JP3115266B2 - ガーデンバルコニーのデッキパネルの取付方法及び取付構造 - Google Patents

ガーデンバルコニーのデッキパネルの取付方法及び取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガーデンバルコニ
ーのデッキパネルの取付方法及び同方法を用いる場合に
有効適切なデッキパネル取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ガーデンバルコニーは、一般的に、地面
に立設した束柱を根がらみで堅牢に連結し、その束柱の
上端部に大引を掛け渡し、それらの大引の上に複数本の
根太の上に複数枚のデッキ材を等間隔に離間配設してな
るデッキパネルを載置し、各デッキパネルの上側からビ
スを貫通し、大引にねじ込むことにより、デッキパネル
を取付けている。この場合、デッキパネルを大引に取付
ける方法には、次の2方法がある。第1の方法は、デッ
キパネルを大引に載せるとともに、デッキ材と大引にそ
れぞれ予め設けてある孔を位置合わせし、その合致した
孔にビスをねじ込む方法であり、第2の方法は、デッキ
パネルを大引の上の所定位置に載せた後、各デッキ材に
直にビスをねじ込み、これを大引に設けてある孔に向け
てねじ込む方法である。
【0003】そして、デッキの周辺には、その端面を覆
って化粧するために、鼻隠しが取付けられるが、従来
は、大引にデッキパネルを取付けた後、図8に示すよう
に、鼻隠し81をデッキパネル82の端面に当て、鼻隠
し81の表側から釘又はネジなどの止着具83を、デッ
キパネル82を構成する各デッキ材に打ち込み又はねじ
込んで、固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上記第1の方
法は、大引に載せたデッキパネルに形成してある孔を、
大引に形成してある孔に位置的に合致させ、前者の孔か
ら釘打ち又はねじ込みをしていたので、位置合わせが容
易でなく、施工に時間がかかるとともに、デッキパネル
の大引に対する位置決めが正確に行われないと、釘打ち
又はねじ込みができない場合がある。また、上記第2の
方法は、デッキパネルを大引に正確に位置決めした後
に、デッキパネル上から大引に釘打ちしていたので、デ
ッキパネルの大引に対する位置決めが正確に行われない
と、各デッキパネルの端部が一直線上に揃わない事態が
発生し、このときは、デッキ材の長手方向端部の鼻隠し
のデッキ材に対する取付け状態は、不確実になる恐れが
あった。
【0005】さらに、ガーデンバルコニーのデッキパネ
ルは、各デッキ材の間に若干の隙間を設けたスノコ状に
形成されており、複数のデッキパネルを大引上に連設す
る場合は、隣接するデッキパネルの端部デッキ材間にも
同一寸法の隙間を設けて、全てのデッキ材の間に等間隔
を有する統一性ある外観を備えるようにしている。しか
し、複数個のデッキパネルを連設する時に、隣接するデ
ッキパネルの端部デッキ材間に、他のデッキ材間の間隔
と等しい間隔を確保するための位置決めをすることは容
易でなかった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、その第一の課題は、大引にデッキパネルを載置
して取付けるガーデンバルコニーにおいて、デッキパネ
ルの大引に対する位置決めを容易確実になしうるデッキ
パネル取付方法を提供することにある。
【0007】本発明の第二の課題は、上記方法を実施す
る場合に、鼻隠しを確実堅固に取付けることができるデ
ッキパネル取付構造を提供することにある。本発明の第
三の課題は、上記方法を実施する場合に、連設されるデ
ッキパネルの端部デッキ材間に、他のデッキ材間の隙間
と等しい隙間を容易に形成することができ、デッキ全域
に統一性に優れた外観が得られるデッキパネル取付構造
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、上記第一
の課題を解決するため、束柱の上端部に固定される大引
と、大引に載せて止着されるデッキパネルと、デッキパ
ネルの周辺に取付けられる鼻隠しとを有するガーデンバ
