現像液の時間を38℃、3
分15秒間通電する時間を10%増し、EBr≧45mV
では、現像液の時間を38℃、3分15秒間通電する時
間を10%減して処理を行う。
許容範囲内では処理量に応じて通電し、臭素イオンセン
サの値が許容範囲を逸脱したとき、処理量に応じた通電
に優先して臭素イオン濃度に応じて通電を行うことが好
ましい。このような通電方法は、処理量と臭素イオン濃
度の2点から制御されることで、通電処理の安全性を確
保するとともに、写真性能をより長期間維持するのに好
ましい。
と、通電処理部の陰イオン交換膜の劣化等が予想され警
告を出すことができ、写真性の大故障防止に役立つ。ま
た、SとEBrの偏りは撮影駒数やパノラマ/ノーマルの
差と考えられ、プリント時のペーパー準備に役立てるこ
とも可能である。この情報はカラーネガ処理とプリンタ
ープロセッサーが一体化した自現機において特に有効と
なる。
の周囲に陰イオン交換膜の隔膜を有する緩衝部を設けた
電極である。緩衝部を設ける構成は、ダブルジャンクシ
ョンとして知られているが、本発明のように緩衝部に陰
イオン交換膜を設けたものは知られていない。本発明に
おいては、陰イオン交換膜を設けたことでランニング現
像液中に含まれる各種有機化合物、例えば増感色素、染
料、界面活性剤、更にはカラー現像主薬、黒白現像主
薬、他の還元物質、感光材料、添加される有機カブリ防
止剤などの妨害や、臭素イオン選択膜の劣化防止に役立
つ。
カリ性や中性のKCl、LiClの0.001〜0.5
モル/リットルの液を入れるのが好ましい。また、臭素
イオン選択電極は通常下部にセンサ部があるが電極の横
側にセンサ部がある方が気泡の入りがなく安定に電位を
測定できる。同様な考えでダブルジャンクション部の陰
イオン交換膜は、電極同様下側に向くより槽側に向けた
方がよく、かつ臭素イオンセンサ部と平行して設置する
のが好ましい。本発明に使用できる臭素イオン選択電極
は市販の固体膜型イオン電極でも液体型イオン電極でも
よい。また、下記文献で知られるイオン選択電極も使用
できる。 1)L.Wuthier,et.al.,Anal.C
hem.56,535(1984) 2)J.Thomas,et.al.,Anal.Ch
em.Acta,180,289(1986) 3)A.Hodinar,et.al.,Anal.C
hem.,61,1169(1989) 4)N.Chanitakis,et.al.,Ana
l.Chem.,60,185(1988) 5)J.Havas,et.al.,Acta.Che
m.Acad.Sci.Hung.58,9(196
8) 6)G.Rechnitz,et.al.,Anal.
Chem.,38,1786(1966) 7)EK,EP0010802A1(1979出願) 8)EK,US4,214,968(1978出願)
られているため、処理装置の攪拌の影響を少なくするこ
とができる。また処理液中の臭素イオン以外の他の成分
の影響も和らげることができる。従来、ダブルジャンク
ションで、陰イオン交換膜を有していなかったとき、ガ
ラス質でできた半透膜でこの多孔部分には有機物や無機
物が沈着すると、すぐ使用不可能になる。
選択性や物質選択性がないために、緩衝部に入れる外液
が汚れやすく、これが臭素イオン濃度に起因する電位の
誤検出の原因であった。また、ガラス質では製造法が大
変なためコストが高く、且つ駄目になると全部変える必
要がある。
ンクション方式は、たとえ膜が汚染で劣化したとしても
膜のみ交換すればよく容器も大量生産可能となる。本発
明で用いられる陰イオン交換膜は、市販の下記陰イオン
交換膜を使用できる。 (国内メーカー) 徳山ソーダ:NEOSEPTA AM−1、AM−2、AM−3、AMX、ACM、AMH、ACS 、AFN、ACLE−5P、AV−4T、AF−4T、AVS−4 T、AFS−4T 旭化成 :ACIPLEX CA−1、CA−2、A−201、A−211、A−202、A− 172 旭硝子 :SELEMION AMV、ASV、AAV、DSV 東洋ソーダ:SA−26、46、48;DF−17、34;SF−17、34、 DFP−43、SFP−43、SAH−48、SAE−48
は、イオン交換膜の膜中のポアサイズが小さく、ハロゲ
ンイオンを通過するが他の分子量の大きい一価アニオン
性の化合物が通過しないものがよい。例えば、徳山曹達
製のAM−3、ACM、ACS、ACLE、旭化成製の
CA−1などである。
イオン濃度に起因する電位検出手段を備えた装置であれ
ば、特に限定されない。本発明において用いることがで
きる現像液は、ハイドロキノン型黒白現像液、カラー現
像液、金属錯体黒白現像液、ピラジン、フェナジン系の
2電子酸化還元体を形成する黒白現像液を好ましく挙げ
ることができる。
積されてくる臭素イオンを除去し、しかも、酸化状態の
現像主薬を還元状態に戻し現像を効率よくする。
は下記のものをあげることができるる。 〈現像液の例〉 HQ(ハイドロキノン型)黒白現像主薬、カラー現
像主薬は The Theory of the Photogr
aphic Bocass 4thed(T.H.Ja
mes;Macmillan Publishing
Co., Inc)P291〜334 §11 The
Developing Agents and Re
actionsに詳細に述べられている。具体的には、 (黒白)ハイドロキノン、ハイドロキノンモノスルホネ
ートカテコール、クロールハイドロキノン、助剤として
