JP3110908B2 - 感光性平版印刷版移載装置 - Google Patents

感光性平版印刷版移載装置

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JP3110908B2
JP3110908B2 JP05024448A JP2444893A JP3110908B2 JP 3110908 B2 JP3110908 B2 JP 3110908B2 JP 05024448 A JP05024448 A JP 05024448A JP 2444893 A JP2444893 A JP 2444893A JP 3110908 B2 JP3110908 B2 JP 3110908B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平版印刷版が仕
分けられて収容されている複数の載置台から特定の載置
台を選択し、移載装置によってこの載置台から所定位置
へ感光性平版印刷版を移載するための感光性平版印刷版
移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版(以下「PS版」とい
う)に殖版装置によって画像を焼付け、現像処理した
後、輪転機にかけて印刷が行われる。
【0003】この場合、PS版を1枚づつ手でパンチ台
に載置し、殖版による焼付のための位置決め基準となる
殖版用パンチ孔及び輪転機に巻掛けるために版曲げをす
るための版曲げ位置の基準となるパンチ孔をを穿設して
いる。なお、現行では、殖版用パンチ孔と版曲げ用パン
チ孔を共通とし、印刷のための基準位置をPS版の端面
を輪転機の所定位置に突き当てることにより行ってい
る。
【0004】ところで、PS版には、複数の種類(サイ
ズやネガ/ポジ等の版種)があり、ランダムに選択され
てパンチ台へ送り込まれることが多い。このため、PS
版を複数の載置台(以下「スキッド」という)に種類毎
に仕分けて収容しておく必要がある。
【0005】また、この場合、必要なPS版が収容され
ているスキッドから1枚づつ取り出して搬送する必要が
あるため、複数のスキッドのそれぞれの所定位置へ移動
可能で、選択的にPS版を取り出す移載装置(以下、移
動移載装置という)と、PS版をパンチ台の適正位置へ
載置させる移載装置(以下、固定移載装置という)と、
を直列に配置し、それぞれの機能(スキッドからの持ち
出し、パンチ台への位置決め)を確実に行うことが好ま
しい。なお、PS版の持ち出し等には、吸盤によってP
S版を吸着して保持することが、PS版の傷付き防止の
点で好ましく、また、PS版を縦向きに搬送すること
が、装置スペース縮小の点で好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固定移
載装置では、パンチ台へ載置する場合にPS版を縦向き
から横向きに回転させる必要があるため、移動移載装置
よりも吸盤の数を増加させて、前記回転時のPS版の平
面性を保持させるようにしている。これに対して、移動
移載装置では、PS版の上側を吸着しているため、PS
版の下側がカールして受け渡し(PS版の下側に対応す
る固定移載装置側の吸盤への吸着)が円滑に行われない
ことがある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、所定位置にお
ける移動移載装置から固定移載装置への感光性平版印刷
版の受渡しを円滑に行うことができる感光性平版印刷版
移載装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光性平版印刷版が立てかけられて収容されている
複数の載置台から特定の載置台を選択し、特定の載置台
から感光性平版印刷版を取り出すための感光性平版印刷
版移載装置であって、前記複数の載置台のそれぞれに対
応する位置に位置決め可能に移動され、選択された載置
台から感光性平版印刷版の一方の面の上側を吸盤によっ
て吸着して感光性平版印刷版を持ち出し、かつ保持して
所定位置へ移動する移動移載装置と、前記所定位置に待
機され前記移動移載装置に保持されている感光性平版印
刷版の他方の面の上側及び下側を吸盤によって吸着して
保持する固定移載装置と、前記所定位置において移動移
載装置から固定移載装置へ感光性平版印刷版を受け渡す
際に前記固定移載装置側の吸盤による吸着開始及び前記
移動移載装置側の吸盤による吸着解除を制御する吸着制
御手段と、前記移動移載装置に設けられ、前記吸着制御
手段による吸着制御時に感光性平版印刷版の前記一方の
面を風圧によって押圧し、感光性平版印刷版の前記他方
の面の下側を固定移載装置側の吸盤へ密着させる押圧手
段と、を有している。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、スキッドが選
択されると移動移載装置のこの選択されたスキッドに対
応する位置へ移動され、位置決めされる。位置決めされ
た移動移載装置では、吸盤により感光性平版印刷版を吸
着して感光性平版印刷版を持ち出して保持する。このと
き、吸盤は、感光性平版印刷版の一方の面の上側を吸着
する。
【0010】感光性平版印刷版を吸着保持した状態で移
動移載装置は、固定移載装置が待機している所定位置ま
で移動する。所定位置では、固定移載装置の吸盤が感光
性平版印刷版を他方の面に対向するようになっており、
これにより、感光性平版印刷版は、移動移載装置と固定
移載装置のそれぞれの吸盤によって挟持されることにな
る。
【0011】ここで、吸着制御では、固定移載装置側の
吸盤による吸着を開始すると共に移動移載装置側の吸盤
による吸着を解除する。これにより、感光性平版印刷版
を移動移載装置から固定移載装置へ受け渡すことができ
る。
【0012】この受け渡し時に、固定移載装置の吸盤で
は、感光性平版印刷版を他方の面の下側も吸着すること
になるが、感光性平版印刷版にカールが生じていると、
吸盤が感光性平版印刷版と密着しないことがある。そこ
で、押圧手段によって、感光性平版印刷版を固定移載装
置の吸盤方向へ風圧によって押圧する。これにより、確
実に吸盤へ密着させることができる。
【0013】
【実施例】図1には、本発明の一実施例としての、オー
トパンチング装置10が示されている。このオートパン
チング装置10は、輪転機に使用される印刷版を作成す
る際、露光されていない感光性平版印刷版(以下「PS
版」と言う)12を、殖版機等で処理を行う際の基準及
び、現像処理したPS版12を輪転機の版胴へ巻き掛け
るための版曲げを行うための基準とするパンチ孔を穿設
するものである。オートパンチング装置10によってパ
ンチ孔が穿設されたPS版12は、殖版機等の焼付装置
によって原稿フィルム等に記録された画像に応じた露光
が施され、現像処理されることによって輪転機等に使用
される印刷版となる。
【0014】オートパンチング装置10には、多数枚
(例えば500〜1000枚)のPS版12を積層した
印刷版載置台(以下「スキッド」と言う)14を複数台
装填するスキッド装填部16が備えられている。また、
図2及び図3には、本実施例に適用されるスキッド14
が示されている。
【0015】図2及び図3に示すように、スキッド14
には、基台18の上方に背板22、支持板24が配設さ
れている。背板22は、垂直方向に対して傾斜(本実施
例では約15°)されており、背板22の下端部に直角
に支持板24が連結されている。これらの背板22及び
支持板24は、柱30、支持部材26、28によって傾
斜状態が保持されている。PS版12は、支持板24上
に下端が支持された状態で背板22に積層されるとき、
スキッド14の背板22の幅方向の所定の位置に配置さ
れる。例えば、PS版12の幅方向に沿った中心位置を
背板22の幅方向の中心位置に合わせる等の方法が可能
であるが、これに限定するものではない。
【0016】なお、PS版12は、感光面が背板22側
に向けられており、背板22と最下層のPS版12との
間には、版面保護のための当て紙33が介在され、防湿
紙に包んで最上層にプラスチック又は木製(例えば厚さ
10〜30mmのベニヤ板等)の天板34を重ねて、図示
しないベルト等を横方向ないし縦方向に巻き掛けて梱包
される。このとき、積み重ねたPS版12の間には合紙
を介在させていない。
【0017】スキッド14の基台18の下部には、一対
の脚部20が配置されており、これらの脚部20によっ
てスキッド14が床面等に保持される。また、このスキ
ッド14を移動させる場合、例えば、フォークリフトの
フォーク40を脚部20の間に挿入して持ち上げるよう
になっている。
【0018】図1に示されるように、スキッド装填部1
6には、長尺のステージ42が設けられている。ステー
ジ42は、図示しないアンカーボルト等によって床面に
固定されており、幅方向の一端から略矩形状に切り欠か
れた装填口44が長手方向(図1矢印H方向)に沿って
複数形成されている。各々の装填口44には、前記スキ
ッド14が装填される(本実施例では、8台のスキッド
14が装填可能となっている)。
【0019】図4及び図5に示されるように、装填口4
4は開口側が拡幅されてガイド面58が形成され、スキ
ッド14はガイド面58及びガイド面58に隣接する側
壁60とにより奥壁62の手前まで案内される。なお、
両側の側壁60の近傍には、ボールキャスタ64が配設
されており、装填口44内にスキッド14を装填すると
き、スキッド14の脚部20に接触してスキッド14が
不安定に傾斜しないようにしていると共に、円滑にスキ
ッド14を案内する役目を有している。
【0020】図5に示されるように、装填口44の奥壁
62には、ストッパー66が配設されている。ストッパ
ー66には、奥壁62に沿って配置された緩衝板68、
緩衝板68の中央部に連結したショックアブソーバー7
0、ショックアブソーバー70の両側に対で配置され各
々の先端が緩衝板68に連結されたガイドロッド72を
備えている。ガイドロッド72の中間部はスライド軸受
72Aに挿通されており、スライド軸受72A及びショ
ックアブソーバー70は、ステージ42のフレーム42
Aに固定されている。
【0021】奥壁62の手前に挿入されたスキッド14
は、ストッパー66の緩衝板68に当接して、ショック
アブソーバー70によって奥壁62近傍の所定の位置ま
で緩やかに案内されて停止する。
【0022】装填口44には、奥壁62近傍と開口側と
にスキッド14の位置決めを行うためのボールキャスタ
ー74、76が配設されている。図5及び図6に示され
るように、ボールキャスタ74、76は、ブラケット7
8にスチールボール78Aが回転自在に収容されてお
り、また、スチールボール78Aの外周部の一部がブラ
ケット78から突出している。
【0023】図3及び図6に示されるように、スキッド
14には、これらのボールキャスタ74、76に対向す
るブロック80、82が基台18の下面に取り付けられ
ている。一方のブロック80は、下方が開口された略円
錐状の凹部80Aが形成され、スキッド14の幅方向
(矢印W方向)の一端側で縦方向(矢印H方向)の略中
心部に配設されている。また、他方のブロック82は、
下方が開口され頂部82Bの延長線がブロック80の凹
部の中心へ向けられた三角溝82Aが形成されており、
スキッド14の幅方向の他端側で縦方向の略中心部に配
設されている。
【0024】奥壁62近傍の所定位置に停止されたスキ
ッド14は、ブロック80がボールキャスタ74へ、ブ
ロック82がボールキャスタ76へ当接される。このと
き、ボールキャスタ74のスチールボール78Aがブロ
ック80の凹部80Aに収容されると、スキッド14の
重量によって、スチールボール78Aが凹部80Aの傾
斜に沿って中心位置へ相対移動する。また、ボールキャ
スタ76のスチールボール78Aはブロック82の三角
溝82Aの傾斜に沿って頂部82Bに対向する位置へ相
対移動する。これらのボールキャスタ74、76とブロ
ック80、82の相対移動によって、スキッド14は装
填口44の所定の位置に位置決めされて支持される。こ
