JP3106532B2 - 車体へのストラット組付ロボット - Google Patents
車体へのストラット組付ロボットInfo
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Description
トを自動的に搬入セットするストラット組付ロボットに
関する。
ンベア等により搬入されて来る車体の前後左右4箇所に
走行装置のフロントサスペンションのストラット及びリ
アサスペンションのアブソーバー(以下単にストラット
と称する)を組付ける工程がある。
作業員が手作業で行っていた。つまり、一人の作業員が
ストラットを手で持って車体の所定箇所に下方から搬入
し、そのストラット上部のインシュレータから上方に突
出している車体取付用の複数本のスタットボルトを該車
体の取付穴に差し込んで位置決めセットし、この状態で
他の作業員が締付具であるナットを前記スタットボルト
に上方からハンド式締付装置などでもって締付けること
により、該ストラットを車体に締結して組付けていた。
量物であって、しかも車体の前後左右の内側部に下方か
ら挿入しなければならず、作業者にとっては不自然な姿
勢でかなりの力を必要とする非常に重労働できつい作業
であった。
工業用ロボットを用いて自動化する試みが考えられて来
ている。つまり、車体が間欠送りされる組立ライン上の
ストラット組付工程にストラット組付ロボットと締付ロ
ボットを設置し、そのストラット組付ロボットの多関節
アーム先端にはストラット供給装置からストラットを一
個ずつ把持する把持ハンドを設け、締付ロボットの多関
節アーム先端にはナット供給装置から所要個数のナット
を受け取って締め付け作業をする複数のナットランナー
を持つ締付装置を設け、そして前記組立ライン上のスト
ラット組付工程の定位置に車体が送られて来ると、スト
ラット組付ロボットがティーチング動作して多関節アー
ム先端の把持ハンドによりストラット供給装置からスト
ラットを把持して該車体の所要箇所に搬入セットし、こ
の状態で締付ロボットが締付装置でもってナット供給装
置から受け取って来たナットを前記ストラットのスタッ
トボルトに上方から締め込んで車体に締結すると言った
考えである。
トラットの自動組付装置では、組立ライン上のストラッ
ト組付工程の定位置に送られて来て停止した車体の所要
箇所に対し、ストラット組付ロボットがティーチング動
作して把持して来たストラットを搬入セットする際に、
該車体側のバラツキや、把持ハンドに把持されたストラ
ット上部のインシュレータの回転遊びにより、該インシ
ュレータの上面に突出している複数本のスタットボルト
を車体の取付穴に適確に差し込んで位置決めセットでき
ない場合が生じ、そのままではナット締付けができない
ことから、その都度組立てラインを停止するなどして、
再度ストラットの組付け動作をやり直さなければならな
い面倒があった。
とするところは、ティーチング動作により把持ハンドで
把持して来たストラットを車体の所要箇所に対し、該車
体側のバラツキを吸収しながら、且つ該ストラット上部
のインシュレータの回り止め状態で適確に搬入セットで
きる車体へのストラット組付ロボットを提供することに
ある。
するために、ティーチング動作によりストラットを把持
して自動車の車体の所要個所に搬入セットするストラッ
ト組付ロボットであって、多関節アームの先端に設けら
れたフローティング機構と、このフローティング機構に
該フローティング機構によって上方に付勢される状態に
設けられ前記ストラットを把持する把持ハンドと、この
把持ハンドに設けられ前記把持ハンドで把持された前記
ストラットの上部のインシュレータを押圧して回り止め
するインシュレータ回り止め機構とを有して構成される
ことを特徴とする。
あれば、自動車組立ラインなどのストラット組付工程の
定位置に車体が送られて来ると、ストラット組付ロボッ
トがティーチング動作し、この多関節アーム先端の把持
ハンドによりストラットを把持して来ると共に、インシ
ュレータ回り止め機構が動作して該ストラットの上部の
インシュレータを押圧することにより回り止めする。こ
れで該把持したストラット上部のインシュレータの回転
遊びを止めて、この上面に突出している複数本のスタッ
トボルトが正規の位置からズレないように保持する。こ
の状態のまま多関節アームが車体方に移動し、該車体の
所要箇所にストラットを搬入しながら押し上げて、その
車体の取付穴に前記インシュレータ上面の複数本のスタ
ットボルトを差し込む。この際、そのストラットを把持
している把持ハンド並びにシンシュレータ回り止め機構
が多関節アーム先端にフローティング機構を介し上方に
付勢される状態に取付支持されているので、該車体側に
バラツキあっても、そのバラツキをフローティング機構
で吸収し、車体の取付穴に前記インシュレータ上面の複
数本のスタットボルトを完全に差し込むようになる。こ
れでストラットは車体に対し適確に搬入位置決めセット
される。この状態で締付ロボットなどによりストラット
のスタットボルトに上方からナットを締め込んで締結す
れば、車体に対するストラットの組付作業が能率良く終
了できることになる。
明する。まず図5は自動車の組立ライン1上のストラッ
ト組付工程部の平面図、図6は同右側面図、図7は同正
面図である。この図5乃至図7において、図中1aは該
組立ラインのコンベア、2はそのコンベア1a上に支持
されて矢印で示す方向に定速間欠送りされる自動車の車
体(ボデー)を示している。
あるフロントサスペンションのストラット3及びリアサ
スペンションのアブソーバー(以下単にストラットと称
する)4を自動的に組付ける装置として、図5乃至図7
に示す如く、組立ライン1上の車体2が搬送されて停止
する所定箇所の左右両外側位置にストラット組付ロボッ
ト11,12が設置され、且つその左右一対のストラッ
ト組付ロボット11,12の両外側近傍付近に各々スト
ラット供給装置13,14が設置されていると共に、一
対ずつのストラット位置決め装置15,16が設置され
ている。
12は、それぞれ多関節アーム11a、12aの先端に
一対ずつの把持ハンド17,18を有した構成で、それ
ぞれ制御装置(図示せず)によりティーチンク動作軌跡
に沿って該把持ハンド17、18を移動させ、各々の外
側位置のストラット供給装置13,14から前後2個ず
つのストラット3,4を把持して来ると共に、その途中
のストラット位置決め装置15,16で該把持ハンド1
7,18に把持されているストラット3,4の高さ及び
各々の上端から突出している車体取付用の複数本のスタ
ットボルトの軸線回り方向の位置を最終的に正しく位置
決めし、そのまま前後2個のストラット3,4を車体2
の前後側部箇所に左右互いに前後逆の順で搬入セットす
るようになっている。
されて停止する所定箇所の右側前後寄り位置に締付ロボ
ット21,22が設置されていると共に、この前後一対
の締付ロボット21,22の前後近傍に締結具であるナ
ットの供給装置23,24が設置されている。
22は、この多関節アーム21a、22aの先端に複数
のナットランナーを持つ締付装置25,26を有してい
る構成で、それぞれ制御装置(図示せず)によりティー
チンク動作軌跡に沿って該締付装置25,26を移動さ
せ、各々所要個数ずつのナットを前記ナット供給装置2
3,24から受取って来て、その前側の締付ロボット2
1が前記左右のストラット組付ロボット11,12によ
り車体2の左右前側部箇所に搬入セットされたストラッ
ト3,4にナットの締付作業を行うと共に、後側の締付
ロボット22が前記左右の組付ロボット11,12によ
り車体2の左右後側部箇所に搬入セットされたストラッ
ト3,4にナットの締付作業を行うようになっている。
ト11,12がぞれぞれ一対の把持ハンド17,18に
よりストラット供給装置13,14から前後2個ずつの
ストラット3,4を把持して来て、その途中で各々スト
ラット位置決め装置15,16で各ストラット3,4の
高さ及び各々上端の複数本のスタットボルトの軸線回り
方向の位置を最終的に正しく位置決めする。一方前記前
後の締付ロボット21,22が各々締付装置25,26
もってナット供給装置23,24から所要個数ずつのナ
ットを受け取って来る。
記左側のストラット組付ロボッ11が車体2の左側前部
箇所に下方からフロントのストラット3を搬入セットす
ると共に、この左側フロントのストラット3のスタット
ボルトに前側の締付ロボット21が締付装置25でもっ
てナットを上方から締付て該ストラット3を車体に締結
する。これと略同時に前記右側のストラット組付ロボッ
12が車体2の右側後部箇所に下方からリアのストラッ
ト4を搬入セットすると共に、この右側リアのストラッ
ト4のスタットボルトに後側の締付ロボット22が締付
装置26でもってナットを上方から締付て該ストラット
4を車体に締結する。
個(左側フロントのストラット3と右側リアのストラッ
ト4)を同時に組付けした後、前記左側のストラット組
付ロボッ11が後方に回動して車体2の左側後部箇所に
下方からリアのストラット4を搬入セットすると共に、
この左側リアのストラット4のスタットボルトに後側の
締付ロボット22が締付装置26でもってナットを上方
から締付て該ストラット4を車体に締結する。これと略
同時に前記右側のストラット組付ロボッ12が前方に回
動して車体2の右側前部箇所に下方からフロントのスト
ラット3を搬入セットすると共に、この右側フロントの
ストラット3のスタットボルトに前側の締付ロボット2
1が締付装置25でもってナットを上方から締付て該ス
トラット3を車体に締結する。こうして車体2の他方の
対角線上の前後2個(左側リアのストラット4と右側フ
ロントのストラット3)を同時に組付ける。以上で車体
2の前後左右4箇所のストラット3,4の能率的な自動
組付が完了する。
11,12は、多関節アーム11a,12a先端に取付
けた一対ずつの前後ストラット用の把持ハンド17,1
8の取り付け位置が逆になっている以外は左右対称で同
一構成をなす。従ってその左側のストラット組付ロボッ
11についてのみ図1乃至図4により説明する。
示す多関節アーム11aの先端アーム部11b下端にフ
ローティング機構30が取付けられ、このフローティン
グ機構30のボックス状をなす昇降体31の外側面に前
記前後ストラット用の一対の把持ハンド17,18が互
いに120度程度の開き角度で異なった方向に向け突設
されている。またそのフロントのストラット3を把持す
る把持ハンド17のブラケット41の一側端部にインシ
ュレータ回り止め機構50が取付けられている。
図3に示した如く、前記把持ハンド17、18を支持す
るボックス状の昇降体31が前記ストラット組付ロボッ
11の多関節アーム11aの先端アーム部11b下端に
中心スライド軸32と左右一対のガイド33、33を介
し上下摺動可能に且つ一対のバランスコイルスプリング
34,34により常時上方に付勢されて設けられてい
る。これにて前記把持ハンド17,18で把持したスト
ラット3,4をストラット組付ロボッのティーチング動
作で車体2に下方から搬入セットする際に、適度な押付
けと該車体2側のバラツキ等に対応するためのフローテ
ィング動作を行うようになっている。また引上げロック
用シリンダ35を備え、車体2にストラットを搬入セッ
トした状態で該引上げロック用シリンダ35が動作して
昇降体31の下降をロックし、これで前記ストラット
3,4上端のスタットボルト3a,4aに対する上方か
らのナット締付に対処できる構成となっている。このフ
ローティング機構30には上下オーバーランストッパ3
6、37及びナット取付確認検知用近接スイッチ38な
どが設けられている。
フローティング機構30の昇降体31の外側面にそれぞ
れ突設された支持基材40の先端にブラケット41を有
し、このブラケット41に各々クランプ爪42aを有し
た対をなすクランプアーム42,42を互いに歯車4
3,43を介し連動する状態で開閉可能に軸支すると共
に、そのクランプアーム42,42を開閉駆動するエア
式のクランプ用シリンダ44を設けた構成である。前記
フロントのストラット3を把持する把持ハンド17はず
れ止めを兼ねて三対のクランプアーム42,42を有
し、リアのストラット4を把持する把持ハンド18は二
対のクランプアーム42,42を有する構成である。
図1乃至図4に示す如く、フロントのストラット3上端
の車体取付用の2本のスタットボルト3aを設けている
インシュレータ3bが回転フリーであるので、該ストラ
ット3を前記把持ハンド17により把持して車体2に搬
入セットする際に、インシュレータ3bが回転して2本
のスタットボルト3aの軸線回り方向の位置が変動して
しまわないように、該インシュレータ3bを押さえ付け
て回り止めするものであり、その構成は前記把持ハンド
17のブラケット41の一側端部に回転軸筒51を垂直
に貫挿して回転自在に取付け、この回転軸筒51の上部
に同軸線的に一体に回転するように長尺な筒状ガイド5
2を連結し、これら回転軸筒51と筒状ガイド52内に
貫挿して更に長尺な押え棒53が設けられている。この
押え棒53は上方に高く突出し、その上端部が逆L字形
状に折曲され、その先端に押えゴム54が被嵌されてい
る。またその押え棒53は前記筒状ガイド52内で止め
ねじ55と溝係合して該筒状ガイド52に対し回り止め
されていると共に上下方向には所定範囲内で昇降移動可
能となっている。更に前記ブラケット41の一側端には
振り込み用シリンダ56が設けられ、このピストンロッ
ドの進退駆動で前記回転軸筒51と筒状ガイド52と止
めねじ55を介し押え棒53が往復回転して、この上端
折曲部押えゴム54が前記把持ハンド17に把持された
ストラット3のインシュレータ3b下側に横から振り込
まれたり離脱するようになっていると共に、前記回転軸
筒51の下端に支持枠部材57を介し昇降用シリンダ5
8が取り付けられ、このピストンロッドの進退駆動によ
り前記押え棒53が昇降移動して、この上端折曲部の押
えゴム54が前記インシュレータ3b下面に圧接して該
インシュレータ3bを回り止めロックしたりそのロック
解除するようになっている。
ト11,12の作業を助けるものとして、該組付ロボッ
ト11,12の把持ハンド17,18に前後一対ずつの
ストラット3,4を受け取らせるべく供給する左右のス
トラット供給装置13,14と、ストラット組付ロボッ
ト11,12がストラット供給装置13,14から把持
して来た前後一対ずつのストラット3,4を搬送途中で
最終的に位置決めするストラット位置決め装置15,1
6を説明する。
3,14は、図5で示した如く該左右のストラット組付
ロボッ11,12の両外側方近傍に設置されており、そ
の左右両者とも略同一構成をなすので、左側のストラッ
ト供給装置13のみを図8乃至図13により説明する。
このストラット供給装置13は図8及び第9図に示すパ
レット位置決め台60を備えている。このパレット位置
決め台60上に図示しない組立工場のストラット序列場
からコンベアとドロップリフターを介し次々と送られて
くる供給パレット70を受け止め、そのパレット70を
常に所定位置に位置決めして、このパレット70に搭載
された来た前後一対ずつのストラット3,4を前記スト
ラット組付ロボッ11が各々把持ハンド17,18でも
って確実に把持して取って行けるようにしている。
8及び図9に示す如くやや横長台枠状をなし、この前後
左右四隅部上にドロップリフターから下ろされる供給パ
レット70を水平に支持するボールベアリング62がそ
れぞれ同一高さで設けられていると共に、それより後側
にそれぞれ支柱63を介して左右一対のストッパ兼ガイ
ドローラ64が一段高く設けられ、更に略同高さで前側
中央に支持台65を介しパレット位置決め用シリンダ6
6が後方に向け水平に設けられ、このピストンロッドと
連動して進退移動する押動部材67が該支持台65上面
にガイドを介し設けられている。この押動部材67は二
等辺三角形状の先端部を有している。この押動部材67
がシリンダ66の駆動で後方に進出し、該先端部が前記
パレット70の前側部中央に形成されている二等辺三角
形状の凹部70aに嵌入して後方に押付けることによ
り、該パレット70が左右のガイドローラ64に押付け
られて前後左右に正確に位置決めされるようになってい
る。またこのパレット位置決め台60上には制御装置に
信号を送るストラット有無検知器としての発光素子68
と受光素子69よりなる光電管スイッチが対角線上に配
して設けられている。
員の手によりフロントのストラット3とリアのストラッ
ト4とが各一本ずつ搭載セットされ、そのまま前述した
如くコンベアで送られてドロップリフターにより前記パ
レット位置決め台60上に乗せられて位置決め保持され
るもので、その構成は図10乃至図13に示す如く、前
述のパレット位置決め用の二等辺三角形状の凹部70a
を有した長方形のベース71の上面にフロントのストラ
ット3とリアのストラット4とを各一本ずつ互いに並列
状態に位置決め保持する手段が設けられている。
フロントのストラット3の位置決めとして、その右端寄
りに上面が略U字形状とされて該ストラット3のインシ
ュレータ3bを受け止める支基プレート722が立設さ
れている共に、この支基プレート722の上面両端寄り
部に該インシュレータ3bから突設した2本のスタット
ボルト3aを受けるボルト受溝722aが形成されてい
る。また前記支基プレート722と同一軸線上の中間部
位に上面が略U字形状とされて該ストラット3のスプリ
ング下部シート3cを受ける回り止めプレート723が
立設され、更に左端寄りに該ストラット3の軸下端部を
受けるU字形状のガイド724と、押付プレート725
とが立設されている。この押付プレート725はハンド
操作可能な引き手725aを有すると共に、前記ガイド
724の下部軸受部724aを貫通した一対のスライド
軸726に支持されて常に押付スプリング727により
右方に付勢され、この押付プレート725によりストラ
ット3を前記右端の支基プレート722に押付けること
で、該ストラット3をインシュレータ3bの車体当たり
面と2本のスタットボルト3aとが基準位置に来るよう
に正確に位置決めするようになっている。
リアのストラット4の位置決めとして、その左端寄りに
上面が略U字形状とされて該ストラット4のスプリング
上部シート4bを受け止める支基プレート732が立設
されている共に、この支基プレート732の上面両端寄
り部に該スプリング上部シート4bから突設した2本の
スタットボルト4aを受けるボルト受溝732aが形成
されている。また前記支基プレート732と同一軸線上
の中間部位に上面が略U字形状とされて該ストラット4
のスプリング下部シート4cを受ける押付プレート73
3が立設されている。この押付プレート723はハンド
操作可能な引き手733aを有すると共に、下側の軸受
部734を貫通した一対のスライド軸735に支持され
て常に押付スプリング736により左方に付勢され、こ
の押付プレート733によりストラット4を前記左端の
支基プレート722に押付けることで、該ストラット4
をスプリング上部シート4bの車体当たり面と2本のス
タットボルト4aとが基準位置に来るように正確に位置
決めするようになっている。なおその更に右側にU字形
状のストラットガイド737、738が立設されてい
る。
16は、前記図5に示した如く左右のストラット組付ロ
ボッ11,12の両外側近傍付近にそれぞれフロント用
とリア用として設置されている。該左右のストラット組
付ロボッ11,12が把持ハンド17,18でもって前
述のストラット供給装置13,14のパレット位置決め
台60上の供給パレット70からフロントのストラット
3とリアのストラット4を把持して来る途中で、該把持
ハンド17,18に把持されているストラット3,4の
高さ及び各々の上端から突出している車体取付用の2本
のスタットボルト3a,4aの軸線回り方向の位置を最
終的に正しく位置決めして、車体2への搬入セットを確
実なものにするためのものである。
め装置15は、図14乃至図16に示す如くスタンド8
0上に取付ベースを兼ねた位置決めプレート81が水平
に固定され、この位置決めプレート81の一端側延出部
先端にインシュレータ3bの干渉を避ける半円弧状の逃
げ部81aが形成されていると共に、その左右部にスタ
ットボルト当て面81b,81cが形成されている。こ
の一方の当て面81bは1本のスタットボルト3aが嵌
合するV溝形とされ、他方の当て面81cは車種による
複数本のスタットボルト3a相互のピッチ変更に対応す
べく単なる平坦形状とされている。
間部に左右一対のブラケット82,82が立設され、こ
れらブラケット82,82に基端部を枢着して回動可能
なクランプ支持アーム83,83が設けられ、これらク
ランプ支持アーム83,83の先端に左右のボルト位置
決め用クランプ板84,84が回動可能に枢着して設け
られている。なおこの各クランプ板84,84は下部に
当てゴムを有する。また前記左右のクランプ支持アーム
83,83は引張りスプリング85により常時下側のス
トッパ86に当たる水平状態に付勢されている。一方前
記位置決めプレート81の他端部中央に背の高いブラケ
ット87が立設され、このブラケット87の上端に回動
可能に枢着してクランプ用シリンダ88が設けられ、こ
のピストンロッド先端にナックルジョイント89を介し
前記左右のクランプ板84,84の上端が枢支連結され
ている。
作すると左右のクランプ板84,84が左右の支持アー
ム83,83の先端枢着点を中心に図14の想像線で示
す如く位置決めプレート81の先端当て面81b,81
cから離間するように回動し、更にクランプ用シリンダ
88の引張動作により左右の支持アーム83,83をス
プリング85に抗し上方に回動させながら左右のクラン
プ板84,84が上方に逃げる如く移動する。この状態
で前記組立ロボット11の把持ハンド17に把持されて
来たストラット3の上端インシュレータ3bが横から前
記位置決めプレート81先端部に当てがえられ、その状
態でインシュレータ3bの車体当たり面が該位置決めプ
レート81下面に押し当てられて高さ出しが行われると
共に、前記クランプ用シリンダ88が押動作して左右の
クランプ板84,84を左右の支持アーム83,83と
共に下降し、更にその左右の支持アーム83,83がス
トッパ86に当たった後もクランプ用シリンダ88が押
動作し、これにより左右のクランプ板84,84が図1
4の実線で示す位置に回動して、前記インシュレータ3
bの車体取付用の2本のスタットボルト3a,3aを前
記位置決めプレート81先端のV溝形の当て面81bと
平坦な当て面81cに強制的に押し当てる。これで該ス