ルコニーにおいて、各大引の端部に、鼻隠しをその上部
を前記大引の上面から上方に突出させた状態で取付けた
後、大引に載置したデッキパネルの一辺を鼻隠しの突出
部に突き当てて位置決めした状態で、そのデッキパネル
を大引に止着することを特徴としている。上記構成によ
り、デッキパネルを大引に載せ、そのデッキパネルの一
辺を鼻隠しに押して当てると、デッキパネルは所定位置
に止められる。従って、デッキ材の大引に対応する位置
に予め印を設けておけば、その印に釘打ち又はねじ込み
をして、デッキパネルを大引に対して正確な位置に容易
確実に取付けることができる。
【0009】また、本発明のデッキパネル取付構造は、
束柱の上端部に固定される大引と、大引に載せて止着さ
れるデッキパネルと、デッキパネルの周辺に取付けられ
る鼻隠しとを有するガーデンバルコニーにおいて、大引
は、その長手方向端部に切欠段部が形成され、鼻隠し
は、高さ方向中間部の背面に突出部を有して、その突出
部を大引の切欠段部に止着され、止着された突出部の上
面と前記大引の上面とが面一とされ、鼻隠しの上部は、
大引の上面から突出されていることを特徴としている。
上記構成により、鼻隠しの突出部を大引の切欠段部に嵌
合載置して、容易にかつ正確に、鼻隠しを大引に取付け
ることができる。鼻隠しは、その突出部が大引の端部上
面に載置固着され、かつ、大引に固定されたデッキの一
辺により大引に押下固定される。従って、鼻隠しは、大
引に堅固に取付けられる。
【0010】さらに、本発明のデッキパネル取付構造
は、連設されるデッキパネルが、複数のデッキ材を等間
隔を空けて根太に止着してなり、隣接するデッキパネル
の端部デッキ材のそれぞれの対向面に、デッキ材間の間
隔の半分の厚みを有するスペーサを設けたことを特徴と
している。上記構成により、先に設置されたデッキパネ
ルの隣に、次のデッキパネルを大引の上に載置し、先の
デッキパネル側に押してスペーサ同志を接触させると、
両デッキパネルの端部デッキ材間に、他のデッキ材間の
間隔と等しい間隔が確保される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図6の図面を参照して説明する。図1は、本
発明方法を用いてデッキパネルを取付けたガーデンバル
コニーの一例の斜視図、図2は同デッキパネルの取付手
順を説明する分解斜視図、図3は大引の側面図、図4は
図3のX−X線断面図、図5は束柱と大引と鼻隠しとデ
ッキパネルの取付状態を示す要部の縦断面図、図6はデ
ッキパネルと鼻隠しの他の接続構造を示す断面図、図7
は隣接するデッキパネルの端部デッキ材間の隙間確保手
段を示す要部平面図である。
【0012】図2に示すように、ガーデンバルコニーを
設置するには、まず、地面の所定位置に複数本の束柱1
を所定間隔をもって立設し、所定方向に整列する束柱1
を根がらみ2により堅牢に連結し、それぞれ異なる根が
らみ2により連結されている束柱の上端部に大引3を掛
け渡し、各大引をそれぞれ平行状態に取付ける。大引3
は、図4に例示するように、所要の強度を備えるために
角筒状に形成された筒部3aと、その筒部3aの下面に
形成された一対の垂直壁3bと、その垂直壁の間に形成
された溝3cとを有している。垂直壁3bには、大引の
長手方向端部から所定の距離の位置において、ねじを貫
通するための孔3dが形成されている。また、大引3
は、長手方向端部に、筒部3aの底辺を残して筒部の上
部をL形に切除して形成された切欠段部3eを有してい
る。
【0013】そして、束柱1は、角棒状又は角筒状に形
成されており、その上端部を大引3の溝3cに嵌合し、
上端面を溝3cの底面に密着させて両垂直壁3bの孔3
dからビス10を束柱にねじ込んで、大引3に対して直
角に接続されている。
【0014】このようにして、複数本の束柱1の上端部
を取付けられた大引3は、水平状態に、かつ、すべての
大引が共通の水平面において所定の間隔をもって平行に
整列するように設置される。この場合、各大引3の同一
側の端部はそれぞれ共通の直線上に存在している。
【0015】次に、各大引3の長手方向の両端部に、こ
