JP3089567B2 - 機械式駐車場の定点消火システム - Google Patents
機械式駐車場の定点消火システムInfo
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- JP3089567B2 JP3089567B2 JP03174296A JP17429691A JP3089567B2 JP 3089567 B2 JP3089567 B2 JP 3089567B2 JP 03174296 A JP03174296 A JP 03174296A JP 17429691 A JP17429691 A JP 17429691A JP 3089567 B2 JP3089567 B2 JP 3089567B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、火災車両を消火用ブ
ース内に搬入して消火せしめる機械式駐車場の定点消火
システムに関するものである。
ース内に搬入して消火せしめる機械式駐車場の定点消火
システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、土地の有効利用の観点から機械式
駐車場が建設されている。この駐車場は多段状に配設さ
れた駐車ステージの駐車部に、エレベータや走行台車等
の搬送手段を用いて自動的に車両の出し入れをするもの
であるが、人を使わずに高密度に駐車できるので、注目
を集めている。
駐車場が建設されている。この駐車場は多段状に配設さ
れた駐車ステージの駐車部に、エレベータや走行台車等
の搬送手段を用いて自動的に車両の出し入れをするもの
であるが、人を使わずに高密度に駐車できるので、注目
を集めている。
【０００３】この駐車場には、消火システムが設けられ
ているが、駐車場内に人間が入る余地が無いことに鑑
み、このシステムはすべて自動式となっている。即ち、
このシステムでは、各駐車ステージの天井に適当な間隔
をおいて火災感知器を設置し、該感知器が火災を検出し
た時、その火災感知器の受け持つ範囲内のスプリンクラ
ヘッド或は泡ヘッドが作動し自動的に消火を行うように
なっている。
ているが、駐車場内に人間が入る余地が無いことに鑑
み、このシステムはすべて自動式となっている。即ち、
このシステムでは、各駐車ステージの天井に適当な間隔
をおいて火災感知器を設置し、該感知器が火災を検出し
た時、その火災感知器の受け持つ範囲内のスプリンクラ
ヘッド或は泡ヘッドが作動し自動的に消火を行うように
なっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の消火システム
は、実際の火災発生車両（以下火災車両という）を直接
消火する方式に比べ消火効率が悪い。そのため、火災が
拡大し他の車両が延焼したり、又、エレベータや走行台
車等の制御系統が故障して駐車場の機能がダウンするこ
とがある。
は、実際の火災発生車両（以下火災車両という）を直接
消火する方式に比べ消火効率が悪い。そのため、火災が
拡大し他の車両が延焼したり、又、エレベータや走行台
車等の制御系統が故障して駐車場の機能がダウンするこ
とがある。
【０００５】この発明は、上記事情に鑑み、消火効率の
向上を図ることを目的とする。
向上を図ることを目的とする。
【０００６】この発明は、複数の駐車部を有する駐車ス
テージと、該駐車部の車両を定点に移動せしめる搬送装
置と、該定点に設けられた消火用ブースと、からなるこ
とを特徴とする機械式駐車場の定点消火システム、によ
り前記目的を達成しようとするものである。
テージと、該駐車部の車両を定点に移動せしめる搬送装
置と、該定点に設けられた消火用ブースと、からなるこ
とを特徴とする機械式駐車場の定点消火システム、によ
り前記目的を達成しようとするものである。
【０００７】
【作用】火災感知器が車両火災を検出すると、搬送装置
は摺動して前記車両の前で停止するとともに、火災車両
は移し替え装置により前記搬送装置に移載される。該火
災車両を載置した搬送装置は、移動して定点の前で停止
するとともに該火災車両は、移し替え装置により消火用
ブース内に移動され、そこで消火される。
は摺動して前記車両の前で停止するとともに、火災車両
は移し替え装置により前記搬送装置に移載される。該火
災車両を載置した搬送装置は、移動して定点の前で停止
するとともに該火災車両は、移し替え装置により消火用
ブース内に移動され、そこで消火される。
【０００８】
【実施例】この発明の実施例を添付図面により説明する
が、同一図面符号はその名称も機能も同一である。図１
〜図３に示す様に機械式駐車場１には複数の駐車部２を
有する駐車ステージ３が複数段設けられている。この駐
車ステージ３の側部には、レール４上を摺動する走行台
車５の搬送路６が設けられ、又、この搬送路６はエレベ
ータ８の垂直路９に連設されている。駐車ステージ３の
中央部を消火作業を行うための定点Ｐとし、この定点Ｐ
に消火用ブース１０を配設する。この消火用ブース１０
