JPH06239493A - シート材残量検出装置 - Google Patents

シート材残量検出装置

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Publication number
JPH06239493A
JPH06239493A JP5024524A JP2452493A JPH06239493A JP H06239493 A JPH06239493 A JP H06239493A JP 5024524 A JP5024524 A JP 5024524A JP 2452493 A JP2452493 A JP 2452493A JP H06239493 A JPH06239493 A JP H06239493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
sheet material
skid
detecting means
remaining amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP5024524A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Nishiyama
幹雄 西山
Keiichi Fujimoto
圭一 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で正確にシート材の残量を検出す
る。 【構成】 スキッド14に積層されたPS版12には、
吸盤172、192等が取付けられた吸盤支持フレーム
160が対向するようになっている。この吸盤支持フレ
ームには、PS版の表面に対向するエアーシリンダ5
1、52とPS版の周囲の背板22に対向するエアーシ
リンダ53が取付けられている。エアーシリンダ53
は、先端のブロック55がエアーシリンダ51の先端の
ブロックより所定残量のPS版の厚さだけ突出している
(突出量の差X)。このため、吸盤支持フレームがPS
版の表面に接近して、エアーシリンダ51のブロックが
PS版の表面に当接するより先に、エアーシリンダ53
のブロックが背板に当接したときは、スキッド上のPS
版の残量が所定量以下であると判断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層されたシート材を
最上層から引き出しシート材供給装置において、シート
材の所定残量を検出するシート材残量検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、新聞の輪転機等に使用される感
光性平版印刷版は、印刷版載置台に多数枚層状に搭載さ
れている。この感光性平版印刷版へ画像を焼付ける版材
焼付装置へ感光性平版印刷版を供給する場合、吸盤によ
って感光性平版印刷版の表面を吸着保持して、印刷版載
置台から排出し、版材焼付装置へ順次供給する枚葉装置
が設けられたものがある。
【0003】枚葉装置は、エアーシリンダの駆動によっ
て吸盤を感光性平版印刷版へ接近当接させ、さらに、吸
盤へ負圧を供給することによって感光性平版印刷版を吸
着するようになっている。また、印刷版載置台上の感光
性平版印刷版の残量の検出は、吸盤を感光性平版印刷版
の表面へ当接させるまでのエアーシリンダの駆動軸の伸
び量を検知し、この伸び量が一定値以上となった場合
に、感光性平版印刷版の残量が所定値より少なくなった
と判断するものがある。これによって、作業員は、感光
性平版印刷版を搭載した印刷版載置台の装填の準備を行
うようにしている。
【0004】一方、版材焼付装置へ供給される感光性平
版印刷版のサイズは数種類用意されており、版材焼付装
置で焼付けられる原稿フィルムに対応したサイズのもの
が、版材焼付装置へ供給されるようになっている。版材
焼付装置へ供給する感光性平版印刷版のサイズを変更す
る場合は、供給装置へ対応するサイズの感光性平版印刷
版を搭載した印刷版載置台に入れ替える等の作業を行う
ようにしている。
【0005】近年、感光性平版印刷版の焼付工程の自動
化が検討されている。これに伴って、版材焼付装置へ感
光性平版印刷版を供給する供給装置は、複数の印刷版載
置台を装填して、この印刷版搭載台の中から必要なサイ
ズの感光性平版印刷版を選んで供給するものが検討され
ている。この供給装置としては、1台の枚葉装置を複数
の印刷版載置台の間を移動させ、所定サイズの感光性平
版印刷版を吸着して版材焼付装置へ供給するものがあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1台の
枚葉装置を複数の印刷版載置台の間を移動させたとき、
枚葉装置を移動する毎に、エアーシリンダの駆動軸の原
点を、印刷版載置台に正確に位置合わせすることが困難
である。エアーシリンダの駆動原点が異なると、エアー
シリンダの駆動軸の伸び量によって印刷版載置台に搭載
された感光性平版印刷版の残量を常に正確に検出するこ
とができないという問題がある。
【0007】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
で、積層されたシート材の残量が所定未満になたことを
簡単に検出することができるシート材残量検出装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
シート材材料検出装置は、載置台の載置板上に積層され
たシート材の残量を検出するシート材残量検出装置であ
って、前記シート材に対向して配置されシート材に所定
の距離まで接近したときに作動する第1の検出手段と、
前記シート材の周囲の前記載置台の載置板に対向しかつ
所定残量のシート材の厚さだけ前記第1の検出手段より
所定間隔突出して配置され第1の検出手段と共にシート
材への接近方向へ移動し載置台の載置板に所定の距離ま
で接近したときに作動する第2の検出手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係るシート材残量検出
装置は、載置台の載置板上に積層されたシート材の残量
