JP3115267B2 - ガーデンバルコニーの手摺取付構造 - Google Patents
ガーデンバルコニーの手摺取付構造Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガーデンバルコニ
ーの手摺取付構造に関する。
ーの手摺取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ガーデンバルコニーの手摺取付構
造には、次の２つが知られている。第１は、デッキの端
辺の上に、支柱を立設し、その支柱に手摺パネル体を支
持させて手摺を形成するものである。第２は、デッキの
端辺に手摺パネル体を設置し、デッキ材に切欠を形成し
て、その切欠に嵌合した支柱を地面に植設して、その支
柱に前記手摺パネル体を支持させて手摺を形成するもの
である。
造には、次の２つが知られている。第１は、デッキの端
辺の上に、支柱を立設し、その支柱に手摺パネル体を支
持させて手摺を形成するものである。第２は、デッキの
端辺に手摺パネル体を設置し、デッキ材に切欠を形成し
て、その切欠に嵌合した支柱を地面に植設して、その支
柱に前記手摺パネル体を支持させて手摺を形成するもの
である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記第１の手摺取付構
造は、支柱及び手摺パネル体のいずれもデッキの上に設
置されるため、強度的な問題があった。また、上記第２
の手摺取付構造は、デッキ材に形成した切欠に支柱を嵌
合して地面に植設するため、施工コストが高く付く問題
があった。すなわち、支柱の下端部を地面に植設する手
間のほかに、デッキ材に切欠を形成する手間、支柱をそ
の切欠に嵌合し、デッキ材の下面に取付けたブラケット
をその支柱に固着するなどの手間が必要であった。
造は、支柱及び手摺パネル体のいずれもデッキの上に設
置されるため、強度的な問題があった。また、上記第２
の手摺取付構造は、デッキ材に形成した切欠に支柱を嵌
合して地面に植設するため、施工コストが高く付く問題
があった。すなわち、支柱の下端部を地面に植設する手
間のほかに、デッキ材に切欠を形成する手間、支柱をそ
の切欠に嵌合し、デッキ材の下面に取付けたブラケット
をその支柱に固着するなどの手間が必要であった。
【０００４】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その課題は、デッキ材に対する加工を要する
ことなく、低コストで、しかも、堅牢に手摺を取付ける
ことができるガーデンバルコニーの手摺取付構造を提供
することにある。
のであり、その課題は、デッキ材に対する加工を要する
ことなく、低コストで、しかも、堅牢に手摺を取付ける
ことができるガーデンバルコニーの手摺取付構造を提供
することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、大引の上面にデッキパネルを固定し、そ
のデッキパネルの周辺の全部又は一部に鼻隠しを取付け
て前記デッキパネルの上面と前記鼻隠しの上面を面一に
し、前記デッキパネルの周辺の一部の上面とこれに隣接
する前記鼻隠しの上面に手摺パネル体を載せて立固定設
し、前記手摺パネル体を前記鼻隠しの外側において地面
に植設した支柱に固定したことを特徴としている。
め、本発明は、大引の上面にデッキパネルを固定し、そ
のデッキパネルの周辺の全部又は一部に鼻隠しを取付け
て前記デッキパネルの上面と前記鼻隠しの上面を面一に
し、前記デッキパネルの周辺の一部の上面とこれに隣接
する前記鼻隠しの上面に手摺パネル体を載せて立固定設
し、前記手摺パネル体を前記鼻隠しの外側において地面
に植設した支柱に固定したことを特徴としている。
【０００６】上記構成により、デッキパネルのデッキ材
に切欠を形成するなどの加工をせずに、手摺パネル体を
デッキパネルの端辺と鼻隠しの上面に載せて立設し、そ
