JP3096003B2 - ステッピングモータ - Google Patents
ステッピングモータInfo
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- H02K37/10—Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type
- H02K37/12—Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets
- H02K37/14—Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures
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- H02K5/225—Terminal boxes or connection arrangements
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
Description
グ駆動を要する機器に用いられるステッピングモータに
関するものである。
転角度を要求される機器の駆動源として、電気パルスを
入力とし、パルス数に対応した機械的角度を出力とする
ステッピングモータが広く用いられている。図5〜図1
0は、従来のこの種のステッピングモータを示すもの
で、図中符号1がこのステッピングモータのモータ本体
である。このモータ本体1は、ステータ部2とロータ3
とから概略構成されたものである。ここで、上記ステー
タ部2は、円環状をなし、内周縁に櫛歯状の極歯4…が
複数形成されるとともに、互いの各極歯を交互に等間隔
に配列されて組み合わされた二対のフィールドプレート
5a、5b、6a、6bによって2組のヨークを構成
し、このヨークの外周にボビン7を一体的に設け、かつ
このボビン7の外周にコイル巻線8a〜8dを巻回する
ことにより、多相コイルを構成したものである。そし
て、このステータ部2の中心部空間に、上記ロータ3が
回転自在に設けられている。このロータ3は、出力軸3
aと、この出力軸3aに一体的に固定されてステータ部
2内において上記極歯4…と微小間隔を介して対向する
大径の永久磁石3b(図10参照)とからなるもので、
上記永久磁石3bの外周面は、周方向に順次異なる磁極
に着磁されている。
のケーシング10内に嵌合されて、ケーシング10の開
口端部が蓋11によって閉じられることにより、上記ケ
ーシング10内に収納されている。また、上記モータ本
体1のボビン7には、蓋11の切欠部に配設されるとと
もに、端子取付部材12が一体に形成されており、さら
に、この端子取付部材12には、基板13およびソケッ
ト14が取り付けられている。ちなみに、上記基板13
およびソケット14は、上記端子取付部材12と嵌合す
るコネクタカバー17によって保護されている。
示すように、6本の端子15a〜15fが一列に取り付
けられている。そして、上記端子15a〜15fのう
ち、端子15aと端子15bに、コイル巻線8aとして
巻回されるコイル線の各端部が接続され、端子15bと
端子15cに、コイル巻線8bとして巻回されるコイル
線の各端部が接続され、端子15dと端子15eとにコ
イル巻線8cとして巻回されるコイル線の各端部が接続
され、端子15eと端子15fとにコイル巻線8dとし
て巻回されるコイル線の各端部が接続されている。
ビン7に巻回する場合には、コイル線が導かれる2組の
ノズルを用いて、図7に示すように、先ずそれぞれのノ
ズルから上記コイル巻線8a、8bに巻回されるコイル
線の巻始め端部を端子15aおよび端子15bに巻回
し、次いでボビン7に巻回して上記コイル巻線8a、8
bを形成した後に、それぞれの端部を上記端子15bお
よび15cに巻回して切断する。次いで、上記ノズルか
ら、それぞれ上記コイル巻線8c、8dに巻回されるコ
イル線の巻始め端部を端子15dおよび端子15eに巻
回し、次いでボビン7に巻回して、上記コイル巻線8
c、8dを形成した後に、それぞれの端部を上記端子1
5eおよび15fに巻回して切断する。これにより、上
記ボビン7の外周に多相コイルが形成され、かつ上記端
子15bおよび15eが、それぞれ当該多相コイルを構
成する上記コイル巻線8a、8bおよび8c、8dの共
通端子とされている。
いては、使用される電気機器側からの設計上の要請によ
り、外部コネクタと接続される共通端子を1本にする必
要が生じる場合がある。そこで、このような場合には、
上記6本の端子15aから15fは、上記基板13を介
して5本の外部接続端子16aから16eに接続されて
いる。すなわち、図8に示すように、上記基板13に
は、6本の端子15aから15fと外部接続端子16a
から16eとが相通される孔部が穿設されており、さら
にその表面には、上記端子15aを外部接続端子16d
に、端子15cを外部接続端子16bに、端子15dを
外部接続端子16cに、端子15fを外部接続端子16
eに、それぞれ接続するとともに、共通端子となる15
bおよび15eを一つの外部接続端子16aがコイル巻
