JP3405377B2 - ワークのハンドリング装置 - Google Patents

ワークのハンドリング装置

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JP3405377B2 JP10202095A JP10202095A JP3405377B2 JP 3405377 B2 JP3405377 B2 JP 3405377B2 JP 10202095 A JP10202095 A JP 10202095A JP 10202095 A JP10202095 A JP 10202095A JP 3405377 B2 JP3405377 B2 JP 3405377B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、積上げるにつれて、
左右いずれかの方向に傾いていく形状特性を有するワー
クのハンドリング装置に関する。 【0002】 【従来の技術】積上げ可能なワーク、例えば、自動車の
フューエルタンクの下半分を構成するパネル2は、図5
のように積上げられ、多軸ロボット31によってその上
端から順番に1つずつ取出される。 【0003】この多軸ロボット31は、アームAの先端
にバキューム式の吸引チャック32を有し、この吸引チ
ャック32でパネル2を吸着し搬送する。 【0004】パネル2の側壁部は、左右非対称となって
いるため、多数のパネル2を積上げると右又は左方向に
やや傾斜する。 【0005】このため、吸引チャック32で、常にパネ
ル2の中央部を吸着するには、パネル2を吸着搬送する
たびにアームAを左右方向に少しずつシフトさせつつ降
下させる必要がある。 【0006】このときのアームAの移動量は、標準的な
1つのワークの側壁部の傾きと厚みに基づいて計算によ
って定められ、予めプログラムを組んで多軸ロボット3
1に入力されている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、個々のワーク
の寸法誤差にはバラツキがあり、かつ、ワークを多数積
上げていくと、この誤差が累積されて計算上の積上げワ
ーク群の高さと現実のワーク群の高さとの間にかなり大
きな誤差が生じる場合がある。 【0008】そのため、上述した多軸ロボットのアーム
を予め入力された移動量だけ、シフトさせながら降下さ
せても、吸引チャックでワークの中央部を吸着できない
場合がある。 【0009】さらに、側壁部の傾斜角度が異なる他種の
ワークを同じ吸引チャックで吸着するためには、改めて
プログラムを多軸ロボットに入力し直す必要があった。 【0010】この発明は、このような問題点を解決すべ
く提案されたもので、ワークの寸法誤差による上下及び
左右方向の変動量を簡易な構成で是正し、特定方向に傾
斜したワーク群の上端のワークを常に定位置で確実に支
持でき、しかも側壁部の傾斜角度が異なる他種のワーク
にも迅速に対応できる、ワークのハンドリング装置を新
たに提供することを目的としている。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、特定方向に傾斜して積上げられたワーク群を
載置する昇降可能かつ水平移動可能な昇降台と、前記ワ
ーク群の側方の所定位置に固定され、前記ワーク群の上
端のワークが所定高さ位置まで上昇したことを検出する
高さセンサと、前記昇降台を昇降駆動し、前記高さセン
サからの検出信号に基づいて上昇駆動を停止する駆動手
段と、この駆動手段によって、所定の高さ位置まで上昇
した前記上端のワークを定位置で支持するチャック機構
と、前記昇降台あるいは昇降台に隣接した箇所に取付け
られ、前記ワーク群の中心線上に前記チャック機構がく
るように、チャック機構あるいは昇降台の水平方向の位
置決めを行なう当て板と、から構成されている。 【0012】 【作用】まず、チャック機構によるワークのチャック位
置を、チャック機構を保持する多軸ロボットなどにティ
ーチングする。このティーチングするチャック位置の高
さ方向位置は、高さセンサが検出する上端のワークのチ
ャックされる部位の高さ方向位置であり、チャック位置
の水平方向位置は、チャック機構の一部が当て板をやや
押圧した状態の所定の水平方向位置である。このように
多軸ロボットなどをティーチングしておいて、ワークを
所定高さまで積上げた昇降台を駆動手段によって上昇さ
せる。高さセンサが上端のワークを検出すると、駆動手
段が自動的に停止すると共に、チャック機構がティーチ
