JPH057631A - 機械式駐車場の消火システム - Google Patents
機械式駐車場の消火システムInfo
- Publication number
- JPH057631A JPH057631A JP19065091A JP19065091A JPH057631A JP H057631 A JPH057631 A JP H057631A JP 19065091 A JP19065091 A JP 19065091A JP 19065091 A JP19065091 A JP 19065091A JP H057631 A JPH057631 A JP H057631A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire extinguishing
- fire
- booth
- parking
- vehicle
- Prior art date
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- Pending
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】消火効率の向上を図る。
【構成】複数の駐車部２を有する駐車ステージ３を複数
段設け、このステージの側部に走行台車５の搬送路６を
設ける。この搬送路６はエレベータ８の垂直通路９に連
設されている。駐車ステージ３の中央部に消火装置１５
の付いた消火用ブース１０を移動可能に配置する。
段設け、このステージの側部に走行台車５の搬送路６を
設ける。この搬送路６はエレベータ８の垂直通路９に連
設されている。駐車ステージ３の中央部に消火装置１５
の付いた消火用ブース１０を移動可能に配置する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、消火用ブースを移動
して火災車両をその中に収納する機械式駐車場の消火シ
ステムに関するものである。
して火災車両をその中に収納する機械式駐車場の消火シ
ステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、土地の有効利用の観点から機械式
駐車場が建設されている。この駐車場は多段状に配設さ
れた駐車ステージの駐車部に、エレベータや走行台車等
の搬送手段を用いて自動的に車両の出し入れをするもの
であるが、人を使わずに高密度に駐車できるので、注目
を集めている。
駐車場が建設されている。この駐車場は多段状に配設さ
れた駐車ステージの駐車部に、エレベータや走行台車等
の搬送手段を用いて自動的に車両の出し入れをするもの
であるが、人を使わずに高密度に駐車できるので、注目
を集めている。
【０００３】この駐車場には、消火システムが設けられ
ているが、駐車場内に人間が入る余地が無いことに鑑
み、このシステムはすべて自動式となっている。即ち、
このシステムでは、各駐車ステージの天井に適当な間隔
をおいて火災感知器を設置し、該感知器が火災を検出し
た時、その火災感知器の受け持つ範囲内のスプリンクラ
ヘッドあるいは泡ヘッドが作動し自動的に消火を行うよ
うになっている。
ているが、駐車場内に人間が入る余地が無いことに鑑
み、このシステムはすべて自動式となっている。即ち、
このシステムでは、各駐車ステージの天井に適当な間隔
をおいて火災感知器を設置し、該感知器が火災を検出し
た時、その火災感知器の受け持つ範囲内のスプリンクラ
ヘッドあるいは泡ヘッドが作動し自動的に消火を行うよ
うになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の消火システム
は、実際の火災発生車両（以下火災車両という）を直接
消火する方式に比べ消火効率が悪い。そのため、火災が
拡大し他の車両が延焼したり、又、エレベータや走行台
車等の制御系統が故障して駐車場の機能がダウンするこ
とがある。
は、実際の火災発生車両（以下火災車両という）を直接
消火する方式に比べ消火効率が悪い。そのため、火災が
拡大し他の車両が延焼したり、又、エレベータや走行台
車等の制御系統が故障して駐車場の機能がダウンするこ
とがある。
【０００５】この発明は、上記事情に鑑み、消火効率の
向上を図ることを目的とする。
向上を図ることを目的とする。
【０００６】この発明は、複数の駐車部を有する駐車ス
テージと、該駐車ステージに沿って移動する搬送装置
と、該搬送装置により移動する消火用ブースと、からな
ることを特徴とする機械式駐車場の定点消火システム、
により前記目的を達成しようとするものである。
テージと、該駐車ステージに沿って移動する搬送装置
と、該搬送装置により移動する消火用ブースと、からな
ることを特徴とする機械式駐車場の定点消火システム、
により前記目的を達成しようとするものである。
【０００７】
【作用】火災感知器が車両火災を検出すると、搬送装置
が移動し消火用ブースの前で停止するとともに、該消火
用ブースは移し替え装置により前記搬送装置に移載され
る。消火用ブースを載置した搬送装置は、摺動し火災車
両の前で停止するとともに該消火用ブースは、移し替え
装置により火災車両の駐車部に移動され、消火空間を包
囲し、該車両を閉じ込めてしまう。そうすると、消火装
置が作動して消火作業を開始する。
