JP3117193B2 - ビニル系化合物の懸濁重合用分散助剤 - Google Patents
ビニル系化合物の懸濁重合用分散助剤Info
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Description
かんずく塩化ビニル樹脂の懸濁重合用分散助剤に関す
る。
合、水溶性媒体中で分散安定剤の存在下にビニル系化合
物を分散させ、油溶性触媒を用いて、重合を行う懸濁重
合法が広く実施されている。該ビニル系化合物の代表で
ある塩化ビニル樹脂においても分散安定剤は重要な役割
を果たしている。一般にケン化度60モル%以下のビニ
ルエステル系重合体は、ビニル系化合物の懸濁重合用分
散助剤として有用である。
エステル系重合体は水に不溶であるため、粉体のまま重
合槽へ仕込んだり、又はメタノール溶液もしくは水−メ
タノール溶液として仕込む方法が用いられている。しか
し、粉体仕込みでは分散助剤として作業性が繁雑となる
ため、生産効率が悪いという欠点があった。
いても様々な試みがなされている。例えば側鎖にアミノ
基、アンモニウム基、カルボキシル基、スルホン酸基を
有したビニルエステル系重合体を分散質とするビニル系
化合物の懸濁重合用分散助剤を主分散剤と併用すること
が試みられ、具体的には(a)特開昭59−62665号
公報ではカルボキシル基10モル%以下、ケン化度20
〜90モル%のビニルエステル系重合体を懸濁重合用分
散助剤として従来公知の主分散剤とともに併用する方
法、(b)特開平1−95103号公報では、カルボキ
シル基又はスルホン酸基を0.01〜10モル%、ケン
化度0〜40モル%のビニルエステル系重合体を懸濁重
合用分散助剤として従来公知の主分散剤とともに併用す
る方法、(c)特開平5−247106号公報では、4
0℃以上の加熱水媒体及び末端にイオン性基を有するケ
ン化度60モル%以下のビニルエステル系重合体を懸濁
重合用分散助剤として従来公知の主分散剤とともに併用
する方法が挙げられている。
(c)の方法では、水性分散液とした時、実用上満足で
きる自己乳化性が得られず、又水−アルコール(メタノ
ール等)(重量混合比0/1〜1/1)溶液に溶解した
場合未溶解分が多く、ビニル系化合物の重合終了後にで
るCODの負荷が高くなるなど廃水への影響を無視する
ことができない。更に得られたビニルエステル系化合物
は該助剤の製造時、特に乾燥工程等に於いて着色し、又
熱安定性に劣り、該助剤を用いて得られたビニル系化合
物のフィッシュアイが多くなる等の問題がある。これら
の課題を解決する為に改良されたビニル系化合物の懸濁
重合用分散助剤が望まれていたのである。
を克服する分散安定剤を開発するために鋭意研究した結
果、水性分散液とした場合のpHが4.0〜7.0で、
側鎖又は末端にカルボキシル基を10モル%以下含有
し、ケン化度が60モル%以下のビニルエステル系重合
体からなり、該重合体が25℃におけるpKaが3.5
〜5.5の酸(I)及び(I)のナトリウム塩、カリウム
塩あるいはカルシウム塩(II)を含有してなり、かつ下
記(1)式を満足する懸濁重合用分散助剤を水性分散液
として用いる場合、或いは水性分散液とした場合のpH
が4.0〜7.0で、側鎖又は末端にカルボキシル基を
10モル%以下含有し、ケン化度が60モル%以下のビ
ニルエステル系重合体からなり、かつ25℃におけるp
K 1 (第一解離定数)とpK 2 (第二解離定数)が、下記
(2)式を満足する無機多塩基酸であって、実質的に無
機多塩基酸のpK 1 に相当する酸基がアルカリ金属塩を
形成し、pK 2 に相当する酸基が遊離状態にあるよう
な、無機多塩基酸の部分アルカル金属塩の1種または2
種以上をビニルエステル系重合体に対して0.05〜
1.6重量%含有してなる懸濁重合用分散助剤を水性分
散液として用いる場合、実用上満足できる自己乳化性が
得られ、又水−アルコール(重量混合比0/1〜1/
1)溶液に溶解した場合、未溶解分が非常に少なく、更
に得られたビニルエステル系重合体の着色がなく、又熱
安定性にも優れており、該助剤を用いて得られたビニル
系化合物は可塑剤吸収性が良好で、フィッシュアイも少
なくなることを見いだし本発明を完成するに至った。4.0<pKa+log〔([A]×[D])/
