JP3123424B2 - 立体自動倉庫の自動消火方法および自動消火パレット - Google Patents

立体自動倉庫の自動消火方法および自動消火パレット

Info

Publication number
JP3123424B2
JP3123424B2 JP08031989A JP3198996A JP3123424B2 JP 3123424 B2 JP3123424 B2 JP 3123424B2 JP 08031989 A JP08031989 A JP 08031989A JP 3198996 A JP3198996 A JP 3198996A JP 3123424 B2 JP3123424 B2 JP 3123424B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire
fire extinguishing
pallet
stacker crane
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08031989A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09226909A (ja
Inventor
元裕 寺師
祐一 井崎
秀雄 井原
惟義 牟田
浩史 緑川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP08031989A priority Critical patent/JP3123424B2/ja
Publication of JPH09226909A publication Critical patent/JPH09226909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3123424B2 publication Critical patent/JP3123424B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C37/00Control of fire-fighting equipment
    • A62C37/36Control of fire-fighting equipment an actuating signal being generated by a sensor separate from an outlet device
    • A62C37/38Control of fire-fighting equipment an actuating signal being generated by a sensor separate from an outlet device by both sensor and actuator, e.g. valve, being in the danger zone
    • A62C37/40Control of fire-fighting equipment an actuating signal being generated by a sensor separate from an outlet device by both sensor and actuator, e.g. valve, being in the danger zone with electric connection between sensor and actuator

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は立体自動倉庫に
おける自動消火方法および自動消火パレットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】立体自動倉庫は、多数配列された多段の
ラック棚と、各ラック棚間の狭い通路を走行するスタッ
カークレーンを有し、コンピュータ制御によりパレット
上に載せた荷を無人でラック棚の所定位置に自動格納
し、ラック棚の任意位置から荷を自動搬出する設備であ
り、消防法により天井高さ10mを越え床面積700m
以上はスプリンクラー消火設備を、それ以下は屋内消
火栓設備等を設けることが義務付けられている。さら
に、消防法ではラックの中にも高さ6m毎にスプリンク
ラーヘッド(インラックスプリンクラー)を設置するこ
とを規定している。また、火災感知器は、建屋の天井部
分にのみ設備されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】先日の立体自動倉庫の
火災事故においては、スプリンクラー消火設備が規定通
り設置され作動したが、火元の荷およびパレットを消火
することができなかった。その理由の主なものは、ラッ
ク棚の高さ6m毎に、すなわち数段おきに、スプリンク
ラーヘッドが取付けられているため、火元の上部の荷が
傘の役目をして散水を妨げ、消火ができなかったためと
推定されている。これを解決するためには、スプリンク
ラーヘッドをラック棚の一段毎に多数配設すればよい
が、スプリンクラーヘッドの数が増大し、それに伴って
消火配管も多大な長さとなり、極めて高価な設備となる
などの問題点がある。
【0004】一方、火災感知器に関しては、ラック式立
体自動倉庫は一般的に経済性等から、高さ30m程度と
なり、天井部分に取付けた火災感知器ではその効果が薄
く、火災が広がって初めて感知することになる。これを
解決するためには、ラック棚の各段に火災感知器を配設
すればよいが、火災感知器の数が増大し、配線も複雑と
なり、コストが高くなり、また荷による破壊の恐れがあ
るなどの問題点がある。
【0005】なお、前述の火災事故の事故原因として
は、隣接する製缶工場の最終工程で荷崩れなどを防止す
