JP3105450B2 - 構造物の地震被害危険度判定方法及びその装置 - Google Patents

構造物の地震被害危険度判定方法及びその装置

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01HMEASUREMENT OF MECHANICAL VIBRATIONS OR ULTRASONIC, SONIC OR INFRASONIC WAVES
    • G01H1/00Measuring characteristics of vibrations in solids by using direct conduction to the detector

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  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物が地震時に
どの程度の被害を受けるかという危険度を判定する方法
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の構造物の地震被害危険度判定方法
として、(1)構造物を振動させて、その振動から構造
物の固有周期を求める方法、(2)チェックリストを用
いて構造物の耐震性を採点する方法、(3)構造計算か
ら耐震指標を算出する耐震診断法などが用いられてい
る。
【0003】(1)構造物を振動させてその振動から構
造物の固有周期を求める方法では、起震機や衝撃を与え
る重りなどを用いて構造物を振動させて、その振動から
構造物の固有周期を求めて、その固有周期を基準値と比
較して、構造物の耐震性を判定する。 (2)チェックリストを用いて構造物の耐震性を採点す
る方法では、決められた項目(構造物直下の地盤の良し
悪しや構造物の建設年代や構造細目など)の調査結果を
チェックリストを用いて採点し、総計点の高さで耐震性
を判定する。
【0004】(3)構造計算から構造物の耐震指標を算
出する耐震診断法では、壁と柱の断面積に基づいて各層
の終局強度を略算する方法や、梁と床スラブは剛強であ
ると仮定して、その層の個々の柱及び壁の曲げ、及び剪
断終局強度の計算値に基づいて強度を求め、曲げ強度と
剪断終局強度の関係と、剪断補強鉄筋の量などに基づい
てじん性を算定する方法や、梁の強度とじん性も考慮し
て簡単な非線形骨組解析を行う方法などを必要に応じて
実施する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構造物の地震被害危険度判定法には、次のよう
な問題点があった。構造物を振動させてその振動から構
造物の固有周期を求める方法では、構造物を振動させる
ために大がかりな装置が必要であるとともに、その装置
を据え付ける際や衝撃を与える際に、構造物を傷つける
心配があった。さらに、固有周期で構造物の地震被害危
険度を判定するには、比較データとして固有周期の理論
値、経験値または過去の測定値などの基準値がなければ
判定できなかった。
【0006】チェックリストを用いて構造物の耐震性を
採点する方法では、判定者の主観による大まかな判定し
かできないので、定量的に構造物の振動特性を把握する
ことはできなかった。構造計算から構造物の耐震指標を
算出する耐震診断法では、構造計算に用いるデータを得
るための調査やデータの入力などに、かなりの時間と経
費が必要であった。さらに、判定作業を行うには構造計
算に関する高いレベルの知識が必要であり、限られた専
門家の従事が不可欠であった。
【0007】本発明は、上記した従来の問題点を解決す
るために、構造物に振動センサを設置して振動データを
記録し、得られたデータに簡単な演算を施すだけで、構
造物の地震被害危険度を定量的に評価する方法及びその
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕構造物の地震被害危険度判定方法において、
(a)構造物の層の上面と、この構造物近傍の地表面と
にそれぞれ振動センサを設置して振動データを測定し、
(b)前記構造物の層の上面で記録された振動データ
と、前記構造物近傍の地表面で記録された振動データと
のスペクトル比に基づいて、前記構造物の層の上面の振
動の伝達関数を推定して、前記構造物の層の上面の振動
の卓越振動数と増幅倍率を求め、(c)前記構造物の層
の上面の振動の卓越振動数と増幅倍率と前記構造物の層
の高さとに基づいて、この構造物の層の変形による地震
被害危険度指標を求め、(d)この地震被害危険度指標
に想定地震加速度を乗じて、前記構造物の層に地震時に
発生する最大剪断ひずみ量を求めるようにしたものであ
る。
【0009】〔2〕上記〔1〕記載の構造物の地震被害
危険度判定方法において、前記構造物の層の上面で記録
された振動データの水平成分と、前記構造物近傍の地表
面で記録された振動データの水平成分とのスペクトル比
に基づいて求めた卓越振動数と増幅倍率を用いて前記構
造物の層の地震被害危険度指標を求め、この地震被害危
険度指標に地震時に想定される最大地表面加速度を乗じ
ることによって、前記構造物の層の剪断ひずみ量を求め
るようにしたものである。
【0010】〔3〕上記〔1〕記載の構造物の地震被害
危険度判定方法において、前記構造物の層の上面で記録
された振動データの水平成分と前記構造物近傍の地表面
で記録された振動データの水平成分のスペクトル比に基
づいて求めた卓越振動数と、前記構造物の層の上面で記
録された振動データの水平部分と前記構造物近傍の地表
面で記録された振動データの上下成分とのスペクトル比
に基づいて求めた増幅倍率とを用いて、表層地盤での地
震動の増幅を考慮した前記構造物の層の地震被害危険度
指標を求め、この地震被害危険度指標に地震時に想定さ
れる最大基盤加速度を乗じることによって、前記構造物
の層の剪断ひずみ量を求めるようにしたものである。
【0011】〔4〕構造物の地震被害危険度判定方法に
おいて、(a)構造物の層の上面と、この構造物の層の
