JP3115002B2 - 微生物培地 - Google Patents

微生物培地

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JP3115002B2
JP3115002B2 JP10505857A JP50585798A JP3115002B2 JP 3115002 B2 JP3115002 B2 JP 3115002B2 JP 10505857 A JP10505857 A JP 10505857A JP 50585798 A JP50585798 A JP 50585798A JP 3115002 B2 JP3115002 B2 JP 3115002B2
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microorganism
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/02Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving viable microorganisms
    • C12Q1/04Determining presence or kind of microorganism; Use of selective media for testing antibiotics or bacteriocides; Compositions containing a chemical indicator therefor
    • C12Q1/045Culture media therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は微生物を培養するための培地用器材及び培地
に関する。さらに詳しくは食品や環境中の微生物を培養
検出するための培地用器材及び培地に関する。
[従来技術] 従来の微生物培養検査を、食品検査における一般生菌
数の測定を例として説明すると、まず、粉末寒天培地を
溶解、滅菌した後、約45℃程度に保っておく。その寒天
培地の一定量を、あらかじめ食品の懸濁液などの検査試
料の一定量を入れた滅菌ペトリ皿などに分注し、混釈
後、寒天を固化し、一定温度で培養後、生じた微生物の
コロニー数を計数する。このように従来の微生物培養方
法は、前もって、培地を調製、滅菌した後、寒天培地が
固化しない温度に保っておく必要があるなど、非常に手
間と時間がかかる方法である。微生物検査をより、簡
便、迅速に行うためには、このような、手間と時間のか
かる培地の調製を省けることが望ましい。また、通常、
多量のプラスチック製ペトリ皿を使用するために培養後
多量のプラスチック廃棄物が発生するという問題もあ
る。
環境微生物検査は、通常、検査対象の一定面積を綿棒
でふき取り、この綿棒を滅菌水又は滅菌生理食塩水中で
洗い、綿棒に付着した菌体を滅菌水又は滅菌生理食塩水
中に懸濁させ、この懸濁液をあらかじめ作製しておいた
寒天培地に塗布又は上記の方法と同様に寒天培地に混釈
して培養した後、生じたコロニーを計数することにより
行われている。
一方、培地調製の手間を省いた、簡易培地が市販され
ている。簡易培地を便宜的に分類すればスタンプタイプ
(特開平4−117299号公報)、フィルタータイプ、フィ
ルムタイプ(特公平2−49705号公報、特開平3−15379
号公報)、試験紙タイプに分けられる。スタンプタイプ
はプラスチック容器に寒天培地を盛り上げた状態に分注
した培地で、寒天培地面を直接検査対象に接触して検査
するものである。簡便に環境の微生物汚染を検査するた
めには使いやすいものであるが、培地面積が小さいため
に定量性に乏しく、曲面や凹凸がある検査対象の検査は
難しく、通常の食品検査や環境検査には利用できないと
いう欠点もある。またプラスチック容器を使用している
ために培養後、多量のプラスチック廃棄物がでることは
従来法と同様である。フィルタータイプは液体試料の検