フェニドン、フェニドン誘導体、モノールなど (カラー)富士写真フイルム製カラー現像主薬でFCD
−02、FCD−03、FCD−04など 金属錯体現像液 特開平4−250449号公報に
記載の化合物や特願平5−47189号公報に記載の金
属及びキレート剤 ピラジン、フェナジン系の黒白現像剤 具体的には、化1のピラジン類、化2のキノキサリン
類、化3のフェナジン類、化4のナフタジン類、化5の
N−置換イソアロキサジン類、化6または化7のインド
フェナジン類、化8のフロキノキサリン類、化9のチエ
ノキノキサリン類、化10のルマジン類、化11のアロ
キサジン類、化12のシノリン類等である。
が示されており、化1〜化4の置換可能な位置は、−N
H2 、−OH、−NO2 、−COOH、アルキル、フェ
ニルまたは−SO3 Naで置換されていてもよい。化5
において、Rは脂肪族基(アルキル、アリル等)または
アラルキル基を表わす。Zは芳香環または複素環を表わ
す。
れぞれ、Z′は芳香環を表わす。化7において、R′は
単環式芳香族基を表わし、それぞれのR′は同一でも異
なっていてもよい。化10において、R1 は、それぞれ
同一でも異なっていてもよく、水素原子、アルキル基ま
たはアリル基を表わす。
水素原子で、他方がメチル基を表わす。Zは芳香環また
は複素環を表わす。化12において、R4 は水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基
またはアリールオキシ基を表わし、R4 で表わされる水
素原子以外の置換基が3〜8のいずれかの位置に置換す
る。
電子還元される。例えばピラジン骨格を有する化合物を
例にすると、化13に示すような1,4−ジヒドロ体、
化14に示すような1,2−ジヒドロ体が生成し、現像
主薬としての作用が可能となる。
リン、ジメチルキノキサリン、ジアミノフェナジン等が
好ましい。このような化合物は、銀色素漂白法の色素漂
白触媒として使用されているものであり、その詳細につ
いては、“中村著「高機能フォトケミカルス」構造機能
と応用展望、p277、(株)シーエムシー(198
6)”およびこれに引用された文献に記載されている。
アルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸塩もしくはリン酸塩のよ
うなpH緩衝剤、臭化物塩、沃化物塩、ベンズイミダゾー
ル類、ベンゾチアゾール類もしくはメルカプト化合物の
ような現像抑制剤またはカブリ防止剤などを含むのが一
般的である。また必要に応じて、ヒドロキシルアミン、
ジエチルヒドロキシルアミン、亜硫酸塩ヒドラジン類、
フェニルセミカルバジド類、トリエタノールアミン、カ
テコールスルホン酸類、トリエチレンジアミン(1,4
−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン)類の如き各
種保恒剤、エチレングリコール、ジエチレングリコール
のような有機溶剤、ベンジルアルコール、ポリエチレン
グリコール、四級アンモニウム塩、アミン類のような現
像促進剤、色素形成カプラー、競争カプラー、ナトリウ
ムボロンハイドライドのようなカブラセ剤、1−フェニ
ル−3−ピラゾリドンのような補助現像主薬、粘性付与
剤、アミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン酸、ア
ルキルホスホン酸、ホスホノカルボン酸に代表されるよ
うな各種キレート剤、例えば、エチレンジアミン四酢
酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シ
クロヘキサンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ
ジ酢酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホ
ン酸、エトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホン
酸、エチレンジアミン−N,N,N′,N′−テトラメ
チレンホスホン酸、エチレンジアミン−ジ(o−ヒドロ
キシフェニル酢酸)及びそれらの塩を代表例として上げ
ることができる。
像を行ってから発色現像する。この黒白現像液には、ハ
イドロキノンなどのジヒドロキシベンゼン類、1−フェ
ニル−3−ピラゾリドンなどの3−ピラゾリドン類また
はN−メチル−p−アミノフェノールなどのアミノフェ
ノール類など公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み
合わせて用いることができる。
9〜12であることが一般的である。この他L. F. A.メイ
ソン著「フォトグラフィック・プロセシン・ケミストリ
ー」、フォーカル・プレス刊(1966年)の 266〜229
頁、米国特許 2,193,015号、同 2,592,364号、特開昭48
−64933 号などに記載のものを用いてもよい。
塩、炭酸塩、ホウ酸塩、およびリン酸塩の如きpH緩衝
剤、臭化物、沃化物、および有機カブリ防止剤の如き現
像抑制剤ないし、カブリ防止剤などを含むことができ
る。また必要に応じて、硬水軟化剤、ヒドロキシルアミ
ンの如き保恒剤、ベンジルアルコール、ジエチレングリ
コールの如き有機溶剤、ポリエチレングリコール、四級
アンモニウム塩、アミン類の如き現像促進剤、色素形成
カプラー、競争カプラー、ナトリウムボロンハイドライ