を検出するシート材残量検出装置であって、前記シート
材に対向して配置されシート材の表面に当接したときに
作動する第1の検出手段と、前記シート材の周囲の前記
載置台の載置板に対向しかつ所定残量のシート材の厚さ
だけ前記第1の検出手段より所定間隔突出して配置され
第1の検出手段と共にシート材の接近方向へ移動し載置
台の載置板に当接したときに作動する第2の検出手段
と、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段の作動タ
イミングの差から前記シート材の残量を判別する判別手
段と、を有することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3に係るシート材残量検出
装置は、請求項2のシート材残量検出装置であって、前
記第1の検出手段と前記第2の検出手段を当接手段とエ
アーシリンダ都によって構成し、前記当接手段が前記シ
ート材又は前記載置台の載置板に当接することによって
収縮する前記エアーシリンダの駆動軸によって前記シー
ト材の残量を判別することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に記載のシート材残量検出装
置は、シート材の表面に対向する第1の検出手段と、載
置台の載置板に対向する第2の検出手段とを同時に載置
台に接近させる。第1の検出手段と第2の検出手段と
は、第2の検出手段が第1の検出手段より所定残量のシ
ート材の厚さだけ突出している。これによって、第1の
検出手段がシート材を先に検出したときは、所定の残量
よりシート材の残量が多いと判定し、また、第1の検出
手段より先に第2の検出手段が載置台の表面を検出した
場合、シート材の残量が所定の残量より少ないと判定す
ることができる。
【0012】このように、同一の検出手段を用い、検出
手段の位置を変えることによって、シート材の残量が所
定量以上か所定量以下かを確実に判定することができ
る。また、判定の基準となる第1の検出手段と第2の検
出手段の突出量の差は、目視で確認できるため、設定が
極めて容易である。
【0013】本発明の請求項2に記載のシート材検出手
段は、第1及び第2の検出手段がシート材又は載置台の
載置板に当接することによって作動する機械的な検出手
段を対で設けている。第2の検出手段を所定間隔だけ第
1の検出手段を突出させて、一体で載置台の載置板及び
シート材に接近させたとき、接近量ではなく第1及び第
2の検出手段の作動するタイミングによてシート材の残
量が所定残量以上であるか否をか検出することができ
る。
【0014】本発明の請求項3に記載のシート材残量検
出装置は、検出手段として当接手段とエアーシリンダを
用い、当接手段がシート材又は載置台の載置板に当接す
ることによって収縮するエアーシリンダの駆動軸によっ
て作動する一般的な検出手段である。このような検出手
段を用いた簡単な構成で、複数の載置台の載置板に積層
しているシート材が一定の残量となっているか否をか正
確に検出することができる。
【0015】なお、本発明に適用可能な検出手段として
は、エアーシリンダの如き機械的検出手段の他に、受光
部と投光部を備え、受光部から照射した光の反射光を測
定する光電式センサや、超音波を利用するセンサ等の被
測定物に所定距離まで接近したことを電気信号に変換し
て検出するものであってもよい。
【0016】
【実施例】図1には、本発明の一実施例としての、オー
トパンチング装置10が示されている。このオートパン
チング装置10は、輪転機に使用される印刷版を作成す
る際、露光されていない感光性平版印刷版(以下「PS
版」と言う)12を、殖版機等で処理を行う際の基準及
び、現像処理したPS版12を輪転機の版胴へ巻き掛け
るための版曲げを行うための基準とするパンチ孔をパン
チ装置240によって穿設するものである。オートパン
チング装置10によってパンチ孔が穿設されたPS版1
2は、殖版機等の焼付装置によって原稿フィルム等に記
録された画像に応じた露光が施され、現像処理されるこ
とによって輪転機等に使用される印刷版となる。
【0017】オートパンチング装置10には、多数枚
(例えば500〜1000枚)のPS版12を積層した
印刷版載置台(以下「スキッド」と言う)14を複数台
装填するスキッド装填部16が備えられている。また、
図2及び図3には、本実施例に適用されるスキッド14
が示されている。
【0018】図2及び図3に示すように、スキッド14
には、基台18の上方に背板22、支持板24が支持部
材26、28及び柱30によって支持されて配設されて
いる。背板22は、垂直方向に対して傾斜(本実施例で
は約15°)されており、PS版12は、支持板24上
に下端が支持された状態で背板22に積層されたとき、
PS版12の量に拘らずスキッド14の重心位置が略一
定となるようにされている。なお、スキッド14に積層
されたPS版12は、例えば、PS版12の幅方向に沿
った中心位置を背板22の幅方向の中心位置に合わせる
等の方法が可能であるが、これに限定するものではな
い。
【0019】なお、PS版12は、感光面が背板22側
に向けられており、背板22と最下層のPS版12との
間には、版面保護のための当て紙33が介在され、積み
重ねたPS版12の間には合紙を介在させていない。
【0020】スキッド14の基台18の下部には、一対
の脚部20が配置されており、これらの脚部20によっ
てスキッド14が床面等に保持される。また、このスキ
ッド14を移動させる場合、例えば、フォークリフトの
フォーク40を脚部20の間に挿入して持ち上げるよう
になっている。
【0021】図1に示されるように、スキッド装填部1
6には、長尺のステージ42が設けられている。ステー
ジ42は、図示しないアンカーボルト等によって床面に
固定されており、幅方向の一端から略矩形状に切り欠か
れた装填口44が長手方向(図1矢印H方向)に沿って
複数形成されている。各々の装填口44には、前記スキ
ッド14が装填される(本実施例では、8台のスキッド
14が装填可能となっている)。
【0022】図4及び図5に示されるように、装填口4
