JP2001262963A - 梯 子 - Google Patents
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Abstract
用するに好適で、安全性が高く、操作性の良好な梯子を
提供すること。 【解決手段】梯子本体(L)の先端に、略逆U字状に形成
したフック(F)を設け、同フック(F)の下端近傍に昇降用
転落防止器具(B)の安全器(B1)を着脱自在に連結する連
結金具(8)を設けた梯子であって、前記フック(F)を、梯
子本体(L)に対して水平方向に回転自在に取付け、しか
も、前記連結金具(8)を、前記フック(F)に対して上下首
振り自在、かつ、水平方向へ回転自在に取付けた。
Description
のであり、詳しくは、電線やその他空中に架設されたス
トランドなどの工事のための高所作業用に好適な梯子に
関する。
どを行う場合、梯子を用いることが多いが、作業者の安
全を確保するために、昇降用転落防止器具を安全器具と
して併用している。
は、架線に係止するフックが設けられ、自動車のシート
ベルトのように、急な力に対して制動力を発揮するスト
ッパ機構を設けた安全器にベルトを解舒自在に巻き取っ
たものがあり、同ベルトの先端には、前記安全器により
急制動がかかった場合の緩衝用としてのショックアブソ
ーバを介して、作業者の腰に巻いた安全ベルトに係止す
る作業者用フックが設けられている。
全器のフックを、別途用意した伸縮自在の操作棒の先端
に係止して、操作棒を伸長させて同フックを架線などに
係止し、作業者用フックを引き寄せ、これを作業者の安
全ベルトに連結接続して梯子を登り、高所作業を行う。
とがあっても、安全器が作動して親綱を急制動するの
で、作業者が落下中途で引き止められ、重大な事故を未
然に防止することができるものである。
に係止するためには、別途操作棒を用いる必要があるな
ど手間がかかり、しかも、フックなどが設けられた安全
器はかなり重く、体力も必要になっている。
用い、同器具に好適な梯子として、実開平7−1298
号において、折り畳み自在、あるいは伸縮自在に構成し
た梯子本体の頂部に架線係止用フックを取付け、同フッ
クの下端に、前記昇降用転落防止器具の親綱先端を着脱
自在に連結接続する接続金具を設けた構成のものが提案
された。
て高所作業を行うには、先ず、地上において梯子の架線
係止用フックに設けた接続金具に、昇降用転落防止器具
の親綱先端に設けた接続具(所謂カラビナ)を係着し、
梯子本体を伸長して架線係止用フックを架線に係止す
る。
同親綱に前記同様構造(シートベルト式)の安全器を取
付けるとともに、親綱の下端を梯子下部などに捕縛し、
さらに一端を安全器に連結した連結綱の他端を予め腰に
装着した安全ベルトに連結して梯子を登り、作業を始め
る。なお、この場合でも、連結綱にはショックアブソー
バが介設されている。
業者は落下中途で引き止められ、重大な事故を未然に防
止することができるとともに、梯子の架線係止用フック
に親綱先端を着脱自在に連結接続する接続金具を予め設
けたことにより、操作棒を用いて親綱を架線などに係止
する必要がなくなり、架線工事などの高所作業の手間が
省けるようになった。
どに適切な構成とした上記梯子においても、未だ下記に
示すような課題が残されていた。
設けていても、使い勝手までは何ら考慮されておらず、
同接続金具は一側のフックの側面に固設されただけのも
ので、しかも、架線係止用フック自体も梯子本体に固着
されていた。
を接続しにくく、また、一旦接続した後、梯子を上昇し
て作業を行っているときに、作業によっては接続具を反
対側に移動したくてもできないものであり、また、他の
タイプの昇降防止用安全器具に対応する自由度も全くな
いものであった。
っかりと固着しておかなければならず、少しでも緩みが
あると、安全器の上昇が妨げられて作業者も梯子を登る
ことができないという問題があった。
の運搬・保管にフックが出っ張って邪魔になり、しか
も、物にぶつけたりしやすいのでフックが変形・破損し
やすいという欠点も内在しており、しかも、衝撃の強さ
によっては、梯子本体まで変形してしまうおそれもあっ
た。
る梯子を提供することを目的としている。
に、請求項1記載の本発明では、梯子本体の先端に、略
逆U字状に形成したフックを設け、同フックの下端近傍
に昇降用転落防止器具の安全器を着脱自在に連結する連
結金具を設けた梯子であって、前記フックを、梯子本体
に対して水平方向に回転自在に取付け、しかも、前記連
