JP3093791U - 断熱シート - Google Patents

断熱シート

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JP3093791U
JP3093791U JP2002006969U JP2002006969U JP3093791U JP 3093791 U JP3093791 U JP 3093791U JP 2002006969 U JP2002006969 U JP 2002006969U JP 2002006969 U JP2002006969 U JP 2002006969U JP 3093791 U JP3093791 U JP 3093791U
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俊哉 上場
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株式会社ホクセツコーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 合成樹脂のフィルムを材料とする気泡シート
を主構成要素として用い、安価で、且つ設置が容易であ
りながら、特に内装用としての優れた外観を有する断熱
シートを提供する。 【解決手段】 プラスチックフィルム11,12が積層
され、層間に多数の気泡を有する気泡シートの少なくと
も一方の面に不織布のシート14が貼付されてなる断熱
シート。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、プラスチックフィルムが積層され、層間に多数の気泡を有する気泡 シートを構成要素として含む積層シートであって、窓ガラス等に貼り付け可能な 断熱シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
合成樹脂フィルムに円柱状等の突起を多数設け、その底面の側に平坦なフィル ムを貼着した「気泡シート」と呼ばれる製品が、包装用の緩衝材、ガラス等に貼 付する断熱材として広く用いられている。この気泡シートには、突起の頂面の側 にも平坦なフィルムを貼って三層構造としたものがあり、用途に応じて選択使用 されている。
【0003】 後者の三層気泡シートは断熱効果も高いので、ガラス窓などに冬季一時的に断 熱性を与えようとするときなど、特に有用である。同様な効果は、合成樹脂のい わゆる「発泡シート」でも得られるが、発泡シートは透明性が低く、用途によっ ては不適切であり、また「気泡シート」に比べて重くなるとの問題がある。気泡 シートは軽量であり、材料は一般にポリエチレン、ポリプロピレンであるため、 使用後の処理が比較的容易であるという利点もある。例えば、特開平10−15 6984号公報に記載されている。
【0004】 しかしながら、このような気泡シートを、窓ガラス等に貼付した場合、その外 観は、内装としては不満の残るもので有り、室内の美観を損ねるとの問題がある 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、プラスチックフィルムを材料とする気泡シートを主構成要素 として用い、安価で、且つ設置が容易でありながら、特に内装用としての優れた 外観を有する断熱シートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、プラスチックフィルムが積層され、層間に多数の気泡を有する気泡 シートの、少なくとも一方の表面に不織布のシートが貼付されてなる断熱シート にある。
【0007】 上記断熱シートにおいて、不織布が長繊維を含むことが好ましい。不織布の長 繊維は一般にポリエステルからなる。
【0008】 また上記気泡シートは、一般に多数の突起を有するエンボスシートとベースフ ィルムとを貼り合わせ、突起内に気泡を有する積層シートを含むものである。特 に、気泡シートにおけるエンボスシートのベースフィルムとを貼り合わされなか った側にもキャップフィルムが貼付されていることが好ましい。
【0009】 さらに断熱シートが半透明であることが好ましい。例えば、窓に貼付した場合 、外から室内を見ることができなくなるとの利点がある。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案の断熱シートの基本的な実施態様の例を、図1〜図3に示す。それぞれ 要部を断面図により示した斜視図である。
【0011】 図1には、プラスチックフィルムに円筒形の突起を多数設けたエンボスフィル ム12の突起の底面の側(面積の大きい側)にプラスチックの平坦なライナーフ ィルム11を融着または接着により貼付し、2層積層し、そして突起の頂面の側 にも平坦なキャップフィルム13を貼り合わせ、3層の積層フィルム(一般の気 泡シート)を形成し、さらにライナーフィルム11の裏側に不織布のシート14 を貼り付けることにより得られた本考案の断熱シートが示されている。この突起 内に気泡が封じ込められている。この気泡シートの構造は一般にフォーム構造と いわれる。