れによって、スキッド14の所定位置に積層しているP
S版12が、スキッド装填部16の所定位置に位置決め
されて配置される。
【0025】なお、図4に示されるように、スキッド1
4には、搭載しているPS版12のサイズ及び種類を表
示するバーコード36が貼付されており、ステージ42
内に取付けられたバーコードセンサ38によって、各装
填口44に搭載されているPS版12の版種及びサイズ
を確認することができるようになっている。
【0026】図1に示されるように、スキッド装填部1
6に隣接してレール100が配置されている。このレー
ル100は、スキッド装填部16のステージ42の長手
方向(図中のH方向)に沿って設けられ、このレール1
00に移動移載装置110が配置されている。
【0027】図7に示すように、レール100は、断面
形状が略矩形状で内部が中空とされた架台102が図示
しないアンカーボルト等によって床面に固定され、この
架台102の上面には、幅方向の両端部から外方へ突出
するレールベース106が固着されている。レールベー
ス106の下面には、ガイドレール104が、レール1
00の長手方向に沿って配設されている。また、一方の
レールベース106の上面には、架台102の長手方向
に沿ってラックギヤ108が配設されている。
【0028】このレール100の架台102の上方に、
移載手段の一部を構成する移動移載装置110が配設さ
れている。移動移載装置110は架台102の上面に対
向する略矩形状平版の移動ベース112を備え、この移
動ベース112の上面に側面形状が略台形形状のフレー
ム122が配設されている(図9に示す)。移動ベース
112には、駆動軸114Aが移動ベース112を貫通
して下方に突出したサーボモータ114が取付けられて
おり、サーボモータ114の駆動軸114Aの先端部に
は、ラックギヤ108と噛み合っているピニオンギヤ1
16が配設されている。
【0029】また、移動ベース112には、架台102
の幅方向に沿った両端部下面に断面形状が略コ字状の脚
118が複数対設けられている。これらの脚118の先
端部は前記ガイドレール104の下方に延設され、ガイ
ドレール104に摺動可能に係合されたスライダー12
0が取り付けられている。
【0030】移動ベース112は、スライダー120と
ガイドレール104との係合によって架台102に支持
され、サーボモータ114の駆動によるピニオンギヤ1
16とラックギヤ108との噛み合い位置の相対移動に
伴って架台102の長手方向に沿って移動可能となって
いる。
【0031】図1及び図8に示すように、移動移載装置
110は、レール100の一端側を原位置として、この
原位置からサーボモータ114を駆動するパルス数によ
って各装填口44に対応する所定の位置へ移動すると共
に、レール100の他端側の待機位置へ移動するように
なっている。この待機位置では、装填口44に対応する
所定の位置でスキッド14から吸着して取出したPS版
12を後述する固定移載装置210へ受け渡すようにな
っている。また、原位置近傍には、移動移載装置110
の作動制御する制御盤50が取付けられている。
【0032】図8に示されるように、レール100に
は、スキッド装填部16の各装填口44に対応する所定
の位置に近接センサ206が配置され、また、原位置に
対応する所定の位置に近接センサ204、待機位置に対
応する所定の位置に近接センサ205が配置されてい
る。これらの近接センサ204、205、206は、移
動移載装置110の移動ベース112に取付けられた被
検出片208が移動移載装置110が移動して対向した
ときにこれを検出して移動移載装置110の位置の適否
を確認することができるようになっている。
【0033】また、レール100には、原位置と待機位
置の各々の近傍にリミットスイッチ201、202及び
ショックアブソーバ203が配設されている。リミット
スイッチ201、202は、移動移載装置110のオー
バーランを防止するためのものであり、ショックアブソ
ーバ203は、原位置及び待機位置で移動移載装置11
0を緩やかに停止させるようにしている。なお、ショッ
クアブソーバ203も、リミットスイッチ201、20
2と同様に移動移載装置110のオーバーランを防止す
る機能も備えている。なお、移動移載装置110は、稼
動停止時にこの原位置へ移動して停止するようになって
おり、稼動開始時にこの原位置を基準として各装填口4
4及び待機位置へ移動するようにサーボモータ114を
駆動するためのパルス数が設定されている。
【0034】また、レール100には、長手方向の中間
部から原位置の間にラック188が配設されており、こ
のラック188には、ケーブルベア189が収容されて
いる。ケーブルベア189には、移動移載装置110の
移動ベース112に連結(図示省略)された移動移載装
置110に供給するエアー配管及び電気配線用のケーブ
ルが収容されており、移動移載装置110の移動に伴っ
てラック188に収容されているケーブルベア189が
湾曲しながら引き出されるようになっている。なお、ケ
ーブルベア189内には、移動用ケーブルで特に耐屈曲
性に優れた所謂ロボットケーブルを使用している。
【0035】図7に示されるように、移動移載装置11
0の移動ベース112の上面のフレーム122は、移動
ベース112に垂直に立設された一対の柱122Aを有
しており、一対の柱122Aは、移動移載装置110が
前記スキッド装填部16に装填されたPS版12を吸着
するとき、最表層のPS版12側となる。
【0036】一対の柱122Aには、上下方向に沿って
ガイドレール124が配設され、また、一対の柱122
Aの間には、軸方向の一端がフレーム122の上部に設
けられたブラケット126に回転可能に支持されたボー
ルネジ128がガイドレール124に平行に配置されて
いる。
【0037】図9に示される如く、ボールネジ128の
下端部には、フレーム122の下部に取り付けられたサ
ーボモータ130の駆動軸が連結され、ボールネジ12
8の中間部には、移動ブラケット132が配置されてい
る。この移動ブラケット132は、図示しないナットが
ボールネジ128に螺合されて係合されている。
【0038】一対の柱122Aのガイドレール124に
は、矩形形状の支持ベース134が掛け渡されている。
支持ベース134は、上部及び下部に各々ガイドレール
124に摺動可能に係合したスライダー136を介して
フレーム122に係合されると共に、ボールネジ128
に螺合された移動ブラケット132が取付けられてい
る。このため、サーボモータ130の駆動によって回転
するボールネジ128が回転駆動すると、移動ブラケッ
ト132と共に支持ベース134が上下動するようにな
っている。この支持ベース134の上下動は、最も上方
へ移動した位置が原位置として、後述するPS版12を
吸着するためのPS版12のサイズ及びスキッド14に
積層されているPS版12の枚数に応じた高さへ移動す
るように制御される。なお、図7に示すように、一方の
柱122Aには、近接スイッチ194が上下に配置され
ており、支持ベース134が上方へ移動した待機位置と
下方への移動限界位置を検出するようになっている。
【0039】図9に示すように、支持ベース134のフ
レーム122と反対側には、長尺矩形状に組まれたアー
ム140が配設されている。このアーム140は、長手
方向がレール100の長手方向と直交する方向に沿って
配設されている。アーム140の支持ベース134側の
面には、上端部及び下端部にガイドレール144が取付
けられ、ガイドレール144の間には、ロッドレスシリ
ンダ142が取付けられている。支持ベース134に
は、ガイドレール144に摺動可能に係合したスライダ
ー146が取付けら、ガイドレール144とスライダ1
46を介してアーム140が支持ベース134に支持さ
れている。また、ロッドレスシリンダ142の駆動ブロ
ック142Aがブラケット138を介して係合されてい
る。したがって、アーム140はロッドレスシリンダ1
42の駆動によって、ガイドレール144の長手方向に
沿って支持ベース134に対して相対移動する。
【0040】アーム140の支持ベース134と反対側
には、上下にガイドレール152、ガイドレール152
の間にロッドレスシリンダ148が各々の長手方向がア
ーム140の長手方向に沿わせられて取付けられてい
る。ガイドレール152及びロッドレスシリンダ148
の駆動ブロック148Aには、略矩形形状に組まれた支
持フレーム150が連結されている。支持フレーム15
0には、ガイドレール152に摺動可能に係合したスラ
イダ154が取付けられ、スライダ154からガイドレ
ール152を介してアーム140に支持されている。ま
た、支持フレーム150は、ロッドレスシリンダ148
の駆動ブロック148Aに連結されており、ロッドレス
シリンダ148の駆動によって、支持フレーム150が
アーム140の長手方向に沿って相対移動するようにな
っている。
【0041】アーム140に取付けられたロッドレスシ
リンダ142、148は各々支持フレーム150を同一
方向へ移動するように同時に駆動するように制御されて
おり、支持フレーム150を最も収容した位置が原位置
とされ、この原位置から支持フレーム150をスキッド
装填部16の装填口44方向へ突出させた状態で、支持
フレーム150がスキッド14に搭載したPS版12の
表面に対向するようになっている。
【0042】図10に示されるように、支持フレーム1
50のアーム140と反対側には、吸盤支持フレーム1
60が配設されている。支持フレーム150と吸盤支持
フレーム160とは、各々の下部が複数箇所でブラケッ
ト162を介して互いに回動可能に連結されており、ま
た、支持フレーム150には、エアーシリンダ156の
が取付けられている。エアーシリンダ156は、駆動軸
156Aが略上方へ向けられており、駆動軸156Aの
先端は、両端部が吸盤支持フレーム160に回動可能に
取付けられた一対のブラケット164の間に回動可能に
掛け渡された連結バー158の中間部に回動可能に連結
されている。これによって、エアーシリンダ156が駆
動すると吸盤支持フレーム160がブラケット162を
中心に回動する。
【0043】吸盤支持フレーム160はエアーシリンダ
156の駆動軸156Aが収縮した状態の原位置では、
支持フレーム150と略平行状態となっているが、エア
ーシリンダ156の駆動軸156Aが伸長することによ
って、上部が支持フレーム150から離間して傾斜状態
となる。この傾斜状態は、前記スキッド装填部16の各
装填口44に装填されたスキッド14の背板22及びP
S版12の表面に対して平行となるようになっている。
【0044】吸盤支持フレーム160の支持フレーム1
50と反対側には、スキッド14に搭載したPS版12
を吸着するための複数の吸盤が配設されている。
【0045】吸盤支持フレーム160の上部には、中央
部に吸盤168が配設され、吸盤168の両側に吸盤1
70が配設されている。また、吸盤170の外方には、
各々2個づつ吸盤172が配置されている。各吸盤16
8、170、172は、吸盤支持部材174を介してガ
イドロッド176の先端に取付けられている。各ガイド
ロッド176は、スライド軸受178を介して吸盤支持
フレーム160に支持され、各吸盤168、170、1
72が吸盤支持フレーム160に支持フレーム150と
反対側に突設されている(図11参照)。
【0046】ガイドロッド176の吸盤支持部材174
近傍には、エアーシリンダ180、182、184の駆
動軸の先端に取付けられた連結部材180A、182
A、184Aが連結されている。このため、エアーシリ
ンダ180の駆動によって吸盤168が、エアーシリン
ダ182の駆動によって吸盤170が、エアーシリンダ
184の駆動によって吸盤172が、吸盤支持フレーム
160との接離方向へ移動するようになっている。
【0047】吸盤支持フレーム160の下部には、前記
吸盤168、170、172の列と平行に複数の吸盤1
92が略等間隔で配設されている(本実施例では一例と