下面と、この構造物近傍の地表面とにそれぞれ振動セン
サを設置して振動データを記録し、(b)前記構造物の
層の上面で記録された振動データと、前記構造物近傍の
地表面で記録された振動データとのスペクトル比を用い
て、前記構造物の層の上面の振動の伝達関数を推定し
て、前記構造物の層の上面の振動の卓越振動数と増幅倍
率を求め、(c)前記構造物の層の下面で記録された振
動データと、前記構造物近傍の地表面で記録された振動
データとのスペクトル比を用いて、前記構造物の層の下
面の振動の伝達関数を推定して、前記構造物の層の下面
の振動の卓越振動数と増幅倍率を求め、(d)前記構造
物の層の上面の振動の卓越振動数と増幅倍率と、前記構
造物の層の下面の振動の卓越振動数と増幅倍率と、前記
構造物の層の高さに基づいて、この構造物の層の変形に
よる地震被害危険度指標を求め、(e)この地震被害危
険度指標に想定地震加速度を乗じて前記構造物の層の剪
断ひずみ量を求めるようにしたものである。
【0012】〔5〕上記〔4〕記載の構造物の地震被害
危険度判定方法において、前記構造物の層の上面と該構
造物の層の下面とで記録された振動データの水平成分
と、前記構造物近傍の地表面で記録された振動データの
水平成分とのスペクトル比に基づいて求めた卓越振動数
と増幅倍率を用いて前記構造物の層の地震被害危険度指
標を求め、この地震被害危険度指標に地震時に想定され
る最大地表面加速度を乗じることによって、前記構造物
の層の剪断ひずみ量を求めるようにしたものである。
【0013】〔6〕上記〔4〕記載の構造物の地震被害
危険度判定方法において、前記構造物の層の上面と該構
造物の層の下面とで記録された振動データの水平成分と
前記構造物近傍の地表面で記録された振動データの水平
成分のスペクトル比に基づいて求めた卓越振動数と、前
記構造物の層の上面と該構造物の層の下面とで記録され
た振動データの水平部分と前記構造物近傍の地表面で記
録された振動データの上下成分とのスペクトル比に基づ
いて求めた増幅倍率とを用いて、表層地盤での地震動の
増幅を考慮した前記構造物の層の地震被害危険度指標を
求め、この地震被害危険度指標に地震時に想定される最
大基盤加速度を乗じることによって、前記構造物の層の
剪断ひずみ量を求めるようにしたものである。
【0014】〔7〕上記〔1〕、〔2〕、〔3〕、
〔4〕、〔5〕又は〔6〕記載の構造物の地震被害危険
度判定方法において、前記振動データは常時微動振動デ
ータである。 〔8〕構造物の地震被害危険度判定装置において、
(a)構造物の層の上面に設置される振動データを測定
するための第1の振動センサと、(b)前記構造物近傍
の地表面に設置される振動データを測定するための第2
の振動センサと、(c)前記各振動センサに接続され
て、振動データに基づいて構造物の地震被害危険度を判
定する地震被害危険度データ処理装置とを備え、(d)
この地震被害危険度データ処理装置は、前記第1の振動
センサで記録された振動データと、前記第2の振動セン
サで記録された振動データのスペクトル比に基づいて、
前記構造物の層の上面の振動の伝達関数を推定して、前
記構造物の層の上面の振動の卓越振動数と増幅倍率を求
め、前記構造物の層の上面の振動の卓越振動数と増幅倍
率と前記構造物の層の高さとに基づいて、この構造物の
層の変形による地震被害危険度指標を求め、この地震被
害危険度指標に想定地震加速度を乗じて、前記構造物の
層に地震時に発生する最大剪断ひずみ量を求めるように
したものである。
【0015】
〔9〕上記〔8〕記載の構造物の地震被害
危険度判定装置において、前記地震被害危険度データ処
理装置は、前記構造物の層の上面で記録された振動デー
タの水平成分と、前記構造物近傍の地表面で記録された
振動データの水平成分とのスペクトル比に基づいて求め
た卓越振動数と増幅倍率を用いて前記構造物の層の地震
被害危険度指標を求め、該地震被害危険度指標に地震時
に想定される最大地表面加速度を乗じることによって、
前記構造物の層の剪断ひずみ量を求めるようにしたもの
である。
【0016】〔10〕上記〔8〕記載の構造物の地震被
害危険度判定装置において、前記地震被害危険度データ
処理装置は、前記構造物の層の上面で記録された振動デ
ータの水平成分と前記構造物近傍の地表面で記録された
振動データの水平成分のスペクトル比に基づいて求めた
卓越振動数と、前記構造物の層の上面で記録された振動
データの水平部分と前記構造物近傍の地表面で記録され
た振動データの上下成分とのスペクトル比に基づいて求
めた増幅倍率とを用いて、表層地盤での地震動の増幅を
考慮した前記構造物の層の地震被害危険度指標を求め、
該地震被害危険度指標に地震時に想定される最大基盤加
速度を乗じることによって、前記構造物の層の剪断ひず
み量を求めるようにしたものである。
【0017】〔11〕構造物の地震被害危険度判定装置
において、(a)構造物の層の上面に設置される振動デ
ータを測定するための第1の振動センサと、(b)前記
構造物の層の下面に設置される振動データを測定するた
めの第2の振動センサと、(c)前記構造物近傍の地表
面に設置される振動データを測定するための第3の振動
センサと、(d)前記各振動センサに接続されて、振動
データに基づいて構造物の地震被害危険度を判定する地
震被害危険度データ処理装置とを備え、(e)この地震
被害危険度データ処理装置は、前記第1の振動センサで
記録された振動データと、前記第3の振動センサで記録
された振動データのスペクトル比を用いて、前記構造物
の層の上面の振動の伝達関数を推定して、前記構造物の
層の上面の振動の卓越振動数と増幅倍率を求め、前記第
2の振動センサで記録された振動データと、前記第3の
振動センサで記録された振動データのスペクトル比を用
いて、前記構造物の層の下面の振動の伝達関数を推定し
て、前記構造物の層の下面の振動の卓越振動数と増幅倍
率を求め、前記構造物の層の上面の振動の卓越振動数と
増幅倍率と、前記構造物の層の下面の振動の卓越振動数
と増幅倍率と、前記構造物の層の高さとに基づいて、こ