るためにポリエチレン製のフィルムでパレットと製品全
体を覆い、電熱ヒーターで密着させる工程があり、その
加熱工程で何らかの原因で出火し、火が着いたままラッ
ク棚まで運ばれた可能性もあるとしている。
【0006】この発明は、前述のような問題点を解消す
べくなされたもので、その目的は、立体自動倉庫におけ
火災を比較的簡単で安価な装置により早期に確実に消
火することのできる立体自動倉庫における自動消火方法
および自動消火パレットを提供することにある。
【0007】
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】 この発明に係る立体自動
倉庫の自動消火方法は、図4に示すように、ラック棚と
スタッカークレーンを有する立体自動倉庫のスタッカー
クレーンのマストに消火配管を配設し、スタッカークレ
ーンの走行台車に設けたジョイントに外部からの巻取り
可能なホースを接続して前記消火配管に外部から消火液
を供給し、スタッカークレーンの昇降台にはスタッカー
クレーンの上部ガーダーに設けた連結配管から巻取り可
能なホースを介して消火液を供給し、マストおよび昇降
台(昇降荷台や運転席,昇降運転台など)のノズルから
消火液を噴出させることを特徴とする(請求項)。他
の自動消火方法は、図5に示すように、ラック棚とスタ
ッカークレーンを有する立体自動倉庫のスタッカークレ
ーンのマスト内あるいはマストに沿わせて消火配管と消
火液タンクを設け、スタッカークレーンの昇降台にはス
タッカークレーンの上部ガーダーに設けた連結配管から
巻取り可能なホースを介して消火液を供給し、消火液を
マストおよび昇降台(昇降荷台や運転席,昇降運転台な
ど)のノズルから噴出させることを特徴とする(請求項
)。また、図6,図7に示すように、ラック棚とスタ
ッカークレーンを有する立体自動倉庫のスタッカークレ
ーンの昇降台(昇降荷台や運転席,昇降運転台など)に
消火剤タンクと消火剤噴射装置を設けるようにしてもよ
い。また、図8に示すように、ラック棚とスタッカーク
レーンを有する立体自動倉庫のラック棚に無人消火ロボ
ットを設置し、この無人消火ロボットをスタッカークレ
ーンに載せて火災発生箇所に移動させて消火を行うよう
にしてもよい。さらに、図9,図10に示すように、ラ
ック棚とスタッカークレーンを有する立体自動倉庫のラ
ック棚で炎上している荷のパレットをスタッカークレー
ンにより搬出し、ラック棚最下段の消火エリアまたは入
出庫コンベヤ位置で消火するようにしてもよい。
【0010】この発明に係る自動消火パレットは、図1
1に示すように、立体自動倉庫のラック棚に収納される
パレットであって、パレットの内部に消火液(水など)
を充填し、下段からの熱によりパレット下面の薄肉部が
溶解して消火液が吐出するように構成したことを特徴と
する(請求項)。他の自動消火パレットは、図12に
示すように、立体自動倉庫のラック棚に収納されるパレ
ットであって、パレットの内部に消火液を充填し、下段
からの熱によりパレット下面の薄肉部が溶解して消火液
が吐出するように構成したことを特徴とする(請求項
)。さらに他の自動消火パレットは、図13,図14
に示すように、立体自動倉庫のラック棚に収納されるパ
レットであって、パレットの内部に耐火性防炎布を収納
し、この収納空間の下面の蓋部材が下部からの熱により
落ち、耐火性防炎布が落下して下段の荷を覆うように構
成したことを特徴とする(請求項)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示する実施例
に基づいて説明する。図1に、この発明に係る自動火災
検知・消火システムを備えた立体自動倉庫の概要を示
す。図2〜図15に、この発明に係る自動火災検知シス
テムおよび自動消火システムの種々の例を示す。
【0012】図1において、立体自動倉庫1は、主に、
多数配列された多段のラック棚2と、各ラック棚間の狭
い通路を走行するスタッカークレーン3と、各ラック棚
2の端部等に配設された入出庫コンベヤ7と、ラック棚
2等を覆う建屋8を有している。スタッカークレーン3
および入出庫コンベヤ7はコンピュータ制御され、フォ
ークリフト等により入出庫コンベヤ7上に移載されたパ
レットPおよび荷Lは棚通路入口まで搬送されると、ス
タッカークレーン3の昇降荷台4のフォーク装置により
昇降荷台4上に移載され、スタッカークレーン3の走行
と昇降荷台4の昇降によりラック棚2の所定の位置に格
納される。
【0013】このような立体自動倉庫において、本発明
では、次のようなシステムを採用する(図1参照)。詳
細は後述する。(1) 入出庫コンベヤ7に入庫用初期火災
感知・初期消火ゾーン10を設け、火種検知センサー1
1,スプリンクラー12あるいはドレンチャーシステム
13などにより火災の恐れのあるパレット・荷の入庫を
阻止する。(2) スタッカークレーン3のマスト6または
昇降荷台4や昇降運転台5に、火災検知センサー20を
設け、このスタッカークレーン3により発火の恐れのあ
るパレット・荷を早期に検出する。(3) スタッカークレ
ーン3のマスト6または昇降荷台4や昇降運転台5に、
消火設備30を設け、あるいはラック棚に無人消火ロボ
ット31を設置し、発火の恐れがあるあるいは火災の発
生したパレット・荷を早期に消火する。(4) 火災の発生
したパレット・荷をスタッカークレーン3で搬出し、入
出庫コンベヤ7の消火ゲート40またはラック棚間通路
の最下段の消火エリア41もしくは入庫用初期火災感知
・初期消火ゾーン10で消火する。(5) パレットPを水
・消火剤・防炎布等を備えた自動消火パレット50と
し、下段のパレット・荷の消火を行う。また、ラック棚
2に水等の入ったポリタンク51を配設する。(6) ラッ
