JP3835493B2 - 倉庫用固定式消火設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の大規模立体自動倉庫として知られた倉庫用固定式消火設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、荷物の収納、保管、配送といった倉庫業務を自動化した立体自動倉庫が広範に普及しており、荷物の収納数で見ると数千パレットから1万パレットを越える規模の大きなものもある。
このような倉庫設備にあっては、空間の有効利用を計るため、天井が高く比較的規模の大きいものが多い。また運用コストを低減するため、夜間は無人となることが多い。このような倉庫設備を対象とした固定式の消火設備としては、現在、閉鎖型スプリンクラー消火設備が主流となっている。
【0003】
図15は従来の倉庫用の閉鎖型スプリンクラー消火設備である。倉庫100内には、上下および左右方向に多数の荷棚101が設置され、各荷棚101にはパレットに搭載された荷物がスタッカークレーン等により搬送されて収納される。荷棚101の各々には、閉鎖型スプリンクラーヘッド103が設置される。閉鎖型スプリンクラーヘッド103は外部に設置した消火ポンプ104から引き出された給水本管105に対し分岐管106によって接続される。消火ポンプ104にはモータ107が設けられる。また消火ポンプ104からの給水本管105は圧力タンク109に分岐接続され、定常監視状態で給水本管105の管内圧力を規定値に保っている。
【0004】
荷棚101のいずれかで荷物等の火災が起きると、その場所に設置している閉鎖型スプリンクラーヘッド103が火災による熱を受けて作動し、消火用水を散水する。このため管内の圧力が低下し、この圧力低下を圧力タンク109に設けている圧力スイッチ110で検出し、ポンプ制御盤111によりモータ107を起動し、消火ポンプ104の運転による消火用水を加圧供給し、作動した閉鎖型スプリンクラーヘッドからの散水で消火する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の閉鎖型スプリンクラー消火設備にあっては、多数の棚に荷物が収納されている倉庫の火災では、棚の荷物が燃えてその荷物を防護するスプリンクラーヘッドが作動した時点では、隣接する荷物にも炎が移っており、火災を起した荷物もかなり燃えている状況にあり、1個のスプリンクラーの作動だけでは、有効な消火能力を発揮できないことが火災実験を通して確認されている。
【0006】
即ち、火災発生場所のスプリンクラーヘッドが作動したときは、既に火災が大きくなっており、隣接する荷物に燃え移ってしまっている。続いて隣接する荷物を防護するスプリンクラーヘッドが作動するが、このときには更に隣接する荷棚に延焼し、次の火災が広がってゆく。更に、スプリンクラーヘッドの作動数が増加すると、ヘッド1個当りの散水量が減って所定の消火性能が得られなくなる。その結果、倉庫内の荷棚が全焼してしまうことがあった。
【0007】
またカートリッジに火災を炭化したとしても、火災の拡大に応じてスプリンクラーヘッドの作動個数が増加することで、それに伴う消火用水の散水量も増加し、荷物に対する二次的な水による損害も大きくなってしまう問題がある。
更に、収納パレット数で決まる防護区画の数が膨大になるため、スプリンクラーヘッドが作動していても、火災の発生場所を容易に判断することができず、消防による消火に手間取り、所定量の水源も早期に枯渇してしまい、全焼となってしまう恐れがあった。
【0008】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、電気的な制御を必要とすることなく、倉庫内の荷棚火災に対し抑制と防護が確実にできる倉庫用固定式消火設備を提供することを目的とする。