の手摺パネル体を地面に植設された支柱に固定するだけ
で、堅牢な手摺を取付けることができる。
に切欠を形成するなどの加工をせずに、手摺パネル体を
デッキパネルの端辺と鼻隠しの上面に載せて立設し、そ
の手摺パネル体を地面に植設された支柱に固定するだけ
で、堅牢な手摺を取付けることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図１ないし図１３の図面に基づいて説明する。図１
は本発明を適用したガーデンバルコニーの一例の斜視
図、図２は同ガーデンバルコニーの正面図、図３は同ガ
ーデンバルコニーの平面図、図４は図２のＸ−Ｘ線に沿
った縦断面図、図５は図２のＹ−Ｙ線に沿った一部の横
断面図、図６は大引の側面図、図７は図６のＺ−Ｚ線断
面図、図８はデッキの大引と平行な端部に対する鼻隠し
の取付構造を示す断面図、図９は中間支柱の側面図、図
１０は同じく背面図、図１１は端部支柱の側面図、図１
２は手摺パネル体の各種類及び構造を説明する分解斜視
図、図１３は手摺のコーナー部の上笠木同志の接続部の
平面図である。
て、図１ないし図１３の図面に基づいて説明する。図１
は本発明を適用したガーデンバルコニーの一例の斜視
図、図２は同ガーデンバルコニーの正面図、図３は同ガ
ーデンバルコニーの平面図、図４は図２のＸ−Ｘ線に沿
った縦断面図、図５は図２のＹ−Ｙ線に沿った一部の横
断面図、図６は大引の側面図、図７は図６のＺ−Ｚ線断
面図、図８はデッキの大引と平行な端部に対する鼻隠し
の取付構造を示す断面図、図９は中間支柱の側面図、図
１０は同じく背面図、図１１は端部支柱の側面図、図１
２は手摺パネル体の各種類及び構造を説明する分解斜視
図、図１３は手摺のコーナー部の上笠木同志の接続部の
平面図である。
【０００８】複数本の束柱１の上端部に大引２を固定
し、それぞれ異なる大引を固定した束柱１を根がらみ３
で連結し、複数本の大引の上面にデッキパネル４を載置
して固定し、デッキパネルの周辺又は建屋側の辺を除く
周辺に鼻隠し９（取付位置により９1 ，９2 ，９3 ，９
4 のいずれかの符号を用いる場合がある。）を取付ける
点は、従来と同様である。しかし、本発明の好ましい実
施の形態においては、鼻隠し９は、デッキパネル４の各
辺の全長に渡って連続する一体物がデッキパネルの端面
に固着される。また、鼻隠し９は、次のような形状を有
して、取付けられている。すなわち、鼻隠し９は、ほぼ
横転Ｔ字形に形成されて、水平突出部９ｂとその水平突
出部よりも上方に突出する上方突出部９ａとを有してい
る。また、大引２は、図６及び図７に示すように、ほぼ
只字形に形成されて、筒部２ａと、その筒部の下面に平
行に延びる一対の垂直壁２ｂとを有して強度を備え、長
手方向一端部又は両端部に、筒部をその底壁を残してＬ
字形に切除して切欠段部２ｃが形成されている。一対の
垂直壁２ｂは、その間に形成された溝２ｄに束柱１の上
端部を嵌合し、その垂直壁に設けてある孔２ｅに外側か
らビス１１をねじ込んで、束柱１と大引２とを接続する
ために用いられている。
し、それぞれ異なる大引を固定した束柱１を根がらみ３
で連結し、複数本の大引の上面にデッキパネル４を載置
して固定し、デッキパネルの周辺又は建屋側の辺を除く
周辺に鼻隠し９（取付位置により９1 ，９2 ，９3 ，９
4 のいずれかの符号を用いる場合がある。）を取付ける
点は、従来と同様である。しかし、本発明の好ましい実
施の形態においては、鼻隠し９は、デッキパネル４の各
辺の全長に渡って連続する一体物がデッキパネルの端面
に固着される。また、鼻隠し９は、次のような形状を有
して、取付けられている。すなわち、鼻隠し９は、ほぼ
横転Ｔ字形に形成されて、水平突出部９ｂとその水平突
出部よりも上方に突出する上方突出部９ａとを有してい
る。また、大引２は、図６及び図７に示すように、ほぼ
只字形に形成されて、筒部２ａと、その筒部の下面に平
行に延びる一対の垂直壁２ｂとを有して強度を備え、長