れらの端部を連結する鼻隠し71 ,72 (7は全鼻隠し
に共通する符号として、71 ,72 は各鼻隠しの設置位
置に対応する符号として用いる。)が取付けられる。鼻
隠し7は、大引3の端面及び大引に載置されるデッキパ
ネル4の端面を被覆して、ガーデンバルコニーのデッキ
の周辺を化粧するためのものであり、縦平板状に形成し
てある。図5に示すように、鼻隠し7は、少なくとも大
引3の高さにデッキパネル4の構成部材であるデッキ材
41の高さを加えた高さを有しており、上端部7aを大
引3の上面よりも上方に突出した状態で取付けられる。
【0016】そして、好ましい実施の形態においては、
鼻隠し7の中間部の背面に、大引3の切欠段部3eに止
着される突出部7bが設けられて、鼻隠しは断面ほぼ横
転T字形に形成されている。突出部7bはこれを鼻隠し
7に一体に形成しても良いし、別体物を固着しても良
い。さらに好ましくは、突出部7bは、これを切欠段部
7eに止着した際に、その上面が大引3の上面と面一に
なる厚さを有している。また、突出部7bは、鼻隠しの
ほぼ全長に延びるもの、大引3の端面に対応する位置に
部分的に設けられるものなど、いずれでも良い。
【0017】鼻隠し7は、突出部7bを各大引3の切欠
段部7eに載置嵌合し、その突出部の上側からビス11
を貫通し、そのビスを大引3の長手方向端部に残された
筒部3aの底辺に予め形成されている孔(図示せず)に
ねじ込むことにより、確実に固定される。こうして、鼻
隠し71 ,72 を大引3の両端部に固定した後、これら
の二つの鼻隠し71 ,72 の同一側の一端部の間に、も
う一つの鼻隠し73 を掛け渡し、その鼻隠し73 の長手
方向端面を鼻隠し71 ,72 の対向面に当接した状態
で、鼻隠し71 ,72 の表面側から釘打ち又はねじ込み
により、鼻隠し71 と73 ,72 と73 をそれぞれ接続
する。これにより、3方向の鼻隠し71 ,72 ,73が
コ字形に結合される。
【0018】図2の4A,4Bは、大引3の上面に載せ
て取付けられるデッキパネルである。デッキパネル4
A,4Bは、いずれも、基本的構造は同一であり、複数
本の根太41の上に、複数本の同一大のデッキ材42を
相互間に、例えば、7mm程度の間隔をもって平行に並
べて、釘又はねじなどの止着具により固着してなってい
る。図示の例では、サイズが異なる2種類のデッキパネ
ル4A,4Bが用いられているが、デッキパネルのサイ
ズに関しては、デッキの形状に応じて、全てが等しい1
種類又は3種類以上としても良い。
【0019】続いて、最初のデッキパネル4A1 を、複
数本の大引3に支持されるように、大引の上に載置す
る。そして、最初に大引3の上に載せたデッキパネル4
A1 を鼻隠し71 の方向及びこれと直角に接続されてい
る鼻隠し73 の方向に滑らせて、図5に示すように、そ
のデッキパネル4A1 の隣接する直角な2辺を鼻隠し7
1 及び鼻隠し73 の上方突出部7aに押し当てて、デッ
キパネル4A1 を位置決めする。図5は、一つのデッキ
パネルの一辺が一つの鼻隠し7に押し当てられた状態の
みを示している。
【0020】3つの鼻隠し71 ,72 ,73 の端部同志
が正確に直角に接続されているならば、最初のデッキパ
ネル4A1 を隣接する鼻隠し71 ,72 のコーナー接続
部方向に押し付けるだけで、容易に正確な位置決めが可
能である。こうして、鼻隠しの一つのコーナー接続部に
デッキパネル4A1 を正確に位置決めした状態で、デッ
キパネルの2辺の上面から鼻隠し71 ,72 の突出部7
bに釘打ち又はねじ込みをして、デッキパネル4A1 を
容易に正確な位置に固定すすることができる。このこと
は、もう一つのデッキパネル4B1 を大引に載せた後、
鼻隠し71 ,72 のコーナー接続部方向に押し付け、固
定する場合も同様である。
【0021】次に、他のデッキパネル4A2 又は4B2
を大引3の上に載せ、それぞれ鼻隠し71 又は73 の方
向及び先に固定されているデッキパネル方向に滑動させ
て、正確に位置決めをし、先の場合と同様に、ビスをね
じ込んで、各デッキパネル4A2 又は4B2 の一辺を鼻
隠し71 又は72 に固定することができる。デッキパネ