ク棚2の構造材を消火配管60により構成し、スプリン
クラーヘッド61を自由に配置できるようにする。
【0014】(7) 建屋8の天井部分に、高性能火災感知
器(煙感知・温度感知・赤外線感知・VTRカメラな
ど)70と、スプリンクラーヘッド71を設置する。
(8) 建屋8の側壁部分の内側上部にカメラを備えた遠隔
操作可能な無人放水銃80を設置する。(9) 建屋8の側
壁部分の内側に高さ方向に所定の間隔をおいて遠隔操作
可能な赤外線センサー90を配設する。(10)建屋8の側
壁部分にタラップ付きの多段の消火ステージ100を設
置する。(11)ラック棚2およびスタッカークレーン3の
床を免振装置等を有する耐震マット110で構成する。
(12)大容量の貯水槽120を設け、大量の消火水を貯蔵
しておく。以上を適宜組み合わせて自動火災検知・消火
システムを構成する。
【0015】(1) 入庫用初期火災感知・初期消火ゾーン 図1に示すように、建屋8の入口に入出庫コンベヤ7を
覆うトンネル14を設け、この天井部分に火種検知セン
サー(煙感知・温度感知・赤外線感知など)11を設置
し、通常より温度が高いものや発熱・発煙しているなど
異常のあるパレット・荷を検出し、多少とも異常のある
ものは排除しあるいは外にしばらく置くなどして異常の
あるパレット・荷の入庫を禁止する。
【0016】また、このトンネル14の天井部分にスプ
リンクラー12を設け、あるいはトンネル14の出口に
ドレンチャーシステム13を設け、散水あるいは水幕に
より搬入されるパレット・荷を初期消火する。プラスチ
ック製シート等で完全に覆われているパレット・荷であ
れば、全てのパレット・荷に対して持ち込む前に初期消
火してもよいし、前述の火種検出センサー11と組み合
わせて異常のあるもののみを初期消火するようにしても
よい。
【0017】立体自動倉庫内での火災の原因は少なく、
原因としては外部から火が持ち込まれる事が多いと考え
られる。ラック棚への入口で多少とも異常のあるパレッ
ト・荷を排除することにより内部での火災を防止するこ
とができる。
【0018】(2) スタッカークレーンによる異常パレッ
ト・荷の無人検知システム (2-1) スタッカークレーンのマストを利用する方式 図2に示すように、スタッカークレーン3のマスト6に
火災検知センサー(煙感知・温度感知・赤外線感知な
ど)20を、ラック棚2の各段における中間部を望むよ
うに配設し、またマスト6の左右両側面に設け、各ラッ
ク棚2における各段の異常を検出できるようにする。ス
タッカークレーン3は、例えば稼働率の低い時間帯(夜
間や休日など)を利用して空荷で端から端へ移動させ、
異常パレット・荷がないかセンサー20でスキャンす
る。また、これに限らず、稼働中に常時スキャンさせる
と共に、例えば20分に1回程度の割合で端から端まで
往復するモードを制御プログラム中に挿入して監視する
ようにしてもよい。火災検知センサー20が異常パレッ
ト・荷を検知すると、そのローケーション(棚列と段・
番地)を自動消火システム等に通報して消火を行う。
【0019】(2-2) スタッカークレーンの昇降台を利用
する方式 図3に示すように、スタッカークレーン3の昇降する部
分に火災検知センサー(煙感知・温度感知・赤外線感知
など)20を左右両側に設ける。スタッカークレーンに
は運転台・荷台の一体昇降型や分離昇降型などがあり、
図3では昇降運転台5の上部などに設置する。建屋8の
天井部分の感知器21は従来通り各区画毎に設置する。
稼働中に、あるいは監視時間中にスタッカークレーン3
を移動させ昇降運転台5を昇降させてセンサー20でス
キャンさせてもよいし、天井部分の感知器21の補助と
して使用してもよい。この場合、天井部分の感知器21
が作動した時に、その感知区間にスタッカークレーン3
を移動させ昇降運転台5を昇降させてセンサー20で詳
細な火災位置を検知する。この場合も、自動消火システ
ム等に通報して消火を行う。
【0020】従来の天井部分のみに取付けた感知器では
火災が広がって初めて感知することになるが、以上のよ
うに火災検知センサーをスタッカークレーンのマストあ
るいは昇降部分に設けることで、初期火災を早期に検知
することができ、またラック棚のすみずみまで監視し検
知することができる。また、各ラック棚の各段に感知器
を取付けると、高価な感知設備となり、荷による破壊の
恐れもあるが、スタッカークレーンに設けることによ
り、感知設備のコストを大幅に低減することができ、ま
た荷による破壊の恐れも全くない。
【0021】(3) スタッカークレーンによる自動消火シ
ステム (3-1) スタッカークレーンのマストに外部から消火液を
供給する方式 図4に示すように、スタッカークレーン3のマスト6の
内部もしくは外側面に消火配管32を設け、あるいはマ
スト6自体を消火配管32とし、また下部の走行台車3
a・上部のガーダー6aに連結配管32bを設け、さら
に巻取り可能とした消火配管32aを昇降荷台4等まで
配設する。消火配管32には外部の水槽・ポンプなどか
ら巻取り可能なホース33を介して水などの消火液を供
給可能とし、スタッカークレーン3下部の走行台車3a
にジョイント34を設けてホース33を着脱可能に接続
する。ノズル35はマスト6・マスト上部ガーダー6a
・昇降荷台4等に左右両側のラック棚2に向けて配設
し、ラック棚2で火災の発生したパレット・荷に対し
て、また搬送途中のパレット・荷やスタッカークレーン
自体に対しても、上方から水などの消火液をかけられる
ようにする。
【0022】昇降荷台4のノズル35は遠隔操作可能と
してもよい。この場合、遠隔操作に必要なカメラ36等
の監視装置を昇降荷台4の運転室5’等に設置する。消
火配管32には手動開閉弁または電磁開閉弁を設け、手
動または自動火災検知システム等の検知信号を受けて自
