JP3118364B2 - 光ディスク装置のディスクモータ制御回路 - Google Patents

光ディスク装置のディスクモータ制御回路

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JP3118364B2
JP3118364B2 JP06052934A JP5293494A JP3118364B2 JP 3118364 B2 JP3118364 B2 JP 3118364B2 JP 06052934 A JP06052934 A JP 06052934A JP 5293494 A JP5293494 A JP 5293494A JP 3118364 B2 JP3118364 B2 JP 3118364B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置のディス
クモータ制御回路に関し、特にディスク回転の停止制御
を行なう光ディスク装置のディスクモータ制御回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置の光ディスク(以下、デ
ィスクと称する)の回転を一定線速度に維持する一定線
速度(CLV)制御は、ディスクに刻まれたプリグルー
ブ情報を光ピックアップで検出したウォブル信号に基づ
いて行なわれる。また、光ディスクの回転を停止させる
制御は、ディスクの時間情報に対して定まる適切なブレ
ーキ時間をテーブルとしてROMに記憶しておき、停止
指示があった場合に、ディスクの再生位置に対する当該
時間情報からROMのテーブルを検索し、得られた時間
に基づいてブレーキ動作を開始させて停止させる。
【0003】図4には、従来の光ディスク装置のディス
クモータ制御回路の構成例が示されている。ディスク1
は、モータドライバ8で駆動制御されるモータ2により
回転駆動制御される。ピックアップ3により検出される
ディスク1に記憶されていた情報は、ウォブル検出部4
により、ディスクに刻まれたプリグルーブに基づいて、
ウォブル信号が検出される。CLV制御部5は、検出さ
れたウォブル信号と、基準クロック発生部6からの基準
クロック信号とに基づいてCLV制御信号を生成し、セ
レクタ部7に送出する。デコーダ12は、ウォブル信号
をデコードしてデコード信号をマイコン10に送出す
る。
【0004】マイコン10は、ディスク回転の停止指示
があると、デコード信号に含まれているディスクの時間
情報に基づいてROM(テーブル)13に記憶されてい
る適切なブレーキ動作時間を読み出し、停止制御部9に
送出する。停止制御部9から出力される停止信号は、セ
レクタ部7に送出される。
【0005】セレクタ部7は、マイコン10からのセレ
クト信号に基づいて、CLV制御時はCLV制御部5か
らの信号を、停止制御時は停止制御部9からの信号を、
それぞれ、モータドライバ部8に選択出力して、モータ
2の回転を制御する。
【0006】一方、ディスクが暴走動作している場合に
は、回転速度が判明しておらず、ブレーキ時間を過度に
設定すると逆転することにもなるため、所定時間放置し
て、その他の動作を中断する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
光ディスク装置のディスクモータ制御回路は、ディスク
に刻まれているプリグルーブから得られるウォブル信号
に基づいてCLV制御を行なうとともに、停止制御はR
OMに記憶されている適切なブレーキ時間に基づいて行
なわれている。また、暴走時には、所定時間放置して、
他の動作を中止している。
【0008】ところで、ディスクのn倍速制御が実用化
されており、この装置では、一倍速制御用と、n倍速制
御用のテーブルを2種類、ROM内に格納しておき、そ
れぞれについてのブレーキ制御を行なう一方、暴走した
場合には、放置したままにしていた。
【0009】しかしながら、n倍速対応の装置の場合、
ディスクモータは高速回転仕様となるため、暴走時の回
転数も高く、放置時間も、1分以上にも及ぶ場合も生ず
る。この放置時間内には装置動作を指示するキー入力も
不可能となるため、操作性を悪化していた。また、通常
のn倍速動作からの停止でも、ROMの記憶容量との兼
合から回転を完全に停止させるような制御はできない。
【0010】例えば、図5に示すように、ディスクの最
内部に於いて3倍速動作(1800rpm回転)時、停
止動作を行なう際は、使用できるテーブル量に制限があ
るため完全に停止できない。また、図6に示すように、
暴走時の停止制御は、一定時間放置するため、放置時間
が長時間となり、上記の如きキー入力が不可能になる
等、操作性の問題が生じていた。
【0011】そこで、本発明の目的は、ブレーキ動作時
間情報を記憶するメモリを不要とし、安定な停止制御を
可能とするとともに、ディスク暴走時でも操作性の悪化
がない光ディスク装置のディスクモータ制御回路を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明の光ディスク装置のディスクモータ制御回路
は、光ディスクのプリグルーブ情報から得られるウォブ
ル信号によりCLV制御を行なう光ディスク装置のディ
スクモータ制御回路において、前記ウォブル信号と基準
クロック信号とに基づいてCLV制御信号を発生するC
LV制御回路と、 前記光ディスクを回転駆動するモー
タのFG信号と前記基準信号とに基づいてFG制御信号
を発生し前記光ディスクを所定回転数に制御するととも
に、前記モータの回転数が所定回転数に制御されたとき
にロック信号を発生するFG制御回路と、前記モータに
