JP3098835U - タワークレーンの昇降安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定感を持ってタワークレーンに上下移動でき、また墜落が発生した場合、ワイヤロープが解かれるのを直ちに停止させ、作業者の命を保護することができる、タワークレーンの昇降安全装置を提供する。
【解決手段】タワークレーンの昇降安全装置はタワークレーンの作業者が運転席まで移動するための手段である垂直はしご3と;上記作業者の安全手段であるワイヤロープ5が備わったタワークレーン1において、ワイヤロープを巻いたり解くためのワイヤロープ巻取部4と;はしご型で形成され、その両側に所定の間隔をおいて長さ方向に一定間隔ごとに固定ボールが備わったワイヤロープ5と;上記ワイヤロープの乗下降をガイドしたりまたは突然解かれることを制御する安全装置6およびセンサ7を含んで形成される。
【選択図】図1

Description

【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案はタワークレーンの昇降安全装置に関するものであり,特に,作業者がタワークレーンに設置されたはしごを通し,昇下降時に作業者の過ちおよびその他の要因によって墜落事故が発生した時,これに直ちに対応できる安全装置が備わり,作業者の命を保護できるタワークレーンの昇降安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に,建築物の高層,大型化により建物の新築時,建築材料を上層で運搬するためにタワークレーン(TOWER CRANE)が使用されるが,図6のように,このようなタワークレーン90は地盤に垂直に立てられたマスター91と,上記マスト91の上部先端部にカウントウェイト92により水平を維持させる水平台のジブ(jib)93および,上記マスター91の上部に具備され,内部に備わったスイングモータの回転により,上記ジブ93を左・右回転させる旋回装置94と,上記旋回装置94上部の運転室95で構成され,作業者が上記運転室95に乗下降できるように上記マスト91の内側には垂直はしご96が備わっている。
【0003】
したがって,作業者は上記垂直はしご96を通じて,運転室95まで上がり,作業が終わればまた垂直はしご96を通じて,地上に下りてくるようになるが,この時,作業者の乗下降時の不意の事故に備えて,不図示の安全ロープが備わっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし,上記安全ロープは運転室95から地上まで長く垂れた状態で単純にその終端を作業者の身体に固定させて使用して,作業者の過ちまたは冬期,雨期,強風などの自然変化による墜落が発生する場合,実際に作業者の命を保護できる安全性が確保できない問題点があった。
【0005】
また,最近製作されたタワークレーン90には,自体に自動エレベータが設置されて,作業者が搭乗した後安全に乗下降できるようになっているが,上記自動エレベータをタワークレーン90に設置するには,その設置費が高額であるため,事業主が設置をためらい,またタワークレーン貸与業者側にも法的制裁がされていないため,放置されているのが現状である。
【0006】
本考案は,上記の問題を解決するために案出されたものであり,タワークレーンの乗下降時,作業者の過ちまたは突然の自然変化によって墜落が発生する場合急下降されるワイヤロープを直ちに停止させる安全装置であり,作業者の命が保護できて,上記ワイヤロープを一定速度で巻いたり,または解いたりできるワイヤロープ巻取部により作業者に安定した作業環境を与えられ,簡単な構造であるため低費用で設置できるタワークレーンの昇降安全装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本考案によれば,作業者が運転室まで移動するための手段である垂直はしご(3)と作業者の安全手段であるワイヤロープ(5)を備えたタワークレーン(1)の昇降安全装置において:タワークレーン(1)の上部に設置され,ワイヤロープ(5)を巻き,または解くために正回転または逆回転が自由にできる駆動モータ(41)およびこれに連動されるウィンチ(42)で形成されたワイヤロープ巻取部(4)と;はしご型で形成し,垂直方向に対し所定の間隔ごとに両側に固定ボール(52)が形成され,一端はウィンチ(42)に巻取られるために固定され,他端は作業者の身体所定部位に連結させるための連結部(54)が形成されたワイヤロープ(5)と;ワイヤロープ巻取部(4)の下側に設置され,ワイヤロープ(5)の移動をガイドし,ワイヤロープ(5)が解けないように制御する安全装置(6)およびセンサ(7)と;を含んで構成されることを特徴とする,タワークレーンの昇降安全装置が提供される。
