JP3116524U - 首掛け式ネームカードホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】 使用時に、首に掛けたホルダー本体が人体に対して揺れたり、ループ状掛け紐が捩れたりすることのない、使用性、及び取り扱いの容易性が改良された首掛け式ネームカードホルダーを提供する。
【解決手段】 ループ状掛け紐4にネームカードホルダー本体2を結合し、ホルダー本体2の一部に、衣服などの一部に係脱自在としたクリップ具3を設け、ホルダー本体2は、略矩形状をなし、内部が透視し得る偏平で二重の熱可塑性合成樹脂シート材の周縁部を溶着した構造とされ、その溶着周縁部2aの下縁部に略凸状に取付部2bを一体に突出して形成し、該取付部2bに、バネ弾性により開閉自在の構造のクリップ具3を、取付軸5を介して回動自在に設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】 ループ状掛け紐4にネームカードホルダー本体2を結合し、ホルダー本体2の一部に、衣服などの一部に係脱自在としたクリップ具3を設け、ホルダー本体2は、略矩形状をなし、内部が透視し得る偏平で二重の熱可塑性合成樹脂シート材の周縁部を溶着した構造とされ、その溶着周縁部2aの下縁部に略凸状に取付部2bを一体に突出して形成し、該取付部2bに、バネ弾性により開閉自在の構造のクリップ具3を、取付軸5を介して回動自在に設けた。
【選択図】 図1
Description
本考案は、ループ状掛け紐(ネックストラップ)に透明なネームカードホルダー本体(名札部)を結合し、該ホルダー本体に氏名や職名等を表示したカードを挿入して首から下げる首掛け式ネームカードホルダーに関するものである。
このような首掛け式ネームカードホルダーは、首に掛けたホルダー本体が揺れて名前などが見にくい。また、ループ状掛け紐が捩れてホルダー本体が裏返しになり名前などが判らないなどの不便がある。特に、商店などで接客時に用いた時には、顧客から上記のような苦情が多い。
本考案は以上の課題を解決するものであり、その目的とするところは、使用時に、首に掛けたホルダー本体(名札部)が人体に対して揺れたり、ループ状掛け紐(ネックストラップ)が捩れたりすることのない、使用性、及び取り扱いの容易性が改良されたこの種首掛け式ネームカードホルダーを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本考案では、ループ状掛け紐(ネックストラップ)にネームカードホルダー本体(名札部)を結合した首掛け式ネームカードホルダーにおいて、前記ホルダー本体の一部に、衣服などの一部に係脱自在とした係止具を設けたことを特徴としている。
上記本考案において、上記係止具は、後述するクリップ具の他、安全ピン状の係止具、ゼムクリップ状の係止具を用いることができる。
上記の構成によれば、使用中、係止具を衣服などの一部に係止させることにより、ホルダー本体(名札部)が人体に対して揺れたり、ループ状掛け紐(ネックストラップ)が捩れて名前などが判らないという不具合がない。
また、本考案では、図1乃至図5の第1の実施の形態に示すように、ループ状掛け紐4にネームカードホルダー本体2を結合し、該ホルダー本体2の一部に、衣服などの一部に係脱自在としたクリップ具3を設けた首掛け式ネームカードホルダー1において、前記ホルダー本体2は、略矩形状をなし、内部が透視し得る偏平で二重の熱可塑性合成樹脂シート材の周縁部を溶着した構造とされ、その溶着周縁部2aの下縁部に略凸状に取付部2bを一体に突出して形成し、該取付部2bに、バネ弾性により開閉自在の構造のクリップ具3を、取付軸5を介して回動自在に設けたことを特徴としている。
上記本考案において、上記クリップ具3は、後述する構成のクリップ具の他、手で操作片を操作して開閉させる、例えば洗濯ばさみ式のクリップ具を用いることができる。
上記の構成によれば、クリップ具3を、ホルダー本体2の溶着周縁部2aの下縁部に略凸状に突出して形成した取付部2bに、回動自在に設けたので、衣服などへの係止固定操作が容易となる。
前記クリップ具3は、基部6と基部の先端に回動自在に設けたクリップ部7とよりなり、クリップ部7を基部6に対し略直角方向に回動させることにより、クリップ部7を形成する上下一対のクリップ片部7a,7aが開き又は閉じるようにして弾性的に係脱する構成とすることができる。