更に、本発明は、水平方向及び垂直方向の荷棚配列に対し、最適な消火用及び感知用のスプリンクラーヘッドの配置を実現する倉庫用固定式消火設備を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明が対象とする自動倉庫にあっては、複数の荷棚を水平方向及び垂直方向に配列しており、荷棚にパレット等の荷物を収納した場合にも、必ず水平方向に配列した各荷棚の間には空きスペースが形成されており、この空きスペースを消火用水を散水するスプリンクラーヘッドを設置するための空間として使用できる。
【0010】
そこで本発明にあっては、水平方向で縦横2列に配列された4つの荷棚で囲まれた十字型もしくはT字型の空きスペースを1つの消火ヘッド設置領域として捕え、この消火ヘッド設置領域に1つずつ開放型スプリンクラーヘッドを配置する。尚、1つの消火ヘッド設置領域は、1又は複数の棚段毎でよい。
また消火ヘッド設置領域毎に、火災によって作動する感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドが設置される。そして、消火設備は、感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドの作動による一斉開放弁の開放で、自己の消火ヘッド設置領域およびそれに隣接する消火ヘッド設置領域に設けた開放型スプリンクラーヘッドからのみ散水させる。
【0011】
開放型スプリンクラーヘッドは、各荷棚間の水平方向に格子状に形成された空きスペースを全体的に見ると、千鳥状に配置される。
消火設備は、給水配管、一斉開放弁及び連動配管で構成される。給水配管は、開放型スプリンクラーヘッドを設けた消火ヘッド設置領域毎に分岐配管された消火ポンプ設備を接続する。一斉開放弁は、開放型スプリンクラーヘッドを設置した消火ヘッド設置領域毎に分岐された給水配管の各々に一次側を接続し、開放型スプリンクラーヘッドを二次側に接続し、更に感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドをパイロットポートに接続し、定常監視状態で一次側配管及びパイロットポート配管に加圧消火用水を充満し、火災検出による感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドの作動によるパイロットポートの圧力低下に感応した弁開放により二次側の開放型スプリンクラーヘッドに消火用水を供給して散水させる。
【0012】
連動配管は、隣接する消火ヘッド設置領域に設置された感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドに一斉開放弁のパイロットポートを接続して連動させる。
荷棚は水平方向で例えば2列に配置されており、開放型スプリンクラーヘッドは2列の荷棚の長手方向で、設置位置が中央と両端を交互に繰り返す千鳥状に配置される。また感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドの設置位置と数は、消火用ヘッド設置領域に少なくとも1つ設置され、且つ1つの荷棚の周囲の少なくとも1カ所に設置する。これが本発明における感知ヘッドの最低設置条件となる。
【0013】
このような本発明の倉庫用固定式消火設備によれば、水平方向で棚間に形成される格子状の空きスペースに対し、千鳥状に閉鎖型スプリンクラーヘッドを配置することで、即ち、水平方向で縦横2列に配列された4つの荷棚で囲まれた十字型空きスペースを1つの消火ヘッド設置領域として1つずつ開放型スプリンクラーヘッドを配置することで、必要最小限の数で全ての荷棚を防護領域としてカバーできる。
【0014】
また荷棚に火災が発生すると、火災が発生した荷棚の消火ヘッド設置領域及び隣接する複数の消火ヘッド設置領域に設置した開放型スプリンクラーヘッドから散水するため、火災が発生した荷棚を取り囲むように早期の段階から濡らすこととなり、火災の拡大を確実に防止することができる。また火災が拡大しないことで、散水に使用するスプリンクラーヘッドの数も少なくて済み、水損を最小限に抑えることができる。
