JP3116302U - 遊技機 - Google Patents

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俊男 吉松
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株式会社 アリストクラートテクノロジーズ
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Abstract

【課題】図柄の配列制御が不自然でなく、図柄の配列制御が容易で、多様な図柄の配列を行うことができる趣向製に富んだ遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機の幅方向に沿うと共に高さ方向に連続して配置され、複数の図柄を順次幅方向に沿って配置することができる可変表示部13と、遊技者の操作により変動する各図柄を上記各表示列に停止表示させることの組み合わせ状態を検知する検知部とを備えた遊技機であって、上記可変表示部には、上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、可変表示部に表示された各図柄を配列することにより、所定の図柄の組み合わせ状態を入選として判断を行う遊技機に係り、特に図柄の配列制御が不自然でなく、図柄の配列制御が容易で、多様な図柄の配列を行うことができる趣向性に富んだ遊技機に関する。
従来から、パチスロ等の遊技機においては、所定の図柄の組み合わせを表示可能に形成されている可変表示部が設けられ、上記可変表示部は、複数の図柄を縦方向に変動表示可能に形成された短円筒形のリールを幅方向に沿って3つ並列して配置することにより形成され、遊技者が所定の図柄列が表示された上記各リールを停止ボタンを押すことにより、遊技機内部に設けられた制御部を介して各リールを適宜停止させることにより上記可変表示部において所定の図柄の組み合わせを表示することができるように構成されている。
上記遊技機は、遊技者のリールの停止操作及び制御部により停止されることにより上記可変表示部において表示された複数の図柄の組み合わせを検知部により検知し、上記検知部において、所定の入賞状態となる図柄の組み合わせ状態に応じてメダルの払い戻しを行うことができるように形成されている。
上記可変表示部は、遊技機の正面操作部において形成され、図4に示すように、上記可変表示部13bには、高さ方向に配置された3個の図柄12と、上記3個の図柄12に対応して幅方向に配置されている3個の図柄12とを表示しうるように形成され、上記所定の入賞状態となる図柄12の組み合わせの判断は、上記可変表示部13bの幅方向に設けられた表示列23g、23h、23jにおいて線状に形成されている3本の検知部30g、30h、30jと、上記各表示列23g、23h、23jを横断し、斜めに交差して配置されている2本の検知部30m、30nとによりなされている。
上記5本の検知部30g、30h、30j、30m、30nにおける所定の図柄12の組み合わせは、遊技者の操作により変動する各図柄12を上記各表示列23g、23h、23jに停止表示させることができる制御部により行われ、上記制御部は遊技者により図柄の変動表示を停止させる信号を送信することができる停止ボタンと、上記停止ボタンにより送信される図柄の変動表示を停止させる信号により、図柄の配列処理がなされる図柄停止部とにより構成されている。
上記可変表示部13bに形成されている上記合計5本の検知部30g、30h、30j、30m、30nうち、いずれかの検知部30g、30h、30j、30m、30nにおいて、所定の図柄の組み合わせが表示された場合には所定の入賞状態が発生しうるように構成されているが、遊技機におけるゲームの進行上、所定の図柄12の組み合わせが上記検知部30g、30h、30j、30m、30nにおいて検知されることにより特定の入賞状態となることを回避したい場合がある。この場合は、遊技者が上記停止ボタンにより図柄の停止をした場合であっても、図柄の配列処理がなされる図柄停止部により上記図柄12を移動させる配列制御処理がなされる。
上記のように入選状態の回避を行いたい場合、例えば、図4に示すように、上記可変表示部13bに配置された上記表示列23g、23h、23jのうち、上記中段の表示列23hの一の検知部30hにおいて、左方より順に「チェリー・any・any」(anyとは、どのような図柄であってもよいことを意味する)のように左リール部に設けられた図柄列21gにおいて「チェリー」の図柄が1つ表示されただけで入選状態となる組み合わせを有する遊技機において、中リールに設けられた図柄列21h及び右リールに設けられた図柄列21jが図5に示す状態で停止している場合には、図5の状態で遊技者が上記停止ボタンにより左リールに設けられている図柄列21gの変動表示を停止した場合であっても、各表示列23g,23h,23jの幅方向に形成されている検知部30g,30h,30jにおける所定の図柄の組み合わせによる入選状態を回避するためには、左リールに設けられている図柄列21gに表示されている図柄を上記図柄停止部の配列制御処理により5コマ以上下方に移動させなければならない。
即ちここで、図5に示すように、遊技者の停止操作のままで意図的に、上記可変表示部13bにおいて表示されている上記左リールの図柄列21gを下方に移動させない場合には、下段の表示列23jの幅方向に形成されている検知部30jおいて、「7・7・7」の図柄の組み合わせとなる入選状態となり、また、図6に示すように、上記左リールの図柄列21gを意図的に1コマ下方に移動させた場合には、上段の表示列23gの幅方向に形成されている検知部30gにおいて、「ベル・ベル・ベル」の図柄の組み合わせとなる入選状態となり、また、図7〜図9に示すように、上記左リールの図柄列21gを2〜4コマ下方に移動させた場合には、夫々上段の表示列23g、中段の表示列23h及び、下段の表示列23jの幅方向に形成されている検知部30g,30h,30jにおいて夫々「チェリー・any・any」の図柄の組み合わせとなる入選状態となり、図10に示すように、上記左リールの図柄列21gを5コマ下方に移動した場合には、下段の表示列23jの幅方向に形成されている検知部30jにおいて「7・7・7」の図柄の組み合わせとなる入選状態となり、いずれの場合であっても入選状態の回避を行うことができず適当でない。
上記のように、入選状態を回避するために、遊技者が上記停止ボタンによる停止操作により可変表示部に表示された図柄の変動を停止させたにも関わらず、遊技機内部における図柄停止部による図柄の配列制御により、上記のように可変表示部に表示されている図柄を意図的に多数個下方へ移動させる処理がなされた場合には、遊技者は入選状態を回避する手段が遊技機内部において行われ、遊技機が不自然な動きをしていると感じるため、入選状態が意図的に回避されている印象を持ち、遊技機に対し不信感をおぼえることとなる。
