JPH09276426A - 倉庫用固定式消火設備 - Google Patents

倉庫用固定式消火設備

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JPH09276426A
JPH09276426A JP8093810A JP9381096A JPH09276426A JP H09276426 A JPH09276426 A JP H09276426A JP 8093810 A JP8093810 A JP 8093810A JP 9381096 A JP9381096 A JP 9381096A JP H09276426 A JPH09276426 A JP H09276426A
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JP
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fire
protection area
water
warehouse
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JP8093810A
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Toshihide Tsuji
利秀 辻
Toshiaki Tonomura
賢昭 外村
Takashi Shimokawa
傑 下川
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Original Assignee
Hochiki Corp
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 倉庫内の荷棚火災に対し火抑制と防護を確実
に行う。 【解決手段】 火災検出手段3により火災が発生した複
数の荷棚1を1又は複数の棚単位にグループ化した荷棚
グループを検出した際に、火災発生を検出した荷棚グル
ープを含む荷棚グループの1又は複数グループを1つの
防護領域とした防護領域を判定し、火災と判定した防護
領域及び隣接した防護領域の各々に分岐した給水配管6
−1〜6−5に設けている制御弁7−1〜7−5を開放
して消火ポンプ設備からの加圧消火用水を開放型スプリ
ンクラーヘッド5−1〜5−5から散水させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の大規模立体
自動倉庫として知られた倉庫用固定式消火設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、荷物の収納、保管、配送といった
倉庫業務を自動化した立体自動倉庫が広範に普及してお
り、荷物の収納数で見ると数千パレットから1万パレッ
トを越える規模の大きなものもある。このような倉庫設
備にあっては、空間の有効利用を計るため、天井が高く
比較的規模の大きいものが多い。また運用コストを低減
するため、夜間は無人となることが多い。このような倉
庫設備を対象とした固定式の消火設備としては、現在、
閉鎖型スプリンクラー消火設備が主流となっている。
【0003】図4は従来の倉庫用の閉鎖型スプリンクラ
ー消火設備である。倉庫100内には、上下および左右
方向に多数の荷棚101が設置され、各荷棚101には
パレットに相殺された荷物がスタッカークレーン等によ
り搬送されて収納される。荷棚101の各々には、閉鎖
型スプリンクラーヘッド103が設置される。閉鎖型ス
プリンクラーヘッド103は外部に設置した消火ポンプ
104から引き出された給水本管105に対し分岐管1
06によって接続される。消火ポンプ104にはモータ
107が設けられる。また消火ポンプ104からの給水
本管105は圧力タンク109に分岐接続され、定常監
視状態で給水本管105の管内圧力を規定値に保ってい
る。
【0004】荷棚102のいずれかで荷物等の火災が起
きると、その場所に設置している閉鎖型スプリンクラー
ヘッド103が火災による熱を受けて作動し、消火用水
を散水する。このため管内の圧力が低下し、この圧力低
下を圧力タンク109に設けている圧力スイッチ110
で検出し、ポンプ制御盤111によりモータ107を起
動し、消火ポンプ104の運転による消火用水を加圧供
給し、作動した閉鎖型スプリンクラーヘッドからの散水
で消火する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の閉鎖型スプリンクラー消火設備にあっては、
多数の棚に荷物が収納されている倉庫の火災では、棚の
荷物が燃えてその荷物を防護するスプリンクラーヘッド