の構造物の層の変形による地震被害危険度指標を求め、
この地震被害危険度指標に想定地震加速度を乗じて前記
構造物の層の剪断ひずみ量を求めるようにしたものであ
る。
【0018】〔12〕上記〔11〕記載の構造物の地震
被害危険度判定装置において、前記地震被害危険度デー
タ処理装置は、前記構造物の層の上面と該構造物の層の
下面とで記録された振動データの水平成分と、前記構造
物近傍の地表面で記録された振動データの水平成分との
スペクトル比に基づいて求めた卓越振動数と増幅倍率を
用いて前記構造物の層の地震被害危険度指標を求め、該
地震被害危険度指標に地震時に想定される最大地表面加
速度を乗じることによって、前記構造物の層の剪断ひず
み量を求めるようにしたものである。
【0019】〔13〕上記〔11〕記載の構造物の地震
被害危険度判定装置において、前記構造物の層の上面と
該構造物の層の下面とで記録された振動データの水平成
分と前記構造物近傍の地表面で記録された振動データの
水平成分のスペクトル比に基づいて求めた卓越振動数
と、前記構造物の層の上面と該構造物の層の下面とで記
録された振動データの水平部分と前記構造物近傍の地表
面で記録された振動データの上下成分とのスペクトル比
に基づいて求めた増幅倍率とを用いて、表層地盤での地
震動の増幅を考慮した前記構造物の層の地震被害危険度
指標を求め、 該地震被害危険度指標に地震時に想定さ
れる最大基盤加速度を乗じることによって、前記構造物
の層の剪断ひずみ量を求めるようにしたものである。
【0020】〔14〕上記〔8〕、
〔9〕、〔10〕、
〔11〕、〔12〕又は〔13〕記載の構造物の地震被
害危険度判定装置において、前記振動センサは常時微動
振動データを検出するセンサである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。まず、構造物の第1層
(地盤に接した層)の地震被害危険度を求める方法につ
いて説明する。図1は本発明の第1実施例を示す構造物
の第1層(地盤に接した層)の地震被害危険度を判定す
る場合の振動測定の説明図、図2はその地震被害危険度
判定方式のブロック図、図3は振動センサの構成図であ
る。
【0022】図1に示すように、構造物1の地震被害危
険度を判定する場合、地震被害危険度を判定する層2の
上面3に振動センサ7と、付近の地表面4に振動センサ
8を設置する。ここで、振動センサ7の構成について図
3を参照しながら説明する。なお、振動センサ8も、振
動センサ7と同じ構成を有しており、振動データ(例え
ば、常時微動)を得ることができる。すなわち、振動セ
ンサ7は、電力を供給するとともに、振動データを出力
するコネクタ7a、このコネクタ7aに接続されるコー
ド7b、ケース7iに設けられる水準器7c、把手7
d、極性方向マーク7e、上下(Z)方向検出部7f、
水平(X)方向検出部7g、水平(Y)方向検出部7h
である。
【0023】このように、振動センサ7の水平成分は地
震被害危険度を判定する方向の振動を記録できるように
設置方向を合わせる。この地震被害危険度判定方式は、
図2に示すように、その振動センサ7(又は8)からの
振動データを地震被害危険度データ処理装置9に読み込
む。この地震被害危険度データ処理装置9は、フィルタ
付増幅器9a、A/D変換器9b、波形記録部9c、解
析処理部9d、出力部9eから構成されている。
【0024】図1に示すように、層2の上面3の地表面
4に対する振動の伝達関数は、層2の上面3で得られた
振動センサ7の振動データの水平成分10と、地表面4
で得られた振動センサ8の振動データの水平成分11と
のスペクトル比で推定される。この推定された伝達関数
のピークの値から、層2の上面3の地表面4に対する振
動の卓越振動数Fs と増幅倍率As とが求められる。
【0025】基盤5の振動は水平成分と上下成分の大き
さがほぼ等しいこと、及び振動の上下成分が表層地盤に
よってあまり増幅されないことを考慮すれば、基盤5で
の振動データの水平成分13のスペクトルを地表面4で
の振動データの上下成分12のスペクトルで近似でき
る。したがって、層2の上面3の基盤5に対する振動の
伝達関数は、層2の上面3で記録された振動データの水
平成分10と地表面4で記録された振動データの上下成
分12とのスペクトル比で推定される。この推定された
伝達関数のピークの値から、層2の上面3の基盤5に対
する振動の増幅倍率Asgが求められる。なお、6は表層
の地盤である。
【0026】地震時に想定される最大地表面加速度αs
と、最大基盤加速度αb と、層の上面3に発生する最大
加速度αの間には、次の式(1)の関係がある。 α=As ×αs =Asg×αb …(1) 構造物1近傍の地表面4に最大地表面加速度αs (Ga
l)の地震波が入力された場合、層の上面3の地震時の
水平変位量、すなわち、第1層の層間変位量δ(cm)
は次の式(2)で求められる。
【0027】 δ=I/k =M×α/k =(M/k)×As ×αs =(1/ω2 )×As ×αs =〔1/(2πFs 2 〕×As ×αs =(1/4π2 )×(As /Fs 2 )×αs …(2) 構造物1直下の基盤5に最大基盤加速度αb (Gal)
の地震波が入力された場合、層の上面3の地震時の水平
変位量、すなわち、第1層の層間変位量δ(cm)は、
式(3)で求められる。
【0028】 δ=I/k =M×α/k =(M/k)×Asg×αb =(1/ω2 )×Asg×αb =〔1/(2πFS 2 〕×Asg×αb =(1/4π2 )×(Asg/Fs 2 )×αb …(3) ここに、Mは層の上面3の振動に係わる有効質量を、I
は地震時に有効質量Mに発生する慣性力を、kは層の上
面3の振動に係わる剛性を一つの剪断バネに置き換えた
場合のバネ定数を、ωは層の上面3の振動の角振動数を
表したものであるが、実際に水平変位量δを計算する場
合には、これらの値は必要なく、層の上面3の振動の卓
越振動数Fs と、増幅倍率As またはAsgと、最大基盤