([B]×[C])〕<7.0・・・(1) [A]:ビニルエステル系重合体中の(II)の含有率
(重量%) [B]:(II)の分子量 [C]:ビニルエステル系重合体中の(I)の含有率
(重量%) [D]:(I)の分子量 3.5<1/2(pK 1 +pK 2 )<6.0・・・(2) (但しpK 1 <pK 2 )
本発明の分散助剤は上記の如く、水性分散液とした場合
のpHが4.0〜7.0で、側鎖又は末端にカルボキシ
ル基を10モル%以下を有し、ケン化度が60モル%以
下(特に30〜50モル%、殊に35〜50モル%)の
ビニルエステル系重合体であることが必要で、この重合
体を水性分散液とした時のpHが4.0未満では放置安
定性が不良となり、逆にpHが7を越えると、その水性
分散液の自己乳化性、放置安定性が不良となる。また側
鎖又は末端にカルボキシル基を10モル%を越えて含有
すると、親水性が強く、懸濁重合時の主分散剤の保護コ
ロイド性を低下させる為か得られる重合物の粒子が粗粒
化したり、懸濁重合が不安定化し、スケール発生の原因
となり、不適当である。更にケン化度が60モル%を越
えると懸濁重合により得られる重合体粒子のポロシティ
が低下し、又スキン層も厚くなる為か、残存するビニル
モノマー、特に塩ビモノマーの除去性が悪い。更には可
塑剤吸収速度も遅くなり好ましくなく、不良となる。
方法としては、特に制限はなくビニル系化合物と、側鎖
にカルボキシル基を有するイオン性単量体を共重合した
後ケン化する方法、又は末端に、カルボキシル基を有す
るアルコール、アルデヒドあるいはチオール等の官能基
を有する化合物を連鎖移動剤として共存させてビニルエ
ステルを重合させ、その後ケン化する方法等が挙げられ
る。
ル、プロピオン酸ビニル、ギ酸ビニル、酪酸ビニル、イ
ソ酪酸ビニル、ピバリン酸ビニル等が挙げられるが、中
でも酢酸ビニルが好適に使用される。
酸基含有単量体を併用することも好ましい。
レン性不飽和ジカルボン酸(マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸等)、又はエチレン性不飽和ジカルボンモノエ
ステル(マレイン酸モノアルキルエステル、フマル酸モ
ノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエステル
等)又はエチレン性不飽和ジカルボン酸ジエステル(マ
レイン酸ジアルキルエステル、フマル酸ジアルキルエス
テル、イタコン酸ジアルキルエステル等)又はエチレン
性不飽和カルボン酸無水物(無水マレイン酸、無水イタ
コン酸等)、あるいは(メタ)アクリル酸等の単量体およ
びその塩が挙げられ、その中でもエチレン性不飽和カル
ボン酸モノエステル又はその塩が好適に使用される。ま
た、カルボキシル基を有するアルコール、アルデヒドあ
るいはチオール等の官能基を有する化合物を連鎖移動剤
として共存させ重合する方法があるが、特に連鎖移動効
果の大きいチオールに由来するものが有効で以下のもの
が挙げられる。
水素原子又は低級アルキル基(置換基を含んでもよ
い)、上記化1と化2においてnは0〜5の整数を示
す)及び化2の塩
す)上記化合物として、具体的にはメルカプト酢酸、2
−メルカプトプロピオン酸、3−メルカプトプロピオン
酸、2−メルカプトステアリン酸等が挙げられる。
した後の、ケン化反応時あるいは乾燥時にラクトン環が
生成されることによる不溶化が懸念されるが、その対策
として水溶解性が良いポリビニルアルコールの製法で既
に公知であるマレイン酸又は無水マレイン酸に対して
0.5〜2.0モル当量のアルカリ存在下で酢酸ビニル
を有機溶媒中共重合させケン化する方法も使用される。
のものが挙げられる。 (イ)エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタア
リルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸又はその塩。 (ロ)下記化4又は化5で表されるスルホアルキルマレ
ート。
〜4の整数、Mは水素又は水素原子アルカリ金属又はア
ンモニウムイオンを示す。)上記のスルホアルキルマレ