が作動した時点では、隣接する荷物にも炎が移ってお
り、火災を起した荷物もかなり燃えている状況にあり、
1台のスプリンクラーの作動だけでは、有効な消火能力
を発揮できないことが火災実験を通して確認されてい
る。
【0006】即ち、火災発生場所のスプリンクラーヘッ
ドが作動したときは、既に火災が大きくなっており、隣
接する荷物に燃え移ってしまっている。続いて隣接する
荷物を防護するスプリンクラーヘッドが作動するが、こ
のときには更に隣接する荷棚に延焼し、次の火災が広が
ってゆく。更に、スプリンクラーヘッドの作動数が増加
すると、ヘッド1個当りの散水量が減って所定の消火性
能が得られなくなる。その結果、倉庫内の荷棚が全焼し
てしまうことがあった。
【0007】またカートリッジに火災を炭化したとして
も、火災の拡大に応じてスプリンクラーヘッドの作動個
数が増加することで、それに伴う消火用水の散水量も増
加し、荷物に対する二次的な水による損害も大きくなっ
てしまう問題がある。更に、収納パレット数で決まる防
護区画の数が膨大になるため、スプリンクラーヘッドが
作動していても、火災の発生場所を容易に判断すること
ができず、消防による消火に手間取り、全焼となってし
まう恐れがあった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、倉庫内の荷棚火災に対し火抑制と防
護が確実にできる倉庫の固定式消火設備を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。本発明は、複数の荷棚を
左右及び上下方向に配列した倉庫を対象とした固定式消
火設備であり、まず複数の荷棚を1又は複数の棚単位に
グループ化し、荷棚グループ毎に火災を検出する火災検
出手段を設ける。また荷棚グループの1又は複数グルー
プを1つの防護領域とし、各防護領域毎に開放型スプリ
ンクラーヘッドを設置する。開放型スプリンクラーヘッ
ドは、散水穴が空いていればよく、単なるヘッドやノズ
ルであってもよい。
【0010】更に、開放型スプリンクラーを設置した防
護領域毎に分岐配管された消火ポンプ設備からの給水配
管を分岐配管し、分岐された給水配管の各々に電気的に
作動する制御弁を設ける。そして制御手段により、火災
検出手段により火災が発生した荷棚グループを検出した
際に、火災発生を検出した荷棚グループを含む防護領域
を判定し、火災と判定した防護領域または当該防護領域
に隣接した防護領域の各々に分岐した給水配管に設けて
いる制御弁を開放して消火ポンプ設備からの加圧消火用
水を開放型スプリンクラーヘッドから散水させることを
特徴とする。
【0011】通常、倉庫内の荷棚は、上下に多段構成と
した荷棚を例えば2列毎に間を置いて奥行き方向に並べ
ていることから、火災検出のための棚グループは、多段
構成とした各荷棚列を1つの荷棚グループとすることが
望ましい。即ち、火災検出手段は、上下方向に並んだ複
数段の荷棚の各列を1つの荷棚グループとして火災を検
出し、開放型スプリンクラーヘッドは1又は複数(小数
を含む)の荷棚グループを1つの防護領域として設置さ
れ、制御手段は、火災検出手段により荷棚グループの火
災を検出した際に、火災発生を検出した荷棚グループを
含む防護領域または当該防護領域に隣接する他の防護領
域の各々に分岐した給水配管に設けている制御弁を開放
して加圧消火用水を開放型スプリンクラーヘッドから散
水させる。
【0012】更に、開放型スプリンクラーを設置した防
護領域毎に分岐された給水配管の各々に設けられた制御
弁の二次側に、弁開放時の加圧消火用水の供給による圧
力を検出する圧力スイッチ等の放水検出手段を設け、放
水検出手段の検出信号に基づき散水の確認表示を行う。
このような本発明の倉庫用固定式消火設備によれば、荷
棚に火災が発生すると、火災が発生した荷棚を含む防護
区画の開放型スプリンクラーヘッドから散水すると同時
に、隣接する防護区画の閉鎖型スプリンクラーヘッドか
らも散水され、火災が発生した荷棚に隣接する周囲の荷
棚を早期に濡らすこととなり、その結果、火災の拡大を
確実に防止することができる。また火災が拡大しないこ
とで、散水に使用するスプリンクラーヘッドの数も少な
くて済み、水損を最小限に抑えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の倉庫用固定式消火
設備の実施形態を示す説明図である。図1において、図
示しない倉庫内には上下方向および左右方向に多数の荷
棚1が設置されている。各荷棚1にはパレットに搭載さ
れた荷物2がスタッカークレーンなどにより搬送され収
納される。
【0014】各荷物2は、図2に示すように、2行4段
