JP3113241B2 - 糸張力センサ、給糸装置及び糸張力較正方法 - Google Patents

糸張力センサ、給糸装置及び糸張力較正方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に編機に弾性糸
を供給するための糸張力センサ及び編機用給糸装置並び
に糸張力センサの補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの繊維技術的用途、特に、編機にお
いては、編成位置又はその他の部位に送られる糸を定常
な張力に保つことがしばしば必要である。特に、平編機
でこのことが重要である。平編機は、糸案内(キャリッ
ジ)の往復運動の結果、糸消費量の時間的変動がすこぶ
る大きくなる。この場合、当該の給糸装置は時間的に繰
返して急激に変化する速度で糸を供給しなければならな
い。その際、例えば、糸案内の運動方向の反転の時又は
その前若しくは後に糸張力が変化すると、編物の編目寸
法が変化し、編物の外観、弾性及び品質を損なう。この
場合、特に問題なのは平編機で編製される編物の縁端区
域である。
【0003】例えば、他の糸と組合わせて編成される弾
性糸(エラスタン(Elastan))を供給する時
は、特に張力の定常性が要求される。糸張力を一定にす
るために、糸張力を絶えず監視し、給糸量を適切に調節
することが必要である。
【0004】そのために、平編機で使用するように構成
された弾性糸給糸装置が、例えばドイツ特許第195
37 215号により知られている。この給糸装置は、
弾性糸の供給用に使用され、電動機により駆動される給
糸ホイールを有する。電動機は、糸張力センサで現在生
じている糸張力を検出する制御ループによって制御され
る。糸張力センサは糸走行方向を横切って振れるピンを
有し、糸は鈍角をなしてこのピンを通過する。ピンの振
れは糸張力に対応し、適宜な変位センサによって検出さ
れる。
【0005】また、同じく、モータで駆動される給糸ホ
イールを有する編機用給糸装置が米国特許第38584
16号により知られている。モータは、糸張力センサで
糸張力を検出する制御ループによって制御される。糸張
力センサは、糸が通過し糸張力によって振れることがで
きるピンを有する。
【0006】ドイツ特許第3942341号から、セン
サ素子が平行四辺形のばねに支承された糸張力監視用セ
ンサが知られている。センサ素子の振れが可変抵抗器を
備えた撓み体に伝達され、センサ素子の振れと共に糸張
力が電気的に検出される。
【0007】特に、弾性編物の編成を行うために弾性糸
を供給する場合は、張力が一定になっていることが重要
である。ごく僅かな変動や特に長期間の変化があった場
合は、それが品質の変動又は変化となって現われる。そ
こで、糸張力を長期間にわたり、即ち何時間にも、何日
にも、何か月にもわたって安定に保つことが重要であ
る。
【0008】編機と給糸装置とは、とりわけ編機の熱損
失に基づきその日の時間経過及び機械の運転時間の経過
に応じて温度が変化する作業場で使用されることが多
い。それと共に、糸張力センサの温度も変化し、現に温
度補償が行われ得るにも拘わらず、このような変化がセ
ンサの出力信号に影響する可能性がある。また、例え
ば、糸張力検出用のピンの付着物がピンの総重量を増加
して信号の零位点を変位させる場合には、長い間に付着
した汚れでセンサ出力信号の変化が生じる可能性があ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このことに基づいて、
本発明の課題は、糸張力を長時間安定して検出できる糸
張力センサを提供することである。また、例えば、平編
機で一定の糸張力で糸を供給する給糸装置を提供するこ
とである。最後に、使用時に確実で長時間安定な出力信
号を出力する糸張力センサの操作方法を提供することも
本発明の課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明に基づく、編機に弾性糸を供給する給糸装置
用の、走行する糸の張力を検出する糸張力センサは、糸
道に配設され、糸との接触面を有する糸感知要素と、該
糸感知要素に接続され、前記糸により前記糸感知要素に
作用する力を検出する測定装置と、前記糸に少なくとも
接触できるようになっているか又は該糸に持続的に接触
する糸受け装置と、前記糸を較正位置では前記糸感知要
素に接触させず、測定位置では前記糸感知要素に接触さ
せるように、前記糸感知要素と前記糸受け装置とを較正