4は開口側が拡幅されてガイド面58が形成され、スキ
ッド14はガイド面58及びガイド面58に隣接する側
壁60とにより奥壁62の手前まで案内される。なお、
両側の側壁60の近傍には、ボールキャスタ64が配設
されており、装填口44内にスキッド14を装填すると
き、スキッド14の脚部20に接触してスキッド14が
不安定に傾斜しないようにしていると共に、円滑にスキ
ッド14を案内する役目を有している。
【0023】図5に示されるように、装填口44の奥壁
62には、ストッパー66が配設されている。ストッパ
ー66は、奥壁62に沿って配置された緩衝板68、緩
衝板68の中央部に連結したショックアブソーバー7
0、ショックアブソーバー70の両側に対で配置され各
々の先端が緩衝板68に連結され中間部がスライド軸受
72Aに挿通されたガイドロッド72を備え、ステージ
42のフレーム42Aに固定されている。奥壁62の手
前に挿入されたスキッド14は、ストッパー66の緩衝
板68に当接して、ショックアブソーバー70によって
奥壁62近傍の所定の位置まで緩やかに案内されて停止
する。
【0024】装填口44には、奥壁62近傍と開口側と
にスキッド14の位置決めを行うためのボールキャスタ
ー74、76が配設されている。図5及び図6に示され
るように、ボールキャスタ74、76は、ブラケット7
8にスチールボール78Aが回転自在に収容されてお
り、また、スチールボール78Aの外周部の一部がブラ
ケット78から突出している。図3及び図6に示される
ように、スキッド14には、これらのボールキャスタ7
4、76に対向するブロック80、82が基台18の下
面に取り付けられている。一方のブロック80は、下方
が開口された略円錐状の凹部80Aが形成され、スキッ
ド14の幅方向(矢印W方向)の一端側で縦方向(矢印
H方向)の略中心部に配設されている。また、他方のブ
ロック82は、下方が開口され頂部80Bの延長線がブ
ロック80の凹部の中心へ向けられた三角溝82Aが形
成されており、スキッド14の幅方向の他端側で縦方向
の略中心部に配設されている。
【0025】奥壁62近傍の所定位置に停止されたスキ
ッド14は、ブロック80がボールキャスタ74へ、ブ
ロック82がボールキャスタ76へ当接される。このと
き、ボールキャスタ74のスチールボール78Aがブロ
ック80の凹部80Aに収容され、スキッド14の重量
によってスチールボール78Aが凹部80Aの傾斜に沿
って中心位置へ相対移動する。また、ボールキャスタ7
6のスチールボール78Aはブロック82の三角溝82
Aの傾斜に沿って頂部82Bに対向する位置へ相対移動
する。これらのボールキャスタ74、76とブロック8
0、82の相対移動によって、スキッド14は装填口4
4の所定の位置に位置決めされて支持される。これによ
って、スキッド14の所定位置に積層しているPS版1
2が、スキッド装填部16の所定位置に位置決めされて
配置される。
【0026】図1に示されるように、スキッド装填部1
6に隣接してレール100が配置されている。このレー
ル100は、スキッド装填部16のステージ42の長手
方向(図中のH方向)に沿って設けられ、このレール1
00に移動移載装置110が配置されている。
【0027】図7に示すように、レール100は、断面
形状が略矩形状で内部が中空とされた架台102が図示
しないアンカーボルト等によって床面に固定され、この
架台102の上面には、幅方向の両端部から外方へ突出
するレールベース106が固着されている。レールベー
ス106の下面には、ガイドレール104が、レール1
00の長手方向に沿って配設されている。また、一方の
レールベース106の上面には、架台102の長手方向
に沿ってラックギヤ108が配設されている。
【0028】このレール100の架台102の上方に、
移載手段の一部を構成する移動移載装置110が配設さ
れている。移動移載装置110は架台102の上面に対
向する略矩形状平版の移動ベース112を備え、この移
動ベース112の上面に側面形状が略台形形状のフレー
ム122が配設されている(図8に示す)。移動ベース
112には、駆動軸114Aが移動ベース112を貫通
して下方に突出したサーボモータ114が取付けられて
おり、サーボモータ114の駆動軸114Aの先端部に
は、ラックギヤ108と噛み合っているピニオンギヤ1
16が配設されている。
【0029】また、移動ベース112には、架台102
の幅方向に沿った両端部下面に断面形状が略コ字状の脚
118が複数対設けられている。これらの脚118の先
端部は前記ガイドレール104の下方に延設され、ガイ
ドレール104に摺動可能に係合されたスライダー12
0が取り付けられている。
【0030】移動ベース112は、スライダー120と
ガイドレール104との係合によって架台102に支持
され、サーボモータ114の駆動によるピニオンギヤ1
16とラックギヤ108との噛み合い位置の相対移動に
伴って架台102の長手方向に沿って移動可能となって
いる。
【0031】移動移載装置110は、レール100(図
1に示す)の一端側を原位置として、この原位置からサ
ーボモータ114を駆動するパルス数によって各装填口
44に対応する所定の位置へ移動すると共に、レール1
00の他端側の待機位置へ移動するようになっている。
この待機位置では、装填口44に対応する所定の位置で
スキッド14から吸着して取出したPS版12を後述す
る固定移載装置210へ受け渡すようになっている。ま
た、原位置近傍には、移動移載装置110の作動を制御
する制御盤50が取付けられている。
【0032】図7に示されるように、移動移載装置11
0の移動ベース112の上面のフレーム122は、移動
ベース112に垂直に立設された一対の柱122Aを有
しており、一対の柱122Aは、移動移載装置110が
前記スキッド装填部16に装填されたPS版12を吸着
するとき、最表層のPS版12側となる。
【0033】一対の柱122Aには、上下方向に沿って
ガイドレール124が配設され、また、一対の柱122
Aの間には、軸方向の一端がフレーム122の上部に設