【0015】
更に、スプリンクラーヘッドの取り付け個数が少なく、配管のサイズが小さくでき、更に、荷棚を含めて消火設備とのユニット化を図ることができ、設計、製作、工事も容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による倉庫用固定式消火設備が設置される倉庫内における荷棚の配列状態の概略である。図1において、この実施形態にあっては、縦4段横2列の荷棚群1A,1Bを例にとっている。荷棚群1A,1Bにおける各荷棚1には、パレットに搭載された荷物がスタッカークレーン等により搬送され収納される。
【0017】
荷棚1のそれぞれは上下及び左右に開口したアングル、支柱等により組み立てられており、棚1にパレットに搭載した荷物を収納した状態で、隣接する荷棚との間に水平方向で見て所定の幅をもった空きスペース50が必ず形成される。本発明の消火設備にあっては、荷棚1の相互間に形成される空きスペース50を、消火用水を散水するスプリンクラーヘッドのヘッド設置空間として使用する。
【0018】
図2(A)は図1の2列の荷棚群を水平方向の平面で見て、空きスペース50に対する開放型スプリンクラーヘッド(以下、単に「消火ヘッド」という)3A〜3Eの設置を示している。本発明の消火設備における消火ヘッド3A〜3Eの配置は、例えば消火ヘッド3Cを例にとると、縦横2列に並んだ4つの荷棚1で囲まれた平面的に見て十字型の空きスペースを1つの消火ヘッド設置領域60Cに設定し、この消火ヘッド設置領域60Cに消火ヘッド3Cを設置している。
【0019】
他の消火ヘッド3A,3B,3D,3Eについても同様である。この内、外側の空きスペースに位置する消火ヘッド3B,3Dについては、荷棚の表面および更に外側に位置する荷棚を仮想的に考えて、4つの荷棚で囲まれた十字型空きスペースの一部を消火ヘッド設置領域60B,60Dとしている。
消火ヘッド3Cの有効散水範囲で決まる例えば円形の防護範囲55Cは、周囲に位置する4つの荷棚1を全てカバーしている。また隣接する消火ヘッド3B,3Dについても、同様な防護範囲55B,55Dをもっており、隣接する防護範囲は相互に重複している。この他の消火ヘッド3A,3Eについても同様である。尚、両側に位置する消火ヘッド55B,55Dについては、内側半分にのみを散水範囲とする半円形の防護範囲をもつものを使用してもよい。
【0020】
図3は本発明における一般的な消火ヘッドの配置の概念を表わしている。図3は、M,Nを任意の整数とすると、水平面で見てM行N列の荷棚配列の一部を取り出しており、この荷棚配列によって、平面的に見ると格子状の空きスペース50が形成されている。
この格子状の空きスペース50に対し本発明にあっては、消火ヘッド3を図示のように千鳥状に配置していることが分かる。この千鳥状の配置は例えば斜線部の消火ヘッド設置領域60から明らかなように、2行2列に並んだ4つの荷棚で囲まれた十字型の空きスペースの中央に消火ヘッド3を設けることによって実現される。図2(A)の2列に配置した荷棚における消火ヘッドの配置は図3の一般形における荷棚群1Aを切り出したことに相当する。
【0021】
また図2(B)のような単列型の荷棚もあり、この場合は、図3の一般形における1列の荷棚群の切り出しで実現される。
図4は図2の消火ヘッド3A〜3Eの配置に対し、更に感知用閉鎖型スプリンクラーヘッド(以下、単に「感知ヘッド」という)2zab〜2defの配置状態を表わしている。感知ヘッドは基本的には消火ヘッド3A〜3Eを設けている消火ヘッド設置領域60A〜60E単位に設けられ、図4の実施形態にあっては、各消火ヘッド設置領域ごとに4個の感知ヘッドを設けている。本発明における感知ヘッドの数は、消火ヘッド設置領域に少なくとも1つ存在し、且つ矩形となる荷棚の周囲の少なくとも1辺の位置に設ければよく(最低設置条件)、その数は必要に応じて適宜に増やすことができる。
