JP3116257B2 - 粘土瓦素地の乾燥方法およびその装置 - Google Patents

粘土瓦素地の乾燥方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粘土瓦素地の乾燥方
法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘土瓦素地の連続生産過程におけ
る乾燥工程は、いわゆるトンネル式による乾燥炉が利用
され、実施されている(実公昭58−19142号公報
参照)。
【0003】この種のトンネル式の乾燥炉による乾燥
は、成形機構において連続的に量産された乾燥前の粘土
瓦素地の一定枚数が乾燥台車に搭載され、粘土瓦素地を
搭載させた乾燥台車が順次乾燥炉内に送り込まれ乾燥炉
内に連続的に充満された状態で乾燥が実施されている。
【0004】そして、乾燥炉内に乾燥台車を搬入させる
場合、入口の開閉扉を開放させ、乾燥台車が1台搬入さ
れる毎に開閉扉を閉鎖させて乾燥を行う一方、乾燥炉の
出口の開閉扉を開放して乾燥された粘土瓦素地を搭載さ
せた乾燥台車を1台毎乾燥炉外へ搬出し、その後開閉扉
を閉鎖することが実施されている。
【0005】この場合、乾燥台車が乾燥炉内に充満され
た状態で粘土瓦素地の乾燥が常時実施されるから、成形
機構側で成形された粘土瓦素地の供給が中断されると、
粘土瓦素地が乾燥台車と共に乾燥炉への搬入が中断さ
れ、必然的に乾燥炉内の粘土瓦素地の乾燥も中断せざる
を得なかった。つまり、従来のトンネル式の乾燥炉によ
る乾燥は、乾燥台車が1台送り込まれると1台送り出さ
れるといういわゆる玉突き式に行われるから、粘土瓦素
地の乾燥炉への搬入は粘土瓦素地の成形作業および乾燥
台車の搬出との関係において互いに連動している。
【0006】例えば、粘土瓦素地の成形作業は通常昼間
に行われ、夜間は作業者の労務管理の立場からその作業
は実施されないことが普通である。このような場合、乾
燥炉が自動化により制御されその稼働が夜間においても
可能といえども成形機構の稼働の中断は余儀なくされ、
乾燥炉の稼働は実施できないというのが実情であった。
【0007】つまり、トンネル式の乾燥炉の稼働は、成
形機構の成形能力に追従されるものである。したがっ
て、トンネル式の乾燥炉が採用された結果、粘土瓦の生
産能力の向上化を図ることを可能にしたものの、成形機
構は大型化し、併せて乾燥炉も巨大化しその面積は広大
化するし、さらに乾燥台車の数が多くなり、その上、関
連設備機器を必要とするため乾燥炉に要するコストは多
大であり、粘土瓦の生産において最大の隘路となってい
る。
【0008】前記したように、比較的大規模の生産機構
を有する業者においても、トンネル式の乾燥炉の乾燥能
力と粘土瓦素地の成形能力には処理能力の較差があると
ころ、比較的小規模の業者においては一層成形機構の設
備は小さいから、トンネル式の乾燥炉を採用することは
甚だ無駄が多く、いわゆる簡易型の乾燥炉の開発が所望
されていた。
【0009】この明細書において用語「成形機構」と
は、特に断りのないかぎり、土練機、切断機、プレス成
形機、搬送用コンベア、積み込み積み降ろし機など土練
機から乾燥炉までの一連の粘土瓦生産用の機器の意味で
使用する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、少ないスペ−スで粘土瓦素地の乾燥を実施できな
い点である。
【0011】
【課題を解決する手段】請求項1記載の粘土瓦素地の乾
燥方法の発明は、粘土瓦素地を乾燥台車に搭載させて乾
燥炉により乾燥する方法において、乾燥前の粘土瓦素地
を乾燥炉内の全ての乾燥台車へ搭載した後、乾燥炉を密
閉状態に保持し、粘土瓦素地が搭載された乾燥台車群を
乾燥炉内において一定の方向に循環走行させ、循環移動
中の粘土瓦素地に熱風を供給することにより粘土瓦素地
を乾燥させ、乾燥炉内の全ての粘土瓦素地を乾燥させた
