JP2639418B2 - シート分離装置 - Google Patents
シート分離装置Info
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- JP2639418B2 JP2639418B2 JP63064509A JP6450988A JP2639418B2 JP 2639418 B2 JP2639418 B2 JP 2639418B2 JP 63064509 A JP63064509 A JP 63064509A JP 6450988 A JP6450988 A JP 6450988A JP 2639418 B2 JP2639418 B2 JP 2639418B2
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- Japan
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- sheet
- sheets
- pallet
- separated
- locking
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)発明の属する技術分野 この発明は、例えば、パレットに多数枚重ねられたダ
ンボール箱等の折畳まれたシートを所定枚数ずつ分離す
る時に使用されるようなシート分離装置に関する。
ンボール箱等の折畳まれたシートを所定枚数ずつ分離す
る時に使用されるようなシート分離装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、上述のパレットに多数枚重ねられたシートを所
定枚数ずつ分離する装置には、例えば、シートが積重ね
られたパレットをコンベアの設定されたパレット停止位
置に搬送して停止した後、このパレット全体を昇降装置
で上昇し、上部に配設したシート分離ユニットで所定枚
数のシートを保持した後、このシート分離ユニットを移
動して装置側部のコンベアにシートを移載し、順次、パ
レット全体を昇降装置で上昇して積重ねられたシートを
上層部から所定枚数ずつ分離するシート分離装置があ
る。
定枚数ずつ分離する装置には、例えば、シートが積重ね
られたパレットをコンベアの設定されたパレット停止位
置に搬送して停止した後、このパレット全体を昇降装置
で上昇し、上部に配設したシート分離ユニットで所定枚
数のシートを保持した後、このシート分離ユニットを移
動して装置側部のコンベアにシートを移載し、順次、パ
レット全体を昇降装置で上昇して積重ねられたシートを
上層部から所定枚数ずつ分離するシート分離装置があ
る。
この従来のシート分離装置は、パレットに積重ねられ
た全シートの移載が完了後、空のパレットがパレット停
止位置に復帰するまでの降下時間の間、空のパレットが
邪魔になって次のパレットをパレット停止位置に供給す
ることがでない、この間、シート分離ユニットのシート
分離動作と、次のパレットの供給動作とを停止しなけれ
ばならず、シート分離装置の稼動効率が悪くなるという
問題点を有している。
た全シートの移載が完了後、空のパレットがパレット停
止位置に復帰するまでの降下時間の間、空のパレットが
邪魔になって次のパレットをパレット停止位置に供給す
ることがでない、この間、シート分離ユニットのシート
分離動作と、次のパレットの供給動作とを停止しなけれ
ばならず、シート分離装置の稼動効率が悪くなるという
問題点を有している。
また、積重ねられる多数枚のシートの重量に加えてパ
レット自体の重量を加算すると総重量が数百キロにもな
るので、パレット全体を昇降装置で昇降させるには、シ
ートおよびパレットを昇降するために大型の駆動モータ
や駆動機構等の大規模な昇降設備と、その昇降設備を設
置するための広い設置スペースが必要となるだけでな
く、シートを多数枚積載する程に不安定となり、昇降時
の振動でシートが荷崩れする恐れがあるので、低速でパ
レットを昇降させなければならず、作業のスピードアッ
プが図れないという問題点も有している。
レット自体の重量を加算すると総重量が数百キロにもな
るので、パレット全体を昇降装置で昇降させるには、シ
ートおよびパレットを昇降するために大型の駆動モータ
や駆動機構等の大規模な昇降設備と、その昇降設備を設
置するための広い設置スペースが必要となるだけでな
く、シートを多数枚積載する程に不安定となり、昇降時
の振動でシートが荷崩れする恐れがあるので、低速でパ
レットを昇降させなければならず、作業のスピードアッ
プが図れないという問題点も有している。
そこで特開昭48−37871号公報に開示されているよう
に、パレット上のシートの最上層部から所定枚数を把持
して分離すべく、シートの両側から付き刺す引掛針を設
けたものがある。しかしこの装置では、引掛針で突き刺
た後この引掛針によって持上げて把持するので、引掛針
に負荷がかかり、分離する枚数によっては分離が不可能
になる場合があった。また負荷がかかることから長期間
の使用に絶えず、折れないにしても引掛針が負荷によっ
て曲がることで、分離すべき所定枚数に誤差が生じるこ
とがあった。
に、パレット上のシートの最上層部から所定枚数を把持
して分離すべく、シートの両側から付き刺す引掛針を設
けたものがある。しかしこの装置では、引掛針で突き刺
た後この引掛針によって持上げて把持するので、引掛針
に負荷がかかり、分離する枚数によっては分離が不可能
になる場合があった。また負荷がかかることから長期間
の使用に絶えず、折れないにしても引掛針が負荷によっ
て曲がることで、分離すべき所定枚数に誤差が生じるこ
とがあった。
そのうえ、引掛針を両側に設けているので、折り畳ま
れたシートの両端に高低差があり、一方は所定位置に突
き刺さっても他方が上下方向に数段ずれて刺さってしま
うこともあった。特にシートが薄い場合においてはうね
りも加わるため、この欠点が著しい。
れたシートの両端に高低差があり、一方は所定位置に突
き刺さっても他方が上下方向に数段ずれて刺さってしま
うこともあった。特にシートが薄い場合においてはうね
りも加わるため、この欠点が著しい。
一方、特開昭59−217541号公報に記載のように、所定
のエッジ部長さおよび肉厚を有するシート束補助持上げ
部材で一端シート束の隅部を補助的に持上げ、この補助
持上げ部材のエッジ部に内蔵されたノズルから空気を噴
出して、上下のシート間を拡大した後に、この拡大され
たシート間の空間部に持上部駆動装置で駆動されるシー
ト束持上部材を挿入してシート束を分離すべく構成した