加速度α b とから、地震時に層の上面3に生じる変位量
を求めることができる。
【0029】層2の高さをh1 (m)と表すと、この層
2の剪断ひずみ量γ(10-6)は最大地表面加速度を用
いた場合には式(4)、最大基盤加速度を用いた場合に
は式(5)で求められる。式(4)及び式(5)の右辺
の1行目に乗じられている定数10000は、層間変位
量δを求める際に用いた地震加速度αs 及びαb をガル
(Gal)の単位で、層2の高さh1 をメートル(m)
の単位で与えたときに求められる剪断ひずみ量γが、マ
イクロ(10-6)の単位で求められるように工夫して与
えたものである。
【0030】 γ=10000×δ/h1 =10000×(1/4π2 )×(As /Fs 2 )×αs /h1 =(2500As /π2 s 2 1 )×αs …(4) γ=10000×δ/h1 =10000×(1/4π2 )×(Asg/Fs 2 )×αb /h1 =(2500Asg/π2 s 2 1 )×αb …(5) 最大地表面加速度を用いる場合、地震被害危険度指標K
s を式(6)のように決めれば、この地震被害危険度指
標Ks に地震時に想定される最大地表面加速度αs を乗
じることによって、層2に発生する最大剪断ひずみ量γ
(10-6)(後述)を推定することができる。
【0031】 Ks =2500As /π2 s 2 1 …(6) 同様に、最大基盤加速度を用いる場合、地震被害危険度
指標Ksgを式(7)のように決めれば、この地震被害危
険度指標Ksgに地震時に想定される最大基盤加速度αb
を乗じることによって、層2に発生する最大剪断ひずみ
量γ(10-6)を推定することができる。
【0032】 Ksg=2500Asg/π2 s 2 1 …(7) 次に、構造物の任意の層の地震被害危険度指標と剪断ひ
ずみ量を求める方法を説明する。図4は本発明の第2実
施例を示す多層構造物の任意の層の地震被害危険度を判
定する場合の振動測定の説明図である。
【0033】上記した第1実施例の構造物の第1層(地
盤に接した層)の地震被害危険度を求める方法を応用し
て、多層構造物21の第n層22(地震被害危険度を判
定したい層)に発生する層間変形による地震被害危険度
指標を決める。多層構造物21の第n層22の上面23
の地表面25に対する伝達関数は、第n層22の上面2
3で記録された振動データの水平成分32と、地表面2
5で記録された振動データの水平成分34とのスペクト
ル比で推定される。この推定された伝達関数から、第n
層22の上面23の地表面25に対する振動の卓越振動
数Fsuと増幅倍率Asuを求めることができる。
【0034】同様に、第n層の下面24の地表面25に
対する伝達関数は、第n層22の下面24で記録された
振動データの水平成分33と、地表面25で記録された
振動データの水平成分34とのスペクトル比で推定され
る。この推定された伝達関数から第n層22の下面24
の地表面25に対する振動の卓越振動数Fsdと増幅倍率
sdを求めることができる。
【0035】第n層22の上面23の基盤26に対する
伝達関数は、第n層22の上面23で記録された振動デ
ータの水平成分32と、地表面25で記録された振動デ
ータの上下成分35とのスペクトル比で推定される。こ
の推定された伝達関数から第n層22の上面23の基盤
26に対する振動の増幅倍率Asgu を求めることができ
る。
【0036】同様に、第n層22の下面24の基盤26
に対する伝達関数は、第n層22の下面24で記録され
た振動データの水平成分33と、地表面25で記録され
た振動データの上下成分35とのスペクトル比で推定さ
れる。この推定された伝達関数から第n層22の下面2
4の基盤26に対する振動の増幅倍率Asgd を求めるこ
とができる。なお、27は表層地盤、28は層の上面に
設置した振動センサ、29は層の下面に設置した振動セ
ンサ、30は地表面に設置した振動センサ、31は地震
被害危険度データ処理装置であり、第1実施例の地震被
害危険度データ処理装置9と同じ構成を有する。36は
基盤での振動データの水平成分である。
【0037】多層構造物21近傍の地表面25に最大地
表面加速度αs (Gal)の地震波が入力された場合の
第n層22の上面23の地震時の水平変位量と、第n層
22の下面24の地震時の水平変位量とを、式(2)を
用いて求め、それらの差をとって第n層22の層間変位
量δ(cm)を求めると式(8)のようになる。 δ=(1/4π2 )×(Asu/Fsu 2 )×αs −(1/4π2 )× (Asd/Fsd 2 )×αs =(1/4π2 )×〔(Asu/Fsu 2 )−(Asd/Fsd 2 )〕×αs …(8) 構造物直下の基盤26に最大基盤加速度αb (Gal)
の地震波が入力された場合の第n層22の上面23の地
震時の水平変位量と、第n層22の下面24の地震時の
水平変位量とを、式(2)を用いて求め、それらの差を
とって第n層22の層間変位量δ(cm)を求めると次
の式(9)のようになる。
【0038】 δ=(1/4π2 )×(Asgu /Fsu 2 )×αb −(1/4π2 )× (Asgd /Fsd 2 )×αb =(1/4π2 )×〔(Asgu /Fsu 2 )−(Asgd /Fsd 2 )〕×αb …(9) 第n層22の高さをhn (m)と表すと、この第n層2
2の剪断ひずみ量γ(10-6)は最大地表面加速度を用
いた場合には式(10)、最大基盤加速度を用いた場合
には式(11)で求められる。式(10)及び式(1
1)の右辺の1行目に乗じられた定数10000は、層
間変位量δを求める際に用いた地震加速度αs 及びαb
をガル(Gal)の単位で、第n層22の高さhn をメ
ートル(m)の単位で与えたときに、求められる剪断ひ
ずみ量γがマイクロ(10-6)の単位で求められるよう