位置と測定位置の間で互いに相対的に移動させることが
できるアクチュエータとを具備して成る。
【0011】本発明に基づく、平編機を含む糸消費量が
著しく変動する編機用弾性糸給糸装置は、電動機によっ
て駆動される給糸ホイールと、必要な糸量が供給されか
つ糸張力が所定の範囲内に保たれるように該電動機を制
御する制御装置と、上記糸張力センサと、該糸張力セン
サを較正するために相互に関連する糸受け装置及び前記
糸張力センサを較正位置に移すように較正パルスによっ
て作動される糸張力センサ用較正装置とを具備して成
る。
【0012】糸張力センサの零較正を含む糸張力較正方
法は、糸張力を目標値から短時間偏らせる状態を示す信
号を検出し、糸張力センサからの糸を分離し、糸を該糸
張力センサから引き離した時に出力される信号を検出
し、該糸を該糸張力センサに再接触させることを行なう
工程を具備して成る。
【0013】本発明に基づく糸張力センサは、糸張力の
測定のために糸と接触する糸感知要素の他に、移動可能
に支承された糸受け装置を有する。糸受け装置は少なく
とも2つの異なる位置を有し、これらの位置は、一方が
糸が較正位置で糸感知要素から分離される位置であり、
他方が糸受け装置の測定位置で糸感知要素に接する位置
であることによって区別される。こうして糸受け装置乃
至は糸張力センサを故意に変位させることにより、糸を
任意に糸感知要素から引き離し、糸感知要素を休止位置
にくるようにすることができる。休止状態では糸感知要
素に力が働かないことが特徴である。測定装置は糸感知
要素のこの位置又は糸感知要素の状態を検出する。もし
糸張力センサの機械系統又は電気系統にドリフトが現わ
れたならば、このことを、糸が糸感知要素から引き離さ
れた際に識別し検出することができる。例えば、糸感知
要素からの糸の引き離しを糸張力センサの零調整用に利
用することができる。このようにして、さもなければ糸
張力センサの出力信号に重畳されるオフセットも長期的
にも回避される。例えば、温度ドリフト又は糸感知要素
についた付着物によって引き起こされるオフセットの影
響を識別し排除することによって、零点誤差のない糸張
力を再現するセンサ出力信号が長期的に発生される。こ
のことによって、糸張力を長期に渡って高度に一定に保
つ給糸装置を構成することが可能になる。
【0014】このことは、糸張力センサを給糸装置の操
作の過程で繰返して較正することによって、特に零点調
整を繰返し行なうことによって達成される。糸張力セン
サから糸を離脱させ、糸を引き離した時に測定値を検出
することによって零点調整が得られる。検出された測定
値は、糸を糸感知要素に再び掛けた後、糸張力センサに
よって検出される糸張力の零位点になる。
【0015】第1の実施形態では、糸感知要素と糸受け
装置が糸道の相対する側に配設されている。測定のため
に糸受け装置は、測定を行うためには糸を糸感知要素に
「押し付け」、較正のためには糸を糸感知要素から引き
離す。
【0016】第2の実施形態では、糸感知要素と糸受け
装置が糸道の同じ側に配設されている。糸受け装置は、
較正のためには糸を糸感知要素から「押し」離し、測定
のために糸を糸感知要素に接触させる。
【0017】両実施形態において、第1の構造のもので
はセンサを移動することができ、第2の構造のものでは
糸受け装置が移動可能に支承されている。
【0018】較正又は零点調整操作は、給糸装置が糸を
供給していない時に行なうことが好ましい。この期間中
に零調整で引き起こされ又は発生された糸張力の変動
は、この場合編成される編物に損傷を与えない。これに
代えて、糸がゆっくり運動している間又は糸の運動速度
が事実上変化しない時に、糸を短時間糸感知要素から引
き離して零点調整を行うことが可能である。この場合
は、給糸を制御する制御装置を短時間停止して、即ち、
制御装置の出力信号を現在の値に固定して零調整を行な
い、糸を糸感知要素に再び掛けた後、制御ループを再び
開始する。
【0019】モータが十分に長く停止することを確実に
認識するために、モータの制御信号を監視する。L−0
過渡(L-0 Flanke)、即ち、ゼロでない値Lからゼロの値
への制御信号の明瞭な過渡が現われるときは、モータが
積極的に停止させられたものと考えられる。平編機では
その特殊な操作態様によって、供給ホイール装置用モー
タが積極的に停止した後、早くとも所定の期間後、例え
ば、約500msの経過の後にモータの再始動が考えら
れる。同じことがストッキング又はソックス編機におけ