【0008】
安全装置(6)は,ワイヤロープ(5)をガイドまたは制御するために,ワイヤロープ(5)の両側と接触する一組のピンセット脚(66)と;ピンセット脚(66)をワイヤロープ(5)の接触面に合わせて流動的に変化させるためにピンセット脚(66)の上部に介在するスプリング(65)と;センサ(7)の信号により,90°回転して,スプリング(65)を固定させながら,ピンセット脚(66)の曲がり部(67)を内側で引き締めて固定させる駆動モータ(62)およびこれと連動される拡張カム(64)と;ピンセット脚(66),スプリング(65),駆動モータ(62),および拡張カム(64)を,タワークレーン(1)に設置するための固定板(61)と;を含んで構成することも可能である。
【0009】
また,ワイヤロープ(5)のワイヤ(51)と固定ボール(52)の移動をガイドし,または緊急時にワイヤロープ(5)の固定ボール(52)がかかるようにしてワイヤロープ(5)が解けることを防止するために,ピンセット脚(66)の下部にワイヤホール(68’)と固定ボールホール(68’’)が連結したガイドホール(68)を形成することも可能である。
【0010】
また,ワイヤロープ巻取部(4)の駆動モータ(41)の速度を制御するリモートコントローラ(8)を備えることも可能である。
【0011】
なお上記において,構成要素に付随して括弧書きで記した参照符号は,理解を容易にするため,後述の実施形態および図面における対応する構成要素を一例として記したに過ぎず,本考案がこれに限定されるものではない。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本考案にかかるタワークレーンの昇降安全装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0013】
図1は本考案の実施の形態にかかるタワークレーンに安全装置が設置された状態を図示した正面図であり,図2は図1の側面図である。不図示のマストの内側には地上から空中の運転室まで設置された垂直はしご3と,ワイヤロープ5を巻き解きするためのワイヤロープ巻取部4と,上記ワイヤロープ5を制御するためのセンサ7および安全装置6で構成される。
【0014】
ここで上記ワイヤロープ5は二つのワイヤ51が一組で構成され,上記両ワイヤ51の間に長さ方向で所定の間隔ごとに連結部材53を持つはしご形態で形成される。ワイヤロープ5の上段はワイヤロープ巻取部4のウィンチ42に巻取のために固定されてその下段は作業者の安全ベルトに連結するための連結部の一構成例として連結の輪54が形成される。上記連結部材53としては金属バーが使われる。これはワイヤロープ5が上昇または下降する時,上記安全装置6のピンセット脚66との連続的な接触を維持するためである。
【0015】
また上記ワイヤロープ5の両側には所定の大きさの固定ボール52がワイヤロープ5全体にわたって,所定の間隔ごとに形成され,上記ワイヤロープ5の両側で突出することによって,突然の事故によりワイヤロープ5が突然解けた場合,上記安全装置6およびセンサ7の作動により,上記固定ボール52が上記安全装置6のピンセット脚66にかかるようになり,ワイヤロープ5の解けることを防止するようになる。
【0016】