に工夫して与えたものである。 γ=10000×δn /hn =10000×(1/4π2 )×〔(Asu/Fsu 2 )−(Asd/Fsd 2 )〕 ×αs /hn =(2500/π2 n )×〔(Asu/Fsu 2 )−(Asd/Fsd 2 )〕×αs …(10) γ=10000×δn /hn =10000×(1/4π2 )×〔(Asgu /Fsu 2 ) −(Asgd /Fsd 2 )〕×αb /hn =(2500/π2 n ) ×〔(Asgu /Fsu 2 )−(Asgd /Fsd 2 )〕×αb …(11) 地震被害危険度指標Ksnを以下の式(12)のように決
めれば、この地震被害危険度指標Ksnに地震時に想定さ
れる最大地表面加速度αs を乗じることによって、第n
層22に発生する最大剪断ひずみ量γ(10-6)を推定
することができる。
【0039】 Ksn=(2500/π2 n )×〔(Asu/Fsu 2 )−(Asd/Fsd 2 )〕 …(12) 同様に、最大基盤加速度を用いる場合、地震災害危険度
指標Ksgn を式(13)のように決めれば、この地震被
害危険度指標Ksgn に地震時に想定される最大地表面加
速度αb を乗じることによって、第n層22に発生する
最大剪断ひずみ量γ(10-6)を推定することができ
る。
【0040】 Ksgn =(2500/π2 n )×〔(Asgu /Fsu 2 ) −(Asgd /Fsd 2)〕 …(13) 以下、より具体的な実施例について説明する。
【0041】構造物の第1層の地震被害危険度を求める
方法の実施例として、常時微動を用いた2階建て木造家
屋の耐震診断例を示す。図5は本発明の第3実施例を示
す2階建て木造家屋の常時微動測定の説明図である。2
階建て木造家屋aの1階部分の層b(地震被害危険度を
判定する層)の変形による地震被害危険度を判断するた
めに、2階床面(層の上面)c上に振動センサgを、地
表面dに振動センサhをそれぞれ設置して、常時微動を
同時測定してスペクトル比を求めた。なお、eは基盤、
fは表層の地盤、iは地震被害危険度データ処理装置で
あり、第1実施例の地震被害危険度データ処理装置9と
同じ構成を有する。
【0042】図6は本発明の第3実施例を示す2階床面
で記録された常時微動の水平成分と地表面で記録された
常時微動の水平成分とのスペクトル比(2階床面cの地
表面dに対する振動の伝達関数の推定値)を示す図であ
る。図6の第1ピークから、卓越振動数Fs =3.39
Hz、増幅倍率As =13.4倍として求めることがで
きる。
【0043】図7は本発明の第3実施例を示す2階床面
で記録された常時微動の水平成分と地表面で記録された
常時微動の上下成分とのスペクトル比(2階床面cの基
盤eに対する振動の伝達関数の推定値)を示す図であ
る。図7のピークから増幅倍率Asg=21.6倍と求め
ることができる。この2階建て木造家屋aの1階部分の
層bの高さ2.8mを用いれば、地震時に想定される最
大地表面加速度αs で地震被害危険度を判定する場合に
用いる地震被害危険度指数Ks =105と求められ、地
震時に想定される最大地表面加速度αs =100Ga
l、200Gal、300Galについて、生じる剪断
ひずみ量γ(10-6)を求めたものを表1に示す。
【0044】木造家屋に地震被害が発生する剪断ひずみ
量は、凡そ1/60ラジアン(≒17000×10-6
程度と言われており、この2階建て木造家屋aは最大地
表面加速度αs が100Gal程度では被害は発生しな
いが、200Gal、300Galでは被害を受けるも
のと判定できる。
【0045】
【表1】
【0046】この2階建て木造家屋aの第1層bの高さ
2.8mを用いれば、地震時に想定される最大基盤加速
度αb で地震被害危険度を判定する場合に用いる地震被
害危険度指標はKsg=170と求められ、地震時に想定
される最大基盤加速度αb =50Gal、100Ga
l、150Galについて生じる剪断ひずみ量γ(10
-6)を求めたものを表2に示す。
【0047】木造家屋に地震被害が発生する剪断ひずみ
量は、凡そ1/60ラジアン(≒17000×10-6
程度なので、この2階建て木造家屋aは最大基盤加速度
αbが50Gal程度では被害は発生しないが、100
Gal程度で被害が発生し始め、150Galでは被害
を受けるものと判定できる。
【0048】
【表2】
【0049】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。本発明の第4実施例を示す構造物の地震被害危険度
判定法を、地下1階地上19階の高層建築物に適用した
場合の実施例を示す。判定対象の高層建築物は1995
年兵庫県南部地震の震源域に位置しており、震度7レベ
ルの揺れを経験している。この高層建築物は、外見上は
大きな被害が発生しなかったので、現在も使用されてい
るが、耐震強度が低下している危険性が高い建築物であ
る。
【0050】図8は本発明の第4実施例を示す測定対象
の高層建築物の概略図である。この実施例では、高層建
築物jの1−3階部分を第1層k1、4−6階部分を第
2層k2、7−9階部分を第3層k3、10−12階部
分を第4層k4、13−15階部分を第5層k5、16
−18階部分を第6層k6として、3階分をまとめて1
層と考え、その層の平均剪断ひずみ量γを求めることに
より、高層建築物jの地震被害危険度を判定した。
【0051】表3に高層建築物j各層上で記録された振
動データの水平成分と地表面mで記録された振動データ
の上下成分とのスペクトル比の第1ピークを用いて求め
た各階の床面の地表面mに対する卓越振動数Fs と増幅
倍率As 及び基盤nに対する増幅倍率Asgを示し、表4
に各層の地震被害危険度指標Ksgn 、及び剪断ひずみ量
γを示す。層の高さhn はすべて9.6mであり、地震
時に想定される最大基盤加速度αb は100Galとし
た。
【0052】鉄筋系の建築物に被害が発生する剪断ひず
み量γは、凡そ1/250ラジアン(≒4000×10
-6)程度と言われている。第1層から第5層の剪断ひず
み量γは1/250ラジアンの凡そ6〜20倍と非常に
大きく、この高層建築物jは最大基盤加速度αb が10
0Gal程度の地震でも、かなりの被害を受ける可能性
