JP3104183B2 - フェンスの縦材取付構造 - Google Patents

フェンスの縦材取付構造

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JP3104183B2
JP3104183B2 JP07317983A JP31798395A JP3104183B2 JP 3104183 B2 JP3104183 B2 JP 3104183B2 JP 07317983 A JP07317983 A JP 07317983A JP 31798395 A JP31798395 A JP 31798395A JP 3104183 B2 JP3104183 B2 JP 3104183B2
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正己 坂下
和雄 大久保
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェンスにおける
上横材と下横材に縦材を取付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】フェンスとしては、左右の支柱間に上横
材と下横材を取付け、この上横材と下横材に縦材を取付
けたものが知られている。
【0003】上横材、下横材に縦材を取付ける構造とし
ては、上横材の下面に下向片を一体的に設け、下横材の
上面に上向片を一体的に設け、縦材の上部、下部を下向
片、上向片にビスで連結したもの。前記上横材の下向
片、下横材の上向片にスリットを形成し、このスリット
に縦材の上部、下部を嵌め込んでカシメて連結したも
の。縦材を対向した一対の第1壁と対向した一対の第2
壁とにより中空形状とし、その一対の第1壁の上部と下
部にスリットを形成し、このスリットを前記上横材の下
向片、下横材の上向片に嵌め込んでカシメて連結したも
の。等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ビスで連結した取付構
造では、ビスを締付ける作業が大変面倒であるし、ビス
が見えるから見栄えが悪いものとなる。スリットに嵌合
してカシメて連結した取付構造であると、1ケ所のカシ
メでは縦材の連結強度が十分でなく、複数ケ所でカシメ
て連結するので縦材を中空形状とする必要があり、板状
の縦材を十分な連結強度で上横機、下横機に連結できな
い。しかもカシメ部分が見えて見栄えが悪いものとな
る。ビスで連結した取付構造、スリットに嵌合してカシ
メて連結した取付構造では、フェンス設置現場において
縦材を上横材、下横材に取付ける際にはビス締めやカシ
メに熟練していないフェンスを設置する一般の作業者が
ビス締め、カシメを行なうから、ビス締め不良やカシメ
不良が発生し易く、縦材を上横材、下横材に確実に強固
に連結できないことがある。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたフェンスの縦材取付構造を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、支柱に上横材
と下横材を取付け、この上横材と下横材に縦材を取付け
たフェンスにおいて、前記縦材は所定の幅と所定の肉厚
を有する板状で、前記上横材と下横材は、上下一対の被
係止片を有する本体と、上下一対の係止片を有する押え
体を備え、その被係止片と係止片を係合することで本体
と押え体を連結した形状で、前記本体に、前記縦材の肉
厚と略同一幅で、前記被係止片の端面に開口したスリッ
トを形成し、前記縦材の幅方向一端面における上部寄り
と下部寄りに、前記押え体の上下一対の係止片が嵌合す
る切欠き凹部を形成し、前記縦材を本体のスリットに嵌
合し、押え体を本体に連結すると共に、その上下一対の
係止片を縦材の切欠き凹部に嵌合して縦材を本体と押え
体とで挟持したことを特徴とするフェンスの縦材取付構
造。
【0007】
【作 用】本発明の縦材取付構造によれば、上横材、
下横材の本体のスリットと縦材の嵌合部分により縦材が
上横材、下横材に対して左右に動かないように支持さ
れ、押え体と縦材の切欠き凹部の嵌合部分により縦材が
上横材、下横材に対して上下方向、前後方向に動かない
ように支持されるので、板状の縦材を上横材、下横材に
強固に連結できる。また、上横材、下横材の本体と押え
体とで縦材が挟持されているから、縦材取付部を見た時
に本体、押え体が見えるだけであるから見栄えが良い。
また、縦材を本体のスリットに嵌合した後に本体に押え
体を係合して取付けることで縦材を強固に連結でき、フ
ェンス設置現場において一般の作業者によって縦材を簡
単に、しかも強固に取付けできる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示すように、左右の支柱1
に上横材2と下横材3が取付けてあり、この上横材2と
下横材3に装飾体4が取付けられてフェンスを構成して
いる。
【0009】前記上横材2は図2に示すように、アルミ
材より成る本体5にアルミ材より成る押え体6をスナッ
プ式に係合して取付けたものである。この本体5は上横
片7と下横片8を円弧状の一端縦片9と中間縦片10で
一体的に連結した横向きコ字状で、その上横片7と下横
片8の端部には上被係止片11と下被係止片12が横向
きに一体的に設けてある。
【0010】前記押え体6は上横片13と下横片14を
円弧状の一端縦片15と縦片16で一体的に連結した断
面ほぼ半円形状で、その上横片13と下横片14に上係
止片17と下係止片18を横向きに一体的に設けてあ
る。この押え体6の上下寸法は本体5の上下寸法と同一
で、押え体6の一端縦片15と本体5の一端縦片9とは
同一曲率で円弧状に弯曲している。
【0011】前記本体5の上被係止片11は上横片7の
下面端部寄りに一体的に設けられて段部11aを有し、
下被係止片12は下横片8の上面端部寄りに一体的に設
けられて段部12aを有している。これによって、本体
5の上・下被係止片11,12に押え体6の上・下係止
片17,18を係合すると各上横片7,13が面一とな
るし、各下横片8,14が面一となる。
【0012】前記下横材3は図2に示すように上横材2
と同一形状としてある。
【0013】前記装飾体4は複数の縦材20と複数の線
材21を溶着して網状としてある。前記縦材20は図4
に示すように、アルミ材によって所定の肉厚と幅を有す
る長尺な板状となり、その線材20の肉厚は前記上下取
付片6,10の横片8,12よりも薄くなっている。
【0014】前記線材21はアルミ材によって断面円形
の長尺材となり、その線材21の直径は前記縦材20の
肉厚よりも大きくしてある。
【0015】前記各線材21は図5に示すように縦材2
0の幅方向一端面20a寄り部分に食い込むように溶着
されて、線材21と縦材20の幅方向一端面20aが面
一としてある。
【0016】なお、図6に示すように、線材21の一部
分が縦材20の幅方向一端面20aより突出するように
溶着しても良い。
【0017】線材21を縦材20に食い込むように溶着
するには、例えば図7(a)に示すように縦材20の幅
方向他端面20bを一方の電極22上に載置し、その縦
材20の幅方向一端面20aに線材21を接触させ、そ
の線材21に他方の電極23を接触させる。この状態で
両方の電極22,23に電流を通電開始し、電流値をゆ
っくりと上昇する。
【0018】これにより、縦材20と線材21に電流が
流れて縦材20が軟化し、その状態で電流値を一定とし
て図7(b)に示すように他方の電極23を加圧して線
材21を縦材20に押し込んで溶着する。
【0019】つまり、縦材20の肉厚よりも線材21の
直径が大きいために縦材20が軟化、線材21がほとん
ど軟化しないので、加圧することで線材21が縦材20
に押し込まれて溶着される。
【0020】なお、図7(a)に仮想線で示すように縦
材20の幅方向一端面20bに凹部24を形成して線材
21が食い込み易くしても良い。
【0021】装飾体4は前述のように構成してあるの
で、軽量であるし、フェンス設置現場において必要長さ
に簡単に切断でき、しかも線材21に人が足を掛けても
外れることがない。
【0022】次に縦材20を上横材2と下横材3に取付
ける構造について説明する。図2、図3、図8に示すよ
うに、上横材2、下横材3の本体5における上横片7、
上被係止片11、下横片8、下被係止片12にスリット
30を上・下被係止片11,12の端面に開口して形成
する。このスリット30の幅は縦材20の肉厚と同一
で、長さは縦材20の幅より長く、前記装飾体4の縦材
20間のピッチと同一ピッチで複数形成してある。
【0023】前記縦材20の幅方向一端面20aにおけ
る上部寄りと下部寄りには切欠凹部31がそれぞれ形成
してある。この切欠凹部31の上下方向長さは押え体6
の上下寸法と同一で、その切欠凹部31の深さは本体5
と押え体6との係合代L1 −(本体5のスリット30の
長さL2 −縦材20の幅L3 )としてある。上下の切欠
凹部32の間隔は上横材2と下横材3との間の距離と同
一である。
【0024】上横材2、下横材3の本体5のスリット3
0に縦材20の上部寄り、下部寄りをそれぞれ嵌め込
み、各押え体6を各本体5に係合し、かつ縦材20の切
欠凹部31に嵌合して取付けることで縦材20の上部寄
り、下部寄りを上横材2、下横材3に取付ける。
【0025】このようであるから、縦材20のスリット
30に嵌合している部分で縦材20が上・下横材2,3
に対して肉厚方向、つまり左右方向に動かないように支
持され、縦材20の切欠凹部31が押え体6に嵌合して
いる部分で縦材20が上下横材2,3に対して長手方
向、つまり上下方向及び、幅方向、つまり前後方向に動
かないように支持されるので、縦材20は上横材2、下
横材3に強固に連結される。
【0026】次に、左右の上横材2を支柱1に取付ける
構造を説明する。支柱1は図3に示すように、相対向し
た一対の第1壁40と相対向した一対の第2壁41とに
より矩形断面形状となり、その一方の第1壁40と他方
の第2壁40とに一対の連結金具42がビス43でそれ
ぞれ取付けてある。
【0027】前記連結金具42は図2、図3、図9に示
すように、上横材2の一端縦片9,15と同一曲率に弯
曲した横材支持片44の下部に締付片45を一体的に設
けたものであり、その横材支持片44の上縁寄り長手方
向中間部に支柱1の一対の第2壁41の間隔と略同一寸
法の切欠き凹部46を形成し、締付片45の長手方向中
間部と横材支持片45の下縁寄り長手方向中間部とに亘
って支柱1の一対の第2壁41の間隔と略同一寸法の切
欠き凹部47を形成してある。
【0028】そして、一対の連結金具42を支柱1に、
その切欠き凹部46と切欠き凹部47が支柱1の一対の
第2壁41に嵌まり合うようにしてビス43で取付け、
一対の連結金具42の横材支持片44を上横材2の本体
5の一端縦片9、押え体6の一端縦片15にそれぞれ嵌
合させ、一対の連結金具42の締付片45をボルト4
8、ナット49で締付ける。
【0029】このようであるから、支柱1に上横材2を
強固に取付けできるし、支柱1を境とした左右の上横材
2が一直線状に連続し、しかも支柱1、上横材2に何ら
の加工が不要となる。
【0030】なお、下横材3も前述の一対の連結金具4
2によって支柱1に上横材2と同様にして取付けてあ
る。
【0031】
【発明の効果】上横材、下横材の本体のスリットと縦材
の嵌合部分により縦材が上横材、下横材に対して左右に
動かないように支持され、押え体と縦材の切欠き凹部の
嵌合部分により縦材が上横材、下横材に対して上下方
向、前後方向に動かないように支持されるので、板状の
縦材を上横材、下横材に強固に連結できる。また、上横
材、下横材の本体と押え体とで縦材が挟持されているか
ら、縦材取付部を見た時に本体、押え体が見えるだけで
あるから見栄えが良い。また、縦材を本体のスリットに
嵌合した後に本体に押え体を係合して取付けることで縦
材を強固に連結でき、フェンス設置現場において一般の
作業者によって縦材を簡単に、しかも強固に取付けでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフェンスの正面図であ
る。
【図2】図1のA−A拡大断面図である。
【図3】図1の一部拡大平面図である。
【図4】装飾体の一部斜視図である。
【図5】線材の食い込み状態を示す側面図である。
【図6】線材の食い込み状態を示す他の実施例の側面図
である。
【図7】縦材と線材の溶着作業の説明図である。
【図8】上横材、下横材と縦材の取付部の分解斜視図で
ある。
【図9】支柱と左右の上横材の取付部の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】 1…支柱、2…上横材、3…下横材、4…装飾体、5…
本体、6…押え体、11…上被係止片、12…下被係止
片、17…上係止片、18…下係止片、20…縦材、2
1…線材、30…スリット、31…切欠き凹部、42…
連結金具、44横材支持片、45…挟持片、46…切欠
き凹部、47…切欠き凹部、48…ボルト、49…ナッ
ト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に上横材と下横材を取付け、この上
    横材と下横材に縦材を取付けたフェンスにおいて、 前記縦材所定の幅と所定の肉厚を有する板状、 前記上横材と下横材は、上下一対の被係止片を有する本
    体と、上下一対の係止片を有する押え体を備え、その被
    係止片と係止片を係合することで本体と押え体を連結し
    た形状で、 前記本体に、前記縦材の肉厚と略同一幅で、前記被係止
    片の端面に開口したスリットを形成し、 前記縦材の幅方向一端面における上部寄りと下部寄り
    に、前記押え体の上下一対の係止片が嵌合する切欠き凹
    部を形成し、 前記縦材を本体のスリットに嵌合し、押え体を本体に連
    結すると共に、その上下一対の係止片を縦材の切欠き凹
    部に嵌合して縦材を本体と押え体とで挟持した ことを特
    徴とするフェンスの縦材取付構造。
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