JP3100345B2 - 法面緑化用植栽桝 - Google Patents

法面緑化用植栽桝

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JP3100345B2
JP3100345B2 JP08309405A JP30940596A JP3100345B2 JP 3100345 B2 JP3100345 B2 JP 3100345B2 JP 08309405 A JP08309405 A JP 08309405A JP 30940596 A JP30940596 A JP 30940596A JP 3100345 B2 JP3100345 B2 JP 3100345B2
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敏男 米澤
邦生 柳橋
敦司 水谷
敏昭 山田
康博 中西
憲彦 足立
慎一郎 安藤
孔一 伊藤
美津男 谷口
大介 豊原
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Nisshoku Corp
Takenaka Corp
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Nisshoku Corp
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート法面
を緑化する法面緑化用植栽桝に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、コンクリート
法面50を緑化する場合、コンクリート法面50に所定
の間隔で開口部52を形成し、この開口部52へ、植物
支持基材56と土壌材58を2層に充填したダンボール
箱54を詰めて、樹木Lを植栽していた(特開平5−2
72148号公報参照)。
【0003】しかし、コンクリート法面50の安定性を
図る必要があるため、開口部52を大きくとれない。こ
のため、開口部52に詰め込まれる植物支持基材56と
土壌材58の量が少なく、水分不足によって、植栽した
樹木Lが枯れることがあった。
【0004】また、植栽桝としてのポット状のコンクリ
ートブロックを積み上げ、コンクリート法面を緑化する
方法も提案されているが(特開平7−292694号公
報参照)、樹木が成長するまで、コンクリートブロック
が長期間露出するため、景観上好ましいものと言えなか
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮して、コンクリート法面の早期緑化が図れ、樹木の生
育に必要かつ十分な土壌を確保できる法面緑化用植栽桝
を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、コンクリート法面上に設けられてこのコンクリート
法面から張り出した支持部材へ、連続空隙硬化体で成形
された緑化パネルの下端を支持させる。そして、所定の
角度に傾斜させた緑化パネルとコンクリート法面との間
に客土を裏込めする。また、緑化パネルの幅方向両端に
は、土留め壁を設け客土の流出を止める。このようにし
て、緑化パネルを客土に立て掛けて設ける
【0007】このように、緑化パネルでコンクリート法
面との間に植栽桝を構成することで、コンクリート法面
に植栽桝用の開口部をあける必要がなくなる。また、緑
化パネルの傾斜角度を調整することにより、樹木の育成
に必要な量の客土を裏込めすることができ、水分不足に
よって、樹木が枯れるようなことがない。
【0008】さらに、緑化パネルの外面に薄く客土して
草本を植栽することによって、施工直後から全法面を緑
化することができる。
【0009】なお、土留め壁は、通常のコンクリートを
現場打ちして構築してもよいが、連続空隙硬化体を打設
することによって、植栽桝の側面を緑化することもでき
る。
【0010】このように、プレキャスト化され緑化パネ
ルを使用することで、樹木植栽のための基盤造成が容易
にできる。
【0011】請求項2に記載の発明では、緑化パネルの
外面に所定の間隔で植穴が形成されたている。この植穴
にツタのポット苗等を植え込むことによって、施工直後
から緑化パネルの外面を緑で覆うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すように、第1形態に係
る法面緑化用植栽桝10は、地山12に吹付けられたコ
ンクリート法面14へ緑化パネル16を立て掛けて構築
される。
【0013】緑化パネル16は、工場のサイトで製造し
た連続空隙硬化体のプレキャスト製の板材で、一例とし
て、厚さ15cm、縦2m×横1mのサイズとされてい
る。本形態では、連続空隙硬化体が、連続空隙を有する
ポーラスコンクリートで構成されているが、ガラスレッ
ト、スラグ等の骨材をコンクリートに練り込んだもので
もよい。
【0014】また、緑化パネル16には、取付孔18が
形成されている。この取付孔18へ挿通させたアンカー
ピン20をコンクリート法面14及び地山12へ打ち込
み、コンクリート法面14に取付けられたアングル22
に下端部が支持された緑化パネル16を固定する。
【0015】このように、アンカーピン20で緑化パネ
ル16を固定することによって、地震等によって崩落す
る危険性がなくなる。
【0016】また、緑化パネル16とコンクリート法面
14との間には、客土24が裏込められ、緑化パネル1
6の傾斜角度が60°となるように設置される。これ
は、一般的に、コンクリート法面14の傾斜角度が45
°とされていることを考慮して、裏込めされる客土24
の量を必要かつ十分に確保するためと、緑化パネル16
の転倒を防止するためである。
【0017】なお、緑化パネル16の空隙には、土、肥
料、及び中和材に水を加えてスラリー状とされた保水材
が予め注入されている。
【0018】また、緑化パネル16は、図2及び図3に
示されるように、横方向へ延設されたアングル22に沿
って、帯体を形成するように複数枚設置され、横方向の
両端に、地山12にアンカー筋40で固定される土留め
壁38が現場打ちされる。この土留め壁38によって、
客土24の溢れ落ちがなくなる。
【0019】なお、土留め壁38は、通常のコンクリー
トを打設してもよいが、連続空隙硬化体を打設すれば、
法面緑化用植栽桝10の側面を緑化することができる。
【0020】次に、本形態に係る法面緑化用植栽桝10
による法面の緑化方法を説明する。図3に示すように、
緑化パネル16の下端をアングル22に載せ、コンクリ
ート法面14上に帯状に配置し、アンカーピン20(図
1参照)で固定する。
【0021】そして、図4に示すように、緑化パネル1
6とコンクリート法面14との間には、良質の客土24
を裏込して、この客土24へフジ類或いはイタカズラ類
の植物Mを植栽する。このように、緑化パネル16を所
定角度傾斜させ客土24を裏込めすることで、植物Mの
育成に必要な土壌が確保でき、水分不足によって、枯れ
るようなことがなくなる。
【0022】次に、在来種や芝の種が混合された客土4
2を、緑化パネル16の表面に薄く(50mm程度)吹
き付ける。これによって、発芽した芝等の根が緑化パネ
ル16の空隙に伸長して根を張り、法面緑化用植栽桝1
0の全面が緑化される。
【0023】また、法面緑化用植栽桝10を登はんネッ
ト26で包み込んでピン28で固定する。この登はんネ
ット26には、イタカズラ類の植物Mが絡み付いて、緑
化が促進される。
【0024】なお、本形態では、緑化パネル16の外面
に、芝の種が混合された客土42を吹付けるようにした
が、図6に示すような緑化パネル32のように、外面に
所定の間隔で植穴34を形成し、この植穴34にツタの
ポット苗36を植え込んでもよい。これにより、施工直
後から緑化パネル32の外面を緑で覆うことができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、コンクリ
ート法面の早期の緑化が図れ、樹木の生育に必要かつ十
分な土壌を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る法面緑化用植栽桝の施工手順を示
した断面図である。
【図2】本形態に係る法面緑化用植栽桝の施工手順を示
した断面図である。
【図3】本形態に係る法面緑化用植栽桝の斜視図であ
る。
【図4】本形態に係る法面緑化用植栽桝の植物を植栽し
た後の断面図である。
【図5】本形態に係る法面緑化用植栽桝が設置された法
面全体を示した断面図である。
【図6】法面緑化用植栽桝の変形例を示した断面図であ
る。
【図7】従来の法面緑化用植栽桝を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
12 緑化パネル 22 アングル(支持部材) 24 客土 32 緑化パネル 34 植穴 38 土留め壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米澤 敏男 千葉県印西市大塚1丁目5番地1 株式 会社竹中工務店 技術研究所内 (72)発明者 柳橋 邦生 千葉県印西市大塚1丁目5番地1 株式 会社竹中工務店 技術研究所内 (72)発明者 水谷 敦司 千葉県印西市大塚1丁目5番地1 株式 会社竹中工務店 技術研究所内 (72)発明者 山田 敏昭 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)発明者 中西 康博 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)発明者 足立 憲彦 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)発明者 安藤 慎一郎 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)発明者 伊藤 孔一 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)発明者 谷口 美津男 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植 生株式会社内 (72)発明者 豊原 大介 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植 生株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−63318(JP,A) 特開 平5−33319(JP,A) 実開 平7−17840(JP,U) 実開 昭50−23914(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 17/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続空隙硬化体で成形された緑化パネル
    と、コンクリート法面上に設けられて当該コンクリート法面
    から張り出し、 前記緑化パネルの下端を支持する支持部
    材と、所定の角度に傾斜させた前記緑化パネルと前記コンクリ
    ート法面との間に裏込めされる客土と、 前記緑化パネルの幅方向両端に配置され前記客土の流出
    を止める土留め壁と、を有し、前記緑化パネルを前記客土に立て掛けている
    とを特徴とする法面緑化用植栽桝。
  2. 【請求項2】 前記緑化パネルの外面に所定の間隔で植
    穴が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の法面
    緑化用植栽桝。
JP08309405A 1996-11-20 1996-11-20 法面緑化用植栽桝 Expired - Fee Related JP3100345B2 (ja)

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