結金具を、前記フックに対して上下首振り自在、かつ、
水平方向へ回転自在に取付けた。
具を、梯子本体の内側方向に付勢する弾性体を設けた。
子本体は、親梯子に複数の子梯子を上下進退自在に取付
けた伸縮自在な構成とした。
結金具を設けたフックは、梯子本体の左右最上端部にそ
れぞれ取付けられていることとした。
本体の下端近傍に、昇降用転落防止器具の下端部を仮止
めする第2の連結金具を設けた。
逆U字状に形成したフックを設け、同フックの下端近傍
に昇降用転落防止器具の安全器を着脱自在に連結する連
結金具を設けた梯子であって、前記フックを、梯子本体
に対して水平方向に回転自在に取付け、しかも、前記連
結金具を、前記フックに対して上下首振り自在、かつ、
水平方向へ回転自在に取付けたものである。
面側に自由に向けることができるので、ストランドなど
に係止することが容易に行えるとともに、同フックに対
し、連結金具を上下首振り自在、かつ、水平方向へ回転
自在に取付けているので、昇降用転落防止器具の安全器
に設けた接続具や、親綱の先端部分を簡単に接続するこ
とができ、取り扱いが容易となる。なお、安全器に設け
た接続具は、安全器に直接設けたものであっても、ロー
プ、ベルトなどを介して取付けたものであってもよい。
転させることができるとともに、フックを内側に向けて
縮めておけば、フックによる出っ張りなどもないので運
搬、収納・保管が容易となる。
に、いつでも所定位置に復帰するように、同連結金具を
梯子本体の内側方向に付勢する弾性体を設けることもで
きる。
納時などに、連結金具が邪魔にならず、何らかの物にぶ
つけて変形、破損させてしまうこともない。
フックは、その折曲部に、水平方向に一定の長さを有す
る壁面接触部を設けることが好ましい。
て掛けて使用する場合に、上記壁面接触部によって、確
実に梯子を支持可能とするとともに、横滑りを確実に防
止することができるという効果を奏する。
子梯子を上下進退自在に取付けた伸縮自在な構成とする
ことが望ましく、狭い場所であっても、梯子本体を振起
しやすく、容易に伸長させることができ、梯子の設置に
際し、特に体力を必要としない。特に、梯子の上部に昇
降用転落防止器具を係止したままであったり、他の部品
などが取り付けられて重たくなっていても、立て掛けな
どの設置作業が容易である。
子本体の左右最上端部にそれぞれ取付けることができ
る。
クに連結金具を設けることで、作業に応じて、あるいは
作業者の都合に応じて連結金具を自由に選択し、どの方
向からも接続できるとともに、場合によっては、両方の
連結金具に昇降用転落防止器具を係止することにより、
昇降用転落防止器具自体の脱落を確実に防止し、安全性
をより高めることができる。
用転落防止器具の下端部を仮止めする第2の連結金具を
設けることもできる。
様な昇降用転落防止器具に対応可能となっている。
りつけて使用するタイプの昇降用転落防止器具などであ
れば、高所に係止された安全器から伸延する親綱などの
ロープは地上作業で前記第2の連結金具に連結すること
ができるので、ロープを引き寄せるための用具(引き寄
せロープなど)も不要となり、操作性が向上し、また、
安全作業に必要な用具点数も少なくなって置き忘れなど
を防止できる。
下端をこの第2の連結金具に確実に捕縛して、綱を緊張
状態に保持することができる。
ば、架線工事などの梯子を用いた高所作業の安全性及び
作業性を著しく向上させることができる。
ら説明する。
図、図2は同側面図である。
は、下側に親梯子となる第1梯子L1を設け、同第1梯子
L1に、第2梯子L2、第3梯子L3とをそれぞれ連結して伸
縮自在の梯子本体Lを構成し、第1梯子L1の左右の側材
1,1の下端に、外方へ張り出し自在としたアウトリガー1
1を設け、さらに、同第1梯子L1の裏面側に、第2梯子L
2を上下スライド自在に取付けている。そして、第2梯
子L2の側材1,1内に、第3梯子L3を上下スライド自在に
取付け、その側材1,1の先端に架線などのストランド7
に係止するためのフックF,Fを設けている。10は踏桟、1
2はスライドロック部である。
ように略逆U字状に形成されており、本実施例では、第
3梯子L3の中空状の側材1,1先端部に上下に進退自在、
かつ、回転自在に取り付けられる脚部2と、同脚部2に
平行に設けた係止部3と、略逆U字状に形成されたフッ
クFの折曲部であって、前記脚部2及び係止部3とを連
結する部分に設けた壁面接触部4とから構成している。
施例に係る梯子Aを壁面などに立て掛けて使用する場