【0022】
例えば中央の消火ヘッド3Cの消火ヘッド設置領域60Cを例にとると、この消火ヘッド設置領域60Cは4つの荷棚1により囲まれていることから、各荷棚1の間となる十字型空き領域の各枝の部分に感知ヘッド2bcdを合計4つ設置している。他の消火ヘッド3A,3B,3D,3Eについても同様にして、十字型空き領域の各枝の部分に感知ヘッド2zab,2abc,2bcd,2defを設置している。
【0023】
ここで感知ヘッドの符号は、例えば消火ヘッド設置領域60Cを例にとると、自己の消火ヘッドが3C、両側に配置されている隣接する消火ヘッドが3B,3Dであることから、この関係を表わすために感知ヘッド2bcdと表現している。この感知ヘッド2bcdの作動による弁の開放で、自己の消火ヘッド3Cと隣接する消火ヘッド3B,3Dから散水させる。
【0024】
図5は図4のA−A断面について、高さ方向における消火ヘッド3A〜3E及び感知ヘッド3zab〜3defの配置である。この実施形態にあっては、荷棚の各段ごとに消火ヘッド3A〜3F及び感知ヘッド3zab〜3defを配置している。これ以外に2段ごと、3段ごとにグループ化して配置してもよい。
図6は、図4及び図5に示した消火ヘッド及び感知ヘッドの配置を対象とした本発明の倉庫用固定式消火設備の実施形態の説明図である。まず消火ポンプ設備は、消火ポンプ10、モータ11、給水本管12、貯水槽13、空気タンク14、圧力スイッチ14a、ポンプ制御盤15、及び高架水槽27で構成されている。
【0025】
給水本管12からは分岐管12−1〜12−4が分岐され、荷棚1の消火ヘッド設置領域ごとに設置された消火ヘッド3A,3B,3C,3Dに対応して設けた一斉開放弁5−1〜5−4の一次側に接続される。一斉開放弁5−1〜5−4の二次側は、各消火ヘッド設置領域の消火ヘッド3A〜3Dに接続される。
一斉開放弁5−1〜5−4はパイロットポートを有し、このパイロットポートからのパイロットポート配管4−1〜4−4を、連動接続部6−1〜6−4を介して消火ヘッド3A〜3Dの消火ヘッド設置領域に設置している感知ヘッド2zab〜2cdeのそれぞれに接続している。
【0026】
連動接続部6−1〜6−4は、連動配管22−1〜22−3により、隣接する連動接続部と相互接続される。例えば消火ヘッド3Bの消火ヘッド設置領域に設けている感知ヘッド2abcを接続した連動接続部6−2を例にとると、連動配管22−1による右側の連動接続部6−1との接続で感知ヘッド2abcの火災による作動に対し自己の一斉開放弁5−2を作動させると同時に、隣接する一斉開放弁5−1を作動させ、自己の消火ヘッド3Bからの放水と同時に右側の消火ヘッド3Aからも放水させる。
【0027】
また連動接続部6−2は、連動配管22−2によって右側の消火ヘッド3Cの消火ヘッド設置領域に設けている感知ヘッド2bcdの連動接続部6−3にも接続されており、自己の感知ヘッド2abcの火災による作動で連動接続部6−3を介して一斉開放弁5−3も開放させ、隣接する消火ヘッド3Cからも散水できるようにしている。即ち本発明にあっては、火災が発生した荷棚の消火ヘッド設置領域の消火ヘッドとその隣接する両側の消火ヘッドからの散水を行わせるように、連動配管による接続を行っている。
【0028】
図7は図6の連動接続部6−1〜6−4の詳細である。図7において、この実施形態は連動数Nを2とした場合であり、連動数Nに応じて連動入力ポート数及び連動出力ポート数が増加できる。連動接続部6にはパイロット接続ポート16、感知ヘッド接続ポート17、第1連動出力ポート18、第2連動出力ポート19、第1連動入力ポート20及び第2連動入力ポート21が設けられる。
【0029】
パイロット接続ポート16は、逆止弁20A,20Bを介して感知ヘッド接続ポート17に接続される。パイロットポート16を一次側に接続した逆止弁20Aの二次側は、それぞれ逆止弁20C,20Dを介して第1連動出力ポート18と第2連動出力ポート19に接続される。更に感知ヘッド接続ポート17に接続される逆止弁20Bの二次側は、第1連動入力ポート20及び第2連動入力ポート21に接続される。