る糸の交替の際にも当てはまる。そこで、例えば、待機
時間を20msとし、制御信号がこの待機時間の経過の
後も依然としてゼロである場合には、較正操作をおよそ
数十ms続けることができるようにすることが望まし
い。較正操作はそれができるようになり(自由に行われ
るようになり)かつ(第2の基準として)要求された時
に実行される。これは、通常、時間間隔が規則的である
場合である。時間間隔は機械の運転開始の後は(2分の
ように)短く、なじみ運転の後は(30分のように)長
くなる。
【0020】糸張力センサは、糸受け装置に配属された
駆動装置、例えば、往復動形磁石又はその他の駆動装置
(電気的又は空力的回転、旋回又は線形駆動装置)を有
することが好ましく、この駆動装置は較正装置によって
作動され、糸受け装置を駆動して糸を糸感知要素から引
き離す第1の位置に移動する。そこで零点調整を行なう
ことができる。駆動装置の活動が停止されると、糸受け
装置は糸が糸感知要素に接する第2の位置に到達する。
糸受け装置は、この位置で糸から分離されていること、
即ち、糸に接触しないことが好ましい。これによって、
糸受け装置と糸の摩擦による測定誤差が排除される。し
かし、糸受け装置を意図的に糸案内のために利用するこ
とも可能である。前者の方式では、糸が糸受け装置か糸
感知要素かに接触する。後者の方式では、糸が糸感知要
素から引き離されているか否かにかかわりなく、糸は常
に糸受け装置に接触する。
【0021】糸受け装置は糸感知要素に隣接する1個又
は好ましくは2個の糸受けから成る。糸受けは、最も簡
単な場合、ピンであって、望ましくは、同様にピン状に
形成された糸感知要素に平行に延びる。アイレットを使
用することもできる。糸感知要素のピンも糸受け装置の
ピンも糸走行方向を横切って延び、好ましくは、この方
向に直角に延びる。従って、比較的太いピンの場合でも
ピン上のすべての糸位置がどこでも同じに作用するか
ら、糸が特定の位置で食い込むようなことがない。
【0022】糸張力センサの糸感知要素を平行四辺形の
ばねに支承することが好ましい。その場合、好ましくは
ピン状の糸感知要素が板ばね(たわみばね(Biegefede
r) )に対して直角に配列される。これによって、糸感
知要素を片側で緊締し支承するだけで十分であり、良好
な測定精度が保証される。
【0023】測定装置は、好ましくは、2個の変位セン
サを有し。これらの変位センサの出力信号は、糸感知要
素が偏った場合、逆方向へ変化することが好ましい。こ
れによって解析回路におけるオフセットを抑制すること
ができる。解析回路はブリッジ回路又は演算増幅器又は
その他の適当な装置から成る減算回路であることが好ま
しい。
【0024】本発明に基づく糸張力センサと本発明に基
づく給糸装置は、例えば、平編機で使用され、その際上
記の較正構正又は零点調整操作は、例えば、糸案内の方
向反転又は糸の交替の時に行なうことができる。糸案内
が、例えば、給糸装置から離れるように移動し移動行程
の終わりに停止して反転する時、その時の編柄に関わり
なく、所要の給糸量が短時間ゼロになっている。別個の
較正回路がこれを検出して駆動装置を短時間作動するこ
とができるから、糸が糸感知要素から引き離され、生じ
た測定値は零位点として検出できる。これが行なわれる
と、較正回路が駆動装置の操作を停止するから、糸は再
び糸感知要素に掛けられる。糸張力センサ及び糸受け装
置の駆動装置を適宜に設計すれば、全過程を数ms乃至
数十msで終了することができる。このため、糸案内の
方向反転の時の停止時間で、較正を十分に行なうことが
できる。
【0025】また、糸の走行速度が遅いかゼロの場合
に、較正を行なうことが可能である。例えば、編機が停
止しているときに、給糸装置を待機又は停止モードで操
作することができる。給糸装置をこの状態から脱出させ
る(操作させる)時に、短時間の較正操作を行なうこと
ができる。
【0026】本発明の好適な実施形態のその他の細部
を、従属請求項、図面及び当該の説明に基づいて説明す
る。図面に発明の実施例を示す。
【0027】
【発明の実施の形態】図1に給糸装置1を示し、そのハ
ウジング2は実質的に平面状の前面3を有する。前面3
に、給糸ホイール4と糸張力センサ(測定装置)5が配
設されている。編機、特に、平編機に固定するための装
置(図示せず)を設けたハウジング2は、給糸ホイール
4の近傍に、一部だけ示され、糸7を案内するためのア
イレット(目穴)6を有する。アイレット6はセラミッ