は、図１、図４に示す様に、耐火壁１２により包囲され
ており、その出入口１２ａにはシャッタ１４が設けられ
ている。消火用ブース１０内には消火装置、例えば、ガ
ス系消火装置１５の消火ノズル１６が配設されている。
が、同一図面符号はその名称も機能も同一である。図１
〜図３に示す様に機械式駐車場１には複数の駐車部２を
有する駐車ステージ３が複数段設けられている。この駐
車ステージ３の側部には、レール４上を摺動する走行台
車５の搬送路６が設けられ、又、この搬送路６はエレベ
ータ８の垂直路９に連設されている。駐車ステージ３の
中央部を消火作業を行うための定点Ｐとし、この定点Ｐ
に消火用ブース１０を配設する。この消火用ブース１０
は、図１、図４に示す様に、耐火壁１２により包囲され
ており、その出入口１２ａにはシャッタ１４が設けられ
ている。消火用ブース１０内には消火装置、例えば、ガ
ス系消火装置１５の消火ノズル１６が配設されている。
【０００９】次に、本実施例の作動について説明する。
火災感知器Ｗにより駐車部２ａの火災車両が検知される
と、制御装置Ｃにより該駐車部２ａの位置が検出される
とともに、走行台車５に定点Ｐへの移動指令が出され
る。この指令により走行台車５が移動し、火災車両２０
の前で停止すると、走行台車５のコンベア２１と駐車部
２ａのコンベア２２とが同時に駆動し、前記火災車両２
０は、例えば、架台に搭載されたまま走行台車５上に移
載される。この走行台車５は前記制御装置Ｃの指示によ
り搬送路６を矢印Ａ２０方向に移動し、定点Ｐの前で停
止し、鎖線５Ａの状態となる。そうすると、走行台車５
のコンベア２１と消火用ブース１０底部のコンベア２５
とが同時に駆動し、前記火災車両２０は消火用ブース１
０内に収容されると同時に、シャッタ１４が閉じ該ブー
ス１０は封鎖される。この状態において、制御装置Ｃの
指示により消火装置１５が駆動し、消火ノズル１６から
消火ガス（ＣＯ2 ）が噴出され、消火が開始される。そ
して、完全に消火された段階で、シャッタ１４が開か
れ、焼け残った車両は消火用ブース１０から運び出され
る。
火災感知器Ｗにより駐車部２ａの火災車両が検知される
と、制御装置Ｃにより該駐車部２ａの位置が検出される
とともに、走行台車５に定点Ｐへの移動指令が出され
る。この指令により走行台車５が移動し、火災車両２０
の前で停止すると、走行台車５のコンベア２１と駐車部
２ａのコンベア２２とが同時に駆動し、前記火災車両２
０は、例えば、架台に搭載されたまま走行台車５上に移
載される。この走行台車５は前記制御装置Ｃの指示によ
り搬送路６を矢印Ａ２０方向に移動し、定点Ｐの前で停
止し、鎖線５Ａの状態となる。そうすると、走行台車５
のコンベア２１と消火用ブース１０底部のコンベア２５
とが同時に駆動し、前記火災車両２０は消火用ブース１
０内に収容されると同時に、シャッタ１４が閉じ該ブー
ス１０は封鎖される。この状態において、制御装置Ｃの
指示により消火装置１５が駆動し、消火ノズル１６から
消火ガス（ＣＯ2 ）が噴出され、消火が開始される。そ
して、完全に消火された段階で、シャッタ１４が開か
れ、焼け残った車両は消火用ブース１０から運び出され
る。
【００１０】この発明の実施例は、前記に限定されるも
のではなく、例えば、消火用ブース１０を設置する定点
Ｐを駐車ステージ３の中央部に設ける代わりに、その端
部にしたり、又は、図５に示す様に搬送路６の端部、或
は垂直路９の上端もしくは下端などの搬送路の端部に設
けることができる。この定点Ｐを各ステージ３毎に設定
して消火用ブース１０を設けたり、又は、駐車場外に定
点Ｐを設定し、そこに消火用ブース１０を配置すること
もできる。
のではなく、例えば、消火用ブース１０を設置する定点
Ｐを駐車ステージ３の中央部に設ける代わりに、その端
部にしたり、又は、図５に示す様に搬送路６の端部、或
は垂直路９の上端もしくは下端などの搬送路の端部に設
けることができる。この定点Ｐを各ステージ３毎に設定
して消火用ブース１０を設けたり、又は、駐車場外に定
点Ｐを設定し、そこに消火用ブース１０を配置すること
もできる。
【００１１】前記実施例では、駐車場に出し入れされる
車両の搬送用の走行台車を火災車両の搬送に用いたが、
前記走行台車とは別に、火災車両専用の耐熱走行台車を
併設してもよい。又、消火用ブースは耐火壁を用いる代
わりに降下式の防火カーテンを用いて形成することもで
きる。
車両の搬送用の走行台車を火災車両の搬送に用いたが、
前記走行台車とは別に、火災車両専用の耐熱走行台車を
併設してもよい。又、消火用ブースは耐火壁を用いる代
わりに降下式の防火カーテンを用いて形成することもで
きる。
【００１２】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、火
災車両を消火ブース内に運んで消火することができる。
そのため、迅速に、かつ、効率的に消火できるので、初
期消火が可能となる。又、火災車両の近隣の車両が延焼
することもないので、大火になるのを防止することがで