ートとして具体的には、ナトリウムスルホプロピル2−
エチルヘキシルマレート、ナトリウムスルホプロピルト
リデシルマレート、ナトリウムスルホプロピルエイコシ
ルマレート等が挙げられる。
キル(メタ)アクリルアミド、スルホアルキル(メタ)
アクリレート
R11、R12は水素又はアルキル基、R9はアルキル基、
nは2〜4の整数、Mは水素原子,アルカリ金属アンモ
ニウムイオンを示す。) 上記のスルホアルキル(メタ)アクリルアミドとして具
体的には、ナトリウムスルホメチルアクリルアミド、ナ
トリウムスルホt−ブチルアクリルアミド、ナトリウム
スルホS−ブチルアクリルアミド、ナトリウムスルホt
−ブチルメタクリルアミド等が挙げられる。
〜4の整数、Mは水素原子,アルカリ金属又はアンモニ
ウムイオンを示す。) 上記のスルホアルキル(メタ)アクリレートとして具体
的には、ナトリウムスルホエチルアクリレート等が挙げ
られる。上記スルホン酸基含有単量体の中でもオレフィ
ンスルホン酸、又はその塩が好適に使用される。
ルデヒド或いはチオール等の官能基を有するスルホン酸
基含有単量体を連鎖移動剤として共存させ重合する方法
があるが、特に連鎖移動効果の大きいチオールに由来す
るものが有効で以下のものが挙げられる。
水素又はメチル基、nは2〜4の整数、Mは水素原子,
アルカリ金属又はアンモニウムイオンを示す。尚、nが
複数のときはnの数だけ存在する各R17,R18,R20,R
21は同じものでも異なるものでもよい。) 具体的には、チオプロピオン酸ナトリウムスルホプロパ
ン等が挙げられる。
いて共重合してビニルエステル重合体を得る方法が一般
的であるがこの他に イ)ポリビニルアルコールを臭素、ヨウ素等で処理した
後、酸性亜硫酸ソーダ水溶液で加熱する方法。 ロ)ポリビニルアルコールを濃厚な硫酸水溶液中で加熱
する方法。 ハ)ポリビニルアルコールをスルホン酸基を有するアル
デヒド化合物でアセタール化する方法等である。
は、従来公知の方法、例えば、隗状重合、溶液重合、懸
濁重合、分散重合、又はエマルジョン重合のいずれも採
用し得るが工業的にはメタノール、トルエン等を用いる
溶液重合が好ましい。またビニルエステル系重合体の製
造法については特に制限はなく、上記に示した方法を採
用することができるが、重合に当たっては、一括、分
割、連続滴下等が挙げられ、適宜選択すればよい。連鎖
移動剤を共存させ重合する場合は所定の変性量になるよ
うに重合系のビニルエステルの反応率に応じて、連鎖移
動剤を添加することにより、反応系の連鎖移動剤がビニ
ルエステルに対してあまり変化しないようにすることが
好ましい。更に該重合体は、長鎖アルキル基やエチレ
ン、プロピレン等の種々のα−オレフィン等で変性され
ていてもよい。
チル、エタノール、ベンゼン、キシレン、DMSO、メ
タノール等の溶媒を任意に用いることができるが、工業
的にはメタノール溶媒でNaOHやCH3ONaを触媒
とした方法によりケン化されて、本発明の分散助剤とな
るのである。又、硫酸等を用いた酸ケン化も可能であ
る。かかる重合体のカルボキシル基の変性量は0.01
〜10モル%、好ましくは0.01〜5モル%の範囲が
良い。0.01モル%未満では、かかる重合体の水性分
散液の自己乳化性が不良となり、10モル%を越える場
合は親水性が強く懸濁重合時の主分散剤の保護コロイド
性を低下する為か、ビニル系化合物の懸濁重合の重合安
定性が不安定となり得られる重合物の粒子が粗粒子化し
たり、懸濁重合時のスケール発生の原因となったりし、
好ましくない。
場合のカルボキシル基の含有量は0.05〜1.0モル
%、スルホン酸基の変性量が0.01〜0.3モル%で
あることが好ましく、その場合のスルホン酸基変性量/
カルボキシル基変性量(モル比)=0.01〜0.5で
あり、好ましくはスルホン酸基変性量/カルボキシル基
含有量(モル比)=0.01〜0.4、更に好ましくは
0.05〜0.3である。該併用系においてカルボキシ
ル基の含有量が0.05モル%未満では、分散助剤の水
分散液の自己乳化性が不良となり、カルボキシル基の含
有量が1.0モル%を越える場合は親水性が強く、懸濁
重合時の主分散剤の保護コロイド性を低下させる傾向と
なり、好ましくない。又、スルホン酸基の含有量が0.