手方向一端部又は両端部に、筒部をその底壁を残してＬ
字形に切除して切欠段部２ｃが形成されている。一対の
垂直壁２ｂは、その間に形成された溝２ｄに束柱１の上
端部を嵌合し、その垂直壁に設けてある孔２ｅに外側か
らビス１１をねじ込んで、束柱１と大引２とを接続する
ために用いられている。
【０００９】そして、図４に示すように、大引２の長手
方向端部においては、大引２の切欠段部２ｃに鼻隠し９
1 ，９2 の水平突出部９ｂを嵌合載置し、その水平突出
部の上面からビス１２を大引２の筒部２ａの底壁に設け
てある孔にねじ込むことにより、鼻隠し９1 ，９2 は、
その上方突出部９ａを大引２の上面より上方に突出させ
た状態で固定されている。また、切欠段部２ｃの深さ
と、鼻隠し９1 ，９2 の水平突出部９ｂの高さとは等し
くされているため、取付けられた鼻隠し９1 ，９2 の水
平突出部９ｂの上面と大引２の上面とが面一になる。
方向端部においては、大引２の切欠段部２ｃに鼻隠し９
1 ，９2 の水平突出部９ｂを嵌合載置し、その水平突出
部の上面からビス１２を大引２の筒部２ａの底壁に設け
てある孔にねじ込むことにより、鼻隠し９1 ，９2 は、
その上方突出部９ａを大引２の上面より上方に突出させ
た状態で固定されている。また、切欠段部２ｃの深さ
と、鼻隠し９1 ，９2 の水平突出部９ｂの高さとは等し
くされているため、取付けられた鼻隠し９1 ，９2 の水
平突出部９ｂの上面と大引２の上面とが面一になる。
【００１０】大引２の一端部又は両端部に鼻隠し９1 ，
９2 を取付けた後、デッキパネル４が複数本の大引２の
上面に載置され、そのデッキパネルを鼻隠し方向に滑動
させて、デッキパネルの一端部を鼻隠しの上方突出部９
ａに突き当てることにより、デッキパネルが大引に対し
て所定位置に正確に位置決めされ、そのデッキパネルの
上面から止着具５を貫通し、大引の所定位置に予め設け
てある孔にねじ込むことにより、デッキパネルが取付け
られる。この場合、鼻隠し９1 ，９2 の上方突出部９ａ
の上面がデッキパネル４のデッキ材４１の上面と面一に
なるように、上方突出部９ａの高さとデッキ材４１の厚
みが一致されている。
９2 を取付けた後、デッキパネル４が複数本の大引２の
上面に載置され、そのデッキパネルを鼻隠し方向に滑動
させて、デッキパネルの一端部を鼻隠しの上方突出部９
ａに突き当てることにより、デッキパネルが大引に対し
て所定位置に正確に位置決めされ、そのデッキパネルの
上面から止着具５を貫通し、大引の所定位置に予め設け
てある孔にねじ込むことにより、デッキパネルが取付け
られる。この場合、鼻隠し９1 ，９2 の上方突出部９ａ
の上面がデッキパネル４のデッキ材４１の上面と面一に
なるように、上方突出部９ａの高さとデッキ材４１の厚
みが一致されている。
【００１１】大引２の長手方向端部に鼻隠し９1 ，９2
を取付け、デッキパネル４を取付けた後は、そのデッキ
パネルの大引と平行な端辺にも鼻隠し９1 ，９2 が取付
けられる。この場合の鼻隠し９は、図８に例示するよう
に、上方突出部９ａと水平突出部９ｂとにデッキ材４１
の長手方向端部を突き当て、同図（ａ）に示すように、
デッキ材４１の上面側から水平突出部９ｂに、又はその
逆に同図（ａ）に示すように、水平突出部９ｂの下面か
らデッキ材４１に木ねじ１３をねじ込んで取付けられ
る。
を取付け、デッキパネル４を取付けた後は、そのデッキ
パネルの大引と平行な端辺にも鼻隠し９1 ，９2 が取付
けられる。この場合の鼻隠し９は、図８に例示するよう
に、上方突出部９ａと水平突出部９ｂとにデッキ材４１
の長手方向端部を突き当て、同図（ａ）に示すように、
デッキ材４１の上面側から水平突出部９ｂに、又はその
逆に同図（ａ）に示すように、水平突出部９ｂの下面か
らデッキ材４１に木ねじ１３をねじ込んで取付けられ
る。
【００１２】続いて、デッキの周辺のうち、手摺Ｆが取
付けられる辺の鼻隠し９の外側、図示のように手摺Ｆが
