JP2691450B2 - 消火設備 - Google Patents

消火設備

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、広域消火区域内に局所消火区域が内在す
るものに適している消火設備に関する。
(従来の技術) 製造工場、倉庫、発電所、駐車場などのような広い建
物内の消火区域には、従来、スプリンクラーヘッド等の
散水消火設備が、設備コストが安くて初期消火に適して
いるとして一般に用いられている。
この散水消火設備は、閉鎖型の散水ヘッドでは局所的
に水が噴霧され、開放型の散水ヘッドでは全面的に散水
が行われる。
(発明が解決しようとする課題) 従って、火点の消火と延焼防止には有効であるが、散
水消火設備の場合、動作した散水ヘッドを含む消火区域
内は、全面が水びたしとなり、火点及びその附近以外の
区域であってできれは散水されたくない区域まで、水に
よる被害を受けることになる。
例えば製造工場などで、水気を嫌うモータや電気設備
等にも水がかかるので、後始末も大変となる。
この発明は、工場等の広域消火区域に使用される水等
の消火剤による被害から、前記電気設備の如き局所消火
区域を守ることができる組み合せ式の消火設備を提案す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するためのこの発明の構成は、 一つの消火剤により広域火災区域Aを火災するための
火災感知手段S1および消火手段F1が設けられ、前記消火
剤の使用を嫌う局所消火区域Bが広域火災区域Aに内在
している消火設備において、 局所消火区域Bを、前記消火剤から防護できる遮蔽体
23にて覆ったものである。
局所消火区域Bに専用の局所火災感知手段S2および、
局所消火手段F2を、この局所消火区域Bに設けることに
よって、局所消火区域Bを効果的に消火できる。
(作用) 局所消火区域B外の広域消火区域Aの火災は、火災感
知手段S1によって感知され、消火手段F1の動作によって
消火剤が放出されて消火が行われる。
このとき、広域消火区域Aの火災に関係の無い局所火
災区域Bでは、遮蔽体23によって消火剤による被害から
防護されるので、消火後の後始末は不要となる。
局所消火区域Bに専用の局所火災感知手段S2および、
局所消火手段F2を、この局所消火区域Bに設けているの
で、局所消火区域B内での火災に、効果的に対応できる
ことになる。
(実施例) 第1図は、この発明の一実施例における正面図であ
り、製造設備1および電気設備2を有している工場3に
ついての消火設備を例示的に説明する。
工場1内に設定される通常の消火区域を広域消火区域
Aとし、ある広域消火区域A内の電気設備2を中心とす
る狭い区域を局所消火区域Bとする。
広域消火区域Aでは、火災感知手段S1として例えば閉
鎖型スプリンクラーヘッド4が適宜個数だけ、天井近く
に配置され、消火手段F1として、例えば散水ヘッド5を
用いている。
即ち、貯水槽6の水は、フート弁7と吸上管8を介し
てポンプなどの加圧供給装置9によって送水管10に加
圧、送水され、減圧開放式の一斉開放弁11の一次側に加
圧水が供給されている。
一斉開放弁11の二次側は、本管12と分岐管13を介して
各々、散水ヘッド5に接続される。
一斉開放弁11の弁背面は、主管14と枝管15を介して各
々閉鎖型スプリンクラーヘッド4に接続され、又、枝管
16を介して手動起動弁17の一次側にも接続されている。
局所消火区域Bでは、局所火災感知手段S2として、例
えば火災発生による温度を感知することにより感熱作動
弁18の一次側30と二次側31を互いに連通させる機能を備
えている感熱部19を用い、局所消火手段F2として、例え
ば散水ヘッド20を用いている。
即ち、送水管10から分岐させた配管21を、感熱作動弁
18の一次側30に接続し、各々の散水ヘッド20を、感熱作
動弁18の二次側31へ、管22を介して接続している。
そして、広域消火区域Aの消火手段F1が動作したとき
に散水ヘッド5が放散する水滴を電気設備2が受けない
ための傘形或いは箱形の遮蔽体23を、設けている。
送水管10の圧力水は、一斉開放弁11の弁背面を経て常
に主管14にも供給され、送水管10に接続した圧力スイッ
チ24により加圧水圧が検出されて所定の水圧に維持され
るように、加圧供給装置9が制御されている。
前記感熱作動弁18は、第2図に例示のとおり、弁外壁
に設けられた感熱部19としてのスプリンクラーヘッドに
よりステム25を介してラッチ26により係止されているア
ーム27でクラッパー28が弁孔29を押え付けられて、閉止
状態にされている。
感熱作動弁18の一次側30は配管21に、二次側31は管22
を介して散水ヘッド20に、それぞれ接続されている。
次に動作を説明する。
通常(火災発生のないとき)は、一斉開放弁11と感熱
作動弁18までの送水管10と配管21は、加圧供給装置9に
より加圧され、同時に、閉鎖型スプリンクラーヘッド4
と手動起動弁17への主管14と枝管15、16にも加圧されて
いる。
これら送水管10、配管21、主管14、枝管15、16等の圧
力が洩れなどにより低下した場合は、圧力スイッチ24が
動作して加圧供給装置9を起動させ、所定圧力に復帰す
ると前記起動は停止する。
電気設備2の局所消火区域B以外で火災が発生する
と、閉鎖型スプリンクラーヘッド4が熱により開放れて
水が放出し、主管14と枝管15内は減圧され、一斉開放弁
11の弁背面の圧力が小さくなって一斉開放弁11は開放さ
れ一次側と二次側が連通する。
これにより、送水管10の加圧水は、本管12を経てすべ
ての散水ヘッド5から散水され、圧力スイッチ24が動作
して加圧供給装置9を起動し、散水は続けられる。
手動起動弁17を動作させたとき、枝管16と主管14が減
圧されて一斉開放弁11は開放され、閉鎖型スプリンクラ
ーヘッド4の前記動作時と同様に散水ヘッド5から散水
が行われる。
この散水ヘッド5からの散水は、遮蔽体23によって覆
われている電気設備2にはかからず、電気設備2が広域
消火区域Aの火災のために水で汚損されることは無くな
った。
そして、広域消火区域Aの火災は、広い区域にくまな
く配設されている散水ヘッド5からの散水によって効果
的に消火されることになる。
局所消火区域Bの電気設備2などで火災が発生したと
きは、その熱により感熱作動弁18の感熱部19としてのス
プリンクラーヘッドのグラスバルブが破れ、ラッチ26が
アーム27から外れ、クラッパー28が開く。
これにより配管21の圧力水は一次側30からこの感熱作
動弁18の弁孔29を通って二次側31に流れ、感22を経て散
水ヘッド20から局所消火区域Bの火点に向って散水さ
れ、消火される。
局所消火区域Bの外の広域消火区域Aでは、火災感知
手段S1は全く動作しないので、散水ヘッド5からの散水
が行われることは無い。
図示例では、局所消火区域Bの局所消火手段F2を、散
水ヘッド20によって構成しているので、消火剤としての
加圧水及び、貯水槽6、フート弁7、加圧供給装置9と
送水管10などを、広域消火区域用のものと共用できて、
設備が簡単で低コストとなる利点を有している。
局所消火手段F2として、図示は省略したが、広域消火
区域Aの消火手段F1に対し、全く独立した設備を用いて
も良く、電気設備2の消火用として適している例えば二
酸化炭素などのガス消火設備や、或いは泡消火設備、粉
末消火設備など、局所消火区域Bの消火用に適している
消火剤を用いた例えば自動消火設備を、1種だけ単独で
使用し、或いは、複数種を組合せて使用することでも良
い。
なお、局所消火区域B内に局所火災感知手段として閉
鎖型スプリンクラーヘッドの感熱部を、局所火災感知手
段としてその閉鎖型スプリンクラーヘッドの放水ノズル
部を用いたものとし、配管21から分岐させて単数又は複
数個の閉鎖型スプリンクラーヘッドを配しても良い。
また電気設備2等のための局所消火区域Bでは、広域
消火区域Aに比べて火災の発生する確率がほとんどな
く、局所火災感知手段S2の動作は、火災感知手段S1の動
作後であると考えられる。
従って、局所消火手段F2の配管21は、消火手段F1の一
斉開放弁11の2次側にすることができ、その場合、配管
21は、本管12、分岐管13の任意の箇所に接続できるの
で、配管工事等が行いやすく、コストも低くなる。
広域消火区域Aの消火手段F1として前記のように水を
消火剤として使用する場合は、散水ヘッド5として、開
放型スプリンクラーヘッドや、スプレーヘッド、ドレン
チャーヘッド等の種々のものを使用できる。
一斉開放弁11の起動は、図示例の如き閉鎖型スプリン
クラーヘッド4のほか、例えば感知器によるものでも良
い。
局所消火手段F2の動作に用いる感熱作動弁18は、広域
消火区域Aの消火手段F1に使用しているような一斉開放
弁11を用いる構成、従って、閉鎖型スプリンクラーヘッ
ド4を局所火災感知手段S2として用いるものでも良い。
以上の説明によって明らかなように、広域消火区域A
および、局所消火区域Bも共に、夫々、予想される火災
の種類に応じてこれに最も適している火災感知手段S1
局所火災感知手段S2並びに消火手段F1、局所火災消火手
段F2を使用すれば良いのであって、前記図示例は、その
一例のみを示しているに過ぎない。
(発明の効果) この発明の消火設備は以上のように構成されているの
で、局所消火区域B外の広域消火区域Aで火災が発生し
たときの消火動作における消火剤は、遮蔽体23によって
カバーされている局所消火区域Bにはふりかからず、こ
れにより、広域火災に関係の無い局所消火区域Bが消火
剤によって汚損されると言うトラブルは解消されること
になった。
そして、局所消火区域Bは、これに設けられている専
用の局所火災感知手段S2と局所消火手段F2によって効果
的に消火活動が行われることになり、経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における正面図、第2図は
第1図の一部詳細断面図である。 1……製造設備、2……電気設備 3……工場、4……閉鎖型スプリンクラーヘッド 5、20……散水ヘッド、6……貯水槽 7……フート弁、8……吸上管 9……加圧供給装置、10……送水管 11……一斉開放弁、12……本管 13……分岐管、14……主管 15、16……枝管、17……手動起動弁 18……感熱作動弁、19……感熱部 21……配管、22……管 23……遮蔽体、24……圧力スイッチ 25……ステム、26……ラッチ 27……アーム、28……クラッパー 29……弁孔、30……一次側 31……二次側、A……広域消火区域 B……局所消火区域、S1……火災感知手段 S2……局所火災感知手段、F1……消火手段 F2……局所消火手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つの消火剤により広域消火区域を消火す
    るための火災感知手段および消火手段が設けられ、前記
    消火剤の使用を嫌う局所消火区域が広域消火区域に内在
    している消火設備において、局所消火区域を、前記消火
    剤から防護できる遮蔽体にて覆っていることを特徴とす
    る消火設備。
  2. 【請求項2】局所消火区域に専用の局所火災感知手段お
    よび、局所消火手段を、この局所消火区域に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の消火設備。
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