JP3507797B2 - 配電盤キャビネット用の底部金属薄板固定装置 - Google Patents

配電盤キャビネット用の底部金属薄板固定装置

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JP3507797B2 JP2000524846A JP2000524846A JP3507797B2 JP 3507797 B2 JP3507797 B2 JP 3507797B2 JP 2000524846 A JP2000524846 A JP 2000524846A JP 2000524846 A JP2000524846 A JP 2000524846A JP 3507797 B2 JP3507797 B2 JP 3507797B2
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    • H02B1/30—Cabinet-type casings; Parts thereof or accessories therefor
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    • H02B1/01—Frameworks
    • H02B1/012—Details of mechanical connections

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】本発明は配電盤キャビネット用の底部金属
薄板固定装置であって、配電盤キャビネットの底部フレ
ームの当接フランジに、少なくとも１つの底部金属薄板
の縁部が載設されていて、少なくとも１つの緊締クラン
プを用いて前記底部フレームに緊締されており、該緊締
クランプが互いに平行な少なくとも２つの脚部を有して
いて、これらの脚部は接続区分に保持されており、第１
の脚部は底部フレームの当接フランジに後方から係合
し、第２の脚部はねじ山部分において、底部金属薄板の
縁部を緊締可能なねじを保持する形式のものに関する。
【０００２】このような底部金属薄板固定装置はドイツ
連邦共和国特許第４４４６２２３号明細書によって公知
である。この場合、配電盤キャビネットの底部フレーム
は４つの成形区分から構成されている。成形区分はほぼ
Ｕ字形に構成されており、この場合、水平な載設区分
に、垂直に突出する２つの成形面が続いている。成形面
はその縁部が折り曲げられている。これによって、内側
に位置する成形区分に水平な当接フランジが生ぜしめら
れ、この当接フランジに底部金属薄板を扁平に載設する
ことができる。底部金属薄板の縁部は、緊締クランプを
用いて当接フランジに接続することができる。緊締クラ
ンプは２つの平行な脚部を備えたＵ字形の構成部分とし
て構成されている。
【０００３】これらの両方の脚部の間に底部金属薄板の
縁部と当接フランジとが位置している。一方の脚部はね
じを有しており、このねじによって、他方の脚部におい
て、底部金属薄板は当接フランジに緊締することができ
る。
【０００４】本発明の課題は、冒頭で述べたような形式
の配電盤キャビネット用の底部金属薄板固定装置におい
て、底部金属薄板および底部フレームが確実に同じ電気
的レベルを有することができるものを提供することであ
る。
【０００５】この課題を解決するために本発明の構成で
は、第１の脚部は、接触接続エレメントの切断部および
／または尖端部によって当接フランジに支持されてお
り、ねじは底部金属薄板の縁部に導電接続されている。
【０００６】切断部および／または尖端部は緊締クラン
プの緊締時に当接フランジに食い込む。とくに当接フラ
ンジに塗布された塗膜層は貫通することができるので、
緊締クランプと当接フランジとの間の確実な電気的接触
接続が生ぜしめられる。底部金属薄板に対する導電接続
はねじを介して生ぜしめられる。緊締時にこのねじと底
部金属薄板との緊密な接触接続が得られる。ねじの締め
付けに基づいて、ねじは底部金属薄板の表面上で摩擦さ
れ、これによって確実な電気的接触接続が得られる。
【０００７】本発明の有利な実施形態では、第１の脚部
から舌片として構成された少なくとも２つの接触接続エ
レメントが、打ち抜き成形されていて当接フランジへ向
かって折り曲げられており、舌片はその端部側で、該舌
片の長手方向軸線に対して斜交いに切断されていて切断
部を形成している。これらの簡単な構成手段によって、
緊締クランプの経済的な製造が可能である。
【０００８】接続区分が補強リブを有しており、該補強
リブは脚部に対して垂直に位置していると、緊締クラン
プの補強が得られる。これによって特に、ねじの締め付
け時に接続区分が折れ曲がることが防止されている。
【０００９】この場合補足的に、補強リブが、接続区分
と脚部との間に形成された縁部領域を越えて延びてい