クス製のインサート部8を備えており、矢印9で示した
糸走行方向に見て給糸ホイール4の上流に配設されてい
る。ハウジング2の反対側の端部に、信号灯11に続い
て、セラミックスのインサート13を有する別のアイレ
ット(目穴)12が配設されている。
【0028】アイレット6及び12の間に規定された糸
道(糸通路)13Aにおいて、給糸ホイール4は、需要
に応じた糸7の搬送と供給に用いられ、糸張力センサ5
は糸張力の監視に利用される。従って、ハウジング2内
に設けられた制御装置は糸張力センサが出力する信号に
基づいて、給糸ホイール4駆動用モータを制御する。
【0029】給糸ホイール4は、望ましくは、6枚以上
の羽根で形成され、ハブ14から半径方向に延びる複数
個のスポーク15,16を有し、これらのスポークの末
端はそれぞれ横棒17で互いに連結されている。それぞ
れの対のスポークと横棒17とが羽根18を規定する。
羽根18は等しい角度間隔で配列されている。従って、
給糸ホイール4は多角形の外周を規定し、この外周に糸
7が正六角形を成してかけられる。
【0030】糸感知要素ないしは糸受け装置の役割をす
るピン21を有する糸張力センサ5が給糸ホイール4に
続く。ピン21は糸7を横切って延び、糸7は円筒形の
ピン21の外周を鈍角を成して通過する。図2が示すよ
うに、給糸ホイール4は、ピン21の縦軸23と平行で
なく配列された回転軸22を中心に回転することができ
る。給糸ホイール4がピン21及び糸7に対して傾斜し
ているので、給糸ホイール4を退出するとき糸にとって
好都合な条件が得られる。糸は比較的大きな角度で引き
出される。このことは給糸ホイール又は給糸ホイールに
掛けられている他の糸輪から糸を正確に離脱させる。糸
の脱出条件がピン21の方向に左右されない限りで、糸
7は回転軸22に垂直な仮想の平面24に対して鋭角を
成している(図2)。これはアイレット12を適宜に位
置決めすることによって得られる。
【0031】糸張力センサ5は、特に図3乃至5から明
らかである。ピン21は一端部が低重量の支持体(キャ
リア)27に支承され、この支持体27は互いに平行に
配置された2枚の長方形の板ばね28,29によって実
質的に長手方向へ移動可能に保持される。支持体27の
端部の円筒形部分が強い粘性のある液体を収容するカッ
プ形又は管形の緩衝器31,32の中に突出する。これ
によって、例えば、給糸ホイール4が多角形輪郭を有す
ることによって生じる可能性のある特に高周波の信号分
が抑制される。
【0032】板ばね(たわみばね)28,29の各1端
部は、台座35に固定された対応する受座33,34に
収納されている。図7で明らかなように、台座35は合
計4個の好ましくはゴム製の緩衝部材36で定置支承さ
れる。台座35は、図4で明らかなように、例えば、U
字形の枠35aから成る。
【0033】支持体27に永久磁石37が設けられ、そ
の磁界は直近に配設された2個のホールセンサ(変位ピ
ックアップ装置)38,39に達し、これらに影響を及
ぼす。台座35に対する支持体27の僅かな変位もホー
ルセンサ38,39によって検出される。
【0034】糸感知要素の役割をするピン21に実質的
に平行に配設された2本のピン(糸受け)42,43を
設けた糸受け装置41をも成す較正装置40は糸張力セ
ンサ(糸張力の測定装置)5に含まれる。ピン42,4
3は、ピン21を横切る矢印45の方向へ移動し得る支
枠44に保持される(図3、4及び5)。これによっ
て、糸受け装置41を少なくとも2つの異なる位置に移
動することができる。図5に波線で示した第1の位置で
ピン42,43は糸7をピン21から引き離す位置にあ
る。この位置では糸7から生じる力がピン21に作用し
ない。
【0035】図5に実線で示した糸受け装置41の第2
の位置で、糸7はピン21だけに接しているが、糸受け
装置41のピン42,43には接していない。そこで糸
張力がピン21の相応の振れとこれと共にセンサの出力
を生じさせる。
【0036】糸受け装置41は駆動装置46に接続され
ている。そのためにピン42,43は電磁コイル駆動装
置(アクチュエータ)48を取り囲む枠47によって保
持される。その電磁コイル(線形電気駆動装置)49は
枠47に連結されたタイバー(線形電気駆動装置)51
を有する。枠47は適当な案内装置52、例えば、台板
53に設けられたスロット54又はタイバー51によっ
て変位方向(矢印45方向)へ移動し得るように支承さ
れる。
【0037】糸受け装置41を第2の不作動位置へ予圧