したがって、上記のような事態を避けるためには、あらかじめ上記可変表示部において、図5の図柄の組み合わせとならない様な図柄の配列制御を行う必用があり、また、上記各リールの図柄列21g,21h,21jに配置されている各図柄の配列において高い入選配当となるおそれがある「ベル」や「7」の図柄を2つ以上離間させて配置したり、右方にどのような図柄が組み合わせられた場合であっても入賞状態となる「チェリー」の図柄の前後においては、「ベル」、「星」、「スイカ」などの低い入選配当となる図柄の配置を行う必要があり、図柄の配列制御を行うプログラムの作成に制限がかかるとともに、上記各リールの図柄列21g,21h,21jに表示されている図柄の配列の自由度が失われる。
上記図柄の停止制御の不自然さを回避するために、図柄を表示するための表示窓が回転ドラムの回転方向に沿って複数設けられ、各表示窓に1個ずつ表示されるとともに、表示窓と表示窓の間に隠された絵柄が存在するように各表示窓が間隔をあけて配置されているスロットマシンが提供されている(特許文献1)
特開2001−198261号
上記特許文献1にかかる発明にあっては、不都合な図柄が上記可変表示部に設けられた検知部において検知されるおそれがある場合にあっては、さらに1コマ余分に上記リールを回転させることにより、上記不都合な図柄を表示窓と表示窓との間に位置させることにより、上記不都合な図柄を隠すように構成されている。
しかし、上記図柄は上記表示窓と表示窓との間に隠されるため、遊技者は違和感をおぼえ、また、上記の表示窓と表示窓との間に視認不可能な箇所があることから、外観上違和感を与えていた。
そこで本考案が解決しようとする課題は、図柄の配列制御が不自然でなく、図柄の配列制御が容易で、多様な図柄の配列を行うことができる趣向性に富んだ遊技機に関する。
このような技術的課題解決のため、請求項1記載の遊技機にあっては、遊技機の幅方向に沿うと共に高さ方向に連続して配置され、複数の図柄を順次幅方向に沿って配置することができる複数の表示列を有し、各図柄を変動させて上記表示列に配置することができる可変表示部と、遊技者の操作により変動する各図柄を上記各表示列に停止表示させることができる制御部と、上記制御部により停止表示させられた上記表示列における複数の図柄の組み合わせ状態を検知する検知部とを備えた遊技機であって、上記可変表示部には、上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列が設けられていることを特徴とする。
したがって、所定の図柄が変動表示され、遊戯者の操作により上記表示列における上記検知部において図柄が停止表示されることにより、上記表示列において所定の図柄の組み合わせを有する入賞状態となるおそれがある状態にあっても、所定の入賞状態の回避を行いたい場合には、上記図柄を上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において停止表示させることにより、所定の入賞状態を回避することができる。
請求項2記載の遊技機にあっては、上記表示列は、高さ方向に沿って連続して上段、中段及び下段の3段に形成されると共に、各表示列には幅方向に沿って3つの図柄が表示されるように構成されていることを特徴とする。
したがって、上記3段に形成された各表示列において各図柄を表示することができ、所定の図柄が変動表示され、遊戯者の操作により上記表示列における上記検知部において図柄が停止表示されることにより上記表示列において所定の図柄の組み合わせを有する入賞状態となるおそれがある状態にあっても、所定の入賞状態の回避を行いたい場合には、上記図柄を上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において停止表示させることにより、上記表示列において所定の入賞状態となることを回避することができる。
請求項3記載の遊技機にあっては、上記検知部は、上記表示列に対応して夫々線状に配置されると共に、3段の各表示列を横断し、斜めに交差して配置されていることを特徴とする。
従って、上記検知部は上記表示列に対応して線状に配置されていることから、上記線状に配置されている各図柄の組み合わせにより入選状態の判断を行うことができる。
請求項4記載の遊技機にあっては、上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を判断されない表示列は中段表示列であることを特徴とする
したがって、上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を判断されない表示列は中段表示列であることから、所定の図柄が変動表示され、遊戯者の操作により上記表示列における上記検知部において図柄が停止表示されることにより、上記検知部において所定の図柄の組み合わせを有する入賞状態となるおそれがある状態にあっても、所定の入賞状態の回避を行いたい場合には、上記図柄を上記中段表示列において停止表示させることにより、遊戯者に対し不自然な動作であると感じさせることなく容易に上記中段表示列において所定の入賞状態となることを回避することができる。
請求項5記載の遊技機にあっては、上記複数の図柄の組み合わせが入賞として判断されない表示列には検知部が設けられていないことを特徴とする。
したがって、上記複数の図柄の組み合わせが入賞として判断されない表示列には検知部が設けられていないことから、所定の図柄が変動表示され、遊戯者の操作により上記表示列における上記検知部において図柄が停止表示されることにより上記検知部において所定の図柄の組み合わせを有する入賞状態となるおそれがある状態にあっても、所定の入賞状態の回避を行いたい場合には、上記図柄を検知部が設けられていない表示列において停止表示させることにより、上記表示列において所定の入賞状態となることを回避することができる。
請求項6記載の遊技機にあっては、上記検知部は、上段表示列に設けられた上段検知部と、下段表示列に設けられた下段検知部と、上段表示列、中段表示列及び下段表示列を横断して設けられる第一の斜方検知部と、上記第一の斜方検知部に交差して配置される第二の斜方検知部とにより構成されていることを特徴とする。
したがって、上記検知部は、上段の表示列に設けられた上段の検知部と、下段の表示列に設けられた下段の表示部と、上段の表示列、中段の表示列及び下段の表示列を横断して設けられる第一の斜方検知部と、上記第一の斜方検知部に交差して配置される第二の斜方検知部とにより構成されていることから、上記各検知部において、多様な図柄の配列により入賞状態を判断することができる。
請求項7記載の遊技機にあっては、上記可変表示部は、外周面に周面方向に沿って複数の図柄が配置され、高さ方向に図柄を変動表示可能に形成されている円筒状のリールを幅方向に3個並列して設けることにより形成されていることを特徴とする。