の複数の荷棚ブロック15−1〜15−3を構成し、各
荷棚ブロック15−1〜15−3の間には搬送用スペー
ス16が形成されている。搬送用スペース16にはスタ
ッカークレーンなどが入り、各荷棚1の荷物2の搬送が
行われる。荷棚ブロック15−1〜15−3は複数の荷
棚1を1または複数の棚単位にグループ化した荷棚グル
ープ17−1〜17−4により構成される。
【0015】この荷棚グループ17−1〜17−4毎に
図1に示す火災検出手段としても光ファイバー3により
火災の検出を行う。ここでは、1列4段の合計8個の荷
棚1が1つの荷棚グループ17−1〜17−4を構成し
ている。荷棚グループ17−1〜17−4は1列4段に
限らず、例えば2列4段の合計16個の荷棚1を1つの
荷棚グループとしても良い。また、荷棚グループ17−
1〜17−4は複数の棚単位にグループ化しても良く、
列単位に限定されるものではない。更に、2列4段で奥
行き方向に並んだ荷棚を1ブロックとした場合、このブ
ロックを跨いでグループ化してもよい。
【0016】荷棚グループ17−1〜17−4は1また
は複数のグループにより1つの防護領域18−1〜18
−3を構成する。例えば、荷棚グループ17−1を火災
領域とすると、この荷棚グループ17−1と火災領域に
隣接する荷棚グループ17−2を1つの防護領域18−
1としている。また、荷棚グループ17−2を火災領域
とすると、この荷棚グループ17−2と、この荷棚グル
ープ17−2に両側に隣接する荷棚グループ17−1,
17−3を1つの防護領域18−2とする。また、荷棚
グループ17−3を火災領域とすると、この荷棚グルー
プ17−3と荷棚グループ17−3の両側の隣接する荷
棚グループ17−2,17−4を1つの防護領域18−
3とする。
【0017】図1に戻り、1列4段からなる各荷棚グル
ープ17−1〜17−4内に火災が発生すると、その火
災はA−B,B−C,C−D,D−E,E−F,F−
G,G−H,H−I・・・・・に区分した光ファイバー
3の各火災検出区間で検出される。すなわち、この光フ
ァイバー3を一本布設するだけで、光ファイバー3にそ
った多点の火災発生位置を一括測定することができる。
光ファイバー3に光パルスを入射すると、この光パルス
は各通過位置で微弱な散乱光を生成しながら、光ファイ
バー3中を伝搬し、発生した散乱光の一部は後方散乱光
として入射端に戻ってくる。
【0018】この光パルスを入射してから、後方散乱光
として入射端に戻ってくるまでの経過時間から後方散乱
光の発生位置を知ることができる。また、その位置での
温度は、後方散乱光に含まれるラマン散乱光強度から求
めることができる。したがって、光ファイバー3が接続
された制御盤4では、荷棚グループ17−1〜17−4
のどの荷棚グループ17−1〜17−4に火災が発生し
たか火災発生位置を特定することができる。
【0019】この実施形態においては、複数の荷棚1を
1または複数の棚単位にグループ化して、荷棚グループ
17−1〜17−4毎に光ファイバー3で火災発生位置
を検出するが、これに限らず、光電式感知器、熱対電ま
たはアナログ感知器などを用いて火災位置を検出するよ
うにしても良い。荷棚グループ17−1〜17−4の1
または複数グループを1つの防護領域とした各防護領域
18−1〜18−3毎に消火配管9から分岐された各分
岐配管6−1〜6−5が配管され、各分岐管6−1〜6
−5の先端およよび途中には一対の開放型のスプリンク
ラーヘッド5−1〜5−5がそれぞれ接続されている。
【0020】また、各分岐管6−1〜6−5には電気的
に作動する電動弁または電磁弁よりなる制御弁7−1〜
7−5がそれぞれ接続されている。制御弁7−1〜7−
5は中継器14を介して制御手段としての制御盤4に接
続され、制御盤4からの開弁制御信号により分岐管6−
1〜6−5を開放する。すなわち、制御盤4は光ファイ
バー3により火災が発生した荷棚グループ17−1〜1
7−4を検出した際、火災が発生を検出した荷棚グルー
プ17−1〜17−4を含む防護領域18−1〜18−
3を判定し、火災と判定した火災領域およびそれに隣接
する隣接領域の各々に分岐した分岐管6−1〜6−5に
設けられた制御弁7−1〜7−5を開放して、スプリン
クラーヘッド5−1〜5−5から散水させる。
【0021】例えば、図3に示すように、光ファイバー
3のA−Bで示す火災検出区間で火災が検出されたとき
は、火災領域に対応した制御弁7−1だけではなく、右
側の隣接領域に対応する制御弁7−2を開放する。ま
た、光ファイバー3のB−Cで示す火災検出区間で火災
が発生したときは、火災領域の左側の隣接領域に対する
制御弁7−1と火災領域の右側の隣接領域に対応する制
御弁7−2を開放する。