後、乾燥炉を開放させ、乾燥後の粘土瓦素地を乾燥炉か
ら取り出すことを特徴とするものである。
【0012】請求項2記載の粘土瓦素地の乾燥装置の発
明は、粘土瓦素地の成形機構に連設されて密閉式の乾燥
炉が設けられ、乾燥炉内に無端状の循環経路が設けられ
るとともに循環経路に多数の乾燥台車が一定の方向に循
環移動できるように配設され、かつ乾燥炉内に熱風供給
ダクト、熱風吸引ダクトおよび送風ファンからなる熱風
供給機構が設けられ、乾燥時に乾燥炉を密閉状態に保持
する開閉扉が乾燥炉に設けられてなることを特徴とする
ものである。
【0013】
【実施例】この発明の実施例の詳細を図1ないし図6を
参照して説明する。この実施例では、方法の発明と装置
の発明が併せて説明されている。
【0014】この発明の装置の基本的構成は、プレス成
形機21を主たる構成要素とする成形機構13、多数個
の乾燥台車14および密閉式の乾燥炉10などからなる
(図1、図2を参照)。
【0015】成形機構13は知られているように、図2
に示されるように、工場のスペ−スの広狭の事情もある
が、一般的には乾燥炉10に隣接させて併設される(図
1を参照)。
【0016】成形機構13の具体例を粘土瓦の成形工程
順に説明すると、土練機15、土練機15から押出され
た粘土瓦用荒地を一定の大きさに切断するための切断機
17、切断された粘土瓦用荒地をプレス成形機21へ搬
送するための第1搬送コンベア19、プレス成形機2
1、成形後の粘土瓦素地Wを積み込み積み降ろし機40
へ搬送するための第2搬送コンベア23、成形後の未乾
燥の粘土瓦素地Wを乾燥炉10内の乾燥台車14へ積み
込んだり、乾燥後の粘土瓦素地Wを乾燥炉10内の乾燥
台車14から積み降ろすための積み込み積み降ろし機4
0やさらに、積み込み積み降ろし機40の傍らには乾燥
後の粘土瓦素地Wを次工程である釉薬工程等へ搬入させ
るために第3の搬送コンベア25などが設けられている
(図1、図2を参照)。
【0017】なお、前記した積み込み積み降ろし機40
は多数の吸盤を備えたいわゆる真空吸着機構によるもの
が採用されている(実公昭52−23555号公報参
照)。
【0018】前記した一連の成形機構13は、一般的な
構成であるが、多少の変更があることはいうまでもな
く、変更については当業者が容易に採用できる。
【0019】次に乾燥炉10について説明すると、この
乾燥炉10は密閉式のもので全体は長方形であって、断
面が格子状のものとして耐火性の金属により構成され、
分割式に設けられ、従来のトンネル式の乾燥炉のように
現場で施工することにより完成されるものと異なり、予
め各部を別途生産しておき、粘土瓦の生産現場で組立と
敷設が可能にされている。
【0020】乾燥炉10はもちろん粘土瓦素地Wを乾燥
するためのものであり、後述するが、乾燥炉10内に敷
設された循環経路12は多数の乾燥台車14を一定の方
向に循環走行できるようにしたものである。
【0021】乾燥炉10は一側および他側に夫々側壁2
2、24が立設され、これらの両側壁22、24の上方
に天井壁26が設けられ、両側壁22、24の下方に底
壁27が設けられ、さらにこれらの両側壁22、24、
天井壁26および底壁27の正面と背面には夫々正面壁
28と背面壁30が設けられ、乾燥炉10は密閉状態に
保持されている(図2、図3を参照)。
【0022】前記した成形機構13側に位置する一側の
側壁22の一部に開口部が設けられ、乾燥炉10内の乾
燥台車14へ未乾燥の粘土瓦素地Wを搭載するためと乾
燥後の粘土瓦素地Wを取り出すために開閉扉33、34
が設けられている。
【0023】この開閉扉33、34は、図示しない駆動
モ−タにより開閉が制御されている。もちろん、粘土瓦
素地Wの乾燥時には開閉扉33、34が一側の側壁22
の開口部を閉鎖することはいうまでもない。乾燥炉10
内の乾燥台車14へ未乾燥の粘土瓦素地Wを搭載させた
り、乾燥後の粘土瓦素地Wを乾燥台車14から取り出す