査には適しているが液体以外の試料の検査は難しい。試
験紙タイプはコロニーの形成が濾紙等の内部で行われる
ため、コロニーの観察が困難であり、定量性に乏しいと
いう欠点がある。フィルムタイプは食品の検査には定量
性もあり、使いやすいが、環境などの検査をするときに
はスタンプタイプのように検査対象に直接接触して検査
することはできない。また、ゲルを溶解する菌も存在
し、しばしば計数できないことがある。
それぞれの目的にあわせ使いやすいように作られたい
くつかのタイプの簡易培地が市販されているが、1種類
の簡易培地で食品検査、検査対象の直接検査など多くの
用途に使えるものはなかった。
一方、微生物の生育を確認しやすくするようにテトラ
ゾリウム塩などの発色試薬や蛍光基質などの発色剤を培
地に加えることがある。これらの発色剤は微生物の生育
を阻害することがあり、試料微生物相によってはこれら
の発色剤を加えないときと加えたときとで相関性が低い
ことがあった。また、検出目的以外の微生物の生育を抑
えるために選択剤を培地に加えることが多いが、選択剤
は通常検出目的の微生物の生育にも抑制的に働き、微生
物の生育を遅らせることが多い。
[発明の概要] 本発明の目的は、種々の検査対象物中の菌体を簡便に
検査することができる培地用器材及び培地を提供するこ
とである。さらに詳細には本発明の目的は、食品懸濁液
や環境中の検査対象物を綿棒等でふき取り綿棒等に付着
した菌体を懸濁した懸濁水として、培地用器材で調製さ
れた培地に加えることにより、食品や環境中の微生物を
定量的に検査することができ、かつ湿った面には直接、
乾いた面には滅菌水を加え該培地用器材又は培地を湿ら
せれば、直接検査対象に接触して検査でき、その上培養
初期の発色剤及び/又は選択剤と微生物との接触を防
ぎ、発色剤及び/又は選択剤の検出目的微生物の生育へ
の影響を減じた培地用器材及び培地を提供することであ
る。
本発明は、以下の培地用器材及び培地を提供するもの
である。
(1)繊維層、発色剤及び選択剤を含まない高分子化合
物層A、発色剤及び/又は選択剤を含む高分子化合物層
Bを、この順に重層してなる培地用器材。
(2)層A及び層Bの高分子化合物として、4重量%水
溶液の粘度が20℃で10cps以上である高分子化合物を用
いる上記(1)記載の培地用器材。
(3)上記(1)又は(2)の培地用器材の層A、層B
及び繊維層の少なくとも1層に、微生物の生育に必要な
栄養成分を含有させた微生物培地。
本発明の培地用器材に栄養成分を含ませたものが本発
明の培地である。本発明の培地用器材及び培地とは、水
又は栄養成分を含んだ水を加えることによって微生物の
生育しうる培地となる乾燥培地用器材及び乾燥培地であ
り、培養初期に微生物と発色剤及び/又は選択剤とが接
触するのを防止したことを特徴とするものである。
[図面の簡単な説明] 図1は、実施例1の培地と、従来の標準寒天培地によ
り、微生物を培養した際の生育菌数の相関関係を示すグ
ラフである。
図2は、比較例1の培地と、従来の標準寒天培地によ
り、微生物を培養した際の生育菌数の相関関係を示すグ
ラフである。
[発明を実施するための最良の形態] 本発明の培地用器材又は培地の作製方法について以下
に説明する。
まずポリエステルなどのフィルム状の支持体上に、発
色剤及び/又は選択剤を含んだ高分子化合物の水溶液、
又は発色剤及び/又は選択剤と栄養成分を含んだ高分子
化合物の水溶液を塗布し、乾燥させフィルム(高分子化
合物層B)を形成する。このフィルム(高分子化合物層
B)上に高分子化合物の水溶液又は栄養成分を含んだ高
分子化合物の水溶液(発色剤及び/又は選択剤を含まな
い)を塗布し、高分子化合物層Aを形成する。この層A
を、乾燥させずに又は半乾燥又は乾燥させ、その上に繊
維又は栄養成分を含ませた繊維を重層して乾燥させ、繊
維層を形成する。必要によりこれを乾燥した後、ポリエ
ステルなどのフィルム状の支持体を剥離し、もしくは剥
離しないで適当な大きさに切断して、そのまま、又は適
