JPH09261940A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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Publication number
JPH09261940A
JPH09261940A JP8115495A JP11549596A JPH09261940A JP H09261940 A JPH09261940 A JP H09261940A JP 8115495 A JP8115495 A JP 8115495A JP 11549596 A JP11549596 A JP 11549596A JP H09261940 A JPH09261940 A JP H09261940A
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JP
Japan
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coil
terminals
terminal
stepping motor
bobbin
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Pending
Application number
JP8115495A
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English (en)
Inventor
Michio Yamamoto
道雄 山本
Masashi Yamamoto
雅志 山本
Yorio Inoue
順雄 井上
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Nidec Material Corp
Original Assignee
Higashifuji Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Higashifuji Mfg Co Ltd filed Critical Higashifuji Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部コネクタとの接続部分の構造を単純化し
て、部品点数および加工に要する手間を大幅に低減化さ
せることができるステッピングモータを得る。 【解決手段】 ボビン7に、コイル巻線8a〜8dが巻
回されてなる多相コイルを有するモータ本体1がケーシ
ング10内に収納されてなり、外部コネクタが上記多相
コイルと電気的に接続されるステッピングモータであっ
て、ボビン7に、上記多相コイルの各コイル巻線の端部
が巻回される複数本の端子21〜25を配設し、一の端
子23を多相コイルの共通端子とするとともに、当該複
数本の端子に、上記外部コネクタを直接接続するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のステッピン
グ駆動を要する機器に用いられるステッピングモータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、高い位置決め精度や所定の回
転角度を要求される機器の駆動源として、電気パルスを
入力とし、パルス数に対応した機械的角度を出力とする
ステッピングモータが広く用いられている。図4〜図9
は、従来のこの種のステッピングモータを示すもので、
図中符号1がこのステッピングモータのモータ本体であ
る。このモータ本体1は、ステータ部2とロータ3とか
ら概略構成されたものである。ここで、上記ステータ部
2は、円環状をなし、内周縁に櫛歯状の極歯4…が複数
形成されるとともに、互いの各極歯を交互に等間隔に配
列されて組合わせられた二対のフィールドプレート5
a、5b、6a、6bによって2組のヨークを構成し、
このヨークの外周にボビン7を一体的に設け、かつこの
ボビン7の外周にコイル巻線8a〜8dを巻回すること
により、多相コイルを構成したものである。そして、こ
のステータ部2の中心部空間に、上記ロータ3が回転自
在に設けられている。このロータ3は、出力軸3aと、
この出力軸3aに一体的に固定されてステータ部2内に
おいて上記極歯4…と微小間隔を介して対向する大径の
永久磁石3b(図9参照)とからなるもので、上記永久
磁石3bの外周面は、周方向に順次異なる磁極に着磁さ
れている。
【0003】そして、上記モータ本体1は、有底円筒状
のケーシング10内に嵌合されて、ケーシング10の開
口端部が蓋11によって閉じられることにより、上記ケ
ーシング10内に収納されている。また、上記モータ本
体1のボビン7には、蓋11の切欠き部に配設されると
ともに保護カバー10aによって覆われる端子取付部材
12が一体に形成されており、さらにこの端子取付部材
12には、基板13およびソケット14が取り付けられ
ている。ちなみに、上記基板13およびソケット14
は、上記保護カバー10aと嵌合するコネクタカバー
(図示を略す。)によって保護されるようになってい
る。ここで、上記端子取付部材12には、図4〜図6に
示すように、6本の端子15a〜15fが一列に取り付
けられている。そして、上記端子15a〜15fのう
ち、端子15aと端子15bに、コイル巻線8aとして
巻回されるコイル線の各端部が接続され、端子15bと
端子15cに、コイル巻線8bとして巻回されるコイル
線の各端部が接続され、端子15dと端子15eにコイ
ル巻線8cとして巻回されるコイル線の各端部が接続さ
れ、端子15eと端子15fとにコイル巻線8dとして
巻回されるコイル線の各端部が接続されている。
【0004】すなわち、上記コイル巻線8a〜8dをボ
ビン7に巻回する場合には、コイル線が導かれる2組の
ノズルを用いて、図6に示すように、先ずそれぞれのノ
ズルから上記コイル巻線8a、8bに巻回されるコイル
線の巻始め端部を端子15aおよび端子15bに巻回
し、次いでボビン7に巻回して上記コイル巻線8a、8
bを形成した後に、それぞれの端部を上記端子15bお
よび15cに巻回して切断する。次いで、上記ノズルか
ら、それぞれ上記コイル巻線8c、8dに巻回されるコ
イル線の巻始め端部を端子15dおよび端子15eに巻
回し、次いでボビン7に巻回して上記コイル巻線8c、
8dを形成した後に、それぞれの端部を上記端子15e
および15fに巻回して切断する。これにより、上記ボ
ビン7の外周に多相コイルが形成され、かつ上記端子1
5bおよび15eが、それぞれ当該多相コイルを構成す
る上記コイル巻線8a、8bおよび8c、8dの共通端
子とされている。
【0005】一方、外部コネクタ(図示を略す。)の接
続端子にあっては、上記多相コイルの共通端子は、1本
にする必要が生じる場合がある。このような場合には、
上記6本の端子15a〜15fは、上記基板13を介し
て5本の外部接続端子16a〜16eに接続されてい
る。すなわち、図7に示すように、上記基板13には、
6本の端子15a〜15fと外部接続端子16a〜16
eとが挿通される孔部が穿設されており、さらにその表
面には、上記端子15aを外部接続端子16dに、端子
15cを外部接続端子16bに、端子15dを外部接続
端子16cに、端子15fを外部接続端子16eにそれ
ぞれ接続するとともに、共通端子となる15bおよび1
5eを一の外部接続端子16aに接続するパターンが形
成されている。この結果、図9に示すように、上記外部
接続端子16aがコイル巻線8a、8bおよび8c、8
dの共通端子とされている。そして、上記外部接続端子
16a〜16eは、図4および図8に示すように、それ
ぞれソケット14の上壁部を貫通して外部コネクタ接続
用の内部空間に突出するように配設されている。なお、
図8中符号17は、上記外部コネクタを接続した際に、
容易に抜けなくするための係止部である。
【0006】以上の構成からなるステッピングモータに
よれば、外部コネクタから、図9に示すように外部接続
端子16aを共通端子として、それぞれ外部接続端子1
6d、16c、16b、16eに所定の電気パルスを入
力することにより、外周面に順次異極の着磁が施された
永久磁石3bを回転させてロータ3をステッピング駆動
させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のステッピングモータにあっては、コイル巻線8a
〜8dの端部と接続された6本の端子15a〜15f
を、外部コネクタと接続するために、そのうちの共通端
子15bおよび15eを基板13を介して1本の共通端
子16aに接続して、5本の外部接続端子16a〜16
eとする必要があるために、端子取付部材12、基板1
3、ソケット14並びに合計11本の端子15a〜15
fおよび外部接続端子16a〜16eといった多数の部
品を必要とし、よって部品点数が増加するとともに、基
板13におけるパターンの形成や端子15a〜15fお
よび外部接続端子16a〜16eとの接続のための半田
付け作業等、加工に多大の手間を要し、当該部分のみで
全体の製造コストの高騰化を招来してしまうという問題
点があった。
【0008】本発明は、上記従来のステッピングモータ
が有する課題を有効に解決すべくなされたもので、外部
コネクタとの接続部分の構造を単純化して、部品点数お
よび加工に要する手間を大幅に低減化させることができ
るステッピングモータを提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係るステッピングモータは、ボビンに、コイル巻線が
巻回されてなる多相コイルを有するモータ本体がケーシ
ング内に収納されてなり、外部コネクタが上記多相コイ
ルと電気的に接続されるステッピングモータであって、
上記ボビンに、上記多相コイルの各コイル巻線の端部が
巻回される複数本の端子を配設し、一の端子を多相コイ
ルの共通端子とするとともに、当該複数本の端子に、上
記外部コネクタを直接接続するようにしたことを特徴と
するものである。また、請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載の上記複数本の端子がボビンに一列に配設さ
れるとともに、中央の端子が上記一の端子であることを
特徴とするものである。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明は、上記請
求項1または2に記載のボビンには、複数本の端子が挿
通される端子取付部材が一体的に設けられ、かつ上記端
子取付部材に、上記端子が挿通される壁部が形成されて
いるとともに、上記端子は、上記壁部に上記多相コイル
の軸線と交差する方向に向けて挿通され、かつ上記多相
コイルの各コイル巻線の端部が巻回される接続部が、上
記壁部の側面との間に間隙を介して上記軸線方向に屈曲
されていることを特徴とするものである。
【0011】請求項1または2に記載のステッピングモ
ータにあっては、多相コイルの各コイル巻線の端部が巻
回される複数本の端子のうちの一の端子を、当該多相コ
イルの共通端子とし、これら複数本の端子を外部接続端
子として直接外部コネクタを接続するようにしているの
で、従来のもののように基板を必要とせず、かつ端子数
も約半分にすることが可能になるとともに、これら端子
と基板との半田付けが不要となるために、大幅な部品点
数の削減と加工に要する手間の低減化とを図ることが可
能となる。この際に、特に請求項2に記載の発明によれ
ば、中央の端子を共通端子としているので、コイル巻線
の巻回が容易になるといった利点がある。
【0012】また、請求項3に記載の発明にあっては、
端子の各コイル巻線の端部が巻回される接続部が、上記
壁部の側面との間に間隙を介して屈曲されているので、
上記コイル巻線を巻回した後に、上記接続部を若干コイ
ル巻線の延在方向に傾斜させることにより、上記コイル
巻線の緊張を解くことができ、よって上記コイル巻線の
接続部が緊張状態となって経時的に塑性変形をするとい
ったおそれがなく、振動を受ける箇所に使用した場合に
おいても、長期間にわたって安定的に使用することが可
能となる。加えて、上記接続部を側面との間に間隙を介
して屈曲している結果、端子の接続部にコイル巻線の端
部をはんだ付けによって固着する際に、加熱された上記
はんだが若干下方に垂れても、上記はんだの熱によって
端子取付部材を傷めるおそれがない。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明に係るステ
ッピングモータの一実施形態を示すもので、図4〜図9
に示したものと同一構成部分に付いては同一符号を付し
てその説明を簡略化する。これらの図において、本実施
形態のステッピングモータにおいては、モータ本体1の
ステータ部2とロータ3との構成は、図4および図5に
示したものと同様であるが、このステッピングモータに
あっては、上記ボビン7に、端子取付部材20が一体に
形成され、この端子取付部材20に5本の端子(外部接
続端子)21〜25が一列に取り付けられている。
【0014】ここで、各端子21〜25には、上記蓋1
1側に突出する接続部21a〜25aと、各接続部21
a〜25aから屈曲されてケーシング10の切欠き部に
設けられたコネクタカバー26から突出するとともに、
その端部がさらに図1中下方に屈曲された外部接続部2
1b〜25bが形成されており、上記接続部21a〜2
5aに、それぞれ多相コイルの各コイル巻線8a〜8d
の端部が巻回されている。すなわち、図9の括弧内に示
すように、主に上記コイル巻線8a、8bに巻回される
2本コイル線の巻始め端部がそれぞれ上記接続部21a
および接続部23aに巻回され、ボビン7に上記コイル
巻線8a、8bとして巻回された後の端部が、それぞれ
上記接続部23aおよび25aに巻回されている。ま
た、主に上記コイル巻線8c、8dに巻回される2本の
コイル線の巻始め端部がそれぞれ上記接続部22aおよ
び23aに巻回され、ボビン7に上記コイル巻線8c、
8dとして巻回された後の端部が、それぞれ上記接続部
23aおよび24aに巻回されている。
【0015】ちなみに、このようなコイル巻線8a〜8
dの巻回方法について説明すると、コイル線が導かれる
2組のノズルを上記接続部21aと23aとの間隔を隔
てて配置させ、先ずそれぞれのノズルから上記コイル巻
線8a、8bに巻回されるコイル線の巻始め端部を接続
部21aおよび接続部23aに巻回し、次いでボビン7
に巻回して上記コイル巻線8a、8bを形成した後に、
それぞれの端部を上記接続部23aおよび接続部25a
に巻回して切断する。次いで、一方の上記ノズルを移動
させて互いの間隔を上記接続部22aと23aとの間隔
に調整し、それぞれ主として上記コイル巻線8c、8d
に巻回されるコイル線の巻始め端部を接続部22aおよ
び接続部23aに巻回し、次いで同様にノズルを回動さ
せてボビン7に巻回し、上記コイル巻線8c、8dを形
成した後に、それぞれの端部を上記接続部23aおよび
接続部24aに巻回して切断する。これにより、中央の
上記端子23が、多相コイルを構成する上記コイル巻線
8a〜8dにおける共通端子とされる。そして、これら
端子21〜25のコネクタカバー26から突出した外部
接続部21b〜25bが、それぞれ外部コネクタが直接
接続される接続端子とされている。
【0016】したがって、以上の構成からなるステッピ
ングモータによれば、多相コイルの各コイル巻線8a〜
8dの端部が各々巻回される5本の端子21〜25のう
ちの中央の端子23を、上記多相コイルの共通端子とす
るとともに、これら5本の端子21〜25の外部接続部
21b〜25bを直接外部コネクタと接続するための外
部接続端子としているので、図4〜図9に示した従来の
もののように、基板13を必要とせず、かつ端子数も約
半分にすることが可能になるために、大幅な部品点数の
低減化を図ることができる。加えて、基板13における
接続パターンの形成や、各端子と基板13との半田付け
が不要となるために、加工に要する手間も低減させるこ
とができる。
【0017】
【発明の他の実施の形態】図10〜図16は、それぞれ
本発明のステッピングモータの他の実施形態を示すもの
である。これらの図は、図1〜図3に示した実施形態に
おいて、ボビン7に一体に形成された端子取付部材20
の形状および端子21〜25の取付形態についての第1
〜第7の変形例を示すもので、他の構成部分について
は、図1〜図3に示したものと同一の構成であるため
に、同一符号を用いてその説明を簡略化する。図10に
おいて、この例のステッピングモータにおいては、ボビ
ン7の一端面7aの外周部に、5本の上記端子21〜2
5が挿通される端子取付部材30が一体に形成されてい
る。ここで、上記端子取付部材30には、ボビン7の一
端面7aから軸線方向に突出して上記端子21〜25が
挿通される壁部31が形成されている。そして、上記端
子21〜25は、上記壁部31に多相コイルの軸線と直
交する方向に向けて挿通され、かつ上記多相コイルの各
コイル巻線8a〜dの端部が巻回される接続部21a〜
25aが、上記壁部31の内側面(側面)31aとの間
に間隙Cを介して、上記コイル巻線8a〜dの軸線方向
に沿って上記端面7aから離間する方向に屈曲されてい
る。
【0018】さらに、上記端子21〜25の他端部の外
部接続部21b〜25bは、上記接続部21a〜25a
と逆方向に屈曲され、図中下方から差込まれる外部コネ
クタと直接接続されるようになっている。そして、上記
ボビン7に巻回された各コイル巻線8a〜dの端部は、
上記壁部31の外側面31b側から上記端子21〜25
の間を通されて、端面31c上を経て各々上記接続部2
1a〜25aに巻回され、はんだ付け32によって固着
されている。
【0019】また、図11に示すステッピングモータ
は、ボビン7に一体に形成された端子取付部材30の壁
部31に、上記端子21〜25が各接続部21a〜25
aを図中上方に向けてコイル巻線8a〜dの軸線と平行
に挿通されたものであり、同様にして、上記接続部21
a〜25aに各コイル巻線8a〜dの端部が巻回されて
固着されている。これに対して、図12に示すステッピ
ングモータは、上記端子21〜25が端子取付部材30
の壁部31に上記軸線と直交する方向に挿通され、各接
続部21a〜25aが、上記壁部31との間に間隙Cを
介して上記コイル巻線8a〜dの軸線方向に沿って、上
記端面7aから突出する方向に屈曲されたものである。
さらに、図13に示すステッピングモータは、図11に
示したものにおいて、さらに各端子21〜25の接続部
21a〜25aを、上記軸線と直交する方向に外方へ向
けて屈曲したものである。
【0020】また、図14に示すステッピングモータ
は、図13に示した各端子21〜25の外部接続部21
b〜25bを、上記軸線と直交する方向に外方へ向けて
屈曲させることにより、当該ステッピングモータの側面
側から外部コネクタと直接接続するようにしたものであ
る。さらに、図15に示すステッピングモータは、端子
取付部材30の壁部31に、上記軸線方向と直交する方
向に外方へ突出する鍔部33を一体に形成され、この鍔
部33に、上記端子21〜25が各接続部21a〜25
aを図中上方に向けて上記軸線と平行に挿通されたもの
であり、同様にして、上記接続部21a〜25aに各コ
イル巻線8a〜dの端部が巻回されて固着されている。
また、図16に示すステッピングモータは、図15に示
したものにおいて、さらに端子21〜25の接続部21
a〜25aを、上記軸線と直交する方向に外方へ向けて
屈曲させたものである。
【0021】このように、本発明に係るステッピングモ
ータにあっては、端子取付部材20、30への各端子2
1〜25の装着方法や、外部接続部21b〜25bと外
部コネクタとの接続方向等によって、各種形態の端子取
付部材20、30の形状および端子21〜25の取付状
態を選択することが可能である。特に、図1〜図3に示
したステッピングモータにおいては、ボビン7および端
子取付板20を成形する際に、予め端子21〜25を成
形用の金型内に組込んでおく必要があるのに対して、図
10〜図16に示した変形例にあっては、上記ボビン7
および端子取付板30の成形後、各端子21〜25を挿
通させることができ、よって上記ボビン7等の成形が容
易になるといった利点がある。
【0022】また、この種のステッピングモータにおい
ては、ボビン7に巻回された後の各コイル巻線8a〜d
の端部を、上記壁部31の外側面31b側から端面31
c上を経て各々上記接続部21a〜25aに巻回する際
に、当該端部が緊張状態で上記壁部31の外側壁31b
および端面31cに圧接されており、このため長期間使
用した場合に、当該部分が塑性変形して強度が低下し、
特に強い振動を受ける箇所に使用した場合には使用寿命
が短くなるおそれがある。
【0023】この点、図10および図12に示すステッ
ピングモータによれば、端子21〜25の各コイル巻線
8a〜dの端部が巻回される接続部21a〜25aが、
上記壁部31の内側面31aとの間に間隙Cを介して屈
曲されているので、上記コイル巻線8a〜dを巻回した
後に、上記接続部21a〜25aを押圧して若干図中左
方に傾斜させることにより、上記外側面31bおよび端
面31cに圧接したコイル巻線8a〜dの緊張を解くこ
とができ、よって振動を受ける箇所においても、長期間
にわたって安定的に使用することが可能となる。加え
て、上記接続部21a〜25aを内側面31aとの間に
間隙Cを介して屈曲している結果、接続部21a〜25
aにコイル巻線8a〜dの巻回部をはんだ付け32によ
って固着する際に、加熱された上記はんだが若干下方に
垂れても、上記はんだの熱によって端子取付部材30を
傷めるおそれがない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または2
に記載のステッピングモータによれば、従来のもののよ
うに基板を必要とせず、かつ端子数も約半分にすること
が可能になるとともに、これら端子と基板との半田付け
が不要となるために、大幅な部品点数の削減と加工に要
する手間の低減化とを図ることが可能となり、特に請求
項2に記載の発明によれば、中央の端子を共通端子とし
ているので、コイル巻線の巻回が容易になるといった効
果を奏する。また、請求項3に記載の発明によれば、コ
イル巻線を巻回した後に、端子の接続部を若干コイル巻
線の延在方向に傾斜させることにより、上記コイル巻線
の緊張を解くことができ、よって上記コイル巻線が経時
的に塑性変形をするといったおそれがなく、振動を受け
る箇所においても、長期間にわたって安定的に使用する
ことができるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステッピングモータの一実施形態を示
す縦断面図である。
【図2】図1の蓋を外した状態における平面図である。
【図3】図1の斜視図である。
【図4】従来のステッピングモータを示す縦断面図であ
る。
【図5】図4のステータ部の平面図である。
【図6】図5における端子とコイル巻線との接続図であ
る。
【図7】図4の基板の正面図である。
【図8】図4のコネクタ部分の底面図である。
【図9】図4における外部接続端子とコイル巻線との接
続図である。
【図10】図1に示す実施形態の第1の変形例を示す要
部の側面図である。
【図11】図1に示す実施形態の第2の変形例を示す要
部の側面図である。
【図12】図1に示す実施形態の第3の変形例を示す要
部の側面図である。
【図13】図1に示す実施形態の第4の変形例を示す要
部の側面図である。
【図14】図1に示す実施形態の第5の変形例を示す要
部の側面図である。
【図15】図1に示す実施形態の第6の変形例を示す要
部の側面図である。
【図16】図1に示す実施形態の第7の変形例を示す要
部の側面図である。
【符号の説明】
1 モータ本体 7 ボビン 8a、8b、8c、8d コイル巻線 10 ケーシング 21、22、23、24、25 端子(外部接続端子) 21a、22a、23a、24a、25a 接続部 21b、22b、23b、24b、25b 外部接続部 20、30 端子取付部材 31 壁部 31a 内側面(側面) C 間隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに、コイル巻線が巻回された多相
    コイルを有するモータ本体がケーシング内に収納されて
    なり、外部コネクタが上記多相コイルと電気的に接続さ
    れるステッピングモータであって、 上記ボビンに、上記多相コイルの各コイル巻線の端部が
    巻回される複数本の端子を配設し、一の上記端子を上記
    多相コイルの共通端子とするとともに、当該複数本の端
    子に、上記外部コネクタを直接接続するようにしたこと
    を特徴とするステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 上記複数本の端子は、上記ボビンに一列
    に配設されるとともに、中央の上記端子が上記一の端子
    であることを特徴とする請求項1に記載のステッピング
    モータ。
  3. 【請求項3】 上記ボビンには、上記複数本の端子が挿
    通される端子取付部材が一体的に設けられ、かつ上記端
    子取付部材に、上記端子が挿通される壁部が形成されて
    いるとともに、上記端子は、上記壁部に上記多相コイル
    の軸線と交差する方向に向けて挿通され、かつ上記多相
    コイルの各コイル巻線の端部が巻回される接続部が、上
    記壁部の側面との間に間隙を介して上記軸線方向に屈曲
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    ステッピングモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014155312A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Hitachi Automotive Systems Ltd 回転電機
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