JPH09221201A - 消火機能付きスタッカクレーン - Google Patents
消火機能付きスタッカクレーンInfo
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- JPH09221201A JPH09221201A JP3185096A JP3185096A JPH09221201A JP H09221201 A JPH09221201 A JP H09221201A JP 3185096 A JP3185096 A JP 3185096A JP 3185096 A JP3185096 A JP 3185096A JP H09221201 A JPH09221201 A JP H09221201A
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- stacker crane
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- fire extinguishing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動倉庫における出火の監視,消火をより迅
速に行える消火機能付きスタッカクレーンを提供する。 【解決手段】 立体格納ラック列30間にスタッカクレ
ーン1を備えるとともに、前記スタッカクレーン1上に
立体格納ラック列30を正面側から監視する,複数組の
赤外線カメラ7からなる火災検知手段Aと、スタッカク
レーン1の昇降ケージ部6に設けた複数組のスプリンク
ラー8及びこのスプリンクラー8と地上の消火栓10と
を接続する消火ホース11a,11bとからなる放水消
火手段Bとを備えた。
速に行える消火機能付きスタッカクレーンを提供する。 【解決手段】 立体格納ラック列30間にスタッカクレ
ーン1を備えるとともに、前記スタッカクレーン1上に
立体格納ラック列30を正面側から監視する,複数組の
赤外線カメラ7からなる火災検知手段Aと、スタッカク
レーン1の昇降ケージ部6に設けた複数組のスプリンク
ラー8及びこのスプリンクラー8と地上の消火栓10と
を接続する消火ホース11a,11bとからなる放水消
火手段Bとを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体自動倉庫等に
使用される消火機能付きスタッカクレーンに関する。
使用される消火機能付きスタッカクレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の立体自動倉庫には、図8に示すよ
うに、立体格納ラック30列と、このラック列間に設け
たスタッカクレーン31を含めた設備全体の消火設備と
して、建屋内にラック構造の天端部及び中間高さ位置
に、法で定められた基準に従って消火用スプリンクラー
32が設けられている。
うに、立体格納ラック30列と、このラック列間に設け
たスタッカクレーン31を含めた設備全体の消火設備と
して、建屋内にラック構造の天端部及び中間高さ位置
に、法で定められた基準に従って消火用スプリンクラー
32が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動倉庫の規模によっ
て、スプリンクラー32設備は、高さ方向にラック複数
段置きに設けられる。このため、スプリンクラー32を
設けない中間のラック内で出火し、上方の区画が収容し
たコンテナ33で塞がっている場合には、火災の熱上昇
が妨げられてスプリンクラー32作動のための熱感知が
遅くなり、スプリンクラー32が作動して一斉放水して
も、上段に収容したコンテナ33が放水を遮るため、出
火したコンテナ33に水が届き難く、火災を大きくする
状態が発生している。
て、スプリンクラー32設備は、高さ方向にラック複数
段置きに設けられる。このため、スプリンクラー32を
設けない中間のラック内で出火し、上方の区画が収容し
たコンテナ33で塞がっている場合には、火災の熱上昇
が妨げられてスプリンクラー32作動のための熱感知が
遅くなり、スプリンクラー32が作動して一斉放水して
も、上段に収容したコンテナ33が放水を遮るため、出
火したコンテナ33に水が届き難く、火災を大きくする
状態が発生している。
【0004】本発明は、上述した従来の問題に鑑み、自
動倉庫における出火の監視,消火をより迅速に行えるよ
うにすることを目的とする。
動倉庫における出火の監視,消火をより迅速に行えるよ
うにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明においては、立体格納ラックの列間にスタッ
カクレーンを備えるとともに、前記スタッカクレーン上
に格納ラック列を正面側から監視する火災検知手段と、
放水消火手段とを備えたことを特徴とする。
め、本発明においては、立体格納ラックの列間にスタッ
カクレーンを備えるとともに、前記スタッカクレーン上
に格納ラック列を正面側から監視する火災検知手段と、
放水消火手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】また、前記火災検知手段をスタッカクレー
ン上に縦方向に間隔をおいて設けた複数組の赤外線カメ
ラで構成し、前記放水消火手段をスタッカクレーンの昇
降ケージ上に設けた複数組のスプリンクラー及びこのス
プリンクラーと地上の消火栓とを接続する消火ホース手
段とにより構成したことを特徴とする。
ン上に縦方向に間隔をおいて設けた複数組の赤外線カメ
ラで構成し、前記放水消火手段をスタッカクレーンの昇
降ケージ上に設けた複数組のスプリンクラー及びこのス
プリンクラーと地上の消火栓とを接続する消火ホース手
段とにより構成したことを特徴とする。
【0007】〔作用〕前記構成によれば、スタッカクレ
ーンがラック列間を端から端へ走行移動する間に、スタ
ッカクレーン上の複数組の火災検知手段(赤外線カメラ
等)が、ラック棚の上下全体高さを横方向に走査してラ
ック棚内の温度分布を検知し、検知したデータを制御装
置部へ送り込む。
ーンがラック列間を端から端へ走行移動する間に、スタ
ッカクレーン上の複数組の火災検知手段(赤外線カメラ
等)が、ラック棚の上下全体高さを横方向に走査してラ
ック棚内の温度分布を検知し、検知したデータを制御装
置部へ送り込む。
【0008】制御装置部では、取り込んだデータを基に
ラック棚別の温度分布が検出され、火災の有無が判定さ
れ、火災が発見された場合は制御指示部を通じて各制御
部が操作され、建屋内の消火設備とスタッカクレーンが
自動消火運転される。
ラック棚別の温度分布が検出され、火災の有無が判定さ
れ、火災が発見された場合は制御指示部を通じて各制御
部が操作され、建屋内の消火設備とスタッカクレーンが
自動消火運転される。
【0009】即ち、火災を発生した棚近辺の建屋内スプ
リンクラーを作動し、同時に火災棚に近いスタッカクレ
ーンが、自動運転下で走路端へ走行してクレーン上の消
火ホース端を消火栓に接続し、火災位置へ逆移動し、出
火した棚高さ位置へ昇降ケージを移動し、昇降ケージ上
のスプリンクラーを作動し、ラック棚内へ正面側から放
水して消火を行う。
リンクラーを作動し、同時に火災棚に近いスタッカクレ
ーンが、自動運転下で走路端へ走行してクレーン上の消
火ホース端を消火栓に接続し、火災位置へ逆移動し、出
火した棚高さ位置へ昇降ケージを移動し、昇降ケージ上
のスプリンクラーを作動し、ラック棚内へ正面側から放
水して消火を行う。
【0010】火災の監視運転は、スタッカクレーンがコ
ンテナの入出庫作業の稼働中の時には、この入出庫作業
と並行して火災検知手段(赤外線カメラ等)による監視
運転を行い、また夜間等の入出庫作業の休止時には、ス
タッカクレーンを一定時間(例えば10分)間隔で走路
の端から端へ走行させて監視運転を行う。
ンテナの入出庫作業の稼働中の時には、この入出庫作業
と並行して火災検知手段(赤外線カメラ等)による監視
運転を行い、また夜間等の入出庫作業の休止時には、ス
タッカクレーンを一定時間(例えば10分)間隔で走路
の端から端へ走行させて監視運転を行う。
【0011】この結果、自動倉庫内に発生する出火を早
期発見し、迅速で的確な消火作業を行うことが可能にな
る。
期発見し、迅速で的確な消火作業を行うことが可能にな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例を用いて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0013】〔実施例〕図1は本発明の実施例にかかる
自動倉庫内設備の斜視図、図2は図1の部分拡大図、図
3及び図4は図2のIII部,IV部の拡大斜視図、図
5は図4のV−V線矢視図、図6は図5のVI−VI線
矢視図、図7は図1設備で使用する火災検知消火用制御
部の構成例のブロック図である。
自動倉庫内設備の斜視図、図2は図1の部分拡大図、図
3及び図4は図2のIII部,IV部の拡大斜視図、図
5は図4のV−V線矢視図、図6は図5のVI−VI線
矢視図、図7は図1設備で使用する火災検知消火用制御
部の構成例のブロック図である。
【0014】図1において、立体格納ラック列30は、
図示を省略するが従来(図8)と同様な構成でスプリン
クラー32設備を設けて構成する。図中1は対向する立
体格納ラック列30の間の走路2内で上下の軌道3a,
3bに係合して走行する本発明の構成になる消火機能付
きスタッカクレーン、Aはスタッカクレーン1上に格納
ラック列30を正面側から監視するように設けた火災検
知手段、Bはスタッカクレーン1上に格納ラック列30
へ正面側から放水するように設けた放水消火手段、Cは
火災検知手段Aと放水消火手段B用の制御装置である。
図示を省略するが従来(図8)と同様な構成でスプリン
クラー32設備を設けて構成する。図中1は対向する立
体格納ラック列30の間の走路2内で上下の軌道3a,
3bに係合して走行する本発明の構成になる消火機能付
きスタッカクレーン、Aはスタッカクレーン1上に格納
ラック列30を正面側から監視するように設けた火災検
知手段、Bはスタッカクレーン1上に格納ラック列30
へ正面側から放水するように設けた放水消火手段、Cは
火災検知手段Aと放水消火手段B用の制御装置である。
【0015】図2及び図3において、4はスタッカクレ
ーン1の走行台部、5は一対のマスト部、6はマスト部
5沿いに上下移動する昇降ケージ部である。火災検知手
段Aは一対のマスト部5に、各々反対側のラック列30
へ向かうように縦に間隔を置いて複数組設ける。火災検
知手段Aには赤外線カメラ7を使用することができ、ま
た赤外線カメラ7と同等な他の装置をしてもよい。
ーン1の走行台部、5は一対のマスト部、6はマスト部
5沿いに上下移動する昇降ケージ部である。火災検知手
段Aは一対のマスト部5に、各々反対側のラック列30
へ向かうように縦に間隔を置いて複数組設ける。火災検
知手段Aには赤外線カメラ7を使用することができ、ま
た赤外線カメラ7と同等な他の装置をしてもよい。
【0016】放水消火手段Bは、昇降ケージ6の側壁外
面の上下位置に両側ラック列30内へ正面から噴射する
ように設けた複数組のスプリンクラー8と、側壁外面に
設けた固定給水配管8a及びホースリール9aと9bに
保持して地上の消火栓10に接続する消火ホース11
a,11bとで構成する。消火ホース11aの一端は、
ホースリール9aの軸心部を経て固定給水配管8aと接
続し、他端は走行台部4上のホースリール9bの軸心部
へ接続している。また、消火ホース11bの一端はホー
スリール9bの軸心部を経て前記消火ホース11aの他
端と接続し、他端は走行台部4上の支持アーム12端に
着脱可能に水平に支持するフランジ付接続管13の後端
部と接続している。
面の上下位置に両側ラック列30内へ正面から噴射する
ように設けた複数組のスプリンクラー8と、側壁外面に
設けた固定給水配管8a及びホースリール9aと9bに
保持して地上の消火栓10に接続する消火ホース11
a,11bとで構成する。消火ホース11aの一端は、
ホースリール9aの軸心部を経て固定給水配管8aと接
続し、他端は走行台部4上のホースリール9bの軸心部
へ接続している。また、消火ホース11bの一端はホー
スリール9bの軸心部を経て前記消火ホース11aの他
端と接続し、他端は走行台部4上の支持アーム12端に
着脱可能に水平に支持するフランジ付接続管13の後端
部と接続している。
【0017】図4〜図6において、フランジ付接続管1
3は、管体部13aの外周に間隔をおいて3個のリング
フランジ13bを備え、外側リングフランジ13bの両
端に突出するホース継手13cを有し、このホース継手
13cの一端側で消火ホース11bの端と接続し、他端
側ホース継手13cで消火栓10側と着脱接続するよう
にしている。
3は、管体部13aの外周に間隔をおいて3個のリング
フランジ13bを備え、外側リングフランジ13bの両
端に突出するホース継手13cを有し、このホース継手
13cの一端側で消火ホース11bの端と接続し、他端
側ホース継手13cで消火栓10側と着脱接続するよう
にしている。
【0018】支持アーム12の先端には、下向きに延び
る固定フィンガー部12aを形成し、この固定フィンガ
ー部12aと対向して開閉可能に軸14aで支持アーム
12上に支持し且つシリンダ14で回動される掴みフィ
ンガー15を設け、この掴みフィンガー15の開閉で固
定フィンガー12aとの間にフランジ付接続管13の消
火ホース11b側フランジ間を掴み、水平に保持してい
る。
る固定フィンガー部12aを形成し、この固定フィンガ
ー部12aと対向して開閉可能に軸14aで支持アーム
12上に支持し且つシリンダ14で回動される掴みフィ
ンガー15を設け、この掴みフィンガー15の開閉で固
定フィンガー12aとの間にフランジ付接続管13の消
火ホース11b側フランジ間を掴み、水平に保持してい
る。
【0019】地上の消火栓10は、スタッカクレーン1
の軌道3b端の走行止めストッパ3cの側部位置に設
け、上部に前記支持アーム12上のフランジ付接続管1
3の先端ホース継手13cと対向する水平方向の伸縮ホ
ース継手10aを備え、この伸縮ホース継手10aの先
端部を水平方向のシリンダ16の駆動端に支持して水平
伸縮するよう構成し、この伸縮ホース継手10aを伸縮
駆動させて、接近した位置に停止したスタッカクレーン
1上のフランジ付接続管13と接続し、またはその接続
状態から開放離脱させる。
の軌道3b端の走行止めストッパ3cの側部位置に設
け、上部に前記支持アーム12上のフランジ付接続管1
3の先端ホース継手13cと対向する水平方向の伸縮ホ
ース継手10aを備え、この伸縮ホース継手10aの先
端部を水平方向のシリンダ16の駆動端に支持して水平
伸縮するよう構成し、この伸縮ホース継手10aを伸縮
駆動させて、接近した位置に停止したスタッカクレーン
1上のフランジ付接続管13と接続し、またはその接続
状態から開放離脱させる。
【0020】17は消火栓10と接続した位置で、フラ
ンジ付接続管13の先端側フランジ間部位に着脱するよ
う下側から上下移動可能に設けた、ホース接続管13端
の支持ストッパである。
ンジ付接続管13の先端側フランジ間部位に着脱するよ
う下側から上下移動可能に設けた、ホース接続管13端
の支持ストッパである。
【0021】制御装置Cには、図7に示すような火災検
知消火用の制御部20を設ける。この制御部20は、火
災検知手段A(赤外線カメラ7等)から取り込む検知信
号を基に格納ラック列30内の各ラック棚毎の温度を検
出する温度検出部20aと、火災の有無,場所を判別す
る判定部20bと、制御支持部20cとで構成し、スタ
ッカクレーン1の監視時,火災時の運転と、スタッカク
レーン1上の消火設備と建屋の消火設備の作動制御と
を、各制御部を通して行う。
知消火用の制御部20を設ける。この制御部20は、火
災検知手段A(赤外線カメラ7等)から取り込む検知信
号を基に格納ラック列30内の各ラック棚毎の温度を検
出する温度検出部20aと、火災の有無,場所を判別す
る判定部20bと、制御支持部20cとで構成し、スタ
ッカクレーン1の監視時,火災時の運転と、スタッカク
レーン1上の消火設備と建屋の消火設備の作動制御と
を、各制御部を通して行う。
【0022】〔作用,効果〕制御装置Cの図7で示した
制御部20による制御のもとで、スタッカクレーン1を
使用した火災の監視運転と消火運転は、次のように行わ
れる。
制御部20による制御のもとで、スタッカクレーン1を
使用した火災の監視運転と消火運転は、次のように行わ
れる。
【0023】スタッカクレーン1が入出庫運転を行って
いる場合は、この入出庫運転と並行し、スタッカクレー
ン1を適宜にラック列30の全長にわたり走行させて火
災検知手段A(赤外線カメラ7等)による火災監視を行
うことができる。
いる場合は、この入出庫運転と並行し、スタッカクレー
ン1を適宜にラック列30の全長にわたり走行させて火
災検知手段A(赤外線カメラ7等)による火災監視を行
うことができる。
【0024】赤外線カメラ7等は、スタッカクレーン1
がラック列30間を端から端へ走行移動する間にこのス
タッカクレーン1に面したラック棚の全高さ幅を棚正面
から横へ走査して温度分布を検出し、検出したデータを
制御部20へ送り込む。
がラック列30間を端から端へ走行移動する間にこのス
タッカクレーン1に面したラック棚の全高さ幅を棚正面
から横へ走査して温度分布を検出し、検出したデータを
制御部20へ送り込む。
【0025】また、夜間等の入出庫作業の休止時には、
スタッカクレーン1を一定時間(例えば10分)間隔で
走路2の端から端へ走行させ、赤外線カメラ7等による
火災監視を行うことができる。
スタッカクレーン1を一定時間(例えば10分)間隔で
走路2の端から端へ走行させ、赤外線カメラ7等による
火災監視を行うことができる。
【0026】制御装置Cでは、火災検知消火用制御部2
0の温度検出部20aにおいて火災検知手段A(赤外線
カメラ7等)から取り込んだデータを基にラック棚別に
温度分布を検出し、次いで判定部20bにおいて火災の
有無と火災発生場所を判定し、火災が発見された場合は
制御指示部20cにおいてスタッカクレーン制御部2
1、スタッカクレーンの消火設備系制御部22、及び建
屋内スプリンクラー制御部23へ消火運転を指示し、こ
れらの各制御部21,22,23による制御で建屋内の
消火設備及びスタッカクレーン1が一斉に自動消火運転
される。
0の温度検出部20aにおいて火災検知手段A(赤外線
カメラ7等)から取り込んだデータを基にラック棚別に
温度分布を検出し、次いで判定部20bにおいて火災の
有無と火災発生場所を判定し、火災が発見された場合は
制御指示部20cにおいてスタッカクレーン制御部2
1、スタッカクレーンの消火設備系制御部22、及び建
屋内スプリンクラー制御部23へ消火運転を指示し、こ
れらの各制御部21,22,23による制御で建屋内の
消火設備及びスタッカクレーン1が一斉に自動消火運転
される。
【0027】スタッカクレーン1の自動消火運転では、
スタッカクレーン1が消火栓10側へ通常運転時の停止
位置を越えて非常停止位置まで移動して停止し、この位
置で消火栓10の伸縮ホース継手10aがシリンダ16
の伸び駆動でスタッカクレーン1上のフランジ付接続管
13の先端ホース継手13c部に接続され、ストッパ1
7が上昇移動してフランジ付接続管13端を拘束支持
し、支持アーム12上の掴みフィンガー15が開き駆動
してフランジ付接続管13を離し、スタッカクレーン1
が指示されたラック棚位置へ走行し且つ昇降ケージ6が
指定ラック棚位置へ上昇停止し、消火栓10を開く順の
自動操作で、スタッカクレーン1上の放水消火手段B
(スプリンクラー8及び消火ホース11)により出火し
たラック棚内へ正面から直接放水し消火を行う。また、
このスタッカクレーン1による自動消火運転の開始と同
時に建屋内に設けたスプリンクラー設備も消火開始に制
御されて放水を開始する。
スタッカクレーン1が消火栓10側へ通常運転時の停止
位置を越えて非常停止位置まで移動して停止し、この位
置で消火栓10の伸縮ホース継手10aがシリンダ16
の伸び駆動でスタッカクレーン1上のフランジ付接続管
13の先端ホース継手13c部に接続され、ストッパ1
7が上昇移動してフランジ付接続管13端を拘束支持
し、支持アーム12上の掴みフィンガー15が開き駆動
してフランジ付接続管13を離し、スタッカクレーン1
が指示されたラック棚位置へ走行し且つ昇降ケージ6が
指定ラック棚位置へ上昇停止し、消火栓10を開く順の
自動操作で、スタッカクレーン1上の放水消火手段B
(スプリンクラー8及び消火ホース11)により出火し
たラック棚内へ正面から直接放水し消火を行う。また、
このスタッカクレーン1による自動消火運転の開始と同
時に建屋内に設けたスプリンクラー設備も消火開始に制
御されて放水を開始する。
【0028】消火作業が終了した時には、上記と逆の操
作で消火栓10を閉じ、掴みフィンガー15でフランジ
付接続管13を掴み保持し、伸縮ホース継手10aをフ
ランジ付接続管13端から外し、スタッカクレーン1を
入出庫作業運転及び火災監視運転に使用できる状態に戻
す。
作で消火栓10を閉じ、掴みフィンガー15でフランジ
付接続管13を掴み保持し、伸縮ホース継手10aをフ
ランジ付接続管13端から外し、スタッカクレーン1を
入出庫作業運転及び火災監視運転に使用できる状態に戻
す。
【0029】この構成によると、スタッカクレーン1に
よるラック列30内の無人の火災監視運転で、定期的に
異常の有無を監視できるから、自動倉庫の火災の発生を
早期に容易に発見できるようになり、また火災消火時に
は、建屋内のスプリンクラー32設備による放水の届き
難い場所にも、スタッカクレーン1上の消火設備によ
り、ラック棚の正面から妨げなしに火災箇所へ放水でき
るようになるから、早期に的確な消火を行うことが可能
になる。
よるラック列30内の無人の火災監視運転で、定期的に
異常の有無を監視できるから、自動倉庫の火災の発生を
早期に容易に発見できるようになり、また火災消火時に
は、建屋内のスプリンクラー32設備による放水の届き
難い場所にも、スタッカクレーン1上の消火設備によ
り、ラック棚の正面から妨げなしに火災箇所へ放水でき
るようになるから、早期に的確な消火を行うことが可能
になる。
【0030】尚、本発明は上記実施例に限定されず、火
災検知手段A及び放水消火手段Bの構造変更等各種変更
が可能であることは言うまでもない。
災検知手段A及び放水消火手段Bの構造変更等各種変更
が可能であることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、立
体格納ラックの列間に前記スタッカクレーン上に格納ラ
ック列を正面側から監視する火災検知手段と、放水消火
手段を備えたこと、及びまた、前記火災検知手段をスタ
ッカクレーン上に縦方向に間隔をおいて設けた複数組の
赤外線カメラで構成し、前記放水消火手段をスタッカク
レーンの昇降ケージ上に設けた複数組のスプリンクラー
及びこのスプリンクラーと地上の消火栓とを接続する消
火ホース手段により構成したことによって、自動倉庫に
おいて発生する火災及び火災の危険を早期に容易に発見
し、且つ早期に的確に消火し、または異常を解消し、自
動倉庫設備と、そこに収容する製品の損傷を著しく軽減
する効果を奏した。
体格納ラックの列間に前記スタッカクレーン上に格納ラ
ック列を正面側から監視する火災検知手段と、放水消火
手段を備えたこと、及びまた、前記火災検知手段をスタ
ッカクレーン上に縦方向に間隔をおいて設けた複数組の
赤外線カメラで構成し、前記放水消火手段をスタッカク
レーンの昇降ケージ上に設けた複数組のスプリンクラー
及びこのスプリンクラーと地上の消火栓とを接続する消
火ホース手段により構成したことによって、自動倉庫に
おいて発生する火災及び火災の危険を早期に容易に発見
し、且つ早期に的確に消火し、または異常を解消し、自
動倉庫設備と、そこに収容する製品の損傷を著しく軽減
する効果を奏した。
【図1】本発明の一実施例に係る自動倉庫の内部の斜視
図である。
図である。
【図2】図1の要部の拡大斜視図である。
【図3】図2のIII部の拡大斜視図である。
【図4】図2のIV部の拡大斜視図である。
【図5】図4のV−V線矢視図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視図である。
【図7】図1中で用いる火災検知消火用制御部の構成例
のブロック図である。
のブロック図である。
【図8】従来の自動倉庫の消火設備を示す倉庫内部の部
分断面図である。
分断面図である。
1 スタッカクレーン 2 走路 3a,3b 上下の軌道 3c 走行止めストッパ 4 走行台部 5 マスト部 6 昇降ケージ部 A 火災検知手段 B 放水消火手段 C 制御部 7 赤外線カメラ 8 スプリンクラー 9a,9b ホースリール 10 消火栓 10a 伸縮ホース継手 11a,11b 消火ホース 12 支持アーム 13 フランジ付接続管 14a 軸 14 シリンダ 15 掴みフィンガー部 16 水平シリンダ 17 ホース接続管端支持ストッパ 20 火災検知消火用制御部 21 スタッカクレーン制御部 22 スタッカの消火系制御部 23 建屋内スプリンクラー制御部 30 立体格納ラック列 32 建屋内のスプリンクラー設備
Claims (2)
- 【請求項1】 立体格納ラックの列間にスタッカクレー
ンを備えるとともに、前記スタッカクレーン上に格納ラ
ック列を正面側から監視する火災検知手段と、放水消火
手段とを備えたことを特徴とする消火機能付きスタッカ
クレーン。 - 【請求項2】 前記火災検知手段をスタッカクレーン上
に縦方向に間隔をおいて設けた複数組の赤外線カメラで
構成し、前記放水消火手段をスタッカクレーンの昇降ケ
ージ上に設けた複数組のスプリンクラー及びこのスプリ
ンクラーと地上の消火栓とを接続する消火ホース手段と
により構成した請求項1記載の消火機能付きスタッカク
レーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185096A JPH09221201A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 消火機能付きスタッカクレーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185096A JPH09221201A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 消火機能付きスタッカクレーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09221201A true JPH09221201A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12342533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3185096A Withdrawn JPH09221201A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 消火機能付きスタッカクレーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09221201A (ja) |
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-
1996
- 1996-02-20 JP JP3185096A patent/JPH09221201A/ja not_active Withdrawn
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