したがって、上記可変表示部に設けられた上記表示列において所定の図柄の組み合わせを有する入賞状態となるおそれがある状態にあっても、所定の入賞状態の回避を行いたい場合には、上記リールに配置された図柄を、上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において停止表示させることにより、上記表示列において所定の入賞状態となることを回避することができる。
請求項8記載の遊技機にあっては、上記可変表示装置は、液晶ディスプレイ装置と、上記液晶ディスプレイ制御手段とにより形成されていることを特徴とする。
したがって、上記液晶ディスプレイ装置において、上記各図柄の組み合わせ状態を表示して、所定の図柄の組み合わせを入賞状態とすることができるとともに、上記液晶ディスプレイ制御手段により、上記液晶ディスプレイ装置に表示される各図柄の組み合わせを制御することができる。
請求項9記載の遊技機にあっては、上記複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において、特定の図柄が組み合わされた場合には、特定のゲーム状態への移行を告知するように構成されていることを特徴とする。
したがって、上記複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において、上記図柄を停止表示させることにより、遊戯者に対し不自然な動作であると感じさせることなく容易に上記表示列において所定の入賞状態となることを回避することができるとともに、上記遊技機が特定のゲーム状態への移行される旨の告知を行うことができる。
請求項1記載の遊技機にあっては、上記可変表示部には、上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列が設けられていることから、所定の図柄が変動表示され、遊戯者の操作により上記表示列における上記検知部において図柄が停止表示されることにより、上記表示列において所定の図柄の組み合わせを有する入賞状態となるおそれがある状態にあっても、所定の入賞状態の回避を行いたい場合には、上記図柄を上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において停止表示させることにより、遊戯者に対し不自然な動作であると感じさせることなく容易に上記表示列において所定の入賞状態となることを回避することができる。
また、請求項1記載の遊技機にあっては、上記表示列において所定の図柄の組み合わせを有する入賞状態となるおそれがある状態にあっても、上記図柄を上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において停止表示させることにより、所定の入賞状態となることを回避することができることから、上記図柄に隣接する図柄において高い入選配当となる図柄を配置した場合にあっても、上記図柄を一コマ移動するだけで、上記高い入選配当となることを回避することができる。
したがって、所定の入賞状態となることを回避するための図柄の配列にとらわれることなく図柄を自由に配置することができるため、遊戯者に対し興味を与えることができる様々な図柄の配列を有する遊技機を提供することができる。
また、上記表示列において所定の図柄の組み合わせを有する入賞状態となるおそれがある状態にあっても、上記図柄を上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において停止表示させることにより、所定の入賞状態となることを回避することができることから、上記図柄の変動表示の制御及び、上記各図柄を各表示列において停止表示させることができる制御部の作成を容易に行うことができる。
上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列には、検知部が設けられていて機能させなくてもよく、設けられていなくてもよい。
請求項2記載の遊技機にあっては、3段に形成されているいずれかの表示列において、複数の図柄の組み合わせ状態を入賞状態として判断されない表示列が形成されていることから、所定の図柄が変動表示され、遊戯者の操作により上記表示列における上記検知部において図柄が停止表示されることにより上記表示列において所定の図柄の組み合わせを有する入賞状態となるおそれがある状態にあっても、所定の入賞状態の回避を行いたい場合には、上記図柄を上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において停止表示させることにより、遊戯者に対し不自然な動作であると感じさせることなく容易に上記表示列において所定の入賞状態となることを回避することができる。
請求項3記載の遊技機にあっては、上記検知部は上記表示列に対応して線状に配置されていることから、上記線状に配置されている各図柄の組み合わせにより入選状態の判断を行うことができる。
また、上記検知部は、斜めに交差して配置されていることから、多様な図柄の配列により入賞状態を判断することができる遊技機を提供することができる。
請求項4記載の遊技機にあっては、上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を判断されない表示列は中段表示列であることから、所定の図柄が変動表示され、遊戯者の操作により上記表示列における上記検知部において図柄が停止表示されることにより、上記検知部において所定の図柄の組み合わせを有する入賞状態となるおそれがある状態にあっても、所定の入賞状態の回避を行いたい場合には、上記図柄を上記中段表示列において停止表示させることにより、遊戯者に対し不自然な動作であると感じさせることなく容易に上記表示列において所定の入賞状態となることを回避することができる。
請求項5記載の遊技機にあっては、上記複数の図柄の組み合わせが入賞として判断されない表示列には検知部が設けられていないことから、所定の図柄が変動表示され、遊戯者の操作により上記表示列における上記検知部において図柄が停止表示されることにより上記検知部において所定の図柄の組み合わせを有する入賞状態となるおそれがある状態にあっても、所定の入賞状態の回避を行いたい場合には、上記図柄を検知部が設けられていない表示列において停止表示させることにより、遊戯者に対し不自然な動作であると感じさせることなく容易に上記表示列において所定の入賞状態となることを回避することができる。
請求項6記載の遊技機にあっては、上記検知部は、上段表示列に設けられた上段検知部と、下段表示列に設けられた下段表示部と、上段表示列、中段表示列及び下段表示列を横断して設けられる第一の斜方検知部と、上記第一の斜方検知部に交差して配置される第二の斜方検知部とにより構成されていることから、多様な図柄の配列により入賞状態を判断することができる遊技機を提供することができる。
