JP3108852B2 - 支持台車による斜面転圧用ローラの支持構造 - Google Patents

支持台車による斜面転圧用ローラの支持構造

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JP3108852B2
JP3108852B2 JP07009567A JP956795A JP3108852B2 JP 3108852 B2 JP3108852 B2 JP 3108852B2 JP 07009567 A JP07009567 A JP 07009567A JP 956795 A JP956795 A JP 956795A JP 3108852 B2 JP3108852 B2 JP 3108852B2
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智彦 田中
仁 安松
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支持台車により、例え
ば、競輪場等の斜面の舗装工事を行う斜面転圧用ローラ
を支持する構造に関し、特に、作業性の向上を図る技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、競輪場等の斜面の舗装工事を行う
場合、斜面の低位側の平坦路に支持台車を設置し、この
支持台車に装備されたブームの先端部にて、斜面に設置
した斜面転圧用ローラを支持するようにしている。とこ
ろで、従来、上記の支持台車に装備されるブームとして
伸縮しない固定ブームを用いたものがある。
【0003】又、ブームの先端部と斜面転圧用ローラと
の連結構造は、斜面転圧用ローラに動滑車を取り付け、
この動滑車にブーム先端部を繋ぐようにしたものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の斜面転圧用ローラの支持構造にあっては、次
のような問題点がある。即ち、支持台車の走行する位置
は限られており、従来のように支持台車に装備された固
定ブームで斜面転圧用ローラを支持した場合には、ブー
ム先端の位置を調整できないため、斜面最上部の天端側
のフェンス等の障害物にブーム先端部がぶつかる虞があ
り、斜面転圧用ローラを斜面最上部まで位置させること
ができず、該斜面最上部の転圧が不可能になる。
【0005】又、斜面転圧用ローラ自体に動滑車を取り
付けたものでは、この動滑車があるため、ブームのぎり
ぎり近くまでは斜面転圧用ローラが近づけず、斜面転圧
用ローラを斜面最上部まで位置させることができず、同
様に、斜面最上部の転圧が不可能になる。そこで、本発
明は以上のような従来の問題点に鑑み、支持台車により
斜面転圧用ローラを支持する構造において、支持台車の
ブームの構造の改良と、ブームの先端部と斜面転圧用ロ
ーラとの連結構造の改良により、斜面転圧用ローラを斜
面最上部まで位置させることを可能にして、斜面最上部
の転圧を容易に行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、支持台車により斜面転圧用ローラを支持する
構造において、前記支持台車に、巻き上げ装置と伸縮可
能なブームを設けると共に、該ブーム先端部を下方に向
けて所定角度で折り曲げる一方、前記ブームの折り曲げ
部に、前記巻き上げ装置により巻き上げられる索条によ
り上下動作される動滑車を設け、前記動滑車に接続され
た索条を定滑車を介して前記斜面転圧用ローラに接続し
た。
【0007】請求項2記載の発明において、支持台車に
より斜面転圧用ローラを支持する構造において、前記支
持台車に、伸縮可能なブームを設けると共に、該ブーム
先端部を下方に向けて所定角度で折り曲げる一方、前記
ブームの折り曲げ部に、作動部が上下動作されるシリン
ダ装置を設け、前記シリンダ装置の作動部に接続された
索条を定滑車を介して前記斜面転圧用ローラに接続し
た。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明において、斜面転圧用ロー
ラを斜面の下側に移動させる際には、ブームを縮動作さ
せ、斜面の上側に移動させる際には、ブームを伸動作さ
せる。又、斜面転圧用ローラの移動距離が僅かなときに
は、巻き上げ装置による索条の巻き上げ或いは巻き戻し
により、動滑車を上下動させる。
【0009】この動滑車の上動により、索条が引かれる
と、該索条に接続された斜面転圧用ローラが引上げられ