場合は、開閉扉33、34を開放させて行うから、開閉
扉33、34は前記した成形機構13の積み込み積み降
ろし機40に近接させて設けることが好ましい。
【0024】また、乾燥炉10の正面壁28寄りには乾
燥炉10の保守点検を行うために、別の点検用開閉扉3
5が設けられ、乾燥炉10内へ作業者が自由に出入りで
きるように設けられている。
【0025】乾燥炉10内には熱風供給機構41が設け
られている。熱風供給機構41は、次のように主として
熱風供給用ダクト42と送風ファン16などにより構成
されている。乾燥炉10の天井壁26の中央部下面に熱
風を乾燥炉10内に供給するために熱風供給用ダクト4
2が乾燥炉10内に一定の間隔を隔てて設けられてお
り、天井壁26の一側と他側には熱風吸引用ダクト44
が設けられている。
【0026】また、送風ファン16は図1を参照して明
らかなように、乾燥炉10内に固定的に5個設けられて
いる。この送風ファン16は乾燥炉10内に熱風供給ダ
クト42から供給される熱風を一定の方向に向けて送風
するために設けられており、回転羽根94が取付けられ
た回転軸96が送風用ファン枠98に回転自在に備えら
れている(図3を参照)。
【0027】駆動源は、図示を省略したが、送風用ファ
ン枠98に取り付けられた駆動モ−タであり、ベルトと
プ−リ−104を介して回転力を伝達するように構成さ
れている。
【0028】熱風吸引用ダクト44が設けられている理
由は、粘土瓦素地Wの乾燥に使用された使用後の吸湿し
た熱風を外部に回収するためにほかならない。
【0029】乾燥炉10の底壁27上には、乾燥炉10
の長手方向に沿って2本1組からなるレ−ル46、4
6、48、48が2組敷設されている。これらのレ−ル
46、48(以下2組のレ−ルの符号は「46、48」
と略示する)は乾燥台車14を乾燥炉10内において必
要に応じて1回または複数回循環移動させるためのもの
である。
【0030】これらの平行する2組のレ−ル46、48
だけでは循環経路12を構成できないから、この発明で
は2組のレ−ル46、48の両側端に乾燥台車14の方
向を転換させるための方向転換機構18が夫々設けられ
ている。
【0031】両側の方向転換機構18の構成は同一であ
るから、一方の方向転換機構18について説明すると、
前記したレ−ル46、48の両側端であって底壁27上
には方向転換機構18を装着するための凹部50がそれ
ぞれ設けられている。この凹部50は、レ−ル46、4
8が設けられている路面より若干低い位置に設けられて
いる。
【0032】この凹部50の中央部に回転軸52が設け
られ、回転軸52にはスプロケット54が取付けられて
おり、他方、乾燥炉10の他側の側壁24の外側には回
転軸52を回転させるための駆動モ−タ56が設けら
れ、この駆動モ−タ56の駆動軸58には別のスプロケ
ット60が取付けられ、このスプロケット60と回転軸
52に取付けられたスプロケット54にチェ−ン62が
懸装されている。
【0033】したがって、駆動モ−タ56の駆動により
スプロケット54、60、チェ−ン62を介して回転軸
52が回転される。
【0034】スプロケット54が取付けられている回転
軸52の上端付近には乾燥台車14を搭載する台車支持
体64が取付けられている。
【0035】台車支持体64は、回転軸52の正逆の回
転により他側から一側に向けて180度の円弧の軌跡を
描いて方向を転換できるよう構成されている。
【0036】台車支持体64の下面には一対の内輪6
6、66と一対の外輪68、68が設けられている。
【0037】先に説明した凹部50上にはUの字状に他
側から一側に向かう一対の台車支持体用レ−ル70が設
けられ、この台車支持体用レ−ル70上に台車支持体6
4の内輪66、66、外輪68、68が嵌装され、台車
支持体64が台車支持体用レ−ル70上を円弧の軌跡を
描いて方向転換する。
【0038】台車支持体64の上面には、乾燥台車14