して6個設けている)。各々の吸盤192は、吸盤支持
フレーム160に取付けられたエアーシリンダ186か
ら支持吸盤支持フレーム160を貫通して支持フレーム
150と反対側に突出した駆動軸の先端に連結されてお
り、エアーシリンダ186の駆動によって吸盤支持フレ
ーム160の接離方向へ移動するようになっている。な
お、中央部の吸盤192は直接エアーシリンダ186の
駆動軸に連結されておらず、スライド軸受188を介し
て吸盤支持フレーム160に摺動可能に支持されたガイ
ドロッド190の先端に取付けられており、このガイド
ロッド190がエアーシリンダ186の駆動によって移
動して吸盤192が吸盤支持フレーム160の接離方向
へ移動するようになっている(図12参照)。
【0048】移動移載装置110は、スキッド装填部1
6の互いに隣接するスキッド14の間の所定の位置に停
止されると、ロッドレスシリンダ142、148の駆動
によって、吸盤支持フレーム160をスキッド14に積
層されたPS版12の最表層に対向させ、エアーシリン
ダ156の駆動によって、吸盤支持フレーム160をP
S版12の傾斜に沿って傾ける。この後、サーボモータ
114の駆動によって移動ベース112を移動させて吸
盤支持フレーム160を最上層のPS版12へ接近さ
せ、吸盤168、170、172、192によってPS
版12の裏面を吸着するようになっている。なお、吸盤
支持フレーム160をPS版12に接近させるとき、サ
ーボモータ130によって高さを調節するようになって
いる。
【0049】なお、各々の吸盤168、170、17
2、192に負圧を供給する負圧供給手段には、真空ス
イッチが設けられており、PS版12を吸着するときの
負圧の変化を検出して、全ての吸盤168、170、1
72、192がPS版12を吸着したか否かを検出する
ことができるようになっている。
【0050】図11(A)に示されるように、吸盤16
8、170、172は、PS版12を吸着する際、エア
ーシリンダ180、182、184の駆動軸180A、
182A、184Aを引き伸ばした状態で行われる。こ
の後、図11(B)に示されるように、PS版12を吸
着すると、各々のエアーシリンダ180、182、18
4が異なるタイミング及び駆動量(ストローク)で作動
するようになっている。これによって、PS版12は天
地方向(矢印W方向)の中央部が、山型形状に湾曲さ
れ、最表層のPS版12と次のPS版12との間に隙間
が形成される。
【0051】吸盤支持フレーム160の上部には、吸盤
170と吸盤172との間にエアーノズル196が配設
されている。このエアーノズル196はブラケット19
6Aから突設され、エアーノズル196の先端は、吸盤
170、172の間へ上方からエアーを吹きつけるよう
に配置されており、前記最表層のPS版12と次のPS
版12との間に隙間が形成されると、この隙間へ向けて
エアーを噴出するようになっている。これによって、最
表層のPS版12と次のPS版12との間に空気が入り
込み、PS版12同士の密着状態を解除することができ
るようになっている。また、図12(A)に示されるよ
うに、吸盤支持フレーム160の下側の吸盤192は、
エアーシリンダ186の駆動によって突出された状態で
最表層のPS版12を吸着するようになっている。
【0052】このようにして吸着されたPS版12は、
この後に、図11(C)、図12(B)及び図13に示
されるように、エアーシリンダ180、182、184
と共に、エアーシリンダ186が収縮して、スキッド1
4上から持ち出されるようになっている。なお、本実施
例では、スキッド14に搭載されたPS版12のサイズ
に拘らず、PS版12の上端から約40mmの位置に、吸
盤168、170、172が対向される。
【0053】図10に示されるように、吸盤支持フレー
ム160には、上部及び下部にスキッド14に搭載した
PS版12の残量を検出するためのエアーシリンダ5
1、52、53が取付けられている。各々のエアーシリ
ンダ51、52、53は、同一規格品であり各々の駆動
軸54の先端にブロック55が取付けられると共に、駆
動軸が伸長した状態から一定量収縮したときに作動する
図示しないセンサが取付けられている。
【0054】図14にも示されるように、エアーシリン
ダ51は、吸盤支持フレーム160の上部で、吸盤17
0の近傍に取付けられており、また、エアーシリンダ5
2は、吸盤支持フレーム180の下部の略中央部に吸盤
192と並んで取付けられている。これらのエアーシリ
ンダ51、52は、ブロック55が吸盤列より突出した
状態で、吸盤列と共にPS版12の表面に接近するよう
になっている。これによって、ブロック55が吸盤列よ
り先にPS版12に接触して、駆動軸54が収縮するよ
うになっている。このエアーシリンダ51、52の駆動
軸54の収縮がセンサによって検出される。
【0055】また、エアーシリンダ53は、エアーシリ
ンダ51の上方で、吸盤支持フレーム160から突出し
て取付けられ、かつ、先端のブロック55がエアーシリ
ンダ51の先端のブロック55より吸盤支持フレーム1
60から突出するように取付けられている。このエアー
シリンダ53は、吸盤支持フレーム160をスキッド1
4に載置したPS版12の表面に対向させたとき、PS
版12の上方の背板22に対向するようになっている。
【0056】エアーシリンダ53とエアーシリンダ51
のブロック55の突出量の差Xは、約50枚のPS版1
2の厚さに相当しており、吸盤支持フレーム160をス
キッド14に搭載したPS版12に対向させて接近させ
たとき、エアーシリンダ51、52の図示しないセンサ
が先に作動したときは、スキッド14に搭載しているP
S版12が所定量以上(約50枚以上)あると判断する
ことができる。また、エアーシリンダ51、52よりも
先にエアーシリンダ53のブロック55がスキッド14
の背板22に当接して駆動軸54が収縮して図示しない
センサがエアーシリンダ51、52のセンサより先に作
動した場合、スキッド14に搭載しているPS版12の
厚さがエアーシリンダ51とエアーシリンダ53の突出
量の差X未満であり、スキッド14に搭載しているPS
版12の残量が不足している(約50枚以下)と判断す
ることができるようになっている。
【0057】なお、図10に示すように、吸盤支持フレ
ーム160の下部には、一対のピンプローブ198を備
えた版検出センサ200が設けられており、吸盤支持フ
レーム160をスキッド14に傾斜させながら接近させ
たときに、PS版12の非感光面に接触したか否かによ
る通電状態の変化から、スキッド14上のPS版12の
有無を検出するようになっている。また、吸盤支持フレ
ーム160には、下方へ向けて一対のエアーノズル19
7が突出されている。この一対のエアーノズル197
は、移動移載装置110がPS版12を吸着して待機位
置へ移動し、後述する固定移載装置210へPS版12
を受け渡すときに、PS版12の下端部を固定移載装置
210の予備吸盤225へ向けて押し出すようにエアー
を噴出するようになっている。
【0058】このようにしてPS版12を吸着して支持
した移動移載装置110は、レール100に沿って待機
位置へ移動して、PS版12を固定移載装置210へ受
け渡すようになっている。
【0059】図1に示されるように、スキッド装填部1
6には、各スキッド装填口44の挿入口近傍の一端にシ
グナルタワー84が配置されている。また、間隔の開い
たシグナルタワー84の間、移動移載装置110の待機
位置及び原位置の近傍には、ロープポスト85が配設さ
れている。互いに隣接するシグナルタワー84、ロープ
ポスト85の間には、ロープ86が掛け渡されており、
このロープ86を取り外さなければ、スキッド14の交
換は勿論、スキッド装填部16及びレール100の近傍
には立入り出来ないようにされている。
【0060】各シグナルタワー84及びロープポスト8
5には、ロープ86を取り外したときに作動する図示し
ないロープスイッチが設けられており、移動移載装置1
10の作動中にこのロープスイッチが作動すると、移動
移載装置100への電源及びエアーの供給を強制的に遮
断する緊急停止スイッチの役目を有している。
【0061】また、シグナルタワー84の上部には、緑
色灯87と黄色灯88が2段に配設されている。シグナ
ルタワー84の黄色灯88は、対応する装填口44に装
填されているスキッド14に搭載しているPS版12の
量が所定量以下となったときに点滅し、PS版12の残
量が少なくなっていることを告知するようになってい
る。また、スキッド14上にPS版12が無くなったと
きには、点滅状態から点灯状態となるようになってい
る。また、シグナルタワー84の緑色灯87は、スキッ
ド14を交換するときに、スキッド14が装填口44の
所定の位置に挿入されると点灯するようになっている。
【0062】また、スキッド装填部16を囲うロープポ
スト85には、上端部に操作スイッチ盤89を配置した
ものを複数設定している(本実施例では一例として2箇
所)。図15に示されるように、この操作スイッチ盤8
9には、移動移載装置110の動作を停止させる停止ス
イッチ90、起動スイッチ91及び停止表示灯92を備
え、スキッド装填部16のステージ42には、停止表示
灯92と連動して作動するメロディーホーンが取付けら
れている(図示省略)。
【0063】操作スイッチ盤89では、停止スイッチ9
0を操作することによって、停止表示灯92が点滅する
と共に、移動移載装置110がPS版12を吸着してい
るか吸着するための動作中であるときは、吸着したPS
版12を固定移載装置210へ受け渡し、待機位置で電
源及びエアーの供給が遮断されて停止する。また、移動
移載装置110がPS版12を非吸着状態でレール10
0に沿って移動しているときは、待機位置又は原位置ま
で移動した後に電源及びエアーの供給が遮断されて停止
するようになっている。また、操作スイッチ盤89で
は、移動移載装置110が待機位置又は原位置で停止す
ると停止表示灯92が点滅状態から点灯状態となると共
に、スキッド装填部16に設けたメロディーホーンが鳴
り出すようになっている。スキッド装填部16に装填し
たスキッド14の交換を行う場合、このようにして移動
移載装置110を停止させた後にシグナルタワー84か
らロープ86を外して行うようにしている。
【0064】また、移動移載装置110が待機位置又は
原位置で停止している状態から起動スイッチ91を操作
することによって、メロディーホーンが停止し停止表示
灯92が消灯すると共に、移動移載装置110の作動が
再開するようになっている。
【0065】図1に示される移動移載装置110の原位
置近傍に配置された制御盤50には、版サイズ設定パネ
ル350が配設されている。図16に示されるように、
版サイズ設定パネル350には、スキッド装填部16の
装填口44毎(スキッドNO.毎)に対応して、版種設
定スイッチ358、版サイズ設定スイッチ360が設け
られている。
【0066】版種設定スイッチ358は、3位置のいず
れかに選択可能な例えばディップスイッチを使用してお
り、水なしPS版を表示する「水なし」、ポジ型のPS
版を表示する「PSポジ」、ネガ型のPS版を表示する
「PSネガ」の何れかに、装填口44に装填するPS版
12の種類を設定可能となっている。また、版サイズ選
択スイッチ360は、PS版12のサイズに応じた番号
を予め設定しておき、各々のスキッド14に搭載された
PS版12のサイズに応じた番号を表示部356で表示
するようになっている。この表示部356の表示番号
は、ダウンスイッチ352及びアップスイッチ354に
よって切り換えられるようになっている。これによって
装填口44毎に装填されるPS版12のサイズ及び種類
を設定しておくことができるようになっている。また、
装填口44に装填したPS版12の種類及びサイズが設
定種とあっているか否かを、スキッド14に記録されて
いるバーコードから読み取って照合するようにしてい
る。
【0067】なお、本実施例では、一例として、表示番
号に対応する版サイズ(幅×長さ)がそれぞれ表示番号