【0022】また、光ファイバー3のC−Dで示す火災
検出区間で火災が発生したときに、火災領域に対応する
制御弁7−2と、左側の隣接領域に対応する制御弁7−
1と、右側の隣接領域に対応する制御弁7−3を開放す
る。同様に火災検出区間がD−E,D−F・・・・・の
ときは、図3に示すような制御弁7−2〜7−5を開放
する。
【0023】各制御弁7−1〜7−5の二次側の各分岐
管6−1〜6−5には放水検出手段としての圧力センサ
8−1〜8−5がそれぞれ接続され、圧力センサ8−1
〜8−5は各制御弁7−1〜7−5の開放時の消火用水
の供給による圧力を検出すると、検出信号を中継器14
を介して制御盤4に出力する。制御盤4は圧力センサ8
−1〜8−5からの検出信号を受信すると、スプリンク
ラーヘッド5−1〜5−5より散水が行われたことを確
認する表示を行う。制御盤4は検出信号の受信によりポ
ンプ制御盤12を作動させ、ポンプ制御盤12はモータ
11を駆動して消火ポンプ14を作動させる。消火ポン
プ14は水源水槽13から消火用水を汲み上げて、消火
用配管9に消火用水を圧送する。
【0024】次に、動作を説明する。通常の監視時に
は、光ファイバー3は火災検出区間A−B,B−C,C
−D・・・において火災の監視を行っている。光ファイ
バー3には火災の検出がないときは各制御弁7−1〜7
−5は分岐管6−1〜6−5を閉鎖している。今、光フ
ァイバー3のA−Bの火災検出区間において火災が検出
されたとする。制御盤4は光ファイバー3からA−Bの
火災検出区間で火災が発生したことを示す火災位置信号
を受信すると、火災が発生した荷棚グループ17−1を
含む防護領域18−1を判定する。そして図3に示すよ
うに、火災領域に対応する制御弁7−1と、火災領域に
隣接した隣接領域に対応した制御弁7−2を開放させ
る。
【0025】制御弁7−1が開放されると、分岐管6−
1に接続されたスプリンクラーヘッド5−1から荷棚グ
ループ17−1および荷棚グループ17−1に隣接する
荷棚グループ17−2の左半分にして散水が行われる。
また、同時に制御弁7−2が開放されると分岐管6−2
に接続されているスプリンクラーヘッド5−2から荷棚
グループ17−2の右半分、荷棚グループ17−3およ
び荷棚グループ17−4の右半分に対して散水が行われ
る。
【0026】したがって、スプリンクラーヘッド5−
1,5−2により防護領域18−1に対して確実に散水
が行われ、隣接する荷棚グループ17−2にも早期の散
水により濡れることになる。制御弁7−1,7−2が開
放されると、加圧された消火用水の供給による圧力を圧
力センサ8−1,8−2が検出し、検出信号を中継器1
4を介して制御盤4に送る。制御盤4は検出信号を受信
すると、ポンプ制御盤12を介してモータ11を駆動
し、消火ポンプ14を作動させる。こうして、消火用水
は消火用配管8、分岐管6−1,6−2を通ってスプリ
ンクラーヘッド5−1,5−2に供給され、スプリンク
ラーヘッド5−1,5−2から連続して散水が行われ
る。
【0027】このようなスプリンクラーヘッド5−1,
5−2の散水により消火が完了すると、光ファイバー3
から火災位置信号は制御盤4に出力されなくなり、制御
盤4は火災位置信号が受信されなくなったことで、鎮火
と判断し、鎮火から鎮火確認に必要な一定時間経過後に
制御弁7−1,7−2に閉制御信号を出力して制御弁7
−1,7−2を閉弁させ、散水を停止させる。制御弁7
−1,7−2が閉じると、圧力センサ8−1,8−2は
消火用水の供給による圧力を検出しなくなり、制御盤4
はポンプ制御盤12を介してモータ11を停止し、消火
ポンプ10の作動を停止させる。
【0028】また、光ファイバー3のB−Cで示す火災
検出区間で火災を検出した場合には、図3に示すよう
に、火災領域の荷棚グループの左側に隣接する防護領域
の荷棚グループ17−1は対応する制御弁7−1と、火
災領域の荷棚グループ17−2の右側に隣接する防護領
域の荷棚グループ17−3に対応する制御弁7−2を同
時に開放する。
【0029】この場合にも、火災領域である荷棚グルー
プ17−2だけではなく、荷棚グループ17−2の両側
に隣接する荷棚グループ17−1,17−2もスプリン
クラーヘッド5−1,5−2により散水を行うことがで
きる。さらに、光ファイバー3のC−Dで示す火災検出
区間で火災を検出した場合には、図3に示すように、火
災領域の荷棚グループ17−3に対応する制御弁7−2
と、火災領域の左側に隣接する防護領域の荷棚グループ
17−2に対応する制御弁7−1と、火災領域の右側に
隣接する防護領域の荷棚グループ17−4に対応する制
御弁7−3を3個同時に開放させる。この場合、火災領
域の荷棚グループ17−3だけではなく、その両側の荷