けられたブラケット126に回転可能に支持されたボー
ルネジ128がガイドレール124に平行に配置されて
いる。
【0034】図8に示される如く、ボールネジ128の
下端部には、フレーム122の下部に取り付けられたサ
ーボモータ130の駆動軸が連結され、ボールネジ12
8の中間部には、移動ブラケット132が配置されてい
る。この移動ブラケット132は、図示しないナットが
ボールネジ128に螺合されて係合されている。
【0035】一対の柱122Aのガイドレール124に
は、矩形形状の支持ベース134が掛け渡されている。
支持ベース134は、上部及び下部に各々ガイドレール
124に摺動可能に係合したスライダー136を介して
フレーム122に係合されると共に、ボールネジ128
に螺合された移動ブラケット132が取付けられてい
る。このため、サーボモータ130の駆動によって回転
するボールネジ128が回転駆動すると、移動ブラケッ
ト132と共に支持ベース134が上下動するようにな
っている。この支持ベース134の上下動は、最も上方
へ移動した位置が原位置として、後述するPS版12を
吸着するためのPS版12のサイズ及びスキッド14に
積層されているPS版12の枚数に応じた高さへ移動す
るように制御される。なお、図7に示すように、一方の
柱122Aには、近接スイッチ194が上下に配置され
ており、支持ベース134が上方へ移動した待機位置と
下方への移動限界位置を検出するようになっている。
【0036】図8に示すように、支持ベース134のフ
レーム122と反対側には、長尺矩形状に組まれたアー
ム140が配設されている。このアーム140は、長手
方向がレール100の長手方向と直交する方向に沿って
配設されている。アーム140の支持ベース134側の
面には、上端部及び下端部にガイドレール144が取付
けられ、ガイドレール144の間には、ロッドレスシリ
ンダ142が取付けられている。支持ベース134に
は、ガイドレール144に摺動可能に係合したスライダ
ー146が取付けら、ガイドレール144とスライダ1
46を介してアーム140が支持ベース134に支持さ
れている。また、ロッドレスシリンダ142の駆動ブロ
ック142Aがブラケット138を介して係合されてい
る。したがって、アーム140はロッドレスシリンダ1
42の駆動によって、ガイドレール144の長手方向に
沿って支持ベース134に対して相対移動する。
【0037】アーム140の支持ベース134と反対側
には、上下にガイドレール152、ガイドレール152
の間にロッドレスシリンダ148が各々の長手方向がア
ーム140の長手方向に沿わせられて取付けられてい
る。ガイドレール152及びロッドレスシリンダ148
の駆動ブロック148Aには、略矩形形状に組まれた支
持フレーム150が連結されている。支持フレーム15
0には、ガイドレール152に摺動可能に係合したスラ
イダ154が取付けられ、スライダ154からガイドレ
ール152を介してアーム140に支持されている。ま
た、支持フレーム150は、ロッドレスシリンダ148
の駆動ブロック148Aに連結されており、ロッドレス
シリンダ148の駆動によって、支持フレーム150が
アーム140の長手方向に沿って相対移動するようにな
っている。
【0038】アーム140に取付けられたロッドレスシ
リンダ142、148は各々支持フレーム150を同一
方向へ移動するように同時に駆動するように制御されて
おり、支持フレーム150を最も収容した位置が原位置
とされ、この原位置から支持フレーム150をスキッド
装填部16の装填口44方向へ突出させた状態で、支持
フレーム150がスキッド14に搭載したPS版12の
表面に対向するようになっている。
【0039】図9に示されるように、支持フレーム15
0のアーム140と反対側には、吸盤支持フレーム16
0が配設されている。支持フレーム150と吸盤支持フ
レーム160とは、各々の下部が複数箇所でブラケット
162を介して互いに回動可能に連結されており、ま
た、支持フレーム150には、エアーシリンダ156の
が取付けられている。エアーシリンダ156は、駆動軸
156Aが略上方へ向けられており、駆動軸156Aの
先端は、両端部が吸盤支持フレーム160に回動可能に
取付けられた一対のブラケット164の間に回動可能に
掛け渡された連結バー158の中間部に回動可能に連結
されている。これによって、エアーシリンダ156が駆
動すると吸盤支持フレーム160がブラケット162を
中心に回動する。
【0040】吸盤支持フレーム160はエアーシリンダ
156の駆動軸156Aが収縮した状態の原位置では、
支持フレーム150と略平行状態となっているが、エア
ーシリンダ156の駆動軸156Aが伸長することによ
って、上部が支持フレーム150から離間して傾斜状態
となる。この傾斜状態は、前記スキッド装填部16の各
装填口44に装填されたスキッド14の背板22及びP
S版12の表面に対して平行となるようになっている。
【0041】吸盤支持フレーム160の支持フレーム1
50と反対側には、スキッド14に搭載したPS版12
を吸着するための複数の吸盤が配設されている。
【0042】吸盤支持フレーム160の上部には、中央
部に吸盤168が配設され、吸盤168の両側に吸盤1
70が配設されている。また、吸盤170の外方には、
各々2個づつ吸盤172が配置されている。各吸盤16
8、170、172は、吸盤支持部材174を介してガ
イドロッド176の先端に取付けられている。各ガイド
ロッド176は、スライド軸受(図示省略)を介して吸
盤支持フレーム160に支持され、各吸盤168、17
0、172が吸盤支持フレーム160に支持フレーム1
50と反対側に突設されている。
【0043】ガイドロッド176の吸盤支持部材174
近傍には、エアーシリンダ180、182、184の駆
動軸の先端に取付けられた連結部材180A、182
A、184Aが連結されている。このため、エアーシリ
ンダ180の駆動によって吸盤168が、エアーシリン
ダ182の駆動によって吸盤170が、エアーシリンダ
184の駆動によって吸盤172が、吸盤支持フレーム