1が1157mm×940 mm、表示番号2 は1147mm×905 mm、表
示番号3が1115mm×940 mm、表示番号4が1250mm×1000
mm、表示番号5が1313mm×1060mm、表示番号6が1310mm
× 907mm、表示番号7が681 mm×1062.5mm、表示番号8
が605 mm×900 mmに設定されている。なお、表示番号9
及び10は、本実施例では使用されていない。
【0068】移動移載装置110では、制御盤50に版
種及びサイズが入力されると、該当するPS版12を搭
載しているスキッド14が装填されているスキッド装填
部16の装填口44へ移動してPS版12を吸着し、こ
のPS版12を待機位置へ搬送して固定移載装置230
へ受け渡すようになっている。なお、本実施例では、オ
ートパンチング装置10の後流側に配置される例えば複
数の印刷機を備えた印刷システム等からの出力が入力さ
れて、版種及び版サイズが設定されるようになってい
る。
【0069】図1に示されるように、固定移載装置21
0は、レール100の長手方向(矢印H方向)の一端側
に配置されており、移動移載装置110の吸盤168、
170、172、192(図10参照)によって支持さ
れたPS版12に対向するようになっている。また、固
定移載装置210は、レール100の一端部に並設され
たパンチ装置240にも対向されている。すなわち、レ
ール100による搬送路と、固定移載装置210からの
搬送路とが平行とされ、固定移載装置210は、これら
の搬送路の間でPS版12を受け渡す役目を有してい
る。なお、レール100による搬送方向とパンチ装置2
40以降の搬送方向とは互いに反対方向とされている
(180°ずれている)。
【0070】図17乃至図19に示されるように、固定
移載装置210には、フレーム本体211が複数の角材
によって組付けられて構成されている。フレーム本体2
11の前記移動移載装置110及び定盤400と対向す
る面は、高さ方向中間部に互いに平行な2本の梁21
2、213(図17参照)が掛け渡されており、その他
が開口されている。
【0071】上側の梁212の側面には、ロッドレスシ
リンダ222がこの梁212の長手方向に全域に亘って
配設されている。ロッドレスシリンダ222の駆動ブロ
ック222Aは、このロッドレスシリンダ222の側面
に沿って移動されるようになっている。駆動ブロック2
22Aには、支持フレーム216が取付けられている。
支持フレーム216は、全体の形状が上端部が移動移載
装置110及び定盤400と離反する方向直角に屈曲さ
れた略L字型とされ、複数の角材で枠状に組付けられて
いる。また、この支持フレーム216と、前記下側の梁
213及びフレーム本体211の上部梁212には、ガ
イドレール226が取付けられ、支持フレーム216を
フレーム本体211へスライド可能に支持している。こ
のため、支持フレーム216も前記駆動ブロック222
Aと共に梁212に沿って移動されることになる。
【0072】この移動によって、支持フレーム216
は、移動移載装置110と対向する位置及び定盤400
と対向する位置へ移動可能となる。
【0073】支持フレーム216の下部の両角部には、
蝶番224の一辺が固着されている。この蝶番224の
他辺には、回動フレーム228が固着されている。この
ため、回動フレーム228は、蝶番224の軸を中心に
垂直状態から水平状態までの間で図18の矢印R方向へ
回動可能とされる。
【0074】支持フレーム216の上端の屈曲先端部中
央には、エアーシリンダ214の本体基部が回動可能に
取付けられている。このエアーシリンダ214の伸縮ロ
ッド214Aは、前記回動フレーム228の裏面側に回
動可能に取付けられている。
【0075】ここで、エアーシリンダ214のロッド2
14Aが引き込まれた状態では、回動フレーム228は
垂直状態で保持され、ロッド214Aが伸長された状態
では、回動フレーム228は水平状態で保持されること
になる。
【0076】図19に示される如く、回動フレーム22
8は、ベース板230と移動枠232とが重ね合わされ
て構成されている。ベース板230は、一対の蝶番22
4によって、支持フレーム216へ取付けられ、この蝶
番224を中心に垂直位置から水平位置まで略90°回
転可能となっている。
【0077】移動枠232には、吸盤支持フレーム21
8が、移動枠232と平行状態で支持されている。
【0078】この吸盤支持フレーム218と、移動枠2
32との間には、スライド部材234が介在されてい
る。スライド部材234は、吸盤支持フレーム218に
は、その裏面側にブラケット236を介して固着され、
移動枠232には、その幅方向両端部に固着されてい
る。スライド部材234は、略C字型の一対の本体23
4Aが互いの開口が対向され、スライドブロック(図示
省略)を介して連結されている。
【0079】これにより、移動枠232と吸盤支持フレ
ーム218とは、スライド部材234の本体234Aの
長手方向沿って相対移動可能となっている。
【0080】ベース板230には、ロッドレスシリンダ
238の本体が取付けられ、そのスライダ238Aは、
吸盤支持フレーム218の裏面に取付けられている。こ
のため、ロッドレスシリンダ238の駆動によって、吸
盤支持フレーム218は、前記スライド部材234の本
体234Aの長手方向に沿って移動される。
【0081】ここで、移動移載装置110からPS版1
2を受け取った状態でこのPS版12がパンチ装置24
0と対応される位置へ横移動されると、エアーシリンダ
214の駆動によって蝶番224を中心にベース板23
0が回動された後に(水平状態)、ロッドレスシリンダ
238の駆動によって吸盤支持フレーム218が水平移
動されるようになっている。
【0082】吸盤支持フレーム218には、吸盤220
及び予備吸盤225が取付けられている。これらの吸盤
220、225には、図示しない負圧供給手段が接続さ
れており、移動移載装置110に支持されたPS版12
が接近対向されると、負圧が供給されてPS版12の感
光面を吸着してPS版12を支持するようになってい
る。また、この負圧供給手段には、真空スイッチが設け
られており、吸盤220がPS版12を吸着したことが
検知されると、移動移載装置110の吸盤168、17
0、172、192への負圧の供給が解除されて、PS
版12が固定移載装置210へ受け渡される。
【0083】なお、予備吸盤225は、大サイズのPS
版12を吸着した状態でPS版12を水平状態とした場
合に、PS版12の垂れを防止する役目を有している。
【0084】すなわち、図19及び図20に示される如
く、吸盤支持フレーム218には、3列に亘って吸盤2
20、予備吸盤225が配列されており、これに対して
移動移載装置110側の吸盤支持フレーム160に取付
けられた吸盤168,170,172,194は、2列
となっており、前記吸盤220に対応されている。
【0085】ここで、前記一対のエアーノズル197
は、図20に示される如く、予備吸盤225の配設位置
に対応されており、移動移載装置110側に吸着された
PS版12を固定移載装置210側へ受け渡して吸着す
る際に、図20の想像線で示されるように湾曲したPS
版12を予備吸盤225方向へ風圧によって押圧し、図
20の実線で示されるように直線的にし、予備吸盤22
5に密着させるようになっている。このため、予備吸盤
225へのPS版12の吸着性が向上されることにな
る。
【0086】PS版12を受け取った固定移載装置21
0の吸盤支持フレーム218は、ロッドレスシリンダ2
22の駆動力によって、定盤400の配設位置へ移動さ
れる。
【0087】図21に示されるように、定盤400は、
複数の平板が組み合わされて略矩形状に形成されてい
る。定盤400のPS版12の載置面には、吸着溝40
3が設けられ、PS版12が送り込まれ、所定位置に位
置決めされた後に負圧発生手段によって吸着溝403内
を負圧とし、PS版12を保持するようになっている。
【0088】また、定盤400のPS版12の載置面に
は、複数の円溝402(図22参照)が設けられてい
る。この複数の円溝402は、定盤400上に載置され
たPS版12の裏面と定盤400との密着面積を減少さ
せる役目を有している。すなわち、PS版12は、前記
固定移載装置210から送り込まれた直後では、所定位
置には至らず、後述するプッシャー404、406によ
って定盤400上を摺動させて所定位置へ位置決めする
ようになっている。この摺動時に定盤400との密着面
積が多いと例えば静電気による影響で、摺動性を悪化さ
せることがある。このため、前記円溝402によって密
着面積を減少させて、静電気等による摺動性の悪化を防
止している。
【0089】また、この円溝402によって、前記PS
版12を定盤400から離反(剥離)させる場合の抵抗
力も緩和されるようになっている。
【0090】定盤400には、PS版12を押圧するプ
ッシャー404、406が配置されている。図23に示
されるように、プッシャー404は、エアーシリンダ2
82の駆動軸282Aの先端に移動ブロック405を介
して取付けられた軸に軸支されている。また、エアーシ
リンダ282は、前記移動ブロック405をガイドする
ガイドブロック407へブラケット409を介して取付
けられている。
【0091】一対のプッシャー404は、それぞれ定盤
400の下方に設けられた移動支持板411へ固定され
ている。移動支持板411は、一対のロッド413に案
内された定盤400の下方を移動可能となっている。
【0092】また、移動支持板411の長手方向中央部
には、前記ロッド413と平行な雄ねじシャフト415
が配設されている。この雄ねじシャフト415には、そ
の一端部にモータ421の駆動軸が連結されると共に移
動ブロック417が螺合されている。移動ブロック41
7は、ブラケット419を介して前記移動支持板411
の下面に固着されている。
【0093】これにより、モータ421が駆動すると、
ボールねじ機構によって、移動支持板411がロッド4
13に沿って移動され、これに伴い、プッシャー404
を移動させることができる。
【0094】すなわち、プッシャー404は、モータ4
21によってPS版12のサイズに応じた所定の位置
(図示しないセンサによって停止位置を検出)へ移動さ
れ、その後、エアーシリンダ282によってPS版12
を押圧する構成である。
【0095】図21に示されるように、定盤400のP
S版搬送方向前側には、2対のパンチャー294、29
6が配設され、PS版搬送方向左側には、パンチャー2
98、304が配設されている。これらの、パンチャー
294、296、298、304は、定盤400上に位
置決めされ各々の収容部300に挿入されたPS版12
の端部でPS版12のサイズに応じた位置に殖版用及び
版曲げ用のパンチ孔を穿設するようになっている。
【0096】パンチャー294、296、298、30
4は、それぞれ同一構造とされているため、パンチャー
294を例にとり、図24に従ってその構造を説明す
る。
【0097】パンチャー294は、定盤400の上面と
一致する面を有するベース部412の幅方向中央部に
は、パンチ刃414を軸支する支持ブロック416が設
けられている。この支持ブロック416とベース部41
2との間に前記PS版12を収容する収容部300が形
成されている。
【0098】ベース部412の下端面には、ブロック4
18を介してシリンダベース420が取付けられてい
る。シリンダベース420には、シリンダ422の本体
が固定されて、シリンダロッド422Aが上方へ突出さ
れている。
【0099】シリンダロッド422Aの先端には、ブラ
ケット424を介してパンチャー294の可動部426
が軸428を介して軸支されている。可動部426は、
ベース部412上へ延長されている。また、前記支持ブ
ロック416の両側面からは、一対の支持柱430が延
設され、この支持柱430間には、軸432が掛け渡さ
れており、前記可動部426の延長方向中間部が軸支さ
れている。これにより、可動部426は、シリンダロッ
