JP2725662B2 - 光学式情報再生装置 - Google Patents

光学式情報再生装置

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JP2725662B2
JP2725662B2 JP7322079A JP32207995A JP2725662B2 JP 2725662 B2 JP2725662 B2 JP 2725662B2 JP 7322079 A JP7322079 A JP 7322079A JP 32207995 A JP32207995 A JP 32207995A JP 2725662 B2 JP2725662 B2 JP 2725662B2
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崇彦 服部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの変調信号
(以下、変調信号という)が螺旋状のトラックに線速度
一定(Constant Linear Veloci
ty、以下CLVという)で記録された光ディスク、例
えば、コンパクトディスクやCD−ROMディスクから
データを再生する装置に関し、特に、データ再生のため
の信号処理回路が従って動作するクロック信号を改善し
た光学式情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CLV記録された光ディスクか
ら、オーディオデータ、ビジュアルデータ、情報データ
等を再生する光学式情報再生装置は、CLV再生方式を
採用しており、以下のように動作する。光ディスクを装
着した回転モータは、光ピックアップによって光ディス
クから変調信号を所定のビットレートで読み取れるよう
に、水晶発振子の基準クロック信号と変調信号から生成
した同期クロック信号又はそれぞれの分周クロック信号
の周波数又は速度の比較結果に基づいて、所定の速度で
回転するように制御されている。
【0003】読みとった変調信号は、変調信号から生成
した同期クロック信号に従って復調データに復調された
後、第1の誤り訂正処理回路の作業用メモリに書き込ま
れる。そして、第1の誤り訂正処理回路の作業用メモリ
に書き込まれた復調データは、基準クロック信号に従っ
て第1の誤り訂正処理回路によって第1の誤り訂正が行
われる。
【0004】第1の誤り訂正処理以降において、第1の
誤り訂正が行われたデータは、データの種類によって異
なった信号処理がなされる。すなわち、データがオーデ
ィオデータの場合には、データをDAコンバータによっ
てDA変換してオーディオ信号を生成させた後、オーデ
ィオ出力端子に出力する。一方、データがオーディオ以
外のデータの場合には、データを第2の誤り訂正処理回
路で第2の誤り訂正を行い、さらに、外部機器と円滑な
プロトコルを行うために設けたバッファメモリ回路に一
時蓄積した後、外部機器とプロトコルを行うインターフ
ェイス回路を介してデータ出力端子に出力する。
【0005】ところで、光学式情報再生装置では、高速
アクセス動作、すなわち、変調信号を読みとる光ピック
アップを光ディスク上の現在読み取り位置から目的読み
取り位置に移動させ、目的のデータを検索して再生を開
始する速やかな一連の動作が要求される。
【0006】この場合、従来のCLV再生方式の光学式
情報再生装置において上記高速アクセス動作を達成する
ためには、光ディスクの変調信号がCLV記録されてい
ることから光ディスク上のトラック半径に応じて光りデ
ィスクの要求回転速度が変化するので、強力なCLVの
回転モータサーボを駆けて、光ピックアップによって読
み取られた目的位置での変調信号のビットレートが速や
かに所定のビットレートとなるよう回転モータの回転速
度を制御し、変調信号に対する同期を確立してデータの
再生のための種々の信号処理を開始する必要がある。
【0007】しかし、強力なCLVの回転モータサーボ
を駆けるためには、強力なトルクを有する回転モータを
使用しなければならず、高価になるという問題がある。
また、強力なCLVの回転モータサーボを駆けるため
に、特に、CD−ROMディスクのようにランダム検索
を頻繁に行う場合には、回転モータの電磁コイルに大電
流を頻繁に印加することになるので、回転モータや回転
モータ駆動回路が発熱したり、消費電力が増加するとい
う問題がある。
【0008】上述した従来のCLV再生方式の光学式情