があるものと判定できる。また、特に第2層の危険度が
高く、第2層で中間層破壊を引き起こす可能性があるも
のと判定できる。
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】
【0055】
【発明の効果】以上詳細に述べたように、本発明によれ
ば、次のような効果を奏することができる。構造物を振
動させるための装置などを必要とすることなく、簡単に
地震被害危険度を測定でき、しかも、地震時に想定され
る剪断ひずみ量を求めることができるので、理論値やそ
の計測値などを用いなくても、定量的に構造物の地震被
害危険度を判定することができる。
【0056】また、判定対象の構造物の詳細な調査を必
要とせず、簡単な測定と演算を行うだけで地震被害危険
度を判定でき、熟練者が判定に従事する必要もないの
で、短時間、低コストで構造物の地震被害危険度を判定
することができる。また、構造物の実際の振動データを
用いるので、構造物の老朽化や施工不良などの全ての影
響を含んだ絶対的な評価が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す構造物の第1層(地
盤に接した層)の地震被害危険度を判定する場合の振動
測定の説明図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す地震被害危険度判定
方式のブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す地震被害危険度判定
方式における振動センサの構成図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す多層構造物の任意の
層の地震被害危険度を判定する場合の振動測定の説明図
である。
【図5】本発明の第3実施例を示す2階建て木造家屋の
常時微動測定の説明図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す2階床面で記録され
た常時微動の水平成分と地表面で記録された常時微動の
水平成分とのスペクトル比(2階床面の地表面に対する
振動の伝達関数の推定値)を示した図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す2階床面で記録され
た常時微動の水平成分と地表面で記録された常時微動の
上下成分とのスペクトル比(2階床面の基盤に対する振
動の伝達関数の推定値)を示す図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す測定対象の高層建築
物の概略図である。
【符号の説明】
s ,Fsu 層の上面の地表面に対する振動の卓越振
動数 As ,Asu 層の上面の地表面に対する振動の増幅倍
率 Asg,Asgu 層の上面の基盤に対する振動の増幅倍
率 Fsd 層の下面の地表面に対する振動の卓越振動数 Asd 層の下面の地表面に対する振動の増幅倍率 Asgd 層の下面の基盤に対する振動の増幅倍率 αs 地震時に想定される最大地表面加速度 αb 地震時に想定される最大基盤加速度 α 地震時に層の上面に発生する最大加速度 δ 層間変位量 γ 層の剪断ひずみ量 I 地震時に発生する慣性力 M 層の上面の振動に係わる有効質量 k 層の上面の振動に係わるバネ定数 ω 層の上面の振動の角振動数 h1 ,hn 層の高さ Ks 第1層の地震被害危険度指標(最大地表面加速
度を用いる場合) Ksg 第1層の地震被害危険度指標(最大基盤加速度
を用いる場合) Ksn 任意の層の地震被害危険度指標(最大地表面加
速度を用いる場合) Ksgn 任意の層の地震被害危険度指標(最大基盤加速
度を用いる場合) 1,21 地震被害危険度判定の対象となる構造物 2,22 地震被害危険度の判定の対象となる層 3,23 層の上面 4,25,d,m 地表面 5,26,e,n 基盤 6,27,f 表層地盤 7,28,g 層の上面に設置した振動センサ 7a コネクタ 7b コード 7c 水準器 7d 把手 7e 極性方向マーク 7f 上下(Z)方向検出部 7g 水平(X)方向検出部 7h 水平(Y)方向検出部 7i ケース 8,30,h 地表面に設置した振動センサ 9,31,i 地震被害危険度データ処理装置 9a フィルタ付増幅器 9b A/D変換器 9c 波形記録部 9d 解析処理部 9e 出力部 10,32 層の上面で記録された振動データの水平
成分 11,34 地表面で記録された振動データの水平成
分 12,35 地表面で記録された振動データの上下成
分 13,36 基盤での振動データの水平成分 24 層の下面 29 層の下面に設置した振動センサ 33 層の下面で記録された振動データの水平成分 a 2階建て木造家屋 j 高層建築物 k1 高層建築物の第1層 k2 高層建築物の第2層 k3 高層建築物の第3層 k4 高層建築物の第4層 k5 高層建築物の第5層 k6 高層建築物の第6層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西永 雅行 埼玉県入間市高倉4番11−2−409 (56)参考文献 特開 平8−105823(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01H 1/00 G01H 17/00 G01M 7/02 JICSTファイル(JOIS)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物の地震被害危険度判定方法におい
    て、(a)構造物の層の上面と、該構造物近傍の地表面
    とにそれぞれ振動センサを設置して振動データを測定
    し、(b)前記構造物の層の上面で記録された振動デー
    タと、前記構造物近傍の地表面で記録された振動データ
    とのスペクトル比に基づいて、前記構造物の層の上面の
    振動の伝達関数を推定して、前記構造物の層の上面の振
    動の卓越振動数と増幅倍率を求め、(c)前記構造物の