ド422Aの伸縮により、軸432を中心にシーソー状
に回転される。
【0100】可動部426の先端部には、押圧部434
が形成されており、前記パンチ刃414の上端と対応さ
れている。ここで、シリンダロッド422Aが伸長する
と、可動部426が軸432を中心に図24の時計方向
に回転され、パンチ刃414が押下されるようになって
いる。
【0101】ベース部412には、パンチ刃414に対
応して固定刃(雌刃)436が設けられており、前記収
容部300にPS版12が収容された状態で、パンチ刃
414が押下されると、PS版12にパンチ孔を穿設す
ることができる。
【0102】また、支持ブロック416には、抑え板4
38が設けられている。抑え板438は、抑え部438
Aから上方に一対の支持部438Bが延設され、その上
端部には、ピン438Cが掛け渡されている。このピン
438Cはシリンダロッド422Aの引込み状態で、前
記可動部426に取付けられた支持片440によって支
持されるようになっている。これにより、抑え板438
はベース部412に対して持上げられた状態で保持され
ている。
【0103】抑え部438Aは、支持ブロック416の
孔416Aに収容された圧縮コイルばね442の付勢力
でベース部412方向へ付勢されており、シリンダロッ
ド422Aが伸長されると、支持片440によるピン4
38Cの支持が解除されることにより、圧縮コイルばね
442の付勢力で、PS版12を抑えることができる。
【0104】すなわち、この抑え板438によるPS版
12の抑えに若干遅れて、前記パンチ刃414によって
パンチ孔を穿設される構成となっている。
【0105】収容部300のパンチ孔の移動軌跡よりも
奥側には、位置決めローラ444が配設されている。こ
の位置決めローラ444は、軸444Aがベース部41
2に固着され、この軸444Aにベアリング(図示省
略)を介して軸支されており、PS版の摺接触により回
転可能とされている。
【0106】この位置決めローラ444にPS版12が
突き当てられることによって、位置決めがなされるよう
になっている。すなわち、位置決めローラ444とパン
チ刃414とが共にパンチャー294に設けられている
ため、これらの相対位置が変位することがなく、精度の
よい位置決めを行うことができる。
【0107】また、図21に示される如く、定盤400
上のパンチャー294及び298の近傍には、円孔42
3が設けられ、定盤400の下側に反射式光電センサ4
25が設けられている。この光電センサ425の検出信
号によって、PS版12の有無を判断することができる
ようになっている。
【0108】図25に示される如く、パンチャー29
4、296、298、304(合計8個)の配設位置
(移動範囲を含む)に対応する定盤400の下側には、
シュータ446、448が設けられている。
【0109】PS版12の搬送方向手前側側面に位置す
る2個のパンチャー298、304に対応するシュータ
446は、その上端開口寸法がパンチャー298、30
4の移動範囲を確保され、下端開口の幅寸法が狭められ
たテーパ形状とされている。このシュータ446の下部
には、屑受け箱450が設けられている。
【0110】これにより、パンチャー298、304に
よって穿設された後にパンチ屑は、固定刃436の内方
空間を通って、シュータ446へと至り、このシュータ
446に案内されて屑受け箱450へ収容される。
【0111】屑受け箱450には、把手450Aが取付
けられ、パンチ屑を廃棄する際には、把手450Aを把
持して屑受け箱450を引き出せばよい。
【0112】一方、PS版12の搬送方向後側に位置す
る2個の移動可能なパンチャー298、304及び位置
が固定された4個のパンチャー294、296に対応す
るシュータ448は、前記シュータ446と同一形状で
あるが、合計6個のパンチャーに対応させるため、その
長さ寸法が前記シュータ446の約2倍とされている。
【0113】ここで、この長尺のシュータ448の下端
開口部には、一対の屑受け箱452、454が直列に配
列されている。
【0114】一対の屑受け箱452、454には、それ
ぞれ把手452A、454Aが取付けられ、単独で使用
することも可能となっている。
【0115】図26に示される如く、手前側の屑受け箱
452には、奥側の屑受け箱454に対向する面に、略
L字型のフック456が形成されている。このフック4
65の先端は奥側の屑受け箱454に引っかけられ、こ
れにより、手前側と奥側の屑受け箱452、454は連
結される。すなわち、手前側の屑受け箱452を引き出
すことにより、これに伴って奥側の屑受け箱454も引
き出すことができる構成となっており、手前側の屑受け
箱452を全部引出した時点で連結を解除し、奥側の屑
受け箱454の把手454Aを把持して引き出すことに
より、引き出しスペースを半減させることができる。
【0116】図27に示されるように、定盤242の上
方から次工程へ搬送するためのパレット600にかけ
て、排出装置500が設けられている。この排出装置5
00は、後述するベース502が定盤400と前記パレ
ット600との上方を移動するようになっている。図2
8に示されるように、固定フレーム504には、定盤4
00の上方から前記パレット600の上方に達する一対
のガイドレール506が配置されている。一方のガイド
レール506の近傍には、駆動方向がガイドレール50
6と平行に配置されたロッドレスシリンダ508が配置
されている。
【0117】一対のガイドレール506の間には、移動
フレーム530を介して略矩形状のベース502が掛け
渡されている。
【0118】ここで、図29に示される如く、他方のガ
イドレール506の近傍の移動フレーム530の脚部5
30Aには、シリンダ534が取付けられ、その駆動軸
534Aは下方へ突出されている。また、このガイドレ
ール506の近傍の固定フレーム504には、ベース5
02の定盤400上の所定位置及び後工程へのPS版1
2の受け渡し位置のそれぞれに対応して位置決め用円筒
部536がブラケット538を介して設けられている。
前記シリンダ534の駆動軸534Aは、位置決め用ロ
ッドとしての役目を有していおり、ベース502が所定
の位置に至ると、シリンダ534の駆動で伸長し、前記
円筒部536へ案内収容されるようになっている。この
ため、ベース502が所定の位置で確実に固定されるこ
とになる。
【0119】図28及び図30に示される如く、ベース
502は、前記ロッドレスシリンダ508に対応して水
平移動サブシリンダ510の本体が固着されている。こ
の水平移動サブシリンダ510の駆動軸510A及びガ
イド軸510Bは、ブラケット512を介して前記ロッ
ドレスシリンダ508の駆動ブロック508Aに連結さ
れている。
【0120】ここで、ロッドレスシリンダ508が駆動
されると、駆動ブロック508Aが移動するため、ベー
ス502はガイドレール506に沿って移動される。ま
た、ロッドレスシリンダ508の非駆動状態で、前記水
平移動サブシリンダ510が駆動されると、ベース50
2は若干量水平移動されることになるが、この場合は、
駆動ブロック508Aとベース502とが相対移動する
ようになっている。
【0121】水平移動サブシリンダ510による水平移
動量は、前記パンチャー294、296の収容部300
の奥行き寸法に応じて定められており、本実施例では、
前記奥行きが20mm程度とされているため、これよりも若
干多い移動量(約25mm程度)で駆動ロッド508Aとベ
ース502とを相対移動させるようにしている。これに
より、PS版12の上下方向の移動軌跡とパンチャー2
94、296とが干渉されないことになる。
【0122】ベース502の中央部には、駆動軸516
Aが下方に突出されたエアーシリンダ516が固着さ
れ、駆動軸516Aはベース502を貫通して、このベ
ース502の下方かつ平行に配設された吸盤支持フレー
ム518に固着されている。また、エアーシリンダ51
6の周囲には、軸方向がエアーシリンダ516の駆動軸
516Aと平行とされた複数のガイドロッド520が、
ベース502にスライド軸受522を介して摺動可能に
配設されている。ガイドロッド520は、その上端が矩
形の天板524にそれぞれ固定されている。なお、天板
524の中央部には、矩形状の孔524Aが形成され、
前記エアーシリンダ516とは干渉しない構造となって
いる。
【0123】ガイドロッド520の下端は、前記吸盤支
持フレーム518に固着されており、エアーシリンダ5
16の駆動によって吸盤支持フレーム518及び天板5
24が共に水平状態で上昇及び下降される。吸盤支持フ
レーム518には、吸盤526、527が取り付けられ
ており、これらの吸盤526は、図示しない負圧供給手
段に接続されており、負圧が供給されることによって定
盤400上のPS版12を吸着するようになっている。
なお、吸盤527は、吸盤支持フレーム518から離脱
された位置にブラケット529を介して取付けられてお
り、パンチ孔の穿設部近傍を吸着するようになってい
る。なお、この吸盤527の外径は、吸盤支持フレーム
518に直接取付けられた吸盤526よりも小径とされ
ている。
【0124】また、図31(A)にも示される如く、こ
の吸盤527の近傍には、エアー噴射用のノズル531
が配設され、その噴出口は、PS版12の吸着方向に向
けられている。このノズル531からは、後述するパレ
ット600上のガイドピン602(図31(B)参照)
のパンチ孔への挿入時にエアーが噴出されるようになっ
ている。
【0125】図28及び図32に示される如く、ベース
502には、その上端に四隅のガイドロッド520のそ
れぞれに対応して、昇降サブシリンダ528の本体が固
着されている。この昇降サブシリンダ528の駆動軸5
28Aは、上方へ突出されており、その先端は前記ベー
ス502が支持される一対の移動フレーム530に掛け
渡されたブラケット532に固着されている。
【0126】この昇降サブシリンダ528は、駆動され
ると駆動軸528Aが若干量伸縮されるようになってい
る。この伸縮量は、前記パンチャー294、296の収
容部300の間隙寸法に対応されており、この収容部3
00の間隙寸法(約7mm)よりも少ない伸縮量(例え
ば、4mm程度)となっている。
【0127】すなわち、吸盤支持フレーム518の吸盤
526、527は、この昇降サブシリンダ528が図3
2(B)の状態でPS版12に密着させ、定盤242に
載置されたPS版12の一部が前記収容部300に収容
されている状態で、吸着して持ち上げる際に駆動され
(図32(A)の状態)、これによって、PS版12
は、定盤400から離反され(持上げられ)、かつパン
チャー294、296との干渉がない状態で保持され
る。
【0128】その後、前記水平移動サブシリンダ510
を駆動させることにより、PS版12が前記パンチャー
294、296の収容部300から完全に離脱され、P
S版12の大幅な昇降に際しての移動軌跡とパンチャー
294、296との干渉がなくなる。
【0129】このため、エアーシリンダ516によって
吸盤支持フレーム518を上昇させ、ロッドレスシリン
ダ508によって水平移動させることによって、PS版
12を定盤400上から後工程のパレット600上へと
排出することが可能となる。
【0130】図31(A)及び(B)に示される如く、
このパレット600上には、ガイドピン602が突出さ
れている。ガイドピン602は、PS版12が吸盤52
6、527に吸着されて水平移動され、パレット600
上に載置する場合に、PS版12に穿設されたパンチ孔
と対応される位置に配置されている。このため、PS版
12がパレット600上に載置される場合には、ガイド
ピン602がパンチ孔へ挿入されるため、PS版12の
パレット600上への載置位置が常に一定とされる。
【0131】ここで、ガイドピン602は、その外径L
が5.8mm とされ、前記PS版12に穿設されたパンチ孔
の開口径M(6mm )よりも若干小さく形成され、挿入が
容易となっていると共に、前記ノズル531からのエア