01モル%未満では分散助剤の水分散液の自己乳化性が
不良となり、スルホン酸基の含有量が0.3モル%を越
える場合は親水性が強く、懸濁重合時の主分散剤の保護
コロイド性を低下させる為か、ビニル系モノマーの懸濁
重合の重合安定性が不安定となり得られる重合物の粒子
が粗粒化し好ましくない。
変性量(モル比)が0.01未満では、分散助剤を水性分
散液に使用する場合その放置安定性が悪くなり、スルホ
ン酸基変性量/カルボキシル基変性量(モル比)が0.
5を越えると懸濁重合時に主分散剤の保護コロイド性を
低下させ、ビニル系モノマーの懸濁重合で得られる重合
体粒子が粗粒となったり、更には重合体粒子のポロシテ
ィを低下させ好ましくない。
い平均重合度は100〜1000で更に好ましくは10
0〜650で、該平均重合度が100未満ではビニル系
モノマーの懸濁重合が不安定となり、重合体の粗粒が増
加したり、スケールが付着し易くなる。又、ポロシティ
アップや可塑剤吸収性向上の点で好ましくなく、逆に1
000を越えると分散助剤の水分散液の自己乳化性が不
良となり好ましくない。
は種々の状況を考慮して適当な方法を選ぶことができ
る。例えば、上記の共重合の後のケン化直後に、該酸と
金属塩のアルコール溶液、水−アルコール溶液、水溶液
で処理する方法やビニルエステル系重合体の粉末に直接
添加または酸と金属塩のアルコール溶液、水−アルコー
ル溶液、水溶液等で処理して添加する等の方法で調整す
る方法を挙げることができる。
テル系共重合体を用いるものであるが、更に酸や金属塩
を含有することが必要で、含有させる酸としては、有機
酸、無機酸あるいは一塩基酸、多塩基酸いずれも使用可
能であり、分子内に25℃におけるpKaが3.5〜
5.5の酸基を1個以上有する酸が好ましい。即ち、ビ
ニルエステル系重合体に対して、25℃におけるpKa
が3.5〜5.5の酸(I)を、(I)のナトリウム塩、
カリウム塩あるいはカルシウム塩(II)、塩(II)に対
して、下記(1)式を満足するように含有させるのであ
る。 4.0<pKa+log〔([A]×[B])/
([B]×[C])〕<7.0・・・(1) [A]:ビニルエステル系重合体中の(II)の含有率
(重量%) [B]:(II)の分子量 [C]:ビニルエステル系重合体中の(I)の含有率
(重量%) [D]:(I)の分子量
3.5未満の酸、又はpKaが5.5を越える酸を用い
た場合、本発明のビニルエステル系重合体は加熱時に黄
褐色に着色し、著しい場合には溶剤に対して不溶化し易
くなり、好ましくない。上記(1)式が4.0未満の場
合あるいは7.0を越えると本発明の分散助剤を水性分
散液にした時、自己乳化性が不良となり好ましくない。
酸(I)として具体的には、酢酸(pKa 4.76)、
プロピオン酸(pKa 4.87)、酪酸(pKa 4.
