JPH06332130A - 写真処理方法 - Google Patents

写真処理方法

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JPH06332130A
JPH06332130A JP14566193A JP14566193A JPH06332130A JP H06332130 A JPH06332130 A JP H06332130A JP 14566193 A JP14566193 A JP 14566193A JP 14566193 A JP14566193 A JP 14566193A JP H06332130 A JPH06332130 A JP H06332130A
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JP
Japan
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electrolyte solution
solution
exchange membrane
tank
processing
Prior art date
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Application number
JP14566193A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
敬 中村
Hirohisa Ogawa
裕久 小川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP14566193A priority Critical patent/JPH06332130A/ja
Publication of JPH06332130A publication Critical patent/JPH06332130A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陰イオン交換膜及び陽イオン交換膜を用いて
通電により処理液の処理性能を回復する方法において、
電圧を上昇させることなく定電流で通電することが可能
となる。 【構成】 通電槽11内を陰イオン交換膜A1および陽
イオン交換膜A2により仕切って空間11a〜cを形成
し、空間11aに電解質液Eを満たして陽極22を浸漬
し、空間11cに電解質液Eを満たして陰極21を浸漬
し、空間11bに発色現像液Devを導入し、両極に通
電する。このとき電解質液Eには電極からの電子授受が
可能な特定化合物を含有させ、陰極21側の電解質液E
と陽極22側の電解質液Eとが導通するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料(以下、「感光材料」、「感材」ということがあ
る。)を処理する写真処理方法に関し、特に処理液を再
生して処理する写真処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】黒白感光材料は、露光後、黒白現像、定
着、水洗等の工程で処理され、カラー感光材料は、露光
後、発色現像、脱銀、水洗、安定化等の工程により処理
される。黒白現像には黒白現像液、定着には定着液、発
色現像には発色(カラー)現像液、脱銀処理には漂白
液、漂白定着液、定着液、水洗には水道水またはイオン
交換水、安定化処理には安定化液がそれぞれ使用され
る。各処理液は通常20〜50℃に温度調節され、感光
材料はこれらの処理液中に浸漬され処理される。
【0003】このなかで、現像液の疲労の原因として大
きな問題となるものに、現像主薬の減少と臭素イオンの
増加がある。現像主薬の減少に対しては、補充液によっ
て補給する方法が、また、臭素イオンの増加に対して
は、補充液により希釈する方法が採用されている。しか
し、補充液を大量に使用することは、水質汚濁の防止や
処理コストの削減などの点で好ましくない。特に、発色
現像主薬は高価であり、コスト面で不利となる。また、
臭素(Br- )の増加に対しては、オーバーフロー等に
よる排出液を再使用する場合、電気透析法が用いられて
いる。電気透析法については、Mizusawa, S. et al., B
ull. Soc. Sci. Photogr., Jap., 18, 38(1968) などに
記載されている。
【0004】電気透析法では、陰イオン交換膜と陽イオ
ン交換膜との組み合わせを多数対用して透析槽とする必
要がある。このため、液供給に大きな圧力(20〜50
kg/cm2)を要する。また、圧力損失が大きく、各室の液
の濃淡に応じた圧力バランスがくずれると、Br- が移
動せずもとに戻ったり、希薄液(脱塩液)から濃縮液へ
のBr- の移動が過多になったりして再生効率が低下す
る。
【0005】このような事情から、本出願人は、先に、
「陰イオン交換膜と陽イオン交換膜を配設した槽を有