当な支持シートに接着し、又は袋やシャーレ等の容器に
入れ、エチレンオキサイドガス滅菌などの滅菌を施し、
培地用器材又は培地とする。どの方法で作製したもの
も、2層の高分子化合物層A及びB、及び繊維層は密着
していることが好ましい。
本発明の培地用器材及び培地は例えば以下の様にして
使用される。
食品などに水を加えホモジナイズして作製した懸濁
液、又は食品製造環境等の検査対象物表面などを綿棒や
ガーゼ等で拭き取り、付着した菌体を、水に懸濁した懸
濁水などを適宜希釈して、培地に加えた後、この培地に
プラスチックなどのフィルムなどを被せ、水分の蒸発を
防ぐ処置を施し、微生物を生育させる。希釈液に栄養成
分を含んだ水を使用するときは、培地のかわりに培地用
器材を用いてもよい。
また、検査対象物に直接接触させて検査する場合は、
本発明の微生物培地又は培地用器材に滅菌水又は栄養成
分を含んだ水を加え、湿らせた後、検査対象物に直接ス
タンプし、又は検査対象物の表面を該培地で直接ふき取
り、そのまま、又は水もしくは栄養成分を含んだ水を加
えた後、プラスチックなどのフィルムなどを被せ、水分
の蒸発を防ぐ処置を施し、培養することによって微生物
を生育させる。
湿った面を検査するときには培地用器材又は培地をあ
らかじめ湿らせる必要はなく、そのまま検査対象物の表
面をふき取るか、検査対象物に直接スタンプし、そのま
ま又は水もしくは栄養成分を含んだ水を加えた後、プラ
スチックなどのフィルムなどを被せ、水分の蒸発を防ぐ
処置を施し、培養することによって微生物を生育させ
る。
このように本発明の培地用器材又は培地は、通常の食
品や環境からの検査対象物中又はその表面に存在する微
生物を、通常の方法で検査できるほか、培地用器材又は
培地を検査対象物に直接接触させ、或いは培地用器材又
は培地により検査対象物の表面を直接ふき取って検査す
ることもできる。さらに、直接接触又は直接ふき取って
検査するときは検査対象物が曲面や多少の凹凸があるも
のでも検査できる。
被験液を培地用器材又は培地の繊維層側から添加する
と、被験液は一旦繊維層に保持される。繊維層に保持さ
れた水により繊維層に接した層Aの高分子化合物が溶解
し、溶液粘度が上昇して微生物の遊走を妨げるととも
に、微生物の生育分裂が開始される。その後、水は下層
の層Bの高分子化合物も溶解し、層Bに発色剤が含まれ
ている場合は、微生物が発色剤と接触し、発色剤が発色
することにより、微生物の生育を確認することがでる。
また、選択剤が含まれている場合は、微生物は選択剤と
接触し、検出目的以外の微生物の生育は阻害されるが、
検出目的の微生物は生育を続ける。
被験液中に存在する微生物は本発明の培地用器材又は
培地に添加されたとき、繊維層全体に分布するが、層A
の表面の高分子化合物が徐々に溶解するために層Aの内
部までは入らず、層Aの表面の高分子化合物が徐々に溶
解し、繊維層と一体化する過程で微生物は繊維層の表面
まで押し上げられ、繊維層の表面にコロニーが形成され
る。コロニーが繊維層表面に形成されるため、濾紙を用
いた培地のように濾紙層内部にコロニーが形成されて微
生物の計数が不正確となることはない。
繊維層を構成する繊維素材としては、ナイロン繊維、
アルカリ繊維、セルロース繊維、パルプ、レーヨン繊
維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、羊毛、
絹、綿、ガラス繊維、ポリウレタン繊維など又はこれら
繊維を親水化処理などの変性処理したものなど又はこれ
らの複合体などが挙げられる。これらの繊維を不織布、
編織布等のシート状に加工したもの等が繊維層として使
用される。繊維は必ずしも親水性である必要はないが、
親水性の繊維又は親水化処理した繊維を用いれば吸水速
度が速くなり、作業の能率が上がり、微生物の生育によ
り生じたコロニーの分散性も良い。ナイロン繊維が特に
好ましく、ナイロン繊維を用いた場合は少量の試料液を
加えるか、スタンプ又は拭き取りを行った後、さらに水