装置もあるが、この従来装置においては上述の束補助持
上げ部材は作業者により手動操作されるものであるから
シート分離の自動化を達成することが不可能で、しかも
上述の如きエッジ部長さおよび内部にノズルが収納され
る程の肉厚をもったシート束補助持上げ部材ではシート
が若干傾斜状に積載された場合やシートがうねり等によ
り変形している場合には確実なシート分離が可能とな
り、シートが傷付けられる可能性が大となる欠点があっ
た。
のエッジ部長さおよび肉厚を有するシート束補助持上げ
部材で一端シート束の隅部を補助的に持上げ、この補助
持上げ部材のエッジ部に内蔵されたノズルから空気を噴
出して、上下のシート間を拡大した後に、この拡大され
たシート間の空間部に持上部駆動装置で駆動されるシー
ト束持上部材を挿入してシート束を分離すべく構成した
装置もあるが、この従来装置においては上述の束補助持
上げ部材は作業者により手動操作されるものであるから
シート分離の自動化を達成することが不可能で、しかも
上述の如きエッジ部長さおよび内部にノズルが収納され
る程の肉厚をもったシート束補助持上げ部材ではシート
が若干傾斜状に積載された場合やシートがうねり等によ
り変形している場合には確実なシート分離が可能とな
り、シートが傷付けられる可能性が大となる欠点があっ
た。
さらに特開昭60−15324号公報に記載のようなデバレ
タイザもある。この装置は二列に積み重ねられた積層シ
ートの両側外方からシート挟持体が回動して左右の積層
シートの上部を挟持する構成であり、上述のシート挟持
体には必要に応じて多数の針が取付けられるが、このよ
うに左右両方向からシートを分離する構成であると、シ
ートが若干傾斜状に積載された時、あるいは、シートに
うねり等が加わって、該シートが多少変形している場合
には、左側と右側とで挟持枚数に差異が発生し、この状
態で左右からシリンダ駆動によりシート支持体が挿入さ
れるので、左側の分離枚数と右側の分離枚数とが異な
り、これをプッシャで押圧すると、シートが破損するの
で、このような装置は実用化不可能であった。
タイザもある。この装置は二列に積み重ねられた積層シ
ートの両側外方からシート挟持体が回動して左右の積層
シートの上部を挟持する構成であり、上述のシート挟持
体には必要に応じて多数の針が取付けられるが、このよ
うに左右両方向からシートを分離する構成であると、シ
ートが若干傾斜状に積載された時、あるいは、シートに
うねり等が加わって、該シートが多少変形している場合
には、左側と右側とで挟持枚数に差異が発生し、この状
態で左右からシリンダ駆動によりシート支持体が挿入さ
れるので、左側の分離枚数と右側の分離枚数とが異な
り、これをプッシャで押圧すると、シートが破損するの
で、このような装置は実用化不可能であった。
(ハ)発明が解決しようとする課題 この発明は、設備全体を連続的に稼働してシート分離
作業のスピードアップを図ることができ、しかも、設備
が大規模とならず設備が容易で、低コストで製作するこ
とができるとともに、シートの端部またはシート間の隙
間に片方のみから差込まれる係止針にてシートを分離
し、さらに、分離したシートを若干押出すことで、シー
トが若干傾斜状に積載されていても或はうねり等により
シートが多少変形していても所定枚数の分離を確実に行
なうことができるシート分離装置の提供を目的とする。
作業のスピードアップを図ることができ、しかも、設備
が大規模とならず設備が容易で、低コストで製作するこ
とができるとともに、シートの端部またはシート間の隙
間に片方のみから差込まれる係止針にてシートを分離
し、さらに、分離したシートを若干押出すことで、シー
トが若干傾斜状に積載されていても或はうねり等により
シートが多少変形していても所定枚数の分離を確実に行
なうことができるシート分離装置の提供を目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は、多数枚のシートが積重ねられたパレット
を設定されたパレット停止位置に搬送するコンベアを設
け、上記コンベアのパレット停止位置の上部に、該パレ
ット停止位置と側部のシートを移載部に設定されたシー
ト移載位置とを往復移動し、かつ、パレット停止位置に
おいて昇降するシート分離ユニットを設けると共に、上
記シート分離ユニットに、シート支持位置に水平方向に
突出して所定枚数目のシートの端部または所定枚数目の
シート間の隙間に片方のみから差込み、上昇によりシー
トの端部を持上げて支持した上部のシートと積載側下部
のシートとの間に隙間を形成し、シートの分離後元位置
に復帰する係止針と、上記係止針により形成されたシー
ト間の隙間に挿入して積載下部のシートの上面を押圧
し、シート分離後元位置に復帰するシート押え板と、前
記係止針により形成されたシート間の隙間に前記係止針
の差込み方向と同じ方向から挿入して上部のシートを分
離して支持すると共に、同挿入方向へさらに若干押出す
ことで係止針の係止を解除させ、かつ移動したシート移
載部でシートの支持を解除する一方のシート保持部材
と、上記一方のシート保持部材とシートを挟んで水平方
向の他方側で対向し、上記一方のシート保持部材が押出
した上部のシート対向端部と当接してこれを垂直に揃え
るガイド板と、前記一方のシート保持部材とシートを挟
んで水平方向の他方側で対向し、上記ガイド板が揃えた
シートを回動して支持し、かつ移動したシート移載部で
シートの支持を解除する他方のシート保持板と、前記一
方のシート保持部材と分離したシートを挟んで上部位置
で対向し、該一方のシート保持部材が支持したシートを
上面から押圧し、かつシート移載部でシートの押圧を解
除するシート押え板とを設けたシート分離装置であるこ
とを特徴とする。
を設定されたパレット停止位置に搬送するコンベアを設
け、上記コンベアのパレット停止位置の上部に、該パレ
ット停止位置と側部のシートを移載部に設定されたシー
ト移載位置とを往復移動し、かつ、パレット停止位置に
おいて昇降するシート分離ユニットを設けると共に、上
記シート分離ユニットに、シート支持位置に水平方向に
突出して所定枚数目のシートの端部または所定枚数目の
シート間の隙間に片方のみから差込み、上昇によりシー
トの端部を持上げて支持した上部のシートと積載側下部
のシートとの間に隙間を形成し、シートの分離後元位置
に復帰する係止針と、上記係止針により形成されたシー
ト間の隙間に挿入して積載下部のシートの上面を押圧
し、シート分離後元位置に復帰するシート押え板と、前
記係止針により形成されたシート間の隙間に前記係止針
の差込み方向と同じ方向から挿入して上部のシートを分