て、斜面の上方に移動し、動滑車の下動により、索条が
引き戻されると、該索条に接続された斜面転圧用ローラ
が引き戻されて、斜面の下方に移動し、斜面転圧用ロー
ラの移動距離を微調整する。請求項2記載の発明におい
て、斜面転圧用ローラの移動距離が僅かなときには、シ
リンダ装置の駆動によりその作動ロッドを上下動させ
る。
【0010】この作動ロッドの上動により、索条が引か
れると、該索条に接続された斜面転圧用ローラが引上げ
られて、斜面の上方に移動し、作動ロッドの下動によ
り、索条が引き戻されると、該索条に接続された斜面転
圧用ローラが引き戻されて、斜面の下方に移動し、斜面
転圧用ローラの移動距離を微調整する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、走行可能な支持台車1には、巻き
上げ装置2と伸縮可能なブーム3とが装備されている。
前記ブーム3の先端部は下方に向けて所定角度(例え
ば、10度〜90度)で折り曲げられ、折り曲げ部4と
なっている。
【0012】前記ブーム折り曲げ部4には、前記巻き上
げ装置2により巻き上げられる索条としてのワイヤ5に
より上下動作される動滑車6が設けられている。この場
合、ブーム折り曲げ部4の基部には、定滑車7が回転可
能に支持され、前記動滑車6は、該ブーム折り曲げ部4
に形成されたスライド溝8に上下方向にスライド可能に
支持されている。
【0013】前記巻き上げ装置2により巻き上げられる
ワイヤ5は定滑車7に掛けられると共に、動滑車6に掛
けられ、該ワイヤ5の先端部はブーム3の折り曲げ部4
の近傍に係止される(図2参照)。一方、動滑車6に
は、取付部材9を介してワイヤ10が接続されており、
該ワイヤ10はブーム折り曲げ部4の先端部に回転可能
に支持された定滑車11に掛けられ、該ワイヤ10の先
端部は、走行可能な斜面転圧用ローラ12に接続される
(図2参照)。
【0014】前記支持台車1は、斜面の低位側の平坦路
に設置され、斜面転圧用ローラ12は斜面に設置され
る。次に、かかる構成の作用について説明する。斜面転
圧用ローラ12を斜面の下側に移動させる際には、ブー
ム3を縮動作させ、斜面の上側に移動させる際には、ブ
ーム3を伸動作させる。
【0015】又、斜面転圧用ローラ12の移動距離が僅
かなときには、巻き上げ装置2によるワイヤ5の巻き上
げ或いは巻き戻しにより、動滑車6を上下動させる。こ
の動滑車6の上動により、ワイヤ10が引かれると、該
ワイヤ10に接続された斜面転圧用ローラ12が引上げ
られて、斜面の上方に移動し、動滑車6の下動により、
ワイヤ10が引き戻されると、斜面転圧用ローラ12が
引き戻されて、斜面の下方に移動し、斜面転圧用ローラ
12の移動距離を微調整する。
【0016】かかる構成によると、斜面転圧用ローラ1
2の大きな移動は、伸縮動作されるブーム3によって容
易に行え、小さな移動は、巻き上げ装置2によるワイヤ
5の巻き上げ或いは巻き戻しにより、動滑車6を上下動
させることにより容易に行うことができる。従って、支
持台車1の走行する位置が限られている場合にあって
も、斜面転圧用ローラ12の位置が自由に調整できるた
め、斜面最上部の天端側のフェンス13等の障害物にブ
ーム3先端部がぶつかる虞がなく、斜面転圧用ローラ1
2を斜面最上部まで位置させることができる。
【0017】又、動滑車6を斜面転圧用ローラ12自体
には取り付けず、ブーム3に取り付けるようにしたか
ら、ブーム3のぎりぎり近くまで斜面転圧用ローラ12
を近づけることができるようになり、斜面転圧用ローラ
12を斜面最上部まで位置させることができ、該斜面最
上部の転圧を容易に行える。更に、ブーム3の伸縮動作
により、支持台車1の設置位置に係わらず、斜面転圧用
ローラ12の位置に合わせて支持台車1を走行させるこ
とができ、支持台車1の走行路にある障害物を予め撤去
する必要がないという利点がある。
【0018】次に、本発明の他の実施例を図3に基づい
て説明する。この実施例では、図1の実施例のブーム折
り曲げ部4に設けた動滑車6に代えてシリンダ装置14
を設け、このシリンダ装置14の作動部としての作動ロ
ッド14Aに接続されたワイヤ15を定滑車16を介し
て前記斜面転圧用ローラ12に接続したものである。
【0019】即ち、ブーム折り曲げ部4には、油圧や空
気圧のシリンダ装置14が設けられている。この場合、
ブーム折り曲げ部4の基部に、シリンダ装置14の本体
14B基端部が支持され、該ブーム折り曲げ部4に沿っ