を加えても、コロニーの分布に偏りが認められず、コロ
ニーは繊維表面に一様に分布する。繊維層に使用する繊
維の平均直径は細いほど好ましく、通常は1〜30μm、
さらに好ましくは1〜6μmが適当である。繊維層の厚
みは、加える試料液の量をa ml、培地面積をb cm2とす
ると、(0.04〜3)×20×a/b mmが適当である。例え
ば、20cm2の面積に1mlの試料液を加えるときは、繊維層
の厚みは、0.04〜3mmが好ましく、坪量としては50〜200
g/m2が好ましい。
層A及び層Bはフィルム又はシート状が好ましい。層
A及び層Bに用いられる高分子化合物は、4重量%の水
溶液としたとき、20℃でB型粘度計を用いて測定した粘
度が10cps以上、好ましくは15〜120cpsであり、微生物
の生育を阻害しないものが好ましい。たとえば、ポリビ
ニルアルコール、セルロース誘導体、ポリアクリル酸誘
導体、でんぷん誘導体、蛋白質、蛋白質誘導体、多糖類
などが使用できる。ポリビニルアルコールがより好まし
く、鹸化度75〜90%、分子量30000〜200000のポリビニ
ルアルコールが特に好ましい。ポリビニルアルコールに
は変性ポリビニルアルコール及びポリビニルアルコール
又は変性ポリビニルアルコールの架橋物を含む。
層Aの厚み(乾燥時)は、高分子化合物量として(5
〜80)×20×a/b(g/m2)が適当であり、層Bの厚み
(乾燥時)は、(10〜150)×20×a/b(g/m2)が適当で
ある。また層Aと層Bの合計の厚み(乾燥時)は、(40
〜200)×20×a/b(g/m2)が適当である。層Aと層Bに
使用する高分子化合物は同一でも異なっていてもよい。
培地用器材又は培地に発色剤として例えば塩化2,3,5
−トリフェニルテトラゾリウムなどのテトラゾリウム塩
又はpH指示薬を加えておけば、微生物の生育に伴い、発
色又は変色して、微生物の生育が確認しやすいという利
点がある。しかし、これらの発色剤は微生物の生育に影
響し、微生物の種類・状態によっては発色剤により生育
が抑制されることがある。微生物の生育確認によく使わ
れる塩化2,3,5−トリフェニルテトラゾリウムはブドウ
球菌などグラム陽性菌の生育に抑制効果を示すことが知
られている。発色剤を加えることによって生育したコロ
ニーは見やすくなるが、一部の微生物の生育が抑制され
るために、試料の微生物相によっては発色剤を含まない
培地などで培養したときに比べ、低い菌数を示すことが
ある。
また、検出目的以外の微生物の生育をおさえるため
に、培地に選択剤を加えることが多い。選択剤として
は、微生物の生育を抑制する作用の強い薬剤等が使用さ
れるので、通常検出目的外の微生物ばかりでなく、検出
目的の微生物の生育にも抑制的に働き、生育を遅らせる
ことが多い。検出目的の微生物の生育の遅れが検査時間
を長くする要因となる。
本発明の培地用器材及び培地は、発色剤及び/又は選
択剤を含む高分子化合物層B上に発色剤及び選択剤を含
まない高分子化合物層Aを積層し、この層Aの上にさら
に繊維層を積層し、繊維層側から被験液を添加すること
によって、微生物の生育初期において微生物と発色剤及
び/又は選択剤との接触を防止できる。
このため、本発明の培地を使用すると、発色剤による
微生物の生育抑制が緩和され、発色剤を含まない培地に
比べ生育菌数が大きく減少することがなくなるという効
果がある。また、培養初期に微生物と選択剤との接触を
防ぐことにより、通常2日間の培養を要する検査が1日
に短縮されるなど培養時間の短縮に効果がある。
本発明に使用する発色剤としては、例えば、塩化2,3,
5−トリフェニルテトラゾリウム、テトラゾリウムバイ
オレット、塩化2−(4−ヨウ化フェニル)−3−(4
−ニトロフェニル)−5−フェニル−2Hテトラゾリウム
などのテトラゾリウム塩、ブロモチモールブルー、ブロ
ムフェノールパープル、フェノールレッド、チモールブ
ルーなどのpH指示薬、ブリリアントブラック、発色酵素
基質等が使用できる。発色剤の使用量は、発色剤によっ