合、前記各フックFをそれぞれ各側材1の側方に回転さ
せれば、壁面接触部4によって確実に梯子Aを支持する
ことができるとともに、横滑りを確実に防止することが
できる。40は摩擦力を増すための凸部である。
一方のフックFの係止部3先端部分に、フックFを開閉
するストッパ機構Sを配設している。5はストッパ機構
Sの主構成要素であるストッパ片であり、支軸により係
止部3の先端に回動自在に軸支されている。なお、フッ
クFについては後に詳述する。
梯子Aは、フックFを空中のストランド7に係止して、
安定した状態で安全に高所作業を行うことができる構成
となっている。
縮めるとともに、フックFも縮めた状態とし、図5に示
すようにコンパクトになる。さらに、フックFを梯子本
体Lの内側方に回転させれば、出っ張りもないので、運
搬、収納、保管に何ら支障をきたすことがない。
をなすのは、前記したように、フックFを梯子本体Lに
対して上下摺動自在、かつ、水平方向に回転自在に取付
けたことに加え、各フックFの下端近傍に、昇降用転落
防止器具Bの安全器B1を着脱自在に連結する連結金具8
を設け、しかも、同連結金具8を、前記フックFに対し
て上下首振り自在、かつ、水平方向へ回転自在に取付け
たことにある(図3、図6、図7参照)。
側、側面側に自由に向けることができるように取付けた
ので、どの向きであってもストランド7などに容易に係
止することができるとともに、同フックFに対し、連結
金具8を上下首振り自在、かつ、水平方向へ回転自在に
取付けたことにより、昇降用転落防止器具Bの安全器B1
に設けた接続具B2や、親綱などのロープの先端部を、ど
の方向からも簡単に接続することができるようになり、
取り扱いがきわめて容易となる。
ると、急制動がかかる機能を有する安全器B1を備えてお
り、かかる安全器B1内に解舒自在にベルトB3が巻回され
たタイプのもの、あるいは、ストランド7などに係止し
て地上に垂下させた親綱などのロープに取付けたタイプ
など種類は様々であるが、本実施例に係る梯子Aは、略
全ての昇降用転落防止器具Bに対応可能となっている。
説明すると、連結金具8は、図6及び図7に示すよう
に、フックFの脚部2を抱くように略リング状に形成し
た環状取付体80を、脚部2の軸線周りに回転自在に取付
け、同環状取付体80に略U字状に形成した金具本体81を
枢支ピン82を介して上下首振り自在に取付けている。81
aは金具本体81の枢支連結部であり、金具本体81の先端
側に比べて内側へ絞った形状としている。
自由に回動し、これを邪魔にならない位置に回転させる
ことができるとともに、前述したように、左右の各フッ
クFを内側に向けて縮めておくこともできるので、フッ
クFによる出っ張りなどがなく、運搬、収納・保管が容
易となる。なお、図6中、EはフックFの伸縮・回転用
操作レバーである。
示すように、上記金具本体81を、収納時に邪魔にならな
いように、弾性体として、線状のスプリング83により梯
子Aの内側方向へ向くように付勢させておくことができ
る。なお、図示した例では、金具本体81を水平状態に付
勢する第2スプリング84も配設しているが、このスプリ
ング84は無くても構わない。
には金具本体81を梯子Aの内側方向へ付勢しておくこと
によって、安全器B1などに設けた接続具B2の接続に際し
て操作を終えると自動的に復帰することになり、梯子A
を収納するときに接続金具8が外にはみ出て物にぶつか
ったりすることがなく、破損のおそれもない。
第2、第3梯子L2,L3を上下進退自在に取付けた伸縮自
在な構成としているので、狭い場所であっても、梯子本
体Lを振起しやすく、容易に伸長させることができ、梯
子Aの設置に際し、特に体力を必要とすることがなく、
取り扱いが容易である。
Fに設けているので、作業に応じ、あるいは作業者Mの
都合に応じて自由に選択し、昇降用転落防止器具Bをど
の方向からも接続できる。
具Bが安全器B1に解舒自在にベルトB3が巻着されている
ものや、親綱などのロープの下端を地面近くに固定する
タイプのものにも対応できるように、梯子本体Lの下
部、すなわち、アウトリガー11の直上方部に、前記ベル
トB3を仮止めしたり、親綱の下端を捕縛することのでき
るリング状の第2の連結金具8'を設けている。
ており、これに安全器B1のベルトB3や、親綱を使用する
ものであればその親綱の下端を仮止めすることができる
ので、架線などのストランド7に予め安全器B1を取付け
て使用するタイプのものであっても、まず、安全器B1を
梯子Aの連結金具8に取付けるとともに、前記ベルトB3