平面反転Ｌ字形に取付けられる場合は、ガーデンバルコ
ニーの正面及び右側面の鼻隠し９3 ，９4 の外側、手摺
Ｆがコ字形に取付けられる場合は、正面及び左右両側面
の鼻隠し９1 ，９3 ，９4 の外側に、後述される手摺パ
ネル体の幅に対応する所定位置において、支柱が取付け
られる。支柱には、デッキの幅方向中間部に設けられる
中間支柱８Ａと、デッキの幅方向端部に設けられる端部
支柱８Ｂとがある。
付けられる辺の鼻隠し９の外側、図示のように手摺Ｆが
平面反転Ｌ字形に取付けられる場合は、ガーデンバルコ
ニーの正面及び右側面の鼻隠し９3 ，９4 の外側、手摺
Ｆがコ字形に取付けられる場合は、正面及び左右両側面
の鼻隠し９1 ，９3 ，９4 の外側に、後述される手摺パ
ネル体の幅に対応する所定位置において、支柱が取付け
られる。支柱には、デッキの幅方向中間部に設けられる
中間支柱８Ａと、デッキの幅方向端部に設けられる端部
支柱８Ｂとがある。
【００１３】中間支柱８Ａは、図９，１０に示すよう
に、高さ方向ほぼ全長に渡って等しい奥行寸法を有し、
その上半部に、背面に開口するスリット８１が形成され
ている。また、中間支柱８ａは、スリット８１をデッキ
側に向け、かつ、中間支柱の背面の一部を鼻隠し９1 に
当接した状態で、その下端部がＬ形金具１４によりコン
クリート製基礎ブロック（図示省略）に固定して立設さ
れる。これに対して、端部支柱８Ｂは、下半部は中間支
柱８Ａと等しい奥行寸法を有しているが、上半部は下半
部の奥行寸法に後述される手摺パネル体の見込み幅を加
えた寸法を有している。そして、端部支柱８Ｂは、下半
部の背面の一部を鼻隠し９1 ，９4 に当接し、上半部を
鼻隠し９1 ，９4 の上面及びデッキ材４１の上面に載せ
た状態で、その下端部が同様のＬ形金具１４によりコン
クリート製基礎ブロック（図示省略）に固定して立設さ
れる。
に、高さ方向ほぼ全長に渡って等しい奥行寸法を有し、
その上半部に、背面に開口するスリット８１が形成され
ている。また、中間支柱８ａは、スリット８１をデッキ
側に向け、かつ、中間支柱の背面の一部を鼻隠し９1 に
当接した状態で、その下端部がＬ形金具１４によりコン
クリート製基礎ブロック（図示省略）に固定して立設さ
れる。これに対して、端部支柱８Ｂは、下半部は中間支
柱８Ａと等しい奥行寸法を有しているが、上半部は下半
部の奥行寸法に後述される手摺パネル体の見込み幅を加
えた寸法を有している。そして、端部支柱８Ｂは、下半
部の背面の一部を鼻隠し９1 ，９4 に当接し、上半部を
鼻隠し９1 ，９4 の上面及びデッキ材４１の上面に載せ
た状態で、その下端部が同様のＬ形金具１４によりコン
クリート製基礎ブロック（図示省略）に固定して立設さ
れる。
【００１４】手摺Ｆは、複数種類の手摺パネル体を横方
向に任意に組合わせて、デッキＤの各端辺に載置固定し
て立設され、中間支柱８Ａ及び端部支柱８Ｂに支持され
る。図１２を参照して、３種類の手摺パネル体６Ａ，６
Ｂ，６Ｃについて説明すると、第１種の手摺パネル体６
Ａは、図１２（ａ）に示すように、最小単位の枠体６１
の中に格子体６２を嵌合固定して構成されている。枠体
６１は、上笠木６１ａと下笠木６１ｂと左右両縦枠６１
ｃ，６１ｄとを矩形に結合してなっている。格子体６２
は、上枠６２ａ及び下枠６２ｂの間に格子６２ａ，６２
ｄをクロス状又は菱目状に結合してなっている。第２種
の手摺パネル体６Ｂ（図１参照）は、図１２（ｂ）に示
すように、最小単位の枠体６１を横方向に２個連ねた形
状の枠体６３の中に、上記格子体６２と同一の格子体を
左右に二つ組み込んで構成されている。さらに詳述する
と、枠体６３の上笠木６３ａ及び下笠木６３ｂは、第１
種の手摺パネル体６Ａの枠体６１の上笠木６１ａ及び下
笠木６１ｂの約２倍の長さを有し、中間部に上下の笠木
を連結する中間縦枠６３ｅを有して、横転日字形に枠組
みされされている。左右の縦枠６３ｃ，６３ｄは、第１
種の手摺パネル体６Ａの両縦枠６１ｃ，６１ｄと同一の