離して支持すると共に、同挿入方向へさらに若干押出す
ことで係止針の係止を解除させ、かつ移動したシート移
載部でシートの支持を解除する一方のシート保持部材
と、上記一方のシート保持部材とシートを挟んで水平方
向の他方側で対向し、上記一方のシート保持部材が押出
した上部のシート対向端部と当接してこれを垂直に揃え
るガイド板と、前記一方のシート保持部材とシートを挟
んで水平方向の他方側で対向し、上記ガイド板が揃えた
シートを回動して支持し、かつ移動したシート移載部で
シートの支持を解除する他方のシート保持板と、前記一
方のシート保持部材と分離したシートを挟んで上部位置
で対向し、該一方のシート保持部材が支持したシートを
上面から押圧し、かつシート移載部でシートの押圧を解
除するシート押え板とを設けたシート分離装置であるこ
とを特徴とする。
(ホ)作 用 この発明によれば、パレットをコンベアで搬送して、
設定されたパレット停止位置で停止する。そしてシート
分離装置を構成するシート分離ユニットを降下して、降
下を停止してから係止針をシート支持位置で突出してシ
ートの端部またはシート間の隙間に片方のみから差込
み、上昇する。この上昇によりシートの端部が持上げら
れ、保持側上部のシートと積層側下部のシートとの間に
隙間が形成される。
設定されたパレット停止位置で停止する。そしてシート
分離装置を構成するシート分離ユニットを降下して、降
下を停止してから係止針をシート支持位置で突出してシ
ートの端部またはシート間の隙間に片方のみから差込
み、上昇する。この上昇によりシートの端部が持上げら
れ、保持側上部のシートと積層側下部のシートとの間に
隙間が形成される。
係止針によって形成されたシートの隙間にシート押え
板が挿入して、下部のシートの上面を押圧して分離時に
積載シートの荷崩れを阻止し、さらに、一方のシート保
持部材がその下端部を上記シート間の隙間に挿入して、
上部のシートを分離して支持すると共に、その挿入方向
に上部のシートを押出すことで、積載下部のシートとの
分離を完全になし、同時に、上記上部のシート押出しに
より、ガイド板と当接することで、上部のシート分離に
よる姿勢の乱れを修正し整えて、他方のシート保持部材
でその下部を支持する。
板が挿入して、下部のシートの上面を押圧して分離時に
積載シートの荷崩れを阻止し、さらに、一方のシート保
持部材がその下端部を上記シート間の隙間に挿入して、
上部のシートを分離して支持すると共に、その挿入方向
に上部のシートを押出すことで、積載下部のシートとの
分離を完全になし、同時に、上記上部のシート押出しに
より、ガイド板と当接することで、上部のシート分離に
よる姿勢の乱れを修正し整えて、他方のシート保持部材
でその下部を支持する。
分離した上部のシートは、その一端側を一方のシート
保持部材と、シート押え板で挟持し、他端側をガイド板
に当接させて他方のシート保持部材とで支持した完全保
持の姿勢で、シート分離ユニットをシート移載位置に移
動して、シートの完全保持を解除する。そしてシート分
離ユニットは再びパレット係止位置に復帰してシートの
分離作業を行なう。
保持部材と、シート押え板で挟持し、他端側をガイド板
に当接させて他方のシート保持部材とで支持した完全保
持の姿勢で、シート分離ユニットをシート移載位置に移
動して、シートの完全保持を解除する。そしてシート分
離ユニットは再びパレット係止位置に復帰してシートの
分離作業を行なう。
(ヘ)発明の効果 この発明によれば、シート分離ユニットがパレット停
止位置とシート移載位置とを往復移動する時間を利用し
て、次のパレットをパレット停止位置に供給し、かつシ
ート分離ユニットはパレット停止位置に復帰して待機す
るので、パレットが供給されると同時にシート分離ユニ
ットで所定枚数のシートを即時分離保持することがで
き、設備を連続的に稼動してシートを効率よく分離し、
シート分離作業のスピードアップを図ることができる。
止位置とシート移載位置とを往復移動する時間を利用し
て、次のパレットをパレット停止位置に供給し、かつシ
ート分離ユニットはパレット停止位置に復帰して待機す
るので、パレットが供給されると同時にシート分離ユニ
ットで所定枚数のシートを即時分離保持することがで
き、設備を連続的に稼動してシートを効率よく分離し、
シート分離作業のスピードアップを図ることができる。
しかも、上述のシート分離ユニットを昇降してシート
を分離保持する構成であるので、シートが荷崩れする心
配がなく安全であり、かつパレット全体を昇降させる必
要がないため設備が大規模とならず、装置の製作が容易
で低コストで製作することができる。
を分離保持する構成であるので、シートが荷崩れする心
配がなく安全であり、かつパレット全体を昇降させる必
要がないため設備が大規模とならず、装置の製作が容易
で低コストで製作することができる。
また、シートの分離は係止針の片方のみからの差込み
と上昇とで正確な位置に隙間を形成した後、ただちにシ
ート保持部材をその隙間に挿入し、さらに、挿入方向に
若干押出し、この押出し時には下部のシートは押え板で
押えられているので、所定枚数の分離が確実で下部の積
載シートの荷崩れもなく行なえる。しかも、係止針はシ
ート保持部材が挿入される隙間を形成するだけであるの
で、従来例のように把持して移送するものと異なり、付
勢される負荷が極めて小さく、耐久性が良好で、不測の
屈曲により分離するシートの枚数に誤差が生じることも
ない。
と上昇とで正確な位置に隙間を形成した後、ただちにシ
ート保持部材をその隙間に挿入し、さらに、挿入方向に
若干押出し、この押出し時には下部のシートは押え板で
押えられているので、所定枚数の分離が確実で下部の積
載シートの荷崩れもなく行なえる。しかも、係止針はシ
ート保持部材が挿入される隙間を形成するだけであるの
で、従来例のように把持して移送するものと異なり、付
勢される負荷が極めて小さく、耐久性が良好で、不測の
屈曲により分離するシートの枚数に誤差が生じることも
ない。
さらに、係止針は従来例のように両側に設けることな
く、一方だけに設けて他ので、充分に確実な分離が行な
え、かつ部品点数の低減を図ることができると共に、従
来の装置では困難であった、うねりの加わった薄いシー
トの分離により大きく貢献する。
く、一方だけに設けて他ので、充分に確実な分離が行な
え、かつ部品点数の低減を図ることができると共に、従
来の装置では困難であった、うねりの加わった薄いシー
トの分離により大きく貢献する。
しかも、上述の係止針をシートの端部またはシートの