【0030】
このように図6の自己の消火ヘッド設置領域に隣接する消火ヘッド設置領域の消火ヘッドを連動により作動させるための逆止弁を用いた連動配管の接続につき、図7のようなユニット化された連動接続部6を使用することで、消火設備における配管接続作業の向上とコストの軽減を図ることができる。
再び図6を参照するに、一斉開放弁5−1〜5−4の二次側には、放水検出のため圧力センサ7−1〜7−4が接続され、一斉開放弁5−1〜5−4の開放時の消火用水の供給による圧力を検出し、検出信号を中継器8を介して制御盤9に出力する。制御盤9は圧力センサ7−1〜7−4からの検出信号を受信して、散水が行われたことを確認表示する。
【0031】
また消火ヘッド3A〜3Dで消火用水の散水が行われると、給水本管12に接続された圧力タンク14に圧力低下が生じ、この圧力低下が圧力センサ14aで検出され、ポンプ制御盤15によりモータ11を起動し、消火ポンプ10を作動させる。この消火ポンプ10の作動により貯水槽13から消火用水を汲み上げて給水本管12に加圧供給し、作動した消火ヘッドから連続散水させることになる。
【0032】
更に、パイロットポート配管4−1〜4−4に対しては手動弁26−1〜26−4が設けられ、手動開放することによって一斉開放弁5−1〜5−4を作動させることができる。
次に荷棚火災時の動作を説明する。図6において、定常監視状態にあっては、一斉開放弁5−1〜5−4は閉鎖状態にあり、給水本管12、分岐管12−1〜12−4、パイロット配管4−1〜4−4には加圧された消火用水が充満している。
【0033】
図8は図4の荷棚配置を平面的に見たもので、例えば中央の消火ヘッド3Cの消火ヘッド設置領域の右上の荷棚で火災Fが発生したとする。この荷棚の火災Fに対し、消火ヘッド設置領域60Cの火災が発生した荷棚側に設けている白抜きの星印(☆)の感知ヘッド2bcdが火災による熱を受けて作動したとする。
この感知ヘッド2bcdの作動により、図6における一斉開放弁5−3のパイロットポートに圧力低下が生じ、同時に連動接続部6−3より両側の連動接続部6−2,6−4に対し接続している連動配管22−2,22−3により、一斉開放弁5−2,5−4のパイロットポートにも圧力低下が生ずる。このため、一斉開放弁5−2,5−3,5−4が開放される。
【0034】
そのため、図8から明らかなように、火災Fを検出した感知ヘッド2bcdを設けた消火ヘッド設置領域60Cの消火ヘッド3Cから放水されると同時に、両側に隣接した消火ヘッド設置領域60B,60Dに設けている消火ヘッド3B,3Dからも消火用水が散水される。その結果、火災Fを生じた消火ヘッド設置領域60Cを囲むように消火用水の散水が行われることになる。
【0035】
したがって、火災Fを生じた荷棚の荷物に対する消火用水の散水による火災の抑制消火と同時に、その周囲を取り囲んだ荷棚に対する散水で、早期に荷棚の荷物を濡らすことができ、それ以上の火災の拡大を確実に防止することができる。もちろん、図6において一斉開放弁5−2,5−3,5−4が開放されると、圧力センサ7−2,7−3,7−4が給水圧力を検出して検出信号を中継器8を介して制御盤9に送り、散水の確認表示が行われる。
【0036】
また一斉開放弁5−2〜5−4の開放によって、給水本管12に接続された圧力タンク14に減圧が生じ、圧力スイッチ14aが作動して、ポンプ制御盤15を介してモータ11を起動し、消火ポンプ10による消火用水の加圧供給が開始され、消火ヘッド3B,3C,3Dからの連続した散水が行われる。