寸法形状を有する。第３種の手摺パネル体６Ｃ（図１参
照）は、Ｌ字形又はコ字形の手摺のコーナー部に取付け
られるものであり、基本的には、図１２（ｃ）示すよう
に、第１種の手摺パネル体６Ａと同一寸法形状である
が、第１種のものの長尺矩形の上笠木６１ａに代えて、
コーナー部側端部を縦枠６４ｄの外側に延出するように
僅かに延長し、その端部を４５度に切断した上笠木６４
ａを用いて構成された枠体６４を有している。両縦枠６
４ｃ，６４ｄ及び下笠木６４ａは、それぞれ第１種の手
摺パネル体６Ａの枠体６１の両縦枠６１ｃ，６１ｄ及び
下笠木６１ｂと同一の寸法形状を有する。
向に任意に組合わせて、デッキＤの各端辺に載置固定し
て立設され、中間支柱８Ａ及び端部支柱８Ｂに支持され
る。図１２を参照して、３種類の手摺パネル体６Ａ，６
Ｂ，６Ｃについて説明すると、第１種の手摺パネル体６
Ａは、図１２（ａ）に示すように、最小単位の枠体６１
の中に格子体６２を嵌合固定して構成されている。枠体
６１は、上笠木６１ａと下笠木６１ｂと左右両縦枠６１
ｃ，６１ｄとを矩形に結合してなっている。格子体６２
は、上枠６２ａ及び下枠６２ｂの間に格子６２ａ，６２
ｄをクロス状又は菱目状に結合してなっている。第２種
の手摺パネル体６Ｂ（図１参照）は、図１２（ｂ）に示
すように、最小単位の枠体６１を横方向に２個連ねた形
状の枠体６３の中に、上記格子体６２と同一の格子体を
左右に二つ組み込んで構成されている。さらに詳述する
と、枠体６３の上笠木６３ａ及び下笠木６３ｂは、第１
種の手摺パネル体６Ａの枠体６１の上笠木６１ａ及び下
笠木６１ｂの約２倍の長さを有し、中間部に上下の笠木
を連結する中間縦枠６３ｅを有して、横転日字形に枠組
みされされている。左右の縦枠６３ｃ，６３ｄは、第１
種の手摺パネル体６Ａの両縦枠６１ｃ，６１ｄと同一の
寸法形状を有する。第３種の手摺パネル体６Ｃ（図１参
照）は、Ｌ字形又はコ字形の手摺のコーナー部に取付け
られるものであり、基本的には、図１２（ｃ）示すよう
に、第１種の手摺パネル体６Ａと同一寸法形状である
が、第１種のものの長尺矩形の上笠木６１ａに代えて、
コーナー部側端部を縦枠６４ｄの外側に延出するように
僅かに延長し、その端部を４５度に切断した上笠木６４
ａを用いて構成された枠体６４を有している。両縦枠６
４ｃ，６４ｄ及び下笠木６４ａは、それぞれ第１種の手
摺パネル体６Ａの枠体６１の両縦枠６１ｃ，６１ｄ及び
下笠木６１ｂと同一の寸法形状を有する。
【００１５】図示のガーデンバルコニーには、第１種の
手摺パネル体６Ａが取付けられていない。中間支柱８Ａ
と左側の端部支柱８Ｂとの間に、もう１本の中間支柱を
設ける場合は、それら二つの中間支柱の間には、第１種
の手摺パネル体６Ａが取付けられることとなる。
手摺パネル体６Ａが取付けられていない。中間支柱８Ａ
と左側の端部支柱８Ｂとの間に、もう１本の中間支柱を
設ける場合は、それら二つの中間支柱の間には、第１種
の手摺パネル体６Ａが取付けられることとなる。
【００１６】図示の例では、正面の中間支柱８Ａと左側
の端部支柱８Ｂの間の距離は、第２種の手摺パネル体６
Ｂの幅と等しく設定され、中間支柱８ａから正面の鼻隠
し９の右側端部までの距離及び同鼻隠し９の右側端部か
ら右側面の端部支柱８Ｂの間の距離が、それぞれ第３種
の手摺パネル体６Ｃの幅と等しく設定されている。
の端部支柱８Ｂの間の距離は、第２種の手摺パネル体６
Ｂの幅と等しく設定され、中間支柱８ａから正面の鼻隠
し９の右側端部までの距離及び同鼻隠し９の右側端部か
ら右側面の端部支柱８Ｂの間の距離が、それぞれ第３種
の手摺パネル体６Ｃの幅と等しく設定されている。
【００１７】そして、上記デッキＤに手摺Ｆを取付ける
には、図４及び図５に示すように、まず、第２種手摺パ
ネル体６Ｂの右縦枠６３ｄと第３種手摺パネル体６Ｃの
左縦枠６４ｃとの間に、薄い矩形鉄板で作られた連結板
１５の後半部分を挟み込み、両縦枠６４ｃ，６３ｄ及び