を搭載できるように乾燥台車用レ−ル72、72が設け
られ、また方向転換中に台車支持体64から乾燥台車1
4が脱落しないようにストッパ74が設けられている。
【0039】さらに、正面壁28側の凹部50の一側の
傍らには他側から一側に向けて方向転換された乾燥台車
14をレ−ル46上に引き込むための牽引機構76が設
けられている。
【0040】牽引機構76は、方向転換機構18により
転換された乾燥台車14をレ−ル46側へ引き込むため
のものである。具体的には杆状のものであって、方向転
換機構18側に乾燥台車14の下面に設けられた係合部
75に対応する爪部77が設けられている。この爪部7
7が係合部75に係合することにより牽引機能を奏す
る。
【0041】そして、この牽引機構76は方向転換機構
18側とレ−ル46、48側との間を往復移動できるよ
うに制御されている。制御手段として駆動モ−タ79が
傍らに設けられ、駆動モ−タ79にチェ−ンが連設さ
れ、駆動モ−タ79の正逆回転に応じてチェ−ンが作動
することにより、図面上の左右方向に往復運動し、牽引
機構76が方向転換機構18と乾燥台車14との間を往
復移動するように構成されている。
【0042】同様に乾燥炉10の一端に対して他端側で
は別の方向転換機構18が一側から他側に向けて180
度方向転換するように構成され別の牽引機構76と駆動
モ−タ36が設けられている。
【0043】次に乾燥台車14とその制御機構について
説明する。乾燥台車14の底側の基部78の下面にはレ
−ル46、48上を走行するための両端付近に2個の車
輪80、80を備えた車軸82が乾燥台車14の進行方
向に一対備えられており、台車14の基部78の上面に
は枠体84を構成する部材86、88が方形状の枠状に
設けられている。
【0044】枠体84の両側(乾燥台車14の進行方
向)には、一側から他側に向けて支持体92が水平に設
けられており、さらに述べると多数の支持体92は枠体
84の上部から下部にかけて配設されている。
【0045】枠体86の両側の多数の支持体92には夫
々受承台20が3組水平に取付けられており、これらの
受承台20は粘土瓦素地Wを伏せて載置するために備え
られているもので、この実施例では1組の受承台20で
2枚の粘土瓦Wを受承可能としている。
【0046】受承台20は夫々の支持体92に配設され
ているので、枠体84全体を多数段状となすことにな
る。
【0047】このように、乾燥台車14には多段状に受
承台20が設けられているので、多数の粘土瓦素地Wを
伏せて載置して前記した循環経路12を走行することが
可能である。
【0048】乾燥炉10内のレ−ル46、46上には、
先に説明した多数の乾燥台車14が隣接して配設されて
いる。一側のレ−ル46上の乾燥台車14は乾燥炉10
内において一端から他端に向けて走行することになり、
他側のレ−ル46上の乾燥台車14は反対に他端から一
端に向けて走行することになる。
【0049】さらに詳しく説明すると、一側の乾燥台車
14群の他端に位置する乾燥台車14は、先に説明した
方向転換機構18により一側から他側に向けて180度
方向転換されるが、牽引機構76によりレ−ル48上に
乾燥台車14が押し込まれることになる。
【0050】したがって、乾燥台車14が押し込まれる
前においては、レ−ル48上の全体に亘って乾燥台車1
4が配置されているものの、一側のレ−ル46上から他
側のレ−ル48に乾燥台車14の1台分が送り込まれる
ため、他側のレ−ル46上の乾燥台車14群の一端に位
置する乾燥台車14は、他側の方向転換機構18の台車
支持体64上に送り込まれることになる。
【0051】このように、一側と他側の方向転換機構1
8、18の作動により、乾燥台車14群が一定の方向に
向かって循環経路12を走行することが可能となってい
る。
【0052】また、乾燥炉10の開閉扉33,34が開
放された状態で送風ファンの駆動モ−タが作動しないよ