報再生装置の問題点を解決するために、光ディスクから
データを可変速で再生する可変速再生方式の光学式情報
再生装置が提案されている(日経エレクトロニクス、1
995年2月13日発行,no.628、pp.111
〜119)。この光学式情報再生装置によれば、光ディ
スクから読み取られた変調信号のビットレートが所定の
ビットレートとなる前に、変調信号の同期クロック信号
を生成できるよう広帯域の同期クロック信号生成回路を
具備するとともに、データ再生のための種々の信号処理
を同期クロック信号に従って行うようにしているので、
変調信号のビットレートが所定のビットレートに達する
前に同期が確立し易く、種々の信号処理を開始すること
ができ、高速アクセスが可能である。
【0009】また、高速アクセス時においても強力なC
LVの回転モータサーボを駆ける必要がなく、強力なト
ルクを有する回転モータを使用しなくてもよいので、廉
価であり、また、ランダム検索を頻繁に行う用途の場合
でも、回転モータや回転モータの駆動回路の発熱を抑
え、消費電力を低減させることができる。
【0010】以下、従来の可変速再生方式の光学式情報
再生装置について、図2を参照して説明する。従来の可
変速生成方式の光学式情報再生装置は、光ディスク11
1からデータの変調信号151を読み取る光ピックアッ
プ113と、変調信号151を復調して復調データ15
2を得る復調回路114と、復調データ152を入力し
て第1の誤り訂正処理されたデータ153を得る第1の
誤り訂正処理回路115と、データ153を入力して、
切り替え信号161によってデータ153の出力先を選
択するセレクタ132を有している。
【0011】また、データ153がオーディオ信号の場
合は、データ153を入力してオーディオ信号154を
オーディオ出力端子124に出力するDAコンバータ1
21と、データ153がオーディオ以外の信号の場合
は、データ153を入力して第2の誤り訂正処理された
データ155を得る第2の誤り訂正処理回路116と、
データ155を一時蓄積するバッファメモリ回路117
と、バッファメモリ回路117に一時蓄積されたデータ
155を入力して、外部機器(図示せず)とプロトコル
を行い、データ出力端子125にデータ155を出力デ
ータ156として出力するインターフェイス回路118
を有している。
【0012】また、光学式情報再生装置の基準動作速度
を与える基準クロック信号160を生成する基準クロッ
ク信号生成回路120と、変調信号151を入力参照し
て、変調信号151に同期した同期クロック信号159
を生成する広帯域の同期クロック信号生成回路119
と、基準クロック信号160と同期クロック信号159
とを入力して、切り替え信号161によって基準クロッ
ク信号160又は同期クロック信号159のいずれか一
方を選択してクロック信号164を出力するセレクタ1
31を有している。
【0013】また、基準クロック信号生成回路120及
び同期クロック信号生成回路119の各クロック信号又
は各クロック信号の分周クロック信号を入力して、回転
モータ112の回転速度を制御する回転制御信号163
を生成する回転制御信号生成回路123と、復調回路1
14によって復調された復調データ152に付帯した識
別情報162を参照して解読し、その解読結果に基づい
て切り替え信号161を出力する処理を含む光学式情報
再生装置全体のシーケンス制御を行うシーケンサ122
とによって構成されている。
【0014】次に、このような従来の可変速生成方式の
光学式情報再生装置の動作について説明する。光ディス
ク111を装着した回転モータ112は、従来のCLV
再生方式の光学式情報再生装置と同様に、光ピックアッ
プ113によって光ディスク111から変調信号151
を所定のビットレートで読み取れるように、基準クロッ
ク信号160と同期クロック信号159又はそれぞれの
分周クロック信号の周波数又は速度の比較結果に基づく
回転制御信号生成回路123の出力である回転制御信号
163によって、ほぼCLV制御される。
【0015】読み取った変調信号151は、変調信号1
51が入力されて広帯域の同期クロック信号生成回路1
19で生成された同期クロック信号159に従って、復
調回路114で復調データ152に復調された後、第1
の誤り訂正処理回路115の作業用メモリ(図示せず)
に書き込まれる。また、同時に、シーケンサ122は、