る。この簡単な構成手段によって、脚部が緊締クランプ
の緊締時に開放方向に曲げられるのが防止される。曲げ
剛性を有するそのような緊締クランプによって、強い緊
締力を底部金属薄板および当接フランジに伝えることが
できる。
【００１０】別の実施形態では、緊締クランプが打ち抜
き成形折り曲げ部材から成るＵ字形に製造されていて、
底部金属薄板に向いた脚部は隆起状の厚み部を備えてお
り、該厚み部にねじのためのねじ山受容部が設けられて
いることを特徴としている。これによって、緊締クラン
プは比較的薄い金属薄板材料から製造することができ
る。この場合、厚み部によって十分なねじ山長さが確保
される。
【００１１】底部金属薄板とねじとの間の電気的接触接
続を改善するために、ねじはその端面側に突起を備える
ことができる。この突起はねじの締め付け時に底部金属
薄板の表面に食い込む。
【００１２】次に本発明の実施の形態を図示の実施例を
用いて詳しく説明する。
【００１３】図１には緊締クランプ１０が図示されてお
り、この緊締クランプ１０は、接続区分１３と、この接
続区分１３に接続されている互いに平行な２つの脚部１
１，１２とから成っていてほぼＵ字形に形成されてい
る。この場合、上方の脚部１１は隆起状の厚み部１５を
備えている。この厚み部１５にねじ山受容部が貫通形成
されている。この場合、ねじの軸線は脚部１１に対して
垂直に位置している。ねじ山受容部にねじ１７をねじ込
むことができる。下方の脚部１２は３つの接触接続エレ
メント１６を有している。これらの接触接続エレメント
１６の配置構成は図２に詳しく示されている。図２によ
れば、接触接続エレメント１６が舌片状に脚部１２から
打ち抜き成形されているのが判る。この場合、接触接続
エレメント１６の端部は、これらの接触接続エレメント
１６の長手方向に対して斜交いに切断されているので、
３角形の尖端部が形成されている。接触接続エレメント
１６は、尖端部の領域において上方の脚部１１へ向かう
方向に折り曲げられている。しかも、接触接続エレメン
ト１６の鋭角の切断部は、緊締クランプ１０によって取
り囲まれた受容スペースに突入している。緊締クランプ
１０は３つの接触接続エレメント１６を有している。こ
の場合、中央の接触接続エレメントは、ねじ１７の長手
方向中心軸線に対して一直線上に位置している。
【００１４】緊締クランプ１０を補強するために、補強
リブ１４が使用されている。補強リブ１４は脚部１１，
１２に対して垂直に接続区分１３の高さ全体にわたって
延びている。補強リブ１４は、接続区分１３に続いて、
接続区分１３と脚部１１，１２との間の縁部領域上をガ
イドされて、部分的に脚部１１，１２上を延びている。
補強リブ１４は、緊締クランプ１０の材料から押し出し
て成形された圧印加工部として構成されている。
【００１５】図３は、本発明による緊締クランプ１０の
１つの使用例を示している。この図３には、水平な載設
区分２１を有している底部フレーム２０が示されてい
る。載設区分２１から２つの成形面２２，２３が直角に
折り曲げられている。内側の成形面２３から当接フラン
ジ２４が折り曲げられている。この当接フランジ２４上
に底部金属薄板２５の縁部を載設することができる。底
部金属薄板２５は多数の緊締クランプ１０を用いて当接
フランジ２４に緊締することができる。この場合、Ｕ字
形の緊締クランプは、底部金属薄板２５の縁部と当接フ
ランジ２４とが両方の脚部１１，１２の間に位置するよ
うに取り付けられる。ねじ１７を締め付けると底部金属
薄板２５および当接フランジ２４は接触接続エレメント
１６に押しつけられる（図３に一点鎖線で示したねじ１
７参照）。緊締力をねじ１７に及ぼすことに基づいて、
接触接続エレメント１６はその切断部が当接フランジ２
４の下面に食い込む。したがって、緊締クランプ１０と
底部フレーム２０との間の導電接続が生ぜしめられる。
同時にねじ１７も底部金属薄板２５の導電性の表面に装
着されるので、この位置でも導電接続が生ぜしめられ
る。したがって、底部金属薄板２５および底部フレーム
２０は同じ電位を有することができる。 ［図面の簡単な説明］
【図１】ねじを備えた緊締クランプを示す横断面図であ
る。
【図２】図１に示した緊締クランプの斜視図である。
【図３】図１および図２に示した緊締クランプの組み付
けられた配置構成を示す横断面図である。
【符号の説明】
１０ 緊締クランプ、 １１，１２ 脚部、 １３ 接
続区分、 １４ 補強リブ、 １５ 厚み部、 １６
接点接触エレメント、 １７ ねじ、 ２０底部フレー
ム、 ２１ 載設区分、 ２２，２３ 成形面、 ２４
当接フランジ、 ２５ 底部金属薄板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02B 1/30 F16B 2/06 H01R 4/64

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 配電盤キャビネット用の底部金属薄板固
    定装置であって、配電盤キャビネットの底部フレームの
    当接フランジに、少なくとも１つの底部金属薄板の縁部
    が載設されていて、少なくとも１つの緊締クランプを用
    いて前記底部フレームに緊締されており、該緊締クラン
    プが互いに平行な少なくとも２つの脚部を有していて、
    これらの脚部は接続区分に保持されており、第１の脚部
    は底部フレームの当接フランジに後方から係合し、第２
    の脚部はねじ山部分において、底部金属薄板の縁部を緊
    締可能なねじを保持する形式のものにおいて、 第１の脚部（１２）は、接触接続エレメント（１６）の
    切断部および／または尖端部によって、当接フランジ
    （２４）に支持されており、ねじ（１７）は底部金属薄
    板（２５）の縁部に導電接続されていることを特徴とす
    る、配電盤キャビネット用の底部金属薄板固定装置。
  2. 【請求項２】 第１の脚部（１２）から、舌片として構
    成された少なくとも２つの接触接続エレメント（１６）
    が打ち抜き成形されていて当接フランジ（２４）へ向か
    う方向に折り曲げられており、前記舌片は端部側で、該
    舌片の長手方向軸線に対して斜交いに切断されていて切
    断部を形成している、請求項１記載の配電盤キャビネッ
    ト用の底部金属薄板固定装置。
  3. 【請求項３】 接続区分（１３）が補強リブ（１４）を
    有しており、該補強リブ（１４）は脚部（１１，１２）
    に対して垂直に位置している、請求項１または２記載の
    配電盤キャビネット用の底部金属薄板固定装置。
  4. 【請求項４】 補強リブ（１４）が、接続区分（１３）
    と脚部（１１，１２）との間に形成された縁部領域を越
    えて延びている、請求項３記載の配電盤キャビネット用
    の底部金属薄板固定装置。
  5. 【請求項５】 緊締クランプ（１０）が打ち抜き成形折
    り曲げ部材から成るＵ字形に製造されていて、底部金属
    薄板（２５）に向いた脚部（１１）は隆起状の厚み部
    （１５）を備えており、該厚み部（１５）にねじ（１
    ７）のためのねじ山受容部が設けられている、請求項１
    から４までのいずれか１項記載の配電盤キャビネット用
    の底部金属薄板固定装置。
  6. 【請求項６】 ねじ（１７）が、底部金属薄板（２５）
    に載設された端面に突起を備えている、請求項１から５
    までのいずれか１項記載の配電盤キャビネット用の底部
    金属薄板固定装置。
  7. 【請求項７】 配電盤キャビネット用の底部金属薄板固
    定装置であって、配電盤キャビネットの底部フレームの
    当接フランジに、少なくとも１つの底部金属薄板の縁部
    が載設されていて、少なくとも１つの緊締クランプを用
    いて前記底部フレームに緊締されており、該緊締クラン
    プが互いに平行な少なくとも２つの脚部を有していて、
    これらの脚部は接続区分に保持されており、第１の脚部
    は底部フレームの当接フランジに後方から係合し、第２
    の脚部はねじ山部分において、底部金属薄板の縁部を緊
    締可能なねじを保持する形式のものにおいて、 緊締クランプ（１０）が、打ち抜き成形折り曲げ部材と
    して形成されており、 第１の脚部（１２）が、舌片として構成された、当接フ
    ランジ（２４）へ向かう方向に折り曲げられた接触接続
    エレメント（１６）によって、当接フランジ（２４）に
    支持されており、 接続区分（１３）が、両方の脚部（１１，１２）の間で
    補強リブ（１４）によって強化されており、該補強リブ
    （１４）が、接続区分を越えて脚部（１１，１２）にま
    で延びていることを特徴とする、配電盤キャビネット用
    の底部金属薄板固定装置。
JP2000524846A 1997-12-05 1998-12-03 配電盤キャビネット用の底部金属薄板固定装置 Expired - Lifetime JP3507797B2 (ja)

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