請求項7記載の遊技機にあっては、上記可変表示部は、複数の図柄が配置されている円筒状のリールを3個並列して設けることにより形成されていることから、所定の図柄が変動表示され、遊戯者の操作により上記表示列における上記検知部において図柄が停止表示されることにより上記表示列における上記検知部において図柄が停止表示されることにより、上記表示列において所定の図柄の組み合わせを有する入賞状態となるおそれがある状態にあっても、所定の入賞状態の回避を行いたい場合には、上記リールに配置された図柄を、上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において停止表示させることにより、遊戯者に対し不自然な動作であると感じさせることなく容易に上記表示列において所定の入賞状態となることを回避することができる。
請求項8記載の遊技機にあっては、上記可変表示部は、液晶ディスプレイ装置と、上記液晶ディスプレイ制御手段とにより形成されていることから、上記液晶ディスプレイ装置において、上記各図柄の組み合わせ状態を表示して、所定の入賞状態とすることができる遊技機を提供することができる。
請求項9記載の遊技機にあっては、上記複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において、特定の図柄が組み合わされた場合には、特定のゲーム状態への移行を告知するように構成されていることから、上記複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において、上記図柄を停止表示させることにより、遊戯者に対し不自然な動作であると感じさせることなく容易に上記表示列において所定の入賞状態となることを回避することができるとともに、上記特定のゲーム状態への移行される告知により、遊戯者に対し高い期待感を与え、ゲームに対する射幸心を高めることができる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本考案にかかる遊技機を説明する。
本実施の形態に係る遊技機10は、図1及び図3に示すように、遊技機10の幅方向に沿うと共に高さ方向に連続して配置され、複数の図柄12を順次幅方向に沿って配置することができる複数の表示列23a,23b,23cを有し、各図柄12を変動させて上記表示列23a,23b,23cに配置することができる可変表示部13と、遊技者の操作により変動する各図柄12を上記各表示列23a,23b,23cに停止表示させることができる制御部と、上記制御部により停止表示させられた上記表示列23a,23b,23cにおける複数の図柄12の組み合わせ状態を検知する検知部30a,30b,30cとを備えた遊技機10であって、上記可変表示部13には、上記検知部30a,30b,30cにより複数の図柄12の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列が設けられている。
また、図3に示すように、上記表示列23a,23b,23cは、高さ方向に沿って連続して上段、中段及び下段の3段に形成されると共に、各表示列23a,23b,23cには幅方向に沿って3つの図柄12が表示されるように構成されている。
また、図3に示すように、上記検知部は、上記表示列23a,23b,23cに対応して夫々線状に配置されると共に、上記3段の各表示列23a,23b,23cを横断し、斜めに交差して配置されている。
また、図3に示すように、上記検知部により複数の図柄12の組み合わせ状態を判断されない表示列は中段の表示列23bである。また、図13に示すように、上記複数の図柄12aの組み合わせが入賞として判断されない表示列23eには検知部が設けられていない。
また、図13に示すように、上記検知部は、上段の表示列23aに設けられた上段検知部30aと、下段表示列23cに設けられた下段検知部30cと、上段表示列23a、中段表示列23b及び下段表示列23cを横断して設けられる第一の斜方検知部31aと、上記第一の斜方検知部31aに交差して配置される第二の斜方検知部31bとにより構成されている。
また、図1及び図2に示すように、上記可変表示部13は、外周面に周面方向に沿って複数の図柄12が配置され、高さ方向に図柄12を変動表示可能に形成されている円筒状のリール16a,16b,16cを幅方向に3個並列して設けることにより形成されている。
また、上記可変表示装置13は、液晶ディスプレイ装置と、上記液晶ディスプレイ制御手段とにより形成されている。
また、上記複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列23bにおいて、特定の図柄12が組み合わされた場合には、特定のゲーム状態への移行を告知するように構成されている。
図1は、本実施例にかかる遊技機10を示したものである。
図1に示すように、本実施例にかかる遊技機10は、中空の箱体11により形成され、上記箱体11の前面には複数の図柄12を変動させて表示可能な可変表示部13が設けられ、箱体11の前面開口部には、前面を遊技操作面とするフロントドア14を開閉可能に取り付けて構成されている。
箱体11の内部には、図示外であるが、上記箱体11内部の上方にはリールブロック部32、回路基板等が配置され、上記箱体11内部の下方においては、多数枚のメダルを収容するホッパーを有するメダル放出機が設けられている。
図2に示すように、上記リールブロック部32は、金属フレーム33に短円筒形状のリール16a,16b,16cが夫々回転可能に3個一体に組みつけられている。上記各リール16a,16b,16cは、その外周面に上記図3に示すような帯状シート20a,20b,20cが貼設され、上記各帯状シート20a,20b,20cには、絵や、数字、文字等からなる所定個数の図柄12よりなる図柄列21a,21b,21cが印刷されている。
上記図柄列21a,21b,21cのいくつかの図柄12は、入賞や特別入賞を成立させるための入賞図柄や、特別入賞図柄を構成するものである。上記リール16a,16b,16cには上記各リール16a,16b,16cを個別に回転駆動しうるステッピングモーターが装着されている。
上記フロントドア14には、図1に示すように、各リール16a,16b,16cの外周面に表示されている図柄12を表示するための可変表示部13を有する中央パネル部15と、機種名やゲーム情報を表示するための、上部パネル18部及び下部パネル部19とが設けられている。
図3に示すように、上記可変表示部13には、上記各リール16a,16b,16cに配置されている図柄列21a,21b,21cを高さ方向に夫々3つずつ表示可能に形成された図柄表示窓部17a,17b,17cが設けられ、上記可変表示部13の幅方向に夫々3つ並列して配置されている。