間の隙間に片方のみから差込んでシートを分離するの
で、シートが若干傾斜状に積載されていても或はうねり
等によりシートが多少変化していても所定枚数の分離を
正確かつ確実に行なうことができる。
間の隙間に片方のみから差込んでシートを分離するの
で、シートが若干傾斜状に積載されていても或はうねり
等によりシートが多少変化していても所定枚数の分離を
正確かつ確実に行なうことができる。
さらに、分離された上部のシートは、他端側がガイド
板に押し当てられて整えられるので、分離時に分離した
上部のシートに姿勢の乱れが生じても、これを整然と整
えることができ、さらにまた、一端側が一方のシート保
持部材とシート押え板とで挟持し、他端側がガイド板に
当接し他方のシート保持部材で支持されるので、シート
の保持が完全となり、その移動中に保持姿勢の崩れる心
配が全くなく、その結果、移送スピードを上げて高速処
理が可能となり、シート分離作業をよりスピードアップ
することができる効果がある。
板に押し当てられて整えられるので、分離時に分離した
上部のシートに姿勢の乱れが生じても、これを整然と整
えることができ、さらにまた、一端側が一方のシート保
持部材とシート押え板とで挟持し、他端側がガイド板に
当接し他方のシート保持部材で支持されるので、シート
の保持が完全となり、その移動中に保持姿勢の崩れる心
配が全くなく、その結果、移送スピードを上げて高速処
理が可能となり、シート分離作業をよりスピードアップ
することができる効果がある。
(ト)実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は多数枚積重ねられたシートを所定枚数に分離す
るシート分離装置を示し、第3図および第4図におい
て、このシート分離装置1は、例えばダンボール箱等の
折畳まれたシート2をパレット3に多数枚積重ねて、こ
の多数枚のシート2が積重ねられたパレット3を、パレ
ット搬送コンベア4に移載して順次搬送し、搬送途中の
設定されたパレット停止位置にパレット3を停止した
後、このパレット停止位置の上部に配設したシート分離
ユニット5を昇降して、パレット3に積重ねられたシー
ト2を上層部より所定枚数ずつ分離保持すると共に、こ
のシート分離ユニット5を上昇した位置で水平方向に移
動させ、上昇位置側部に配設したシート搬送コンベア6
上のシート移載位置で保持を解除して全シート2…を移
載し、シート移送装置7へ搬送する。
るシート分離装置を示し、第3図および第4図におい
て、このシート分離装置1は、例えばダンボール箱等の
折畳まれたシート2をパレット3に多数枚積重ねて、こ
の多数枚のシート2が積重ねられたパレット3を、パレ
ット搬送コンベア4に移載して順次搬送し、搬送途中の
設定されたパレット停止位置にパレット3を停止した
後、このパレット停止位置の上部に配設したシート分離
ユニット5を昇降して、パレット3に積重ねられたシー
ト2を上層部より所定枚数ずつ分離保持すると共に、こ
のシート分離ユニット5を上昇した位置で水平方向に移
動させ、上昇位置側部に配設したシート搬送コンベア6
上のシート移載位置で保持を解除して全シート2…を移
載し、シート移送装置7へ搬送する。
上述のパレット搬送コンベア4は、搬送方向の前後段
に軸支した各スプロケット8,8にチェーン9を架設する
と共に、一方のスプロケット8を駆動モータ10の駆動力
により各プーリ11,11およびベルト12を介して搬送方向
(矢印方向)へ回転して、パレット搬送コンベア4に移
載されたパレット3を後段側(第3図の右側)へ順次搬
送する。
に軸支した各スプロケット8,8にチェーン9を架設する
と共に、一方のスプロケット8を駆動モータ10の駆動力
により各プーリ11,11およびベルト12を介して搬送方向
(矢印方向)へ回転して、パレット搬送コンベア4に移
載されたパレット3を後段側(第3図の右側)へ順次搬
送する。
なお、上述のパレット3は、パレット搬送コンベア4
の搬送面上に配設された光電センサ(図示省略)でパレ
ット3を検知し、この光電センサより出力される停止指
令信号に基づいて駆動モータ10の停止またはストッパ
(図示省略)を搬送面上に出没して、シート分離ユニッ
ト5の降下位置と対応するパレット停止位置にパレット
3を停止させる。
の搬送面上に配設された光電センサ(図示省略)でパレ
ット3を検知し、この光電センサより出力される停止指
令信号に基づいて駆動モータ10の停止またはストッパ
(図示省略)を搬送面上に出没して、シート分離ユニッ
ト5の降下位置と対応するパレット停止位置にパレット
3を停止させる。
一方、パレット搬送コンベア4の後段側に搬送された
空のパレット3は、下部に配設されたリフトアップ装置
13で順次持上げられると共に、このリフトアップ装置13
の昇降と連動して開閉駆動される各パレット載置台14…
に、先に載置された空のパレット3を順次持上げて載置
する。
空のパレット3は、下部に配設されたリフトアップ装置
13で順次持上げられると共に、このリフトアップ装置13
の昇降と連動して開閉駆動される各パレット載置台14…
に、先に載置された空のパレット3を順次持上げて載置
する。
前述のシート分離装置1は、第1図および第2図にも
示すように、パレット搬送コンベア4のパレット停止位
置の両側部に立設した各支持フレーム15,15間に昇降フ
レーム16を水平に架設し、この昇降フレーム16の前面
部、すなわちパレット搬送コンベア4のパレット停止位
置と対応する側にシート分離ユニット5を水平に支持し
ている。
示すように、パレット搬送コンベア4のパレット停止位
置の両側部に立設した各支持フレーム15,15間に昇降フ
レーム16を水平に架設し、この昇降フレーム16の前面
部、すなわちパレット搬送コンベア4のパレット停止位
置と対応する側にシート分離ユニット5を水平に支持し
ている。
上述の昇降フレーム16は、各支持フレーム15,15に沿
って上下方向に架設した各ガイドレール17,17に、各ブ
ラケット18,18および各ガイドローラ19…を介して昇降
フレーム16の両端部を昇降自在に取付けている。
って上下方向に架設した各ガイドレール17,17に、各ブ
ラケット18,18および各ガイドローラ19…を介して昇降
フレーム16の両端部を昇降自在に取付けている。
さらに、各支持フレーム15,15の対向面側であって、
パレット搬送コンベア4の搬送面より下部位置に軸支し
た各スプロケット20,20と、後述するシート搬送コンベ
ア6の搬送面より上部位置に軸支した各スプロケット2
1,21とに架設した各チェーン22,22の端部を昇降フレー