その連結板１５の後半部分にボルト１６ａ1 を水平に貫
通させ、反対側に突出したボルト端部に袋ナット１６ｂ
1 をねじ合わせることにより、第２手摺パネル体６Ｂと
第３種手摺パネル体６Ｃとを堅固に接続する。次いで、
この接続した二つの手摺パネル体６Ａ，６Ｂの下笠木６
３ｃ，６４ｂをデッキパネル４の端部上面に載せる。
続いて、縦枠６３ｄと縦枠６４ｃとの正面から突出して
いる連結板１５の前半部分を、中間支柱８Ａの背面から
スリット８１に差し込み、中間支柱の側面からその中間
支柱と連結板１５にボルト１６ａ2 を水平に貫通し、反
対側に突出したボルト端部に袋ナット１６ｂ2 をねじ合
わせることにより、正面の手摺が中間支柱８Ａに固定さ
れる。
には、図４及び図５に示すように、まず、第２種手摺パ
ネル体６Ｂの右縦枠６３ｄと第３種手摺パネル体６Ｃの
左縦枠６４ｃとの間に、薄い矩形鉄板で作られた連結板
１５の後半部分を挟み込み、両縦枠６４ｃ，６３ｄ及び
その連結板１５の後半部分にボルト１６ａ1 を水平に貫
通させ、反対側に突出したボルト端部に袋ナット１６ｂ
1 をねじ合わせることにより、第２手摺パネル体６Ｂと
第３種手摺パネル体６Ｃとを堅固に接続する。次いで、
この接続した二つの手摺パネル体６Ａ，６Ｂの下笠木６
３ｃ，６４ｂをデッキパネル４の端部上面に載せる。
続いて、縦枠６３ｄと縦枠６４ｃとの正面から突出して
いる連結板１５の前半部分を、中間支柱８Ａの背面から
スリット８１に差し込み、中間支柱の側面からその中間
支柱と連結板１５にボルト１６ａ2 を水平に貫通し、反
対側に突出したボルト端部に袋ナット１６ｂ2 をねじ合
わせることにより、正面の手摺が中間支柱８Ａに固定さ
れる。
【００１８】また、各手摺パネル体６Ｂ，６Ｃの下笠木
６３ｂ，６４ｂの格子体よりもデッキ内側における上面
から木ねじ１７をデッキ材４１までねじ込んで、正面手
摺がデッキＤに固定される。さらに、第２種手摺パネル
体６Ｂの左側の縦枠６３ｃを端部支柱８Ｂの上半部の後
半部側面に当接し、その縦枠６ｃと端部支柱８Ｂとにボ
ルト１６ａ3 を水平に貫通させ、反対側に突出されたボ
ルト端部に袋ナット１６ｂ3 をねじ合わせることによ
り、手摺Ｆを端部支柱８Ｂに固定する。
６３ｂ，６４ｂの格子体よりもデッキ内側における上面
から木ねじ１７をデッキ材４１までねじ込んで、正面手
摺がデッキＤに固定される。さらに、第２種手摺パネル
体６Ｂの左側の縦枠６３ｃを端部支柱８Ｂの上半部の後
半部側面に当接し、その縦枠６ｃと端部支柱８Ｂとにボ
ルト１６ａ3 を水平に貫通させ、反対側に突出されたボ
ルト端部に袋ナット１６ｂ3 をねじ合わせることによ
り、手摺Ｆを端部支柱８Ｂに固定する。
【００１９】デッキＤの正面右側コーナー部と右側面の
端部支柱８Ｂとの間には、正面の第３種手摺パネル体６
Ｃと対称形に組み立てられたもう一つの第３種の手摺パ
ネル体６ＣをデッキＤの端辺に載せ、デッキの外側から
見て右側の縦枠６４ｃを右側面の端部支柱８Ｂの上半部
の後半部側面に当接し、その縦枠６４ｃと端部支柱８Ｂ
にボルト１６ａ4 を水平に貫通し、反対側に突出された
ボルト端部に袋ナット１６ｂ4 をねじ合わせることによ
り、側面手摺が端部支柱８Ｂに固定される。また、図５
に示すように、側面側第３種手摺パネル体６Ｃの上笠木
６４ａの端部の４５度切断面を正面側コーナー手摺パネ
ル体６Ｃの上笠木６４ａの端部の４５度切断面と当接し
た状態で、下笠木６４ｂの格子体６２の内側における上
面から木ねじ１７をデッキ材４１にねじ込むことによ
り、側面手摺をデッキＤに固定する。
端部支柱８Ｂとの間には、正面の第３種手摺パネル体６
Ｃと対称形に組み立てられたもう一つの第３種の手摺パ
ネル体６ＣをデッキＤの端辺に載せ、デッキの外側から
見て右側の縦枠６４ｃを右側面の端部支柱８Ｂの上半部
の後半部側面に当接し、その縦枠６４ｃと端部支柱８Ｂ
にボルト１６ａ4 を水平に貫通し、反対側に突出された
ボルト端部に袋ナット１６ｂ4 をねじ合わせることによ