ドの如きかぶらせ剤、1−フェニル−3−ピラゾリドン
の如き補助現像薬、粘性付与剤、米国特許 4,083,723号
に記載のポリカルボン酸系キレート剤、西独公開(OL
S) 2,622,950号に記載の酸化防止剤などを含んでもよ
い。
Sci. Eng. 5, 48 〜54(1961)に記載されたあらゆる形
態の処理機に適用することができるが、その中でドラム
処理機、ローラー自現機、シネ式自現機、リーダーベル
ト方式自現機、ローラー搬送自現機、更には開口率の小
さい自現機、開口率が小さく、タンク液量も少ないスリ
ット型自現機、開口率が極端に小さい密閉式自現機さら
には多室処理槽を有する自現機に有効に適用できる。上
記処理機はそれぞれ、ドラム処理は写真工業12月号
(1974)p.45に、ローラー自現機は写真工業2
月号(1975)p.71に、シネ式自現機は写真工業
3月号(1975)p.70に、シネ式自現機は写真工
業4月号(1975)p.40に、リーダーベルト方式
処理は写真工業5月号(1975)p.36に、ローラ
ー搬送自現機は写真工業6月号(1975)p.41に
記載されている。
機の観点として処理液と空気との界面面積(S)や処理
液容量(V)に対する開口率(度)(K=S/V)があ
げられる。これらの観点で、特開昭53−57835;
特開昭61−153645;同61−250648;同
62−92954;同62−273534;同63−1
82651;同63−182652;同63−1826
53;実開昭63−178830;特開昭64−820
33;特開平1−166040;同1−266541;
同1−266542;同1−302252;同1−31
0351;同1−310352;同1−319038;
同1−319040各号等の出願がある。
は相対的に液交換率が上昇し、閑散処理時には開口率
(K)が小さく、かつタンク液量(V)が小さいものが
好ましい。これらの観点で、特開昭63−13113
8;同63−216050;同63−148944;同
63−148945;同63−235940;同61−
77851;同64−44938;同64−2685
5;特開平1−140148;同1−114847;同
1−129253;同1−154155;同1−163
743;同1−166040各号等の出願がある。
4;同2−68548;同3−33850各号に示され
る密閉型処理槽を有する処理機があげられる。また、処
理機部品と液との交互作用の例で、部品適性としての錆
の観点、写真劣化成分の溶出観点、部品の物理劣化観点
などがある。本発明に用いられる感光材料は、カラーお
よび黒白感光材料のいずれであってもよい。このような
ものとしては、例えばカラーペーパー、カラーネガフィ
ルム、カラー反転フィルム、カラーポジフィルム、カラ
ー反転印画紙、製版用写真感光材料、X線写真感光材
料、黒白ネガフィルム、黒白印画紙、マイクロ用感光材
料等が挙げられる。なかでも、カラー感光材料の処理に
適用することが好ましい。
電流量とは、カラー感材の場合、感材種を選別する機構
を有する自現機であれば各感材に対して一定比率の割合
とした通電量をいう。例えば、銀塗布量が3.24g/
m2 の感材では感材1/100m2 毎に30クローン通
電し、銀塗布量がこの1/2〜10倍であれば5〜10
0クローン通電する。また、感材種を選別する機構のな
い自現機であれば、感材種と塗布銀量の加重平均を求
め、その平均塗布銀量に対応した通電量とする。
材のなかで塗布銀量が平均値となるような感材の処理量
が最大となり、平均値より大きいもの、小さいもののそ
れぞれの処理量が同程度の処理量分布を示し、この場合
には最大処理量の感材に合わせて感材の処理量に比例し
た通電量をセットしておくのみですむことが多い。しか
し、例えば、オリンピックや、夏、冬などの特殊な場合
には、上記の処理量分布からははずれるため、感材の処
理量に比例した通電量のみでは適切なものとはならず、
本発明の適用の効果が発揮される。
うる電気伝導体または半導体であればいずれでもよい
が、特にステンレスが好ましい。陽極は不溶性の材質で
かつ電気伝導体であればよく、具体的には炭素(黒
鉛)、二酸化鉛、白金、金、チタン鋼が挙げられ、場合
によってはステンレス鋼を用いてもよい。両極の形状
は、槽内に設置しやすい板状か網目入りの板状または突
起付きの板状が好ましい。大きさは、槽容量により適宜
選択すればよい。
0V、好ましくは、0.6〜60Vの電圧をかけ、電流
密度が10μA/cm2 〜1A/cm2 、好ましくは1
mA/cm2 〜20mA/cm2 となるように行なえば
よい。なお、本発明においては、上記の陰イオン交換膜
は、陰イオンを選択的に透過させる膜を総称するものと
し、このような意味において、孔径0.2〜20μmの
多孔性セラミックスも包含するものとする。
像液や漂白液のオーバーフロー等による排出液、あるい
はこの希釈液であってもよく、またリンス液や水洗水等
の排出液であってもよい。このような処理液の利用のほ
か、別途調製した水溶液であってもよい。別途調製する
場合に用いる電解質としては、特に制限はないが、Na
Cl、KCl、LiCl、NaBr、KBr、KI等の
ハロゲン化物、Na2SO4 、K2 SO4 等の硫酸塩、
KNO3 、NaNO3 、NH4 NO3 等の硝酸塩、Na
2 CO3 、K2 CO3 等の炭酸塩などを用いることが好
ましい。
度は、0.1〜30%、好ましくは0.5〜20%とす
ればよい。本発明における定着能を有する処理液は、カ