線8a、8bおよび8c、8dの共通端子とされてい
る。この結果、図10に示すように、上記外部接続端子
16aがコイル巻線8a、8bおよび8c、8dの共通
端子とされている。
eは、図5および図9に示すように、それぞれソケット
14の上壁部を貫通して外部コネクタ接続用の内部空間
に突出するように配設されている。上記コネクタカバー
17は、上記ソケット14および基板13、さらには端
子取付部材12を覆うようにして、端子取付部材12の
上部両側係止爪12a、12bに係合している。ここ
で、上記コネクタカバー17の下端は、図9に示すよう
に、上記ソケット14の外部コネクタを接続するための
内部空間形状に沿って開口されている。
よれば、外部コネクタから、図10に示すように、外部
接続端子16aを共通端子として、それぞれが外部接続
端子16d、16c、16b、16eに所定の電気パル
スを入力することにより、外周面に順次異極の着磁が施
された永久磁石3bを回転させてロータ3をステッピン
グ駆動させるようになっている。
従来のステッピングモータにあっては、コイル巻線8a
〜8dの端部と接続された6本の端子15a〜15f
を、外部コネクタと接続するために、そのうちの共通端
子15bおよび15eを基板13を介して1本の共通端
子16aに接続して、5本の外部接続端子16a〜16
eとする必要があるために、端子取付部材12、基板1
3、ソケット14、合計11本の端子15a〜15fお
よび外部接続端子16a〜16e、さらにはコネクタカ
バー17といった多数の部品を必要とし、よって部品点
数が増加するとともに、基板13におけるパターンの形
成や端子15a〜15fおよび外部接続端子16a〜1
6eとの接続のための半田付け作業等、加工に多大の手
間を要し、当該部分のみで全体の製造コストの高騰化を
招来してしまうという問題点があった。
が有する課題を有効に解決すべくなされたもので、外部
コネクタとの接続部分の構造を単純化して、部品点数お
よび加工に要する手間を大幅に低減化させることができ
るステッピングモータを提供することを目的とするもの
である。
にかかるステッピングモータは、ボビンに、コイル巻線
が巻回された多相コイルを有するモータ本体がケーシン
グ内に収納され、上記ボビンに、上記多相コイルの各コ
イル巻線の端部が巻回される複数本の端子が端子取付部
材を介して配設され、上記端子の一つが上記多相コイル
の共通端子とされ、上記端子の各外部接続部は上記モー
タ本体の中心軸にほぼ平行に屈曲され、これら端子およ
び端子取付部材を覆うようにコネクタカバーが上記ケー
シングの切欠部を介してモータ本体に取り付けられてな
るステッピングモータであって、上記コネクタカバー
は、上記端子取付部材とケーシングの切欠部を保護する
本体部分と、この本体部分の前部に形成され、下方が開
口しているソケット部分とから構成された一体成形体で
あり、かつ上記本体部分とソケット部分との隔壁部分に
は、上記端子の各外部接続部を通過させるための複数の
スリット孔が穿設されていることを特徴とする。
に記載の構成において、上記端子取付部材の上部両側部
には係止爪が形成されるとともに、上記コネクタカバー
の上部両側部に、上記端子取付部材の係止爪に係合する
係止爪が形成され、これら係止爪同士を係合することに
よって、上記コネクタカバーは、モータ本体に取り付け
られていることを特徴とするものである。
ータにあっては、従来のもののように基板を必要とせ
ず、かつ端子数も約半分にすることが可能になるととも
に、これら端子と基板との半田付けが不要となるうえ
に、さらにコネクタカバーが、ソケットと一体化されて
おり、かつ容易にモータ本体に取り付けることができる
ので、全体として大幅な部品点数の削減と加工に要する
手間の低減化とを図ることが可能となる。
テッピングモータの一実施形態を示すもので、図5〜図
10に示したものと同一構成部分については同一符号を
付してその説明を簡略化する。これらの図において、本
実施形態のステッピングモータにおいては、モータ本体
1のステータ部2とロータ3との構成は、図5および図
6に示したものと同様であるが、このステッピングモー
タにあっては、上記ボビン7に、端子取付部材20が一
体に形成され、この端子取付部材20に5本の端子21
〜25が一列に取り付けられている。
側に突出する接続部21a〜25aと、各接続部21a
〜25aから屈曲されてケーシング10の切欠部の外方
に突出するとともに、その端部がさらに図1中下方に屈
曲された外部接続部21b〜25bとが一体に形成され
たものである。そして、これらの接続部21a〜25a
には、それぞれ前述した多相コイルの各コイル巻線8a
〜8dの端部が巻回されている。すなわち、図10の括
弧内に示すように、主に上記コイル巻線8a、8bに巻
回される2本のコイル線の巻始め端部がそれぞれ上記接
続部21aおよび接続部23aに巻回され、ボビン7に
上記コイル巻線8a、8bとして巻回された後の端部
が、それぞれ上記接続部23aおよび25aに巻回され
ている。また、主に、上記コイル巻線8c、8dに巻回
される2本のコイル線の巻始め端部がそれぞれ上記接続
