JP2006056640A - ラフテレーンクレーン - Google Patents

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JP2006056640A JP2004238656A JP2004238656A JP2006056640A JP 2006056640 A JP2006056640 A JP 2006056640A JP 2004238656 A JP2004238656 A JP 2004238656A JP 2004238656 A JP2004238656 A JP 2004238656A JP 2006056640 A JP2006056640 A JP 2006056640A
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Abstract

【課題】クレーン作業時においてジブの最大伸長が同じで、走行時にジブが走行装置から前方に長く突出せず、運転室からの視認性を良くして、走行時の安全性を向上させたラフテレーンクレーンを提供するものである。
【解決手段】走行装置2に搭載された旋回台3のジブ支持台4に、ジブ6を起伏自在に取付け、このジブ6の横の旋回台3に運転室7を設けたラフテレーンクレーンにおいて、前記ジブ支持台4に角筒状のケース18を回動自在に取付け、この角筒状のケース18の底部と旋回台3とを起伏シリンダ9で連結して起伏自在に取付け、前記ケース18の内側にジブ6を前後進自在に取付けると共に、ケース18の先端側と第1ジブ6Aの先端側とを伸縮シリンダ23A、23Bで連結したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、走行時の視認性を改良したラフテレーンクレーンに関するものである。
従来のラフテレーンクレーンは図4に示すように、タイヤ1で走行する走行装置2の上に旋回台3が取付けられ、この旋回台3にジブ支持台4が設けられ、ここに支持軸5を回動支点として、ジブ6が起伏自在に取付けられている。また旋回台3には、ジブ6の横の運転室7が設けられ、運転室7がジブ6と一体に水平回転するようになっている。また旋回台3には軸受けブラケット8が取付けられ、ここに起伏シリンダ9が回動自在に取付けられ、このロッドの先端は、ジブ6の底部に取付けた軸受けブラケット10に接続されている。
ジブ6は、角筒状をなす第1ジブ6Aの内側に、図示しないシリンダで駆動する第2ジブ6Bが設けられ、更にこの第2ジブ6Bの内側に図示しないシリンダで駆動する第3ジブ6Cが設けられ、順次内側に設けたシリンダが作動することによりジブ6が伸縮するようになっている。
また運転室7は道路を走行する時のハンドルなどの走行機構が設けられていると共に、クレーン操作時の操作レバーが設けられている。また第4ジブ6Dの先端のワイヤーロープ12にはフック13が吊下げられている。また14は走行装置2の前後に取付けられたアウトリガー、15はエンジン、16はジブ支持台4に取付けた巻上げウインチである(例えば特許文献1)。
しかしながら従来のラフテレーンクレーンは、ジブ6が走行装置2の前方に長く突出しているので、走行時に運転室7からの視認性が悪く、特に道路を左折する場合にはジブ6の先端側で遮られるため、歩行者や自転車などが見えにくく極めて危険であった。また走行時のジブ6の全長を短くすると、支持台4との距離が固定されているためでクレーン作業時においてジブ6の最大伸長が短くなってしまう問題がある。
特開2003−63779
本発明は上記問題を改善し、クレーン作業時においてジブの最大伸長が同じで、走行時にジブが走行装置から前方に長く突出せず、運転室からの視認性を良くして、走行時の安全性を向上させたラフテレーンクレーンを提供するものである。
本発明の請求項1記載のラフテレーンクレーンは、走行装置に搭載された旋回台のジブ支持台に、ジブを起伏自在に取付け、このジブの横の旋回台に運転室を設けたラフテレーンクレーンにおいて、前記ジブ支持台に角筒状のケースを回動自在に取付け、この角筒状のケースの底部と旋回台とを起伏シリンダで連結して起伏自在に取付け、前記ケースの内側にジブを前後進自在に取付けると共に、ケースの先端側と第1ジブの先端側とを伸縮シリンダで連結したことを特徴とするものである。
本発明の請求項2記載のラフテレーンクレーンは、第1ジブの後端部に補助滑車を取付け、ジブ支持台に取付けた滑車を通して巻上げウインチに巻付けられるワイヤーロープが、第1ジブがケースの後端より突出した状態で、補助滑車でガイドされるようにしたことを特徴とするものである。
本発明に係る請求項1記載のラフテレーンクレーンによれば、ジブ支持台に角筒状のケースを回動自在に取付け、この角筒状のケースの底部と旋回台とを起伏シリンダで連結して起伏自在に取付け、前記ケースの内側にジブを前後進自在に取付けると共に、ケースの先端側と第1ジブの先端側とを伸縮シリンダで連結したので、走行時には、起伏シリンダと伸縮シリンダのロッドを収縮させておくと、

第1ジブはケースの後端から突出して、ジブの先端は、走行装置から前方に突出している長さが短くなり、運転室からの視認性が良くなって、道路を左折する場合に、歩行者や自転車などが見え易くなり安全性が向上する。またクレーン作業時には、角筒状のケースからジブを前進させてからジブを伸出させるので、従来のラフテレーンクレーンと同様の最大伸長を保持することができる。
また請求項2記載のラフテレーンクレーンによれば、第1ジブの後端部に補助滑車を取付け、ジブ支持台に取付けた滑車を通して巻上げウインチに巻付けられるワイヤーロープが、第1ジブがケースの後端より突出した状態で、補助滑車にガイドされるようにしたので、ジブの前後進に伴ってワイヤーロープを滑らかにガイドすることができる。
運転室からの視認性を向上させたラフテレーンクレーを実現した。
以下本発明の実施例を図1ないし図3を参照して詳細に説明する。図1は走行時のラフテレーンクレーンを示すもので、これはタイヤ1で走行する走行装置2の上に旋回台3が取付けられ、この旋回台3にジブ支持台4が設けられ、ここに支持軸5を回動支点として、角筒状のケース18が回動自在に設けられている。更にこの内側底面には、セラミック製のスライド板19が所定の間隔で取付けられている。この角筒状のケース18の内側に図3に示すようにジブ6が挿着されスライド板19の上に前後進自在に取付けられている。
このジブ6は、図1に示すように角筒状をなす第1ジブ6Aの内側に、図示しないシリンダで駆動する第2ジブ6Bが設けられ、更にこの第2ジブ6Bの内側に図示しないシリンダで駆動する第3ジブ6Cが設けられ、順次内側に設けたシリンダが作動することによりジブ6が伸縮するようになっている。
また第1ジブ6Aの後端部の上下には補助滑車21、21が突設されている。ま