ラー感材においては、定着液、漂白定着液である。
は、前述のように、チオ硫酸塩であり、このほかチオシ
アン酸塩、チオエーテル系化合物、チオ尿素類、沃化物
塩等を併用することができる。また、保恒剤としては、
亜硫酸塩、重亜硫酸塩、スルフィン酸類あるいはカルボ
ニル重亜硫酸付加物が好ましい。漂白定着液に用いられ
る漂白剤としては、例えば鉄(III)、コバルト(I
II)、クロム(VI)、銅(II)などの多価金属の
化合物、過酸類、キノン類、ニトロ化合物等が用いられ
る。代表的な漂白剤としてはフェリシアン化物;重クロ
ム酸塩;鉄(III)もしくはコバルト(III)の有
機錯塩、例えばエチレンジアミン四酢酸、ジエチレント
リアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、メチ
ルイミノ二酢酸、1,3−ジアミノプロパン四酢酸、グ
リコールエーテルジアミン四酢酸などのアミノポリカル
ボン酸類もしくはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの錯
塩;過硫酸塩;臭素酸塩;過マンガン酸塩;ニトロベン
ゼン類などを用いることができる。これらのうちエチレ
ンジアミン四酢酸鉄(III)錯塩を始めとするアミノ
ポリカルボン酸鉄(III)錯塩および過硫酸塩は迅速
処理と環境汚染防止の観点から好ましい。さらにアミノ
ポリカルボン酸鉄(III)錯塩は特に有用である。こ
れらのアミノポリカルボン酸鉄(III)錯塩を用いた
漂白定着液のpHは通常5.5〜8であるが、処理の迅
速化のために、さらに低いpHで処理することもでき
る。
を使用することができる。有用な漂白定着剤の具体例
は、次の明細書に記載されている;米国特許第3,89
3,858号、西独特許第1,290,812号、特開
昭53−95630号、リサーチ・ディスクロージャー
No.17,129号(1978年7月)などに記載の
メルカプト基またはジスフィド結合を有する化合物;特
開昭50−140129号に記載のチアゾリジン誘導
体;米国特許第3,706,561号に記載のチオ尿素
誘導体;特開昭58−16235号に記載の沃化物塩;
西独特許第2,748,430号に記載のポリオキシエ
チレン化合物類;特公昭45−8836号に記載のポリ
アミン化合物;臭化物イオン等が使用できる。なかでも
メルカプト基またはジスルフィド結合を有する化合物が
促進効果が大きい観点で好ましく、特に米国特許第3,
893,858号、西独特許第1,290,812号、
特開昭53−95630号に記載の化合物が好ましい。
さらに、米国特許第4,552,834号に記載の化合
物も好ましい。
する処理液は定着液であり、用いる定着液は、pH3.
8以上、好ましくは4.2〜7.0を有する。定着剤と
しては、前記のとおりチオ硫酸塩であるが、定着速度の
点からチオ硫酸アンモニウムが特に好ましく用いられ
る。定着液には硬膜剤として作用する水溶性アルミニウ
ム塩を含んでもよく、それらには、例えば塩化アルミニ
ウム、硫酸アルミニウム、カリ明ばんなどがある。ま
た、定着液には、酒石酸、クエン酸、グルコン酸あるい
はそれらの誘導体を単独で、あるいは2種以上、用いる
ことができる。さらに、定着液には所望により保恒剤
(例えば、亜硫酸塩、重亜硫酸塩)、pH緩衝剤(例え
ば、酢酸、硼酸)、pH調整剤(例えば、硫酸)、硬水
軟化能のあるキレート剤や特開昭62−78551号記
載の化合物を含むことができる。
処理液のほか、種々の処理液が用いられる。前記処理液
も含めて、処理液の詳細、処理条件等については、特開
昭63−70857号、特開平1−190889号、特
開平2−103035号、特開平2−103037号、
特開平2−71260号、特開昭61−267559号
等の記載の参照することができる。
態様を説明する。ただし本発明は本実施態様のみに限定
されない。図1は本発明の実施態様である感光材料処理
装置の平面模式図である。感光材料処理装置1は現像槽
D、漂白槽B、定着槽F、水洗槽W1〜W2、及び安定
槽Stからなっており、感光材料Sは上記処理槽を順に
搬送される。現像槽Dには現像槽Dと陰イオン交換膜A
を介して電解室Eが設けられ、更に、処理量センサ2、
臭素イオンセンサ4及び通電制御装置3が設置されてい
る。また、各処理槽には、それぞれ補充液b1〜b5が
加えられ、そして、オーバーフロー液a1〜a6が処理
槽から排出される。
の間は、陰イオン交換膜Aで隔てられており(現像液と
電解質液は膜で隔離されているが、通電的には連結して
いる)、この電極に通電する。通電の制御は、感光材料
の処理量と臭素イオンセンサの値に応じで行われるもの
である。臭素イオンセンサの検出電位が許容範囲内のと
きは、処理量を検知した処理量センサの情報に基づいて
通電が制御され、臭素イオンセンサの検出電位が許容範
囲を逸脱したときは、処理量センサからの通電制御に優
先して、臭素イオンセンサからの通電制御が行われる。
臭素イオンセンサからの情報に従って通電が制御される
場合、臭素イオンセンサによる値が再び許容範囲になる
まで行われる。
料の種類や本数等に応じて行われ、例えばカラーフイル
ム24枚撮り1本に対して理論的な通電は、1A30秒
間通電することである。電位に応じた通電とは、感光材
料を処理する際に溶出する臭素イオン濃度に起因する電
位を測定し、その値に応じて行われ、例えば現像液の電
位が許容値を越えたら通電により現像液の電位を下げ、