うに電気的に制御されている。
【0053】したがって、開閉扉33、34が閉鎖され
た状態でのみ送風ファン16が作動するように構成され
ている。
【0054】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るから以下の効果を奏する。乾燥前の粘土瓦素地を乾燥
炉内の全ての乾燥台車へ搭載した後、乾燥炉を密閉状態
に保持し、粘土瓦素地が搭載された乾燥台車群を乾燥炉
内において一定の方向に循環走行させ、循環移動中の粘
土瓦素地に熱風を供給することにより粘土瓦素地を乾燥
させ、乾燥炉内の全ての粘土瓦素地を乾燥させた後、乾
燥炉を開放させて粘土瓦素地の乾燥を行うようにしたか
ら、乾燥炉の雰囲気を一定に保つことができ粘土瓦素地
の安定した乾燥を実現できるほか、乾燥炉の外に乾燥台
車の走行経路を設ける必要がなく、乾燥炉の敷設スペ−
スを最小限にできる。また、従来のトンネル式の乾燥炉
によって粘土瓦素地の乾燥を行うものと異なり、この発
明における粘土瓦素地の成形機構と乾燥炉とは連動して
いないから、乾燥炉と成形機構を単独に稼働させること
が可能となり、昼間に成形機構を稼働させて粘土瓦素地
を乾燥炉内に搬入しておき、夜間に乾燥炉を稼働させる
という形態も難なく採用できるようになった。したがっ
て、乾燥炉を無駄なく利用できるし、比較的小規模の成
形機構に対応できる乾燥炉を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による概略平面図である。
【図2】この発明の実施例による概略側面図である。
【図3】この発明の実施例による概略正面図である。
【図4】この発明の方向転換機構の要部平面図である。
【図5】この発明の実施例による要部側面図である。
【図6】この発明の実施例によるの要部断面図である。
【符号の説明】
10 乾燥炉 12 循環経路 13 成形機構 14 乾燥台車 41 熱風供給機構 W 粘土瓦素地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−85041(JP,A) 特開 昭53−117006(JP,A) 特開 昭64−28258(JP,A) 特開 平4−362059(JP,A) 特開 平3−159948(JP,A) 特開 平3−197345(JP,A) 実公 昭63−39225(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 33/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘土瓦素地を乾燥台車に搭載させて乾燥
    炉により乾燥する方法において、 乾燥前の粘土瓦素地を乾燥炉内の全ての乾燥台車へ搭載
    した後、乾燥炉を密閉状態に保持し、 粘土瓦素地が搭載された乾燥台車群を乾燥炉内において
    一定の方向に循環走行させ、 循環移動中の粘土瓦素地に熱風を供給することにより粘
    土瓦素地を乾燥させ、 乾燥炉内の全ての粘土瓦素地を乾燥させた後、乾燥炉を
    開放させ、 乾燥後の粘土瓦素地を乾燥炉から取り出すことを特徴と
    する粘土瓦素地の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 粘土瓦素地の成形機構に連設されて密閉
    式の乾燥炉が設けられ、 乾燥炉内に無端状の循環経路が設けられるとともに循環
    経路に多数の乾燥台車が一定の方向に循環移動できるよ
    うに配設され、 かつ乾燥炉内に熱風供給ダクト、熱風吸引ダクトおよび
    送風ファンからなる熱風供給機構が設けられ、 乾燥時に乾燥炉を密閉状態に保持する開閉扉が乾燥炉に
    設けられてなることを特徴とする粘土瓦素地の乾燥装
    置。
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