や親綱の下端を第2の連結金具8'に連結した後に梯子本
体Lを伸長させればよく、架線などの高所に係止するた
めの操作棒などが不要となる。
トB3や親綱などを引き寄せる用具(引き寄せロープな
ど)も不要となり、操作性が向上し、しかも、安全作業
に必要な用具点数が少なくなって置き忘れなどを防止で
きる。
加わると急制動をかける安全器B1に解舒自在にベルトB3
が巻着されているタイプの昇降用転落防止器具Bとを併
用して高所作業に従事する場合について、図5及び図1
0を参照しながら説明する。図中、B4は安全器B1の接続
具B2と連結金具8との間に介在させて連結するカラビ
ナ、B5は作業者Mの安全ベルトM1に連結する安全ベルト
用フックである。なお、図示しないが、同安全ベルト用
フックB5とベルトB3との間に、ショックアブソーバを介
設することもできる。
具B2をカラビナB4などを介して梯子Aの接続金具8に係
止する。そして、安全器B1から導出しているベルトB3の
先端に取付けた安全ベルト用フックB5を、第2の連結金
具8'に係止する。
体Lを安定させ、梯子伸縮用ロープ13を操作して梯子本
体Lを伸長させるとともに、フックFをストランド7に
係止する。このとき、安全器B1からは、梯子本体Lの伸
長にともなってベルトB3が延出していく。なお、前記ア
ウトリガー11は、梯子Aを伸長させた後に張出してもよ
い。
ト用フックB5を作業者Mの安全ベルトM1に連結し、図1
0に示すように梯子Aを登り、作業を開始するものであ
る。
によっては、左右両方の連結金具8に昇降用転落防止器
具Bを係止することもできる。
に繋ぎベルトB6を連結しておき、安全器B1を梯子Aの略
中央に位置させておくことが好ましい。
1を連結すると、昇降用転落防止器具B自体の脱落を確
実に防止できるので、安全性がより高まる。
ば、架線工事などの梯子Aを用いた高所作業の安全性と
作業性とを著しく向上させることができる。
てさらに説明を加える。
プにより略逆U字状に形成されており、前記した脚部2
と、係止部3と、合成樹脂製の壁面接触部4とから構成
されている。
設けたストッパ機構Sは、前述したように、係止部3に
貫通させた支軸6を中心に回動可能としたストッパ片5
を具備している。
を略円形カム状に形成し、その周面に、後述するロック
部材51と係合する係合部5aと、ストッパ片5の下側方向
への回動量を規制する回動規制ストッパ5bとを突設する
とともに、支軸6を挟んで係合部5aの対向位置からスト
ッパ部5cを伸延させている。
5を下外側方向へ回動するように付勢するねじりバネ50
を配設するとともに、前記ストッパ片5のストッパ部5c
によるフック閉鎖位置(一点鎖線Xで示す)よりも下外
側方向への回動を阻止するためのロック部材51を備えて
いる。
aを形成した板状体でからなり、ストッパ片5の上方
に、フックF内を上下摺動自在となるように配設される
とともに、前記ストッパ片5の係合部5aに係合可能とし
ている。
ク部材51をストッパ片5側に付勢するコイル状の圧縮バ
ネ52を配設するとともに、ストッパ片5とロック部材51
との係合を解除するためのロック解除紐53を取付けてい
る。
ック部材51の上端に連結するとともに、先端部となる他
端をフックF内に這わせて梯子本体Lの第3梯子L3、第
2梯子L2の内部を通し、下梯子となる第1梯子L1の外側
中間位置まで伸延させている。
記圧縮バネ52の付勢力に抗してロック部材51を引上げる
ことができ、ストッパ片5とロック部材51との係合を解
除して、ストッパ片5をねじりバネ50の力によって下方
の初期位置まで回動可能としている。
内を伸延させているが、梯子本体Lを伸ばしたときでも
縮めたときでも、ロック解除紐53の先端部が常に、第1
梯子L1の中間に位置するように図示しない滑車、引っ張
りバネなどからなる解除紐伸延機構によって調整される
ようにしている。
止部3の背面に形成した切欠部、51bはロック部材51の
上端に設けた紐連結部、54はロック部材51に設けたガイ
ド用長孔である。また、55は同ガイド用長孔54に挿通さ
れたガイドピンであり、前記ストッパ片5の支軸6同
様、両端部を係止部3の周側面に固着されている。
ので、以下の効果を奏する。
の先端に、略逆U字状に形成したフックを設け、同フッ
クの下端近傍に昇降用転落防止器具の安全器を着脱自在
に連結する連結金具を設けた梯子であって、前記フック
を、梯子本体に対して水平方向に回転自在に取付け、し
かも、前記連結金具を、前記フックに対して上下首振り