復調回路114によって復調された復調データ152に
付帯した識別情報162が入力され、この識別信号16
2を解読して、データがオーディオデータであるか否か
を識別し、切り替え信号161を生成する。
【0016】第1誤り訂正処理以降の信号処理回路の動
作は、データの種類がオーディオデータであるか否かに
よって異なる。データがオーディオ以外のデータである
場合は、第1の誤り訂正処理以降の信号処理動作、すな
わち、第1の誤り訂正処理回路115、第2の誤り訂正
処理回路116及びバッファメモリ回路117へのデー
タ書き込み動作は、全て同期クロック信号159に従っ
て行われる。
【0017】インターフェイス回路118は、情報デー
タ要求信号入力端子126に入力された外部機器からの
情報データ要求信号157を受け、バッファメモリ回路
117に情報データ読み出し信号158を出力して、バ
ッファメモリ回路117からの第2の誤り訂正処理され
たデータ155を情報データ156として情報データ出
力端子125に出力するように動作する。
【0018】一方、データがオーディオデータである場
合は、第1の誤り訂正処理回路115における第1の誤
り訂正処理動作は基準クロック信号160に従って行わ
れ、第1の誤り訂正処理されたデータ153をDAコン
バータ121によってオーディオ信号にDA変換して、
オーディオ信号出力端子124に出力するよう動作す
る。
【0019】したがって、データがオーディオ以外のデ
ータである場合は、バッファメモリ回路117からのデ
ータ読み出し動作を除く全ての信号処理回路の動作は、
全て同期クロック信号159にしたがって行われ、ま
た、広帯域の同期クロック信号生成回路119を具備し
ているので、変調信号151が所定のビットレート再生
速度に達する前に種々の信号処理を開始することができ
る。
【0020】なお、セレクタ131及びセレクタ132
は、切り替え信号161によって同時制御される。ま
た、図2におけるセレクタ131及びセレクタ132の
切接状態は、データがオーディオデータ以外の場合の状
態を示している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の可変速再生方式の光学式情報再生装置では、データが
オーディオデータの場合、第1の誤り訂正以降の信号処
理を基準クロック信号に従って動作させるために、従来
のCLV再生方式の光学式情報再生装置と同様に、回転
モータの回転むらに起因するジッタ吸収処理は、第1の
誤り訂正処理回路の作業用メモリへのデータ書き込み動
作とデータ読み出し動作との間で行うことになる。この
ため、第1の誤り訂正処理回路の作業用メモリの容量
は、本来第1の誤り訂正処理に必要なメモリ容量以外
に、ジッタ吸収処理のための余分な容量が必要になると
いう問題がある。
【0022】また、データがオーディオデータの時に高
速アクセスを行う場合、変調信号の目的読み取り位置で
の回転モータの回転速度を速やかに所定の回転速度に制
御するためには、第1の誤り訂正処理回路の作業用メモ
リのジッタ吸収処理のための余分な容量を超えないよう
に、強力なトルクを有する回転モータを具備しなければ
ならないという問題がある。
【0023】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
ものであり、第1の誤り訂正処理回路の作業用メモリに
ジッタ吸収処理用の余分な容量を必要とせず、また、回
転モータに強力なトルクを必要とすることがない光学式
情報再生装置の提供を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光学式情報再生装置は、データの変調信号が
螺旋状のトラックに線速度一定で記録された光ディスク
から、基準クロック信号に準じて前記データを復調し、
前記データがオーディオデータの場合にはDAコンバー
タによってDA変換してオーディオ信号を出力し、外部
機器から前記データの読み出し要求があった場合には前
記データをバッファメモリ回路に一時蓄積した後、外部
機器とプロトコルを行うインターフェイス回路を介して
出力する光学式情報再生装置において、前記復調された
データがオーディオデータの場合は、第1の誤り訂正処
理回路において同期クロック信号に従って前記復調され
たデータの処理を行ない第1の誤り訂正処理データを
得、この第1の誤り訂正処理データを同期クロック信号
に従ってバッファメモリ回路に書き込み、バッファメモ