するために、枠47はばね56を介して台板53に接続
されている。ばね(線形電気駆動装置)56は、一端が
台板53に保持され反対側の端が枠47に接続された板
ばね57であることが好ましい。
【0038】図5に概略的にのみ示されたホールセンサ
38,39は、図9が示すようにホールセンサ38,3
9の出力62,63に現われる出力信号を処理する測定
回路(測定装置)61に接続されている。ホールセンサ
38,39は逆向きの信号を出力するように配設されて
いる。支持体27が一方向に偏らされると、例えば、一
方のホールセンサ38の信号が増加するが、他方のホー
ルセンサ39の信号は減少する。これらの信号を解析す
るために、測定回路61は減算回路として構成され、そ
のために演算増幅器65を含む。即ち、演算増幅器65
は差動増幅器として動作する。非反転入力と反転入力の
電圧利得は絶対値が相等しいが、符号は異なる。これは
適宜な結線によって保証される。
【0039】さらに、センサ信号の高周波成分を抑制す
るために、低域フィルタTP1及びTP2が前置されて
いる。これによって、ホールセンサ38,39の出力信
号の差が時間的に平均されかつ増幅されてその値が出力
に現われる。
【0040】給糸ホイール4の輪郭が多角形であり、中
間に支持部を設けずに糸をピン21に直接導いているの
で、ピン21に接する糸7の角度は周期的に変化する。
それに起因するセンサ信号の変動は、測定回路61で濾
波されてその低域フィルタ特性によって取り除かれる。
【0041】給糸装置1の取付け位置の変化、ピン21
及びこれと共に磁石37の取付具に付いた付着物、又
は、ホールセンサ38,39の温度変化若しくはドリフ
ト現象及び測定回路61の温度ドリフト若しくはエージ
ングドリフトが、次第に、測定回路61の出力信号に変
化を生じさせる可能性がある。このような零点変位を検
出するために、給糸装置1は自動較正回路又は零点調整
回路を備えている。この回路は電磁コイル49に接続さ
れている。
【0042】給糸装置1は次のようにして較正を行な
う。
【0043】まず、給糸装置1を備えた編機(詳しく図
示しない)は動作していないものとする。給糸装置1は
操作していないが、その電子回路は作動している。給糸
装置1は待機状態にある。編機を始動するには、給糸装
置1も作動される。そのために、較正回路が電磁コイル
49を短時間作動する。電磁コイル49は鉄製タイバー
51を吸引する。それと共に、枠47がピン21の方向
へ前進させられて、ピン42,43がピン21の両側を
通過して糸7をピン21から引き離す。そこで、ピン2
1に糸の力が働かなくなり、この状態で測定回路61が
出力する信号は零点即ち糸張力ゼロを表示する。
【0044】この値が検出されて記録されると直ちに、
電磁コイル49の励磁が遮断されて、タイバー51が離
間して枠47がばね56によって後退位置に戻される。
そこで、糸7はピン42,43から外れ、ピン21に係
合する。そこで、糸7がピン21に作用する力が支持体
27を変位させ、この変位がホールセンサ38,39に
よって検出され、測定回路61により出力信号として表
示される。この信号は、給糸ホイール4のモータを制御
する制御ループに対して実際値信号の役割をする。
【0045】次に、糸消費が発生すると、給糸ホイール
4が糸張力を一定にするために必要な糸量を送り出すよ
うに、制御ループがモータを制御する。
【0046】上述の較正操作を頻繁に繰返すことによっ
て、給糸装置1の始動後に零点ドリフトによって生じる
誤差を回避することができる。これは、特に、給糸装置
1の操作中に給糸ホイール4及び糸7が停止する時間間
隔内で可能である。この状態は、例えば、適宜な制御器
出力信号(モータ制御信号がゼロ)で特徴づけられてい
る。このような時間間隔を検出するために、較正回路は
制御器出力信号を監視する。このような時間間隔が現れ
たならば、数ミリ秒又は数十ミリ秒しかかからない較正
操作が行われる。即ち、電磁コイル49が短時間励磁さ
れ、現われる出力信号の値をゼロとみなすことによっ
て、測定回路61の零調整が行なわれる。
【0047】図10のフローチャートに従って、予め設
定可能な間隔時間tabgl.が経過するまで検出可能な時
間間隔を待機させる。時間tabgl.は零調整が行なわれ
る時間間隔である。それは数分乃至1時間である。この
間隔時間が経過したならば、まず制御器出力信号がゼロ
に近づいているか否かを調べる。次に、所定の時間、例
えば、20ms間ゼロに留まっているか否かを検査す