が移動し消火用ブースの前で停止するとともに、該消火
用ブースは移し替え装置により前記搬送装置に移載され
る。消火用ブースを載置した搬送装置は、摺動し火災車
両の前で停止するとともに該消火用ブースは、移し替え
装置により火災車両の駐車部に移動され、消火空間を包
囲し、該車両を閉じ込めてしまう。そうすると、消火装
置が作動して消火作業を開始する。
【０００８】
【実施例】この発明の実施例を添付図面により説明する
が、同一図面符号はその名称も機能も同一である。図１
〜図３に示す様に機械式駐車場１には複数の駐車部２を
有する駐車ステージ３が複数段設けられている。この駐
車ステージ３の側部には、レール４上を摺動する走行台
車５の搬送路６が設けられ、又、この搬送路６はエレベ
ータ８の垂直路９に連設されている。駐車ステージ３の
中央部に消火作業を行うための消火用ブース１０を移動
可能に配設する。この消火用ブース１０は、図１に示す
様に、耐火壁１２により包囲されており、その出入口１
２ａは開放されている。消火用ブース１０内には消火装
置、例えば、ガス系消火装置１５の消火ノズル１６が配
設されている。
が、同一図面符号はその名称も機能も同一である。図１
〜図３に示す様に機械式駐車場１には複数の駐車部２を
有する駐車ステージ３が複数段設けられている。この駐
車ステージ３の側部には、レール４上を摺動する走行台
車５の搬送路６が設けられ、又、この搬送路６はエレベ
ータ８の垂直路９に連設されている。駐車ステージ３の
中央部に消火作業を行うための消火用ブース１０を移動
可能に配設する。この消火用ブース１０は、図１に示す
様に、耐火壁１２により包囲されており、その出入口１
２ａは開放されている。消火用ブース１０内には消火装
置、例えば、ガス系消火装置１５の消火ノズル１６が配
設されている。
【０００９】次に、本実施例の作動について説明する。
火災感知器Ｗにより駐車部２ａの火災車両２０が検知さ
れると、制御装置Ｃにより該駐車部２ａの位置が検出さ
れるとともに、走行台車５に消火用ブース１０への移動
指令が出される。この指令により走行台車５が移動し、
消火用ブース１０の前で停止すると、走行台車５のコン
ベア２１と消火用ブース１０底部のコンベアとが同時に
駆動し、前記消火用ブース１０は図１に示す様に走行台
車５上に移載される。この走行台車５は前記制御装置Ｃ
の指示により搬送路６を矢印Ａ２０方向に移動し、火災
車両２０の前で停止し、鎖線５Ａの状態となる。そうす
ると、走行台車５のコンベア２１と駐車部２ａのコンベ
ア２５とが同時に駆動し、消火用ブース１０は移動され
て火災車両２０を覆う。この時、耐火壁１２の開口部１
２ａは後壁面に当接して閉じられるので該ブース１０は
封鎖される。この状態において、制御装置Ｃの指示によ
り消火装置１５が駆動し、消火ノズル１６から消火ガス
（ＣＯ2 ）が噴出され、消火が開始される。そして、完
全に消火された段階で、消火用ブース１０を元の位置に
戻す。なお、消火用ブース１０の駐車部２への移動をコ
ンベア２１によるものについて説明したが、図４及び図
５に示したように、消火用ブース１０の両壁下方に設け
たサイドレール１３を押し出す滑車１３ａ、１３ｂを回
動させるモータ１４を走行台車５に設け、誘導レール１
７、１８上を走行させてもよく、また、クランク機構を
用いて差し出すように構成しても良い。
火災感知器Ｗにより駐車部２ａの火災車両２０が検知さ
れると、制御装置Ｃにより該駐車部２ａの位置が検出さ
れるとともに、走行台車５に消火用ブース１０への移動
指令が出される。この指令により走行台車５が移動し、
消火用ブース１０の前で停止すると、走行台車５のコン
ベア２１と消火用ブース１０底部のコンベアとが同時に
駆動し、前記消火用ブース１０は図１に示す様に走行台
車５上に移載される。この走行台車５は前記制御装置Ｃ
の指示により搬送路６を矢印Ａ２０方向に移動し、火災
車両２０の前で停止し、鎖線５Ａの状態となる。そうす
ると、走行台車５のコンベア２１と駐車部２ａのコンベ
ア２５とが同時に駆動し、消火用ブース１０は移動され
て火災車両２０を覆う。この時、耐火壁１２の開口部１
２ａは後壁面に当接して閉じられるので該ブース１０は
封鎖される。この状態において、制御装置Ｃの指示によ
り消火装置１５が駆動し、消火ノズル１６から消火ガス
（ＣＯ2 ）が噴出され、消火が開始される。そして、完
全に消火された段階で、消火用ブース１０を元の位置に
戻す。なお、消火用ブース１０の駐車部２への移動をコ
ンベア２１によるものについて説明したが、図４及び図
５に示したように、消火用ブース１０の両壁下方に設け
たサイドレール１３を押し出す滑車１３ａ、１３ｂを回
動させるモータ１４を走行台車５に設け、誘導レール１
７、１８上を走行させてもよく、また、クランク機構を
用いて差し出すように構成しても良い。
【００１０】この発明の実施例は、前記に限定されるも
のではなく、例えば、消火用ブース１０を駐車ステージ
３の中央部に設ける代わりに、その端部にしたり、又
は、搬送路６の端部あるいはエレベータ８の垂直路９の
端部に設けることができる。この消火用ブース１０を各
ステージ３毎に設けたり、又は、駐車場外に消火用ブー
ス１０を配置することもできる。更に、消火用ブース１
０の耐火壁１２は防火カーテン、例えば、降下式防災カ