リ回路から第1の誤り訂正処理データを読み出すときは
基準クロック信号に従って読み出す構成とし、前記復調
されたデータがオーディオデータ以外の場合は、第1の
誤り訂正処理回路において同期クロック信号に従って前
記復調されたデータの処理を行ない第1の誤り処理デー
タを得、次いで第2の誤り訂正処理回路において同期ク
ロック信号に従って前記第1の誤り訂正処理データの処
理を行ない第2の誤り訂正処理データを得、この第2の
誤り訂正処理データを同期クロック信号に従ってバッフ
ァメモリ回路に書き込み、バッファメモリ回路から第2
の誤り訂正処理データを読み出すときは、インターフェ
ース回路からの情報データ読み出し信号に従って読み出
構成としてある。
【0025】また、好ましくは、前記復調されたデータ
がオーディオデータの場合は、ジッタ吸収動作を、バッ
ファメモリ回路への同期クロック信号に従ったデータ書
き込み動作と基準クロック信号に従ったデータ読み出し
動作との間で行ない、前記復調されたデータがオーディ
オデータ以外の場合は、ジッタ吸収動作をバッファメモ
リ回路への同期クロック信号に従ったデータ書き込み動
作と情報データ読み出し信号に従ったデータ読み出し動
作との間で行なう構成としてある。
【0026】上記構成からなる本発明の光学式情報再生
装置によれば、データの種類に関わらず、バッファメモ
リ回路からのデータ読み出し動作を除く全ての信号処理
回路の動作を完全に同期クロック信号のみに従って動作
させることが出来るので、第1の誤り訂正処理回路の作
業用メモリは、本来の第1の誤り訂正処理に必要なメモ
リだけを有していればよいこととなり、さらに、強力な
トルクを有する回転モータを不要にしている。
【0027】また、データがオーディオデータの場合に
は、バッファメモリの出力をDAコンバータに出力し、
また、バッファメモリ回路からのデータ読み出しを基準
クロック信号に従って動作させるので、バッファメモリ
回路の容量分のジッタ吸収処理が可能になるとともに、
水晶精度の純度の高いオーディオ信号を再生する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明による光学式情報再
生装置の一実施例について図面を参照して説明する。図
1は、本発明による光学式情報再生装置の一実施例のブ
ロック図である。この光学式情報再生装置は、基準動作
速度を与える基準クロック信号60を生成する基準クロ
ック信号生成回路20と、光ディスク11から変調信号
51を読み取る光ピックアップ13と、変調信号51を
入力して、変調信号51に同期したクロック信号59を
生成する広帯域の同期クロック信号生成回路19を有し
ている。
【0029】また、基準クロック信号60及び同期クロ
ック信号59又はそれぞれのクロック信号の分周クロッ
ク信号を入力して、それぞれのクロック信号又は分周ク
ロック信号の速度比較を行い、変調信号51が所定のビ
ットレートとなるように光ディスクを回転せしめる回転
モータ12を制御する信号63を生成する回転制御信号
生成回路23を有している。
【0030】また、変調信号51を復調して復調データ
52を得る復調回路14と、復調データ52を入力して
第1の誤り訂正処理したデータ53を得る第1の誤り訂
正処理回路15と、データ53を入力して第2の誤り訂
正処理したデータ55を得る第2の誤り訂正処理回路1
6を有している。
【0031】また、データがオーディオデータの場合に
はデータ53を、データがオーディオ以外のデータの場
合には第2の誤り訂正処理されたデータ55をそれぞれ
選択して出力するセレクタ31と、セレクタ31の出力
データを入力して一時蓄積するバッファメモリ回路17
と、バッファメモリ回路17の出力データの出力先をデ
ータの種類に応じて選択するセレクタ32と、データが
オーディオデータの場合には、セレクタ32を介して出
力されるバッファメモリ回路17の出力データを入力し
て、オーディオ信号54をオーディオ出力端子24に出
力するDAコンバータ21を有している。
【0032】また、外部機器(図示せず)から前記デー
タの読み出し要求があった場合には、データ要求信号入
力端子26を介して入力される外部機器からのデータ要
求信号57を受けてデータ読み出し信号58を生成し、
データ読み出し信号58に従いセレクタ32を介して出
力されるバッファメモリ回路17の出力データを情報デ
ータ出力端子25に出力する一連のプロトコル制御を行