ム16の背面部に固定している。
パレット搬送コンベア4の搬送面より下部位置に軸支し
た各スプロケット20,20と、後述するシート搬送コンベ
ア6の搬送面より上部位置に軸支した各スプロケット2
1,21とに架設した各チェーン22,22の端部を昇降フレー
ム16の背面部に固定している。
さらにまた、上部のスプロケット21と同軸上に固定し
たスプロケット23と、支持フレーム15上部に固定した駆
動モータ24のスプロケット24aと、変速機25の各スプロ
ケット25a,25bとに各チェーン25c,25cをそれぞれ架設し
て、この駆動モータ24の駆動力により各チェーン22,22
を正逆回転することで、昇降フレーム16に取付けたシー
ト分離ユニット5を、パレット3上の最下層部のシート
2を保持する降下位置と、上層部のシート2を保持する
待機位置とに昇降する。
たスプロケット23と、支持フレーム15上部に固定した駆
動モータ24のスプロケット24aと、変速機25の各スプロ
ケット25a,25bとに各チェーン25c,25cをそれぞれ架設し
て、この駆動モータ24の駆動力により各チェーン22,22
を正逆回転することで、昇降フレーム16に取付けたシー
ト分離ユニット5を、パレット3上の最下層部のシート
2を保持する降下位置と、上層部のシート2を保持する
待機位置とに昇降する。
前述のシート分離ユニット5は、上述の昇降フレーム
16の前面部であって、上下位置にそれぞれ架設した各ガ
イドレール26,26に、各ブラケット27,27および各ガイド
ローラ28を介してユニット本体29の基端部を摺動自在に
取付けると共に、下部のガイドレール26の下面側に刻設
したラック30に、ユニット本体29の基端部一側に固定さ
れた駆動モータ31(変速機内蔵型)のギヤ32(いわゆる
ピニオン)を噛合して、この駆動モータ31の駆動力によ
りシート分離ユニット5を、パレット搬送コンベア4の
パレット停止位置と、シート搬送コンベア6のシート移
載位置とに水平移動する。
16の前面部であって、上下位置にそれぞれ架設した各ガ
イドレール26,26に、各ブラケット27,27および各ガイド
ローラ28を介してユニット本体29の基端部を摺動自在に
取付けると共に、下部のガイドレール26の下面側に刻設
したラック30に、ユニット本体29の基端部一側に固定さ
れた駆動モータ31(変速機内蔵型)のギヤ32(いわゆる
ピニオン)を噛合して、この駆動モータ31の駆動力によ
りシート分離ユニット5を、パレット搬送コンベア4の
パレット停止位置と、シート搬送コンベア6のシート移
載位置とに水平移動する。
なお、上述のシート分離ユニット5は、各設定された
停止位置にストッパまたはリミットスイッチ等の位置決
め手段、あるいはガイドレール26のラック30と駆動モー
タ31のギヤ32(いわゆるピニオン)との噛合により移動
量を検出して停止する。
停止位置にストッパまたはリミットスイッチ等の位置決
め手段、あるいはガイドレール26のラック30と駆動モー
タ31のギヤ32(いわゆるピニオン)との噛合により移動
量を検出して停止する。
上述のユニット本体29には、基端部両側に軸支された
各支軸33,33の端部に各シート保持板34…の基端部を固
定し、この各シート保持板34…の下端部をシート2の下
面側へL字形に屈曲すると共に、各支軸33,33に固定さ
れた各支持片35,35には、上部に配設した各エアシリン
ダ36,36のピストンロッドを枢着して、各エアシリンダ3
6,36の同期作動で、各シート保持板34…の下端部をシー
ト2の端部を水平より若干持上げて支持する支持位置
と、垂直より後方の待機位置とに回動する。
各支軸33,33の端部に各シート保持板34…の基端部を固
定し、この各シート保持板34…の下端部をシート2の下
面側へL字形に屈曲すると共に、各支軸33,33に固定さ
れた各支持片35,35には、上部に配設した各エアシリン
ダ36,36のピストンロッドを枢着して、各エアシリンダ3
6,36の同期作動で、各シート保持板34…の下端部をシー
ト2の端部を水平より若干持上げて支持する支持位置
と、垂直より後方の待機位置とに回動する。
さらに、このユニット本体29の両側部に、シート2の
上面に対向して各シート押え板37,37をそれぞれ垂設
し、ユニット本体29の上部両側に立設した各エアシリン
ダ38,38のピストンロッドを各シート押え板37,37の上面
に固定して、各エアシリンダ38,38の同期作動でシート
2を押圧する垂直方向に昇降する。
上面に対向して各シート押え板37,37をそれぞれ垂設
し、ユニット本体29の上部両側に立設した各エアシリン
ダ38,38のピストンロッドを各シート押え板37,37の上面
に固定して、各エアシリンダ38,38の同期作動でシート
2を押圧する垂直方向に昇降する。
一方、ユニット本体29の先端部には、この先端部下面
に取付けたブラケット39の両側部に各支持杆40,40を垂
設し、この支持杆40,40の下端部には各シート保持板41,
41を軸支すると共に、ブラケット39の背面側に垂設した
各エアシリンダ42,42のピストンロッドを各シート保持
板41,41の基端部に枢着して、各エアシリンダ42,42の同
期作動で、各シート保持板41,41の下端部を、前述の各
シート保持板34…と対応した水平位置と略垂直の待機位
置とに回動し、また、各支持杆40,40にはシート2の端
部と対向する内側位置に各ガイド板43,43を垂直に固定
している。
に取付けたブラケット39の両側部に各支持杆40,40を垂
設し、この支持杆40,40の下端部には各シート保持板41,
41を軸支すると共に、ブラケット39の背面側に垂設した
各エアシリンダ42,42のピストンロッドを各シート保持
板41,41の基端部に枢着して、各エアシリンダ42,42の同
期作動で、各シート保持板41,41の下端部を、前述の各
シート保持板34…と対応した水平位置と略垂直の待機位
置とに回動し、また、各支持杆40,40にはシート2の端
部と対向する内側位置に各ガイド板43,43を垂直に固定
している。
なお、上述のブラケット39は、ユニット本体29に沿っ
て架設したガイド軸44と、下面両側に形成した各ガイド
溝45,45とに摺動可能に取付けられ、シート2のサイズ
と対応した位置にクランプレバー46により摺動位置が固
定される。
て架設したガイド軸44と、下面両側に形成した各ガイド
溝45,45とに摺動可能に取付けられ、シート2のサイズ
と対応した位置にクランプレバー46により摺動位置が固
定される。
さらに、前述のユニット本体29の基端部下面には、下