きる。なお、この発明は機械式駐車場のみならず、立体
倉庫等にも利用可能である。
災車両を消火ブース内に運んで消火することができる。
そのため、迅速に、かつ、効率的に消火できるので、初
期消火が可能となる。又、火災車両の近隣の車両が延焼
することもないので、大火になるのを防止することがで
きる。なお、この発明は機械式駐車場のみならず、立体
倉庫等にも利用可能である。
【図１】本発明の実施例を示す平面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線の縮小断面図である。
【図３】図２のＩＶ−ＩＶの断面図である。
【図４】他の実施例を示す縦断面図で、図１に相当する
図である。
図である。
【図５】他の実施例を示す縦断面図で、図１に相当する
図である。
図である。
１ 機械式駐車場 ２ 駐車部 ３ 駐車ステージ ５ 走行台車 ６ 搬送路 ８ エレベータ ９ 垂直路 １０ 消火用ブース Ｐ 定点
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A62C 3/00 A62C 3/07 A62C 37/36 E04H 6/18 G08B 17/00
Claims (3)
- 【請求項１】複数の駐車部を有する駐車ステージと、該
駐車部の車両を定点に移動せしめる搬送装置と、該定点
に設けられた消火用ブースと、からなることを特徴とす
る機械式駐車場の定点消火システム - 【請求項２】定点が、駐車ステージ上に位置することを
特徴とする請求項１記載の機械式駐車場の定点消火シス
テム - 【請求項３】定点が、搬送装置の搬送路端部に位置する
ことを特徴とする請求項１記載の機械式駐車場の定点消
火システム
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03174296A JP3089567B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 機械式駐車場の定点消火システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03174296A JP3089567B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 機械式駐車場の定点消火システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05154215A JPH05154215A (ja) | 1993-06-22 |
| JP3089567B2 true JP3089567B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=15976188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03174296A Expired - Fee Related JP3089567B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 機械式駐車場の定点消火システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3089567B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10248441B3 (de) * | 2002-10-17 | 2004-07-22 | Daimlerchrysler Ag | Vielgeschossiges Gebäude zur Unterbringung von Personenkraftwagen |
| FR2946889A3 (fr) * | 2009-06-17 | 2010-12-24 | France Manche | Installation de lutte contre un incendie de train dans un tunnel ferroviaire de grande longueur et procede de mise en oeuvre. |
| CN110017045A (zh) * | 2019-05-17 | 2019-07-16 | 深圳市中科利亨车库设备股份有限公司 | 一种车库及其灭火方法 |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP03174296A patent/JP3089567B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05154215A (ja) | 1993-06-22 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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