動で消火を行えるようにする。ホース33は火災発生時
にスタッカークレーンに接続し、あるいは常時接続して
おいて火災発生時にのみ消火液を供給できるようにす
る。火災発生の警報によりスタッカークレーン3を手動
で移動させてもよいし、自動火災検知システム等の検知
信号を受けて火災発生箇所に自動的に移動させてもよ
い。この場合、スタッカークレーン3には常時充電され
るバッテリー電源などの非常用電源を設け、停電時にも
移動できるようにする。
【0023】(3-2) スタッカークレーンのマストに消火
設備を設ける方式 図5に示すように、スタッカークレーン3のマスト6内
に、またはマスト6に沿わせて消火配管32と消火剤タ
ンク37を配設する。その他の構成および機能は、外部
から消火液を供給するための部材を必要としない点以外
は、前述の(3-1) と同様である。
【0024】(3-3) スタッカークレーンの昇降部分に消
火設備を設ける方式 図6,図7に示すように、スタッカークレーン3の昇降
荷台4や昇降運転台5などにノズル35と消火剤タンク
37を設ける。また、火災検知センサー38を昇降荷台
4等に設置する。スタッカークレーン3には、図1や図
6の昇降荷台4に運転室5’が設置されたものや、図7
(b)の昇降荷台4と昇降運転台5が個別に昇降可能な
もの、あるいは昇降荷台4だけが昇降するものなどがあ
る。
【0025】図7(a)では昇降荷台4の入出庫フォー
ク装置4aの上方に消火剤タンク37を複数設置し、こ
のタンクの支持架台4bの上部に首振りノズル35を、
タンク支持架台4bの下部にも多数のノズル35を取付
ける。運転室5’にもカメラ36により遠隔操作可能な
ノズル35を取付ける。火災検知センサー38は、タン
ク支持架台4bの下面に設置し、搬送途中のパレット・
荷の温度上昇等を検知して消火できるようにし、また運
転台5’にもサイドセンサー38を左右のラック棚に向
けて取付けて火災の見回り監視機能と火災箇所を特定す
るサーチ機能を持たせる。さらに、ラック棚内において
火災発生しつつあるパレット・荷を昇降荷台4上にフォ
ーク装置4aで取り込み、昇降荷台4上で消火する。ま
た、運転台5’内には、最小限の充電式バッテリー電源
39を搭載し、無線やビデオなどの機器を停電時にバッ
クアップできるようにしている。
【0026】図7(b)では昇降荷台4の下部に消火剤
タンク37を取付け、ここからラック棚内の荷の火災に
向けて消火剤を放出可能とし、さらにノズル35を入出
庫フォーク装置4aの両側とパレット・荷の上方に配設
し、消火配管を介して前記消火剤を噴射可能としてい
る。火災検知センサー38はパレット・荷の上方と昇降
架台4に設置している。また、昇降運転台5に、消火剤
タンク37とバッテリー電源39を搭載し、消火ノズル
35・カメラ36・火災検知センサー38を設けてもよ
い。
【0027】(3-4) 無人消火ロボット方式 図8に示すように、無人消火ロボット31をラック棚2
の所定箇所に複数格納しておく。この無人消火ロボット
31は、パレット31aの上に本体31bを取付け、こ
の本体31b内に消火剤タンク37とカメラ36・火災
検知センサー38を設け、本体31bの上部に遠隔操作
可能なアーム31cを取付け、アーム31cの先端に首
振り可能なノズル35を設けたものである。
【0028】建屋8の天井部分の高性能感知器21が作
動すると、スタッカークレーン3が無人消火ロボット3
1を昇降荷台4上に載せて移動し、カメラ36または火
災検知センサー38の作動により火災箇所を検知して火
災箇所に近づく。あるいはその他の自動火災検知システ
ムにより自動的に火災箇所に位置する。次いで、カメラ
36の情報に基づいてアーム31cが自動またはリモコ
ン操作により作動して消火剤(泡やガス等)が火元に噴
射される。
【0029】従来のスプリンクラー設備では荷が散水の
邪魔をして消火できない場合があるが、以上のように消
火設備をスタッカークレーンに設けることにより火災の
発生した箇所のみを確実に消火することができる。ま
た、各ラック棚の各段にスプリンクラーヘッドを取付け
ると、高価な消火設備となるが、スタッカークレーンを
利用することにより消火設備のコストを大幅に低減する
ことができる。
【0030】(4) スタッカークレーンによる炎上パレッ
ト搬出・消火システム 図9に示すように、自動火災検知システム等による火災
発生情報を受けてスタッカークレーン3をラック棚2の
出火箇所に移動させ、炎上パレット・荷をスタッカーク
レーン3の昇降台4に移載し、入出庫コンベヤ7の消火
ゲート40等へ搬出し、ここで消火作業を行う。消火ゲ
ート40は、図10(a)に示すように、入出庫コンベ
ヤ7を跨ぐ門型架台42と、コンベヤ上のパレット・荷
を取り囲むように門型架台42に多数配設された噴射ノ
ズル43から構成する。
【0031】炎上パレット・荷をスタッカークレーン3
から入出庫コンベヤ7上に移載し、入出庫コンベヤ7に
より消火ゲート40を通過させて消火する。また、消火
ゲート40側を入出庫コンベヤ7に対して往復動させて
もよい。噴射ノズル43からは水または消火剤を噴出さ
せるが、これに限らず炎上パレット・荷に防炎布を覆い
被せて消火する方法などでもよい。ラック棚2にまだ燃
焼中のパレットが有る場合には、最初の消火中にスタッ
カークレーン3を移動させて搬出作業を行う。
【0032】消火エリアで鎮火したパレット・荷は屋外
に搬出する。なお、スタッカークレーン3は耐火性構造
などとしておくのが好ましい。
【0033】消火設備は消火ゲート40に限らず、ラッ
ク棚2間のスタッカークレーン通路の最下段に消火エリ
ア41を設けてもよい。この場合、図10(b)に示す
ように、左右のラック棚2の下から2番目の棚の下部に