160との接離方向へ移動するようになっている。
【0044】吸盤支持フレーム160の下部には、前記
吸盤168、170、172の列と平行に複数の吸盤1
92が略等間隔で配設されている(本実施例では一例と
して6個設けている)。各々の吸盤192は、吸盤支持
フレーム160に取付けられたエアーシリンダ186か
ら支持吸盤支持フレーム160を貫通して支持フレーム
150と反対側に突出した駆動軸の先端に連結されてお
り、エアーシリンダ186の駆動によって吸盤支持フレ
ーム160の接離方向へ移動するようになっている。な
お、中央部の吸盤192は直接エアーシリンダ186の
駆動軸に連結されておらず、スライド軸受188を介し
て吸盤支持フレーム160に摺動可能に支持されたガイ
ドロッド190の先端に取付けられており、このガイド
ロッド190がエアーシリンダ186の駆動によって移
動して吸盤192が吸盤支持フレーム160の接離方向
へ移動するようになっている。
【0045】移動移載装置110は、スキッド装填部1
6の互いに隣接するスキッド14の間の所定の位置に停
止されると、ロッドレスシリンダ142、148の駆動
によって、吸盤支持フレーム160をスキッド14に積
層されたPS版12の最表層に対向させ、エアーシリン
ダ156の駆動によって、吸盤支持フレーム160をP
S版12の傾斜に沿って傾ける。この後、サーボモータ
114の駆動によって移動ベース112を移動させて吸
盤支持フレーム160を最上層のPS版12へ接近さ
せ、吸盤168、170、172、192によってPS
版12の裏面を吸着するようになっている。なお、吸盤
支持フレーム160をPS版12に接近させるとき、サ
ーボモータ130によって高さを調節するようになって
いる。
【0046】なお、各々の吸盤168、170、17
2、192に負圧を供給する負圧供給手段には、真空ス
イッチが設けられており、PS版12を吸着するときの
負圧の変化を検出して、全ての吸盤168、170、1
72、192がPS版12を吸着したか否かを検出する
ことができるようになっている。
【0047】吸盤168、170、172、192は、
PS版12を吸着する際、エアーシリンダ180、18
2、184、186の駆動軸180A、182A、18
4A、186Aを引き伸ばした状態で行い、この後、P
S版12を吸着すると、各々のエアーシリンダ180、
182、184、186が異なるタイミング及び駆動量
(ストローク)で作動する。これによって、PS版12
は、吸盤172、170、168、170、172の間
で略山型形状に湾曲され、最表層のPS版12と次のP
S版12との間に隙間が形成される。
【0048】吸盤支持フレーム160の上部には、吸盤
170と吸盤172との間にエアーノズル196が配設
されている。このエアーノズル196はブラケット19
6Aから突設され、エアーノズル196の先端は、吸盤
170、172の間へ上方からエアーを吹きつけるよう
に配置されており、前記した如く、最表層のPS版12
と次のPS版12との間に隙間が形成されると、この隙
間へ向けてエアーを噴出して最表層のPS版12と次の
PS版12との間に空気を送り込み、PS版12同士の
密着状態を解除するようになっている。
【0049】このようにして吸着されたPS版12は、
エアーシリンダ180、182、184と共にエアーシ
リンダ186が収縮して、スキッド14上から持ち出さ
れるようになっている。なお、本実施例では、スキッド
14に搭載されたPS版12のサイズに拘らず、PS版
12の上端から約40mmの位置に、吸盤168、17
0、172が対向される。
【0050】図9に示されるように、吸盤支持フレーム
160には、上部及び下部にスキッド14に搭載したP
S版12の残量を検出するための第1の検出手段として
エアーシリンダ51、52が、また、第2の検出手段と
してエアーシリンダ53が取付けられている。各々のエ
アーシリンダ51、52、53は、同一規格品であり各
々の駆動軸54の先端にブロック55が取付けられると
共に、駆動軸が伸長した状態から一定量収縮したときに
作動する図示しないセンサが取付けられている。
【0051】図10にも示されるように、エアーシリン
ダ51は、吸盤支持フレーム160の上部で、吸盤17
0の近傍に取付けられており、また、エアーシリンダ5
2は、吸盤支持フレーム180の下部の略中央部に吸盤
192と並んで取付けられている。これらのエアーシリ
ンダ51、52は、ブロック55が吸盤列より突出した
状態で、吸盤列と共にPS版12の表面に接近するよう
になっている。これによって、ブロック55が吸盤列よ
り先にPS版12に接触して、駆動軸54が収縮するよ
うになっている。このエアーシリンダ51、52の駆動
軸54の収縮がセンサ51A、52A(図11に示す)
によって検出される。
【0052】また、エアーシリンダ53は、エアーシリ
ンダ51の上方で、吸盤支持フレーム160から突出し
て取付けられ、かつ、先端のブロック55がエアーシリ
ンダ51の先端のブロック55より吸盤支持フレーム1
60から突出するように取付けられている。このエアー
シリンダ53は、吸盤支持フレーム160をスキッド1
4に載置したPS版12の表面に対向させたとき、PS
版12の上方の背板22に対向するようになっており、
背板22に当接して駆動軸54は収縮することによって
センサ53Aが作動するようになっている。
【0053】図11に示すように、エアーシリンダ5
1、52、53の各センサ51A、52A、53Aは、
制御回路90に接続されており、この制御回路90に
は、後述するシグナルタワー84の緑色等87、黄色等
88が接続されている。
【0054】図10に示すように、エアーシリンダ53
とエアーシリンダ51のブロック55の突出量の差X
は、約50枚のPS版12の厚さに相当しており、吸盤
支持フレーム160をスキッド14に搭載したPS版1
2に対向させて接近させたとき、エアーシリンダ51、
52のセンサ51A、52Aが先に作動したときは、ス
キッド14に搭載しているPS版12が所定量以上(約
50枚以上)あると判断することができる。また、エア
