JP2906602B2 - 記録円盤再生装置 - Google Patents

記録円盤再生装置

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JP2906602B2 JP17776190A JP17776190A JP2906602B2 JP 2906602 B2 JP2906602 B2 JP 2906602B2 JP 17776190 A JP17776190 A JP 17776190A JP 17776190 A JP17776190 A JP 17776190A JP 2906602 B2 JP2906602 B2 JP 2906602B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、可変速再生のできるビデオディスクプレー
ヤ等の記録円盤再生装置に関するものである。
従来の技術 近年、記録円盤再生装置はビデオディスクプレーヤ等
として普及している。特にこのビデオディスクプレーヤ
においてディジタルメモリ等の低価格化に伴い、画像の
フィールドメモリーを応用して従来出来なかった線速度
一定方式の記録円盤での倍速再生や低速再生等の特殊再
生が実現されている。
このような特殊再生は、ピックアップをトラックにト
レースさせて情報を再生し、再生画をフィールドメモリ
ーに書き込む動作と、フィールドメモリーに書き込まれ
た画像を読み出しながら、ピックアップを記録円盤の半
径方向に移動させる(以下ジャンプと称す)動作を繰り
返しながら行われる。従ってジャンプ終了時から、画像
信号が正確に再生されるまでの時間が、これらの特殊再
生時の出力画の切りかわり時間に影響する。
故に、このジャンプ終了時から画像信号が正確に再生
されるまでの時間を短くし、特殊再生時の出力画像の切
りかわり時間の短い記録円盤再生装置の導入が望まれて
いる。
以下、図面を参照しながら上述した従来の記録円盤再
生装置について説明する。
第4図は従来の記録円盤再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。第4図において1は記録円盤、2はピック
アップで、記録円盤1にレーザーを照射することにより
その信号を読み取る。3は映像信号復調回路で、ピック
アップ2で読み取った信号をコンポジットビデオ信号に
復調する。4は時間軸補正回路でコンポジットビデオ信
号に含まれるジッター成分を抑圧する。5はフィールド
メモリでコンポジットビデオ信号を1フィールド分スト
アすることが出来る。6はフィールドメモリ5の後段に
設けられた第1のスイッチで、7は第1のスイッチ6の
後段に設けられた映像信号出力端子である。映像信号出
力端子7には第1のスイッチ6により時間軸補正回路4
の出力、又はフィールドメモリ5の出力のどちらかが出
力される。
8は水平同期信号分離回路で、映像信号復調回路3の
出力であるコンポジットビデオ信号から水平同期信号を
分離する。9は基準同期信号発生回路、10は水平同期分
離回路8及び基準同期信号発生回路9の出力が入力され
る位相比較器である。位相比較器10には水平同期信号分
離回路8から水平同期信号が、基準同期信号発生回路9
から基準同期信号がそれぞれ入力され、それらの位相差
成分を出力する。11は信号発生回路で、位相比較器10の
出力に比例した信号を出力する。12は信号発生回路11の
後段に設けられた第2のスイッチで、この第2のスイッ
チ12により信号発生回路11の出力はON−OFFされ、スピ
ンドルモータ駆動回路13に入力される。14はスピンドル
モータでスピンドルモータ駆動回路13の出力により記録
円盤1を回転させる。
15はトラッキングサーボ回路で、このトラッキングサ
ーボ回路の出力によってピックアップ2が記録円盤1の
信号トラックをトレースする。16はジャンプ回路で、ピ
ックアップ2を記録円盤1の任意の信号トラック間でジ
ャンプさせる。17は制御回路で、フィールドメモリ5、
第1のスイッチ6、第2のスイッチ12、トラッキングサ
ーボ回路15及びジャンプ回路16を制御する。