63)、オクタン酸(pKa 4.89)、アジピン酸
(pKa 5.03)、安息香酸(pKa 4.00)、
ギ酸(pKa 3.55)、吉草酸(pKa 4.6
4)、イソ吉草酸(pKa 4.58)、グリコール酸
(pKa 3.63)、ヘキサン酸(pKa 4.6
3)、ヘプタン酸(pKa 4.66)、乳酸(pKa
3.66)、フェニル酢酸(pKa 4.10)、イソ
酪酸(pKa 4.63)、シクロヘキサンカルボン酸
(pKa 4.70)、フェニル酢酸(pKa 4.1
0)等が挙げられるが必ずしもこれられに限定されるも
のではなく、好ましくは酢酸、プロピオン酸、酪酸が用
いられる。又2種類以上の酸を混合して使用することも
可能である。
る。該無機多塩基酸としては、25℃におけるpK
1(第1解離定数)とpK2(第2解離定数)が、下記
(2)式 3.5<1/2(pK1+pK2)<6.0・・・(2) (但しpK1<pK2)を満足する無機多塩基酸であっ
て、多塩基酸のpK1に相当する酸基がアルカリ金属塩
を形成し、pK2に相当する酸基が遊離状態にあるよう
な、多塩基酸の部分アルカル金属塩の1種または2種以
上を、該ビニルエステル系重合体に対して0.05〜
1.6重量%、更に好ましくは0.1〜1.3重量%含
有させることが好ましく、該多塩基酸の含有量が0.0
5重量%未満や、1.6重量%をこえる場合は、本発明
のビニルエステル系重合体を水性分散液にしたい場合、
自己乳化性不良となり好ましくない。
酸の大きい酸解離定数から順にK1,K2,K3・・・Kn
とする時、pK1=−logK1,pK2=−logK2・
・・で定義される値である。
も、該無機多塩基酸の酸基がすべて遊離状態であった
り、あるいは酸基のすべてが金属塩を形成している場合
または(2)式を満足していない無機多塩基酸の部分ア
ルカリ金属塩を用いた場合には本発明のビニルエステル
系重合体の加熱時に着色し、又溶剤に不溶化し易くな
り、好ましくない。
(2)式を満足する多塩基酸として具体的にはH3PO4
(pK1 2.15、pK2 7.10)、H3PO3(pK
1 1.29、pK2 6.74),H2SO3(pK1 1.
86、pK2 7.19),H2SeO3(pK1 2.6
2、pK2 8.32),H2TeO3(pK1 2.57、
pK2 7.74)等の無機塩が挙げられるが、必ずしも
これらに限定されるものではないが、好ましくは、H3
PO4,H3PO3が用いられる。
ル系化合物の懸濁重合について説明する。ビニル系化合
物としては塩化ビニルモノマー単独のほか、塩化ビニル
モノマーを主体とするモノマー混合物(塩化ビニル50
重量%以上)が包含され、この塩化ビニルモノマーと共
重合されるコモノマーとしては酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル等のビニルエステル、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル等のアクリル酸エステルもしくはメタクリ
ル酸エステル、エチレン、プロピレン等のオレフィン、
無水マレイン酸、アクリロニトリル、スチレン、塩化ビ
ニリデンその他塩化ビニルモノマーと共重合可能なモノ
マーが例示される。
モノマーの重合用に限定されるものではなく、塩化ビニ
リデン、アルキルビニルエーテル、酢酸ビニル、アクリ
ル酸及びそのエステル、メタアクリル酸及びそのエステ
ル、マレイン酸及びその無水物、イタコン酸、スチレ
ン、塩化ビニル、アクリロニトリル、イソブチレン、イ
ソブテン、ブタジエンなどのα−オレフィン及びエチレ
ンなどの群からなる1種又は2種以上の成分を含有する
ビニル化合物の懸濁重合にも用いられるが、塩化ビニル
モノマーの懸濁重合を主体に以下具体的に説明する。
込み割合、重合温度等は従来塩化ビニルの懸濁重合で採
用されている条件に準じて定めればよく、特に限定する