現像液の電位が許容値を下回ったら電位を上げるように
通電量をコントロールする。電位の許容範囲は、30m
V<EBr<50mV、より好ましくは35mV<EBr<
45mVである。感光材料の処理の適正は、臭素イオン
濃度に左右されため臭素イオン濃度と電位の関係を把握
しておく必要がある。臭素イオン濃度と電位との関係の
1例を図6に示す。このデータは水素標準電極に対する
電位値で示してある。
子により、例えば、有機現像主薬が現像槽に満たされて
いる場合、セミキノンの状態に酸化された現像主薬が還
元状態に戻り、また空気中から混入した酸素を分解し現
像主薬の酸化が防止される。その他、電子の授受の可能
な現像主薬を用いることができるが、通電により、酸化
状態のものを還元状態にすることができ、現像を促進す
る。
イオン交換膜を通して電解室内の陽極方向へ移動させ、
現像液から除去している。臭素イオンは過剰に存在する
と写真性能に悪影響を与え、現像速度の減少を来たし感
度の低下をもたらすため、除去されるのが好ましい。現
像槽に処理量センサと臭素イオンセンサを設置し、通電
を制御しつつ感光材料を処理することは、無駄な通電を
なくすばかりでなく、陰イオン交換膜の劣化で現像液中
の臭素イオン濃度が上昇してきたとき、通電量を臭素イ
オンセンサで瞬時に検知することができる。そして現像
液中で増加した臭素イオン濃度を通電によって調整し、
写真性能を維持することができ、更に、陰イオン交換膜
の交換時期をも認知することができる。
ル比で臭素イオン溶出量が変わるため、あるときは臭素
イオンを取り過ぎたり、取らな過ぎたりし、また、通電
の陰イオン交換膜が劣化すると、臭素イオンがたまり過
ぎるなどから、臭素イオンセンサーにより現像液中の臭
素イオンに起因する電位(EBr)を測定するとこれらを
補正できる。しかし、臭素イオンセンサが長期間安定と
は限らないケースも生じ得る。よって、処理量センサと
臭素イオンセンサの値の両者を考量して処理条件を決定
することは、写真性能の低下を防止するのに有効であ
る。
としては、EBrが35mVより低いときは通電をし、4
5mVより高いときは通電を止め、35mV<EBr<4
5mVとなるように通電を制御する。臭素イオンセンサ
値で通電時間を制御する方法としては、EBr≧35mV
では、現像液の時間を38℃、3分15秒の時間を10
%増し、またEBr≧45mVでは、現像液の時間を38
℃、3分15秒の時間を10%減して処理を行う。
槽の概略断面図である。処理装置20の現像槽部分につ
いて述べる。現像槽N1aには処理量センサ28、臭素
イオンセンサ22、隣接してある通電装置21へ現像液
を循環させるための循環路26、27が設けてある。通
電装置での通電は、感光材料の処理量を処理量センサ2
8で、また、現像液中の臭素イオン濃度に起因する電位
を臭素イオンセンサ22でそれぞれ検知し、臭素イオン
センサ22からの値が一定の範囲内の時は、処理量セン
サ28からの情報に基づいて通電が制御され、臭素イオ
ンセンサ22からの値が一定の範囲から逸脱したとき
は、臭素イオンセンサ22からの情報に基づいて通電が
制御される。
オンセンサ22からの情報とを通電制御装置23で考慮
し、通電装置21に設けてある陰極25と陽極24の両
極に電流を流す。通電装置21は、現像槽N1aの上部
から循環路27により現像液が導入される陰極槽N1b
と、その陰極槽N1bと陰イオン交換膜Aを介して設け
られた電解質液が充填されている電解質槽Eとを有して
いる。
フィルターF、ヒーターHが設けられている。循環路2
7は、現像槽N1aの上部から現像液を導き、循環路2
7内のフィルターF2、ヒーターH2を通って陰極槽N
1bの下部へ導入する。また、循環路26は、陰極側N
1bへ導入され通電された現像液を、フィルターF2、
ヒーターH2を通して再び現像槽N1aの下部へ導入す
る。
ターHは現像液中の塵埃の除去と現像液の温度調整を行
っている。現像液の導入が槽の上部から下部へ導かれる
ことで、処理槽内の液の攪拌が十分行える。通電装置の
陰極槽N1bに導かれた現像液は、通電により感光材料
の処理により蓄積した臭素イオンを除去され、酸化状態
の現像主薬を還元され、再生されて現像槽N1aへ戻さ
れる。これによって、現像能力が高まり、写真性能を長
期間良好な状態に維持することができる。
して具体的な通電制御方法を説明する。この通電制御は
図1に示す通電制御装置3内に記憶された通電制御プロ
グラムに従って、臭素イオンセンサ4、処理量センサ2
を用いて実行される。図3に示す通電方法は現像液中の
臭素イオンセンサによって測定される電位の値によっ
て、通電を制御する因子が処理量であるか、または検出
電位であるかが決まり、それを基に通電量が決定され、
通電が行われるものである。ステップS1において通電
制御が開始されると、ステップS2において現像液中の
臭素イオンに起因する電位を臭素イオンセンサにより測
定する。次いでステップS3において、測定した電位が
処理を行う上で許容できる範囲にあるかを判断する。電
位の許容範囲は図1に示す通電制御装置に記憶されてい
る。ステップS3において、電位が許容範囲内と判断し
た場合はステップ4において処理量に応じた通電が行わ
れ、通電が終了する。またステップS3で電位が許容範
囲内でないと判断した場合は、ステップS5において臭
素イオンセンサにより検出した電位に応じた通電が行わ
れ、通電が終了する。
ンセンサによって測定される電位に応じた通電量と処理