また、前記クリップ具3は、基部6と基部の先端に回動自在に設けたクリップ部7とよりなる。前記クリップ部7は、略クロス状中間片部7bの前端に一体に連続形成された上下一対のクリップ片部7aと、中間片部7bの後端に一体に連続形成されて略半円形状若しくは略楕円形状などのループ状に連結された後片部7cとよりなる。前記基部6は、左右アーム部6a間に形成したカム板片部6bと該アーム部の後部に形成した取付片部6cとよりなる。前記基部6のカム板片部6bを前記クリップ部7の後片部7c内に回動自在に挿入してクリップ部7と基部6を連結し、クリップ部7を基部6に対し略直角方向に回動させた時に、基部6のカム板片部6bがクリップ部7の後片部7cを押し広げ又は自然状態に復することにより、クリップ部7を形成する上下一対のクリップ片部7aが開き又は閉じるようにしている。
上記クリップ具3の構成によれば、クリップ部7を基部6に対し略直角方向に回動させることにより、上下一対のクリップ片部7a,7aが開き又は閉じるようにして弾性的に係脱する構成とされていることから、その衣服などへの係脱操作が能率的で容易であり、手先の不自由な人でも容易に操作可能である。
また、本考案では、図6の第2の実施の形態に示すように、ループ状掛け紐にネームカードホルダー本体102を結合し、該ホルダー本体102の一部に、衣服などの一部に係脱自在としたクリップ具103を設けた首掛け式ネームカードホルダー101において、前記ホルダー本体102は、略矩形状をなし、内部が透視し得る偏平で二重の熱可塑性合成樹脂シート材の周縁部を溶着した構造とされ、その溶着周縁部102aの一部に取付紐の類よりなる可撓性のある取付長体108を設け、該取付長体108の先端部に前記クリップ具103を設けたことを特徴としている。
上記構成の首掛け式ネームカードホルダー101によれば、クリップ具103を係止する衣服などの部分を拡大でき、その係止固定範囲を拡大できる。
従って、本考案の首掛け式ネームカードホルダーによれば、使用中、ホルダー本体(名札部)を衣服などの一部に係止させて、ホルダー本体(名札部)が人体に対して揺れたり、ループ状掛け紐(ネックストラップ)が捩れて名前などが判らないという不具合がなく、その使用性及び取り扱いの容易性が向上するという効果がある。
請求項2の考案によれば、クリップ具3を、ホルダー本体2の溶着周縁部2aの下縁部に略凸状に突出して形成した取付部2bに、回動自在に設けたので、クリップ具の操作時にホルダー本体2が邪魔にならず、衣服などへの係止固定操作が容易となる。
請求項3又は4の考案によれば、クリップ具3を構成するクリップ部7を基部6に対し略直角方向に回動させることにより、上下一対のクリップ片部7a,7aが開き又は閉じるようにして弾性的に係脱する構成とされていることから、その衣服などへの係脱操作時には、クリップ具を折り曲げるだけでよく、その操作が能率的で容易であり、手先の不自由な人でも容易に操作可能である。
請求項5によれば、取付紐の類よりなる可撓性のある取付長体の先端にクリップ具が設けられていることから、クリップ具を係止する衣服などの部分を拡大でき、その係止固定範囲を拡大できる。
以下、本考案の最良の実施の形態につき、添付図面を用いて詳細に説明する。
図1乃至図5は、本考案の第1の実施形態に係る首掛け式ネームカードホルダー1を示す。図1は使用状態の正面図、図2は使用状態の要部の拡大正面図、図3は使用状態の要部の拡大斜視図、図4a,bはクリップ具の操作状態を示す側面図、図5a,bはクリップ具の分解側面図(a)及び分解平面図(b)である。
図1乃至図5は、本考案の第1の実施形態に係る首掛け式ネームカードホルダー1を示す。図1は使用状態の正面図、図2は使用状態の要部の拡大正面図、図3は使用状態の要部の拡大斜視図、図4a,bはクリップ具の操作状態を示す側面図、図5a,bはクリップ具の分解側面図(a)及び分解平面図(b)である。
第1の実施形態に係る首掛け式ネームカードホルダー1は、ループ状掛け紐4(ネックストラップ)に、内部に名札が挿入される透明なネームカードホルダー本体2を結合し、該ホルダー本体2の下縁中央に、衣服などの一部に係脱自在としたクリップ具3を設けている。
掛け紐4の下端には、開閉自在の結合具8が設けられ、結合具8を介してホルダー本体2が、着脱自在に結合される。
ホルダー本体2は、全体として略矩形状をなし、内部が透視し得る偏平で二重の熱可塑性合成樹脂シート材の周縁部を溶着した構造とされ、その溶着周縁部2aの中央下縁部に略凸状に取付部2bを一体に突出して形成している。
取付部2bには、バネ弾性により開閉自在の構造のクリップ具3が、取付軸5を介して左右方向に回動自在に設けられている。クリップ具3は、基部6と基部の先端に回動自在に設けたクリップ部7とよりなる。クリップ部7は、互いに開閉する上下一対のクリップ片部7a,7aを有しており、各クリップ片部7a,7aの各後端は、組み付け状態で略クロス状となって後方に一体に連続する中間片部7b,7bに連続し、各中間片部7b,7bの後端は、上下に略半円形状若しくは略楕円形状に連接された後片部7c,7cとされている。上下に連結された各後片部7c,7cの後面には、略半円形状の弾性片7dが嵌合し、弾性片7dにより上下クリップ片部7a,7a後部の上下後片部7c,7cは、上下方向に弾性的に開閉し得るように連接されている。
図5a,bに示すように、クリップ部7を構成する上クリップ片部7aは、その後端下方の中間に下方向に一本の中間片部7bが突出し、中間片部7bの後下端から、中間片部7bを延長するように解放部が略上向きC状乃至コ形とした後片部7cが連続している。また、クリップ部7を構成する下クリップ片部7aは、その後端上方の左右に上方向に二本の中間片部7bが、上記一本の中間片部7bを挟むように突出し、二本の中間片部7bの後上端から、二本の中間片部7bを結合し延長するように解放部が略下向きC状乃至コ形とした後片部7cが連続している。この上下クリップ片部7a,7a後部の上下後片部7c,7cの上下に対面する面が、上下方向に弾性的に開閉し得るように上記弾性片7dを介して連接されている。
上記クリップ具3の基部6は、左右アーム部6a間にカム板片部6bを架設し、左右アーム部の後部は、取付片部6cにより一体に連結されている。基部6のカム板片部6bを上記クリップ部7の略ループ状後片部7c内に回動自在に挿入してクリップ部7と基部6を連結する。図4aに示すように、クリップ部7を基部6に対し直線状とした時には、基部6のカム板片部6bがクリップ部7の後片部7cを押し広げることにより、クリップ部7を形成する上下一対のクリップ片部7aが弾性的に閉じるようにされている。また、図4bに示すように、クリップ部7を基部6に対し略直角方向に回動させた時には、基部6のカム板片部6bがクリップ部7の後片部7cを押し広げるということがなく、自然状態に復することにより、クリップ部7を形成する上下一対のクリップ片部7aが開くようにされている。
クリップ具3は、基部6の取付片部6cが、取付軸5を介して、ホルダー本体2の取付部2bに回動自在に取り付けられている。取付軸5は、大径頭部を有する金属筒体により形成され、カシメ止めにより取り付けられている。
上記第1の実施形態に係る首掛け式ネームカードホルダー1によれば、図1に示すように首から掛け、クリップ具3の上下クリップ片部7a,7a間に衣服の縁を挿入して、図4aに示すように、クリップ具3を構成するクリップ部7と基部6を直線状にすることにより、上下クリップ片部7a,7aが閉じ、ホルダー本体2が揺れたり捩れたりすることなく、固定される。また、図4bに示すように、クリップ部7に対し基部6を略直角に折り曲げることにより、上下クリップ片部7a,7aが開き、ホルダー本体2の上記固定が解除される。
図6は、本考案の第2の実施形態に係る首掛け式ネームカードホルダー101を示す。図6は使用状態の要部の拡大正面図である。
第2の実施形態に係る首掛け式ネームカードホルダー101は、クリップ具103を、取付紐やチェンよりなる取付長体108を介して、ホルダー本体102に連結して設けている。
このような構成とすることにより、クリップ具103の衣服などに係止する位置を、ホルダー本体102の位置と離れた位置とすることができる。
1、101 ネームカードホルダー
2、102 ホルダー本体、2a,102a 周縁部、2b 取付部
3、103 クリップ具
4 掛け紐
5 取付軸
6 基部、6a アーム部、6b カム板片部、6c 取付片部
7 クリップ部、7a クリップ片部、7b 中間片部、7c 後片部、7d 弾性片 8 結合具
108 取付長体
2、102 ホルダー本体、2a,102a 周縁部、2b 取付部
3、103 クリップ具
4 掛け紐
5 取付軸
6 基部、6a アーム部、6b カム板片部、6c 取付片部
7 クリップ部、7a クリップ片部、7b 中間片部、7c 後片部、7d 弾性片 8 結合具
108 取付長体
Claims (5)
- ループ状掛け紐にネームカードホルダー本体を結合した首掛け式ネームカードホルダーにおいて、
前記ホルダー本体の一部に、衣服などの一部に係脱自在とした係止具を設けたことを特徴とする首掛け式ネームカードホルダー。 - ループ状掛け紐にネームカードホルダー本体を結合し、該ホルダー本体の一部に、衣服などの一部に係脱自在としたクリップ具を設けた首掛け式ネームカードホルダーにおいて、
前記ホルダー本体は、略矩形状をなし、内部が透視し得る偏平で二重の熱可塑性合成樹脂シート材の周縁部を溶着した構造とされ、その溶着周縁部の下縁部に略凸状に取付部を一体に突出して形成し、該取付部に、バネ弾性により開閉自在の構造のクリップ具を、取付軸を介して回動自在に設けたことを特徴とする首掛け式ネームカードホルダー。 - 前記クリップ具は、基部と基部の先端に回動自在に設けたクリップ部とよりなり、クリップ部を基部に対し略直角方向に回動させることにより、クリップ部を形成する上下一対のクリップ片部が開き又は閉じるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の首掛け式ネームカードホルダー。
- 前記クリップ具は、基部と基部の先端に回動自在に設けたクリップ部とよりなり、
前記クリップ部は、略クロス状中間片部の前端に一体に連続形成された上下一対のクリップ片部と、中間片部の後端に一体に連続形成されて略半円形状若しくは略楕円形状などのループ状に連結された後片部とよりなり、
前記基部は、左右アーム部間に形成したカム板片部と該アーム部の後部に形成した取付片部とよりなり、
前記基部のカム板片部を前記クリップ部の後片部内に回動自在に挿入してクリップ部と基部を連結し、クリップ部を基部に対し略直角方向に回動させた時に、基部のカム板片部がクリップ部の後片部を自然状態とし又は押し広げることにより、クリップ部を形成する上下一対のクリップ片部が開き又は閉じるようにしたことを特徴とする請求項2又は3に記載の首掛け式ネームカードホルダー。 - ループ状掛け紐にネームカードホルダー本体を結合し、該ホルダー本体の一部に、衣服などの一部に係脱自在としたクリップ具を設けた首掛け式ネームカードホルダーにおいて、
前記ホルダー本体は、略矩形状をなし、内部が透視し得る偏平で二重の熱可塑性合成樹脂シート材の周縁部を溶着した構造とされ、その溶着周縁部の一部に取付紐の類よりなる可撓性のある取付長体を設け、該取付長体の先端部に前記クリップ具を設けたことを特徴とする首掛け式ネームカードホルダー。
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JP2005007404U JP3116524U (ja) | 2005-09-08 | 2005-09-08 | 首掛け式ネームカードホルダー |
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JP2005007404U Expired - Fee Related JP3116524U (ja) | 2005-09-08 | 2005-09-08 | 首掛け式ネームカードホルダー |
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JP (1) | JP3116524U (ja) |
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2005
- 2005-09-08 JP JP2005007404U patent/JP3116524U/ja not_active Expired - Fee Related
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