図9は本発明における感知ヘッドの他の設置例であり、図4の実施形態にあっては、例えば消火ヘッド設置領域60Cを例にとると、十字型空きスペースの中央に設けた消火ヘッド3Cに対し、十字型の各枝となる4箇所に感知ヘッド2bcdを設置しているが、図9の実施形態にあっては、列方向に直交する十字型空きスペースの2箇所に感知ヘッド2bcdを設置している。これによって2つの感知ヘッド2bcdの両側に隣接する荷棚の各火災を検知できる。
【0037】
この配置は、消火ヘッド3A,3C,3Eの十字型の消火ヘッド設置領域には感知ヘッドを2つ設け、消火ヘッド3A,3C,3EのT字型の各消火ヘッド設置領域には感知ヘッドを1つ設け、且つ1つの荷棚の周囲の相対する2辺の位置に感知ヘッドを設置したものであり、本発明における感知用ヘッドの最低設置条件を満足している。
【0038】
図10は図9の変形の実施形態であり、図10にあっては消火ヘッド設置領域60Cの十字型空きスペースの中央に設けた消火ヘッド3Cに対し、列方向の枝部分となる2箇所に感知ヘッド2bcdを配置している。
図11は本発明における消火ヘッド及び感知ヘッドの配置の他の実施形態であり、この実施形態にあっては、2列に配列された荷棚の中央部分に柱24が存在する場合の実施形態である。即ち、2列に配列された荷棚の中央の消火ヘッドを配置する部分に柱24が存在する場合には、柱24を挟む形で2つずつ消火ヘッド3A〜3Eを設置することによって十字型の空きスペースの全領域を消火用水を散水可能な消火ヘッド設置領域に設定することができる。
【0039】
また感知ヘッドの配置は、図4の外側の感知ヘッドを除いたもので、消火ヘッド3A,3C,3Eの十字型の消火ヘッド設置領域には感知ヘッドを4つ設け、消火ヘッド3A,3C,3EのT字型の各消火ヘッド設置領域には感知ヘッドを1つ設け、且つ1つの荷棚の周囲の相対する3辺の位置に感知ヘッドを設置したものであり、本発明における感知用ヘッドの最低設置条件を満足している。
【0040】
図12は感知用ヘッドの他の設置例であり、列に直交する方向の2つの荷棚1の両端及び中央の空きスペースの各々に感知ヘッドを設けたことを特徴とする。例えば消火ヘッド3Zと消火ヘッド3Aの間の2つの荷棚1の両橋には感知ヘッド2yzaが設置され、間には感知ヘッド2zabが設置される。
この場合も、消火ヘッド3A,3Cの十字型の消火ヘッド設置領域には感知ヘッドを2つ設け、消火ヘッド3Z,3BのT字型の各消火ヘッド設置領域には感知ヘッドを同じく2つ設け、且つ1つの荷棚の周囲の相対する2辺の位置に感知ヘッドを設置したものであり、本発明における感知用ヘッドの最低設置条件を満足している。
【0041】
図13は感知用ヘッドの他の設置例であり、図4の2列の荷棚1の中央の空きスペースに設置した感知ヘッドを除いたことを特徴とする。この場合も、消火ヘッド3A,3Cの十字型の消火ヘッド設置領域には感知ヘッドを2つ設け、消火ヘッド3Z,3BのT字型の各消火ヘッド設置領域には感知ヘッドを3つ設け、且つ1つの荷棚の周囲の相対する3辺の位置に感知ヘッドを設置したものであり、本発明における感知用ヘッドの最低設置条件を満足している。
【0042】
図14は本発明の消火設備における他の実施形態であり、この実施形態にあっては、消火ヘッド設置領域の1つ置きに一斉開放弁を設置し、隣接する消火ヘッドの一斉開放弁から消火用水を供給するようしたことを特徴とする。また連動配管は、図6の実施形態のように連動接続部によらず、逆止弁を用いた連動配管を採用している。
【0043】
図14(A)は平面を、図14(B)は高さ方向を表わしている。消火ヘッド3Aに対しては一斉開放弁5−1が設けられ、次の消火ヘッド3Bを1つ置いた消火ヘッド3Cに対しては一斉開放弁5−3が設けらている。消火ヘッド3Bには一斉開放弁は設けられない。一斉開放弁5−1の二次側は直接消火ヘッド3Aに接続され、また逆止弁70ABを介して消火ヘッド3Bに接続されている。
【0044】
また一斉開放弁5−3の二次側は直接消火ヘッド3Cに接続され、更に逆止弁70BCを介して消火ヘッド3Bに接続されると共に、逆止弁70CDを介して右側に位置する消火ヘッド3D(図示せず)にも接続される。