以上のように構成された記録円盤再生装置の通常再生
及び特殊再生について、以下、その動作を説明する。
第4図において、記録円盤1に記録された信号をピッ
クアップ2が電気信号に変換すると、ピックアップ2の
出力は映像信号復調回路3によりコンポジットビデオ信
号に復調される。
さらにこのコンポジットビデオ信号から、水平同期信
号分離回路8により水平同期信号が取り出され、位相比
較器10に入力される。位相比較器10には基準同期信号発
生回路9の出力も入力され、水平同期信号の位相と基準
同期信号発生回路9の出力の位相の位相差が出力され
る。
位相比較器10の出力は信号発生回路11に入力され、信
号発生回路11の出力は第2のスイッチ12を通じてスピン
ドルモータ駆動回路13に入力され、スピンドルモータ駆
動回路13の出力でスピンドルモータ14が回転する。すな
わち、基準同期信号発生回路9の発生信号と、水平同期
信号分離回路8の出力の位相が合うようにスピンドルモ
ータ14の回転数が制御される。今、基準同期信号発生回
路9の発振周波数を、正規のビデオ信号の水平走査周波
数にしておけば、スピンドルモータ14は、映像信号復調
回路3の出力が、正規のビデオ信号の周波数になるよう
に制御される。しかし、映像信号復調回路3の出力は、
記録円盤1の偏芯などによって、スピンドルモータ14の
制御だけでは充分に取りきれない高周波のジッタ成分が
含まれており、そのままでは、テレビ受像器で再生でき
ない。従って、そのジッタ成分を取り除くために時間軸
補正回路4が用いられる。時間軸補正回路4で、高周波
のジッタ成分が除去され、正規のビデオ信号となった再
生信号は、第1のスイッチ6とフィールドメモリ5に入
力される。第1のスイッチ6は、時間軸補正回路4の出
力と、フィールドメモリ5の出力を選択して映像信号出
力端子7に出力する。映像信号出力端子7の出力はその
ままテレビ受像器で再生することが出来る。
通常再生においては、制御回路17は、トラッキングサ
ーボ回路15にサーボループ閉指令を出して、ピックアッ
プ2を記録円盤1のトラックにトレースさせる。第2の
スイッチ12をa側に接続してスピンドルモータ14を正規
の回転数にし同時に、第1のスイッチ6をa側に接続し
て時間軸補正回路4の出力として正規のビデオ信号に再
生された記録円盤の記録情報を映像信号出力端子7に出
力する。
特殊再生時においては、まず制御回路17はトラッキン
グサーボ回路15にサーボループ閉指令を出して、ピック
アップ2を記録円盤1のトラックにトレースさせる。そ
して第2のスイッチ12をa側に接続してスピンドルモー
タ14を正規の回転数にし、時間軸補正回路4の出力をフ
ィールドメモリ5にストアし、第1のスイッチ6を6側
に接続し、フィールドメモリ5の出力を映像信号出力端
子7に出力する。
次に制御回路17は、トラッキングサーボ回路15にサー
ボループ開指令を出し、同時にジャンプ回路16にジャン
プ指令を出す。ジャンプ回路16は、ジャンプ指令をうけ
ると、一定時間ピックアップ2を記録円盤1の半径方向
に移動させジャンプ動作を完了させる。ジャンプ動作中
は、ピックアップ2の出力は、正規信号とはならないの
で、その間水平同期信号分離回路8の出力は信頼性がな
く、これによってスピンドルモータ14の制御を行うこと
はできない。従って制御回路17はこの間第2のスイッチ
12をb側に設定し、その間慣性によりスピンドルモータ
14を回している。またジャンプ動作中は映像信号も正規
の信号とならないので、この間ジャンプ前に取り込んだ
フィールドメモリ5の出力を映像信号出力端子7に出力
し続けている。
ジャンプ動作が完了すると、制御回路17は、再びトラ
ッキングサーボ回路15にサーボループ閉指令を出して、
ピックアップ2を記録円盤1のトラックにトレースさせ
る。ジャンプ終了後にトラッキングサーボが整定しスピ
ンドルモータ14が正規の回転数に達したら再度時間軸補
正回路4の出力をフィールドメモリ5にストアする。
以上の動作を繰り返し行えば特殊再生が実現できる。
第5図は、従来例の記録円盤再生装置の特殊再生中の制
御回路17の動作を示す流れ図(フローチャート)であ
る。
第6図は、従来例の記録円盤再生装置の特殊再生中の
ピックアップの動きを示したもので、第6図の様に、ジ
ャンプ動作により、再生の時間軸を短縮し、高速再生が
実現できる。また、ジャンプのトラック本数や方向を変
更することにより、再生速度の変更や、逆転再生等を実
現出来る。
第7図に、従来の記録円盤再生装置の通常再生中及び
特殊再生中のスピンドルモータ駆動回路13の入力信号を
示す。この信号の変化が、そのままスピンドルモータ14
で発生するトルクの変化である。通常再生中において、
僅かの軸損と風損を打ち消す信号と、記録円盤1の偏芯
による位相誤差を打ち消す信号が合成されて、第7図a
に示すような、正弦波信号となる。特殊再生中には、ジ
ャンプのタイミングで第2のスイッチ12がb側になり、
スピンドルモータ14は慣性で回転するので、その間の信
号は0となる。ジャンプ終了後に再度第2のスイッチ12
がa側になった時には、ジャンプの期間中本来スピンド
ルモータ14で発生すべきトルクが発生されなかったた
め、位相誤差が大きくなり引き込みを完了するのに時間
がかかる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この様な構成の記録円盤再生装置では
ジャンプ中にスピンドルモータが、記録円盤の慣性で回
転するために制御の誤差が生じ、ジャンプ後に、スピン
ドルモータの制御の引き込みに時間がかかる。そのため
に、次の再生画面をフィールドメモリにストアするまで
に時間がかかり画面の切り替わりが疎になり、特殊再生
時に画面が見づらいという欠点があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて、ジャンプ終了後の
スピンドルモータの制御の引き込み時間を短縮し特殊再
生時にも画面が見易い記録円盤再生装置を提供するもの
である。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の記録円盤再生装置
は線速度が一定の記録円盤に記録されている信号を電気
信号に変換するピックアップと、前記記録円盤を回転さ
せるモータと、前記ピックアップを前記記録円盤の半径
方向に駆動し、前記ピックアップがトレースしているト
ラックから異なるトラックまで移動させるジャンプ回路
と、前記記録円盤に記録されている同期信号の位相と前
記モータの回転制御の基準となる基準同期信号の位相を
比較する位相比較器と、前記位相比較器の出力により前
記モータを回転させる信号を発生する第一の信号発生回
路と、前記ジャンプ回路が作動中に出力を発生する第二
の信号発生回路と、前記第一の信号発生回路と前記第二
の信号発生回路の出力を加算する加算器と、前記第一の
信号発生回路と前記第二の信号発生回路の動作を制御す
る制御回路と、前記加算器の出力により前記モータを回
転させる信号を発生する駆動回路とを備え、前記第二の
信号発生回路は前記ピックアップが前記記録円盤の外周
へジャンプする時は前記記録円盤を減速させるための信
号を発生し、前記ピックアップが前記記録円盤の内側へ
ジャンプする時は前記記録円盤を加速させるための信号
を発生するとともに、前記第一の信号発生回路は前記ピ
ックアップのジャンプ動作中にその出力を停止するよう
に前記制御回路が制御を行うことを特徴とするものであ
る。
作用 本発明では、上記した構成により、線速度一定の記録
円盤にてピックアップが内側から外側にジャンプ動作
中、記録円盤を回転させるスピンドルモータに、ジャン
プ中の乱れた読取り信号から生成した有害な速度制御信
号の出力をOFFし、独立して最適な減速トルクを加える
のでスピンドルモータの回転数はジャンプ動作後の正規
の回転数に近づく。またピックアップが外側から内側に
ジャンプ動作する時はスピンドルモータに対してジャン
プ中の乱れた読取り信号から生成した有害な速度制御信
号の出力ををOFFし、独立して最適な加速トルクを加え
るので、スピンドルモータの回転数はジャンプ動作完了
時の正規の回転数に近づく。したがって、ジャンプ後の
スピンドルモータ制御の引き込み時間を縮小させて画面
の切り替わりを密にし、特殊再生時にも画面が見易い記
録円盤再生装置の提供が可能となる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例の記録円盤再生装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明の一実施例の記録円盤再生装置構成
を示すブロック図である。
図において1は記録円盤、2はピックアップで記録円
盤1にレーザーを照射することによりその信号を読み取
る。3は映像信号復調回路で、ピックアップ2で読み取
った信号をコンポジットビデオ信号に復調する。4は時
間軸補正回路でコンポジットビデオ信号に含まれるジッ
ター成分を抑圧する。5はフィールドメモリでコンポジ
ットビデオ信号を1フィールド分ストアすることが出来
る。21はフィールドメモリ5の後段に設けられたスイッ
チで、7はスイッチ21の後段に設けられた映像信号出力
端子である。映像信号出力端子7にはスイッチ21により
時間軸補正回路4の出力、又はフィールドメモリ5の出
力のどちらかが出力される。
8は水平同期信号分離回路で、映像信号復調回路3の
出力であるコンポジットビデオ信号から水平同期信号を
分離する。9は基準同期信号発生回路で10は水平同期分
離回路8及び基準同期信号発生回路9の出力が入力され
る位相比較器である。位相比較器10には水平同期信号分
離回路8から水平同期信号が、基準同期信号発生回路9
から基準同期信号がそれぞれ入力され、それらの位相差
成分を出力する。18は第1の信号発生回路で、位相比較
器10の出力に比例した信号を出力する。19は第2の信号
発生回路で、任意の時間、任意の出力を発生することが
出来る。20は加算器で第1の信号発生回路18と第2の信
号発生回路19の出力を加算して出力する。13はスピンド
ルモータ駆動回路で加算器20の出力によりスピンドルモ
ータを駆動する。14はスピンドルモータで、加算器20の
出力に比例したスピンドルモータ駆動回路13の出力によ
り記録円盤1を回転させる。15はトラッキングサーボ回
路でピックアップ2を、記録円盤1の信号トラックにト
レースさせる。16はジャンプ回路で、ピックアップ2を
記録円盤の任意の信号トラック間でジャンプさせる。17
は制御回路で、スイッチ21、フィールドメモリ5、第1
の信号発生回路18、第2の信号発生回路19、トラッキン
グサーボ回路15、ジャシプ回路16の動作を制御する。
以上のように構成された本発明の記録円盤再生装置の
通常再生及び特殊再生について、以下、その動作を説明
する。
通常再生においては、従来と全く同様の動作をする。
すなわち、従来の第1のスイッチ6を本実施例のスイッ
チ21と置き換え、同様に信号発生回路11を第1の信号発
生回路18に置き換え、従来における第2のスイッチ12を
a側にして第2の信号発生回路の出力を0とすれば、従
来例と本実施例の構成,動作は全く同一になるので、こ
こで通常再生時の動作の説明は省略する。
特殊再生時においてはまず制御回路17は、トラッキン
グサーボ回路15にサーボループ閉指令を出して、ピック
アップ2を記録円盤1のトラックにトレースさせる。ま
た制御回路17は第2の信号発生回路をOFFするよう指令
を出しているので、加算器20の入力は、記録円盤1に記
録されている水平同期信号による、第1の信号発生回路
18の出力のみとなり、加算器20、スピンドルモータ駆動
回路13によりスピンドルモータ14を正規の回転数にし、
ピックアップ2で読み取った信号を映像信号復調回路3
にて復調し、時間軸補正回路4を経由してフィールドメ
モリ5にストアする。そして制御回路17はスイッチ21を
b側に接続し、フィールドメモリ5の出力を映像信号出
力端子7に出力する。
次に制御回路17は、トラッキングサーボ回路15にサー
ボループ開指令を出し、同時にジャンプ回路16にジャン
プ指令を出す。ジャンプ回路16は、ジャンプ指令をうけ
ると一定時間ピックアップ2を記録円盤1の半径方向に
移動させジャンプ動作を完了させる。ジャンプ動作中
は、ピックアップ2の出力は、正規信号とはならないの
で、その間の水平同期信号分離回路8の出力は信頼性が
なく、これによってスピンドルモータ14の制御を行うこ
とはできない。従って制御回路17は第1の信号発生回路
18に出力OFF指令を出す。一方制御回路17は第2の信号
発生回路19に対して出力指令を出す。このときピックア
ップ2のジャンプ動作が記録円盤の内周から外周へのも
のであると、線速度一定の記録円盤の場合再生半径が大
となるので当然その正規の回転数は小となり、第2の信
号発生回路19の出力はスピンドルモータ14に対してブレ
ーキトルクとなる信号となり、反対にピックアップ2の
ジャンプ動作が外周から内周へのものであるとジャンプ
後の正規の回転数は大となるので、第2の信号発生回路
19の出力はスピンドルモータ14に対して加速トルクとな
る信号となる。
このときのスピンドルモータ14によって回転している
記録円盤1の回転数及びスピンドルモータ14へのトルク
印加の状態を第2図に示す。第2図(a)は第2の信号
発生回路19の信号がない場合の再生半径と回転数の関係
を表す特性図(従来例に相当)であり、第2図(b)は
再生半径とスピンドルモータ14で発生するトルクの関係
を表す特性図である。1点から2点へピックアップ2が
ジャンプした場合1〜2間は第2図(b)のようにトル
ク0なので記録円盤1は第2図(a)のようにゆるやか
に回転数が減少する。ここで点線部分は線速度一定の記
録円盤における正規の回転数を表す特性曲線である。2
点にピックアップ2がジャンプ完了したときこの再生半
径において正規の回転数は3点なので2点では回転数が
大きすぎて第2図(b)のように大きなブレーキトルク
を必要とし、正規の回転数に達する4点まで長い時間を
要する。
次に第2の信号発生回路19が動作しているとジャンプ
中ブレーキトルクが発生しているので回転数は第2図
(c)のようにピックアップ2が5点から6点にジャン
プ中第2図(d)のようにブレーキトルクが発生し、ジ
ャンプ後の回転数6点はこの再生半径による正規の回転
数の7点と非常に近いものとなり、ジャンプ後正規の回
転数となる8点までの時間短くなる。
さて、ジャンプ動作中は映像信号も正規の信号となら
ないので、この間ジャンプ前に取り込んだフィールドメ
モリ5の出力を映像信号出力端子7に出力し続けてい
る。
ジャンプ動作が完了すると、制御回路17は、再びトラ
ッキングサーボ回路15にサーボループ閉指令を出して、
ピックアップ2を記録円盤1のトラックにトレースさせ
る。ジャンプ終了後にトラッキングサーボが整定しスピ
ンドルモータ14が正規の回転数に達したら再度時間軸補
正回路4の出力をフィールドメモリ5にストアする。
以上の動作を繰り返し行えば、特殊再生が実現でき
る。第3図は本発明の記録円盤再生装置の特殊再生中の
制御回路17の動作を示す流れ図(フローチャート)であ
る。
上記のようにジャンプ動作中に第2の信号発生回路19
を動作させてスピンドルモータ14の整定を早めるために
さらに次のような方法をとればより効果的となる。
ジャンプ方向により第2の信号発生回路19の出力を
任意に設定する。すなわち内周から外周へジャンプする
場合は回転数は減少方向,外周から内周へジャンプする
場合は回転数は増加方向であるが、記録円盤1が回転し
ている場合、軸損や風損のため自然に回転数は減少す
る。それ故軸損,風損を補償した上で所望の回転数とす
るために、内周から外周へジャンプするときより、外周
から内周へジャンプするときのほうが第2の信号発生回
路19の出力を大きくなるようにする。
ジャンプ前の再生位置により第2の信号発生回路19
の出力を任意に設定する。すなわち同じ量ジャンプして
も記録円盤の内周と外周では正規の回転数の変化が内周
で大きく、外周で小さいため、外周でジャンプ動作をし
たときより内周でジャンプ動作をしたときのほうが大き
な回転数変化に対応するために第2の信号発生回路の出
力を大きくなるようにする。
ジャンプ量により第2の信号発生回路19の出力を任
意に設定する。すなわちジャンプ量が多いとジャンプ前
後の回転数差が大きく、ジャンプ量が少いとジャンプ前
後の回転数差も小さいので第2の信号発生回路の出力を
それぞれ大小とする。
発明の効果 以上のように本発明の記録円盤再生装置はピックアッ
プのジャンプ動作中に制御回路の指示により信頼性のな
い第1の信号発生回路の出力をOFFし、同時に第2の信
号発生回路が、ピックアップが外側から内側へジャンプ
する時はスピンドルモータを加速させるための信号を発
生し、ピックアップが内側から外側へジャンプする時は
スピンドルモータを減速させるための信号を発生するの
で、線速度一定の記録円盤においてピックアップのジャ
ンプ動作を行う場合に外外周または内周のどちらにピッ
クアップがジャンプしてもジャンプ後のスピンドルモー
タの制御の引き込み時間を縮小させることができる。し
たがって特殊再生時に画面が見易い記録円盤再生装置の
提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における記録円盤再生装置の構
成を示すブロック図、第2図は本発明の実施例における
記録円盤再生装置の特殊再生中のスピンドルモータ14の
回転数とスピンドルモータ14への印加トルクを示す特性
図、第3図は本発明の実施例における記録円盤再生装置
の特殊再生中の制御回路17の動作を示す流れ図、第4図
は従来の記録円盤再生装置の構成を示すブロック図、第
5図は従来の記録円盤再生装置の特殊再生中の制御回路
17の動作を示す流れ図、第6図は従来の記録円盤再生装
置の特殊再生中のピックアップ2の動きを示す平面図、
第7図は従来の記録円盤再生装置の通常再生中及び特殊
再生中のスピンドルモータ駆動回路13の入力信号を示す
特性曲線図である。 1……記録円盤、2……ピックアップ、10……位相比較
器、13……スピンドルモータ駆動回路、14……スピンド
ルモータ、16……ジャンプ回路、17……制御回路、18…
…第1の信号発生回路、19……第2の信号発生回路、20
……加算器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−255870(JP,A) 特開 平3−272052(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 19/247 G11B 19/28 G11B 19/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線速度が一定の記録円盤に記録されている
    信号を電気信号に変換するピックアップと、 前記記録円盤を回転させるモータと、 前記ピックアップを前記記録円盤の半径方向に駆動し、
    前記ピックアップがトレースしているトラックから異な
    るトラックまで移動させるジャンプ回路と、 前記記録円盤に記録されている同期信号の位相と前記モ
    ータの回転制御の基準となる基準同期信号の位相を比較
    する位相比較器と、 前記位相比較器の出力により前記モータを回転させる信
    号を発生する第一の信号発生回路と、 前記ジャンプ回路が作動中に出力を発生する第二の信号
    発生回路と、 前記第一の信号発生回路と前記第二の信号発生回路の出
    力を加算する加算器と、 前記第一の信号発生回路と前記第二の信号発生回路の動
    作を制御する制御回路と、 前記加算器の出力により前記モータを回転させる信号を
    発生する駆動回路とを備え、 前記第二の信号発生回路は前記ピックアップが前記記録
    円盤の外周へジャンプする時は前記記録円盤を減速させ
    るための信号を発生し、前記ピックアップが前記記録円
    盤の内側へジャンプする時は前記記録円盤を加速させる
    ための信号を発生するとともに、前記第一の信号発生回
    路は前記ピックアップのジャンプ動作中にその出力を停
    止するように前記制御回路が制御を行うことを特徴とす
    る記録円盤再生装置。
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