り、側面手摺が端部支柱８Ｂに固定される。また、図５
に示すように、側面側第３種手摺パネル体６Ｃの上笠木
６４ａの端部の４５度切断面を正面側コーナー手摺パネ
ル体６Ｃの上笠木６４ａの端部の４５度切断面と当接し
た状態で、下笠木６４ｂの格子体６２の内側における上
面から木ねじ１７をデッキ材４１にねじ込むことによ
り、側面手摺をデッキＤに固定する。
【００２０】そして、最後に、図１３に示すように、正
面手摺の第３種手摺パネル体６Ｃの上笠木６４ａの下面
と、側面手摺の第３種手摺パネル体６Ｃの上笠木６４ａ
の下面の両方に跨がって延在する円形又は矩形の連結板
１８を、ねじなどにより止着することにより、正面手摺
と側面手摺が４５度切断面の間に隙間が生じないように
Ｌ形に接続されている。
面手摺の第３種手摺パネル体６Ｃの上笠木６４ａの下面
と、側面手摺の第３種手摺パネル体６Ｃの上笠木６４ａ
の下面の両方に跨がって延在する円形又は矩形の連結板
１８を、ねじなどにより止着することにより、正面手摺
と側面手摺が４５度切断面の間に隙間が生じないように
Ｌ形に接続されている。
【００２１】上述のように、上記実施の形態にれば、デ
ッキＤの正面及び一方又は双方の側面の端辺に複数種類
の手摺パネル体６Ａ，６Ｂ，６Ｃを任意に組み合わせ
て、枠体の少なくとも縦枠をデッキパネルの端部の上面
及び鼻隠しの上面に載せ、各手摺パネル体を、鼻隠しの
外側に立設された中間支柱８Ａ及び端部支柱８Ｂに接続
して取付けるので、手摺取付けのためにデッキ材に支柱
取付けのための切欠を現場で加工する必要がなく、施工
時間を短縮することができる。また、各手摺パネル体
は、支柱に接続されるほか、各手摺パネル体の下笠木を
デッキパネルに止着するので、手摺の取付状態が堅固で
ある。さらに、手摺パネル体は、大引の端部に載置して
固定された鼻隠しの上面とその大引に固定されたデッキ
材の上面に載せてデッキパネルに取付けられるので、手
摺の安定性を高くすることができる。
ッキＤの正面及び一方又は双方の側面の端辺に複数種類
の手摺パネル体６Ａ，６Ｂ，６Ｃを任意に組み合わせ
て、枠体の少なくとも縦枠をデッキパネルの端部の上面
及び鼻隠しの上面に載せ、各手摺パネル体を、鼻隠しの
外側に立設された中間支柱８Ａ及び端部支柱８Ｂに接続
して取付けるので、手摺取付けのためにデッキ材に支柱
取付けのための切欠を現場で加工する必要がなく、施工
時間を短縮することができる。また、各手摺パネル体
は、支柱に接続されるほか、各手摺パネル体の下笠木を
デッキパネルに止着するので、手摺の取付状態が堅固で
ある。さらに、手摺パネル体は、大引の端部に載置して
固定された鼻隠しの上面とその大引に固定されたデッキ
材の上面に載せてデッキパネルに取付けられるので、手
摺の安定性を高くすることができる。
【００２２】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、デッ
キの端辺上に手摺パネル体を設置し、鼻隠しの外側にお
いて地面に植設された支柱で前記手摺パネル体を支持し
て手摺が形成されるので、デッキ材に対する切欠加工が
不要となるため、施工コストの低減及び施工時間の短縮
を図ることができるとともに、手摺パネル体が地面に植
設された支柱により支持されるので、手摺に十分な強度
が得られる。また、手摺パネル体は、支柱に接続される
ほか、デッキパネルに止着されるので、手摺の取付状態
が堅固である。
キの端辺上に手摺パネル体を設置し、鼻隠しの外側にお
いて地面に植設された支柱で前記手摺パネル体を支持し
て手摺が形成されるので、デッキ材に対する切欠加工が
不要となるため、施工コストの低減及び施工時間の短縮
を図ることができるとともに、手摺パネル体が地面に植
設された支柱により支持されるので、手摺に十分な強度
が得られる。また、手摺パネル体は、支柱に接続される
ほか、デッキパネルに止着されるので、手摺の取付状態
が堅固である。