自在、かつ、水平方向へ回転自在に取付けたので、スト
ランドなどに係止することが容易に行えるとともに、同
フックに対し、連結金具を上下首振り自在、かつ、水平
方向へ回転自在に取付けているので、昇降用転落防止器
具の安全器に設けた接続具や、親綱の先端部分を簡単に
接続することができ、取り扱いが容易となる。また、連
結金具を邪魔にならない位置に回転させることができる
とともに、フックを内側に向けて縮めておけば、フック
による出っ張りなどもないので運搬、収納・保管が容易
となる。
を、梯子本体の内側方向に付勢する弾性体を設けたこと
により、不使用時における収納時などに、連結金具が邪
魔にならず、何らかの物にぶつけて変形、破損させてし
まうことがない。
本体は、親梯子に複数の子梯子を上下進退自在に取付け
た伸縮自在な構成としたことにより、狭い場所であって
も、梯子本体を振起しやすく、容易に伸長させることが
でき、梯子の設置に際し、特に体力を必要としない。特
に、梯子の上部に昇降用転落防止器具を係止したままで
あったり、他の部品などが取付けられて重たくなってい
ても、伸長作業が容易となる。
金具を設けたフックは、梯子本体の左右最上端部にそれ
ぞれ取付けることにより、作業に応じて、あるいは作業
者の都合に応じて連結金具を自由に選択し、どの方向か
らも接続できるとともに、場合によっては、両方の連結
金具に昇降用転落防止器具を係止すれば、昇降用転落防
止器具自体の脱落を確実に防止して、安全性をより高め
ることができる。
の下端近傍に、昇降用転落防止器具に設けたロープ下端
を仮止めする第2の連結金具を設けたことにより、多様
な昇降用転落防止器具に対応可能となる。例えば、架線
に予め安全器を取りつけて使用するタイプの昇降用転落
防止器具などであれば、安全器を架線などの高所に係止
するための操作棒などが不要となるとともに、安全器を
予め梯子上端に取付けて使用するものであれば、高所に
係止された安全器から伸延する親綱などのロープは地上
作業で前記第2の連結金具に連結することができるの
で、ロープを引き寄せるための用具(引き寄せロープな
ど)も不要となり、操作性が向上し、なおかつ、安全作
業に必要な用具点数も少なくなって置き忘れなどを防止
できる。
図である。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】梯子本体(L)の先端に、略逆U字状に形成
したフック(F)を設け、同フック(F)の下端近傍に昇降用
転落防止器具(B)の安全器(B1)を着脱自在に連結する連
結金具(8)を設けた梯子であって、 前記フック(F)を、梯子本体(L)に対して水平方向に回転
自在に取付け、しかも、前記連結金具(8)を、前記フッ
ク(F)に対して上下首振り自在、かつ、水平方向へ回転
自在に取付けたことを特徴とする梯子。 - 【請求項2】連結金具(8)を、梯子本体(L)の内側方向に
付勢する弾性体(83)を設けたことを特徴とする請求項1
記載の梯子。 - 【請求項3】梯子本体(L)は、親梯子(L1)に複数の子梯
子(L2〜Ln)を上下進退自在に取付けた伸縮自在な構成と
したことを特徴とする請求項1又は2に記載の梯子。 - 【請求項4】連結金具(8)を設けたフック(F)は、梯子本
体(L)の左右最上端部にそれぞれ取付けられていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の梯
子。 - 【請求項5】梯子本体(L)の下端近傍に、昇降用転落防
止器具(B)の下端部を仮止めする第2の連結金具(8')を
設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
記載の梯子。
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---|---|---|---|
JP2000079165A JP4287018B2 (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 梯子 |
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---|---|---|---|
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---|---|
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