回転停止信号を発生させる停止制御回路とを備え、前記
CLV制御下の前記モータの回転停止指示信号に応答し
て前記FG制御回路による制御を行ない、前記ロック信
号に応答して前記停止制御回路による制御を行なうよう
に構成されている。
【0013】
【作用】本発明では、ウォブル信号と基準クロック信号
とに基づいて発生されるCLV制御信号によりCLV制
御を行ない、モータの回転停止制御を行なう際には、モ
ータのFG信号と基準クロック信号とに基づいて発生さ
れるFG制御信号によるFG制御を行ない、光ディスク
を回転駆動するモータの回転数が所定値に達したロック
状態時に回転停止停止制御を行なう。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明による光ディスク装置の
ディスクモータ制御回路の一実施例を示す構成ブロック
図である。図1において、図4と同一符号が付されてい
る構成部は、同様な機能を有する構成部を示す。
【0015】CLV制御部5は、ウォブル検出部4から
のウォブル信号と、基準クロック発生部6からの基準ク
ロック信号とに基づいて生成したCLV制御信号をセレ
クタ7に出力する。
【0016】停止制御部9は、マイコン10からの制御
を受け、モータ2に対して逆転ブレーキをかけるための
所定電圧の制御信号をセレクタ7に送出する。
【0017】FG制御部11は、モータ2から出力され
るFG信号と基準クロック発生部6からの基準クロック
信号を受け、モータの回転数が所定回転数になるように
FGエラー信号としての制御信号をセレクタ7に送出す
るとともに、例えばモータ回転数が600rpmに至る
とロック信号を発生する。
【0018】マイコン10は、セレクタ7の選択出力を
制御し、通常のCLV制御時は、CLV制御部5からの
制御信号を、停止指示があったときには、CLV制御か
らFG制御へと切り換え、FG制御部6からのFG制御
信号をセレクタ7に出力する。マイコン10は、また、
モータ回転数が600rpmに至り、FG制御部11か
らのロック信号を受けると、上記FG制御から停止制御
に切り換え、停止制御部9に所定時間ブレーキ信号を発
生させるブレーキオン信号を送出し、セレクタ7から停
止制御部9からの信号を出力させて、ディスク回転を安
定して停止させる。
【0019】図2には、3倍速動作時、内周部で停止動
作させる場合のモータ回転数のシーケンスが示されてい
る。上述の説明のように、CLV制御で1800rpm
から、モータ停止指示があったタイミングでFG制御に
変わり、600rpmに低下すると、安定したタイミン
グで停止動作が行なわれる。
【0020】図3には、高速暴走時からの停止動作のシ
ーケンスを示し、3000rpmで暴走していた場合、
停止指示があったタイミングでFG制御に推移し、図2
の場合と同様に600rpmの安定したタイミングで停
止動作が行なわれる。上述説明において、マイコン10
は、シーケンス回路で構成しても良いことは明らかであ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光デ
ィスク装置のディスクモータ制御回路は、モータ停止用
の時間データをROMに格納する必要がなく、安定な停
止動作が可能となり、ディスクが高速で暴走した場合で
も、操作性の悪化を伴なわずに、迅速且つ安定な停止動
作が可能となる。また、時間情報をROMに記憶させる
必要がないので、ROM記憶容量を他の目的に有効活用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク装置のディスクモータ
制御回路の一実施例を示す構成ブロック図である。
【図2】3倍速動作時、内周部で停止動作させる場合の
モータ回転数のシーケンスを示す図である。
【図3】高速暴走時からの停止動作のシーケンスを示す
図である。
【図4】従来の光ディスク装置のディスクモータ制御回
路の構成ブロック図である。
【図5】従来の光ディスク装置の問題点を説明するため
の図である。
【図6】従来の光ディスク装置の問題点を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 モータ 3 ピックアップ 4 ウォブル検出部 5 CLV制御部 6 基準クロック発生部 7 セレクタ 8 モータドライバ 9 停止制御部 10 マイコン 11 FG制御部 12 デコーダ 13 ROM

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクのプリグルーブ情報から得られ
    るウォブル信号によりCLV制御を行なう光ディスク装
    置のディスクモータ制御回路において、 前記ウォブル信号と基準クロック信号とに基づいてCL
    V制御信号を発生するCLV制御回路と、前記光ディスクを回転駆動するモータのFG信号と前記
    基準信号とに基づいてFG制御信号を発生し前記光ディ
    スクを所定回転数に制御するとともに、前記モータの回
    転数が所定回転数に制御されたときに ロック信号を発生
    するFG制御回路と、 前記モータに回転停止信号を発生させる停止制御回路
    と、 を備え、前記CLV制御下の 前記モータの回転停止指示信号に応
    答して前記FG制御回路による制御を行ない、前記ロッ
    ク信号に応答して前記停止制御回路による制御を行なう
    ことを特徴とする光ディスク装置のディスクモータ制御
    回路。
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