うインターフェイス回路18を有している。
【0033】また、バッファメモリ回路17のデータを
読み出し信号を、基準クロック信号60又はデータ要求
信号57に基づくインターフェース回路18からのデー
タ読み出し信号58のいずれかに選択するセレクタ33
と、復調データ52に付帯した識別情報62を解読して
参照し、その解読参照結果に基づいて切り替え信号61
を出力する処理を含む光学式情報再生装置全体のシーケ
ンス制御を行うシーケンサ22とによって構成されてい
る。
【0034】次に、動作について説明する。光ディスク
11を装着した回転モータ12は、従来のCLV再生方
式の光情報再生装置と同様、光ピックアップ13によっ
て光ディスク11から変調信号51を所定のビットレー
トで読み取れるように、基準クロック信号60と同期ク
ロック信号59又はそれぞれの分周クロック信号の周波
数又は速度の比較結果に基づく回転制御信号生成回路2
3の出力である回転制御信号63によってほぼCLV制
御される。
【0035】読み取った変調信号51は、変調信号51
が入力されて広帯域の同期クロック信号生成回路19で
生成した同期クロック信号59に従って、復調回路14
で復調データ52に復調された後、第1の誤り訂正回路
15の作業用メモリ(図示せず)に書き込まれる。
【0036】また同時に、シーケンサ22は、復調回路
14によって復調された復調データ52に付帯した識別
情報62が入力され、識別信号62を解読してデータが
オーディオデータであるか否かを識別し、切り替え信号
61を生成する。
【0037】以上の動作は従来の可変速再生方式の光学
式情報再生装置の動作と同一であるが、第1の誤り訂正
処理以降の信号処理回路の構成及び動作が異なる。すな
わち、第1の誤り訂正処理からバッファメモリ回路17
へのデータ書き込みまでの一連の信号処理動作は、デー
タの種類に関わらず全て同期クロック信号59に従って
行われる。
【0038】具体的には、データがオーディオデータの
場合、復調データ52を第1の誤り訂正処理回路15に
よって同期クロック信号59に従って第1の誤り訂正処
理を行い、第1の誤り訂正されたデータ53を得、セレ
クタ31を介してバッファメモリ回路17に直接書き込
む。
【0039】さらに、バッファメモリ回路17に書き込
まれた第1の誤り訂正処理されたデータ53は、基準ク
ロック信号60に従って読み出され、DAコンバータ2
1によってオーディオ信号54にDA変換され、オーデ
ィオ出力端子24に出力される。このとき、ジッタ吸収
動作は、バッファメモリ回路17への同期クロック信号
59に従ったデータ書き込み動作と基準クロック信号6
0に従ったデータ読み出し動作との間で行う。
【0040】一方、データがオーディオデータ以外のデ
ータの場合は、第1の誤り訂正処理されたデータ53を
第2の誤り訂正処理回路16に入力し、ここで第2の誤
り訂正処理されたデータ55を得、セレクタ31を介し
てバッファメモリ回路17に書き込む。バッファメモリ
回路17に書き込まれた第2の誤り訂正処理されたデー
タ55は、インターフェイス回路18が情報データ要求
信号入力端子26に入力された外部機器からの情報デー
タ要求信号57を受け、セレクタ33を介してバッファ
メモリ回路17に情報データ読み出し信号58を出力す
ることによって読み出され、インターフェース回路18
から情報データ56として情報データ出力端子25に出
力される。このとき、ジッタ吸収動作は、バッファメモ
リ回路17への同期クロック信号59に従ったデータ書
き込み動作とインターフェイス回路18から出力された
情報データ読み出し信号58に従ったデータ読み出し動
作との間で行う。
【0041】以上説明したように、バッファメモリ回路
17からのデータ読み出し動作を除く一連の信号処理動
作は、データの種類に関わらず、全て同期クロック信号
59に従って行われる。また、ジッタ吸収動作は、バッ
ファメモリ回路17への、同期クロック信号59に従っ
たデータ書き込み動作と、基準クロック信号60又はデ
ータ読み出し要求信号57のいずれか選択された信号に
従った読みだし動作との間で行われる。
【0042】なお、セレクタ31、セレクタ32及びセ
レクタ33は、切り替え信号61によって同時制御され
るが、図1におけるセレクタ31、セレクタ32及びセ
レクタ33の接続状態は、データがオーディオデータ以
外の場合の位置を示している
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明のによれば、
データの種類に関わらず、バッファメモリ回路からのデ
ータ読み出し動作を除く全ての信号処理回路の動作を、
同期クロック信号のみに従って動作させることができる
ので、光ディスクによって読み取られた変調信号の再生
速度が所定速度となる前に、広帯域の同期クロック信号
生成回路の同期可能範囲内において、種々の信号処理を
開始することができ、高速アクセスが可能である。
【0044】また、高速アクセス時においても強力なC
LVの回転モータサーボを駆ける必要がなく、強力なト
ルクを有する回転モータを使用しなくてもよいので廉価
であり、また、ランダム検索を頻繁に行う場合でも、回
転モータや回転モータ駆動回路の発熱を抑え消費電力を
低減することができる。
【0045】さらに、光ディスクの回転むらに起因する
変調信号のジッタ吸収動作を、バッファメモリ回路のデ
ータ書き込み動作とデータ読み出し動作との間で行うよ
うにしたので、第1の誤り訂正回路の作業用メモリの容
量は、変調信号のジッタ吸収のための余分の容量を持つ
必要がなく、回路規模を縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学式情報再生装置の一実施例のブロ
ック図を示す。
【図2】従来の可変速再生方式の光学式情報再生装置の
ブロック図を示す。
【符号の説明】
11 光ディスク 12 回転モータ 13 光ピックアップ 14 復調回路 15 第1の誤り訂正回路 16 第2の誤り訂正回路 17 バッファメモリ 18 インターフェース 19 同期クロック信号発生回路 20 基準クロック信号生成回路 21 DAコンバータ 22 シーケンサ 23 回転制御信号生成回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの変調信号が螺旋状のトラックに
    線速度一定で記録された光ディスクから、基準クロック
    信号に準じて前記データを復調し、前記データがオーデ
    ィオデータの場合にはDAコンバータによってDA変換
    してオーディオ信号を出力し、外部機器から前記データ
    の読み出し要求があった場合には前記データをバッファ
    メモリ回路に一時蓄積した後、外部機器とプロトコルを
    行うインターフェイス回路を介して出力する光学式情報
    再生装置において、前記復調されたデータがオーディオデータの場合は、第
    1の誤り訂正処理回路において同期クロック信号に従っ
    て前記復調されたデータの処理を行ない第1の誤り訂正
    処理データを得、この第1の誤り訂正処理データを同期
    クロック信号に従ってバッファメモリ回路に書き込み、
    バッファメモリ回路から第1の誤り訂正処理データを読
    み出すときは基準クロック信号に従って読み出す構成と
    し、 前記復調されたデータがオーディオデータ以外の場合
    は、第1の誤り訂正処理回路において同期クロック信号
    に従って前記復調されたデータの処理を行ない第1の誤
    り処理データを得、次いで第2の誤り訂正処理回路にお
    いて同期クロック信号に従って前記第1の誤り訂正処理
    データの処理を行ない第2の誤り訂正処理データを得、
    この第2の誤り訂正処理データを同期クロック信号に従
    ってバッファメモリ回路に書き込み、バッファメモリ回
    路から第2の誤り訂正処理データを読み出すときは、イ
    ンターフェース回路からの情報データ読み出し信号に従
    って読み出す構成 としたことを特徴とする光学式情報再
    生装置。
  2. 【請求項2】 前記復調されたデータがオーディオデー
    タの場合は、ジッタ吸収動作を、バッファメモリ回路へ
    の同期クロック信号に従ったデータ書き込み動作と基準
    クロック信号に従ったデータ読み出し動作との間で行な
    い、 前記復調されたデータがオーディオデータ以外の場合
    は、ジッタ吸収動作をバッファメモリ回路への同期クロ
    ック信号に従ったデータ書き込み動作と情報データ読み
    出し信号に従ったデータ読み出し動作との間で行なう構
    成とした 請求項1記載の光学式情報再生装置。
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