面中央部に配設したエアシリンダ47のピストンロッド
を、各シート保持板34…の待機位置よりも後方位置で取
付け板48の平面中央部に固定し、この両側位置に固定し
た各ガイド軸49,49を基端部下面に固定したブラケット5
0に挿通して、エアシリンダ47の作動により摺動する。
面中央部に配設したエアシリンダ47のピストンロッド
を、各シート保持板34…の待機位置よりも後方位置で取
付け板48の平面中央部に固定し、この両側位置に固定し
た各ガイド軸49,49を基端部下面に固定したブラケット5
0に挿通して、エアシリンダ47の作動により摺動する。
上述の取付け板48には、前述のユニット本体29に軸支
された各シート保持板34…の間であって、両側部に垂設
した各支持杆51,51の下端部に各シート押え板52,52の基
端部を軸支し、この各シート押え板52,52の遊端部をシ
ート2の上面側へ若干屈曲すると共に、各支持杆51,51
の背面側に配設した各エアシリンダ53,53のピストンロ
ッドを各シート押え板52,52の基端部に枢着して、各エ
アシリンダ53,53の同期作動で、各シート押え板52,52の
上端部を鉛直に起立した待機位置と、シート2の上面を
押圧する方向とに回動する。
された各シート保持板34…の間であって、両側部に垂設
した各支持杆51,51の下端部に各シート押え板52,52の基
端部を軸支し、この各シート押え板52,52の遊端部をシ
ート2の上面側へ若干屈曲すると共に、各支持杆51,51
の背面側に配設した各エアシリンダ53,53のピストンロ
ッドを各シート押え板52,52の基端部に枢着して、各エ
アシリンダ53,53の同期作動で、各シート押え板52,52の
上端部を鉛直に起立した待機位置と、シート2の上面を
押圧する方向とに回動する。
さらに、前述の各シート保持板34…のシート支持位
置、すなわち、設定された所定枚数目のシート2の端部
に対向して各支持杆51,51の垂直面に各係止針54,54を水
平に突設している。
置、すなわち、設定された所定枚数目のシート2の端部
に対向して各支持杆51,51の垂直面に各係止針54,54を水
平に突設している。
なお、前述のユニット本体29の先端部と基端部とに垂
設した各支持杆40,51には、投光器と受光器から構成さ
れる各光電センサ55…を相対向する位置、すなわち、シ
ート保持板34とシート保持板41とによるシート支持位置
より所定枚数の全シート2…の厚みを隔てた高さ位置に
それぞれ配設し、この各光電センサ55…は、シート分離
ユニット5の降下時にパレット3に積重ねられた最上層
部のシート2を検知することで、駆動モータ24に停止指
令信号を出力してシート分離ユニット5を即時停止す
る。
設した各支持杆40,51には、投光器と受光器から構成さ
れる各光電センサ55…を相対向する位置、すなわち、シ
ート保持板34とシート保持板41とによるシート支持位置
より所定枚数の全シート2…の厚みを隔てた高さ位置に
それぞれ配設し、この各光電センサ55…は、シート分離
ユニット5の降下時にパレット3に積重ねられた最上層
部のシート2を検知することで、駆動モータ24に停止指
令信号を出力してシート分離ユニット5を即時停止す
る。
前述のシート移載装置7は、第4図にも示すように、
搬送方向の前後段に軸支した各スプロケット56,56にチ
ェーン57を架設し、このチェーン57にプッシャ板58を固
定してシート搬送コンベア6を構成すると共に、一方の
スプロケット56を下部に配設した駆動モータ59の駆動力
により各プーリ60,60およびベルト61を介して搬送方向
(矢印方向)へ回転する。
搬送方向の前後段に軸支した各スプロケット56,56にチ
ェーン57を架設し、このチェーン57にプッシャ板58を固
定してシート搬送コンベア6を構成すると共に、一方の
スプロケット56を下部に配設した駆動モータ59の駆動力
により各プーリ60,60およびベルト61を介して搬送方向
(矢印方向)へ回転する。
このシート搬送コンベア6の搬送と、装置上部に配設
したフック62…の係止した状態での移動とにより、後段
側に軸支された送出ローラ(図示省略)と、箱受け板
(図示省略)との上に移載され、送出ローラの積極的な
送出により降下する各シート2…の端部を揃えて移載面
63に移載する。
したフック62…の係止した状態での移動とにより、後段
側に軸支された送出ローラ(図示省略)と、箱受け板
(図示省略)との上に移載され、送出ローラの積極的な
送出により降下する各シート2…の端部を揃えて移載面
63に移載する。
図示実施例は上記の如く構成するものにして以下作用
を説明する。
を説明する。
第3図にも示すように、シート2が積重ねられたパレ
ット3をパレット搬送コンベア4で搬送し、このパレッ
ト搬送コンベア4の設定されたパレット停止位置にパレ
ット3を停止した後、この上部に待機させたシート分離
ユニット5を昇降して、パレット3に積重ねられたシー
ト2を上層部より所定枚数づつ分離保持する。
ット3をパレット搬送コンベア4で搬送し、このパレッ
ト搬送コンベア4の設定されたパレット停止位置にパレ
ット3を停止した後、この上部に待機させたシート分離
ユニット5を昇降して、パレット3に積重ねられたシー
ト2を上層部より所定枚数づつ分離保持する。
すなわち、第1図に示すように、シート分離ユニット
5を降下すると最上層部の一枚目のシート2を各光電セ
ンサ55…が検知し、この検知に基づいて駆動モータ24に
停止指令信号を出力してシート分離ユニット5の降下を
即時停止する。
5を降下すると最上層部の一枚目のシート2を各光電セ
ンサ55…が検知し、この検知に基づいて駆動モータ24に
停止指令信号を出力してシート分離ユニット5の降下を
即時停止する。
次に、第5図の(イ)にも示すように、ユニット本体
29の基端部下部に配設した各係止針54,54を所定枚数目
のシート2の端部または隙間にその片方のみから差込
み、同時に、この各係止針54,54を突設した各支持杆51,
51の垂直面をシート2の端部に当接して垂直に揃え、各
係止針54,54を差込んだままシート分離ユニット5を上
昇させてシート2の端部を持上げ、保持側上部のシート
2と積載側下部のシート2との間に隙間を形成する。
29の基端部下部に配設した各係止針54,54を所定枚数目
のシート2の端部または隙間にその片方のみから差込
み、同時に、この各係止針54,54を突設した各支持杆51,
51の垂直面をシート2の端部に当接して垂直に揃え、各
係止針54,54を差込んだままシート分離ユニット5を上
昇させてシート2の端部を持上げ、保持側上部のシート