理由は存在しないが、主分散剤と共に本発明で得られる
分散助剤を用いて、塩化ビニルモノマーを懸濁重合する
際には通常、水媒体に分散安定剤を添加し、塩化ビニル
モノマーを分散させて油溶性触媒の存在下で重合が行わ
れる。本発明の分散助剤を分散質とする水性分散液は、
実用範囲内の濃度(3〜20重量%で0〜50℃におけ
る自己乳化性及び放置安定性が良好であり、2ケ月以上
の放置によっても性状に変化がない。
液の形態で主分散剤と併せて加えられる。勿論、従来の
分散助剤と同様に溶液状で加えることも可能であり、本
発明の分散助剤はアルコール、ケトン、エステル等の有
機溶媒に溶かしたり、あるいは該有機溶媒と水との混合
溶媒に溶かして加えることも可能である。該分散安定剤
は塩化ビニルモノマーに対して0.003〜0.15重
量%が好ましく、更に0.003〜0.06重量%、特
に好ましくは0.01〜0.04重量%で使用される。
該分散液が0.15重量%を越えると、主分散剤の保護
コロイド性が低下し、重合が不安定となり、充填効率を
上げることができなくなり、0.003重量%未満では
重合体粒子の空隙率が低下し、残存する塩化ビニルモノ
マ−の除去性が低く、あるいは可塑剤吸収速度が遅くな
り、好ましくない傾向がある。又必要に応じ、塩化ビニ
ル樹脂の物性及び重合の安定性のために、アクリル酸系
重合体、ゼラチン、ソルビタンエステル系、ポリエーテ
ル系混合物の周知の分散剤の中から1種又は2種以上を
併用しても差し支えない。
ルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシル
パーオキシジカーボネート、ジエトキシエチルパーオキ
シジカーボネート等のパーカーボネート化合物、t−ブ
チルパーオキシネオデカネート、α−クミルパーオキシ
ネオデカネート、t−ブチルパーオキシネオデカネート
等のパーエステル化合物、アセチルシクロヘキシルスル
ホニルパーオキシド、2,4,4−トリメチルペンチル−
2−パーオキシフェノキシアセテート等の過酸化物、ア
ゾビス−2,4−ジメチルパレロニトリル、アゾビス
(4−メトキシ−2,4−ジメチルパレロニトリル)等
のアゾ化合物、更には過硫酸カリウム、過硫酸アンモニ
ウム、過酸化水素等を単独又は組合わせて使用すること
ができる。
れる重合調整剤、連鎖移動剤、ゲル化改良剤、帯電防止
剤、pH調整剤等を添加することも任意である。
限定されないが、ポリビニルアルコール系樹脂、メチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ゼラチン等が用いられるが、好ましくはポリビニ
ルアルコール系樹脂が用いられる。
して用いる場合には、ケン化度65〜95モル%、好ま
しくは69〜85モル%、重合度200〜3000、好
ましくは500〜2500のポリビニルアルコールが好
ましい。主分散剤として用いられるポリビニルアルコー
ルとしてはカルボキシル基、スルホン酸基等のアニオン
性基、アミノ基、アンモニウム基等のカチオン性基、環
状あるいは非環状アミド基、長鎖アルキル基エチレン等
で10モル%以下の少量変性されているものや共役二重
結合を含有するポリビニルアルコールも使用することが
できる。
00重量部に対して、一般的には0.01〜0.5重量
部であることが好ましく、更に好ましくは0.04〜
0.1重量部である。
散助剤/主分散剤=10/90〜70/30、更に好ま
しくは、分散助剤/主分散剤=20/80〜40/60
である。この重量比が10/90より小さい場合には、
本発明の分散剤を使用して得られたビニル系重合体の粒
子のポロシティー分布が一定にならず、脱モノマー性、
充填効率等が低下し、フィッシュアイも増加する。又、
70/30より大きい場合には分散剤の保護コロイド性
が不足し、重合安定性に悪影響を及ぼす傾向があり、重
合体粒子が粗粒子化する傾向となり、充填効率も上がら
ない。