    層の上面の振動の卓越振動数と増幅倍率と前記構造物の
    層の高さとに基づいて該構造物の層の変形による地震被
    害危険度指標を求め、(d)該地震被害危険度指標に想
    定地震加速度を乗じて、前記構造物の層に地震時に発生
    する最大剪断ひずみ量を求めることを特徴とする構造物
    の地震被害危険度判定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の構造物の地震被害危険度
    判定方法において、前記構造物の層の上面で記録された
    振動データの水平成分と、前記構造物近傍の地表面で記
    録された振動データの水平成分とのスペクトル比に基づ
    いて求めた卓越振動数と増幅倍率を用いて前記構造物の
    層の地震被害危険度指標を求め、 該地震被害危険度指標に地震時に想定される最大地表面
    加速度を乗じることによって、前記構造物の層の剪断ひ
    ずみ量を求めることを特徴とする構造物の地震被害危険
    度判定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の構造物の地震被害危険度
    判定方法において、前記構造物の層の上面で記録された
    振動データの水平成分と前記構造物近傍の地表面で記録
    された振動データの水平成分とのスペクトル比に基づい
    て求めた卓越振動数と、前記構造物の層の上面で記録さ
    れた振動データの水平部分と前記構造物近傍の地表面で
    記録された振動データの上下成分とのスペクトル比に基
    づいて求めた増幅倍率とを用いて、表層地盤での地震動
    の増幅を考慮した前記構造物の層の地震被害危険度指標
    を求め、該地震被害危険度指標に地震時に想定される最
    大基盤加速度を乗じることによって、前記構造物の層の
    剪断ひずみ量を求めることを特徴とする構造物の地震被
    害危険度判定方法。
  4. 【請求項4】 構造物の地震被害危険度判定方法におい
    て、(a)構造物の層の上面と、該構造物の層の下面
    と、該構造物近傍の地表面とにそれぞれ振動センサを設
    置して振動データを記録し、(b)前記構造物の層の上
    面で記録された振動データと、前記構造物近傍の地表面
    で記録された振動データとのスペクトル比を用いて、前
    記構造物の層の上面の振動の伝達関数を推定して、前記
    構造物の層の上面の振動の卓越振動数と増幅倍率を求
    め、(c)前記構造物の層の下面で記録された振動デー
    タと、前記構造物近傍の地表面で記録された振動データ
    とのスペクトル比を用いて、前記構造物の層の下面の振
    動の伝達関数を推定して、前記構造物の層の下面の振動
    の卓越振動数と増幅倍率を求め、(d)前記構造物の層
    の上面の振動の卓越振動数と増幅倍率と、前記構造物の
    層の下面の振動の卓越振動数と増幅倍率と、前記構造物
    の層の高さに基づいて、該構造物の層の変形による地震
    被害危険度指標を求め、(e)該地震被害危険度指標に
    想定地震加速度を乗じて前記構造物の層の剪断ひずみ量
    を求めることを特徴とする構造物の地震被害危険度判定
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の構造物の地震被害危険度
    判定方法において、 前記構造物の層の上面と該構造物の層の下面とで記録さ
    れた振動データの水平成分と、前記構造物近傍の地表面
    で記録された振動データの水平成分とのスペクトル比に
    基づいて求めた卓越振動数と増幅倍率を用いて前記構造
    物の層の地震被害危険度指標を求め、該地震被害危険度
    指標に地震時に想定される最大地表面加速度を乗じるこ
    とによって前記構造物の層の剪断ひずみ量を求めること
    を特徴とする構造物の地震被害危険度判定方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の構造物の地震被害危険度
    判定方法において、前記構造物の層の上面と該構造物の
    層の下面とで記録された振動データの水平成分と前記構
    造物近傍の地表面で記録された振動データの水平成分の
    スペクトル比に基づいて求めた卓越振動数と、前記構造
    物の層の上面と該構造物の層の下面とで記録された振動
    データの水平部分と前記構造物近傍の地表面で記録され
    た振動データの上下成分とのスペクトル比に基づいて求
    めた増幅倍率とを用いて、表層地盤での地震動の増幅を
    考慮した前記構造物の層の地震被害危険度指標を求め、 該地震被害危険度指標に地震時に想定される最大基盤加
    速度を乗じることによって、前記構造物の層の剪断ひず
    み量を求めることを特徴とする構造物の地震被害危険度
    判定方法。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    構造物の地震被害危険度判定方法において、前記振動デ
    ータは常時微動振動データであることを特徴とする構造
    物の地震被害危険度判定方法。
  8. 【請求項8】 構造物の地震被害危険度判定装置におい
    て、(a)構造物の層の上面に設置される振動データを
    測定するための第1の振動センサと、(b)前記構造物
    近傍の地表面に設置される振動データを測定するための
    第2の振動センサと、(c)前記各振動センサに接続さ
    れて、振動データに基づいて構造物の地震被害危険度を
    判定する地震被害危険度データ処理装置とを備え、
    (d)該地震被害危険度データ処理装置は、前記第1の
    振動センサで記録された振動データと、前記第2の振動
    センサで記録された振動データのスペクトル比に基づい
    て、前記構造物の層の上面の振動の伝達関数を推定し
    て、前記構造物の層の上面の振動の卓越振動数と増幅倍
    率を求め、前記構造物の層の上面の振動の卓越振動数と
    増幅倍率と前記構造物の層の高さとに基づいて、該構造
    物の層の変形による地震被害危険度指標を求め、該地震
    被害危険度指標に想定地震加速度を乗じて前記構造物の
    層に地震時に発生する最大剪断ひずみ量を求めることを
    特徴とする構造物の地震被害危険度判定装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の構造物の地震被害危険度
    判定装置において、前記地震被害危険度データ処理装置
    は、前記構造物の層の上面で記録された振動データの水
    平成分と、前記構造物近傍の地表面で記録された振動デ
    ータの水平成分とのスペクトル比に基づいて求めた卓越
    振動数と増幅倍率を用いて前記構造物の層の地震被害危
    険度指標を求め、該地震被害危険度指標に地震時に想定
    される最大地表面加速度を乗じることによって、前記構
    造物の層の剪断ひずみ量を求めることを特徴とする構造
    物の地震被害危険度判定装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の構造物の地震被害危険
    度判定装置において、前記地震被害危険度データ処理装
    置は、前記構造物の層の上面で記録された振動データの
    水平成分と前記構造物近傍の地表面で記録された振動デ
    ータの水平成分のスペクトル比に基づいて求めた卓越振
    動数と、前記構造物の層の上面で記録された振動データ
    の水平部分と前記構造物近傍の地表面で記録された振動
    データの上下成分とのスペクトル比に基づいて求めた増
    幅倍率とを用いて、表層地盤での地震動の増幅を考慮し
    た前記構造物の層の地震被害危険度指標を求め、該地震
    被害危険度指標に地震時に想定される最大基盤加速度を
    乗じることによって前記構造物の層の剪断ひずみ量を求
    めることを特徴とする構造物の地震被害危険度判定装
    置。
  11. 【請求項11】 構造物の地震被害危険度判定装置にお
    いて、(a)構造物の層の上面に設置される振動データ
    を測定するための第1の振動センサと、(b)前記構造
    物の層の下面に設置される振動データを測定するための
    第2の振動センサと、(c)前記構造物近傍の地表面に
    設置される振動データを測定するための第3の振動セン
    サと、(d)前記各振動センサに接続されて、振動デー
    タに基づいて構造物の地震被害危険度を判定する地震被
    害危険度データ処理装置とを備え、(e)該地震被害危
    険度データ処理装置は、前記第1の振動センサで記録さ
    れた振動データと、前記第3の振動センサで記録された
    振動データのスペクトル比を用いて、前記構造物の層の
    上面の振動の伝達関数を推定して、前記構造物の層の上
    面の振動の卓越振動数と増幅倍率を求め、前記第2の振
    動センサで記録された振動データと、前記第3の振動セ
    ンサで記録された振動データのスペクトル比を用いて、
    前記構造物の層の下面の振動の伝達関数を推定して、前
    記構造物の層の下面の振動の卓越振動数と増幅倍率を求
    め、前記構造物の層の上面の振動の卓越振動数と増幅倍
    率と、前記構造物の層の下面の振動の卓越振動数と増幅
    倍率と、前記構造物の層の高さとに基づいて、該構造物
    の層の変形による地震被害危険度指標を求め、該地震被
    害危険度指標に想定地震加速度を乗じて前記構造物の層
    の剪断ひずみ量を求めることを特徴とする構造物の地震
    被害危険度判定装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の構造物の地震被害危
    険度判定装置において、前記地震被害危険度データ処理
    装置は、前記構造物の層の上面と該構造物の層の下面と
    で記録された振動データの水平成分と、前記構造物近傍
    の地表面で記録された振動データの水平成分とのスペク
    トル比に基づいて求めた卓越振動数と増幅倍率を用いて
    前記構造物の層の地震被害危険度指標を求め、該地震被
    害危険度指標に地震時に想定される最大地表面加速度を
    乗じることによって、前記構造物の層の剪断ひずみ量を
    求めることを特徴とする構造物の地震被害危険度判定装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の構造物の地震被害危
    険度判定装置において、前記構造物の層の上面と該構造
    物の層の下面とで記録された振動データの水平成分と前
    記構造物近傍の地表面で記録された振動データの水平成
    分のスペクトル比に基づいて求めた卓越振動数と、前記
    構造物の層の上面と該構造物の層の下面とで記録された
    振動データの水平部分と前記構造物近傍の地表面で記録
    された振動データの上下成分とのスペクトル比に基づい
    て求めた増幅倍率とを用いて、表層地盤での地震動の増
    幅を考慮した前記構造物の層の地震被害危険度指標を求
    め、該地震被害危険度指標に地震時に想定される最大基
    盤加速度を乗じることによって、前記構造物の層の剪断
    ひずみ量を求めることを特徴とする構造物の地震被害危
    険度判定装置。
  14. 【請求項14】 請求項8、9、10、11、12又は
    13記載の構造物の地震被害危険度判定装置において、
    前記振動センサは常時微動振動データを検出するセンサ
    であることを特徴とする構造物の地震被害危険度判定装
    置。
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