一方、一斉開放弁5−1のパイロットポートは、直接に感知ヘッド2zabのそれぞれに接続され、更に逆止弁72ABを介して右側に隣接する感知ヘッド2abcに接続される。また一斉開放弁5−3のパイロットポートは、直接に感知ヘッド2bcdに接続され、また逆止弁72BCを介して右側に隣接する感知ヘッド2abcに接続され、更に逆止弁72CDを介して右側に隣接する感知ヘッド2bcdに接続される。
【0045】
このような図14の連動配管の接続による実施形態にあっては、例えば火災により消火ヘッド3Bの消火ヘッド設置領域に設けている感知ヘッド2abcが作動したとすると、逆止弁72AB,72BCを介して一斉開放弁5−1,5−2のパイロットポートの圧力が低下して開放し、消火ヘッド3A,3B,3C,3D(図示せず)の4つからの消火用水の散水が行われることになる。
【0046】
この図14の実施形態にあっても、図6の実施形態と同様、荷棚で火災が発生した場合には、自己の消火ヘッド設置領域の散水と同時に隣接する消火ヘッド設置領域からも散水が行われ、火災を生じた荷棚を取り囲む形での散水により、火災の抑制と早期の荷棚の濡らしによる火災の拡大を確実に防止できる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、荷棚間に水平方向で形成される格子状の空きスペースに対し千鳥状に閉鎖型スプリンクラーヘッド(消火ヘッド)を配置することで、即ち水平方向で縦横2列に配列された4つの荷棚で囲まれた十字型空きスペースを1つの消火ヘッド設置領域として開放型スプリンクラーヘッドを配置することで、必要最小限の数で全ての荷棚を防護領域としてカバーできる。
【0048】
また荷棚に火災が発生すると、火災が発生した荷棚を含む消火ヘッド設置領域及び隣接する複数の消火ヘッド設置領域の開放型スプリンクラーヘッドから散水するため、火災が発生した荷棚を取り囲むように早期に消火用水で濡らすこととなり、散水された荷棚を確実に鎮火し、隣接する荷棚への火災の拡大も確実に防止でき、火災が拡大しないことで散水に使用するスプリンクラーヘッドの数も少なくて済み、水損を最小限に抑えることができる。
【0049】
更にスプリンクラーヘッドの取付個数が少なくて済み、配管サイズが小さく、また荷棚を含めて、消火設備とのユニット化が実現でき、設計、製作、工事も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が対象とする倉庫における空きスペースの説明図
【図2】棚を2列配置した場合の消火ヘッド設置領域と閉鎖型スプリンクラーヘッドの配置の説明図
【図3】M列N行の荷棚配列に一般化した場合の消火ヘッド設置領域と閉鎖型スプリンクラーヘッドの配置の説明図
【図4】図4の開放型スプリンクラーヘッドの配置に対する感知用スプリンクラーヘッドの配置の説明図
【図5】図6の荷棚高さ方向の配置説明図
【図6】本発明の倉庫用固定式消火設備の実施形態を示す説明図
【図7】連動接続ユニットの構成図
【図8】荷棚で火災が発生した場合の散水状態の説明図
【図9】図2の開放型スプリンクラーヘッドの配置に対する感知用スプリンクラーヘッドの他の配置の説明図
【図10】図2の開放型スプリンクラーヘッドの配置に対する感知用スプリンクラーヘッドの他の配置の説明図
【図11】棚の間に柱が存在する場合の開放型スプリンクラーヘッドと感知用スプリンクラーヘッドの配置の説明図
【図12】図2の開放型スプリンクラーヘッドの配置に対する感知用スプリンクラーヘッドの他の配置の説明図
【図13】図2の開放型スプリンクラーヘッドの配置に対する感知用スプリンクラーヘッドの他の配置の説明図
【図14】本発明の消火設備における連動配管の他の実施形態の説明図
【図15】従来設備の説明図
【符号の説明】
1:荷棚
2zab 〜2def :感知ヘッド(感知用閉鎖型スプリンクラーヘッド)
3A〜3E:消火ヘッド(開放型スプリンクラーヘッド)