上記ワイヤロープ巻取部4は運転室の下側機械室に設置されて正または逆回転する駆動モータ41とこれに連動されるウィンチ42で構成され,上記ワイヤロープ5を巻き解きするのである。すなわち,上記不図示の機械室には不図示の制御部が設置されてこの制御部を動作させる別途のリモートコントローラ(以下,リモコンという)8が備わり,上記リモコン8で信号を送れば上記駆動モータ41が正または逆回転にともない上記ウィンチ42もこれに連動されて,ワイヤロープ5を巻いたり,解いたりするのである。この時,上記駆動モータ41の回転速度は作業者の移動を容易にするために上記リモコン8の設定により若干の可変が可能であるが,上記駆動モータ41の最大,最低回転数が予め設定されているため,速すぎたり,遅すぎたりはしない。
【0017】
上記安全装置6はワイヤロープ巻取部4の下側に設置され,上記ワイヤロープ5の両側と接触する一組のピンセット脚66と,上記両ピンセット脚66の引き締め具合が状況により流動的に変動するように上記両ピンセット脚66の上部の間にスプリング65と,緊急状況時に,上記ワイヤロープ5が解けることを停止させるために,上記ピンセット脚66の下部である曲がり部67を引き締めると同時に,動かないように上記スプリング65の弾性を制御する拡張カム64および上記拡張カム64を回転させる駆動モータ62と,緊急時に上記ワイヤロープ巻取部4のウィンチ42および駆動モータ41の回転数を感知して,上記安全装置6の駆動モータ62および拡張カム64が作動するように信号を送るセンサ7と,上記構成要素をタワークレーン1に設置されるように固定させる固定板61で構成され,上記ワイヤロープ巻取部4にワイヤロープ5が容易に巻いたり,解いたりできるようにガイド役割をすると同時に緊急状況が発生した場合急下降されるワイヤロープ5の解きが直ちに停止できるようにする。この時,ピンセット脚66の間にあるスプリング65は,圧縮された状態でスプリング65の復原力により,ピンセット脚66の曲がり部67は内側で引き締める状態を維持しようとする性質がある。
【0018】
そして,上記両ピンセット脚66の曲がり部67には上記ワイヤロープ5の移動をガイドし,または緊急時上記ワイヤロープ5の下降を防止するワイヤホール68’と固定ボールホール68’’からなるガイドホール68が形成されている。上記ワイヤロープ5の乗下降時,固定ボール52が上記ピンセット脚66のガイドホール68から離脱しないで移動できるように上記曲がり部67の終端のすき間の幅は,上記固定ボールホール68’’より狭くなる。
【0019】
また,上記両ピンセット脚66の曲がり部67は,上記ワイヤロープ5の下降または上昇時,固定ボール52が円滑に上記固定ボールホール68’’を通過するようにその上部は上から下に傾斜するように形成されて,その下部面は下から上に傾斜するように傾斜面を持つ。
【0020】
したがって,上記ワイヤロープ巻取部4が正常に作動する時は,上記拡張カム64が垂直状態であるためスプリング65は自由状態になり,固定板61によりタワークレーン1に設置された上記ピンセット脚66の間に,上記ワイヤロープ5が上昇または下降される時はワイヤロープ5の接触部位が違うため,上記スプリング65の弾性力により,上記ピンセット脚66が開いたり引き締めたりは流動的に反復されながら,上記ワイヤロープ5の移動を円滑にする。
【0021】
すなわち,上記ワイヤロープ5のワイヤ51がガイドホール68を通過している状態では,作業者または駆動モータ41の力により,上記ワイヤロープ5が上昇または下降される。この時は上記スプリング65の復原力により,上記ピンセット脚66の上部は開かれ,曲がり部67は引き締めた状態になり,図3に示された通り,上記ワイヤロープ5のワイヤ51が上記ワイヤホール68’を通じて移動して,また上記ワイヤロープ5の固定ボール52がガイドホール68を通過しようとする状態では,作業者または駆動モータ41の力により,ワイヤロープ5が引っ張られると同時にその引く力により,上記両ピンセット脚66の曲がり部67の間は開かれると同時に上部は引き締められるようになりながら,スプリング65は圧縮状態になり,上記固定ボール52は上記曲がり部67の傾斜面でスライディングしながら,図4に示されたように,上記固定ボールホール68’’を通じて移動して,上記ワイヤロープ5は円滑に巻き解きできるようになる。
【0022】
また,上記ワイヤロープ巻取部4が非正常的に作動する時,すなわち,ワイヤロープ巻取部4のウィンチ42が駆動モータ41の設定回転範囲を超え,速く回転する時は,上記センサ7がこれを感知して,直ちに上記安全装置6の駆動モータ62に信号を送り,上記駆動モータ62は直ちに90°回転されて上記駆動モータ62の回転軸63に固定された拡張カム64も共に90°回転されながら,水平状態になり,上記両ピンセット脚66の上部内側面とぶつかるようになり,上記両ピンセット脚66の上部を動かせないように支持するようになるので,上記スプリング65は動けない固定状態になって上記ピンセット脚66の曲がり部67は内側方向で引き締めた状態で固定されるので,上記ガイドホール68のワイヤホール68’が内側に向かい,水平移動されて,図5に示されたように上記ワイヤホール68’の内径よりより大きい外経を持つ固定ボール52は上記ワイヤホール68’とぶつかるようになり,ワイヤロープ5は移動できなくなる。
【0023】
上記拡張カム64の垂直の長さが上記ピンセット脚66上部の間の幅より長く形成されて,上記駆動モータ62が90°回転されて,上記拡張カム64が水平方向で回転した時,上記スプリング65は外部の力が入らないままより伸びた状態になり,上記ピンセット脚66上部はより開いた状態で動けないように固定させ,上記ピンセット脚66の曲がり部67はより引き締めることができれば,上記ワイヤロープ5の固定ボール52が確実にワイヤホール68’にかかるようになることが望ましい。
【0024】
上記の本考案による安全装置を備えたタワークレーンの運転室に上がる時は,まず作業者はワイヤロープ5の下段に形成された連結の輪54を作業者の安全ベルトに連結して固定させた後,リモコン8で駆動モータ41を作動させながら,垂直はしご3で上部に移動する。
【0025】
すると上記駆動モータ41によりウィンチ42が回転するようになり,上記ワイヤロープ5を引くようになれば,ピンセット脚66の曲がり部67に形成されたガイドホール68に挟まれた状態で上記ワイヤロープ5は駆動モータ41の力により,上昇されるのに,この時安全装置6のスプリング65が自由状態であるため,上記ワイヤロープ5のワイヤ51は上記ガイドホール68のワイヤホール68’を通じて容易に上昇し,上記ワイヤロープ5に形成され,両側に突出された固定ボール52も上記駆動モータ41の引く力により,上記ピンセット脚66の下部傾斜面でスライディングしながら,上記両ピンセット脚66の曲がり部67の間をより引き締めるようにして,上記固定ボールホール68’’を通過するようになり,上記ワイヤロープ5はウィンチ42に巻取られ作業者は容易に運転室に上がった後,備わったリモコン8で上記駆動モータ41を停止させれば良い。これは作業者が運転室から地上に下りてくる時も同様に作動する。
【0026】
また,作業者が上記駆動モータ41を駆動させた後,垂直はしご3で上ったり,下りたりする間,作業者の不注意または強風,雨期,冬期などの突然の自然変化または外部の衝撃により,突然の墜落が発生する場合,作業者の荷重により,上記ワイヤロープ5が急下降されるが,上記ワイヤロープ5の両側に形成された固定ボール52が上記ピンセット脚66のガイドホール68に順次的にかかるようになり,下降される速度をある程度減らすことができる。またこのような突然の事故が発生される場合には,センサ7がこれを直ちに感知して,安全装置6に信号を送り,駆動モータ62を作動させて,拡張カム64を90°回転させる。
【0027】
すると上記拡張カム64は水平状態になり,上記スプリング65を左右に開きながら固定させ,これにより,上記ピンセット脚66は上部が開かれ,曲がり部67は引き締めた状態で固定されるので,上記曲がり部67に形成されたガイドホール68が内側方向で水平移動されて,上記ワイヤロープ5の固定ボール52は上記ガイドホール68のワイヤホール68’にかかるようになり,ワイヤロープ5の解きを停止させて,作業者の墜落事故を防止するようになる。
【0028】
以上,添付図面を参照しながら本考案にかかるタワークレーンの昇降安全装置の好適な実施形態について説明したが,本考案はかかる例に限定されない。当業者であれば,実用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本考案の技術的範囲に属するものと了解される。
【0029】
【考案の効果】