しく説明する。尚、実施例中「%」とあるのは、特に断
りのない限り重量基準である。 実施例1 ・分散助剤1の製造 マレイン酸モノメチルと酢酸ビニルをメタノール中でア
ゾビスイソブチロニトリルの存在下で共重合し、次いで
残存モノマーを追い出した後、水酸化ナトリウムのメタ
ノール溶液を加えてケン化した後、一部サンプリングし
て副生成物である酢酸ナトリウム分を滴定法により確認
し、水性分散液とした場合のpHを4.0〜7.0にコ
ントロールするため、10%の酢酸を含むメタノール溶
液で処理してマレイン酸モノメチル基含有ポリビニルア
ルコール共重合体(分散助剤1)を得た。 [A]ポリビニルアルコール共重合体中の酢酸ナトリウ
ムの含有率(%):0.9、 [B]酢酸ナトリウムの分子量:82.04、 [C]ポリビニルアルコール共重合体中の酢酸の含有率
(%):0.06、 [D]酢酸の分子量:60.05、pKa=4.76、
(1)式の値=5.8
ビニルアルコール共重合体分散助剤1の物性について以
下(イ)〜(ハ)の様に評価した。結果は表4に示す。 (イ)水性分散液の評価 ・5%の水性分散液を調製し、水性分散液のpH及び自
己乳化性、放置安定性を調べ、以下の様に評価した。 (pH)5%水性分散液のpHを測定した。 (自己乳化性)5%に調製した水性分散液を320メッ
シュの金網で濾過し、沈降物の有無で評価した。 ○・・・自己乳化する(沈降物なし) ×・・・自己乳化しない(沈降物あり) (放置安定性)自己乳化を評価した水性分散液を100
mlメスシリンダーに入れ、20℃で6カ月間放置し、
沈澱物の高さで以下のように放置安定性の評価をした。 ○・・・1ml未満 △・・・1〜10ml ×・・・10ml以上
SZ−Σ80を用いてJIS K7103に準じてYI
値を測定して以下のように評価した。 ○・・・10以下 △・・・10〜15 ×・・・15以上
はメタノールに、ケン化度35モル%以上、55モル%
未満は水/メタノール(重量混合比1/1)に、ケン化
度55モル%以上は水/メタノール(重量混合比6/
4)に溶解し、2%溶液とし、400メッシュの金網で
濾過し、濾過後の金網を105℃の乾燥機で3時間処理
し、下式で未溶解分を求めて、以下のように評価した。 未溶解分(%)=〔A/溶解前のサンプル重量×B〕×
100 A;濾過後の金網(残渣含)の乾燥重量−金網の乾燥重
量 B;100−揮発分(%)/100 ○・・・0.01%未満 △・・・0.01〜0.02% ×・・・0.02%以上
を所定量仕込み、塩化ビニル樹脂の懸濁重合を下記の方
法で実施した。 ・塩化ビニル樹脂の懸濁重合 ファウドラータイプの撹拌翼を備えた容量100lのス
テンレス製オートクレーブ中に撹拌下、水30重量部、
塩化ビニルモノマー100重量部、上記の分散助剤1を
0.02重量部、水0.38重量部に溶解させ、主分散
剤として重合度2200、ケン化度76モル%のポリビ
ニルアルコール0.07重量部、重合触媒としてジ−2
−エチルヘキシルパーオキシジカーボネートを0.2重
量部の割合で同時に仕込み、続いて水120重量部を添
加して、撹拌しながら重合温度を58℃に調整し、7時
間懸濁重合を行った。得られた塩化ビニル樹脂の物性を
下記の方法に従い測定した。結果はまとめて表7に示
す。
に得られたポリ塩化ビニル粒子60部とDOP(ジオク
チルフタレート)40部の混合物を投入して、80℃で
撹拌しながら各時間毎の混練トルクを測定し、混練トル
クが低下するまでの経過時間を調べ、以下のように評価
した。 A・・・乾燥時間が3分未満 B・・・ 〃 3〜5分未満 C・・・ 〃 5分以上
クチルフタレート)50部、ジオクチル錫ジラウレート
3部、及びステアリン酸亜鉛1部を3分間155℃でロ
ール練りして0.3mm厚のシートを作製し100mm×1
00mm当たりのフィッシュアイの数を測定し、以下のよ
うに評価した。 A・・・0〜4個 B・・・5〜10個 C・・・11個以上
示される重合度、ケン化度、変性量のビニルエステル系
共重合体を得た。尚、酸の添加方法について、実施例2
及び5、比較例1〜2及び5の場合は10%の酢酸のメ
タノール溶液で実施し表1に示す如き分散助剤を得た。
またその時の[A]酢酸ナトリウムの含有率(重量%)
[C]酢酸の含有率(重量%)、pKa、(1)式の値
を表2に示した。又、実施例3〜4、比較例3〜4につ
いては10%のリン酸の水/MeOH(重量混合比1/
1)溶液で処理して、多塩基酸であるリン酸のpK 1 、
pK 2 (2)式の値は表3に示した。尚、実施例2につ
いては2−メルトカプトプロピオン酸を連鎖移動剤とし
て重合した。分散剤の物性の評価については実施例1と
同様に実施し、結果を表4に示した。更に該分散剤を実
施例1と同様に表5、6の如く使用し、塩化ビニル樹脂
の懸濁重合を実施し、得られた塩化ビニル樹脂を実施例
1と同様に評価し、表7に結果を示した。
6に示す如く使用して実施例1と同様に塩化ビニル樹脂
の懸濁重合を実施し、得られた塩化ビニル樹脂を実施例
1と同様に評価し、表7に結果を示した。
散助剤は着色が少なく、更に水性分散液にした時の自己
乳化性が良く、放置安定性がよく、熱安定性が良い。し
かも該助剤を用いて得られるビニル系樹脂はかさ密度が
高く、可塑剤吸収性が良く、フィッシュアイが少ない。
Claims (3)
- 【請求項1】 水性分散液とした場合のpHが4.0〜
7.0で、側鎖又は末端にカルボキシル基を10モル%
以下含有し、ケン化度が60モル%以下のビニルエステ
ル系重合体からなり、該重合体が25℃におけるpKa
が3.5〜5.5の酸(I)及び(I)のナトリウム塩、
カリウム塩あるいはカルシウム塩(II)を含有してな
り、かつ下記(1)式を満足することを特徴とするビニ
ル系化合物の懸濁重合用分散助剤。4.0<pKa+log〔([A]×[D])/
([B]×[C])〕<7.0・・・(1) [A]:ビニルエステル系重合体中の(II)の含有率
(重量%) [B]:(II)の分子量 [C]:ビニルエステル系重合体中の(I)の含有率
(重量%) [D]:(I)の分子量 - 【請求項2】 水性分散液とした場合のpHが4.0〜
7.0で、側鎖又は末端にカルボキシル基を10モル%
以下含有し、ケン化度が60モル%以下のビニルエステ
ル系重合体からなり、かつ25℃におけるpK1(第一
解離定数)とpK2(第二解離定数)が、下記(2)式
を満足する無機多塩基酸であって、実質的に無機多塩基
酸のpK1に相当する酸基がアルカリ金属塩を形成し、
pK2に相当する酸基が遊離状態にあるような、無機多
塩基酸の部分アルカル金属塩の1種または2種以上をビ
ニルエステル系重合体に対して0.05〜1.6重量%
含有してなることを特徴とするビニル系化合物の懸濁重
合用分散助剤。 3.5<1/2(pK1+pK2)<6.0・・・(2) (但しpK1<pK2) - 【請求項3】 カルボキシル基の含有量が0.05〜1
モル%で、更に、ビニルエステル系重合体の側鎖又は末
端にスルホン酸基を0.01〜0.3モル%有し、スル
ホン酸基含有量/カルボキシル基含有量(モル比)=
0.01〜0.5であることを特徴とする請求項1記載
のビニル系化合物の懸濁重合用分散助剤。
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JPH10152508A JPH10152508A (ja) | 1998-06-09 |
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- 1996-11-18 JP JP32360096A patent/JP3117193B2/ja not_active Expired - Fee Related
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