て異なるが、培地用器材又は培地面積当たり、0.05〜10
00μg/cm2が好ましい。
また、選択剤としては、例えばサルモネラ分離用に
は、ブリリアントグリンなど、黄色ブドウ球菌分離用に
は、食塩、グリシン、塩化リチウム、亜テルル酸塩等、
一般に用いられているものが使用できる。使用量は、選
択剤によって異なるが、通常寒天培地で用いられている
濃度と同程度、すなわち、培地用器材又は培地面積当た
り、0.01〜5000μg/cm2が好ましい。
微生物培地が含有する栄養成分は、培養する微生物に
適したものであればよく、限定はされない。通常使われ
ている液体培地や寒天培地から寒天を除いた培地成分を
使用することができる。検出を目的とする微生物以外の
生育をおさえる物質である選択剤及び/又は生じたコロ
ニーを見やすくするための染料や特定の微生物を検出す
るための発色又は蛍光酵素基質である発色剤は、繊維層
に接していない高分子化合物層Bにのみ加える。
栄養成分は例えば、一般生菌検査用としては酵母エキ
ス・ペプトン・ブドウ糖混合物、肉エキス・ペプトン混
合物、ペプトン・大豆ペプトン・ブドウ糖混合物などや
これらにリン酸1水素カリウム及び/又は塩化ナトリウ
ムを加えたものなどが、大腸菌・大腸菌群検査用として
はペプトン・クエン酸鉄アンモニウム・塩化ナトリウム
・リン酸1水素カリウム・乳糖混合物、ペプトン・乳糖
・リン酸1水素カリウム混合物などが、ブドウ球菌用と
しては肉エキス・ペプトン、塩化ナトリウム・マンニッ
ト・卵黄混合物、ペプトン・肉エキス・酵母エキス・ピ
ルビン酸ナトリウム混合物などが、ビブリオ用としては
酵母エキス・ペプトン・蔗糖・クエン酸ナトリウム・ク
エン酸第2鉄・塩化ナトリウム混合物などが、腸球菌用
としては牛脳エキス・ハートエキス・ペプトン・ブドウ
糖・リン酸1水素カリウム・窒化ナトリウム混合物など
が、真菌用としてはペプトン・ブドウ糖混合物、ポテト
エキス・ブドウ糖混合物などがあげられる。
培地用器材に補強材として固形物を接着、吸着又は付
着等して、培地用器材を補強してもよい。また、作製し
た微生物培地に、補強層として固形物を接着、吸着又は
付着等して微生物培地を補強することもできる。スペー
ス性を考えると該補強層は、フィルム又はシート等厚さ
の薄いものが好ましい。
また、培地用器材の少なくとも1素材と補強材とを混
合等した後成型して、補強された培地用器材又は微生物
培地を作製してもよい。
また、培地用器材、又は微生物培地に、プラスチック
等のフィルム等によるカバーを付してもよい。
[実施例] 次に実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 水1Lに鹸化度88%平均重合度1800のポリビニルアルコ
ール50g、肉エキス2g、ペプトン6g、塩化ナトリウム2
g、リン酸1水素カリウム2g、塩化2,3,5−トリフェニル
テトラゾリウム10mgを加え加熱溶解後、20μm厚1×1m
ポリエステルフィルム上に塗布し乾燥させ、ポリビニル
アルコールフィルムからなる高分子化合物層Bを形成し
た。このフィルム上に、水500mLにポリビニルアルコー
ル20g、肉エキス0.8g、ペプトン2.4g、塩化ナトリウム
0.8g、リン酸1水素カリウム0.8gを溶解した溶液を塗布
し、乾燥させ、ポリビニルアルコールフィルムからなる
高分子化合物層Aを形成した。80g/m2、平均繊維径2.5
μm、厚さ1mmのナイロンメルトブローン不織布を3重
量%ペプトン水に浸した後しぼり、このポリビニルアル
コールフィルム上に張り合わせ乾燥させ、本発明の培地
を形成した。これを、直径50mmの円形に切断し、微生物
培地を作製した。100μm厚70×80mmポリエステルフィ
ルムに、この微生物培地のポリエステルフィルム側を接
着した後、エチレンオキサイドガス滅菌を行った。
食肉、カット野菜、総菜などの各種食品10gを滅菌済
袋に入れ、100mLの水を加えてストマッカーでホモジナ
イズして作製した溶液の10倍希釈列を滅菌水で作製し、