2と積載側下部のシート2との間に隙間を形成する。
同時に、第5図の(ロ)に示すように、基端部両側に
軸支した各シート保持板34…を回動して、各下端部をシ
ート2とシート2との間の上記隙間に挿入し、かつ基端
部両側に軸支した各シート押え板52,52を回動して、各
遊端部を下側のシート2の上面に押し当てながら、第5
図の(ハ)に示すように、各シート保持板34…の下端部
でシート2の端部を支持すると共に、所定枚数の全シー
ト2…をユニット本体29の先端部側へ若干ずらせる。
軸支した各シート保持板34…を回動して、各下端部をシ
ート2とシート2との間の上記隙間に挿入し、かつ基端
部両側に軸支した各シート押え板52,52を回動して、各
遊端部を下側のシート2の上面に押し当てながら、第5
図の(ハ)に示すように、各シート保持板34…の下端部
でシート2の端部を支持すると共に、所定枚数の全シー
ト2…をユニット本体29の先端部側へ若干ずらせる。
この全シート2…の先端部側への移動により各係止針
54,54がシート2より引抜かれ、各係止針54,54は再び待
機位置に復帰する。
54,54がシート2より引抜かれ、各係止針54,54は再び待
機位置に復帰する。
一方、ユニット本体29の先端部に軸支した各シート保
持板41,41を水平位置に回動して、先端部側へ位置ずれ
されたシート2の他端側下面を支持し、同時に、各ガイ
ド板43,43にシート2の端部が当接して垂直に揃えられ
る。
持板41,41を水平位置に回動して、先端部側へ位置ずれ
されたシート2の他端側下面を支持し、同時に、各ガイ
ド板43,43にシート2の端部が当接して垂直に揃えられ
る。
この後、ユニット本体29の両側部に垂設した各シート
押え板37,37を降下して、各シート保持板34…の下端部
で支持されているシート2の上面を押圧して保持する。
押え板37,37を降下して、各シート保持板34…の下端部
で支持されているシート2の上面を押圧して保持する。
そして、各シート保持板34…の下端部でシート2を若
干上方へ湾曲した状態に支持して、自重によるシート2
の中央部の撓みを水平に修正し、各シート保持板34…と
各シート保持板41…とで所定枚数のシート2を分離保持
したまま、シート分離ユニット5を上昇した待機位置に
停止した後、このシート分離ユニット5を水平方向に移
動して、装置側部に配設したシート搬送コンベア6上の
シート移載位置に停止させる。
干上方へ湾曲した状態に支持して、自重によるシート2
の中央部の撓みを水平に修正し、各シート保持板34…と
各シート保持板41…とで所定枚数のシート2を分離保持
したまま、シート分離ユニット5を上昇した待機位置に
停止した後、このシート分離ユニット5を水平方向に移
動して、装置側部に配設したシート搬送コンベア6上の
シート移載位置に停止させる。
この後、ユニット本体29の基端部に軸支した各シート
保持板34…と、先端部に軸支した各シート保持板41…と
を待機位置に回動して、所定枚数の全シート2…をシー
ト搬送コンベア6に移載すると、全シート2…はシート
移載装置7へ搬送された後、全シート2…の端部を揃え
て移載面63に移載される。
保持板34…と、先端部に軸支した各シート保持板41…と
を待機位置に回動して、所定枚数の全シート2…をシー
ト搬送コンベア6に移載すると、全シート2…はシート
移載装置7へ搬送された後、全シート2…の端部を揃え
て移載面63に移載される。
一方、このシート分離ユニット5の水平移動時には、
パレット搬送コンベア4により次のパレット3がパレッ
ト停止位置に供給され、このパレット停止位置の上部に
復帰したシート分離ユニット5は、パレットに積重ねら
れた上層部の所定枚数のシート2を即時分離保持して、
側部のシート搬送コンベア6に水平移動して移載する。
パレット搬送コンベア4により次のパレット3がパレッ
ト停止位置に供給され、このパレット停止位置の上部に
復帰したシート分離ユニット5は、パレットに積重ねら
れた上層部の所定枚数のシート2を即時分離保持して、
側部のシート搬送コンベア6に水平移動して移載する。
なお、上述のシート2は例えば箱開口装置(図示省
略)に搬送した後、吸着手段等により箱形態に開口され
物品の箱詰等に利用される。
略)に搬送した後、吸着手段等により箱形態に開口され
物品の箱詰等に利用される。
このようにシート分離ユニット5が水平方向に往復移
動する時間を利用して、次のシート2が積重ねられたパ
レット3をシート分離ユニット5の下部、すなわちパレ
ット停止位置に供給し、かつシート2の移載後直ぐにシ
ート分離ユニット5は待機位置、すなわちパレッ停止位
置の上部に復帰するので、パレット3が供給されると同
時に、積重ねられたシート2をシート分離ユニット5で
即時分離保持することができ、装置の動作に無駄がな
く、設備を連続的に稼動してパレット3上のシート2を
効率よく分離し、シート分離作業のスピードアップを図
ることができる。
動する時間を利用して、次のシート2が積重ねられたパ
レット3をシート分離ユニット5の下部、すなわちパレ
ット停止位置に供給し、かつシート2の移載後直ぐにシ
ート分離ユニット5は待機位置、すなわちパレッ停止位
置の上部に復帰するので、パレット3が供給されると同
時に、積重ねられたシート2をシート分離ユニット5で
即時分離保持することができ、装置の動作に無駄がな
く、設備を連続的に稼動してパレット3上のシート2を
効率よく分離し、シート分離作業のスピードアップを図
ることができる。
しかも、上述のシート分離ユニット5を昇降してシー
ト2を分離保持する構成であるので、シート2が荷崩れ
する心配がなく安全であり、かつパレット3の全体を昇
降させる必要がないため設備が大規模とならず、装置の
製作が容易で低コストで製作することができる。
ト2を分離保持する構成であるので、シート2が荷崩れ
する心配がなく安全であり、かつパレット3の全体を昇
降させる必要がないため設備が大規模とならず、装置の
製作が容易で低コストで製作することができる。
さらに、上述の各シート保持板34…の下端部を、シー
ト2を水平に支持する位置よりも若干上側へ折曲げてお
くことで、積極的に全シート2…の中央部を上方へ湾曲
させた状態に支持して、自重によるシート2の中央部の
撓みを水平に修正するので、シート2をスムーズに移動
して移載することができる。
ト2を水平に支持する位置よりも若干上側へ折曲げてお
くことで、積極的に全シート2…の中央部を上方へ湾曲
させた状態に支持して、自重によるシート2の中央部の
撓みを水平に修正するので、シート2をスムーズに移動