量に応じた通電量との、平均の通電量を求め通電を行う
ものである。ステップS11において通電制御が開始さ
れると、ステップS12において現像液中の臭素イオン
に起因する電位を臭素イオンセンサにより測定する。次
いでステップS13において、測定した電位に基づいて
通電時間がメモリから読み出され、続いてステップS1
4において処理量に応じた通電時間がメモリから読み出
される。次に、読み出された2種の通電時間の平均値を
求め、この値を基に通電が行われ通電が終了する。
概略図である。図5(a)の臭素イオンセンサ50は、
電極51、内部液53、感応膜56を有する本体と、緩
衝液54、陰イオン交換膜57を有する緩衝部55とか
ら構成されている。緩衝部55は、感応膜56が設置さ
れている本体の下部を覆うように設けられている(ダブ
ルジャンクション)。
り隔てられた空間内に充填された内部液53に接触する
ように設けられている。感応膜56は電極51と平行と
なるように隔壁の側面に設けられている。更に感応膜5
6が電極の横に位置するように設けられていることが好
ましい。緩衝部55は、感応膜56を有する本体の下部
が外液(現像液等)に直接接触しないように設けられて
ある。緩衝部55には、電極51と平行するように且つ
感応膜56の横側となるように、陰イオン交換膜57が
設けてあり、更に緩衝部55の内部に緩衝液54が充填
されている。
有する隔壁により隔てられているが、感応膜56を介し
て電気的に接続されている。このようにセンサ部50の
本体と緩衝部55は二重構造(ダブルジャンクション)
を有している。この構造により、感応膜が直接外液の影
響を受けることがなく、例えば現像液の臭素イオン濃度
に起因する電位を測定する場合、現像液中の有機物や還
元物質の影響なく高精度に電位を測定できる。
は、隔壁の側面に設けられているものであり、この構造
によりセンサ内への気泡の進入を防止でき、安定に電位
を測定できる。緩衝液56は、アルカリ性や中性のKC
l、LiClの0.001〜0.5モル/リットルの液
である。
5のその他の態様である臭素イオンセンサ50の下部の
拡大図である。図5(b)の臭素イオンセンサ50は、
電極を設け内部液66を充填し感応膜62を有する隔壁
と、その外部に緩衝液67を充填し陰イオン交換膜を有
する隔壁を設けてある。感応膜56と陰イオン交換膜
は、電極(図示されていない)の下部に設けられてお
り、且つ斜めになるよう設置されている。この構造によ
り、外液中で発生した気泡を膜面に沿って上方へ浮上さ
せ、臭素イオンセンサ内部への気泡の進入を防止するこ
とができる。
感応膜を有する部分の隔壁が外液に直接接触しないよう
に、陰イオン交換膜を有し緩衝液を充填してある緩衝部
を設けてあればよく、その形状、設置位置は上記の内容
に限定されない。本発明に用いることのできる感応膜や
電極は従来公知のものを好ましく用いることができる。
の試料201のカラーフイルム(塗布銀量:7.2g/
m2 )を用いた。このフイルムを露光した後、図1の臭
素イオンセンサを有していない処理装置を用いて行っ
た。
本当り、3V:1A(電流密度0.3A/dm2 )で3
0秒間通電した。電極、陰イオン交換膜、電解質液は、
下記のものを用いた。 陽極:カーボンシート〔呉羽化学工業製クレハシート〕
10cm×33cm 厚さ1mm 陰極:モリブデン含有ステンレス鋼(SUS316) 10cm×33cm 厚さ0.5mm 陰イオン交換膜 徳山曹達製 AM−3 現像液は、特開平3−273237号公報に記載の実施
例1の現像液母液を用い下記現像補充液(N1R)を用
いた。
7ml補充する上記の条件にて行った結果、400本/
日で1ケ月間ランニングしたが管理範囲内の写真性が得
られ安定であった。しかも現像液の補充量は従来の約1
/10であり、有用化学薬品を捨てなくて良かった。
の代わりに、下記に示すように種類の異なる感光材料を
それぞれの周期で処理を行った。その他は、処理1Aと
同様に行った。 フジカラースーパーG100を400本/日 2日間処
理後 フジカラースーパーG400を400本/日 2日間処
理後 フジカラースーパーG1600を400本/日 2日間
処理後 上記のようなサイクルで行い1ケ月間ランニングした。
写真性能が1週間1回の割で管理範囲を逸脱した。
代わりに、下記に示すように種類の異なる感光材料をそ
れぞれの周期で処理を行った。その他は、処理1Aと同
様に行った。 フジカラースーパーG400を半分のみ撮影したフィル
ム400本/日 2日間 フジカラースーパーG400を3/4のみ撮影したフィ
ルム400本/日 2日間 フジカラースーパーG400を全部撮影したフィルム4
00本/日 2日間 上記のようなサイクルで1ケ月間ランニングした。写真
性能が2〜4回/週の割で管理範囲を逸脱した。
オンセンサを有した処理装置を用い、感光材料、処理条
件、処理工程は特開平3−273237号公報に記載の
実施例1と同様に処理を行った。臭素イオンセンサは、
オリオン社製のものを用い、臭素イオンセンサをカラー
現像液(D)中に浸漬し(2時間毎に較正をしながら)
電位を測り、その結果をフィードバックして通電量を制
御した。
正し、これが終わったあと現像液(D)中に2分間浸漬
してN1中の臭素イオンに起因する電位(EBr)を測定
し、測定し終わったらまたセンサを現像槽Dから取りは
ずし、蒸留水中に保管する。これを2時間毎に行った。
35mV≦EBr≦45mVのときは、処理量(S)に応
じて通電する。
て通電する。即ち、処理量(S)がなくても通電する。
EBr>45mVのときは、(S)に優先して通電を制御
する。即ち、処理量(S)があっても通電しない。こう
すると写真性能が安定し、管理範囲をハズレることはな
くなった。しかしBrイオンセンサをいつも清浄に管理
する必要があり手間が大変であった。つまり、N1にセ
ンサをつけると有機物でセンサが汚れるのですぐN1中
から引き出して蒸留水で洗って蒸留水にずっと漬けてお
く必要があり大変である。
6ケ月位ランニングすると、写真性能が管理範囲をはず
れた。このとき電位が35mVを下ったときには、感光
材料の処理量に応じた通電指令を止めて、電位が35m
V以上になるまで通電させた。この方式にすると、6ケ
月間写真性能が安定した。
臭素イオンセンサを現像液中に入れた状態にしておき、
1ケ月間ランニング処理したところ、写真性能がまた不
安定となった。即ち1回/週の割で管理範囲を逸脱し
た。
図5に示したように臭素イオンセンサと処理液の間を陰
イオン交換膜(徳山曹達製AM−3)で仕切り、臭素イ
オンセンサと陰イオン交換膜の間に、LiCl 1/1
0N液を入れた。このようにした臭素イオンセンサを現
像液中に入れた状態にしておき、1ケ月間ランニング処
理を行ったところ、写真性能が安定し管理範囲内に収ま
った。
示す。 処理 処理条件 写真性能 処理1A 従 来 通常の使い方の通電処理 ○ 処理1B 従 来 感光材料を数種類用いた △〜× 処理1C 従 来 露光駒にバラツキのある感光材料を用いた × 処理1D 本発明 Br- センサ導入(一定時間毎電位測定 手間大変)○ 処理1E 本発明 現像槽+膜劣化による性能劣化 ○ 処理1F 比 較 Br- センサ現像槽中浸漬 △〜× 処理1G 本発明 処理1F+AM−3(隔膜)設置 ○ 即ち、上記の如く本発明は長期間処理しても写真性能が
良好であった。
光材料 (現像液):特願平5−47189号公報に記載の現像
液(無機現像液:EDTAFeを用いる) (処理2A:比較例)特願平5−47189号公報に記
載の処理1Dを行い、現像液は減量補充のみで、2週間
ランニング処理を行った(露光レベルは標準網点露
光)。
光材料の代りに、下記に示すように種類の異なる感光材
料をそれぞれの周期で処理を行った。その他は、処理2
Aと同様に行った。 フジスキャナフィルムSC−76四つ切300枚/日、
を1日間 フジスキャナフィルムSC−77四つ切300枚/日、
を1日間 フジスキャナフィルムLS−555四つ切300枚/
日、を1日間 フジスキャナフィルムLS−5500四つ切300枚/
日、を1日間 フジスキャナフィルムLS−2200四つ切300枚/
日、を1日間 フジスキャナフィルムLS−4000四つ切300枚/
日、を1日間 フジスキャナフィルムLS−6000四つ切300枚/
日、を1日間 フジカメラフィルムS−FA100四つ切300枚/
日、を1日間 フジカメラフィルムS−PA100四つ切300枚/
日、を1日間 上記のサイクルで2週間ランニングした。写真性能が1
〜3回/週の割で管理範囲を越えてしまった。
光材料の代りに、下記に示すように種類の異なる感光材
料をそれぞれの周期で処理を行った。その他は、処理2
Aと同様に行った。 LS−5500を全面網点80%で四つ切300枚/日
で1日間 LS−5500を全面網点50%で四つ切300枚/日
で1日間 LS−5500を全面網点20%で四つ切300枚/日
で1日間 上記のサイクルで2週間ランニングした。写真性能が2
〜6回/週の割で写真性能が管理範囲を越えてしまっ
た。
実施例1の処理1Dと同様に、現像液中にオリオン製の
臭素イオンセンサを2時間毎に入れて、その結果を通電
フィードバックするようにした、その結果、処理2Cで
は写真性能が管理範囲を越えたが、処理2Dは写真性能
が管理範囲を逸脱することがなくなった (処理2E:本発明)処理2Dにおいて、実施例1の処
理1Eと同様に6ケ月ランニングすると管理範囲を逸脱
したが、臭素イオンセンサの値が指定電位より小さくな
ったとき、電位が指定電位となるまで通電を行った。
て、臭素イオンセンサによる通電を追加制御することに
より、6ケ月間写真性能が安定した。 (処理2F:比較例)処理2Eにおいて、実施例1の処
理1Fと同様に臭素イオンセンサを現像液中に入れた状
態にしておき、1ケ月間ランニングしたところ、1週間
目から写真性能が不安定になった。 (処理2G:本発明)処理2Fにおいて、実施例1の処
理1Gと同様に図5に示したように臭素イオンセンサと
処理液の間を陰イオン交換膜(AM−3)で仕切り、臭
素イオンセンサの本体と陰イオン交換膜を有する隔壁と
の間に緩衝液としてLiCl:1/10N液を入れた臭
素イオンセンサを現像液中に入れた状態で1ケ月間ラン
ニングしたところ、写真性能が安定した。
写真性能を維持することができる。
1に臭素イオンセンサを設置し、図2のように通電槽に
配管接続する。 〈通電槽の大きさ等〉 槽 20cm×50cm×1.5m 陰イオン交換膜(A):徳山曹達(製)AM−3 30
cm×1mサイズ 陽極 :呉羽化学製クレハシート 30cm×1mサ
イズ(膜Aと同じ大きさで位置が対応している) 陰極 :SUS316 30cm×1mサイズ(膜A
と同じ大きさで位置が対応している) 〈通電条件〉 3.7V:9A(電流密度0.3A/dm2 ) 長尺感材が30分間処理されている間は30分間上記条
件で通電する。
P−03を用いた。
D、処理1Eと同様に下記の通電制御をしたところ1
D、1E並の結果がえられた。 (イ)35mV≦臭素イオンセンサの値(EBr)≦45
mVのとき、処理量センサの信号で通電を行う (ロ)臭素イオンセンサの値が35mV未満のとき、処
理量センサの信号を無視し、臭素イオンセンサの値≧4
0mVまで通電を行う (ハ)臭素イオンセンサの値が45mVを越えるとき、
処理量センサの信号を無視し、臭素イオンセンサの値B
r≦40mVとなるまで通電しない
ンセンサと処理量センサの情報を半々採用して処理した
ところ1D、1Eと同様な結果がえられた。 (イ)35mV≦臭素イオンセンサの値≦45mVのと
き、処理量センサの信号で通電を行う (ロ)臭素イオンセンサの値<35mVのとき、カラー
ネガフイルム24枚撮り1本当たり1A、30秒間の通
電に対し、45秒間通電を行う (ハ)臭素イオンセンサの値>45mVのとき、30秒
/2=15秒間通電を行う
膜を有するダブルジャンクション部を設けた臭素イオン
センサを用い、従来の処理量センサからの情報に加え臭
素イオンセンサの情報の両者を考慮し、フイルムの処理
本数と臭素イオン濃度に起因する電位から通電量をコン
トロールできるので、適正な通電処理を行うことがで
き、長期間処理し続けても写真性能が変わることなく、
良好な画像を得ることができる。
ラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 陰イオン交換膜を有する緩衝部を電位測
定部に設けた臭素イオンセンサにより現像液中の臭素イ
オン濃度に起因する電位を検出し、臭素イオンセンサに
よる検出電位に基づいて、主として臭化銀を含有するハ
ロゲン化銀写真感光材料を処理することを特徴とする写
真感光材料の処理方法。 - 【請求項2】 前記写真感光材料の処理量を検出し、該
処理量及び前記検出電位に基づいて前記処理条件を変え
て写真感光材料を処理することを特徴とする請求項1に
記載の写真感光材料の処理方法。 - 【請求項3】 現像液に陰極を接触させ、前記現像液と
陰イオン交換膜を介して接する電解質溶液に陽極を接触
させ、前記写真感光材料の処理量に応じて前記両極への
通電量を制御し、前記臭素イオンセンサにより検出した
現像液の電位が許容範囲から逸脱したときは、感光材料
の処理量に応じて通電量を制御するのに優先して、臭素
イオンセンサの検出電位に応じて通電量を制御して写真
感光材料を処理することを特徴とする請求項2に記載の
写真感光材料処理方法。 - 【請求項4】 現像液に陰極を接触させ、前記現像液と
陰イオン交換膜を介して接する電解質溶液に陽極を接触
させ、前記写真感光材料の処理量に応じて前記両極への
通電量を制御し、前記電極への通電量が、前記写真感光
材料の処理量に応じた通電量と、臭素イオンセンサによ
る検出電位に応じた通電量との平均通電量となるように
通電を制御することを特徴とする請求項2に記載の写真
感光材料の処理方法。 - 【請求項5】 写真感光材料の処理量を検出する処理量
検出手段と、現像液中の臭素イオン濃度に起因する電位
を検出する電位検出手段と、これら検出手段の情報に基
づいて、感光材料の処理条件を変える設定手段と、設定
した条件に従って各処理手段の作動を制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする写真感光材料処理装置。 - 【請求項6】 前記電位検出手段は、電位測定用電極が
陰イオン交換膜を介して現像液と接する電解質溶液を充
填した緩衝部の前記電解質溶液に接していることを特徴
とする請求項5に記載の写真感光材料処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05109746A JP3131072B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 写真感光材料の処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP05109746A JP3131072B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 写真感光材料の処理方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06301165A JPH06301165A (ja) | 1994-10-28 |
JP3131072B2 true JP3131072B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05109746A Expired - Fee Related JP3131072B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 写真感光材料の処理方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3131072B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-14 JP JP05109746A patent/JP3131072B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH06301165A (ja) | 1994-10-28 |
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