ーの噴出によって、PS版12は、パンチ孔がガイドピ
ン602へ挿入される方向へ押圧され、挿入性をさらに
高めている。
【0132】次に、本実施例に係るオートパンチング装
置10の作用を説明する。スキッド装填部16の各装填
口に所定のサイズ及び種類のPS版12を搭載したスキ
ッド14を装填した後、移動移載装置110によって所
望のサイズ及び種類のPS版12をスキッド装填部16
のスキッド14から取り出し、固定移載装置210へ受
け渡す。
【0133】以下、移動移載装置110の移動について
説明する(図33のフローチャート参照)。
【0134】図示しない電源スイッチが投入されて作動
を開始すると、フラッグGを確認し(ステップ90
0)、フラッグGがセットされていない場合、基準位置
の(原位置)の設定を行う。サーボモータ114の駆動
をパルス制御するためには、基準位置を決める必要があ
る。この基準位置は、スキッド14が配列された位置と
は別にレール100の固定移載装置210とは反対側の
端部近傍に原位置を設け、この原位置からのパルス数に
よって各スキッド14に対応する位置へ移動させるてい
る。
【0135】原位置には、近接センサ201が設けられ
ており、移動移載装置110が原位置側へ向けて移動し
(ステップ902)、移動移載装置110側に設けられ
た被検出片208がこれを遮ることによって、移動移載
装置110の予備位置を検出する(ステップ904)。
ここで、サーボモータ114の駆動はすぐに停止させ
ず、駆動を継続する。
【0136】すなわち、予備位置を検出した時点でサー
ボモータ114の駆動を停止させるように制御すると、
機差(近接センサのずれ、被検出片208のずれ)によ
り、サーボモータ114の駆動軸1回転分の誤差が生じ
ることがある。そこで、サーボモータ114の駆動に伴
う出力パルスの内、サーボモータ114の駆動軸1回転
毎に出力されるパルスが検出された時点でサーボモータ
114の駆動を停止して原位置を設定し(ステップ90
6)、フラッグGをセットする(ステップ908)。な
お、フラッグGは、装置の稼動終了時(例えば電源がオ
フされたとき)又は装置がリセットされたときにリセッ
トされるようになっている。
【0137】このようにすれば、移動移載装置110の
位置決め時のずれは、機差がサーボモータ114の駆動
軸1回転分の範囲であれば、常に一定の位置に位置決め
することができる。
【0138】ここで、移動移載装置110の移動範囲
は、サーボモータ114をパルス制御しているため、指
示されたパルス数によって定められるが、何らかの要因
によって、オーバランすることがある。例えば、機械的
な要因として、ラックギヤ108の歯の噛み合いのず
れ、サーボモータ駆動軸とピニオンギヤ116との相対
位置ずれ等が考えられる。
【0139】そこで、本実施例では、パルス制御で移動
移載装置110の移動を制御すると共に確認のためのリ
ミットスイッチ201、202を移動範囲の両端近傍
(通常の移動範囲外)に設け、このリミットスイッチ2
01、202で移動移載装置110を検出(ステップ9
10、912)した時点で強制的のサーボモータ114
の駆動停止させる(ステップ912)。これにより、移
動移載装置110が大幅にオーバランすることが防止さ
れる。また、このリミットスイッチ201、202と共
にショックアブソーバ203を併用しているため、移動
移載装置の強制停止時にショックを和らげることができ
る。
【0140】このように、原位置に位置決めされた移動
移載装置110は、その後のパルス数による指示で、所
定のスキッド14に対応する位置へ移動される。また、
この原位置では、スキッド14が存在しないため、吸盤
支持フレーム160等のアームユニットを最大に延ばし
た状態においても、比較的メンテナンス作業スペースを
確保することができる。
【0141】また、移動移載装置110には、前記サー
ボモータ114及び吸盤168、170、172、19
2と負圧供給手段との間に配設される電磁弁等の電気配
線、エアー配管等が設けられており、これらも移動する
が、本実施例では、ケーブルベア189等を使用してい
るため、例えば、配線が頻繁に変形しても、その強度は
充分であり、断線等の問題はない。
【0142】次に、PS版12のサイズ及び種類が選択
されて制御盤50に入力される(ステップ916)と、
スキッド装填部16に装填されたスキッド14の中か
ら、選択に応じたPS版12が載置されているスキッド
14を検索(ステップ918)し、この検索結果に基づ
いて移動移載装置110がレール100に沿って移動を
開始する(ステップ920)。
【0143】検索されたスキッド14に対応するパルス
数に基づいてサーボモータ114が駆動され、所定の位
置に至ると、サーボモータ114の駆動が停止される。
これと共に、各スキッド14に対応する位置には、近接
センサ206が設けられており、前記被検出片208が
これを遮ることにより、移動移載装置110を有無を確
認できる(ステップ922)。
【0144】すなわち、パルス制御でサーボモータ11
4の駆動及び停止を制御すると共に近接センサ206に
よって各スキッド14に対応する位置の確認を行うこと
ができ、パルス制御(すなわち、フィードフォワード制
御)による位置ずれを他の手段で確認することができ
る。従って、その後のアーム140の延び出しによるス
キッド14との干渉等、大きな不具合が発生する前に、
エラーを最小限に抑制することができる。仮にエラーが
生じた場合、エラー処理を行う(ステップ924)。こ
のエラー処理は、例えば、移動移載装置110を原位置
に戻して、再度、原位置から移動させるようにしてもよ
く、これを数回繰り返しても所定の位置に停止しない場
合には、手動によって位置合わせするようにしてもよ
い。
【0145】サーボモータ114の駆動によって移動移
載装置110がレール100上を移動して、所望のPS
版12が装填されている装填口44の所定の位置に停止
すると、移動移載装置110はPS版12の吸着動作を
開始する(ステップ926)。
【0146】吸着動作によってスキッド14から所望の
サイズのPS版12を取り出すと、移動移載装置110
は固定移載装置210側の待機位置へ向けて移動する
(ステップ928)。このとき、移動移載装置110
は、待機位置近傍に達すると減速して、近接センサ20
5が被検出片208を検出する(ステップ930)と、
原位置に停止するのと同様にして所定の位置(待機位
置)で停止する(ステップ932)。このようにして、
PS版12を待機位置へ移動した移動移載装置110
は、固定移載装置210へのPS版12の受け渡し処理
を行う(ステップ934)。
【0147】ここで、操作スイッチ盤89の停止スイッ
チ90が操作されているか否かをフラッグFによって確
認し(ステップ936)、フラッグFがセットされてい
た場合には、ステップ938へ移行して一時停止処理を
行う。なお、この一時停止については、後述する。
【0148】次にPS版取り出し処理を説明する(図3
4のフローチャート参照)。所定の位置に停止した移動
移載装置110は、支持ベース134の前面の原位置に
収縮させて配置しているアーム140と支持フレーム1
50をロッドレスシリンダ142、148の駆動によっ
て伸長する(ステップ1000)。このとき、ロッドレ
スシリンダ142、148は、支持フレーム150を同
一方向へ向けて延出するように同時に作動するため、短
時間で支持フレーム150に配置した吸盤支持フレーム
160をスキッド14に搭載しているPS版12の表面
に対向させることができる。また、支持フレーム150
は、アーム140を介在して2段に伸縮するため、伸長
状態と収縮した状態との差を大きくとっても、コンパク
トな状態で収容することができる。
【0149】支持フレーム150に取付けられた吸盤支
持フレーム160をPS版12の表面に対向させること
によって、吸盤支持フレーム160に取付けられた吸盤
168、170、172、192をスキッド14上のP
S版12に対応配置させることができる。
【0150】次に、この吸盤支持フレーム160は、エ
アーシリンダ156の駆動によって、垂直位置から15
°傾斜し(ステップ1002)、スキッド14上のPS
版12の表面と平行状態となる。この状態で、エアーシ
リンダ180、182、184を駆動して吸盤168、
170、172を突出させると共に、エアーシリンダ5
1、52、53を駆動してブロック55を突出させたの
ち(ステップ1004)、吸盤支持フレーム160をP
S版12へ向けて接近させる(ステップ1006)。な
お、吸盤支持フレーム160をPS版12の表面に接近
させるとき、移動移載装置110のサーボモータ114
と共にサーボモータ130が駆動して、下降しながら接
近するため、吸盤支持フレーム160がPS版12の一
定の位置に対向した状態となる。
【0151】このようにして、吸盤支持フレーム160
がスキッド14のPS版12へ接近すると、エアーシリ
ンダ51、52、53の何れかのブロック55がPS版
12の表面又は背板22に当接する。これによって、ス
キッド14上のPS版12の残量が所定量(本実施例で
は約50枚)以上であるか否かを確認する(ステップ1
008、1010、1012、1014)。
【0152】すなわち、スキッド14に所定枚数以上の
PS版12が積層されているときは、積層されているP
S版12の厚みがエアーシリンダ51とエアーシリンダ
53の間のブロック55の突出量の差Xより大きいた
め、エアーシリンダ51、52のブロック55が最初に
最表層のPS版12に当接して駆動軸54が収縮して内
部の図示しないスイッチが作動する。これによって、ス
キッド14に搭載しているPS版12の残量が不足して
いないことを検出することができる。
【0153】また、スキッド14に搭載しているPS版
12の残量が不足し、積層されているPS版12の厚み
がエアーシリンダ51とエアーシリンダ53のブロック
55の突出量の差Xより小さい場合、吸盤支持フレーム
160がスキッド14の背板22に接近すると、最初に
エアーシリンダ53のブロック55がスキッド14の背
板22に当接して、エアーシリンダ53の駆動軸54が
収縮する、。これによって、エアーシリンダ51、52
のセンサが作動する前にエアーシリンダ53のセンサが
作動する。これによって、スキッド14に搭載している
PS版12の残量が所定量以下(本実施例では約50
枚)であることを検出することができ、PS版12の残
量が不足していることを出力する(ステップ101
6)。これによって、装填口44のそれぞれに対応して
設けているシグナルタワー84の黄色灯88が点滅し
て、スキッド14に搭載しているPS版12の残量が不
足したことを確認することができるようになっている。
【0154】さらに、エアーシリンダ51、52のブロ
ック55が略同時にPS版12の表面に当接しなかった
場合、吸盤支持フレーム160が所定の状態でPS版1
2に対向していないと判断して、PS版12の取り出し
作業を中止する(ステップ1018)。
【0155】このように、本実施例では、同一規格のエ
アーシリンダ51、52、53を用いて、取付け位置を
変えてスキッド14に搭載しているPS版12の残量が
所定量以上かあるいは不足しているかを検出するように
しているため、検出範囲の設定及び確認が極めて容易と
なっている。
【0156】エアーシリンダ51、52のブロック55
が略同時にPS版12の表面に当接して、吸盤支持フレ
ーム160が所定の状態でPS版12の表面に対向して
いると判断すると、吸盤168、170、172に負圧
を供給してPS版12の吸着を開始する(ステップ10
20)。これと同時に、エアーシリンダ51、52、5
3の駆動軸54が収縮される。この後、図示しない真空
スイッチによって吸盤168、170、172がPS版
12を吸着したことが確認されると(ステップ102
2)、エアーシリンダ186を作動して吸盤192を突
出させ、吸盤192によってPS版12を吸着する(ス
テップ1024)。このとき、版検出センサ200によ