る。そうであると、上記の時間間隔が到達し、給糸装置
のモータはすでに停止してしまっており、それから比較
的長時間(500ms)引続き停止されることが予想さ
れる。そして、このような時間間隔の間に較正を行なう
ことができる。時間間隔の識別はスロープトリガーを行
うことにより実施することが好ましい。
【0048】糸消費が時折中断する機械の場合は、給糸
ホイール4のモータの停止と共にキャリッジ又は糸案内
が反転する時に自動補正を行なうことができる。このよ
うなモータの停止が検出されたならば、所定の可変時間
の後に自動補正を行なうことができる。このようにして
全系内部での短時間の比較的急速なドリフトをも検出し
てこれをなくすことが可能である。
【0049】特に糸消費が時折中断する機械と弾性糸用
に設けられた給糸装置1は、較正装置40を備えた糸張
力センサ5を有する。較正装置40は、給糸装置1の操
作を妨げずに、適時に、糸7を糸張力センサ5に属する
ピン21から引き離す。これは給糸が不要な時間帯であ
ることが好ましい。糸7がピン21から引き離されると
零較正が行なわれ、それによって測定回路61を含む全
センサ系の零点ドリフトを検出して補正することができ
る。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、糸張力が頻繁に繰り返
して検知され、糸張力が所定量を超える場合にはそれが
押さえられて、一定値に保たれ編み地の品質を均一に保
つことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸張力センサを有し給糸装置をセンサカバーを
外した状態で示す概略斜視図である。
【図2】図1の給糸装置の側面概略図である。
【図3】図1及び2の給糸装置の糸張力センサを別な大
きさで示した拡大概略斜視図である。
【図4】図3の糸張力センサの平面図である。
【図5】図4の糸張力センサの機能原理を示すための原
理図である。
【図6】図4の糸張力センサのIV−IV線に沿って取
られた断面図である。
【図7】図4の糸張力センサの前面概略図である。
【図8】図4の糸張力センサの側面図である。
【図9】運動ピックアップとして利用される2個のホー
ルセンサの出力信号処理用電気回路図である。
【図10】糸張力センサの零調整の手順を示す流れ図で
ある。
【符号の説明】
1 給糸装置 5 糸張力センサ(測定装置) 7 糸 13A 糸道 21 ピン(糸感知要素、糸受け装置) 24 平面 28,29 板ばね(ばね) 35 台座 36 緩衝部材 38,39 ホールセンサ(変位センサ装置) 41 糸感知装置(糸受け装置) 48 電磁コイル駆動装置(アクチュエ
ータ) 49 電磁コイル(線形電気駆動装置) 51 タイバー(線形電気駆動装置) 56 ばね(線形電気駆動装置) 61 測定回路(測定装置) 65 演算増幅器(減算装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリードリッヒ・ベーバー ドイツ連邦共和国、デー−72285 ヘル ツォークスバイラー、ゾンネンバークシ ュトラーセ 5 (56)参考文献 特開 平4−257352(JP,A) 特開 昭63−50555(JP,A) 特開 昭63−143178(JP,A) 米国特許3858416(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D04B 15/44 - 15/50 B65H 59/38 - 59/40

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編機に弾性糸を供給する給糸装置用の、
    走行する糸(7)の張力を検出する糸張力センサにおい
    て、 糸道(13A)に配設され、前記糸(7)との接触面を
    有する糸感知要素(21)と、 該糸感知要素(21)に接続され、前記糸(7)により
    前記糸感知要素(21)に作用する力を検出する測定装
    置(5)と、 前記糸に少なくとも接触できるようになっているか又は
    該糸に持続的に接触する糸受け装置(41)と、 前記糸(7)を較正位置では前記糸感知要素(21)に
    接触させず、測定位置では前記糸感知要素(21)に接
    触させるように、前記糸感知要素(21)と前記糸受け
    装置(41)とを較正位置と測定位置の間で互いに相対
    的に移動させることができるアクチュエータ(48)と