図3に示すように、上記可変表示部13においては、上記各図柄表示窓部17a,17b,17cの高さ方向において夫々上段、中段、下段において各図柄列21a,21b,21cにおいて連続して配置されている3つの図柄12を順次幅方向に沿って3つ配置させることにより夫々高さ方向に3列の表示列23a,23b,23cが形成されている。
図示外であるが、上記遊技機内部においては、上記図柄表示窓部17a,17b,17cにおいて変動する各図柄を上記各表示列において停止表示させることができる制御部が形成され、上記制御部は遊技者により図柄の変動表示を停止させる信号を送信することができる停止ボタン22a,22b,22cと、上記停止ボタン22a,22b,22cにより送信される図柄12の変動表示を停止させる信号により、図柄12の配列処理がなされる図柄停止部とにより構成されている。
図1に示すように、上記停止ボタン22a,22b,22cは上記中央パネル部15の下方に配置され、上記図柄表示窓部17a,17b,17cにおいて変動する所定の図柄12を停止表示させるために、各リール16a,16b,16cを個別に停止しうるように形成されている。
図1に示すように、上記中央パネル部15の下方には、上記遊技機10のゲーム状態を開始させるために必要なメダルを投入しうるように形成されたメダル投入口26と、上記遊技機10における1ゲーム開始状態を指示するためのスタートレバー24と、1ゲーム当たりのメダルの賭数を選択するための3種類のベットボタン25a,25b,25cとが設けられ、上記一のベットボタン25aにおいては、上記遊技機における1ゲームあたりのメダルの賭数を最大とする機能を有し、本実施例にかかる遊技機においては賭数を3枚とする機能を有する。
また、図1に示すように、上記下部パネル部19の下方には、メダル放出口27と、上記メダル放出口27から放出されたメダルを受けるためのメダル受け皿28と、上記遊技機10における各種の遊技状態に応じて演出音を送出することができるスピーカー部29とが設けられている。
図1に示すように、上記メダル投入口26には、ゲームの実行やメダルを貯留に必要なメダルを投入するように形成されている。上記スタートレバー24は、上記3個のリール16a,16b,16cを一斉にスタート操作させるために使用され、上記停止ボタン22a,22b,22cは夫々対応するリール16a,16b,16cの回転を個別に停止するのに使用される。
図示外であるが、上記各図柄表示窓部17a,17b,17cの内部後方には、図2に示すリールブロック部32が配置され、上記各リール16a,16b,16cの外周面が上記各図柄表示窓部17a,17b,17cに向けて設けられ、上記各図柄表示窓部17a,17b,17cにおいて、上記各リール16a,16b,16cの外周面に表示された図柄列21a,21b,21cが表示されるように形成されている。
従って、遊技者は本実施例にかかる遊技機10のゲームの開始に伴い、回転している各リール16a,16b,16cを上記停止ボタン22a,22b,22cを適宜押すことにより、上記遊技機内部に設けられている制御部を介して、上記各図柄表示窓部17a,17b,17cにおいて、各リール16a,16b,16cに表示されている各図柄12を高さ方向に夫々3コマ分ずつ視認可能な状態で停止させることができる。
図3に示すように、上記各表示列23a,23b,23cには、上記各表示列23a,23b,23cにおいて停止表示された複数の図柄12の組み合わせ状態を検知することにより、所定の入賞状態となることを検知しうる検知部30a,30b,30cが形成されている。
遊技者が上記各停止ボタン22a,22b,22cを押すことにより、上記各リール16a,16b,16cの回転が停止され、上記各リール16a,16b,16cの外周面に表示された各図柄12が上記各検知部30a,30b,30cに対応した位置において、適宜停止しうるように形成されている。
図3に示すように、上記検知部は、上段の表示列23aに設けられた上段の検知部30aと、下段の表示列23cに設けられた下段の検知部30cと、中段の表示列23bに設けられた中段の検知部30bと、上記上段の表示列23a、中段の表示列23b及び下段の表示列23cを横断して設けられた第一の斜方検知部31aと、上記第一の斜方検知部31aに交差して配置される第二の斜方検知部31bとにより構成されている。
したがって、上記各検知部30a,30b,30cは、上記各表示列23a,23b,23cに対応して夫々幅方向に線状に配置されると共に、上記各斜方検知部31a,31bは、上記3段の各表示列23a,23b,23cを横断し、斜めに交差して夫々線状に配置されている。
本実施例においては、制御部により検知部30bは表示列23bの図柄の組み合わせを検知しないようにして制御されている。
したがって、この場合遊技者は上記メダル投入口26からメダルを投入し、本実施例にあっては、上記メダル投入口26から2枚のメダルを投入し、第一のベットボタン25bを押すことにより上記検知部のうち、上段の表示列23aに設けられている上段の検知部30aと、下段の表示列23cに設けられた下段の検知部30cとにおいて停止表示された図柄12の組み合わせ状態が検知され、上記上段の検知部30a及び下段の検知部30cにおいて所定の図柄12の組み合わせとなった場合に入賞状態となるように構成され、上記中段の表示列23bに設けられた中段の検知部30bにおいては、上記所定の図柄の組み合わせを入賞として判断されないように構成されている。
また、上記メダル投入口26から3枚のメダルを投入し、第二のベットボタン25bを押すことにより上記検知部のうち、上記上段の表示列23aに設けられた上段の検知部30aと、下段の表示列23cに設けられた下段の検知部30cと、上記上段の表示列23a、中段の表示列23b及び下段の表示列23cを横断して設けられた第一の斜方検知部31aと、上記第一の斜方検知部31aに交差して配置される第二の斜方検知部31bとにおいて停止表示された図柄12の組み合わせ状態が検知され、上記検知部30a,30c及び斜方検知部31a,31bにおいて所定の図柄12の組み合わせとなった場合に入賞状態となるように構成されている。
上記のように、上記各検知部30a,30c及び斜方検知部31a,31bにおいて、所定の図柄12の組み合わせとなることにより所定の入賞状態となった場合には、所定枚数のメダルの払い戻しが行われ、上記払い戻されたメダルは、上記遊技機内部に設けられた貯留部において貯留されるように構成されている。
図1に示すように、上記中央パネル部15の下方には、上記メダル投入口26から投入して貯留部に貯留されているメダル、又は所定の入賞状態となることにより、上記貯留部に払い戻されたメダルの清算を行うための清算ボタン34が設けられ、遊技者は上記清算ボタン34を押すことにより、上記貯留部に貯留されているメダルを上記メダル放出口27を介して、上記メダル受け皿に放出させることができる。