ってPS版12が検出される(ステップ1026)と、
最表層のPS版12のみを吸着して取り出す枚葉処理を
行う(ステップ1030)なお、版検出センサ200が
PS版12を検出しなかったときは、スキッド14上に
PS版12が無いと判断して、吸盤168、170、1
72、192への負圧の供給を解除して、PS版12の
取り出しを中止する(ステップ1028)。
【0157】移動移載装置110では、このようにして
スキッド14に搭載しているPS版12の残量を確認し
ながら最表層のPS版12の吸着を開始する。
【0158】図11(A)乃至図11(C)に示される
ように、上側の吸盤168、172、174は、ストロ
ークが異なっているため、上記引込動作に応じて、PS
版12が山型状に弾性変形する。このPS版12の弾性
変形は、吸盤168及びこの両側の吸盤170の間で、
山形形状を2つ作ることができ、各山型状に変形した一
部に次層のPS版12との間の隙間が生じ、この隙間に
エアーノズル196からエアーを供給する。これによ
り、最表層のPS版12と次層のPS版12との間にエ
アーが入り込み、吸盤支持フレーム160の吸盤16
8、170、172、192によて吸着したPS版12
と次層のPS版12の間の密着状態を解除することがで
きる。
【0159】このようにして、吸盤168、170、1
72、192によってPS版12を吸着した状態で、エ
アーシリンダ180、182、184、186を収縮作
動させると共に吸盤支持フレーム160をスキッド14
から離間させることによって、スキッド14から最表層
のPS版12のみを確実に取り出すことができる。
【0160】スキッド14から最表層のPS版12を持
ち出した吸盤支持フレーム160を原位置(垂直状態)
に戻すと共に、エアーシリンダ142、148を駆動し
て、アーム140及び支持フレーム150を原位置に戻
す(ステップ1032)。これによって、レール100
からスキッド装填部16側に大きく突出していた吸盤支
持フレーム160をレール100上にPS版12を吸着
保持した状態で戻す。
【0161】ところで、スキッド装填部16の周囲は、
ロープポスト85とシグナルタワー84を配置して、ロ
ープ86を張り巡らし、移動移載装置110の移動範囲
に立入りできないようにし、移動移載装置110の移動
範囲内の安全を確保している。このロープ86を外して
スキッド装填部16内に入り込もうとすると、移動移載
装置110が緊急停止するようになっている。このスキ
ッド装填部16の装填口44に装填しているスキッド1
4を交換する場合、操作スイッチ盤89の停止スイッチ
90を操作して、移動移載装置110を原位置か待機位
置で停止させる。
【0162】次にこの移動移載装置110の一時停止に
ついて説明する(図37及び図38のフローチャート参
照)。
【0163】図37に示す割込みルーチンでは、操作ス
イッチ盤89の停止スイッチ90が操作されたか否かを
確認している(ステップ940)。停止スイッチ90が
操作されると、移動移載装置110の動作状態を確認し
(ステップ942)、PS版12を吸着するための動作
を行っていた場合、又はPS版12を吸着している場合
には、フラッグFをセットする(ステップ944)。ま
た、PS版12の吸着動作に入っていない場合、移動移
載装置110を待機位置又は原位置へ移動させ(ステッ
プ946)、一時停止処理を行う(ステップ938)。
【0164】図38のフローチャートには、移動移載装
置110の一時停止状態を示している。
【0165】この一時停止状態では、最初のステップ9
50で、移動移載装置110への電源及びエアー(負圧
を含む)を遮断し、緊急停止したのと同じ状態にすると
共に、図示しないメロデーホーンを鳴らして、移動移載
装置110が停止していることを告知する(ステップ9
52)。このとき、操作スイッチ盤89の停止表示等9
2が点灯する。
【0166】このようにして、移動移載装置110をP
S版12を吸着していない状態で、制御盤50側の原位
置か、固定移載装置210側の待機位置へ移動した状態
で電源及びエアーの供給を遮断して、移動移載装置11
0の停止を操作スイッチ盤89の停止表示灯92ないし
メロディーホーンによって確認してから、当該装填口4
4のロープ86を外せば、スキッド14の交換が可能と
なる。ここで、シグナルタワー84、又はロープポスト
85からロープ86が取り外された状態では、移動移載
装置110が起動しないようになっている。
【0167】スキッド14を交換して移動移載装置11
0を起動させる場合には、シグナルタワー84にロープ
86を掛け(ステップ954で確認)てから、操作スイ
ッチ盤89の起動スイッチ91を操作する(ステップ9
56で確認)。これによって、移動移載装置110には
電源及びエアーが供給可能となり(ステップ958)、
次のステップ960でフラッグFをリセットする。これ
によって、移動移載装置110は、停止前に終了した作
業の次の作業から開始可能となる。
【0168】移動移載装置110を停止させるとき、移
動移載装置110をPS版12が吸着していない状態で
かつレール100の端部の原位置又は待機位置で停止す
るようにしているため、この移動移載装置110を再起
動することが容易である。
【0169】例えば、移動移載装置110がPS版12
を吸着保持している状態で、停止させた場合、エアー
(負圧)の供給が遮断されてしまうため、PS版12を
吸着保持することができなくなってしまい、PS版12
が例えば床面に落下してしまう。また、吸盤支持フレー
ム160が突出した状態で停止してしまうことがある。
このような状態から移動移載装置110を再起動させ
て、停止前の処理を続けて行わせることは容易ではな
く、また、吸盤支持フレーム160がスキッド装填部1
6側へ向けて突出した状態で停止すると、スキッド14
の交換作業に支障をきたしてしまう。これに対して、本
実施例では、移動移載装置110がPS版12を吸着す
る前か、吸着しているPS版12を固定移載装置210
へ受け渡して、1サイクルの作業が終了した時点で停止
させるため、再起動したときに次の作業への移行が極め
て容易である。また、移動移載装置110を停止させる
位置として、近傍にスキッド14が装填されていない位
置とすることができるため、例えば、移動移載装置11
0のメンテナンス等を行うときでも、比較的広い作業ス
ペースを確保することができる。また、装填口44で、
スキッド14の交換等を行う場合でも、移動移載装置1
10が邪魔になってスキッド14の交換作業に支障をき
たすことがない。
【0170】次に、図35のフローチャートに従い、移
動移載装置110から固定移載装置210へのPS版1
2の受渡し手順(図33のステップ980に基づく)を
説明する。
【0171】まず、ステップ1100において、ロッド
レスシリンダ222を駆動させて、固定移載装置210
をレール104に対応する側へ移動させる。
【0172】固定移載装置210には、前記吸盤16
8、170、172、192の一部とそれぞれ対向配置
された吸盤220が設けられており、ステップ1102
において、吸盤220、予備吸盤225の吸引を開始さ
せた状態で前記移動ベース112を移動させる(ステッ
プ1104)。これにより、吸盤220は、PS版12
の感光面と接触する。このとき、移動移載装置110
は、微速前進しており、吸盤220による吸着が確認
(例えば、真空スイッチにより検出)された時点で、停
止される(ステップ1106、1107)。
【0173】ここで、固定移載装置210側の予備吸盤
225には、移動移載装置110側の吸盤は対向されて
おらず、この予備吸盤225には、垂れ下がったPS版
12のみが対向されることになる。このため、PS版1
2にカール等が生じていると、この予備吸盤225によ
って、PS版12を吸着できない場合があった。しか
し、本実施例では、移動移載装置110側の下方にエア
ーノズル197を設け、PS版12の受け渡し時に、こ
のエアーノズル197からエアーを吐出させることによ
り(ステップ1108)、PS版12を風圧によって固
定移載装置210方向へ押圧するようにしたので、カー
ル癖のついたPS版12であっても、円滑に予備吸盤2
25へ密着させることができ、確実に予備吸盤225で
PS版12を吸着することができる。これにより、後述
のPS版12の回転動作による水平状態でのPS版12
の垂れが防止される。
【0174】次のステップ1110では、吸盤220、
予備吸盤225の内、使用される吸盤全てで吸着が確認
されたか否かが判断され、否定判定されるとステップ1
112へ移行して、異常停止等の処理がなされる。ま
た、ステップ1110で肯定判定された場合は、ステッ
プ1114へ移行して以下の処理がなされる。すなわ
ち、前記エアーノズル197からのエアーの吐出を停止
すると共に固定移載装置210側の吸盤220、予備吸
盤225によってPS版12の感光面を吸着した状態
で、PS版12の裏面側を吸着していた移動移載装置1
10の吸盤168、170、172、192の吸着を解
除する。これによって、PS版12は、移動移載装置1
10から固定移載装置210へと受け渡すことができ
る。
【0175】なお、この場合、互いの吸盤168、17
0、172、192、220の吸着位置がPS版12の
表裏面でほぼ同一の位置(PS版12を挟持する位置)
とされているので、PS版12がこれらの吸盤の吸着力
によって変形する等の不具合はない。
【0176】固定移載装置210側の吸盤220(及び
/又は予備吸盤225)に吸着されたPS版12は、ロ
ッドレスシリンダ222の駆動によって支持フレーム2
16が横移動することによって、パンチ装置240に対
向される(ステップ1116)。
【0177】次に、図18に示される如く、エアーシリ
ンダ214を伸長させると、回動フレーム228は回動
するが、この状態では、PS版12は、定盤400には
至らず、水平状態で保持される。
【0178】PS版12が略水平状態となった時点で、
ロッドレスシリンダ238を駆動させることによって、
移動枠232に対して吸盤支持フレーム218を水平移
動させる。このため、PS版12は吸盤220(及び/
又は予備吸盤225)に吸着された状態のまま水平移動
する。この水平移動完了後に吸盤220による吸着を解
除すると、PS版12は、定盤400上の所定位置へ載
置される。
【0179】このように、回動フレーム228の回動後
に、吸盤支持フレーム218を水平移動させたので、P
S版12を直接定盤400上へ載置することができ、固
定移載装置210からパンチ装置240への受渡し工程
を簡略化することができる。
【0180】なお、図18に示される如く、定盤400
上流側角部に、合成樹脂製の円柱体408を取付けるこ
とにより、PS版12の垂直状態から水平状態に回転さ
せるときに撓みが生じても、直接定盤400に接触する
ようなことはなく、円柱体408に案内されるため、P
S版12の裏面(下面)に傷をつけることがない。
【0181】PS版12が定盤400に載置される場
合、PS版幅方向のパンチャー298、304は、定盤
400から引き込んでいる。また、プッシャー404、
406は共に引込み状態となっている。
【0182】このため、大サイズのPS版12が定盤4
00上に載置される場合でも、このパンチャー304、
位置決めローラ444及びプッシャー404、406と
の干渉はない。
【0183】次に、図36のフローチャートに従い、P
S版12の定盤400上での位置決め手順を説明する。
【0184】PS版12が定盤400上の所定位置に配
置されると、モータ421の駆動でプッシャー404が
載置されるPS版12に対応する位置まで移動され(ス
テップ1200)、かつプッシャー404、406は、
エアーシリンダ282の駆動によって、軸直角方向へ移
動され(ステップ1202)、PS版12を押圧する。
【0185】この押圧されたPS版12は、プッシャー
404、406により押圧される辺と対向する辺が、位
置決めローラ444に当接される。この位置決めローラ
