JP2617688B2 - 法面緑化用組立式擁壁 - Google Patents

法面緑化用組立式擁壁

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JP2617688B2
JP2617688B2 JP6195428A JP19542894A JP2617688B2 JP 2617688 B2 JP2617688 B2 JP 2617688B2 JP 6195428 A JP6195428 A JP 6195428A JP 19542894 A JP19542894 A JP 19542894A JP 2617688 B2 JP2617688 B2 JP 2617688B2
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卓生 行本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は法面緑化用の組立式擁壁
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者等は特公昭52−7846号公
報において、背面土壌載架用底版aの前面に、斜上方に
傾斜された受版bを延設し、同受版の基部に垂設された
柱片cと底版との中心部に亘って垂直壁版dを一体に連
設し、前記受版上に法面緑化用盛土部を載架するように
構成された緑化用ブロックを提案した。(図12参照)
而して前記ブロックは上位のブロックの受版bの基部及
び底版aが夫々下位のブロックの柱片c及び壁版d上に
載架するように法面に組積するとともに、各ブロックの
底版aには背面土壌を載架し、且つ受版a前端部上に法
面緑化用盛土部eを設けるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は個々の緑化用ブロックを組積して擁壁を構築するの
で、施工に多くの時間と手間を要し、また擁壁全体の一
体化に難があり、更に道路カーブに応じた曲線部の施工
が容易でない等の問題がある。本発明は前記従来技術の
有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とす
るところは施工性に優れ、緑化性能が大で、曲線部の施
工が容易に行なわれ、排水効果の優れた法面緑化用組立
式擁壁を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る法面緑化用組立式擁壁は、前面に法面
緑化用土砂受け庇ブロックの係止孔が高さ方向に亘って
列設されるとともに、横貫孔が穿設され、且つ背面に楔
型の切欠が設けられた柱部材を、基礎上に所定間隔毎に
立設し、前記各係止孔に亘って前記庇ブロック背面に突
設された差込部を挿入して構成されている。
【0005】
【作用】本発明によれば、庇ブロック背面に設けた差込
部が挿入される庇部差込溝孔が高さ方向に列設された柱
部材を、基礎上に沿って所定間隔毎に立設し、前記係止
孔に亘って庇ブロックに設けた法面緑化用土砂受け庇ブ
ロックの差込部を挿入することによって簡単に緑化用擁
壁が組立てられ、従来の単体積みブロック方式に比して
施工性が飛躍的に向上されるとともに柱部分の支承部で
自由に道路カーブに応じた曲線部が構築される。
【0006】また本発明によれば、前記柱部材には横貫
孔が穿設されているので、同横貫孔より擁壁背面土壌の
水抜きが行なわれ、また植物の根が横貫孔より張り出
し、同植物の生育が助長される。さらにまた本発明によ
れば前記柱部材の背面に楔型の切欠が設けられているの
で、柱部材を背面土壌との馴染みがよく、背面土圧に対
して一体に作用するものであり、同背面土圧に応じて前
記切欠の大きさを調整し、背面地山の応力に対応しうる
ものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。Aはプレキャストコンクリート等より構成された庇
ブロックで、曲面状主版1の背面及び同主版両側に延設
された各袖部2には擬岩又は自然石3が製作時に一体に
埋込まれていて、擁壁構築時、自然の景観を損わないよ
うにされる。更に前記主版1及び袖部2の背面には、差
込部4が突設されている。
【0008】Bは基礎で、5は基礎栗石又は砕石、6は
捨コンクリート、7は敷モルタルで、前記基礎Bに所定
間隔毎に、柱部材Cが立設されている。同柱部材Cの表
面側には高さ方向に亘って所定間隔毎に庇ブロックAの
差込溝孔8が欠截され、背面には高さ方向に亘って所定
間隔毎に楔状の切欠9が欠截され、更に高さ方向に亘っ
て所定間隔毎に横貫孔10が穿設されている。また下端
部には基礎コンクリート定着用差筋11が配筋されてい
る。
【0009】なお前記柱部材Cの横貫孔10に桿体を挿
貫して複数の柱部材Cを懸吊することによって同柱部材