希釈した液1mLを微生物培地に加えた後、滅菌した0.04m
m厚ポリプロピレンフィルムで微生物培地を覆い、35℃
で16時間培養した。
同時に希釈した液1mLを滅菌済みペトリ皿に加え、滅
菌後45℃に保っておいた標準寒天培地を加え混釈し、35
℃で48時間培養した。
本発明の培地と標準寒天培地上の生育菌数を測定比較
した。図1に示すように相関係数0.998の良好な相関性
を示した。
比較例1 水1Lに鹸化度88%平均重合度1800のポリビニルアルコ
ール60g、肉エキス2.4g、ペプトン7.2g、塩化ナトリウ
ム2.4g、リン酸1水素カリウム2.4g、塩化2,3,5−トリ
フェニルテトラゾリウム10mgを加え加熱溶解後、20μm
厚1×1mポリエステルフィルム上で乾燥させ、ポリビニ
ルアルコールフィルムからなる高分子化合物層Aを形成
した。60g/m2、平均繊維径2.5μm、厚さ1mmのナイロン
メルトブローン不織布を3重量%ペプトン水に浸した後
しぼり、このポリビニルアルコールフィルムからなる高
分子化合物層A上に張り合わせ乾燥した。これを直径50
mmの円形に切断し、作製した微生物培地のポリエステル
フィルム側を、100μm厚70×80mmポリエステルフィル
ムに接着した後、エチレンオキサイドガス滅菌を行っ
た。
実施例1で作製した試料希釈液1mLを微生物培地に加
えた後、滅菌した0.04mm厚ポリプロレンフィルムで覆
い、35℃で24時間培養し、実施例1の標準寒天培地での
生育菌数と比較した。図2に示すように相関係数0.993
の良好な相関性を示したが、一部の試料は標準寒天培地
で測定した細菌数に比べ、5分の1から10分の1の低い
細菌数を示した。
実施例2 水1Lにカルボキシメチルセルロース20g、鹸化度79
%、平均重合度2200のポリビニルアルコール30g、ペプ
トン4g、酵母エキス2g、リン酸1水素カリウム2g、マン
ニット4g、塩化リチウム2.4g、グリシン4.8g、塩化ナト
リウム36g、フェノールレッド0.012g、亜テルル酸カリ
ウム0.0096gを加え溶解後、20μm厚1×1mポリエステ
ルフィルム上に塗布し、乾燥させ、高分子化合物層Bを
形成した。この層B上に、鹸化度88%、平均重合度1800
のポリビニルアルコール10g、ペプトン0.8g、酵母エキ
ス0.4g、リン酸1水素カリウム0.4g、マンニット0.8gを
水500mLに溶解した溶液を塗布し乾燥し、高分子化合物
層Aを形成した。目付80g/m2、平均繊維径4μm、厚さ
1.2mmのレーヨンポリエステル混合不織布を3重量%ペ
プトン水に浸した後しぼり、この層A上に張り合わせ乾
燥した。これを直径50mmの円形に切り抜き、これのポリ
エステルフィルム側を、100μm厚70×80mmポリエステ
ルフィルムに接着した後、エチレンオキサイドガス滅菌
を行った。
鶏肉25gを滅菌済み袋に入れ、さらに滅菌水225mLを加
え、ストマッカーでホモジナイズして作製した溶液の10
倍希釈列を滅菌水で作製し、希釈した液1mLを微生物培
地に加えた後、滅菌した0.04mm厚ポリプロピレンフィル
ムで微生物培地を覆い、35℃で24時間培養した。約15%
の試料に黒色コロニーが形成された。黒色コロニーはす
べて黄色ブドウ球菌であった。
実施例3 水洗いしたまな板の湿った面に、実施例1に準拠して
作製した微生物培地の繊維層面を直接スタンプするか、
直接接触させて拭き取った後、この微生物培地に滅菌水
0.5〜0.7mLを加え、滅菌した0.04mm厚ポリプロピレンフ
ィルムで覆い、35℃で24時間培養した。
また、実施例1に準拠して作製した微生物培地に0.4m
Lの滅菌水を加え湿らせた後、微生物培地の繊維層面を
まな板の乾いた面に、直接スタンプするか、直接接触さ
せて拭き取った後、その微生物培地に滅菌水0.6mLを加
え、滅菌した0.04mm厚ポリプロピレンフィルムで覆い、
35℃で14時間培養した。
いずれの培地にも、微生物の生育を示す赤色のコロニ
ーが認められた。
実施例4 水1Lに鹸化度88%平均重合度1800のポリビニルアルコ