444は、パンチャー294、304(パンチャー30
4はPS版12の搬送方向奥側のみ)と一体的に構成さ
れているため、パンチャー294、296、298、3
04によるパンチ孔穿設位置との相対位置が狂うことが
なく、正確な位置決めを行うことができる。また、セン
サー425によってPS版12の有無も確認(ステップ
1204)しているため、誤ってPS版12の存在しな
い状態で後工程の作業(穿孔作業)が行われるようなこ
とはない。
【0186】ここで、PS版12が定盤400に載置さ
れると、これらが密着して、前記プッシャー404、4
06による押圧時に大きな抵抗力を発生することがあっ
た。これは、定盤400又はPS版12に帯電する静電
気により、互いに引きつけあうことが、1つの要因とし
て考えられる。
【0187】そこで、本実施例では、定盤400に複数
の円溝402を設け、PS版12の定盤400上での平
面性を損なうことなく、かつPS版12と定盤400と
の接触面積を軽減するようにしたので、互いに引きつけ
あう力が軽減され、プッシャー404、406によるP
S版12の押圧を円滑に行うことができる。
【0188】なお、本実施例では、定盤400に複数の
円溝402を設けたが、これに限定されるものではな
く、例えば、円孔であってもよく、接触面積を小さく出
来ればよい。
【0189】PS版12の位置決め完了状態で(ステッ
プ1204の肯定判定)、定盤400に設けられた溝を
負圧とすることにより(ステップ1206)、PS版1
2を密着させて保持する。以上でPS版12の位置決め
が完了する。
【0190】この保持状態で、PS版12の搬送方向先
端にパンチャー294又は、パンチャー296によっ
て、パンチ孔が穿孔される(ステップ1208)。この
パンチ孔は、殖版装置による、焼付基準用とされると共
に輪転機へ装填するための版曲げ用基準用とされる。
【0191】ここで、パンチ屑は、固定刃436の貫通
孔を通過して定盤400の下方へ案内され、シュータ4
46、448を介して屑受け箱450、452、454
に収容される。この屑受け箱450、452、454
は、定盤400のPS版搬送方向に対して直角とされる
側面(パンチャー298、304の配設側の側面)が引
き出し口とされ、PS版搬送方向奥側の一対の屑受け箱
452、454においては、直列に連結(フック456
により連結)された状態で、それぞれ2個のパンチャー
からのパンチ屑を受け持つようになっているため、手前
側の屑受け箱452の把手452Aを把持して引き出す
ことにより、奥側の屑受け箱454も引き出すことがで
きる。これにより、定盤400の一側面から屑の廃棄作
業を行うことができ、作業性が向上する。また、屑受け
箱452、454を2分割してあるので、この引き出し
作業スペースも小さくて済む。
【0192】PS版12にパンチ孔が穿孔されると、パ
ンチャー298、304が退避されると共に定盤400
のPS版12の吸引が解除され、排出装置500のベー
ス502を定盤400上で移動させる。このとき、シリ
ンダ534を駆動させ、駆動軸534Aを円筒部536
へ案内収容させる。これにより、ベース502の正確な
位置決めが行える。
【0193】次に、エアーシリンダ516を駆動させ、
吸盤支持フレーム518を下降させ、吸盤526によっ
てPS版12を吸着する。PS版12の吸着後は、昇降
サブシリンダ528を駆動させることによって、吸盤支
持フレーム518を若干量(約4mm)上昇させる。すな
わち、パンチ孔穿設後のPS版12は、その一部がパン
チャー294、296の収容部300に収容されている
ため、このままでは、大幅な上昇は行えない。このた
め、昇降サブシリンダ528によって収容部300の周
囲と干渉しない程度上昇させ、PS版12を定盤400
から離脱させる。
【0194】このとき、前述の如く、定盤400に複数
の円溝402を設け、PS版12と定盤400との接触
面積を軽減しているので、互いに引きつけあう力が軽減
され、吸盤526によって吸着して持ち上げる際の抵抗
力が小さく、PS版12が無理に定盤400から剥離さ
れるような作用はなく、変形や傷つきが生じることがな
い。
【0195】次に、水平移動サブシリンダ510を駆動
させると、ロッドレスシリンダ508の駆動ロッド50
8Aとベース502とが相対移動して、ベース502が
若干量(約25mm)水平移動され、収容部300からPS
版12を離脱させることができる。
【0196】その後、エアーシリンダ516を駆動さ
せ、吸盤支持フレーム518を大幅に上昇させることに
より、PS版12をパンチャー294、296と何ら干
渉することなく、円滑に上方へ持上げることができる。
【0197】次に、シリンダ534の駆動軸534Aを
円筒部536から離脱させた後、ロッドレスシリンダ5
08を駆動させると、駆動ロッド508Aが移動され、
PS版12を次工程へと搬送することができる。この場
合、駆動ロッド508Aとベース502とは一体移動さ
れる。
【0198】PS版12が次工程への受け渡し位置へ至
ると、再度シリンダ534が駆動して、駆動軸534A
を伸長させる。この受け渡し位置にも円筒部536が設
けられているため、駆動軸534Aは円筒部536へ案
内収容され、所定の位置に位置決めされる。
【0199】次に、エアーシリンダ516の駆動軸51
6Aを伸長させ、かつ吸盤526、527による吸着を
解除することにより、次工程への受け渡すためのパレッ
ト600上へPS版12を容易に載置することができ
る。
【0200】この載置の際、吸盤527及びこの吸盤5
27と対向の吸盤526を先に吸着解除することによ
り、PS版12に設けられたパンチ孔がパレット600
に設けられたガイドピン602と対応(ほぼ同軸状)さ
れているため、ガイドピン602はパンチ孔へと挿入さ
れる。この場合、ガイドピン602の外径がパンチ孔の
開口径よりも若干小さいため、挿入は容易になされる。
また、この挿入の際にノズル531からエアーが噴出さ
れるため、PS版12は、ガイドピン602へ挿入され
る方向へ押圧され、さらに挿入性は向上する。その後、
他の吸盤526によるPS版12の吸着を解除すること
により、PS版12は、パレット600上の所定位置に
載置される。
【0201】このように、パレット600へPS版12
を載置する際に、ガイドピン602のパンチ孔へ挿入す
るようにしたので、パレット600上でのPS版12の
位置が常に一定となり、その後の工程(例えば殖版機)
への搬送を円滑に行うことができる。
【0202】なお、本実施例では、シート材としてPS
版(感光性平板印刷版)12を適用した例について説明
したが、本発明が適用されるシート材は、PS版に限定
するものではない。例えば、他の感光材料、紙等のシー
ト材を最表層から1枚づつ取り出すためのシート材吸着
装置に適用することができる。
【0203】
【発明の効果】以上説明した如く本発明にかかる感光性
平版印刷版移載装置は、所定位置における移動移載装置
から固定移載装置への感光性平版印刷版の受渡しを円滑
に行うことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るオートパンチング装置を示す概
略斜視図である。
【図2】本実施例に適用されたスキッドを示す斜視図で
ある。
【図3】本実施例に適用されたスキッドを示す側面図で
ある。
【図4】本実施例に係るスキッド装填部の一部を示す斜
視図である。
【図5】本実施例に係るスキッド装填部の一部を示す平
面図である。
【図6】スキッドの下部を示す正面図である。
【図7】移動移載装置の下部を示す斜視図である。
【図8】移動移載装置が走行するレール及びその近傍の
平面図である。
【図9】移動移載装置のアームを示す斜視図である。
【図10】移動移載装置の吸盤支持フレームを示す斜視
図である。
【図11】(A)、(B)、(C)は各々移動移載装置
の吸着を示す吸盤近傍の概略平面図であり、(A)は吸
着した直後、(B)は分離中、(C)は分離後を示す。
【図12】(A)、(B)は各々移動移載装置の吸着を
示す下部の吸盤近傍の概略平面図であり、(A)は吸着
直後、(B)は分離後を示す。
【図13】移動移載装置の吸盤支持フレームを示す概略
側面図である。
【図14】スキッド上のPS版の残量を検出センサの側
面図である。
【図15】操作スイッチ盤の斜視図である。
【図16】版種設定パネルの平面図である。
【図17】固定移載装置の斜視図である。
【図18】固定移載装置とパンチ装置の構成を示す概略
側面図である。
【図19】固定移載装置の吸盤支持フレーム及びその周
辺の拡大斜視図である。
【図20】移動移載装置から固定移載装置へPS版を受
け渡す状態を示す側面図である。
【図21】パンチ装置の定盤の平面図である。
【図22】図21のXXII−XXII線断面図であ
る。
【図23】定盤の下部を示す概略斜視図である。
【図24】パンチャーの側面断面図である。
【図25】定盤下部に設けられた屑受け箱近傍の斜視図
である。
【図26】屑受け箱の側面図である。
【図27】排出装置の側面図である。
【図28】排出装置の斜視図である。
【図29】排出装置の移動フレームの位置決め手段を示
す正面図である。
【図30】水平移動サブシリンダの斜視図である。
【図31】パレットへPS版を載置する場合の手順を示
し、(A)は排出装置がパレット上に移動したときの側
面図、(B)はパレット上に設けられたピンの拡大図で
ある。
【図32】排出装置の昇降サブシリンダの動作状態を示
し、(A)は上昇状態、(B)は加工状態を示す側面図
である。
【図33】移動移載装置の移動の一例を示すフローチャ
ートである。
【図34】移動移載装置によるPS版の取り出しの一例
を示すフローチャートである。
【図35】移動移載装置から固定移載装置へのPS版の
受渡し手順を示すフローチャートである。
【図36】定盤上のPS版の位置決め手順を示すフロー
チャートである。
【図37】移動移載装置の一時停止のための割込みルー
チンを示すフローチャートである。
【図38】移動移載装置の一時停止及び起動操作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
12 PS版 14 スキッド 110 移動移載装置 210 固定移載装置 197 エアーノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−158333(JP,A) 特開 昭58−188241(JP,A) 特開 昭64−64936(JP,A) 実開 昭63−31042(JP,U) 実開 昭54−152476(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性平版印刷版が立てかけられて収容
    されている複数の載置台から特定の載置台を選択し、特
    定の載置台から感光性平版印刷版を取り出すための感光
    性平版印刷版移載装置であって、 前記複数の載置台のそれぞれに対応する位置に位置決め
    可能に移動され、選択された載置台から感光性平版印刷
    版の一方の面の上側を吸盤によって吸着して感光性平版
    印刷版を持ち出し、かつ保持して所定位置へ移動する移
    動移載装置と、 前記所定位置に待機され前記移動移載装置に保持されて
    いる感光性平版印刷版の他方の面の上側及び下側を吸盤
    によって吸着して保持する固定移載装置と、 前記所定位置において移動移載装置から固定移載装置へ
    感光性平版印刷版を受け渡す際に前記固定移載装置側の
    吸盤による吸着開始及び前記移動移載装置側の吸盤によ
    る吸着解除を制御する吸着制御手段と、 前記移動移載装置に設けられ、前記吸着制御手段による
    吸着制御時に感光性平版印刷版の前記一方の面を風圧に
    よって押圧し、感光性平版印刷版の前記他方の面の下側
    を固定移載装置側の吸盤へ密着させる押圧手段と、 を有する感光性平版印刷版移載装置。
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