して移載することができる。
また、シート2の分離は係止針54の片方のみからの差
込みとシート分離ユニット5による上昇とで正確な位置
に隙間を形成した後、直ちにシート保持板34を挿入して
行なうので、所定枚数の正確な分離が確実に行なえる。
しかも、係止針54は保持板34が挿入される隙間を形成す
るだけであるので、かかる負荷は極めて小さく、耐久性
が良好で、不測の屈曲により分離するシート2の枚数の
誤差が生じることはなく、全くミスのない分離が行なえ
る。
込みとシート分離ユニット5による上昇とで正確な位置
に隙間を形成した後、直ちにシート保持板34を挿入して
行なうので、所定枚数の正確な分離が確実に行なえる。
しかも、係止針54は保持板34が挿入される隙間を形成す
るだけであるので、かかる負荷は極めて小さく、耐久性
が良好で、不測の屈曲により分離するシート2の枚数の
誤差が生じることはなく、全くミスのない分離が行なえ
る。
さらに、係止針54は一方だけに設けているので、部品
点数の低減を図ることができると共に、従来は困難であ
った、うねりの加わった薄いシート2の分離もより確実
である。
点数の低減を図ることができると共に、従来は困難であ
った、うねりの加わった薄いシート2の分離もより確実
である。
しかも上述の制御手段(エアシリンダ47参照)により
可動制御される係止針54をシート2の端部またはシート
2,2間の隙間にその片方のみから差込んでシート2を分
離するので、シート2が若干傾斜状に積載されていても
或はうねり等によりシート2が多少変形していても所定
枚数の分離を正確かつ確実に行なうことができると共
に、シート分離の自動化を達成することができる効果が
ある。
可動制御される係止針54をシート2の端部またはシート
2,2間の隙間にその片方のみから差込んでシート2を分
離するので、シート2が若干傾斜状に積載されていても
或はうねり等によりシート2が多少変形していても所定
枚数の分離を正確かつ確実に行なうことができると共
に、シート分離の自動化を達成することができる効果が
ある。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明のシート移載部は、実施例のシート搬送コン
ベア6に対応し、 以下同様に、 シート保持部材は、シート保持板34,41に対応する
も、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
ベア6に対応し、 以下同様に、 シート保持部材は、シート保持板34,41に対応する
も、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
例えば、上述の各シート保持板34…をエアシリンダ
(図示省略)で水平方向に移動してシート2の端部を支
持してもよい。
(図示省略)で水平方向に移動してシート2の端部を支
持してもよい。
図面はこの発明の一実施例を示し、 第1図はシート分離装置の側面図、 第2図はシート分離装置の平面図、 第3図は分離装置全体を示す側面図、 第4図は分離装置のシート分離部を示す正面図、 第5図の(イ)〜(ハ)は本実施例の装置による分離動
作の説明図である。 2……シート、3……パレット 4……パレット搬送コンベア、5……シート分離ユニッ
ト 6……シート搬送コンベア、34,41……シート保持板 37,52……シート押え板、43……ガイド板 54……係止針
作の説明図である。 2……シート、3……パレット 4……パレット搬送コンベア、5……シート分離ユニッ
ト 6……シート搬送コンベア、34,41……シート保持板 37,52……シート押え板、43……ガイド板 54……係止針
Claims (1)
- 【請求項1】多数枚のシート(2)が積重ねられたパレ
ット(3)を設定されたパレット停止位置に搬送するコ
ンベア(4)を設け、 上記コンベア(4)のパレット停止位置の上部に、該パ
レット停止位置と側部のシート移載部(6)に設定され
たシート移載装置とを往復移動し、かつ、パレット停止
位置において昇降するシート分離ユニット(5)を設け
ると共に、 上記シート分離ユニット(5)に、シート支持位置に水
平方向に突出して所定枚数目のシート(2)の端部また
は所定枚数目のシート(2,2)間の隙間に片方のみから
差込み、上昇によりシート(2)の端部を持上げて支持
した上部のシート(2)と積載側下部のシート(2)と
の間に隙間を形成し、シート(2)の分離後元位置に復
帰する係止針(54)と、 上記係止針(54)により形成されたシート(2,2)間の
隙間に挿入して積載下部のシート(2)の上面を押圧
し、シート(2)分離後元位置に復帰するシート押え板
(52)と、 前記係止針(54)により形成されたシート(2,2)間の
隙間に前記係止針(54)の差込み方向と同じ方向から挿
入して上部のシート(2)を分離して支持すると共に、
同挿入方向へさらに若干押出すことで係止針(54)の係
止を解除させ、かつ移動したシート移載部(6)でシー
ト(2)の支持を解除する一方のシート保持部材(34)
と、 上記一方のシート保持部材(34)とシート(2)を挟ん
で水平方向の他方側で対向し、上記一方のシート保持部
材(34)が押出した上部のシート(2)の対向端部と当
接してこれを垂直に揃えるガイド板(43)と、前記一方
のシート保持部材(34)とシート(2)を挟んで水平方
向の他方側で対向し、上記ガイド板(43)が揃えたシー
ト(2)を回動して支持し、かつ移動したシート移載部
(6)でシート(2)の支持を解除する他方のシート保
持板(41)と、 前記一方のシート保持部材(34)と分離したシート
(2)を挟んで上部位置で対向し、該一方のシート保持
部材(34)が支持したシート(2)を上面から押圧し、
かつシート移載部(6)でシートの押圧を解除するシー
ト押え板(37)とを設けた シート分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63064509A JP2639418B2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | シート分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 1988-03-16 JP JP63064509A patent/JP2639418B2/ja not_active Expired - Lifetime
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