本考案によるタワークレーンの昇降安全装置は,一定速度に巻き解きするワイヤロープと,これをガイドしながら制御する安全装置により,作業者のタワークレーン乗下降時,心理的に安定感を与え,また墜落が発生する場合,直ちにセンサによる安全装置が作動して,ワイヤロープを解けることを停止させることで作業者の命を保護できる。また構造が簡単で,低費用で設置作業ができるので経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】タワークレーンの昇降安全装置の正面図である。
【図2】タワークレーンの昇降安全装置の側面図である。
【図3】ワイヤロープ巻取部が正常動作状態の時,ワイヤロープのワイヤがピンセット脚の曲がり部に形成されたワイヤホールを通過して,移動する状態を示した正面図である。
【図4】図3のような状態の時,ワイヤロープの固定ボールがピンセット脚の曲がり部に形成された固定ボールホールを通過して,移動する状態を示した正面図である。
【図5】ワイヤロープ巻取部が非正常的に作動する時,安全装置が作動して,ワイヤロープの固定ボールがピンセット脚の折れ部に形成されたワイヤホールにかかった状態を示した正面図である。
【図6】従来のタワークレーンの昇降安全装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1:タワークレーン
3:垂直はしご
4:ワイヤロープ巻取部
5:ワイヤロープ
6:安全装置
7:センサ
8:リモコン
41:駆動モータ
42:ウィンチ
51:ワイヤ
52:固定ボール
53:連結部材
54:連結の輪(連結部)
61:固定板
62:駆動モータ
63:回転軸
64:拡張カム
65:スプリング
66:ピンセット脚
67:折れ部
68:ガイドホール
68’:ワイヤホール
68’’:固定ボールホール

Claims (4)

  1. 作業者が運転室まで移動するための手段である垂直はしごと前記作業者の安全手段であるワイヤロープを備えたタワークレーンの昇降安全装置において,
    前記タワークレーンの上部に設置され,前記ワイヤロープを巻き,または解くために正回転または逆回転が自由にできる駆動モータおよびこれに連動されるウィンチで形成されたワイヤロープ巻取部と;
    はしご型で形成し,垂直方向に対し所定の間隔ごとに両側に固定ボールが形成され,一端は前記ウィンチに巻取られるために固定され,他端は作業者の身体所定部位に連結させるための連結部が形成された前記ワイヤロープと;
    前記ワイヤロープ巻取部の下側に設置され,前記ワイヤロープの移動をガイドし,前記ワイヤロープが解けないように制御する安全装置およびセンサと;
    を含んで構成されることを特徴とする,タワークレーンの昇降安全装置。
  2. 前記安全装置は,
    前記ワイヤロープをガイドまたは制御するために,前記ワイヤロープの両側と接触する一組のピンセット脚と;
    前記ピンセット脚を前記ワイヤロープの接触面に合わせて流動的に変化させるために前記ピンセット脚の上部に介在するスプリングと;
    前記センサの信号により,90°回転して,前記スプリングを固定させながら,前記ピンセット脚の曲がり部を内側で引き締めて固定させる駆動モータおよびこれと連動される拡張カムと;
    前記ピンセット脚,前記スプリング,前記駆動モータ,および前記拡張カムを,前記タワークレーンに設置するための固定板と;
    を含んで構成されることを特徴とする,請求項1に記載のタワークレーンの昇降安全装置。
  3. 前記ワイヤロープのワイヤと固定ボールの移動をガイドし,または緊急時に前記ワイヤロープの固定ボールがかかるようにして前記ワイヤロープが解けることを防止するために,前記ピンセット脚の下部にワイヤホールと固定ボールホールが連結したガイドホールが形成されていることを特徴とする,請求項2に記載のタワークレーンの昇降安全装置。
  4. 前記ワイヤロープ巻取部の駆動モータの速度を制御するリモートコントローラを備えたことを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載のタワークレーンの昇降安全装置。
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