おける通路側にスプリンクラーヘッド44をスタッカー
クレーン3の下部に向けて通路長手方向に多数(最小限
各棚開口に1箇所)取付け、スプリンクラーウォーター
トンネルを形成する。
【0034】このスプリンクラーウォータートンネルを
消火ゲート40と組み合わせ、あるいは単独で設置し、
炎上パレット・荷をスタッカークレーン3で搬出する際
に初期消火または本格消火する。また、これら消火ゲー
トやスプリンクラーウォータトンネルに限らず、入庫用
初期火災感知・初期消火ゾーン10で消火するようにし
てもよい。
【0035】以上のように炎上パレット・荷を消火ゾー
ンまで搬出して消火ゾーンで消火するようにすれば、炎
上パレット・荷のみを確実に消火することができ、他の
パレット・荷に水や消火剤がかかることがない。また、
スタッカークレーンに消火設備を設ける場合よりもコス
トを低減することができる。
【0036】(5) 自動消火パレット 一般にパレットは、本体がプラスチック製で、フォーク
リフト・スタッカークレーンのフォークが差し込まれる
差し込み口が二つ形成されたものが使用されており、図
11に示すように、差し込み口50a以外の部分に収納
空間50bを形成し、この収納空間50bに水Wなどの
消火液を封入して自動消火パレット50とする。この自
動消火パレット50は下段の炎上パレット・荷からの炎
で作動させるため、各収納空間50bの下面の一部に薄
肉部50cを設け、この部分が炎の熱で溶けて水などが
下方に向けて自動的に放出されるようにする。なお、幅
1200×奥行長さ1000mm程度のパレットで約
0.1m3 の水を収納できる。
【0037】また、水などの消火液の代わりに消火剤ボ
ンべをセットするようにしてもよい。この場合、図12
に示すように、各収納空間50b内に消火剤ボンベ52
を横置きで設置し、消火剤ボンベ52の噴射ノズル52
aを下向きに取付け、この噴射ノズル52aを収納空間
50bの下面に形成した開口50d内に挿入する。噴射
ノズル52aにはスプリンクラーヘッドと同様の熱で溶
ける金具を設けておき、これが炎の熱で溶けて消火剤が
下方に向けて自動的に噴射されるようにする。
【0038】なお、消火剤ボンベ52のメンテナンスを
行えるように、パレットの上部または側部にボンベ交換
用の蓋を設けておく。
【0039】さらに、水封入や消火剤ボンベに代えて防
炎布を使用するようにしてもよい。
【0040】この場合、図13に示すように、パレット
の中央部の収納空間50bに、重りを兼ねる芯棒に耐火
性防炎布を巻いたロール53を2本仕込んでおき、この
防炎布ロール53の一端を収納空間50bの天井面に固
定しておき、この収納空間50bの下面を落下蓋50e
として防炎布ロール53が落下しないようにしておく。
【0041】この落下蓋50eは、防炎布ロール2本分
の荷重を支えることができるが、下からの熱で溶けるよ
うなピン等でパレットの下面に固定しておく。このよう
な落下蓋50eの代わりに熱で溶けるような網などでも
よい。下段のパレット・荷からの熱により落下蓋等が落
ち、防炎布ロール53が自重で落下して開き、炎上して
いる荷の上に被さり、空気遮断により消火される。
【0042】防炎布ロール53には、図14に示すよう
に、エア配管あるいは形状記憶合金線54を添設してお
き、防炎布が開いた時に荷を確実に包み込むようにする
こともできる。エア配管の場合には、エアボンベ55を
収納空間50bに収納しておき、防炎布ロール53の落
下によりエアボンベ55の弁を開ける等の機構を用い、
エアボンベ55からのエアによりエア配管54が伸張し
て巻かれた防炎布が広がるようにする。形状記憶合金線
の場合には、防炎布と一緒に巻上げておき、下からの熱
により伸張するような特性を持たせておく。
【0043】なお、真上にパレット・荷が無い場合に
は、最も近いパレット・荷をスタッカークレーン3でそ
の真上に移動させ、さらに最上段のパレット・荷の上に
はスペースを設けて自動消火パレット50を収納してお
く。
【0044】以上のような自動消火パレットであれば、
炎上しているパレット・荷のみを確実にかつ迅速に消火
することができる。
【0045】(6) 消火配管によるラック棚 図15に示すように、ラック棚2の構造材を縦・横・奥
行き方向の単位長さの消火配管60とし、各部材を管継
手62で接続し、消火配管60に水槽・ポンプからの供
給配管63を1箇所または適当な複数箇所で接続し、消
火配管で構成されたラック棚2を形成する。各消火配管
60には、取出口64を複数設け、荷の形状等に応じて
適宜選択してスプリンクラーヘッド61を取り付ける。
また、開放型のヘッドして泡消火剤等の消火設備とする
こともできる。さらに、消火配管に仕切りを入れること
により消火系統を複数に分割することもできる。
【0046】従来のスプリンクラー設備では、スプリン
クラーヘッドの数が少なく、また荷が邪魔をして消火す
ることができず、さらにスプリンクラーヘッドをラック
棚の各段に配設すると、配管が複雑となりコストが増大
するが、消火配管によるラック棚であれば、ラック棚の
各段にスプリンクラーヘッドを設けても消火配管分のコ
ストを低減でき、また消火を確実に行うことができる。
【0047】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成からなる
ので、次のような効果を奏する。
【0048】
【0049】
【0050】(1) スタッカークレーン自体に消火設備を
設け、あるいはラック棚に自動消火パレットを設けるこ
とにより、ラック棚での火災を比較的簡単で安価な装置
により早期に確実に消火することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自動消火検知・消火システムを
備えた立体自動倉庫を示す概略図である。
【図2】この発明に係るスタッカークレーンのマストに
センサーを設けた場合の自動火災検知方法を示す(a)
は側面図、(b)は正面図である。
【図3】この発明に係るスタッカークレーンの昇降部分
にセンサーを設けた場合の自動火災検知方法を示す
(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図4】この発明に係るスタッカークレーンのマストに
外部から消火液を供給する場合の自動消火方法を示す
(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図5】この発明に係るスタッカークレーンのマストに
消火設備を設けた場合の自動消火方法を示す側面図であ
る。
【図6】この発明に係るスタッカークレーンの昇降部分
に消火設備を設けた場合の自動消火方法を示す(a)は
側面図、(b)は正面図である。
【図7】図6のスタッカークレーンの昇降部分であり、
(a)は昇降一体型、(b)は昇降分離型を示す。
【図8】(a)は、この発明に係る無人消火ロボットの
配置状況を示す側面図、(b)は無人消火ロボットの断
面図である。
【図9】この発明に係る炎上パレット搬出・消火方法を
示す側面図である。
【図10】(a)は図9の消火ゲートを示す正面図、
(b)はウォータートンネルを示す正面である。
【図11】(a),(b),(c)は、この発明に係る
水封入式自動消火パレットを示す平面図,正面図,側面
図、(d)はその部分詳細図である。
【図12】(a),(b)は、この発明に係るボンベ式
自動消火パレットを示す平面図,正面図、(c)はその
部分詳細図である。
【図13】(a),(b)は、この発明に係る耐火性防
炎布式自動消火パレットを示す平面図,正面図、(c)
はその作動状態を示す正面図である。
【図14】(a),(b)は、図13の耐火性防炎布式
自動消火パレットの変形例を示す平面図、正面図であ
る。
【図15】(a),(b)は、この発明に係る消火配管
によるラック棚を示す斜視図,部分詳細図である。
【符号の説明】
P…パレット L…荷 1…立体自動倉庫 2…ラック棚 3…スタッカークレーン 4…昇降荷台 5…昇降運転台(5’…運転室) 6…マスト 7…入出庫コンベヤ 8…建屋 10…入庫用初期火災感知・初期消火ゾーン 11…火種検出センサー 12…スプリンクラー 13…ドレンチャーシステム 14…トンネル 20…火災検知センサー 30…消火設備 31…無人消火ロボット 32…消火配管 33…ホース 34…ジョイント 35…消火ノズル 36…カメラ 37…消火剤タンク 38…火災検知センサー 39…バッテリー電源 40…消火ゲート 41…消火エリア 42…門型架台 43…噴射ノズル 44…スプリンクラーヘッド 50…自動消火パレット 51…ポリタンク 52…消火剤ボンベ 53…耐火性防炎布ロール 54…エア配管または形状記憶合金線 55…エアボンベ 60…消火配管 61…スプリンクラーヘッド 62…管継手 63…供給配管 64…取出口
フロントページの続き (72)発明者 牟田 惟義 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 緑川 浩史 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−100699(JP,A) 特開 昭59−120177(JP,A) 特開 平9−221201(JP,A) 特開 平9−156710(JP,A) 特開 昭61−259682(JP,A) 特開 平1−94871(JP,A) 特開 平4−364865(JP,A) 特開 平1−256640(JP,A) 実開 昭61−18159(JP,U) 実開 昭61−94047(JP,U) 特公 昭50−22838(JP,B1) 特公 昭45−33277(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 A62C 2/00 - 39/00 B65D 19/00 - 19/44

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラック棚とスタッカークレーンを有する
    立体自動倉庫のスタッカークレーンのマストに消火配管
    を配設し、スタッカークレーンの走行台車に設けたジョ
    イントに外部からの巻取り可能なホースを接続して前記
    消火配管に外部から消火液を供給し、スタッカークレー
    ンの昇降台にはスタッカークレーンの上部ガーダーに設
    けた連結配管から巻取り可能なホースを介して消火液を
    供給し、マストおよび昇降台のノズルから消火液を噴出
    させることを特徴とする立体自動倉庫の自動消火方法。
  2. 【請求項2】 ラック棚とスタッカークレーンを有する
    立体自動倉庫のスタッカークレーンのマスト内あるいは
    マストに沿わせて消火配管と消火液タンクを設け、スタ
    ッカークレーンの昇降台にはスタッカークレーンの上部
    ガーダーに設けた連結配管から巻取り可能なホースを介
    して消火液を供給し、消火液をマストおよび昇降台のノ
    ズルから噴出させることを特徴とする立体自動倉庫の自
    動消火方法。
  3. 【請求項3】 立体自動倉庫のラック棚に収納されるパ
    レットであって、パレットの内部に消火液を充填し、下
    段からの熱によりパレット下面の薄肉部が溶解して消火
    液が吐出するように構成したことを特徴とする自動消火
    パレット。
  4. 【請求項4】 立体自動倉庫のラック棚に収納されるパ
    レットであって、パレットの内部に消火剤タンクを設
    け、下段からの熱により前記消火剤タンクのパレット下
    面の開口に挿入された噴出口が開口するように構成した
    ことを特徴とする自動消火パレット。
  5. 【請求項5】 立体自動倉庫のラック棚に収納されるパ
    レットであって、パレットの内部に防炎布を収納し、こ
    の収納空間の下面の蓋部材が下部からの熱により落ち、
    防炎布が落下して下段の荷を覆うように構成したことを
    特徴とする自動消火パレット。
JP08031989A 1996-02-20 1996-02-20 立体自動倉庫の自動消火方法および自動消火パレット Expired - Fee Related JP3123424B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08031989A JP3123424B2 (ja) 1996-02-20 1996-02-20 立体自動倉庫の自動消火方法および自動消火パレット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08031989A JP3123424B2 (ja) 1996-02-20 1996-02-20 立体自動倉庫の自動消火方法および自動消火パレット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09226909A JPH09226909A (ja) 1997-09-02
JP3123424B2 true JP3123424B2 (ja) 2001-01-09

Family

ID=12346339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08031989A Expired - Fee Related JP3123424B2 (ja) 1996-02-20 1996-02-20 立体自動倉庫の自動消火方法および自動消火パレット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3123424B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012011317A1 (ja) 2010-07-23 2012-01-26 株式会社ダイフク 物品搬送設備

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4673162B2 (ja) * 2005-08-24 2011-04-20 能美防災株式会社 防災システム
JP4673161B2 (ja) * 2005-08-24 2011-04-20 能美防災株式会社 防災システム
JP4812485B2 (ja) * 2006-03-27 2011-11-09 能美防災株式会社 消火設備
WO2008048125A2 (en) * 2006-10-19 2008-04-24 Waiau Bay Limited Fire safety rated storage unit facility
JP4953013B2 (ja) * 2007-08-23 2012-06-13 トヨタ自動車株式会社 異常監視装置及び該装置を備えた二次電池収容棚
JP5098595B2 (ja) * 2007-11-22 2012-12-12 株式会社豊田自動織機 スタッカクレーンの駆動装置
JP5458856B2 (ja) * 2009-12-14 2014-04-02 村田機械株式会社 自動倉庫システム及び消火ユニット
JP5590395B2 (ja) * 2010-11-26 2014-09-17 株式会社ダイフク 自動倉庫設備
JP5595332B2 (ja) * 2011-06-02 2014-09-24 日鉄住金テックスエンジ株式会社 消火装置の付設した電池充放電設備及び電池充放電設備の消火方法
FI20120083A (fi) * 2012-03-19 2013-09-20 Raumaster Paper Oy Sammutusjärjestelmä, sammutuslaitteisto ja sammutuspeite tulipalon sammuttamiseksi materiaalirainarullien pystyrullavarastossa sekä pystyrullavarasto
JP5807618B2 (ja) * 2012-06-14 2015-11-10 株式会社ダイフク 物品保管設備
GB201603518D0 (en) 2016-02-29 2016-04-13 Ocado Innovation Ltd Robotic fire extinguishing device and handling method
JP6603735B2 (ja) * 2018-01-23 2019-11-06 株式会社キユーソー流通システム パレット機能を有するラック及び保管システム
JP7027181B2 (ja) * 2018-01-29 2022-03-01 ホーチキ株式会社 火災検知システム
CN108434639A (zh) * 2018-04-11 2018-08-24 无锡中鼎集成技术有限公司 一种升降式灭火水箱
JP7207966B2 (ja) * 2018-11-21 2023-01-18 ホーチキ株式会社 吸引型煙感知器
JP6614600B1 (ja) * 2019-01-09 2019-12-04 東芝エレベータ株式会社 エレベータ装置、エレベータシステム、及びエレベータ装置の制御方法
DE102019109140A1 (de) * 2019-04-08 2020-10-08 Minimax Viking Research & Development Gmbh Brandschutzvorrichtung zur Überwachung eines Brandschutzbereichs, Brandschutzsystem umfassend eine derartige Brandschutzvorrichtung und entsprechendes Verfahren zur Überwachung des Brandschutzbereichs
NO20190546A1 (en) * 2019-04-25 2020-10-26 Autostore Tech As An automated storage and retrieval system with fire detection device and methods of locating and/or verifying fire or smoke in an automated storage and retrieval system
JP2021022217A (ja) * 2019-07-29 2021-02-18 株式会社五合 警備システム及び警備方法
KR102190551B1 (ko) * 2020-06-10 2020-12-14 최동윤 에너지저장시스템용 배터리랙
US20230227297A1 (en) * 2020-08-03 2023-07-20 Murata Machinery, Ltd. Stacker crane
CN113658403A (zh) * 2021-07-06 2021-11-16 上海融韵嘉丰消防装备集团有限公司 一种用于物流仓储场地的消防烟雾报警系统
CN115554633B (zh) * 2022-08-23 2023-08-08 国网安徽省电力有限公司电力科学研究院 适用特高压换流站消防炮琴台自动识别控制方法及系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012011317A1 (ja) 2010-07-23 2012-01-26 株式会社ダイフク 物品搬送設備
US9221606B2 (en) * 2010-07-23 2015-12-29 Daifuku Co., Ltd Goods transport facility
EP2597058A4 (en) * 2010-07-23 2017-12-06 Daifuku Co., Ltd. Goods transport facility

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09226909A (ja) 1997-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3123424B2 (ja) 立体自動倉庫の自動消火方法および自動消火パレット
US20230321469A1 (en) Robotic fire extinguishing device and handling method
ES2836804T3 (es) Instalación de transporte de mercancías
US20210213311A1 (en) Ervice vehicle for extinguishing fire on and within an automated storage and retrieval system and a method thereof
KR101838057B1 (ko) 이동형 소화장치 및 그 제어방법
US20220135324A1 (en) Storage systems and methods
KR101982659B1 (ko) 건축물 화재 발생시 긴급 소방지원시스템
US3602313A (en) Fire protection system
JP2021087754A (ja) 消火器具及び消火設備
CN111803823B (zh) 一种灭火系统及其灭火方法
CN113631490B (zh) 具有基于泡沫的防火系统的自动网格式存取系统
US3732930A (en) Storage rack and sprinkler arrangement
JPH09150911A (ja) 自動倉庫
JPH09272603A (ja) 消火機能付きスタッカークレーン
WO2019233749A1 (en) Service vehicle for extinguishing fire on and within an automated storage and retrieval system and a method thereof
JPH09221201A (ja) 消火機能付きスタッカクレーン
US3799271A (en) Fire extinguishing apparatus and system with automatically lowering sprinkler heads
JP5949624B2 (ja) 物品収納設備
JP5949625B2 (ja) 物品収納設備
JPH1015101A (ja) 倉庫用固定式消火設備
JP2000024129A (ja) 立体駐車場の消火システム
JP2005021359A (ja) 立体駐車設備の消火装置
KR102657019B1 (ko) 전기자동차 주차장용 소화시스템
JPH09173496A (ja) 消火装置ユニット及びそれを備えた貨物収納倉庫
JPH09276426A (ja) 倉庫用固定式消火設備

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000926

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees