JPH10320908A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JPH10320908A
JPH10320908A JP9133093A JP13309397A JPH10320908A JP H10320908 A JPH10320908 A JP H10320908A JP 9133093 A JP9133093 A JP 9133093A JP 13309397 A JP13309397 A JP 13309397A JP H10320908 A JPH10320908 A JP H10320908A
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JP
Japan
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spindle motor
control
rotation speed
rotation
access
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JP9133093A
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Yukihiro Sai
幸広 細
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク再生装置の疑似CAV方式による
目標位置のサーチを高速に行わせるとともに、目標位置
に到達してから、スピンドルモータの回転数がデータを
読み出すための回転数に安定させるまでの時間を短縮
し、しかも、サーチ後データ転送までのスピンドルモー
タの急激且つ大幅な加減速を行わせないようにして低消
費電力化を図る。 【解決手段】 光ディスク再生装置の疑似CAV方式に
よる高速アクセス時にスピンドルモータ8の回転数を目
標位置の回転数に応じて設定するスピンドルモータ回転
数設定手段を設け、設定した回転数をホールドする回転
数ホールド手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置に
おける高速アクセス時の回転制御を効率よく行わせる光
ディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクのデータ記録方式にはCLV
(CONSTANT LINER VELOCITY)方式とCAV(CONSTANT
ANGULAR VELOCITY)方式がある。CLV方式は、データ
の記録密度をあげるため、光ディスクの内周から外周ま
で線速度一定でデータを記録する方式である。従って、
線速度一定で回転制御を行うため、光ディスクの内周か
ら外周までの回転数は光ディスクの録再位置によって変
化し、最内周と最外周では、回転数比が約3倍変化す
る。
【0003】一方CAV方式は、内周から外周までの光
ディスクの回転数を常に一定にする制御方式であり、内
周のデータ記録密度は低く、外周へいくにつれて、デー
タ記録密度が高くなる、従って、光ディスク全体の記録
容量もCLV方式に比べ小さくなる。
【0004】光ディスクとしては、例えば、CD、CD
−ROM、DVD、DVD−ROM等があるが、これら
の光ディスクは大容量のデータを蓄積することができる
ため、ほとんどのものが、CLV方式によりデータの記
録が行われている。また光ディスクは、ランダムアクセ
スが容易で、しかも高速アクセスや高速読み出しが可能
であることから、広く普及しており、光ディスクに記録
されているデータを高速に読み出したり、また光ディス
クに高速に記録する光ディスク記録再生装置の要求が強
い。
【0005】光ディスクへの録再の高速化には、高速ア
クセスと高速データ転送がある。高速データ転送は、回
転系部品や信号処理系LSIの進歩により、高速化が進
んでいるが、高速アクセスについては、個々の制御を効
率よく行う必要がある。従来のCLV方式による光ディ
スクは、内外周で異なる回転数による制御をしているた
め、高速アクセスにおいては、高トルクのスピンドルモ
ータで、激しく加減速することが必要であった。
【0006】そのため、目的位置に到達した後、スピン
ドルモータをデータが読み出せる回転数に安定させるの
に時間を要する結果となる。また、アクセスの高速化に
伴い、装置自身の消費電力が非常に大きくなってくる傾
向にあり、また、高速化に伴い回転制御系のスピンドル
モータ、モータドライバー等の個々の部品の負担が大き
くなっている。
【0007】上記CLV方式とCAV方式のよいところ
を取り入れた方式として疑似CAV方式が提案されてい
る。例えば、特開平8−45174号公報には、上述す
る高速アクセスの一例として、スピンドルモータをスイ
ッチ回路の切り換えで、ピックアップの移動時(即ちア
クセス時)に、CAV制御回路からのCAV制御信号で
定速回転させ、再生動作時には、CLV制御回路からの
CLV制御信号によりゾーン毎の基準線速度で制御し
て、高トルクのスピンドルモータを必要とせず、エラー
レートの低下を生じさせない光ディスク再生装置が開示
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】CLV方式で内周から
データ記録されている例えばCD−ROMでは、データ
の転送レートを上げるため、高回転制御が行われてい
る。8倍速CLV再生CD−ROMを例に挙げると、内
周の再生時は、約4000回転にスピンドルモータの回
転を制御し、外周の再生時には、約1700回転にスピ
ンドルモータの回転数を制御するため、回転制御に内周
と外周で大きな差が生じる、このことから、内周と外周
の間をシークする場合に、スピンドルモータの回転を約
3倍の格差で激しく加減速することが必要になり、モー
タやモータドライバーに負担がかかり、これらに加熱や
振動の問題を生ずる。
【0009】そこで、CLV方式で記録されたディスク
を再生するとき、再生位置にかかわらず、ディスクの回
転数が内周から外周でほぼ一定になるよう基準回転数を
一定の範囲にする上記の疑似CAV方式の回転制御が用
いられるようになってきた。
【0010】しかし、CLV方式で記録されたディスク
は、線速度が一定になるようにディスクに記録された同
期信号を基準に回転制御が行われる。従って、疑似CA
V方式によるアクセス中は、その同期信号の検出が精度
良く行われないため、ディスク制御用DSPのスピンド
ルモータ制御端子から、精度の良くない信号が出るた
め、アクセス中のスピンドル制御が不安定になり、スピ
ンドルモータの回転数が、上記の一定の範囲内に納まら
ないようになることがある。
【0011】このような状態になると、シーク中にゾー
ンが切り換わる毎に、スピンドルモータを基準回転数に
戻すため、疑似CAV方式においても回転制御系に負担
がかかり、消費電力が増大するとともに、高速アクセス
で目的位置に到達した後、スピンドルモータがデータを
読み出せる回転数に安定させるのに時間を要するという
問題があった。
【0012】本発明は、上記の問題を解決するととも
に、CLV方式で記録された光ディスクを、光ディスク
再生装置側で疑似CAV方式を用いた回転制御を行わ
せ、スピンドルモータをアクセス時にホールドして、目
的位置に到達してから、データを読み出すための回転数
に安定させるまでの時間を短縮させて疑似CAV方式に
よる高速アクセスを実現させることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の光ディスク再生装置は、CLV方式で記
録された光ディスクを疑似CAV方式で再生する光ディ
スク再生装置において、疑似CAV方式における高速ア
クセス時のスピンドルモータの回転数をホールドする回
転数ホールド手段を設けたことを特徴とする。
【0014】CLV方式で記録された光ディスクを疑似
CAV方式で高速アクセスする場合、スピンドルモータ
の回転数は、回転数ホールド手段により一定回転数に強
制的にホールドされる。従って、ディスクに記録された
同期信号の検出が精度よく行われなくなっても、スピン
ドルモータの回転が影響を受けることがなくなり、ピッ
クアップを目的位置に正確に到達させることができるの
で、高速アクセスを終了してからデータを読み出す回転
数に安定させるまでの時間を短縮でき、高速アクセスを
行わせることができる。
【0015】請求項2の光ディスク再生装置は、請求項
1の光ディスク再生装置において、光ディスクの内周か
ら外周を複数個に分割して得られる各ゾーンで疑似CA
V方式の高速アクセスが可能なスピンドルモータの共通
する所定の範囲内の回転数に設定したことを特徴とす
る。
【0016】複数個に分割した各ゾーンでのスピンドル
モータの回転をホールドして高速サーチすることがで
き、データ読み出しまでの時間を短縮できる。また、こ
のとき従来のよにスピンドルモータの回転を急激に、し
かも大幅に加減速することがないので、低消費電力のサ
ーチを行わせることができる。
【0017】請求項3の光ディスク再生装置は、請求項
1および2記載の光ディスク再生装置において、疑似C
AV方式による高速アクセス時の回転制御でのビットレ
ートが予め定めた所定の値以上になる領域ではCLV方
式による回転制御に切り換える回転制御切換手段を設け
たことを特徴とする。
【0018】従って、ビットレートが所定値以下ではア
クセスは上述したように回転数を固定の値に保持する形
で行なわれ、ビットレートが所定値以上になると、固定
でない回転制御に切り換えられる。
【0019】請求項4の光ディスク再生装置は、請求項
3に記載の光ディスク再生装置において、上記回転数ホ
ールド手段によるスピンドルモータの回転数ホールド制
御を加速方向と減速方向に設定できるようにしたことを
特徴とする。
【0020】この場合、上記ビットレートが所定値以上
になると、回転数ホールド手段により高速アクセス時の
スピンドルモータの回転ホールド制御を加速方向と減速
方向で行えるので、CLV方式の回転制御特性に沿った
形でアクセス制御を行なうことができ、従って、アクセ
ス後の回転数がデータ読み出しの回転数の近傍になり、
再生(データ読み出し)をすぐに行なうことができ、効
率がよい。
【0021】請求項5の光ディスク再生装置は、請求項
4に記載の光ディスク再生装置において、上記回転数ホ
ールド手段は、上記スピンドルモータの回転数を多段階
に変化できるようになっている。
【0022】従って、回転数ホールド手段により、スピ
ンドルモータの回転数は、サーチ目標位置の回転数対し
に多段階に変化するようにに設定されるので、高速アク
セスが終了したとき、スピンドルモータの回転数は、デ
ータ読み出しの回転数の近傍になっており、サーチ終了
後データを読み出す回転数に安定させるまでの時間を短
縮することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光ディスク再生
装置の一実施形態であるCD−ROMディスク再生装置
の構成図である。図1において、1はプログラムデータ
や音楽データ等が記録媒体であるCD−ROMディス
ク、2は上記CD−ROMディスク1に記録された情報
を読み取る再生用ピックアップユニット、3は上記再生
用ピックアップユニット2より導出されるRF信号を増
幅するRFアンプである。
【0024】4は上記RFアンプ3からの信号に基づ
き、上記CD−ROMディスク1および再生用ピックア
ップユニット2の制御信号を導出するディスク制御用D
SP、5は上記RFアンプ3からの信号に基づき、上記
CD−ROMディスク1より読み取った信号をデコード
して、該CD−ROMディスク1に記録された情報を導
出するCD−ROMデコーダである。
【0025】6は上記ディスク制御用DSP4およびC
D−ROMデコーダ5を制御すると共に、このディスク
制御用DSP4およびCD−ROMデコーダ5からの信
号に基づき、上記CD−ROMディスク1の疑似CAV
方式による高速アクセス制御時のホールド電圧h1を出
力するホールド電圧発生回路11を備え、また、疑似C
AV方式の高速アクセス時のホールド制御切換信号h2
を出力するマイコンである。
【0026】上記ホールド電圧発生回路11は、上記ス
ピンドルモータの回転数を所定の範囲で多段階にホール
ドするための多段階のホールド電圧h1を発生するよう
になっており、マイコン6のDAコンバータのDA変換
端子の出力を用いたり、所定の電圧を抵抗で分割して多
段階の電圧を発生するようにしてもよい。
【0027】7は、上記ディスク制御用DSP4の出力
に基づき、上記ピックアップユニット2を上記CD−R
OMディスク1の半径方向に駆動するピックアップユニ
ット用ドライバー、8は上記CD−ROMディスク1を
回転駆動するスピンドルモータ、9は上記スピンドルモ
ータ8の回転駆動を制御するスピンドルモータ制御用ド
ライバー、10はスイッチング回路12、13と、イン
バータ回路14より成るスピンドルモータ制御信号切換
回路である。
【0028】このスイッチング回路12と13はインバ
ータ14により、ホールド制御切換信号h2で選択的に
閉成し、スピンドルモータ制御用ドライバー9へは、再
生時におけるスイッチング回路12の閉成時には、ディ
スク制御用DSP4よりスピンドルモータ8がCLV制
御信号により線速度一定で回転動作を行わせるスピンド
ルモータコントロール信号Sを、また、CAV方式の高
速アクセス時におけるスイッチング回路13の閉成時に
はマイコン6のホールド電圧発生回路11からスピンド
ルモータ8の回転数を所定の値にホールドするホールド
電圧h1を供給する。
【0029】上記の構成によると、ピックアップユニッ
ト2は、CD−ROMディスク1に記録されているピッ
ト情報を光電変換し、RFアンプ3でRF信号(データ
情報信号)とピックアップ制御信号を生成する。上記R
F信号とピックアップ制御信号は、ディスク制御用DS
P4に供給され、RF信号はデコードされて、そのデコ
ードデータは、CD−ROMデコーダ5でプログラムデ
ータに変換される。
【0030】また、ピックアップ制御信号は、ディスク
制御用DSP4でイコライジングされ、ピックアップユ
ニット用ドライバー7とスピンドルモータ制御用ドライ
バー9に送られ、再生用のピックアップユニット2をC
D−ROMディスク1の半径方向へ移動制御するととも
にスピンドルモータ8の回転を制御する。
【0031】マイコン(CPU)6は、ディスク制御用
DSP4の制御とCD−ROMデコーダ5の制御を行う
とともに、CD−ROMデコーダ5からプログラムデー
タを読み込み、またディスク制御用DSP4からサブチ
ャンネルデータ(ディスクの位置等の情報)を読み込む
処理を行う、そして、ディスク制御用DSP4にスピン
ドルモータ8の回転制御を行う命令を送り、CD−RO
Mディスク1の回転制御を行う。
【0032】従って、CD−ROMディスク1を通常の
CLV方式で駆動する場合や、疑似CAV方式によりデ
ータの読み出しを行うデータ転送時には、マイコン6よ
り出力されるホールド制御切換信号h2が“LOW”に
なり、スイッチング回路12を閉成し、スイッチング回
路13を開成する。
【0033】その結果、ディスク制御用DSP4より導
出されるCLV方式あるいは疑似CAV方式の再生時に
おける線速度一定のCLV制御信号Sがスピンドルモー
タコントロール信号として閉成状態にあるスイッチング
回路12を介しスピンドルモータ制御用ドライバー9に
供給され、スピンドルモータ8を線速度一定の通常の状
態で回転させ、CLV方式による通常のアクセスおよび
データ転送を行うとともに、疑似CAV方式による通常
のデータ転送を行う。
【0034】CD−ROMディスク1を疑似CAV方式
で高速アクセスする場合には、マイコン6より導出され
るホールド制御切換信号h2が“HIGH”になり、ス
イッチング回路12を開成し、スイッチング回路13を
閉成する。その結果、マイコン6のホールド電圧発生回
路11より予め定めた所定の回転数の範囲内にある所定
のホールド電圧h1が閉成するスイッチング回路13を
介しスピンドルモータ制御用ドライバー9に供給され、
スピンドルモータ8を所定の回転数(高速アクセス動作
に移る時点のモータの回転数)にホールドして高速アク
セスを行う。例えば、図3に示す実施形態では、スピン
ドルモータ8の上記所定の回転数は約4000回転から
約3500回転の範囲内の所定の値になる。
【0035】図2は、上記ディスク制御用DSP4の構
成を具体的に示してホールド電圧発生回路11や切換え
回路10との関係を示すブロック図であり、図1に対応
する部分には同一符号を付し、説明を省略する。図2に
おいて、12は電圧制御発振器(VCO)13と1/N
分周器14と、位相比較器15と、周波数f0の基準信
号を発生させる発振器16と、ローパスフィルタ(LP
F)17より成るPLL回路であり、18はマイコン、
19は混合器(MIX)である。
【0036】従って、VCO13の出力は1/N分周器
14で、マイコン18より与えられるデータNにより1
/Nに分周されて、位相比較器15に供給され、ここで
基準発振器16からの周波数がf0である基準発振信号
と位相比較される。位相比較器15は、上記1/N分周
器14の出力と基準発振器16の出力との周波数差に応
じた高調波を含む誤差信号を出力し、この誤差信号をL
PF17に供給し、該LPF17より上記誤差信号に応
じた直流電圧をVCO13に供給し、VCO13よりマ
イコン18より供給したデータNに応じた周波数Nf0
の基準値出力が得られる。例えば、この周波数Nf0
図3に示す4000回転に対応した周波数である。
【0037】VCO13より導出される基準値出力は、
MIX19において、ピックアップユニット2で検出し
たCD−ROMディスク1からのRF信号をRFアンプ
3で増幅した信号と比較され、その差信号がズレの出力
として、スピンドルモータ制御用ドライバー9に供給さ
れる。しかしながら、スピンドルモータ8の回転数をホ
ールドする場合は、切換え回路10によってMIX19
からの出力は遮断され、代わりにマイコン6からのホー
ルド電圧がドライバ9へ供給される。
【0038】図3は、本発明の一実施形態の動作説明図
である。図3中、LはCLV方式におけるスピンドルモ
ータ8の回転数を参考に示したものであり、最内周を4
000回転に設定した8倍速時のものである。CD−R
OMディスク1に記録されたデータを速く読み出すため
には、スピンドルモータ8の回転数を可能な限り速くす
るとともに、データを読み出すことができる回転数の範
囲にスピンドルモータ8の回転数を制御する必要があ
る。
【0039】図3では、例えばCD−ROMディスク1