ーテンで形成してもよい。
のではなく、例えば、消火用ブース１０を駐車ステージ
３の中央部に設ける代わりに、その端部にしたり、又
は、搬送路６の端部あるいはエレベータ８の垂直路９の
端部に設けることができる。この消火用ブース１０を各
ステージ３毎に設けたり、又は、駐車場外に消火用ブー
ス１０を配置することもできる。更に、消火用ブース１
０の耐火壁１２は防火カーテン、例えば、降下式防災カ
ーテンで形成してもよい。
【００１１】前記実施例では、駐車場に出し入れされる
車両の搬送用の走行台車を消火用ブースの搬送に用いた
が、前記走行台車とは別に、消火用ブース専用の耐熱走
行台車を併設してもよい。消火装置１５は消火用ブース
１０に完全に設ける必要はなく、例えば、内巻式のホー
スを用いて消火用ブース１０内に突出された消火ノズル
１６に接続すれば、放出できるガスの量を多くすること
ができる。
車両の搬送用の走行台車を消火用ブースの搬送に用いた
が、前記走行台車とは別に、消火用ブース専用の耐熱走
行台車を併設してもよい。消火装置１５は消火用ブース
１０に完全に設ける必要はなく、例えば、内巻式のホー
スを用いて消火用ブース１０内に突出された消火ノズル
１６に接続すれば、放出できるガスの量を多くすること
ができる。
【００１２】
【発明の効果】この発明は以上に様に構成したので、消
火用ブースを火災車両のある駐車部まで運んで消火する
ことができる。そのため、迅速に、かつ、効率的に消火
できるので、初期消火が可能となる。又、火災車両の近
隣の車両が延焼することもないので、大火になるのを防
止することができ、駐車場の制御系統をダウンさせるこ
ともない。なお、この発明は機械式駐車場のみならず、
立体倉庫等にも利用可能である。
火用ブースを火災車両のある駐車部まで運んで消火する
ことができる。そのため、迅速に、かつ、効率的に消火
できるので、初期消火が可能となる。又、火災車両の近
隣の車両が延焼することもないので、大火になるのを防
止することができ、駐車場の制御系統をダウンさせるこ
ともない。なお、この発明は機械式駐車場のみならず、
立体倉庫等にも利用可能である。
【図１】本発明の実施例を示す平面図である。
【図２】図１のII−II線の縮小断面図である。
【図３】図２のIV−IVの断面図である。
【図４】消火用ブースの他の実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図５】図４のＶ−Ｖ線断面図である。
１ 機械式駐車場
２ 駐車部
３ 駐車ステージ
５ 走行台車
６ 搬送路
１０ 消火用ブース
Claims (3)
- 【請求項１】複数の駐車部を有する駐車ステージと、該
駐車ステージに沿って移動する搬送装置と、該搬送装置
により移動する消火用ブースと、からなることを特徴と
する機械式駐車場の消火システム - 【請求項２】消火用ブースが、防火カーテンにより形成
されていることを特徴とする請求項１記載の機械式駐車
場の消火システム - 【請求項３】消火用ブースが、専用の搬送装置に記載さ
れていることを特徴とする請求項１記載の機械式駐車場
の消火システム
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19065091A JPH057631A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 機械式駐車場の消火システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19065091A JPH057631A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 機械式駐車場の消火システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH057631A true JPH057631A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16261619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19065091A Pending JPH057631A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 機械式駐車場の消火システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH057631A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR970062231A (ko) * | 1996-02-29 | 1997-09-12 | 유상부 | 주차설비 |
-
1991
- 1991-07-04 JP JP19065091A patent/JPH057631A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR970062231A (ko) * | 1996-02-29 | 1997-09-12 | 유상부 | 주차설비 |
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