【図１】本発明を適用したガーデンバルコニーの一例の
斜視図である。
斜視図である。
【図２】同ガーデンバルコニーの正面図である。
【図３】同ガーデンバルコニーの平面図である。
【図４】図２のＸ−Ｘ線に沿った縦断面図である。
【図５】図２のＹ−Ｙ線に沿った一部の横断面図であ
る。
る。
【図６】大引の側面図である。
【図７】同大引のＺ−Ｚ線断面図である。
【図８】デッキの大引と平行な端部に対する鼻隠しの取
付構造を示す断面図である。
付構造を示す断面図である。
【図９】中間支柱の側面図である。
【図１０】同じく背面図である。
【図１１】端部支柱の側面図である。
【図１２】図１２は手摺パネル体の各種類及び構造を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図１３】手摺のコーナー部の上笠木同志の接続部の平
面図である。
面図である。
Ｄ デッキ ２ 大引 ４ デッキパネル ４１ デッキ材 ４２ 根太 Ｆ 手摺 ６Ａ，６Ｂ，６Ｃ 手摺パネル体 ８Ａ，８Ｂ 支柱 ８Ａ 中間支柱 ８Ｂ 端部支柱 ９，９１, ９2 ，９3 ，９4 鼻隠し
Claims (1)
- 【請求項１】 大引の上面にデッキパネルを固定し、そ
のデッキパネルの周辺の全部又は一部に鼻隠しを取付け
て前記デッキパネルの上面と前記鼻隠しの上面を面一に
し、前記デッキパネルの周辺の一部の上面とこれに隣接
する前記鼻隠しの上面に手摺パネル体を載せて立固定設
し、前記手摺パネル体を前記鼻隠しの外側において地面
に植設した支柱に固定したことを特徴とするガーデンバ
ルコニーの手摺取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26004497A JP3115267B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | ガーデンバルコニーの手摺取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26004497A JP3115267B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | ガーデンバルコニーの手摺取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11100893A JPH11100893A (ja) | 1999-04-13 |
| JP3115267B2 true JP3115267B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=17342532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26004497A Expired - Fee Related JP3115267B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | ガーデンバルコニーの手摺取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3115267B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6889563B2 (ja) * | 2017-01-23 | 2021-06-18 | フクビ化学工業株式会社 | デッキ用フェンス構造 |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP26004497A patent/JP3115267B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11100893A (ja) | 1999-04-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |