JP3105911U - Frp管スリーブ - Google Patents

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Abstract

【課題】FRP管スリーブを、コンクリート躯体から容易に離型できるようにして、再使用の道を開き、経費負担を下げ、資源を節約して有効活用できるようにする。
【解決手段】両端面開放の円筒形状に成形されたFRPスリーブ1の側面を、軸心と平行に切断して1本の切れ目2を入れ、そして一方の管端縁部の側面に前記切れ目に対して対称かつ等間隔に3個の釘孔3を開設した。前記切れ目が、その切断面が相互に当接し、前記切れ目の片方の端縁に細長形状のFRP製当て板部材を接着し、そして該当て板部材の接着面がないフリー面部分が、該接着面と同面積を有して、FRP管スリーブ内面に当接するように構成した。
【選択図】図1

Description

本考案は、FRP管スリーブ、更に詳言すると、コンクリート構造物に配管類挿通用の貫通孔を形成するために使用されるスリーブであって、長手方向に1本の切れ目を入れたFRP管スリーブに関するものである。
従来、団地やマンション等の建設現場では、コンクリート躯体を貫通して給排水や配電等の開孔を壁や床に開設するため、鉄筋工事の進行に合わせて、壁や床を構築する場所の両側相対応して2枚の木製型枠を形設し、これらの木製型枠の間の配電等用の開孔を開設すべき所定の位置に、所定寸法の円筒形状のボイド管やFRP管スリーブを挟着し、2枚の木製型枠が形成する空隙にコンクリートを流し込み、コンクリートが凝固したら、木製枠体とボイド管を脱着し、FRP管スリーブはそのままにして、壁や床のコンクリート躯体に開孔が形成されるようにしている。
ボイド管は紙製で、FRP管スリーブに比し安価なため多用されているが、コンクリート打設後にコンクリート躯体に張り付くため離型が厄介で、手間がかかり、また雨天時雨水がかかると伸縮変形し、ボイド離型後のコンクリート面上に伸縮変形したボイド管に対応した凹凸ができ、凸部分を人の手でハツって平らな内面に仕上げなければならないときがある。紙製ボイド管自体は安価でも、ハツりの人工費が嵩み、天候により予測できない失費を強制される場合がある。加えて、紙製ボイド管は使い捨てのため、用済み後、廃棄物としての量が多くなり、その処理費も無視できない。
一方、FRP管スリーブは紙製ボイドに比し高価(約8倍程度)ではあるが、雨水がかかって変形することがない利点がある。しかし、現状ではコンクリート躯体から離型できないのでそのまま放置し、繰り返し使用はしていない。種々の利点を有するFRP管スリーブをコンクリート躯体から離型ができれば、再使用の道が開かれ、使用経費を下げ、更に資源の有効活用を図る必要がある。
この改善策として、FRP管スリーブをコンクリート躯体から容易に離型できるようにして、離型後これを再使用してリサイクルの道を開き、結果的には経費負担を下げ、資源の有効活用を図ることとしたのが本考案である。先行技術を見るに、特許文献1は、狭いスペースでの貫通スリーブの型枠への固定を簡単にするため、対向配置した一対の型枠にゴム製の取付本体を突設させ、この突設した取付本体を2分割した半割状の貫通スリーブで挟着し、貫通スリーブを型枠へ取着する作業の能率向上を図っている。次に、特許文献2は、梁や壁等のコンクリート打設時に必要な大径のFRP管スリーブに関し、コンクリートに対し耐荷重性を持たせ、周囲のコンクリートに欠陥部を生じさせないため大径とし、スリーブ自体を複数個のセグメントに分割し、これらをフランジで結合したものを提供している。特許文献1によれば、FRP管スリーブをコンクリート躯体からの離型ができることは予想されるが、作業が複雑である。特許文献2のセグメント分割も構成が複雑に過ぎる。
特開平 07−145833 特開平 08−285144
解決しようとする問題点は、種々の利点を有するFRP管スリーブを、簡易な構成によりコンクリート躯体から容易に離型できるようにして、再使用の道を開き、経費負担を下げ、資源を節約して、その有効活用を図ることである。
請求項1に係る考案は、両端面開放の円筒形状に成形されたFRP管スリーブにおいて、側面を軸心と平行に切断して1本の切れ目を入れ、そして一方の管端縁部の側面に前記切れ目に対して対称かつ等間隔に3個の釘孔を開設して構成したことを特徴とするFRP管スリーブであることを要旨とする。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載した前記切れ目が、その切断面が相互に当接し、前記切れ目の片方の端縁に細長形状のFRP製当て板部材を接着し、そして該当て板部材の接着面がないフリー面部分が、該接着面と同面積を有して、FRP管スリーブ内面に当接するように構成したものである請求項1記載のFRP管スリーブであることを要旨とする。
本考案のFRP管スリーブは、長手方向に1本の切れ目を入れるという簡易適切な構成を採ることにより、コンクリート躯体から容易にこれを離型することが可能となり、再使用に供する途が開かれた。ために負担経費が下がり、資源を節約することができる。
この考案のFRP管スリーブを具体化した最良の実施の形態について、以下図面を用いて説明する。
図1は、本考案の実施例1のFRP管スリーブ(1)正面図、図2は同上の平面図、そして図3はその作用を示す斜視図である。FRP管スリーブ(1)の側面を、ベビーカッターを用いて軸心方向に切断し、切れ目(2)を入れた。切れ目(2)は0.1mm程度の間隙であるが、FRP製のため可撓性があり、手で押さえれば簡単に密着するので、この状態で接着テープを貼着して、切れ目(2)の切断面(2a)と切断面(2b)を当接させて使用に供する。切断面(2a)と切断面(2b)を当接させ、密着させた状態でFRP管スリーブ(1)に外圧が加圧されても、切断面における円周方向に対する圧縮力には強いので充分に耐えうる。FRP管スリーブ(1)は、用途別に各種規格があり、直径100、125、150、175、200、250、長さ140、190、梁用には長さ300ないし900(何れも単位mm)のものもある。実施例1では直径100、長さ110、側面の厚み2のものを用いた。実施例1で使用したFRPは、ガラス繊維を2層に巻着し、難燃性不飽和ポリエステル樹脂のユピカFR(商標名)を含浸させ、硬化して管状に成形した規格品を用いた。FRP管スリーブ(1)を木製枠体間に挟着するには、解放状態にあるFRP管スリーブ(1)を広幅粘着テープで隙間がないように封印して、コンクリートが潜入するのを防止し、釘孔(3)から釘を木製枠体(図示省略)に打ち込んで止めた。釘の打ち込みには、釘打込み棒を使用した。釘孔(3)は、FRP管スリーブ(1)の側面上一方の端縁に、切れ目(2)に対称、等間隔の位置に3箇所開設した。
凝固したコンクリート躯体(図示省略)からFRP管スリーブ(1)を剥離してコンクリート躯体に開孔を形成するには、両側から挟着している木製枠体を取り除き、両端解放部を塞いだ広幅粘着テープを剥す。そこで、FRP管スリーブ(1)の端部に見える切れ目(2)とコンクリート躯体との間に、先端の尖った、例えばドライバーのマイナス先端を差込み、梃子の作用で力Fを加えると、切れ目(2)の端部が剥離する。力Fを矢印の方向に更に加え続けると剥離面積は拡大する。図3は、(3a)にコンクリート躯体からFRP管スリーブ(1)を剥離する初期段階を、そして(3b)に更に剥離が進んだ段階を示す。更に剥離が進めば、FRP管スリーブ(1)は凝固したコンクリート躯体から完全に剥離し、一方の切断面(2a)の側面が他方の切断面(2b)の側面に重なるように丸く重なり、FRP管スリーブ(1)は径がより小さくなって、剥離が完成する。これはFRPのか可撓性による。可撓性のない塩ビ管では実現できない。
図4は、本考案の実施例2のFRP管スリーブ(1)正面図、図5は同上の平面図、そして図6は図5のA部拡大である。実施例2のFRP管スリーブ(1)は、側面長手方向に切断形成した切れ目(2)の内面に沿い、細長形状の当て板部材(4)を、切断面(2a)側は接着し、そして切断面(2b)はフリーにして、被着した。図5のA部拡大には切断面(2a)と切断面(2b)の間、当て板部材(4)と切断面(2b)側内面の間の夫々に間隙が見られるが、図では誇張して表現したものである。実際の使用の際は、手で押し当てて密着させ、これを接着テープで固定し、切断面(2a)と(2b)を当接させた。切断面(2a)側のFRP管スリーブ(1)の外面から外力が加わっても、当て板部材(4)のため切断面(2a)と(2b)の当接状態は維持される。切断面同士の当接状態が維持されて始めて、コンクリート躯体に所定の開孔を形成することができる。
集合住宅等コンクリート建造物が多く建設されている今日、壁や床等に開設される開孔部構築のために使用されるFRP管スリーブを1回きりの使用に止めず、リサイクルをすることによって、資源を有効に活用し、健全な産業の発達に寄与する可能性大である。
本考案の実施例1のFRP管スリーブ(1)の正面図である。 本考案の実施例1のFRP管スリーブ(1)の平面図である。 本考案の実施例1のFRP管スリーブ(1)の作用を示す斜視図である。 本考案の実施例2のFRP管スリーブ(1)の正面図である。 本考案の実施例2のFRP管スリーブ(1)の平面図である。 図5のA部拡大である。
符号の説明
1 FRP管スリーブ
2 切れ目
3 釘孔
4 FRP当て板部材
F 剥離のために加えられる力

Claims (2)

  1. 両端面開放の円筒形状に成形された繊維強化プラスチック(以下、FRPという)スリーブにおいて、側面を軸心と平行に切断して1本の切れ目を入れ、そして一方の管端縁部の側面に前記切れ目に対して対称かつ等間隔に3個の釘孔を開設して構成したことを特徴とするFRP管スリーブ。
  2. 請求項1に記載した前記切れ目が、その切断面が相互に当接し、前記切れ目の片方の端縁に細長形状のFRP製当て板部材を接着し、そして該当て板部材の接着面がないフリー面部分が、該接着面と同面積を有して、FRP管スリーブ内面に当接するように構成したものである請求項1記載のFRP管スリーブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6132277B1 (ja) * 2016-04-01 2017-05-24 孝市 金子 壁貫通孔用スリーブ
JP2018053986A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 大和ハウス工業株式会社 耐火用スリーブ

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