    を有することを特徴とする糸張力センサ。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータ(48)によって定
    められ運動方向が前記糸(7)を横切って設定されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の糸張力センサ。
  3. 【請求項3】 前記糸受け装置(41)と前記糸感知要
    素(21)とは前記糸の同じ側に配設されており、前記
    糸(7)は、較正位置では該糸受け装置(41)により
    前記糸感知要素(21)から引き離され、測定位置で
    は、前記糸受け装置に接触せず、前記糸感知要素(2
    1)に接触するように構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の糸張力センサ。
  4. 【請求項4】 前記糸受け装置(41)と前記糸感知要
    素(21)とは前記糸に対して互いに反対側に配設さ
    れ、前記糸受け装置(41)が校正位置では前記糸を前
    記糸感知要素(21)から離れさせ、測定位置では前記
    糸に接して該糸を前記糸感知要素(21)に接触させる
    構成としたことを特徴とする請求項1に記載の糸張力セ
    ンサ。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータ(48)は、前記糸
    受け装置(41)を較正位置から測定位置へ及び該測定
    位置から該較正位置へ移動するように糸受け装置(4
    1)に接続され、前記糸感知要素(21)は、測定区間
    を除き実質的に固設されていることを特徴とする請求項
    1に記載の糸張力センサ。
  6. 【請求項6】 前記アクチュエータ(48)は、前記測
    定装置(5)を前記糸感知要素(21)と共に較正位置
    から測定位置へ及び該測定位置から該較正位置へ移動す
    るように、該測定装置(5)に接続され、前記糸受け装
    置(41)は固設されていることを特徴とする請求項1
    に記載の糸張力センサ。
  7. 【請求項7】 前記アクチュエータ(48)が線形電気
    駆動装置(49,51,56)であることを特徴とする
    請求項5又は6に記載の糸張力センサ。
  8. 【請求項8】 前記糸受け装置(41)は、前記糸感知
    要素(21)に隣接して配設された少なくとも1個又は
    2個の糸受け(42,43)から成ることを特徴とする
    請求項1に記載の糸張力センサ。
  9. 【請求項9】 前記糸感知要素(21)は弾支されて前
    記糸道(13A)を実質的に横切って移動可能に設けら
    れ、前記測定装置(5)は変位センサ装置(38,3
    9)を含むことを特徴とする請求項1に記載の糸張力セ
    ンサ。
  10. 【請求項10】 前記糸感知要素(21)は互いに平行
    に配設された2枚の板ばね(28,29)により台座
    (35)に支承され、該台座(35)は変位ピックアッ
    プ装置(38,39)を担持すると共に弾性支承又は緩
    衝支承されていることを特徴とする請求項1に記載の糸
    張力センサ。
  11. 【請求項11】 前記変位ピックアップ装置(38,3
    9)は2個の変位ピックアップを有し、該変位ピックア
    ップは、測定回路(61)に設けられた減算装置(6
    5)の入力(+,−)に接続されていることを特徴とす
    る請求項9に記載の糸張力センサ。
  12. 【請求項12】 前記糸感知要素(21)が前記糸
    (7)の運動方向を横切って配設されたセラミックス製
    のピンであり、該糸(7)は該ピンの縦方向には拘束を
    受けないことを特徴とする請求項1に記載の糸張力セン
    サ。
  13. 【請求項13】 前記糸受け装置(41)は前記測定装
    置(5)の基準値を調整するための較正装置(40)に
    含まれることを特徴とする請求項1に記載の糸張力セン
    サ。
  14. 【請求項14】 機械から出力され、前記糸(7)の速
    度が所定の限界値より小さい速度になった状態を表示す
    る信号によって前記較正装置(40)が作動されること
    を特徴とする請求項13に記載の糸張力センサ。
  15. 【請求項15】 前記の糸速度の限界値がゼロであるこ
    とを特徴とする請求項14に記載の糸張力センサ。