棚グループ17−2,17−3にもスプリンクラーヘッ
ド5−1,5−2,5−3により散水を行うことができ
る。
【0030】このように、火災が発生した荷棚グループ
17−1〜17−4に隣接する荷棚グループを早期に濡
らすことになり、その結果、火災の拡大を確実に防止す
ることができる。また、火災が拡大しないことで、散水
に使用するスプリンクラーヘッドの数も少なくて済み、
水損を最小限に抑えることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、荷棚に火災が発生すると、火災が発生した荷棚を含
む防護領域の閉鎖型スプリンクラーヘッドから散水する
と同時に、隣接する防護領域の閉鎖型スプリンクラーヘ
ッドからも散水するため、火災が発生した荷棚に隣接す
る周囲の荷棚を早期に濡らすこととなる。その結果、火
災の拡大を確実に防止することができる。また火災が拡
大しないことで、散水に使用するスプリンクラーヘッド
の数も少なくて済み、水損を最小限に抑えることができ
る。
【0032】さらに防護領域の数が膨大になっても、火
災の発生位置を容易に判断することができるため、消火
を早期に行うことができ、全焼となってしまう恐れはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の倉庫用固定式消火設備の実施形態を示
す説明図
【図2】図1の荷棚の構成を示す斜視図
【図3】火災検出区間と用いる制御弁の関係を説明する
説明図
【図4】従来例を示す図
【符号の説明】
1:荷棚 3:光ファイバー(火災検出手段) 4:制御盤(制御手段) 5−1〜5−5:開放型スプリンクラーヘッド 6−1〜6−5:分岐管 7−1〜7−5:制御弁 8−1〜8−5:圧力センサ(放水検出手段) 9:給水配管 16:消火ポンプ 17−1〜17−4:荷棚グループ 18−1〜18−3:防護領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の荷棚を左右及び上下方向に配列した
    倉庫用固定式消火設備に於いて、 前記複数の荷棚を1又は複数の棚単位にグループ化し、
    該荷棚グループ毎に火災を検出する火災検出手段と、 前記荷棚グループの1又は複数グループを1つの防護領
    域とし、各防護領域毎に設置された開放型スプリンクラ
    ーヘッドと、 前記開放型スプリンクラーを設置した防護領域毎に分岐
    配管された消火ポンプ設備からの給水配管と、 前記開放型スプリンクラーを設置した防護領域毎に分岐
    された給水配管の各々に設けられた電気的に作動する制
    御弁と、 前記火災検出手段により火災が発生した荷棚グループを
    検出した際に、火災発生を検出した荷棚グループを含む
    防護領域を判定し、火災と判定した防護領域又は当該防
    護領域に隣接した防護領域の各々に分岐した給水配管に
    設けている制御弁を開放して消火ポンプ設備からの加圧
    消火用水を開放型スプリンクラーヘッドから散水させる
    制御手段と、を備えたことを特徴とする倉庫用固定式消
    火設備。
  2. 【請求項2】請求項1記載の倉庫用固定式消火設備に於
    いて、 前記火災検出手段は、上下方向に並んだ複数段の荷棚の
    各列を1つの荷棚グループとして火災を検出し、前記開
    放型スプリンクラーヘッドは1又は複数の荷棚グループ
    を1つの防護領域として設置され、前記制御手段は、前
    記火災検出手段により荷棚グループの火災を検出した際
    に、火災発生を検出した荷棚グループを含む防護領域又
    は当該防護領域に隣接する他の防護領域の各々に分岐し
    た給水配管に設けている制御弁を開放して加圧消火用水
    を開放型スプリンクラーヘッドから散水させることを特
    徴とする倉庫用固定式消火設備。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の倉庫用固定式消火設
    備に於いて、 前記開放型スプリンクラーを設置した防護領域毎に分岐
    された給水配管の各々に設けられた制御弁の二次側に、
    弁開放時の加圧消火用水の供給による圧力を検出する放
    水検出手段を設け、該放水検出手段の検出信号に基づき
    散水の確認表示を行うことを特徴とする倉庫用固定式消
    火設備。
JP8093810A 1996-04-16 1996-04-16 倉庫用固定式消火設備 Pending JPH09276426A (ja)

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