ル4A1 ,4B1 及びデッキパネル4A2 ,4B2 の大
引3に対する載置及び鼻隠しに対する固定順序は、上述
と逆に行うこともできる。
【0022】すべてのデッキパネル4A1 ,4B1 ,4
A2 ,4B2 の固定の後に、最後の鼻隠し74 を両側の
鼻隠し71 ,72 の他端部の間に掛け渡し、鼻隠し74
の長手方向端面を鼻隠し71 ,72 の対向面に突き当て
て、鼻隠し71 ,72 の表側から釘打ち又はねじ込みに
より接続することにより、全ての鼻隠しが矩形に連続さ
れる。そして、正確な位置に固定された各デッキパネル
の各デッキ材を各大引3にビス止めなどにより取付けら
れる。
【0023】鼻隠し73 ,74 が、鼻隠し71 ,72 と
同様に、横転T字形に形成されている場合は、図6
(a)に示すように、デッキ材42の端面が上方突出部
7aの背面に当てられ、デッキ材の上面側から突出部7
bに、又は同図(b)に示すように、突出部7bの下面
側からデッキ材42に止着具11を打ち込み又はねじ込
むことにより、いずれのデッキパネルも、それぞれ少な
くとも2辺において、鼻隠し7に堅固に、止着具11を
鼻隠しの正面に露出させずに、取付けることができる。
【0024】鼻隠し7は、背面に突出する突出部7bを
有しなくとも、上端部が大引3の上面よりも上方に突出
する突出部7aを有すれば、大引の上に載置したデッキ
パネル4を鼻隠し7の方向に滑らすことにより、正確に
位置決めすることができる。しかし、突出部7bを有す
る場合は、その突出部において大引3に容易に止着する
ことができるとともに、大引に対する固定強度が大であ
り、また、突出部7bの上面と大引3の上面を面一にし
た場合は、デッキパネルを大引3と突出部7bの双方に
載せて止着することにより、デッキパネル及び鼻隠しを
一層安定にかつ強固に取付けることができる利点があ
る。さらに、突出部7bを有する鼻隠しは、これをデッ
キ材の長手方向端部側に取付ける場合にも、デッキ材と
堅牢に接続することができる。
【0025】図7は図1のガーデンバルコニーの一部の
横断面図である。本発明の好ましい実施の形態において
は、隣接するデッキパネル4(a),4(b)の隣接す
る端部デッキ材42eのそれぞれの対向面に、各デッキ
材の相互間に設けてある隙間sの半分の厚み、すなわ
ち、例えば、隙間sの厚さが7mmである場合は、3.
5mmの厚みを有するスペーサ12(図2参照)が、固
着されている。
【0026】これにより、二つ以上のデッキパネルが連
設されるときは、隣接する端部デッキ材のスペーサ12
が対向して当接するため、その端部デッキ材の間に他の
デッキ材の間の隙間sと等しい隙間s´が確保される。
従って、すべてのデッキ材の間に均一な隙間が形成され
るので、デッキ上面の外観が統一性を有し、美観に優れ
る。
【0027】図示の実施例は、いずれも、デッキ材42
がガーデンバルコニーの正面より見て左右方向に延長す
る形式のデッキパネル、すなわち、デッキ材が横張りの
デッキパネルを大引に取付ける場合のものである。その
ため、大引は、ガーデンバルコニー正面において前後方
向に延長するように設置され、従って、鼻隠し71 ,7
2 は大引3の前後両端部に固定され、それらの一端部側
に第3の鼻隠し73 が接続された後にデッキパネル4A
1 ,4B1 〜4B2 が取付けられた。
【0028】しかし、デッキパネルには、デッキ材がガ
ーデンバルコニーの正面より見て前後方向に延長する形
式のもの、すなわち、デッキ材が縦張りのデッキパネル
がある。この場合は、大引3は、ガーデンバルコニー正
面において左右方向に延長するように設置される。従っ
て、鼻隠し7は大引の左右両端部に、横張りの場合と同
様にして取付けられ、その鼻隠しの一方側端部間に第3
の鼻隠しが接続された後に、デッキパネルが取付けられ
る。
【0029】
【発明の効果】上述のように、本発明方法によれば、各
大引の端部に、鼻隠しを、その一部を前記大引の上面か
ら上方に突出させた状態で取付けた後、前記大引きの上
に載置したデッキパネルの端辺を前記鼻隠しの上方突出
部に突き当てて位置決めした状態で、そのデッキパネル
