JPS6011168Y2 - 法面用土留壁構造体 - Google Patents

法面用土留壁構造体

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Publication number
JPS6011168Y2
JPS6011168Y2 JP9931279U JP9931279U JPS6011168Y2 JP S6011168 Y2 JPS6011168 Y2 JP S6011168Y2 JP 9931279 U JP9931279 U JP 9931279U JP 9931279 U JP9931279 U JP 9931279U JP S6011168 Y2 JPS6011168 Y2 JP S6011168Y2
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JP
Japan
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earth retaining
retaining plate
earth
slope
wall structure
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Expired
Application number
JP9931279U
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English (en)
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JPS5621034U (ja
Inventor
亮平 黒沢
Original Assignee
黒沢建設株式会社
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Publication date
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は法面土留壁溝造体に関する。
従来の鉄筋コンクリート及びブロック等を組積してなる
土留壁にあっては、道路、宅地造成等における法面の土
の崩壊を防止する構成のものであり、法面の表層浸食並
びに表層崩壊の防止のみを目的とするものであった。
従って、法面に芝植及び草木の植樹等を行って緑化によ
る法面の保護並びに美観を得ることができない欠点を有
していた。
更に、従来より、法面の緑化を目的として鉄筋コンクリ
ートよりなる法枠があったが、かかる法枠を法面勾配4
0〜60度角程度のやや急勾配の個所に施こす場合には
その法枠内に土砂を充填し、芝植及び植樹等の緑化を行
っただけでは雨水による土砂の流出がさけられず、急勾
配の法面には利用できないという欠点を有していた。
そこで本考案は上述の如き従来のブロックの組積或いは
法枠等の法面用土留壁構造体の欠点を解消し、法面勾配
が急勾配であっても充填した土砂が雨水等で流出するこ
とがなく、しかも法面に芝植及び植樹、草木等の緑化が
行え、施工も容易な法面用土留壁構造体を提供せんとす
るものである。
以下、本考案の一実施例について図面に基き詳細に説明
する。
本考案に係る法面用土留壁構造体は複数の土留板支持ブ
ロック1,1・・・と複数の土留板2,2・・・が組合
わされて構成されている。
この土留支持ブロック1は、断面U字状のコンクリート
製土留板支持体3の両側壁表面にそれぞれ上下方向に適
宜間隔を置いて開口側より切り込んだ土留板受溝4を複
数設け、土留板支持体3の底部壁の適宜位置にアンカー
取付孔5を設けて形成されている。
土留板支持体3の土留板受溝4に端部が係合せしめられ
る土留板2はプレキャストのコンクリート製であり、長
方形状の土留板本体6の下面全体には、長手方向に騒音
拡散用の溝6aが複数穿設されている。
この土留板2の両端を所定の間隔を置いて、設置された
隣接する土留板支持体3,3の相対向する土留板受溝4
,4にそれぞれ係合せしめて隣接する土留板支持ブロッ
ク1,1間に複数の土留板2.2・・・が一体的に組合
わされ、法面用土留壁構造体が構成される。
第4図及び第5図は本考案の変形実施例を示す。
前記実施流側と同一の構成は省略し、相違することにつ
いて説明すると、本実施例の土留板受溝4,4・・・・
・・は湾曲状に形威されており又、土留板2は断面が湾
曲した平板状である。
断面の湾曲した土留板2は反射した音を一点に集中させ
ることができるため騒音防止効果が著しく勝れており、
又施工後は抜けにくいものである。
上述の実施例では、法面用土留壁構造体を構成する各部
材がコンクリート酸のものであるとして説明したが、こ
れらの各部材の材質は、コンクリート酸に限られるもの
ではなく、鉄等の金属製であってもよいことは勿論であ
る。
次に前述の土留板支持ブロック1と土留板2の各所要数
を使用して法面に連続した法面用土留壁構造体を構築す
るには法面用土留壁構造体を構築すべき法面A直下の地
盤Bを掘削し、掘削された地盤Bに割石を敷設すると共
にコンクリートを流し込んでコンクリート基礎Cを構築
する。
次に、複数の土留板支持ブロック1,1,1・・・をそ
の下端をコンクリート基礎Cに支持させて法面Aの所定
間隔を置いて設置する。
そしてまず隣接する土留板支持ブロック1,1の相対向
する最下段の土留板受溝4,4に土留板2の両端を係合
させる。
このとき、基礎コンクリートCの上面とその上方に位置
する土留板2の下面との間に空間が形威されるので、そ
の基礎コンクリートCの上面に盛土りをし、芝生Eを、
植生することができる。
次に、最下段の土留板受溝4,4より一段上の土留板受
溝4,4に前述と同様に土留板2の両端を係合させる。
そうすると最下段の土留板2の上面と一段上の土留板2
の下面との間に空間が形威されるので、最下段の土留板
2の上面に盛土りをし、芝生Eを植生することができる
このようにして盛土り及び芝生Eの植生と土留板2の取
付けを順次くり返して最上段の土留受溝4.4まで土留
板2を取付け、法面に法面用土留壁構造体を構成する。
更に法面の勾配が急勾配の場合、法面に法面用土留壁構
造体を確実に構築するためアースアンカーを施工するが
、その施工は法面Aの地山に対し、ポーリング等でアン
カ一孔Fを形威し、アンカー材Gを挿入し、その後アン
カ一孔FにコンクリートHを充填して定着を行いアンカ
ー材Gの端部を土留板支持ブロック1,1のアンカー取
付孔5に挿通させ、支圧板■を介しボルトJを締着して
アースアンカーを取付ける。
上述の如く本考案に係る法面用土留壁構造体は、断面略
U字状の土留板支持体の両側壁表面にそれぞれ上下方向
に適宜間隔を置いて土留板受溝を複数形威し、土留板支
持体の底壁にアンカー取付孔を穿設した複数本の土留板
支持ブロックと、複数本の土留板とからなり、これら隣
接する土留板支持ブロックの相対向する土留板受溝にそ
れぞれ土留板の両端を係合せしめて土留板支持ブロック
に複数の土留板を一体的に組合わせて構成するようにし
ているので、アンカー取付孔を利用して法面の地山に定
着されたアンカー材の締着が容易に行え、アースアンカ
ーを施工することにより土砂が雨水等で流出するお、そ
れがない急勾配の法面勾配を有する法面用土留壁構造体
が簡単に施工できるものとしている。
また、斜行して土留板を土留支持ブロックに一体的に上
下方向に複数段組合わせ、それら土留板間の下面と上面
に空間が形成されるので、各土留板の上面に盛土をして
芝生、草木の植樹等の緑化が行え、しかも土留板を土留
支持ブロックに取付けているので、法面用土留壁構造体
の前面で発生した騒音も各土留板の下面で反射されて軟
かい芝生成いは盛土の表面に吸収されて騒音防止効果も
発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る法面用土留壁構造体の分解斜視図
、第2図は同土留壁構造体の施工状態を示す縦断面図、
第3図は同土留壁構造体の施工状態を示す正面図、第4
図は同土留壁構造体の変形実施例の分解斜視図、第5図
は同土留壁構造体の施工状態を示す変形実施例の縦断面
図である。 1・・・・・・土留板支持ブロック、2・・・・・・土
留板、3・・・・・・土留板支持体、4,4・・・・・
・土留板受溝、5・・・・・・アンカー取付孔、A・・
・・・・法面、B・・・・・・地盤、C・・・・・・コ
ンクリート基礎、D・・・・・・盛土、E・・・・・・
芝生、F・・・・・・アンカーL G−−−−−−アン
カー材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面略U字状の土留板支持体の両側壁表面にそれぞれ上
    下方向に適宜間隔を置いて土留板受溝を複数形威し、土
    留板支持体の底壁にアンカー取付孔を穿設した複数本の
    土留板支持ブロックと、複数の土留板とからなり、これ
    ら隣接する土留板支持ブロックの相対向する土留板受溝
    にそれぞれ土留板の両端を係合せしめて土留板支持ブロ
    ックに複数の土留板を一体的に組合わせてなる法面用土
    留壁構造体。
JP9931279U 1979-07-20 1979-07-20 法面用土留壁構造体 Expired JPS6011168Y2 (ja)

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JP9931279U JPS6011168Y2 (ja) 1979-07-20 1979-07-20 法面用土留壁構造体

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JP9931279U JPS6011168Y2 (ja) 1979-07-20 1979-07-20 法面用土留壁構造体

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Publication Number Publication Date
JPS5621034U JPS5621034U (ja) 1981-02-24
JPS6011168Y2 true JPS6011168Y2 (ja) 1985-04-13

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JP9931279U Expired JPS6011168Y2 (ja) 1979-07-20 1979-07-20 法面用土留壁構造体

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60182063U (ja) * 1984-05-16 1985-12-03 日本モクサ−株式会社 磁気枕
JPH0123329Y2 (ja) * 1984-12-04 1989-07-18
JPH0123330Y2 (ja) * 1984-12-04 1989-07-18

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JPS5621034U (ja) 1981-02-24

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