て作動ロッド14Aが配設されている。
【0020】シリンダ装置14の作動ロッド14A先端
部にはワイヤ15が接続されており、該ワイヤ15はブ
ーム折り曲げ部4の先端部に回転可能に支持された定滑
車16に掛けられ、該ワイヤ15の先端部は、斜面転圧
用ローラ12に接続される。この実施例においては、斜
面転圧用ローラ12の移動距離が僅かなときには、シリ
ンダ装置14の駆動によりその作動ロッド14Aを上下
動させる。
【0021】この作動ロッド14Aの上動により、ワイ
ヤ15が引かれると、該ワイヤ15に接続された斜面転
圧用ローラ12が引上げられて、斜面の上方に移動し、
作動ロッド14Bの下動により、ワイヤ15が引き戻さ
れると、該ワイヤ15に接続された斜面転圧用ローラ1
2が引き戻されて、斜面の下方に移動し、斜面転圧用ロ
ーラ12の移動距離を微調整する。
【0022】かかる実施例においても、斜面転圧用ロー
ラ12を斜面最上部まで位置させることができ、該斜面
最上部の転圧を容易に行えると共に、支持台車の走行部
にある障害物を予め撤去する必要がないという利点があ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、斜面転圧用ローラの大きな移動は、伸縮動
作されるブームによって容易に行え、小さな移動は、巻
き上げ装置による索条の巻き上げ或いは巻き戻しによ
り、動滑車を上下動させることにより容易に行うことが
でき、従って、支持台車の走行する位置が限られている
場合にあっても、斜面転圧用ローラ位置が自由に調整で
きるため、斜面最上部の天端側のフェンス等の障害物に
ブーム先端部がぶつかる虞がなく、斜面転圧用ローラを
斜面最上部まで位置させることができる。又、動滑車を
斜面転圧用ローラ自体には取り付けず、ブームに取り付
けるようにしたから、ブームのぎりぎり近くまで斜面転
圧用ローラを近づけることができるようになり、斜面転
圧用ローラを斜面最上部まで位置させることができ、該
斜面最上部の転圧を容易に行えると共に、ブームの伸縮
動作により、支持台車の設置位置に係わらず、斜面転圧
用ローラの位置に合わせて支持台車を走行させることが
でき、支持台車の走行部にある障害物を予め撤去する必
要がないという利点がある。
【0024】請求項2記載の発明によれば、斜面転圧用
ローラの大きな移動は、伸縮動作されるブームによって
容易に行え、小さな移動は、シリンダ装置による索条の
巻き上げ或いは巻き戻しにより、動滑車を上下動させる
ことにより容易に行うことができ、請求項1記載の発明
と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1記載の発明の一実施例を示す正面図
【図2】 同上実施例の要部拡大図
【図3】 請求項2記載の発明の一実施例を示す正面図
【符号の説明】
1 支持台車 2 巻き上げ装置 3 ブーム 4 ブーム折り曲げ部 5 ワイヤ 6 動滑車 7 定滑車 10 ワイヤ 11 定滑車 12 斜面転圧用ローラ 14 シリンダ装置 14A 作動ロッド 15 ワイヤ 16 定滑車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 19/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持台車により斜面転圧用ローラを支持す
    る構造において、 前記支持台車に、巻き上げ装置と伸縮可能なブームを設
    けると共に、該ブーム先端部を下方に向けて所定角度で
    折り曲げる一方、 前記ブームの折り曲げ部に、前記巻き上げ装置により巻
    き上げられる索条により上下動作される動滑車を設け、 前記動滑車に接続された索条を定滑車を介して前記斜面
    転圧用ローラに接続したことを特徴とする支持台車によ
    る斜面転圧用ローラの支持構造。
  2. 【請求項2】支持台車により斜面転圧用ローラを支持す
    る構造において、 前記支持台車に、伸縮可能なブームを設けると共に、該
    ブーム先端部を下方に向けて所定角度で折り曲げる一
    方、 前記ブームの折り曲げ部に、作動部が上下動作されるシ
    リンダ装置を設け、 前記シリンダ装置の作動部に接続された索条を定滑車を
    介して前記斜面転圧用ローラに接続したことを特徴とす
    る支持台車による斜面転圧用ローラの支持構造。
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