  16. 【請求項16】 前記糸受け装置(41)が前記測定位
    置にある時は前記糸(7)の張力信号を受けてこれを平
    均化して糸張力信号として出力し、前記糸受け装置(4
    1)が前記較正位置にある時は前記限界値を出力するこ
    とを特徴とする請求項14又は15に記載の糸張力セン
    サ。
  17. 【請求項17】 平編機を含む糸消費量が著しく変動す
    る編機用弾性糸給糸装置において、 電動機によって駆動される給糸ホイール(4)と、 必要な糸量が供給されかつ糸張力が所定の範囲内に保た
    れるように該電動機(4)を制御する制御装置と、 請求項1乃至16のいずれかの1に記載の糸張力センサ
    (5)と、 該糸張力センサを較正するために相互に関連する糸受け
    装置(21)及び該糸張力センサ(5)を較正位置に移
    すように較正パルスによって作動される糸張力センサ
    (5)用較正装置(40)とを有する給糸装置。
  18. 【請求項18】 前記給糸ホイール(4)は、繰り出さ
    れる糸(7)と鋭角を成す平面(24)に対して垂直方
    向に設置された回転軸(22)を有することを特徴とす
    る請求項17に記載の給糸装置。
  19. 【請求項19】 前記較正装置(40)は糸速度によっ
    て制御されることを特徴とする請求項18に記載の給糸
    装置。
  20. 【請求項20】 少なくとも前記糸速度が限界値を超え
    た時は、較正装置(40)が不作動になる構成にされて
    いることを特徴とする請求項19に記載の給糸装置。
  21. 【請求項21】 平編機の糸案内の方向反転時、ストッ
    キング編機及びソックス編機の糸の交替時又は機械のそ
    の他の糸消費休止時に、前記較正装置(40)が作動さ
    れる構成になっていることを特徴とする請求項18に記
    載の給糸装置。
  22. 【請求項22】 糸(7)がかけられてその長手方向に
    走行し得る2つの糸受け(42,43)と、該糸受け
    (42,43)の間に設けられた糸感知要素(21)
    と、該糸受け(42,43)間の該糸(7)の部分に関
    して互いに反対側に位置する測定位置及び較正位置とを
    有し、該2つの糸受け(42,43)該糸感知要素
    (21)及び該糸受け(42,43)からの糸張力が
    入力されてその差の信号を出力信号として出力する測定
    回路(61)と、該出力信号を受けて作動されるアクチ
    ュエータ(48)とを有し、該測定位置では該糸(7)
    該2つの糸受け(42,43)と該糸感知要素(2
    1)との双方に係合し、該較正位置では該糸(7)が該
    糸感知要素(21)から離間し該糸受け(42,43)
    にのみ係合するように構成された糸張力センサに用いら
    れ、 (a)該糸(7)が所定の張力で供給されるべき時は該
    アクチュエータ(48)により該糸感知要素(21)及
    び該糸受け(42,43)を該測定位置へ移動する工程
    と、 (b)該糸(7)の張力に変化が生じ得る時は該アクチ
    ュエータ(48)により該糸感知要素(21)及び該糸
    受け(42,43)を該較正位置へ短時間移動する工程
    と、 (c)該糸感知要素(21)及び該糸受け(42,4
    3)が該較正位置にある時に該測定回路(61)から
    出力信号を受けて所定値に変換し、該較正位置における
    該糸張力センサの張力を該所定値に較正する較正操作を
    おこなう工程と、(d)前記工程(a)から前記工程(c)までを繰り返
    す工程と から成ることを特徴とする糸張力較正方法。
  23. 【請求項23】 前記較正操作が前記糸(7)の走行
    速度が該糸(7)の所定の走行速度よりも遅くなるか該
    糸(7)の走行が停止している時に行われることを特徴
    とする請求項22に記載の糸張力較正方法。
  24. 【請求項24】 前記較正操作は前記糸(7)の供給が
    行われていない間に実施されることを特徴とする請求項
    22又は23に記載の糸張力較正方法。
  25. 【請求項25】 前記糸(7)の走行方向の反転時に前
    記較正操作を行うことを特徴とする請求項22又は23
    に記載の糸張力較正方法。
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