を前記大引に固定するようにしたので、デッキパネルの
位置決めが極めて容易にでき、従って、デッキパネルの
取付けが迅速確実にでき、しかも、鼻隠しは大引に堅牢
に取付られるので、振動や強風等により脱落する恐れが
ない。
【0030】また、本発明の取付構造によれば、大引
は、その長手方向端部に切欠段部が形成され、鼻隠し
は、高さ方向中間部の背面に突設された突出部を前記大
引の切欠段部に止着され、止着された突出部の上面と大
引の上面とは面一であるので、鼻隠しを大引に取付ける
には、鼻隠しの突出部を大引の切欠段部に止着し、その
突出部において大引に止着具により容易にかつ確実に固
定することができる。また、デッキパネルの端辺を大引
及び鼻隠しの突出部の上面に載せて固定するので、鼻隠
し及びデッキの取付け状態が相互に補強される効果が得
られる。
【0031】さらに、連設されるデッキパネルが、複数
のデッキ材を等間隔を空けて根太に止着してなる場合
は、隣接するデッキパネルの端部デッキ材のそれぞれの
対向面に、他のデッキ材間の間隔の半分の厚みを有する
スペーサを設ければ、デッキパネルを連設する際に、一
方のデッキパネルの端部に他方のデッキパネルの端部を
押し当てるだけで、デッキ全体に渡って一様のデッキ材
間隔を容易に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を用いたガーデンバルコニーの一例
の斜視図である。
【図2】各構成要素の取付け手順を説明する分解斜視図
である。
【図3】大引の側面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】束柱と大引と鼻隠しとデッキパネルの取付け状
態を示す要部の断面図である。
【図6】デッキパネルの側面の鼻隠しに対する取付け状
態を示す断面図である。
【図7】図1のガーデンバルコニーの一部の平面図であ
る。
【図8】従来のガーデンバルコニーにおける鼻隠しとデ
ッキパネルとの接続状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 束柱 3 大引 3a 筒部 3b 垂直壁 3c 溝 3e 切欠段部 4,4(a),4(b) デッキパネル 6 孔 7,71 ,72 ,73 ,74 鼻隠し 7a 上方突出部 7b 突出部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 束柱の上端部に固定される大引と、大引
    に載せて止着されるデッキパネルと、デッキパネルの周
    辺に取付けられる鼻隠しとを有するガーデンバルコニー
    において、 前記大引の端部に前記鼻隠しをその上部を前記大引の上
    面から上方に突出させた状態で取付けた後、前記大引に
    載置したデッキパネルの一辺を前記鼻隠しの突出部に突
    き当てて位置決めした状態で、そのデッキパネルを前記
    大引に止着することを特徴とするガーデンバルコニーの
    デッキパネルの取付方法。
  2. 【請求項2】 束柱の上端部に固定される大引と、大引
    に載せて止着されるデッキパネルと、デッキパネルの周
    辺に取付けられる鼻隠しとを有するガーデンバルコニー
    において、 前記大引は、その長手方向端部に切欠段部が形成され、 前記鼻隠しは、高さ方向中間部の背面に突出部を有し
    て、前記突出部を前記大引の切欠段部に止着され、 止着された前記突出部の上面と前記大引の上面とが面一
    とされ、前記鼻隠しの上部は、前記大引の上面から突出
    されていること、 を特徴とするガーデンバルコニーのデッキパネル取付構
    造。
  3. 【請求項3】 連設されるデッキパネルは、複数のデッ
    キ材を等間隔を空けて根太に止着してなり、隣接するデ
    ッキパネルの端部デッキ材のそれぞれの対向面に、前記
    デッキ材間の間隔の半分の厚みを有するスペーサを設け
    たことを特徴とする請求項2に記載されたガーデンバル
    コニーのデッキパネル取付構造。
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