部22aおよび23aに巻回され、ボビン7に上記コイ
ル巻線8c、8dとして巻回された後の端部が、それぞ
れ上記接続部23aおよび24aに巻回されている。
シング10の切欠部には、コネクタカバー26が設けら
れている。このコネクタカバー26は、図3および図4
に示すように、上部の両側部に上記端子取付部材20の
係止爪20a、20bに係合する係止爪26a、26b
が形成され、これら係止爪同士を係合することによっ
て、このコネクタカバー26は、ケーシング10の切欠
部を介して、モータ本体1に取り付けられている。
20とケーシング10の切欠部を保護する本体部分27
と、この本体部分27の前部に形成され、下方が開口し
ているソケット部分28とが一体に成形されたものであ
る。ここで、上記本体部分27とソケット部分28とは
壁により隔てられており、この隔壁には、上記端子21
〜25の各外部接続部21b〜25bの長さ寸法より僅
かに長い長穴状のスリット孔28a〜28eがロータ3
のシャフトの軸線と平行に穿設されている。このように
長穴状のスリット孔28a〜28eがロータ3のシャフ
トに平行に形成されているのは、上記外部接続部21b
〜25bがロータ3のシャフトに平行に下方に屈曲され
ているためであり、このコネクタカバー26を上記端子
取付部材20に係合させるために、コネクタカバー26
をモータ本体1に対し、その中心に向けて押し付ける動
作をさせたとき、下方に屈曲している外部接続部21b
〜25bがそれぞれスリット28a〜28eを容易に通
過し、ソケット部分28内に位置するようになってい
る。
端子21〜25、これら端子をモータ本体1に固定して
いる端子取付部材20、およびケーシング10の切欠部
を保護するとともに、端子21〜25の外部接続部21
b〜25bを図示されない外部コネクタに直接に接続さ
せるためのソケットの役目を同時に果たし、しかも単一
動作により、容易にモータ本体1に取り付けることがで
きる。
ングモータにおいては、多相コイルの各コイル巻線8a
〜8dの端部が各々巻回される5本の端子21〜25の
うちの中央の端子23を、上記多相コイルの共通端子と
するとともに、これら5本の端子21〜25の外部接続
部21b〜25bを直接外部コネクタと接続するための
外部接続端子としているので、図5〜図10に示した従
来のもののように、基板13を必要とせず、かつ端子数
も約半分にすることが可能になるとともに、基板13に
おける接続パターンの形成や、各端子と基板13との半
田付けが不要となる。加えて、コネクタカバー26は、
ソケット機能を一体化しており、よって従来のものと比
較して部品点数を減少させることができるとともに、容
易にモータ本体に取り付けることができる。その結果、
本発明によれば、全体として大幅な部品点数の低減化と
組立工数の低減化の両方を同時に図ることができる。
に記載の本発明に係るステッピングモータによれば、従
来のもののように基板を必要とせず、かつ端子数も約半
分にすることが可能になるとともに、これら端子と基板
との半田付けが不要になるうえに、さらにコネクタカバ
ーは、ソケット機能を一体化しており、しかも容易にモ
ータ本体に取り付けることができるので、全体として大
幅な部品点数の削減と加工に要する手間の低減化とを図
ることが可能となる。
す縦断面図である。
概略平面図である。
タカバーの正面側から見た斜視図である。
タカバーの裏面側から見た斜視図である。
る。
概略平面図である。
る。
するの基板の正面図である。
クタ部分の底面図である。
ける外部接続端子とコイル巻線との接続図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ボビンに、コイル巻線が巻回された多相
コイルを有するモータ本体がケーシング内に収納され、
上記ボビンに、上記多相コイルの各コイル巻線の端部が
巻回される複数本の端子が端子取付部材を介して配設さ
れ、上記端子の一つが上記多相コイルの共通端子とさ
れ、上記端子の各外部接続部は上記モータ本体の中心軸
にほぼ平行に屈曲され、これら端子および端子取付部材
を覆うようにコネクタカバーが上記ケーシングの切欠部
を介してモータ本体に取り付けられてなるステッピング
モータであって、 上記コネクタカバーは、上記端子取付部材とケーシング
の切欠部を保護する本体部分と、この本体部分の前部に
形成され、下方が開口しているソケット部分とから構成
された一体成形体であり、かつ上記本体部分とソケット
部分との隔壁部分には、屈曲された上記端子の各外部接
続部を通過させるための複数のスリット孔が穿設されて
いることを特徴とするステッピングモータ。 - 【請求項2】 上記端子取付部材には係止爪が形成され
るとともに、上記コネクタカバーの両側部に、上記端子
取付部材の係止爪に係合する係止爪が形成され、これら
係止爪同士を係合することによって、上記コネクタカバ
ーは、上記モータ本体に取り付けられていることを特徴
とする請求項1に記載のステッピングモータ。
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