ングに基づいて下降して、上端のワークと当接する。チ
ャック機構あるいは昇降台は、さらに水平移動して当て
板をやや押圧し、この状態でチャック機構がチャック作
動して上端のワークを支持する。 【0013】このときのワークに対するチャック機構の
支持位置は、ワークの積上げ間隔が不規則であっても、
高さセンサによってワークが上昇する高さ位置と、チャ
ック機構が降下する高さ位置とが正確に一致するため、
ほとんどズレが生じない。 【0014】また、チャック機構の水平方向位置に関し
ても、チャック機構あるいは昇降台の一部を当て板に当
てて精度出しをするために同様にズレがほとんど生じな
い。 【0015】上端のワークがチャック機構で取上げられ
ると、高さセンサがワークを検出しなくなり、駆動手段
が再び駆動され、一つ下のワークが高さセンサで検出さ
れるまで上昇される。以後同様の作動が繰返され、ワー
クが一つずつ取上げられていく。 【0016】 【実施例】次に、本発明に係るワークのハンドリング装
置の第1実施例を図1及び図2に基づいて説明する。 【0017】このワークのハンドリング装置1は、図1
に示すように、フューエルタンク等のパネル(ワーク)
2を載置する昇降台3、この昇降台3を昇降させる駆動
手段6、パネル2の上端位置を検出する高さセンサ9、
及び上端のパネル2を支持するチャック機構10等から
全体が構成される。 【0018】昇降台3の上面は、パネル2の下面を保持
するのに最適な凹状に形成されている。その側面には、
後述するチャック機構10のハンド部材10aを横方向
から当接させる当て板5が固定されている。当て板5
は、パネル群2…の傾斜角度と同じ傾斜角度を有し、し
たがって傾斜したパネル群2…の中心線Oと、平行な位
置関係を有している。また、昇降台3の下面にはL型金
具4が取付けられている。このL型金具4は水平部4a
と垂直部4bとから構成される。 【0019】駆動手段6は、駆動モータ6aによって回
転されるボールねじ6bと、このボールねじ6bに螺合
されたナット6c等から構成される。このナット6cに
は、上記L型金具4の水平部4aが図1中左右方向に摺
動自在に取付けられている。また、ナット6cとL型金
具4の垂直部4bとの間には、圧縮コイルバネ8が取付
けられている。 【0020】高さセンサ9は、昇降台3上のパネル群2
…に隣接する空間に配設され、例えば、レーザ光を利用
した近接スイッチ等を使用できる。 【0021】チャック機構10は、多軸ロボットのアー
ムAの先端に固定されたハンド部材10aと、図示しな
い真空ポンプに接続され、かつハンド部材10aから下
方に突出た吸引チャック10cとから構成される。 【0022】このハンド部材10aは、図1に示すよう
に、その下端の当接部10bを上記当て板5に当接させ
たときに、吸引チャック10cの中央部が常に昇降台3
上のパネル群2…の中心線O上にくるように、略弓型に
屈曲形成されている。 【0023】次に、このワークのハンドリング装置1の
作用について説明する。まず、チャック機構10がパネ
ル2を吸着する位置をティーチングする。 【0024】すなわち、吸引チャック10cの下面位置
を高さセンサ9で検出するパネル2の中央部の上面位置
(図1中、定位置P)に合わせ、ハンド部材10aの当
接部10bの位置を当て板5に押圧可能な位置に合わせ
る。 【0025】所定数のパネル2を昇降台3の上面に積上
げた後、駆動モータ6aによってボールねじ6bを回転
させると、昇降台3がナット6c及びL型金具4と共に
上昇する。 【0026】高さセンサ9が、昇降台3に積上げられた
パネル群2…の上端のパネル2を検出すると、その検出
信号が駆動モータ6aに伝達されて駆動モータ6aが停
止する。このとき、上端に位置するパネル2の中央部の
高さは定位置Pにあり、この定位置Pに向けて吸引チャ
ック10cが下降する。 【0027】次いで、ハンド部材10aが水平移動して
当て板5を押圧し、L型金具4がナット6cに対して左
右方向に微動する。L型金具4が圧縮コイルバネ8をや
や圧縮した状態になると、吸引チャック10cの中央部
がパネル群2…の中心線O上に配置される。 【0028】こうして、吸引チャック10cが上端のパ
ネル2の中央部を定位置Pで確実に吸着支持することが
でき、これを別の組付ラインまで搬送していく。 【0029】上端のパネル2が吸引チャック10cで取
り上げられると、高さセンサ9がパネル2を検出しなく
なるので駆動モータ6aが再び駆動されて、昇降台3が