また、図1に示すように、上記中央パネル15の下方には、ゲーム毎に1〜3枚のメダルを上記メダル投入口26から投入してゲームを行う方式と、ベットボタン25b、25cを押すことにより、上記貯留部に貯留されたメダルを使用してゲームを行う方式とを選択するための切り替えスイッチ35が設けられている。
また、図示しないが、このように構成された遊技機10の制御回路内には、遊技者の上記スタートレバー24によるゲームのスタート操作に基づいて乱数をサンプリングする乱数サンプリング手段を有する乱数発生器と、乱数サンプリング回路とを有している。
また、「SB」,「ベル」、「スイカ」、「チェリー」、「リプレイ」、「BB」、「RB」及び「ハズレ」当選役と、上記当選役に対応して決定される乱数範囲と、これらの各当選役及び対応する乱数範囲の当選確率が画定された入賞確立テーブルとが備えられている。
上記サンプリング手段によりサンプリングされた乱数値が入賞確立テーブルの当選区画に含まれた場合に、その入賞役の当選と判定し、当該入賞役のヒット(当選)フラグを成立させるように構成されている。
これらの当選フラグには、上記検知部30a,30c又は斜方検知部31a,31b上に所定の図柄(例えば「ベル」図柄や「チェリー」図柄等)が揃うことで、10枚程度のメダルの払い戻しが得られる「小役」と呼ばれる入賞役のフラグや、所定の図柄(例えば「7」図柄や「BAR」図柄等)が揃うことで発生し、一定のゲーム回数、通常の遊技状態より入賞が発生しやすい状態となり、100枚〜400枚程度の大量のメダルの払い戻しが得られる「ボーナス役」と呼ばれる入賞役のフラグなどがある。
この場合、当選フラグが成立した状態は、一般的に「内部当選」と呼ばれている状態であり、該当入賞役が上記検知部30a,30c又は斜方検知部31a,31b上に揃うことが許可されただけであり、実際には、未だ入賞は発生していない。
入賞状態を発生させるためには、回転中の上記各リール16a,16b,16cに表示されている入賞図柄12を上記検知部30a,30c又は斜方検知部31a,31b上に停止できるタイミングで上記各停止ボタン22a,22b,22cを押すことにより、上記検知部30a,30c又は斜方検知部31a,31b上において各図柄12を所定の組み合わせで揃えること、即ち、いわゆる「目押し」が必要であり、この操作タイミングが悪いと、内部当選しているにも関わらず入賞が発生しない状態が発生することとなる。
以下、添付図面に示す実施例に基づき、本考案に係る遊技機10の第一実施例の作用について説明する。
上記遊技機10は、図1に示すように、遊技場において使用されるいわゆるパチスロ機として使用される。
図1に示すように、本実施例にかかる遊技機10は、上記箱体11の前面に設けられたメダル投入口26にメダルを投入することにより、上記遊技機のゲーム開始準備段階とすることができ、上記メダル投入口に適宜枚数のメダルを投入することにより、貯留メダルとして、上記遊技機内部に設けられた貯留部に貯留される。
次に、上記中央パネル部15の下方に設けられたベットボタン25aを押すことにより、上記貯留部に貯留されたメダルのうち、3つのメダルが賭数として使用され、図3に示すように、上記可変表示部13に設けられた検知部のうち、上段の表示列23aに設けられた上段の検知部30aと、下段の表示列23cに設けられた下段の検知部30cと、上段の表示列23a、中段の表示列23b及び下段の表示列23cを横断して設けられる第一の斜方検知部31aと、上記第一の斜方検知部31aに交差して配置される第二の斜方検知部31bにおいて、所定の図柄12の組み合わせ状態となることとなった場合には入賞状態となるように構成されている。
上記遊技機10に設けられたスタートレバー24を押すことにより、上記遊技機10のゲームが開始され、上記箱体内部に設けられた3つのリール16a,16b,16cが各ステッピングモーターにより回転駆動され、上記各図柄表示窓部17a,17b,17cにおいて、各リール16a,16b,16cの外周面に設けられている図柄12が変動表示される。
遊技者が上記各図柄表示窓部17a,17b,17cにおいて複数の図柄が変動表示されている状態を凝視し、上記各表示列23a,23b,23cにおいて、いわゆる「目押し」により、入賞状態となる所定の図柄12の組み合わせとなるように、上記各リール16a,16b,16cに対応して設けられている停止ボタン22a,22b,22cを押すことにより、遊技者は上記各表示列23a,23b,23cにおいて、所望の図柄12の組み合わせとなるように上記各リール16a,16b,16cの回転を停止して、図柄12を表示させることができる。
上記各リール16a,16b,16cの停止により、上段の検知部30a,下段の検知部30c又は、第一の斜方検知部31a,第二の斜方検知部31bのいずれかの検知部において所定の図柄12の組み合わせとなった場合には入賞状態となるように構成されている。
しかし、ゲームの進行上、遊技機内部において、所定の図柄の組み合わせが上記各検知部において検知されることにより特定の入賞状態となることを回避したい場合がある。この場合は、遊技機内部に設けられている図柄の配列制御を司る制御部により上記図柄12を所定の図柄12の組み合わせとならないように移動させる配列制御処理がなされる。
本実施例においては、上記中段の表示列23bに設けられた中段の検知部30bにおいて、所定の図柄12の組み合わせ状態となった場合であっても、入賞状態と判断されることはない。
したがって、本実施の形態にかかる遊技機においては、上記のように入選状態の回避を行いたい場合、図14に示すように、例えば、上記可変表示部13に配置された上記表示列のうちの一の検知部30aにおいて、左方より順に「チェリー・any・any」(anyとは、どのような図柄であってもよいことを意味する)のように左リール部に設けられた図柄列21aにおいて「チェリー」の図柄12が1つ表示されただけで入選状態となる組み合わせを有する遊技機において、中リールに設けられた図柄列21b及び右リールに設けられた図柄列21cが図15に示す状態で停止している場合には、図15の状態で遊技者が上記停止ボタン22a,22b,22cにより左リールに設けられている図柄列21aの変動表示を停止した場合、図3に示す各表示列23a,23b,23cの幅方向に形成されている検知部30a,30b,30cにおける所定の図柄12の組み合わせによる入選状態を回避するためには、図16に示すように、左リールに設けられている図柄列21aに表示されている図柄12を上記図柄停止部の配列制御処理により3コマ下方に移動させることにより行うことができる。
すなわち、従来の遊技機においては、図5に示すように、遊技者の停止操作のままで意図的に、上記可変表示部13bにおいて表示されている上記左リールの図柄列21gを下方に移動させない場合には、下段の表示列23jの幅方向に形成されている検知部30jおいて、「7・7・7」の図柄12の組み合わせとなる入選状態となり、また、図6に示すように、上記左リールの図柄列21gを意図的に1コマ下方に移動させた場合には、上段の表示列23gの幅方向に形成されている検知部30gにおいて、「ベル・ベル・ベル」の図柄の組み合わせとなる入選状態となり、また、図7〜図9に示すように、上記左リールの図柄列21gを2〜4コマ下方に移動させた場合には、夫々上段の表示列23g、中段の表示列23h及び、下段の表示列23jの幅方向に形成されている検知部30g,30h,30jにおいて夫々「チェリー・any・any」の図柄の組み合わせとなる入選状態となり、図10に示すように、上記左リールの図柄列21gを5つ下方に移動した場合には、下段の表示列23jの幅方向に形成されている検知部30jにおいて「7・7・7」の図柄の組み合わせとなる入選状態となり、いずれの場合であっても入選状態の回避を行うことができず適当でなく、遊技者が適宜停止ボタンを押すことにより図柄12の変動表示を停止させたにも関わらず、遊技機内部における図柄停止部による図柄の配列制御により、上記図柄12を5コマ以上下方に移動させなければ入選状態の回避を行うことができなかった。
このことから、遊技者は上記図柄を下方へ移動させる処理が意図的になされ、遊技機が不自然な動きをしていると感じ、入選状態が意図的に回避されている印象をもち、遊技機に対し不信感をおぼえることとなっていた。
これに対し本実施の形態に係る遊技機10においては、図15のような図柄12の配列となった場合であっても、図16に示すように、左リールに設けられている図柄列21aに表示されている図柄12を3つだけ下方に移動させることにより入賞状態となることを回避できることから、上記図柄12の配列制御を司る制御部により行われる図柄の変動表示が不自然でないことから、図16に示すように入賞状態が回避された場合であっても、入賞状態が意図的に回避されていると感じさせずに、入賞状態の回避を行うことができる。
したがって、遊戯者に対し不信感を与えずに、遊技機の所期の目的である入賞状態の回避を行うことができ、ゲームの続行を行うことができる。
また、従来の遊技機においては、上記のように、所定の入賞状態を回避するために、左リール部に設けられていう図柄列21aを5コマ以上移動しなければならないという事態となることを避けるために、あらかじめ上記可変表示部13bにおいて、図5の図柄の組み合わせとならない様な図柄12の配列制御を行う必用があり、また、上記各リールの図柄列21g,21h,21jに配置されている各図柄12の配列において高い入選配当となるおそれがある「ベル」や「7」の図柄12を2つ以上離間させて配置したり、右方にどのような図柄12が組み合わせられた場合であっても入賞状態となる「チェリー」の図柄の前後においては、「ベル」、「星」、「スイカ」などの低い入選配当となる図柄の配置を行う必要があり、図柄の配列制御を行うプログラムの作成に制限がかかるとともに、上記各リールの図柄列21g,21h,21jに表示されている図柄の配列の自由度が失われる結果となっていた。
しかし、本実施の形態にかかる遊技機においては、可変表示部13において、図15のような図柄12の配列状態となった場合であっても、図16に示すように容易に入賞状態の回避をおこなうことができることから、従来のような図柄の組み合わせに限られることなく、多様な図柄の配列を行うことができる図柄列を形成することができ、趣向性に富んだ遊技機を提供することができる。
また、本実施の形態にかかる遊技機においては、複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断しない表示列は、外部から顕著に視認しうるものではないことから、特許文献1に記載の従来の遊技機のように、上記入賞状態を回避するために隠れた絵柄が存在するように各表示窓を間隔を開けて配置する必要がない。
したがって、視認不可能な箇所があることにより生じていた違和感を与えることがない遊技機を提供することができる。
図13は本考案に係る遊技機の第二実施例を示す。本実施例に係る遊技機にあっては、 上記可変表示部13aに設けられた各検知部は、上段の表示列23dに設けられた上段の検知部30dと、下段の表示列23fに設けられた下段の検知部30fと、上記上段の表示列23d、中段の表示列23e及び下段の表示列23fを横断して設けられた第一の斜方検知部31cと、上記第一の斜方検知部31cに交差して配置される第二の斜方検知部31dとにより構成されている。
以下、図13に示す実施例に基づき、上記第一実施例と異なる作用について、本考案に係る遊技機の第二実施例の作用について説明する。
本実施の形態にかかる遊技機においては、上記可変表示部13aに表示されている表示列のうち、中段の表示列23eにおいては複数の図柄の組み合わせ状態を判断することにより所定の入賞状態を検知することができる検知部そのものが設けられていないことから、
図11のような図柄の配列となった場合であっても、図12に示すように、左リールに設けられている図柄列21dに表示されている図柄を3つだけ下方に移動させることにより、入賞状態となることを回避できることから、図柄の配列制御を司る制御部により行われる図柄の変動表示が不自然でなく、図12に示すように入賞状態が回避された場合であっても、入賞状態が意図的に回避されていると遊技者に感じさせずに、入賞状態の回避を行うことができる。
したがって、遊戯者に対し不信感を与えずに、遊技機の所期の目的である入賞状態の回避を行うことができ、ゲームの続行を行うことができる。
また、他の実施例として上記表示列のうち、一の表示列においては複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されないように形成されていると共に、上記表示列において特定の図柄が組み合わされた場合には、特定のゲーム状態への移行を告知するように構成されている。
したがって、上記複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において、上記図柄を停止表示させることにより、遊戯者に対し不自然な動作であると感じさせることなく容易に上記表示列において所定の入賞状態となることを回避することができるとともに、上記特定のゲーム状態への移行される告知により、遊戯者に対し高い期待感を与え、ゲームに対する射幸心を高めることができる。
本考案は、図柄の配列制御が不自然でなく、図柄の配列制御が容易で、多様な図柄の配列を行うことができる趣向性に富んだ遊技機に適用できる。
本考案にかかる遊技機を示す全体斜視図である。 本考案にかかる遊技機のリールブロック部を示す斜視図である。 本考案にかかる帯状シート及び、可変表示部を示す全体平面図である。 従来の遊技機にかかる可変表示部において、中段の表示列に設けられている検知部において、左方から「チェリー・any・any」の図柄の組み合わせによる所定の入賞状態となっている状態を示す概念図である。 従来の遊技機にかかる可変表示部において、中リールに設けられている図柄列及び右リールに設けられている図柄が所定の図柄の組み合わせとなっている状態において、左リールに設けられている図柄列が所定の図柄の配列となっている状態を示す概念図である。 従来の遊技機にかかる図5の状態を示す可変表示部において、左リール部に設けられている図柄が1コマ下方に移動した状態を示す概念図である。 従来の遊技機にかかる図6の状態を示す可変表示部において、左リール部に設けられている図柄が1コマ下方に移動した状態を示す概念図である。 従来の遊技機にかかる図7の状態を示す可変表示部において、左リール部に設けられている図柄が1コマ下方に移動した状態を示す概念図である。 従来の遊技機にかかる図8の状態を示す可変表示部において、左リール部に設けられている図柄が1コマ下方に移動した状態を示す概念図である。 従来の遊技機にかかる図9の状態を示す可変表示部において、左リール部に設けられている図柄が1コマ下方に移動した状態を示す概念図である。 本考案にかかる第二の実施例を示す可変表示部において、中リールに設けられている図柄列及び右リールに設けられている図柄列が所定の図柄に配列され、左リール部に設けられている図柄列が変動する状態を示す概念図である。 本考案にかかる図11の状態を示す可変表示部において、左リール部に設けられている図柄が1コマ下方に移動した状態を示す概念図である。 本考案にかかる第二の実施例を示す帯状シート及び、可変表示部を示す全体平面図である。 本考案の第一実施例にかかる遊技機にかかる可変表示部において、上段の表示列に設けられている検知部において、左方から「チェリー・any・any」の図柄の組み合わせによる所定の入賞状態となっている状態を示す概念図である。 本考案の第一実施例にかかる可変表示部において、中リールに設けられている図柄列及び右リールに設けられている図柄が所定の図柄の組み合わせとなっている状態において、左リールに設けられている図柄列が所定の図柄の配列となっている状態を示す概念図である。 本考案の第一実施例にかかる図15の状態を示す可変表示部において、左リール部に設けられている図柄が3コマ下方に移動した状態を示す概念図である。
符号の説明
10 遊技機
11 箱体
12 図柄
12a 図柄
13 可変表示部
13a 可変表示部
13b 可変表示部
14 フロントドア
15 中央パネル部
16a リール
16b リール
16c リール
17a 図柄表示窓部
17b 図柄表示窓部
17c 図柄表示窓部
17d 図柄表示窓部
17e 図柄表示窓部
17f 図柄表示窓部
18 上部パネル部
19 下部パネル部
20a 帯状シート
20b 帯状シート
20c 帯状シート
20d 帯状シート
20e 帯状シート
20f 帯状シート
21a 図柄列
21b 図柄列
21c 図柄列
21d 図柄列
21e 図柄列
21f 図柄列
21g 図柄列
21h 図柄列
21j 図柄列
22a 停止ボタン
22b 停止ボタン
22c 停止ボタン
23a 表示列
23b 表示列
23c 表示列
23d 表示列
23e 表示列
23f 表示列
23g 表示列
23h 表示列
23j 表示列
24 スタートレバー
25a ベットボタン
25b ベットボタン
25c ベットボタン
26 メダル投入口
27 メダル放出口
28 メダル受け皿
29 スピーカー部
30a 検知部
30b 検知部
30c 検知部
30d 検知部
30f 検知部
30g 検知部
30h 検知部
30j 検知部
30m 検知部
30n 検知部
31a 第一の斜方検知部
31b 第二の斜方検知部
31c 第二の斜方検知部
31d 第二の斜方検知部
32 リールブロック部
33 金属フレーム
34 清算ボタン
35 切り替えスイッチ

Claims (9)

  1. 遊技機の幅方向に沿うと共に高さ方向に連続して配置され、複数の図柄を順次幅方向に沿って配置することができる複数の表示列を有し、各図柄を変動させて上記表示列に配置することができる可変表示部と、
    遊技者の操作により変動する各図柄を上記各表示列に停止表示させることができる制御部と、
    上記制御部により停止表示させられた上記表示列における複数の図柄の組み合わせ状態を検知する検知部とを備えた遊技機であって、
    上記可変表示部には、上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列が設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 上記表示列は、高さ方向に沿って連続して上段、中段及び下段の3段に形成されると共に、各表示列には幅方向に沿って3つの図柄が表示されるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 上記検知部は、上記表示列に対応して夫々線状に配置されると共に、3段の各表示列を横断し、斜めに交差して配置されていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 上記検知部により複数の図柄の組み合わせ状態を判断されない表示列は中段表示列であることを特徴とする請求項3記載の遊技機
  5. 上記複数の図柄の組み合わせが入賞として判断されない表示列には検知部が設けられていないことを特徴とする請求項1又は4記載の遊技機。
  6. 上記検知部は、上段の表示列に設けられた上段の検知部と、下段の表示列に設けられた下段の検知部と、上段の表示列、中段の表示列及び下段の表示列を横断して設けられる第一の斜方検知部と、上記第一の斜方検知部に交差して配置される第二の斜方検知部とにより構成されていることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  7. 上記可変表示部は、外周面に周面方向に沿って複数の図柄が配置され、高さ方向に図柄を変動表示可能に形成されている円筒状のリールを幅方向に3個並列して設けることにより形成されていることを特徴とする請求項1〜6記載の遊技機。
  8. 上記可変表示装置は、液晶ディスプレイ装置と、上記液晶ディスプレイ制御手段とにより形成されていることを特徴とする請求項1〜6記載の遊技機。
  9. 上記複数の図柄の組み合わせ状態を入賞として判断されない表示列において、特定の図柄が組み合わされた場合には、特定のゲーム状態への移行を告知するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3記載の遊技機。
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