ーシリンダ51、52よりも先にエアーシリンダ53の
ブロック55がスキッド14の背板22に当接して駆動
軸54が収縮してセンサ53Aがエアーシリンダ51、
52のセンサ51A、52Aより先に作動した場合、ス
キッド14に搭載しているPS版12の厚さがエアーシ
リンダ51とエアーシリンダ53の突出量の差X未満で
あり、スキッド14に搭載しているPS版12の残量が
不足している(約50枚以下)と判断することができる
ようになっている。
【0055】なお、図9に示すように、吸盤支持フレー
ム160の下部には、一対のピンプローブ198を備え
た版検出センサ200が設けられており、吸盤支持フレ
ーム160をスキッド14に傾斜させながら接近させた
ときに、PS版12の非感光面に接触したか否かによる
通電状態の変化から、スキッド14上のPS版12の有
無を検出するようになっている。また、PS版12の表
面をエアーシリンダ51と共に検出するとき、例えば、
吸盤支持フレーム160が所定の状態に傾斜しなかった
場合、エアーシリンダ51がPS版12の表面に当接す
る前に、吸盤支持フレーム160の下端部の吸盤192
が当接してしまい、装置を破損してしまう恐れがある。
このとき、吸盤192の近傍に配置したエアーシリンダ
52のブロック55がPS版12の表面に当接して吸盤
支持フレーム160のPS版12の表面への接近を防止
する役目を有している。
【0056】このようにしてPS版12を吸着して支持
した移動移載装置110は、レール100に沿って待機
位置へ移動して、PS版12を固定移載装置210へ受
け渡すようになっている。
【0057】図1に示されるように、スキッド装填部1
6には、各スキッド装填口44の挿入口近傍の一端にシ
グナルタワー84が配置されている。また、間隔の開い
たシグナルタワー84の間、移動移載装置110の待機
位置及び原位置の近傍には、ロープポスト85が配設さ
れている。互いに隣接するシグナルタワー84、ロープ
ポスト85の間には、ロープ86が掛け渡されており、
このロープ86を取り外さなければ、スキッド14の交
換は勿論、スキッド装填部16及びレール100の近傍
には立入り出来ないようにされている。
【0058】各シグナルタワー84及びロープポスト8
5には、ロープ86を取り外したときに作動する図示し
ないロープスイッチが設けられており、移動移載装置1
10の作動中にこのロープスイッチが作動すると、移動
移載装置100への電源及びエアーの供給を強制的に遮
断する緊急停止スイッチの役目を有している。
【0059】また、シグナルタワー84の上部には、緑
色灯87と黄色灯88が2段に配設されている。シグナ
ルタワー84の黄色灯88は、対応する装填口44に装
填されているスキッド14に搭載しているPS版12の
量が所定量以下となったことを、エアーシリンダ51、
52、53によって検出すると点滅し、PS版12の残
量が少なくなっていることを告知するようになってい
る。なお、スキッド14上にPS版12が無くなったこ
とを版検出センサ200によって検出されると点滅状態
から点灯状態となるようになっている。また、シグナル
タワー84の緑色灯87は、スキッド14を交換すると
きに、スキッド14が装填口44の所定の位置に挿入さ
れると点灯するようになっている。
【0060】また、スキッド装填部16を囲うロープポ
スト85には、上端部に操作スイッチ盤89を配置した
ものを複数設定している(本実施例では一例として2箇
所)。この操作スイッチ盤89には、移動移載装置11
0の動作を一時停止させる停止スイッチ、一時停止した
移動移載装置110を再起動する起動スイッチ及び停止
表示灯(いずれも図示省略)を備え、スキッド装填部1
6のステージ42には、移動移載装置110が一時停止
したときに停止表示灯と連動して作動するメロディーホ
ーン(図示省略)が取付けられている。
【0061】操作スイッチ盤89では、停止スイッチを
操作することによって、停止表示灯が点滅すると共に、
移動移載装置110がPS版12を吸着しているか吸着
するための動作中であるときは、吸着したPS版12を
固定移載装置210へ受け渡し、待機位置で電源及びエ
アーの供給が遮断されて停止する。また、移動移載装置
110がPS版12を非吸着状態でレール100に沿っ
て移動しているときは、待機位置又は原位置まで移動し
た後に電源及びエアーの供給が遮断されて停止するよう
になっている。また、操作スイッチ盤89では、移動移
載装置110が待機位置又は原位置で停止すると停止表
示灯が点滅状態から点灯状態となると共に、スキッド装
填部16に設けたメロディーホーンが鳴り出すようにな
っている。スキッド装填部16に装填したスキッド14
の交換を行う場合、このようにして移動移載装置110
を停止させた後にシグナルタワー84からロープ86を
外して行うようにしている。
【0062】また、移動移載装置110が待機位置又は
原位置で停止している状態から起動スイッチ91を操作
することによって、メロディーホーンが停止し停止表示
灯が消灯すると共に、移動移載装置110の作動が再開
するようになっている。
【0063】次に、本実施例に係るオートパンチング装
置10の作用を説明する。スキッド装填部16の各装填
口に所定のサイズ及び種類のPS版12を搭載したスキ
ッド14を装填した後、移動移載装置110によって所
望のサイズ及び種類のPS版12をスキッド装填部16
のスキッド14から取り出し、固定移載装置210へ受
け渡す。
【0064】移動移載装置110は、取り出すPS版1
2のサイズ又はサイズと種類が入力されると、スキッド
装填部16に装填されたスキッド14の中から、所定の
PS版12を搭載しているスキッド14を検索し、この
検索結果に基づいてレール100に沿って移動を開始す
る。サーボモータ114の駆動によって移動移載装置1
10がレール100上を移動して、所望のPS版12が
装填されている装填口44の所定の位置に停止すると、
移動移載装置110はPS版12の吸着動作を開始す
る。
【0065】以下移動移載装置110によるPS版12