の内周から外周を、データ読み出しが可能な基準回転数
(即ち約4000回転)をベースに、高速アクセスの可
能な範囲(即ち約3500回転の範囲)でゾーン1、
2、3、・・・、n−1、nにn分割する。
【0040】そして、疑似CAV方式による再生時に
は、各ゾーン1、2、3、・・・、n−1、n毎にスピ
ンドルモータ8の回転数が4000回転を基準にCLV
制御信号により線速度一定でデータ転送を行い、高速ア
クセス時には、スピンドルモータ8の回転数をそのまま
ホールドして、ゾーン間のサーチ時にスピンドルモータ
8の回転数が一定になるように制御する。従って、ゾー
ンの切替わり位置でほとんど回転の加減動作を行うこと
無くアクセスの制御ができることになる。
【0041】例えば図3のA点からB点へサーチする場
合、A点での回転数がB点まで保持されるので、移動す
る前と後でスピンドルモータ8の回転数がほぼ同じとな
る。同様に、A’点からB’点へサーチする場合は、
A’点での回転数がB’まで保持される。
【0042】そして、スピンドルモータ8をA’点ある
いはA点に対応する回転数にホールドする減速ホールド
電圧あるいは加速ホールド電圧をホールド電圧発生回路
11よりスピンドルモータ制御用ドライバー9に供給
し、スピンドルモータ8をサーチ目標位置の回転数に応
じた回転数にホールドしてサーチする。
【0043】図4は、本発明の他の実施形態の動作説明
図であり、図3に対応する部分には同一符号を付し説明
を省略する。疑似CAV方式で再生を行わせる場合、図
3の方式では、どのゾーンでも、スピンドルモータ8の
回転数は略4000〜3500回転の範囲内になるの
で、CD−ROMディスク1の外周部に位置するゾーン
n−1、n、・・・では、単位時間当たりの情報量であ
るビットレートが高くなり、RFアンプ3やディスク制
御用DSP4での信号処理でLSIに負担がかかる。
【0044】また、そのようなビットレートの高いデー
タを処理するICが入手できない場合がある。そこで、
図4では、再生データの処理が可能なゾーンについては
図3と同じ疑似CAVで再生を行ない、再生データの処
理が不可能なゾーンでは疑似CAVを止めてCLV方式
で再生するようにした光ディスク再生装置における高速
アクセス制御に移る。
【0045】従って、図4に示すように、ゾーンiより
CLV制御とした場合、ゾーン1、2では上記図3に示
す実施形態と同様に高速アクセス時にスピンドルモータ
8の回転数をホールドしてサーチが行われ、ゾーンiよ
り外周部では、例えばC点の回転数を維持しても、その
回転数に対応する再生回転数はゾーンn−1及びnに存
在しない。つまり、C点からD点にアクセスする場合、
D点の回転数はC点の回転数とは異なるので、C点の回
転数を保持してサーチしてもD点に至らないことにな
る。
【0046】そこで、C点からD点へのサーチ時には少
し減速し、逆にD点からC点へのサーチ時は少し加速す
るような回転制御を行なう。このように、減速したり、
加速したりすることは図1のホールド電圧発生回路11
からの保持電圧h1を徐々に変化させることにより実現
できる。尚、この変化は連続的に行なってもよいし、段
階的(ステップ的)に行なってもよい。
【0047】以上説明したように、本発明では疑似CA
V方式による高速アクセス時のスピンドルモータ8の回
転数をホールドすると、サーチ終了後データ転送(デー
タ再生)を行うまでの時間を短縮できるとともに、この
場合のスピンドルモータ8の急激な加減速制御が不要に
なるので、低消費電力化を図ることができ、例えばノー
トパソコンのようなポータブル機能を有するものにおい
て特に有効である。
【0048】また、バッテリーで駆動している場合に消
費電力を軽減でき、使用時間を延ばすことができ、ディ
スク装置自身の小型軽量化のため、一番性能を要求され
るスピンドルモータの低トルク化を助け、モータ自身の
急加速・急減速の頻度が減り、メカニズム自体の振動も
減り、モータへの負荷も軽減され、薄型軽量のモータを
容易に作ることを可能にする。また再生目標位置へ向け
てのスピンドルモータの回転はホールドされているた
め、データ読み出しまでにかかる時間が少なくなり、高
速アクセスが可能となる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、サーチが終了した後、
データ転送時までの時間を短縮でき、データ読取りの高
速化を図ることができる。また、光ディスクの領域を内
周部から外周部に向かって、所定の範囲内の回転数で複
数のゾーンに分割するので、ゾーン間のサーチを上記所
定の範囲内の回転数で行わせることができ、スピンドル