タットボルト3a,3aの最終位置決めを行う。
前記インシュレータ回り止め機構50が一時ロック解除
し、そして前記2本のスタットボルト3a,3aが左右
クランプ板84,84により位置決めプレート81先端
のV溝形の当て面81bと平坦な当て面81cに強制的
に押し当てられたら、直ぐに該インシュレータ回り止め
機構50が動作して押え棒53の上端折曲部の押さえゴ
ム54によりインシュレータ3b下面を押圧して回り止
めロックするようになっている。この回り止めロック状
態で前記クランプ用シリンダ88が引張り動作して左右
のクランプ板84,84を上方に逃がして最終位置決め
を終了し、そのまま組立ロボット11が把持ハンド17
で該ストラット3を把持したまま車体2の所定箇所に搬
入セットするようになっている。
置16は前述したフロント用のストラット位置決め装置
15と基本的には同一構成をなすので、詳細な図面およ
び説明は省略するが、リアのストラット4は上部のイン
シュレータ4bが図13に示した如く軸部に対し固定的
で回転しないものであることから、前述の如きインシュ
レータ回り止め機構50との連動動作は行わない。
トは、前述の如く構成したから、ティーチング動作によ
り把持ハンドで把持して来たストラットを車体の所要箇
所に対し、該車体側のバラツキを吸収しながら、且つ該
ストラット上部のインシュレータの回り止め状態で適確
に搬入セットでき、車体へのストラット組付作業の能率
アップが計れる。
実施例を示す要部の平面図。
り止め機構の断面図。
全体の概略的平面図。
置決め台の平面図。
図。
図。
図。
1,12…ストラット組付ロボット、11a,12a…
多関節アーム、13,14…ストラット供給装置、1
5,16…ストラット位置決め装置、17…把持ハン
ド、30…フローティング機構、50…インシュレータ
回り止め機構。
Claims (1)
- 【請求項1】 ティーチング動作によりストラットを把
持して自動車の車体の所要個所に搬入セットするストラ
ット組付ロボットであって、多関節アームの先端に設け
られたフローティング機構と、このフローティング機構
に該フローティング機構によって上方に付勢される状態
に設けられ前記ストラットを把持する把持ハンドと、こ
の把持ハンドに設けられ前記把持ハンドで把持された前
記ストラットの上部のインシュレータを押圧して回り止
めするインシュレータ回り止め機構とを有して構成され
ることを特徴とする車体へのストラット組付ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03079757A JP3106532B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 車体へのストラット組付ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03079757A JP3106532B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 車体へのストラット組付ロボット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04314680A JPH04314680A (ja) | 1992-11-05 |
JP3106532B2 true JP3106532B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=13699100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP03079757A Expired - Lifetime JP3106532B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 車体へのストラット組付ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3106532B2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP03079757A patent/JP3106532B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04314680A (ja) | 1992-11-05 |
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