Cの搬出入が効率よく行なわれる。而して前記基礎Bに
所定間隔毎に立設された相隣る各柱部材Cの差込溝孔8
に亘って前記庇ブロックAの差込部4を差込むことによ
って擁壁を組立て、前記庇ブロックの背面に土壌12を
填装して擁壁面の緑化を図る。
【0010】土壌12の填装が完了すると擁壁の天端に
天端ブロックDを冠装する。図11は、天端ブロックを
示す。
【0011】
【発明の効果】本発明は前記したように、柱部材の前面
に所定間隔毎に設けた係止部に庇ブロック背面に突設さ
れた差込部を差込むだけで擁壁が組立てられるので、従
来の単体積みブロック方式より施工が迅速に行なわれ、
また擁壁全体が基礎部と一体化されているので剛性度が
大で、構造的に信頼性の高い擁壁が構成される。
【0012】また庇ブロックの背面より延設された差込
部が、柱部材に設けた差込溝孔に差し込み式の構造とな
っているので、柱部材の支承部で自由に道路のカーブに
即応した曲線部の構築が可能となる。更に本発明によれ
ば柱部材間に架設された庇ブロックの背面に土砂が填装
されるので、擁壁を構成する胴込土砂の量が多く、従来
工法よりも植物の生育に優れ、法面土砂の緑化効果が大
きい。
【0013】また本発明に係る擁壁は背面全体が土砂で
充填された構造であるので、排水効果が優れており、更
に従来工法で必要なブロック背面の裏込栗石が不要とな
る。更にまた前記柱部材間に同柱部材の差込溝孔に、庇
ブロックの差込部を挿入して擁壁を組立てることによっ
て、擁壁の前面が曲面形状とされ、従来工法より優れた
景観が得られる。
【0014】更にまた本発明によれば、前記柱部材に横
貫孔を設けたことによって、同横貫孔を介して擁壁背面
の土砂の排水が効率よく行なわれ、更に植物の根が同横
貫孔を介して外部に張り出して伸びることによって、植
物の生育が促進され、緑化効果が向上される。更に複数
の柱部材の各横貫孔に桿体等を挿貫して同各柱部材を懸
吊することによって、柱部材の搬送入が容易に効率よく
行なわれる。
【0015】また本発明によれば、前記柱部材の背面に
楔状の切欠が欠截されたことによって、同柱部材と背面
土砂との馴染みがよく両者の一体化が図られる。また同
背面土砂の土圧に応じて、前記楔状の切欠の大きさを変
えることによって、応力に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る法面緑化用組立式擁壁の縦断側面
図である。
【図2】前記擁壁の正面図である。
【図3】基礎部の縦断面図である。
【図4】柱部材の側面図である。
【図5】庇ブロックの平面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の斜視図である。
【図8】図5の側面図である。
【図9】図5の矢視イ−イ図である。
【図10】擁壁ブロックの柱部材に対する取付部をなす
側面図である。
【図11】(イ)(ロ)(ハ)は天端ブロックの正面
図、平面図及び側面図である。
【図12】従来構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
A 庇ブロック B 基礎 C 柱部材 D 天端ブロック 1 曲面状主版 2 袖部 3 擬岩又は自然石 4 差込部 5 基礎栗石又は砕石 6 捨コンクリート 7 敷モルタル 8 差込溝孔 9 切欠 10 横貫孔 11 差筋 12 土壌

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に法面緑化用土砂受け庇ブロックの
    係止孔が高さ方向に亘って列設されるとともに、横貫孔
    が穿設され、且つ背面に楔型の切欠が設けられた柱部材
    を、基礎上に所定間隔毎に立設し、前記各係止孔に亘っ
    て前記庇ブロック背面に突設された差込部を挿入してな
    ることを特徴とする法面緑化用組立式擁壁。
JP6195428A 1994-08-19 1994-08-19 法面緑化用組立式擁壁 Expired - Fee Related JP2617688B2 (ja)

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JPH0860682A JPH0860682A (ja) 1996-03-05
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SE8601828D0 (sv) * 1986-04-21 1986-04-21 Novo Industri As Enteral diet product and agent for production thereof

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