の吸着動作を図12に示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0066】所定の位置に停止した移動移載装置110
は、支持ベース134の前面の原位置に収縮させて配置
しているアーム140と支持フレーム150をロッドレ
スシリンダ142、148の駆動によって伸長する(ス
テップ1000)。このとき、ロッドレスシリンダ14
2、148は、支持フレーム150を同一方向へ向けて
延出するように同時に作動するため、短時間で支持フレ
ーム150に配置した吸盤支持フレーム160をスキッ
ド14に搭載しているPS版12の表面に対向させるこ
とができる。また、支持フレーム150は、アーム14
0を介在して2段に伸縮するため、伸長状態と収縮した
状態との差を大きくとっても、コンパクトな状態で収容
することができる。
【0067】支持フレーム150に取付けられた吸盤支
持フレーム160をPS版12の表面に対向させること
によって、吸盤支持フレーム160に取付けられた吸盤
168、170、172、192をスキッド14上のP
S版12に対応配置させることができる。
【0068】次に、この吸盤支持フレーム160は、エ
アーシリンダ156の駆動によって、垂直位置から15
°傾斜し(ステップ1002)、スキッド14上のPS
版12の表面と平行状態となる。この状態で、エアーシ
リンダ180、182、184を駆動して吸盤168、
170、172を突出させると共にエアーシリンダ5
1、52、53を駆動してブロック55を突出させたの
ち(ステップ1004)、吸盤支持フレーム160をP
S版12へ向けて接近させる(ステップ1006)。な
お、吸盤支持フレーム160がPS版12の表面に接近
するとき、移動移載装置110のサーボモータ114、
130の駆動によって吸盤支持フレーム160がPS版
12の一定の位置に対向した状態で平行に接近するよう
になっている。
【0069】このようにして、吸盤支持フレーム160
がスキッド14のPS版12へ接近すると、エアーシリ
ンダ51、52、53の何れかのブロック55がPS版
12の表面又は背板22に当接する。これを、ステップ
1008、1010、1012、1014で確認する。
【0070】すなわち、スキッド14に所定枚数以上の
PS版12が積層されているときは、積層されているP
S版12の厚みがエアーシリンダ51とエアーシリンダ
53の間のブロック55の突出量の差Xより大きいた
め、エアーシリンダ51、52のブロック55が最初に
最表層のPS版12に当接して駆動軸54が収縮してセ
ンサ51A、52Aが作動する。これによって、スキッ
ド14に搭載しているPS版12の残量が不足していな
いことを制御回路90で検出することができる。
【0071】また、スキッド14に搭載しているPS版
12の残量が不足し、積層されているPS版12の厚み
がエアーシリンダ51とエアーシリンダ53のブロック
55の突出量の差Xより小さい場合、吸盤支持フレーム
160がスキッド14の背板22に接近すると、最初に
エアーシリンダ53のブロック55がスキッド14の背
板22に当接して、エアーシリンダ53の駆動軸54が
収縮する、。これによって、エアーシリンダ51、52
のセンサ51A、52Aが作動する前にエアーシリンダ
53のセンサ53Aが作動し、スキッド14に搭載して
いるPS版12の残量が所定量以下(本実施例では約5
0枚)であることを制御回路90が検出することがで
き、ステップ1016で該当する装填口44に対応して
設けたシグナルタワー84の黄色灯88が点滅して、ス
キッド14に搭載しているPS版12の残量が不足した
ことを確認することができるようになっている。さら
に、エアーシリンダ52のブロック55がエアーシリン
ダ51のブロック55より先にPS版12の表面に当接
して、エアーシリンダ52に設けられているブロック5
5がPS版12又はスキッド14の背板22に当接して
エアーシリンダ51、53のセンサ51A、53Aより
先にセンサ52Aが作動した場合、吸盤支持フレーム1
60の傾斜角度が所定の角度に達していないと制御回路
90が判断して、フレーム160のPS版12の表面へ
の接近を中止する(ステップ1018)。これによっ
て、例えば、吸盤168、170、172、192が所
定の角度でスキッド14に搭載しているPS版12の表
面に対向していない場合には、PS版12の吸着動作を
停止させて、吸盤支持フレーム160の破損を防止する
ことができる。また、吸盤168、170、172、1
92が所定の状態でPS版12の表面に対向しておら
ず、正確にPS版12を吸着することができなくなって
しまうのを防止することができる。
【0072】このように、本実施例では、同一規格のエ
アーシリンダ51、52、53を用いて、取付け位置を
変えてスキッド14に搭載しているPS版12の残量が
所定量以上かあるいは不足しているかを検出するように
しているため、検出範囲の設定及び確認が極めて容易と
なっている。
【0073】移動移載装置110では、このようにして
スキッド14に搭載しているPS版12の残量を確認し
ながら最表層のPS版12の吸着を開始する。
【0074】まず、突出している吸盤168、170、
172に負圧を供給しながらPS版12の表面へ接近さ
せる(ステップ1020)。このとき、エアーシリンダ
51、52、53の駆動軸54を収縮させている。図示
しない真空スイッチによって吸盤168、170、17
2がPS版12を吸着したことを確認する(ステップ1
022)と、エアーシリンダ186を駆動して下側の吸
盤192をPS版12へ接近させて、PS版12を吸着
する。このとき、版検出センサ200によってスキッド
14上のPS版12を有無を確認し(ステップ102
6)て、PS版12が無かった場合には、各吸盤への負
圧の供給を解除してPS版12の取り出し作業を中止す
る(ステップ1028)。
【0075】各吸盤168、170、172、192に
よってPS版12を吸着すると、次に積層されているP
S版12から最表層のPS版12を取り出し枚葉処理を
行う(ステップ1030)。この枚葉処理は、例えば、