た角筒状のケース18の底面には2個の支持軸を設けた軸受けブラケット22が取付けられ、旋回台3に取付けた起伏シリンダ9と軸受けブラケット22が起伏シリンダ9で連結され、角筒状のケース18とジブ6が一体に起伏するようになっている。
また第1ジブ6Aの先端側底面には軸受けブラケット24が取付けられ、これと軸受けブラケット22は、逆向きに2本接合した伸縮シリンダ23A、23Bを介して連結されている。また第3ジブ6Cの先端に取付けた滑車25Aに通したワイヤーロープ12は、フック13を取付けた動滑車26を通り、第3ジブ6Cの先端に接続されている。またこのワイヤーロープ12は、支持台4の上部に設けた滑車25Bを通り、第1ジブ6Aの後端に突設した補助滑車21、21を経て巻上げウインチ16に巻き取られるようになっている。
上記構成のラフテレーンクレーンが道路を走行する時には、図1に示すように起伏シリンダ9と伸縮シリンダ23A、23Bのロッドを収縮させておき、この時第1ジブ6Aは角筒状のケース18の後端から突出しており、ジブ6の先端は図4に示す従来のラフテレーンクレーンに比べて、走行装置2から前方に突出している長さが短い。このため走行時に運転室7からの視認性が良くなり、特に道路を左折する場合には、歩行者や自転車などが見え易くなり安全性が向上する。
また作業現場に到着して、クレーン作業を行なう場合には、図2に示すように起伏シリンダ9のロッドを伸出させて行くと、角筒状のケース18は上方に回動して起きていき、この内側に一体に挿着したジブ6も回動する。また角筒状のケース18と第1ジブ6Aを連結する伸縮シリンダ23A、23Bのロッドを伸出させて行くと、第1ジブ6Aは、角筒状のケース18内を摺動して前進していく。
この時、補助滑車21が角筒状のケース18内に侵入して、ここを経て巻上げウインチ16に巻き取られていたワイヤーロープ12は、滑車25Bから直接、巻上げウインチ16に巻き取られるようになる。この後、ジブ6の内側に設けたシリンダのロッドが伸出して、第2ジブ6B、第3ジブ6Cの順に伸出して伸びて

いく。従ってクレーン作業時には、図4に示す従来のラフテレーンクレーンと同様の最大伸長を保持することができる。
またクレーン作業が終了した時には、第3ジブ6C、第2ジブ6Bの順に、収縮させて、第1ジブ6A内に収納した後、伸縮シリンダ23A、23Bのロッドを収縮させると、ジブ6は角筒状のケース18内に引き込まれ、その後端が角筒状のケース18の後端から突出してくる。この時、補助滑車21、21にワイヤーロープ12がガイドされて、図1に示す状態となる。
なお上記説明では、角筒状のケース18と第1ジブ6Aを連結する伸縮シリンダとして、逆向きに2本接合した伸縮シリンダ23A、23Bを用いた場合について示したが1本の伸縮シリンダでも良い。また角筒状のケース18と第1ジブ6Aの上部を連結した構造でも良い。
本発明の実施例による走行時のラフテレーンクレーンを一部破断して示す側面図である。 図1のクレーン作業時のラフテレーンクレーンを一部破断して示す側面図である。 角筒状のケースの支持台に取付けた部分を示す背面図である。 従来のラフテレーンクレーンを示す側面図である。
符号の説明
1 タイヤ
2 走行装置
3 旋回台
4 支持台
5 支持軸
6 ジブ
6A 第1ジブ
6B 第2ジブ
6C 第3ジブ
7 運転室
9 起伏シリンダ
12 ワイヤーロープ
13 フック
14 アウトリガー
15 エンジン
16 巻上げウインチ
18 角筒状のケース
19 スライド板
21 補助滑車
21 軸受けブラケット
23A、23B 伸縮シリンダ
24 軸受けブラケット
25A、25B 滑車
26 動滑車

Claims (2)

  1. 走行装置に搭載された旋回台のジブ支持台に、ジブを起伏自在に取付け、このジブの横の旋回台に運転室を設けたラフテレーンクレーンにおいて、前記ジブ支持台に角筒状のケースを回動自在に取付け、この角筒状のケースの底部と旋回台とを起伏シリンダで連結して起伏自在に取付け、前記ケースの内側にジブを前後進自在に取付けると共に、ケースの先端側と第1ジブの先端側とを伸縮シリンダで連結したことを特徴とするラフテレーンクレーン。
  2. 第1ジブの後端部に補助滑車を取付け、ジブ支持台に取付けた滑車を通して巻上げウインチに巻付けられるワイヤーロープが、第1ジブがケースの後端より突出した状態で、補助滑車でガイドされるようにしたことを特徴とする請求項1記載のラフテレーンクレーン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107298395A (zh) * 2017-08-25 2017-10-27 黄河科技学院 易拆装组合悬臂式起重装置
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