5−1〜5−4:一斉開放弁
6−1〜6−4:連動接続部(連動接続ユニット)
7−1〜7−4:圧力センサ(散水検出手段)
12:給水本管
12−1〜12−4:分岐管
16:パイロット接続ポート
17:感知ヘッド接続ポート
18,19:第1,第2連動出力ポート
20,21:第1,第2連動入力ポート
20A〜20D:逆止弁
21−1〜21−4:パイロットポート配管
22−1〜22−4,27−1〜27−4:連動配管
50:空きスペース
60A〜60E:消火ヘッド設置領域
70AB,70BC,70CD,72AB,72BC,72CD:逆止弁

Claims (5)

  1. 複数の荷棚を水平方向及び垂直方向に配列し、水平方向に配列した各荷棚の間に空きスペースが設けられる倉庫用固定式消火設備に於いて、
    水平方向で縦横2列に配列された4つの荷棚で囲まれた十字型もしくはT字型の空きスペースを1つの消火ヘッド設置領域とし、該消火ヘッド設置領域に1つずつ配置されて周囲の荷棚を防護領域に入れた開放型スプリンクラーヘッドと、
    前記消火ヘッド設置領域毎に設置され、火災によって作動する感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドと、
    前記感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドの作動による一斉開放弁の開放で自己の消火ヘッド設置領域およびそれに隣接する消火ヘッド設置領域に設けた前記開放型スプリンクラーヘッドからのみ散水させる消火設備と、
    を備えたことを特徴とする倉庫用固定式消火設備。
  2. 請求項1記載の倉庫用固定式消火設備に於いて、前記開放型スプリンクラーヘッドは、前記各荷棚間の水平方向に格子状に形成された空きスペースに、全体からみて千鳥状に配置されたことを特徴とする倉庫用固定式消火設備。
  3. 請求項1記載の倉庫用固定式消火設備に於いて、前記消火設備は、
    前記開放型スプリンクラーヘッドを設けた消火ヘッド設置領域毎に分岐配管された消火ポンプ設備からの給水配管と、
    前記開放型スプリンクラーヘッドを設置した消火ヘッド設置領域毎に分岐された給水配管の各々に一次側を接続し、前記開放型スプリンクラーヘッドを二次側に接続し、更に前記感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドをパイロットポートに接続し、定常監視状態で一次側配管及びパイロットポート配管に加圧消火用水を充満し、火災検出による前記感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドの作動によるパイロットポートの圧力低下に感応した弁開放により二次側の開放型スプリンクラーヘッドに消火用水を供給して散水させる一斉開放弁と、
    隣接する消火ヘッド設置領域に設置された感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドに前記一斉開放弁のパイロットポートを接続して連動させる連動配管と、
    を備えたことを特徴とする倉庫用固定式消火設備。
  4. 請求項1記載の倉庫用固定式消火設備に於いて、前記荷棚は水平方向で2列に配置されており、前記開放型スプリンクラーヘッドは該2列の荷棚の長手方向で設置位置が中央と両端を交互に繰り返す千鳥状に配置されたことを特徴とする倉庫用固定式消火設備。
  5. 請求項1記載の倉庫用固定式消火設備に於いて、前記感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドは、前記消火用ヘッド設置領域に少なくとも1つ設置され、且つ1つの荷棚の周囲の少なくとも1カ所に設置されることを特徴とする倉庫用固定式消火設備。
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