上昇する。図2に示すように、一つ下のパネル2の上端
が高さセンサ9で検出されると、駆動モータ6aが再び
停止する。 【0030】以後は上述した作動が反復され、各パネル
2が上から1つずつ吸着搬送されていく。 【0031】本実施例によれば、各パネル2の上端を高
さセンサ9で確認することにより高さ方向の精度を出
し、ハンド部材10bを当て板5に当てて水平方向の精
度を出すため、パネル2の積上げ間隔が不規則であって
も各パネル2を吸引チャック10cによって高い精度で
確実に吸着することができる。 【0032】次に、第2実施例を、図3に基づいて説明
する。このワークのハンドリング装置11は、当て板5
を昇降台3の側面に軸12を中心として回動自在に取付
け、所定角度に固定可能に構成したものである。その他
の構成は第1実施例と同様であるので説明を省略する。 【0033】本実施例によれば、吸着するパネル群2…
の傾斜角度に応じて当て板5の傾斜角度を調整できるた
め、異種のパネルごとに昇降台3及び当て板5を別途準
備する必要がない。その他の作用及び効果は第1実施例
と同様である。 【0034】次に、第3実施例を、図4に基づいて説明
する。このワークのハンドリング装置21は、昇降台3
と当て板5とを別体とし、当て板5を軸22を中心とし
てその傾斜角度の調整ができるように構成している。ま
た、ナット6cとL型金具4の垂直部4bとの間に取付
けた圧縮コイルバネ8によって、昇降台3を常に当て板
5に当接させている。さらに、ハンド部材10aを省略
し、吸引チャック10cをアームAの下方に突出して取
付けている。センサ9等の構成は第1実施例と同様であ
るので説明を省略する。 【0035】本実施例では、当て板5の傾斜角度を昇降
台3上のパネル2の傾斜角度と同角度に調整し、吸引チ
ャック10cでパネル2を吸着する度に昇降台3を当て
板5に沿って斜め上方に移動させる。本実施例によれ
ば、吸引チャック10cを水平方向に移動させる必要が
ないので、上記実施例よりも一層簡易かつ迅速にパネル
2を上端のものから順番に吸着搬送していくことができ
る。 【0036】なお、上記各実施例で使用する吸引チャッ
ク10cは、パネル2を支持できる構成であれば、上記
構成に限定されない。例えばシリンダ等によって開閉す
る一対の把持爪や電磁石等を使用してもよい。 【0037】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークの寸法誤差の如何にかかわらず、ワーク群の上端
に位置するワークを所定高さ位置まで上昇させ、かつ、
チャック機構をワーク群の中心線上に正確に案内できる
ため、各ワークの中央部を確実に支持できる。 【0038】さらに、傾斜角度が異なる異種のワークに
ついても、当て板の傾斜角度をワークの傾斜角度に対応
させるだけでよいためハンドリング装置の汎用化が図
れ、量算による低コスト化を達成できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1実施例を示し、昇降台にパネルを所定高さ
まで積上げた状態の正面図。 【図2】第1実施例を示し、パネルを積上げた昇降台を
所定高さまで上昇させた状態の正面図。 【図3】第2実施例に使用する昇降台の正面図。 【図4】第3実施例の正面図。 【図5】従来例の正面図。 【符号の説明】 1,11,21 ワークのハンドリング装置 2 ワーク 3 昇降台 5 当て板 6 駆動手段 9 高さセンサ 10 チャック機構

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】特定方向に傾斜して積上げられたワーク群
    を載置する昇降可能かつ水平移動可能な昇降台と、 前記ワーク群の側方の所定位置に固定され、前記ワーク
    群の上端のワークが所定高さ位置まで上昇したことを検
    出する高さセンサと、 前記昇降台を昇降駆動し、前記高さセンサからの検出信
    号に基づいて上昇駆動を停止する駆動手段と、 該駆動手段によって、所定の高さ位置まで上昇した前記
    上端のワークを定位置で支持するチャック機構と、 前記昇降台あるいは昇降台に隣接した箇所に取付けら
    れ、前記ワーク群の中心線上に前記チャック機構がくる
    ように、チャック機構あるいは昇降台の水平方向の位置
    決めを行なう当て板と、 から構成されたワークのハンドリング装置。
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