エアーシリンダ180、182、184の各駆動軸を収
縮させて、吸盤168、170、172によって最表層
のPS版12の上部を引く。このとき、各エアーシリン
ダ180、182、184の収縮量を変えてPS版12
を湾曲させて、最表層のPS版12と次のPS版12の
間に隙間を形成し、この隙間にエアーノズル196から
噴出するエアーを最表層のPS版12と次のPS版12
へ供給する。このようにして、最表層のPS版12を次
のPS版12から分離した後に、各エアーシリンダ18
0、182、184、186を収縮させて、最表層のP
S版12のみを吸着保持する。
【0076】このようにして最表層のPS版12を取り
出した後に、吸盤支持フレーム160の傾斜状態を解除
すると共に、ロッドレスシリンダ142、148を駆動
してアーム140、支持フレーム150を収縮して原位
置に戻す(ステップ1032)。これによって、レール
100からスキッド装填部16側に大きく突出していた
吸盤支持フレーム160をレール100上にPS版12
を吸着保持した状態で戻す。
【0077】このようにして、スキッド14から所望の
PS版12を取り出し、アーム140及び支持フレーム
150を収縮してコンパクトとなった移動移載装置11
0は、固定移載装置210側の待機位置へ移動して、固
定移載装置210へのPS版12の受け渡し動作を行
う。
【0078】なお、本実施例では、シート材としてPS
版(感光性平板印刷版)12を適用した例について説明
したが、本発明が適用されるシート材は、PS版に限定
するものではない。例えば、他の感光材料、紙等のシー
ト材を最表層から1枚づつ取り出すためのシート材吸着
装置に適用することができる。
【0079】また、本実施例では、検出手段として駆動
軸が所定量伸縮することによって作動するセンサを備え
たエアーシリンダを使用したが、検出手段はこれに限定
するものではない。例えば、被測定物に一定距離まで接
近したときに作動する光電式や超音波式のセンサ等を適
用することができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るシート
材残量検出装置では、同一の検出手段を用いてその突出
位置を変える簡単な構成の第1及び第2の検出手段によ
って、正確にシート材の残量が所定量以上であるか否か
を検出することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用したオートパンチグ装置の概略
構成を示す斜視図である。
【図2】本実施例に載置台として適用したスキッドを示
す概略斜視図である。
【図3】スキッドの概略側面図である。
【図4】スキッドを装填する装填口を示す概略斜視図で
ある。
【図5】装填口の概略平面図である。
【図6】スキッドの位置決めを示すスキッドの挿入方向
に沿って切断した概略断面図である。
【図7】本実施例に適用した移動移載装置を示す要部斜
視図である。
【図8】本実施例に適用した移動移載装置を示す要部斜
視図である。
【図9】本実施例に適用した吸着装置の概略斜視図であ
る。
【図10】本実施例に検出手段として適用したエアーシ
リンダの取付け位置を示す吸着装置の概略側面図であ
る。
【図11】制御回路の一部を示す概略ブロック図であ
る。
【図12】移動移載装置による吸着動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 オートパンチング装置 12 PS版(シート材) 14 スキッド(載置台) 51、52 エアーシリンダ(第1の検出手段) 53 エアーシリンダ(第2の検出手段) 90 制御回路 110 移動移載装置(吸着装置) 160 吸盤支持フレーム(吸着装置) 168、170、172、192 吸盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置台の載置板上に積層されたシート材
    の残量を検出するシート材残量検出装置であって、前記
    シート材に対向して配置されシート材に所定の距離まで
    接近したときに作動する第1の検出手段と、前記シート
    材の周囲の前記載置台の載置板に対向しかつ所定残量の
    シート材の厚さだけ前記第1の検出手段より所定間隔突
    出して配置され第1の検出手段と共にシート材への接近
    方向へ移動し載置台の載置板に所定の距離まで接近した
    ときに作動する第2の検出手段と、を有することを特徴
    とするシート材残量検出装置。
  2. 【請求項2】 載置台の載置板上に積層されたシート材
    の残量を検出するシート材残量検出装置であって、前記
    シート材に対向して配置されシート材の表面に当接した
    ときに作動する第1の検出手段と、前記シート材の周囲
    の前記載置台の載置板に対向しかつ所定残量のシート材
    の厚さだけ前記第1の検出手段より所定間隔突出して配
    置され第1の検出手段と共にシート材の接近方向へ移動
    し載置台の載置板に当接したときに作動する第2の検出
    手段と、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段の作
    動タイミングの差から前記シート材の残量を判別する判
    別手段と、を有することを特徴とするシート材残量検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の検出手段と前記第2の検出手
    段を当接手段とエアーシリンダ都によって構成し、前記
    当接手段が前記シート材又は前記載置台の載置板に当接
    することによって収縮する前記エアーシリンダの駆動軸
    によって前記シート材の残量を判別することを特徴とす
    る請求項2のシート材残量検出装置。
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JP (1) JPH06239493A (ja)

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