モータの回転数が大幅に変化しないので、高速アクセス
後、データ転送までの時間を短縮できるとともに、低消
費電力化を図ることができる。
【0050】また、疑似CAL方式による高速アクセス
時のビットレートが高い領域では、疑似CAV方式より
CLV方式に切り換えて線速度一定の制御を行うので、
信号処理回路への負担が軽減し、情報の読み取りエラー
を少なくすることができ、その場合のアクセスはスピン
ドルモータの回転ホールド制御を加速方向と減速方向に
行わせるので、ゾーン間のサーチを加減速いずれの方向
からも高速に、且つ効率よく行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の要部の構成を示す回路ブロック図で
ある。
【図3】 本発明の一実施形態の動作説明図である。
【図4】 本発明の他の実施形態の動作説明図である。
【符号の説明】
1 CD−ROMディスク 2 ピックアップユニット 3 RFアンプ 4 ディスク制御用DSP 5 CD−ROMデコーダ 6 マイコン 7 ピックアップユニット用ドライバー 8 スピンドルモータ 9 スピンドルモータ制御用ドライバー 10 スピンドルモータ制御信号切換回路 11 ホールド電圧発生回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CLV方式で記録された光ディスクを疑
    似CAV方式で再生する光ディスク再生装置において、
    疑似CAV方式における高速アクセス時のスピンドルモ
    ータの回転数をホールドする回転数ホールド手段を設け
    たことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクの内周から外周を複数個に分
    割して得られる各ゾーンで疑似CAV方式の高速アクセ
    スが可能なスピンドルモータの共通する所定の範囲内の
    回転数に設定したことを特徴とする請求項1記載の光デ
    ィスク再生装置。
  3. 【請求項3】 疑似CAV方式による高速アクセス時の
    回転制御でのビットレートが予め定めた所定の値以上に
    なる領域ではCLV方式による回転制御に切り換える回
    転制御切換手段を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の光ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 上記回転数ホールド手段によるスピンド
    ルモータの回転数ホールド制御を加速方向と減速方向に
    設定できるようにしたことを特徴とする請求項1又は3
    に記載の光ディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 上記回転数ホールド手段は、上記スピン
    ドルモータの回転数を多段階に変化できるものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は4記載の光ディスク再生装
    置。
JP9133093A 1997-05-23 1997-05-23 光ディスク再生装置 Pending JPH10320908A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6804183B2 (en) * 2000-09-29 2004-10-12 Fujitsu Limited Rotation control method for controlling rotation of media having zones in radial direction and employing ZCAV system, and storage apparatus using the rotation control method

Cited By (1)

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US6804183B2 (en) * 2000-09-29 2004-10-12 Fujitsu Limited Rotation control method for controlling rotation of media having zones in radial direction and employing ZCAV system, and storage apparatus using the rotation control method

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