ール50g、塩化2,3,5−トリフェニルテトラゾリウム10mg
を加え加熱溶解後、20μm厚1×1mポリエステルフィル
ム上に塗布し乾燥させ、高分子化合物層Bを形成した。
この層B上に、水500mLに鹸化度88%平均重合度1800の
ポリビニルアルコール20gを溶解した溶液を塗布して高
分子化合物層Aを形成し、この層Aを半乾燥させた後、
この層Aの上に、80g/m2、平均繊維径5μm、厚さ1.2m
mのレーヨン不織布を乗せ乾燥し、本発明の培地用器材
を作製した。この培地用器材を、直径50mmの円形に切断
し、これのポリエステルフィルム側を、100μm厚70×8
0mmポリエステルフィルムに接着した後、エチレンオキ
サイドガス滅菌を行った。
水洗いしたまな板の湿った面に、この培地用器材の繊
維層面を直接スタンプするか、直接接触させて拭き取っ
た後、この培地用器材に、水1Lあたり肉エキス5g、ペプ
トン15g、塩化ナトリウム5g、リン酸1水素カリウム5g
を溶解した水溶液0.5〜0.7mLを加え、滅菌した0.04mm厚
ポリプロピレンフィルムで覆い、35℃で24時間培養し
た。
また、培地用器材に0.4mLの滅菌水を加え湿らせた
後、培地用器材の繊維層面をまな板の乾いた面に直接ス
タンプするか、直接接触させて拭き取った後、この微生
物培地に、水1Lあたり肉エキス5g、ペプトン15g、塩化
ナトリウム5g、リン酸1水素カリウム5gを溶解した水溶
液0.6mLを加え、滅菌した0.04mm厚ポリプロピレンフィ
ルムで覆い、35℃で14時間培養した。
いずれの培地にも、微生物の生育を示す赤色のコロニ
ーが認められた。
[産業上の利用可能性] 本発明の培地を使用すると、食品や環境の微生物検査
が簡便に行える。また、通常の食品や環境検査に加え、
曲面や多少の凹凸のある面でも直接検査対象にスタンプ
又はふき取って検査することもできる。培養初期に発色
剤、選択剤等の生育を阻害する物質との接触を避けるこ
とができるため、発色剤等を添加しても生育微生物数が
通常の方法に比べ減少することなく正確に計数できる。
選択剤を加えた培地では培養極初期の選択剤との接触を
避けることによって分裂開始が早まり、より速く視認で
きるようになる。本発明の培地用器材及び培地は薄いた
め培養に場所をとらず、使用後の廃棄物も通常の微生物
検査用の培地と比較して大幅に減少する。このように本
発明の培地は、様々な検査対象に対して広く使用するこ
とができ、また微生物の検査が簡単容易に行える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12M 1/34 C12N 1/00 C12Q 1/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維層、発色剤及び選択剤を含まない高分
    子化合物層A、発色剤及び/又は選択剤を含む高分子化
    合物層Bを、この順に重層してなる培地用器材。
  2. 【請求項2】層A及び層Bの高分子化合物として、4重
    量%水溶液の粘度が20℃で10cps以上である高分子化合
    物を用いる請求項1記載の培地用器材。
  3. 【請求項3】繊維層が、ナイロン繊維である請求項1又
    は2記載の培地用器材。
  4. 【請求項4】層A及び層Bの高分子化合物が、ポリビニ
    ルアルコールである請求項2記載の培地用器材。
  5. 【請求項5】ポリビニルアルコールが、鹸化度75〜90
    %、分子量30000〜200000のポリビニルアルコールであ
    る請求項4記載の培地用器材。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項記載の培地用
    器材の層A、層B及び繊維層の少なくとも1層に、微生
    物の生育に必要な栄養成分を含有させた微生物培地。
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