し、処理液が、陰イオン交換膜を介して第1の電解質液
と接するように、かつ陽イオン交換膜を介して第2の電
解質液と接するように満たされており、第1の電解質液
に陽極が、第2の電解質液に陰極がそれぞれ浸漬されて
おり、前記陽極および陰極が通電可能に構成されている
写真処理装置」を提案しており、処理液に発色現像液を
用いて通電処理し再生した発色現像液により感光材料を
処理することが記載されている(特願平4−28543
7号)。
【0006】そして、これによりBr- を発色現像液か
ら除去して現像力を回復する効果を得ている。また、こ
の方法は、電気透析法に比べ、陰イオン交換膜と陽イオ
ン交換膜とを1対用いるのみであり、しかも開放系であ
るので、槽構成が簡単であり、複雑な圧力調製手段を必
要としない。
【0007】しかし、この方法について種々の検討を加
えたところ、現像力の一定した回復を図るため定電流密
度で通電を行うと、印加電圧が高くなってしまう問題が
あることが判明した。これは、通電中に水の電気分解が
起こり、陰極表面に水素ガス、陽極表面に酸素ガスが発
生し、電極表面にガスの絶縁層が形成されるため、電流
効率が低下することに起因すると考えられる。そして、
この電圧の上昇に伴ない、装置が大型になる。また電圧
の上昇により水分解が促進され、上記のガスの絶縁層の
形成による弊害が大きくなる。また、用いる陰イオン交
換膜および陽イオン交換膜、特に陰イオン交換膜の寿命
が短かくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、陰イ
オン交換膜および陽イオン交換膜を用いた通電処理によ
り処理液の処理性能を回復するに際し、電圧の上昇を抑
制することができる写真処理方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)、(2)の本発明により達成される。 (1)露光後のハロゲン化銀写真感光材料を少なくとも
1種の処理液を用いて処理する写真処理方法において、
前記処理液を、陰イオン交換膜を介して第1の電解質液
と接触させ、かつ陽イオン交換膜を介して第2の電解質
液と接触させ、前記第1の電解質液に陽極を、前記第2
の電解質液に陰極をそれぞれ浸漬し、前記陽極および陰
極に通電するに際し、前記第1の電解質液と第2の電解
質液とを導通させ、かつ前記第1の電解質液および第2
の電解質液に、下記化3で表わされるヒドロキシルアミ
ン化合物、二電子酸化還元を可逆的に行う含窒素複素環
化合物および下記化4で表わされるビオロゲン色素化合
物のうち少なくとも1種を含有させる写真処理方法。
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】〔化3において、Xは水素原子、−SO3
M、−OMまたは−COOM(ここで、Mは水素原子ま
たは一価のカチオンを表わす。)を表わし、nは2〜6
の整数を表わす。Yは炭素数1〜6のアルキル基を表わ
す。化4において、R1 およびR2 は、それぞれ、炭素
数1〜8のアルキル基またはアラルキル基を表わし、こ
れらは同一でも異なっていてもよい。Z1 およびZ2
は、それぞれ、−COOMまたは−SO3 M(ここで、
Mは水素原子または一価のカチオンを表わす。)を表わ
す。〕 (2)前記処理液が現像液である上記(1)の写真処理
方法。
【0013】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0014】本発明の写真処理方法は、処理液を、陰イ
オン交換膜を介して第1の電解質液と接触させ、かつ陽
イオン交換膜を介して第2の電解質液と接触させ、第1
の電解質液に陽極を、第2の電解質液に陰極を浸漬し、
両極に通電し、この通電処理した処理液を用いて感光材
料を処理するものである。
【0015】この場合、第1の電解質液と第2の電解質
液とは導通しており、これらの電解質液には、 i)化3で表わされるヒドロキシルアミン化合物、 ii)二電子酸化還元を可逆的に行う含窒素複素環化合
物、および iii)化4で表わされるビオロゲン色素化合物 のうち少なくとも1種を含有させる。
【0016】上記i)〜iii)の化合物を電解質液中に含
有させることによって、陰極表面における水素および陽
極表面における酸素の生成を抑制することができ、定電
流密度を得るために印加する電圧を上昇させる必要がな
くなる。すなわち、陰極表面で水素を形成する際電子が
消費されるが、i)〜iii)の化合物が存在することによ
ってこれらの化合物が電子を受け取り水素形成に消費さ
れる電子を奪ってしまい、水素形成を妨げる。一方、陽
極表面で酸素を形成する際水酸イオンから電子が奪われ
るが、i)〜iii)の化合物が存在することによってこれ
らの化合物が陽極に電子を供給し、酸素形成を妨げる。
従って、陰極表面における水素ガス層、陽極表面におけ
る酸素ガス層の形成が抑制され、これらの絶縁層による
電流効率の低下が防止される。
【0017】そして、本発明では、上記のように、第1
の電解質液と第2の電解質液とを導通させているため、
i)〜iii)の化合物における電子の授受が陰極側と陽極
側とでバランスよく遂行されることになり、i)〜iii)
の化合物における電子の授受の収支があい、第1の電解
質液と第2の電解質液とを各々隔離する場合に比べ、
i)〜iii)の化合物の効率よい利用を図ることができ
る。
【0018】従って、電圧を上昇させることなく、定電
流密度を確保することができ、一定した処理性能の回復
を図ることができる。
【0019】本発明における処理液は、写真処理によっ
て形成されたBr- の除去を行うことが好ましいもので
あればよく、現像液、定着液等が挙げられる。なかで
も、発色現像液等に適用することが好ましい。
【0020】例えば発色現像液に適用した場合、発色現
像液中に処理によって形成されたBr- が陰イオン交換
膜を介して第1の電解質液中に移動し、発色現像液中の
Br- が除去され、現像力が回復する。
【0021】この場合、一定量のBr- の除去を図るた
め、定電流密度で通電を行うが、本発明では電圧を上昇
させる必要がない。このため、通電に用いる装置を小型
にすることができる。また、陰イオン交換膜や陽イオン
交換膜、特に陰イオン交換膜の寿命がのびる。
【0022】上記i)〜iii)の化合物は、これらの化合
物と同様の機能を有するアミノポリカルボン酸鉄錯体と
異なり、発色現像液などに混入しても現像性能に対し、
悪影響を及ぼすものではない。
【0023】次に、i)〜iii)の化合物について説明す
る。
【0024】i)の化3で表わされるヒドロキシルアミ
ン化合物について記すと、化3において、Xは水素原
子、−SO3 M、−OMまたは−COOMを表わす。こ
こで、Mは水素原子またはNa、K等のアルカリ金属イ
オンやNH4 +等の一価のカチオンを表わす。nは2〜6
の整数を表わす。Yは炭素数1〜6の置換基を有してい
てもよいアルキル基を表わし、置換基としては−SO3
M、−OM、−COOM(Mは上記と同義)等が挙げら
れる。
【0025】化3で表わされるヒドロキシルアミン化合
物の具体例としては、ジエチルヒドロキシルアミン、ジ
スルホエチルヒドロキシルアミン、(NaO3 S−CH
2 CH2 CH22 −NOH、(NaOOC−CH2
22 −NOH、(HOCH2 CH22 −NOH、
(NaO3 S−CH2 CH2 CH2 )(CH3 CH2
2 CH2 )NOH、(NaO3 S−CH2 CH2
(CH3 CH2 )NOHなどが挙げられる。
【0026】ii)の二電子酸化還元を可逆的に行う含窒
素複素化合物については、“中村著「高機能フォトケミ
カルス」構造機能と応用展望、p277、(株)シーエ
ムーシー(1986)”およびこれに引用された文献に
記載されており、これに記載の化合物を用いることがで
きる。
【0027】なかでも、化5、化6、化7でそれぞれ表
わされるピラジン類、キノキサリン類、フェナジン類が
好ましい。
【0028】
【化5】
【0029】
【化6】
【0030】
【化7】
【0031】化5〜化7のそれぞれにおいて、R3 、R
4 およびR5 は、それぞれ、水素原子または一価の置換
基を表わし、一価の置換基として、具体的にはメチル等
のアルキル基、カルボキシ基ないしその塩、スルホ基な
いしその塩などが挙げられる。
【0032】この化合物の具体例としては、ピラジン、
2−メチルピラジン、2,7−ジスルホフェナジン、
2,3−ジカルボキシキノキサリン、2−スルホキノキ
サリン、2,3−ジスルホキノキサリン、ジメチルキノ
キサリン、ジカルボキシフェナジン等が挙げられる。
【0033】iii)の化4で表わされるビオロゲン色素化
合物について記すと、化4において、R1 およびR2
は、それぞれ、炭素数1〜8のアルキル基(例えば、メ
チル、エチル)またはアラルキル基(例えば、ベンジ
ル)を表わし、さらには置換基を有していてもよい。R
1 およびR2 は通常同一である。Z1 およびZ2 は、そ
れぞれ、−COOMまたは−SO3 M(Mは前記と同
義)を表わし、Z1 およびZ2は通常同一である。
【0034】この化合物の具体例としては、2,2′−
メチルビオロゲンカルボン酸、2,2′−メチルビオロ
ゲンスルホン酸、2,2’−エチルビオロゲンカルボン
酸、2,2’−エチルビオロゲンスルホン酸、2,2’
−ベンジルビオロゲンカルボン酸、2,2’−ベンジル
ビオロゲンスルホン酸、2,2’−プロピルビオロゲン
カルボン酸、2,2’−プロピルビオロゲンスルホン酸
などが挙げられる。
【0035】電解質液におけるこれらの化合物の含有量
は、通常、コストを考慮すると、i)のヒドロキシルア
ミン化合物の場合0.1〜10g/l 、ii)の複素環化合
物の場合0.2〜10g/l 、iii)のビオロゲン色素化合
物の場合0.1〜10g/l とすることが好ましい。ただ
し、コストを考慮する必要がないときの上限は特に制限
はないが、45g/l 程度が適当である。
【0036】また、これらの化合物は併用してもよく、
併用する場合、同種の化合物同志のみならず、例えば
i)とii)の化合物のように異種の化合物同志であって
もよい。
【0037】本発明を実施するのに用いられる写真処理
装置(以下、「処理装置」と略すことがある。)に適用
される処理層の一構成例を図1に示す。
【0038】図1に示す処理槽1は、カラー感光材料を
発色現像処理する発色現像槽である。このものは、発色
現像液Devを満たし、カラー感光材料を発色現像処理
する槽51を有する。槽51は、槽51からオーバーフ
ローあるいはポンプなどにより取り出された発色現像液
Devを収納して通電処理する通電槽11を有する。
【0039】通電槽11内には図示のように陰イオン交
換膜A1および陽イオン交換膜K1が設置されており、
これらによって槽11内には、3つの空間11a、11
b、11cが形成されている。3つの空間11a、11
b、11cのうち、陰イオン交換膜A1と陽イオン交換
膜K1によって仕切られる空間11bには発色現像液D
evが満たされている。また、空間11a、11cには
電解質液Eがそれぞれ満たされており、空間11a、1
1c内の電解質液Eは、図示のように、ポンプ42およ
びポンプ43によって循環するようになっており、互い
に導通している。また、空間11aには陽極22が、空
間11cには陽極22と対向する形で陰極21が設置さ
れており、両極21、22は通電可能な構成となってい
る。
【0040】電解質液Eは、前記i)〜iii)の化合物を
含有するものである。
【0041】空間11b内に満たされた発色現像液De
vは、通電により、現像性能を回復したのち、ポンプ4
1を介して槽51内に補充液あるいは補充液の一部とし
て戻すようになっている。
【0042】なお、電解質液Eの電極面またはイオン交
換膜面での流速は5cm/秒以上が好ましく、100cm/
秒以内が装置上好ましい。また循環量は装置の形態によ
るが、20ml/分〜30リットル/分程度とするのがよ
い。
【0043】また、通電槽11の空間11bに最初に満
たされる発色現像液Devは、発色現像液の新液として
もよく、さらには槽51からのオーバーフロー等による
排出液がある程度貯留してから通電を開始するものとし
てもよい。
【0044】また、空間11a、11cのそれぞれに最
初に満たされる電解質液Eは通常同一とすることが好ま
しいが、場合によっては異なるものであってもよい。
【0045】図1に示すような構成において、感光材料
の処理開始の信号を受けると同時に、あるいは所定の時
間を経た後、通電が開始される。また、処理に際して予
め通電を行うようにしてもよい。
【0046】通電は、処理中において行うことが好まし
く、このようにすることによって、処理中の現像活性の
保持が可能となる。そして、処理の終了とともに、例え
ば感光材料の処理終了の信号を受けたときに、通電を終
了するようにすればよい。
【0047】この場合の通電は、電流密度が0.01〜
20A/dm2 、好ましくは0.1〜4A/dm2 となるように
電圧を印加すればよい。印加電圧は、使用する液、処理
装置の形態、電極間距離、隔膜の性質、種類により全く
異なるが、概念的には0.05〜100V、好ましくは
0.1〜10Vとなる。
【0048】本発明では、前記のように、電解質液Eに
i)〜iii)の化合物を含有させているので、陰極21表
面に水素ガス、陽極22表面に酸素ガスが発生するのを
防止することができる。このため、印加電圧を上昇させ
る必要がない。
【0049】このような通電により、陰イオン交換膜A
1を通して、発色現像処理によって形成されたBr-
陽極22側の電解質液Eに移動し、発色現像液Dev中
から除去される。従って、Br- を除去し、現像力の回
復した液を槽51内に戻して処理することができる。
【0050】このとき、Br- の移動とともに、K+
の陽イオンが陽イオン交換膜K1を介して発色現像液D
evから移動して陰極21側の電解質液E中に含有され
るが、このようなイオンの移動による現像性能の低下は
生じることはない。
【0051】また、陰極21は空間11c内に設置され
ているため、発色現像液Dev中では陰極面で水が還元
されてOH- を生じpHが上昇することはなく、これを
再使用する場合、この再生液のpHを高くする必要がある
が、pHが通電に依存しないためpHの調整は比較的容易で
ある。また、ヒドロキシルアミン硫酸塩保恒剤を含有す
る場合はこの分解を防止することができ、アンモニアガ
スの発生やこのガスによるカブリ発生を防止することが
できる。
【0052】また、特開平3−273237号に記載の
ように、陰イオン交換膜に隣接して陽極が設置される場
合と異なり、陽イオン交換膜を介して陰極が設置される
ため、陰極電場の影響が少なくなり、陰イオン交換膜の
寿命がのびる。
【0053】本発明に用いる処理槽は、図1に示す構成
のものに限らず、図2に示す構成であってもよい。
【0054】図2に示す処理槽2は、図1のものと同様
に発色現像槽であり、発色現像液Devを満たし、カラ
ー感光材料を発色現像処理する槽51を有する。槽51
は、槽51からオーバーフローあるいはポンプなどによ
り取り出された発色現像液Devを収納して通電処理す
る通電槽65を有する。通電槽65の液の導入口および
排出口は、槽51および電解質液Eの収納タンク61と
の間で液の流路を形成する管と連結されており、外気と
通電槽65内の液との接触が実質的にないものとなって
いる。通電槽65内には陰イオン交換膜A2および陽イ
オン交換膜K2が設置されており、これらにより空間6
5a、65b、65cが形成されている。陰イオン交換
膜A2と陽イオン交換膜K2によって仕切られる空間6
5bには槽51から導入された発色現像液Devが満た
されている。また、空間65a、65cには電解質液E
がそれぞれ満たされている。空間65aには陽極24が
設置されており、空間65cには陰極23が陽極24に
対向する形で設置されており、両極23、24は通電可
能に構成されている。
【0055】空間65aには、ポンプ46を介して、ま
た空間65bには、ポンプ47を介して、それぞれ収納
タンク61から取り出された電解質液Eが満たされてい
る。また、空間65a内の電解質液Eおよび空間65c
内の電解質液Eは、収納タンク61内に戻るような構成
となっており、空間65a内の電解質液Eと空間65c
内の電解質液Eとは導通している。また、この電解質液
Eは、前記i)〜iii)の化合物を含有するものである。
【0056】空間65b内に満たされた発色現像液De
vは、通電により現像性能を回復したのち、ポンプ45
を介して、槽51内に戻すようになっている。
【0057】なお、電解質液Eの循環量あるいは電極
面、イオン交換膜面での流速は図1のものと同様にすれ
ばよい。
【0058】図2に示す構成の処理槽においても、通電
は図1と同様に行うことが好ましい。このような通電を
行うことにより図1と同様の効果が得られる。
【0059】なお、通電槽65の空間65bに最初に満
たされる発色現像液Devおよび空間65a、65cの
それぞれに最初に満たされる電解質液Eについては図1
と同様とすればよい。
【0060】以上、図示例に従って説明してきたが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
【0061】ただし、図示例のように、陰極と陽極とは
対向するように設置することが好ましく、陰極側と陽極
側とにおける電解質液の導通は循環によって行うことが
好ましい。このような構成は、Br- を除去し電流効率
のよい処理性能の回復を図る目的で好ましいからであ
る。
【0062】本発明に用いる陰極は長時間の使用に耐え
うる電気伝導体または半導体であればいずれでもよい
が、特にステンレスが好ましい。陽極は不溶性の材質で
かつ電気伝導体であればよく、具体的には炭素(黒
鉛)、二酸化鉛、白金、金、チタン鋼が挙げられ、場合
によってはステンレス鋼を用いてもよい。両極の形状
は、槽内に設置しやすい板状か網目入りの板状または突
起付きの板状が好ましい。大きさは、槽容量により適宜
選択すればよい。
【0063】本発明に用いる陰イオン交換膜は、陰イオ
ンを選択的に透過させるものであれば、いずれを用いて
もよく、市販のものをそのまま用いることができる。
【0064】このような陰イオン交換膜として、Selemi
on AMV/AMR、ASV/ASR 、AMV 、ASV、AAV 、DSV (旭硝
子製)、Aciplex CA-1、CA-2、A-201 、A-211 、A-202
、A-172 (旭化成製)、Neosepta AM-1 〜3 、AMX 、A
CM 、AMH 、ACS 、AFN 、ACLE-5P 、AV-4T 、AF-4T 、A
VS-4T、AFS-4T(徳山曹達製)、SA-26 、46、48、DF-17
、34、SF-17 、34、DFP-43、SFP-43、SAH-48、SAE-48
(東洋ソーダ製)、lonac MA-3148 、MC-3142 、MC-347
(lonac Chemicals製)、Nepton AR103PZL、AR103PZL-38
6 、AR103QZL-386、 AR103PZL-389 、AR204SXZL-389 (l
onics 製)、Nafion( Dupont 社製)、AMFion A-60 、
A-300 (AMF社製)、Unilex XYA-51 などの商品名で
市販されているものが挙げられる。
【0065】なお、本発明においては、上記の陰イオン
交換膜は、陰イオンを選択的に透過させる膜を総称する
ものとし、このような意味において、孔径0.2〜20
μmの多孔性セラミックスも包含するものとする。
【0066】本発明に用いる陽イオン交換膜は、陽イオ
ン、特にK+ 等の1価の陽イオンを選択的に透過させる
ものであれば、いずれを用いても良く、市販のものをそ
のまま用いることができる。
【0067】このようなものとしては、Neosepta CL-25
T 、CM-1、CM-2、CMX 、CMS 、CLE-E 、C66-10F 、CH-4
5T、C66-5T(徳山曹達製)、Selmion CMV 、CSV (旭硝
子製)、Aciplex CK-1、CK-2、K-101 、K-301 、K-172
(旭化成工業製)、Nepton CR61AZL-386、CR61CZL-386
、CR61AZL-389 ( Lonics 製)、Nafion 110 、120、2
95 、315 、324 、415 、425 (Du pont 社製)、AMFio
n C-60 、C-300 (AMF社製)、Unilex XYC-30 など
の商品名で市販されているものが挙げられる。
【0068】本発明に用いる電解質液には制限はない
が、電解質としては、NaCl、KCl、LiCl、N
aBr、KBr、KI等のハロゲン化物、Na2 SO
4 、K2SO4 、等の硫酸塩、KNO3 、NaNO3
NH4 NO3 等の硝酸塩、Na2CO3 、K2 CO3
の炭酸塩などを用いることが好ましい。このときの電解
質溶液における電解質の濃度は、0.01〜30% 、好
ましくは0.01〜20%とすればよい。このほか、処
理液のオーバーフロー液あるいはこの希釈液を用いるこ
ともできる。
【0069】なお、本発明において、各処理液中には導
電性物質が含有されていることが多く、また処理される
感光材料そのものも導電性を有するが、本発明では電極
部材としてこれら以外のものを新たに設置するものであ
る。
【0070】本発明における感光材料は種々のカラーお
よび黒白感光材料のいずれであってもよい。例えば、カ
ラーネガフィルム、カラー反転フィルム、カラー印画
紙、カラーポジフィルム、カラー反転印画紙、黒白ネガ
フィルム、黒白印画紙、黒白反転フィルム、黒白反転印
画紙、黒白ポジフィルム、製版用写真感光材料、X線写
真感光材料、マイクロ用感光材料等が挙げられる。
【0071】本発明において通電処理の対象となる処理
液の好適例として発色現像液があるが、発色現像液は、
好ましくは芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分
とするアルカリ性水溶液である。この発色現像主薬とし
ては、アミノフェノール系化合物も有用であるが、p−
フェニレンジアミン系化合物が好ましく使用され、その
代表例として、3−メチル−4−アミノ−N,N−ジエ
チルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−
N−β−ヒドロキシルエチルアニリン、3−メチル−4
−アミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホンアミド
エチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル
−N−β−メトキシエチルアニリンおよびこれらの硫酸
塩、塩酸塩もしくはp−トルエンスルホン酸塩が挙げら
れる。これらの化合物は目的に応じ2種以上併用するこ
ともできる。
【0072】発色現像液は、アルカリ金属炭酸塩、ホウ
酸塩もしくはリン酸塩のようなpH緩衝剤、臭化物塩、
沃化物塩、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類
もしくはメルカプト化合物のような現像抑制剤またはカ
ブリ防止剤などを含むのが一般的である。また必要に応
じてヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミ
ン、亜硫酸塩、ヒドラジン類、フェニルセミカルバジド
類、トリエタノールアミン、カテコールスルホン酸類、
トリエチレンジアミン(1,4−ジアザビシクロ[2,
2,2]オクタン)類のような各種保恒剤、エチレング
リコール、ジエチレングリコールのような有機溶剤、ベ
ンジルアルコール、ポリエチレングリコール、四級アン
モニウム塩、アミン類のような現像促進剤、色素形成カ
プラー、競争カプラー、ナトリウムボロンハイドライド
のようなカブラセ剤、1−フェニル−3−ピラゾリドン
のような補助現像主薬、粘性付与剤、アミノポリカルボ
ン酸、アミノポリホスホン酸、アルキルホスホン酸、ホ
スホノカルボン酸に代表されるような各種キレート剤、
例えば、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジ
エチレントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四
酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、1−ヒドロキシ
エチリデン−1,1−ジホスホン酸、ニトリロ−N,
N,N−トリメチレンホスホン酸、エチレンジアミン−
N,N,N’,N’−テトラメチレンホスホン酸、エチ
レンジアミン−ジ(o−ヒドロキシフェニル酢酸)およ
びそれらの塩を代表例として挙げることができる。
【0073】発色現像液のpHは9〜12である。
【0074】カラー感材、黒白感材の処理には、種々の
処理液が用いられる。カラー感材の処理の詳細について
は、特開昭63−70857号、特開平1−19088
9号、特開平1−198754号、特開平1−1060
50号等の記載を参照することができる。また、黒白感
材の処理の詳細については、特開平1−93737号、
特開平1−250947号、特開平2−103035
号、特開平2−103037号、特開平2−71260
号、特開昭61−267559号、特開平3−4665
2号等の記載を参照することができる。
【0075】また、本発明におけるカラーないし黒白感
光材料の詳細については、特開平1−259359号を
はじめとし、上記特許文献等に記載されている。
【0076】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0077】実施例1 富士写真フイルム(株)製カラーネガフィルム フジス
ーパーG400を富士写真フイルム(株)製の自現機F
P−230Bの改造機を用いて処理した。
【0078】この改造機は発色現像槽を図1に示す構成
としたものであり、発色現像槽のタンク容量は10リッ
トルである。通電槽に用いた陰極は、モリブデン含有ス
テンレス鋼(SUS316相当)シート[日本金属工業
(株)製NTK316:大きさ3.3dm2 (1mm厚)]
とし、陽極は、カーボンシート[呉羽化学工業(株)製
のクレシート:大きさ3.3dm2 (1mm厚)]とした。
また、陰イオン交換膜は、Neosepta AM-3 (徳山曹達
製:大きさ3.3dm2 )、陽イオン交換膜は、Neosepta
CMX(徳山曹達製:大きさ3.3dm2 )をそれぞれ用
い、電解質液は5%Na2 CO3 溶液を用いた。また、
通電槽の陽極室、陰極室の容積は各々0.3リットル、
発色現像液の収納室の容積は0.5リットルとした。
【0079】上記のカラーネガフィルム120本(1本
当りの大きさ:35mm巾1m 長さ)を通電することな
く、6時間で処理した。処理剤は富士写真フイルム
(株)製のカラーネガ用処理剤CN16Qを用いた。ま
た、上記の処理において発色現像液の補充液は標準量の
1/10として処理した。発色現像液のオーバーフロー
液は通電槽に貯留した。
【0080】次に、通電条件を3V 、1A (定電流密度
0.3A/dm2 )とし、通電しながら上記と同じ処理量で
処理した。この場合、発色現像液の補充と同期して、通
電槽から発色現像槽に通電処理後の発色現像液を一定量
(5ml程度)ずつ戻すようにした。また、電解質液の循
環量は500ml/分とした。これを処理1Aとする。
【0081】処理1Aにおいて、処理開始直後の感度、
120本処理後の感度および通電開始1時間後の感度を
調べた。感度は処理開始直後の段階のものを100とし
た相対感度で求めた。
【0082】この結果、処理開始直後を100として、
120本処理後では72と感度の低下がみられた。通電
開始1時間後には102と感度は回復した。しかし、こ
の1時間の通電中に0.3A/dm2 の電流密度を確保する
ために電圧を上昇させる必要があり、通電開始1時間後
には3.75V となった。
【0083】これは電極表面にガスが発生するため、電
流効率が低下するからであり、高電圧を確保することは
装置面で制約がでてくる。また、高電圧にすると、ガス
の発生が促進されることからも好ましくない。さらに
は、特に陰イオン交換膜の寿命が短かくなる。
【0084】処理1Aにおいて、電解質液にジスルホエ
チルヒドロキシルアミンを30g/l加えるほかは同様に
処理した。これを処理1Bとする。
【0085】処理1Bにおいても処理1Aと同様の結果
が得られたが、通電において印加電圧を上昇させること
なく定電流密度を得ることができた。なお、電圧は3V
から3.02V までの上昇にとどまった。事実、電極表
面におけるガスの発生はみられなかった。
【0086】実施例2 実施例1の処理1Bにおいて、電解質液のジスルホエチ
ルヒドロキシルアミンのかわりに、(イ)2,7−ジス
ルホフェナジン(化7において、2位と7位に−SO3
H)を0.2モル/リットル用いて電解質液を調製し
た。また、同様に、(ロ)2,3−ジカルボキシキノキ
サリン(化6において、2位と3位に−COOH)を
0.2モル/リットル用いて電解質液を調製した。ま
た、同様に、(ハ)(NaO3 S−CH2 CH2 CH
22 −NOHを0.2モル/リットル用いて電解質液
を調製した。
【0087】これらの3種の電解質液を各々用いて処理
1Bと同様に処理したところ、処理1Bと同様の結果が
得られた。
【0088】実施例3 実施例1の処理1Aにおいて、電流密度を3倍(定電流
密度1A/dm2 )となるようにし、電解質液を5%Na2
SO4 溶液にかえて同様に処理した。このときの印加電
圧は3.8V であり、3A の電流が流れるようにした。
これを処理3Aとする。
【0089】処理3Aにおいても処理1Aと同様に通電
により写真性能の回復がみられたが、処理1Aと同様に
電極表面に発泡が生じ、電圧を1時間後には5.3V に
上昇させざるを得なかった。
【0090】処理3Aにおいて電解質液に、(ニ)ピラ
ジン(化5においてR3 =H)を0.2モル/リットル
含有させるほかは同様にして処理した。これを処理3B
とする。
【0091】また、処理3Bにおいて、ピラジンのかわ
りに(ホ)2−メチルピラジン(化5において2位に−
CH3 )を含有させた電解質液とするほかは同様にして
処理した。これを処理3Cとする。
【0092】処理3B、3Cでは、写真性能については
処理3Aと同様の傾向を示したが、通電による電極表面
の発泡はなく印加電圧を上昇させる必要もなかった。
【0093】実施例4 実施例1の処理1Aにおいて、発色現像槽の構成を図2
に示すようにかえて同様に処理した。このとき通電槽に
用いる電極、陰イオン交換膜および陽イオン交換膜の材
質は実施例1と同じとし、大きさは陰極50cm×50cm
(1mm厚)、陽極50cm×50cm(1mm厚)、陰イオン
交換膜50cm×50cm、陽イオン交換膜50cm×50cm
とした。また通電槽の陽極室、陰極室の容積は各々25
ml、発色現像液の収納室の容積は100mlとし、電解質
液循環のための電解質液の収納タンクの容量は2リット
ルとし、電解質液の循環量は300ml/分とした。これ
を処理4Aとする。
【0094】処理4Aでは、処理1Aと同様に通電によ
る写真性能の回復はみられたが、電圧を3V から4.6
5V に上昇させる必要があった。
【0095】処理4Aにおいて、電解質液にジエチルヒ
ドロキシルアミンを30g/l 含有させたものとするほか
は同様に処理した。これを処理4Bとする。
【0096】処理4Bでは、処理4Aと同様に通電によ
る写真性能の回復がみられ、かつ電圧を上昇させる必要
がなかった。
【0097】実施例5 実施例4の処理4Bにおいて、電解質液にジエチルヒド
ロキシルアミンのかわりにメチルビオロゲン色素(化4
において、R1 =R2 =CH3 、Z1 =Z2 =−COO
H)を40g/l 含有させたものを用いて同様に処理した
ところ、処理4Bと同様の結果が得られた。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、陽イオン交換膜と陰イ
オン交換膜を用いた通電処理により発色現像液等の処理
液の処理性能を回復する際、電極表面におけるガスの発
生を防止でき、電圧上昇を伴なうことなく定電流で通電
することができる。この結果、装置を小型にすることが
でき、陽イオン交換膜や陰イオン交換膜の寿命がのび
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる処理槽の一構成例を示す概略構
成図である。
【図2】本発明に用いる処理槽の一構成例を示す概略構
成図である。
【符号の説明】
1、2 処理槽 11、65 通電槽 21〜24 電極 A1、A2 陰イオン交換膜 K1、K2 陽イオン交換膜 Dev 発色現像液 E 電解質液

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光後のハロゲン化銀写真感光材料を少
    なくとも1種の処理液を用いて処理する写真処理方法に
    おいて、 前記処理液を、陰イオン交換膜を介して第1の電解質液
    と接触させ、かつ陽イオン交換膜を介して第2の電解質
    液と接触させ、 前記第1の電解質液に陽極を、前記第2の電解質液に陰
    極をそれぞれ浸漬し、前記陽極および陰極に通電するに
    際し、 前記第1の電解質液と第2の電解質液とを導通させ、か
    つ前記第1の電解質液および第2の電解質液に、下記化
    1で表わされるヒドロキシルアミン化合物、二電子酸化
    還元を可逆的に行う含窒素複素環化合物および下記化2
    で表わされるビオロゲン色素化合物のうち少なくとも1
    種を含有させる写真処理方法。 【化1】 【化2】 〔化1において、Xは水素原子、−SO3 M、−OMま
    たは−COOM(ここで、Mは水素原子または一価のカ
    チオンを表わす。)を表わし、nは2〜6の整数を表わ
    す。Yは炭素数1〜6のアルキル基を表わす。化2にお
    いて、R1 およびR2 は、それぞれ、炭素数1〜8のア
    ルキル基またはアラルキル基を表わし、これらは同一で
    も異なっていてもよい。Z1 およびZ2 は、それぞれ、
    −COOMまたは−SO3 M(ここで、Mは水素原子ま
    たは一価のカチオンを表わす。)を表わす。〕
  2. 【請求項2】 前記処理液が現像液である請求項1の写
    真処理方法。
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