【0012】 図2には、プラスチックフィルムに角錐台形の突起を多数設けたエンボスフィ ルム22の突起の底面の側(面積の大きい側)にプラスチックの平坦なライナー フィルム21を貼付し、2層に構成し、そして突起の頂面の側にも平坦なキャッ プフィルム23を貼り合わせ、3層の積層フィルム(一般の気泡シート)を形成 し、更にライナーフィルム21の裏側に不織布のシート24を貼り付けることに より得られた本考案の断熱シートが示されている。この気泡シートの構造は一般 にブロック構造といわれる。
【0013】 図3には、合成樹脂のフィルムに台形の帯状の突起を多数設けたエンボスフィ ルム32の突起の底面の側(面積の大きい側)に合成樹脂の平坦なライナーフィ ルム31を貼付し、2層に構成し、更に突起の頂面の側にも平坦なキャップフィ ルム33を貼り合わせ、3層の積層フィルム(一般の気泡シート)を形成し、そ してライナーフィルム31の裏側に不織布のシート34を貼り付けることにより 得られた本考案の断熱シートが示されている。この気泡シートの構造は一般にク リヤー構造といわれ、透明性の高いシートである。
【0014】 本考案の断熱シートにおいて、気泡シートが2層構成、即ちエンボスフィルム とライナーフィルムからなるもの、であっても良い。
【0015】 本考案の断熱シートは、断熱性に優れた気泡シートに、美観に優れ、且つ加工 性に優れた不織布シートを貼付することにより得られるもので、低コストで美観 に優れ、且つ加工性に優れた断熱シートである。また本考案の断熱シートは結露 防止の効果も得られる。更に、不織布シートには絵柄、模様等を施すことができ るので、一層美観を高めることも可能である。
【0016】 本考案の特徴的部分である不織布シートとは、繊維同士を化学的方法、機械的 方法又はこれらの組み合わせにより結合やからみ合わせを行うことにより得られ る構造物である。不織布(不織布シート)は、基本的に、繊維をシート状にする 工程(ウェブ形成法)及び繊維間を固定する工程(ウェブ結合法)から製造され る。
【0017】 ウェブ形成法は、乾式法(スパンボンド法を含む)と湿式法に分けられ、ウェ ブ結合法は、接着法、絡合法、縫合法に大別される。本考案ではいずれで製造さ れた不織布でも使用することができる。接着法としては、ケミカルボンド法、フ ァイバーボンド法が知られている。更に、上記スパンボンド法は、紡糸したフィ ラメント群を繊維シートとなし(ウェブ形成)、直ちに接着する(ウェブ結合) 一貫ラインの方法で、メルトブロー法、スパンボンド法、フラッシュ紡糸法はこ の製法を代表するものである。本考案でもこの製法で得られるものが好ましい。
【0018】 不織布に使用される繊維としては、セルロース系(例、アセテート)、ポリア ミド系(例、各種ナイロン)、ポリビニルアルコール系(例、ビニロン)、ポリ 塩化ビニル系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリエステル系(例、PET)、ポリア クリロニトリル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリウレタン系、ポリ アルキレンパラオキシベンゾエート系等を挙げることができる。ポリアミド系、 ポリエステル系、ポリプロピレン系が好ましく、特にポリエステル系が好ましい 。
【0019】 不織布に使用される繊維は、一般に短繊維が多いが、本考案では長繊維が好ま しい。繊維の太さは、1〜40μm、特に10〜40μmが好ましい。
【0020】 また上記不織布シートの厚さは、20〜1000μm、特に50〜500μm が好ましい。
【0021】 本考案の断熱シートを構成する気泡シートについて説明する。
【0022】 突起の形状、配置は任意である。図示した側の形状は円柱状、長方形の角錐台 形であるが、頂上面の形状としては、正方形、長円形、三角形、六角形など種々 挙げることができ、これらの角錐台形等も可能である。また、これらの配置も格 子状に限らず千鳥状にすることができる。
【0023】 円柱形、台形の側壁部分の底面に対する傾斜角を30°〜70°の範囲に選ぶ とよい。
【0024】 1個の円筒形、台形の容積は、4cm 以下とすることが好ましい。4cm を 超えると大きい空気室内では対流が生じやすくなって断熱効果が低くなるからで ある。
【0025】 気泡シートを形成する合成樹脂としては、ポリエチレン(以下「PE」)、ポ リプロピレン(以下「PP」)、またはエチレン・酢酸ビニル共重合体(以下、 「EVA」)が好適である。EVAは、弾力に富み、後記する減容包装後の復元 力も大きいし、赤外線透過率もPEにくらべて低く赤外線遮蔽性にすぐれている ため、本考案の断熱シートを温室での使用や暖房エネルギーの節減に特に有利で ある。
【0026】 フィルムの厚さは、ライナーフィルムにおいて15〜80μmが、またキャッ プフィルムにおいては50〜100μmが適当である。 ライナーフィルムの厚 さが15μmより薄いと、製品表面にシワが発生しやすく、美観を損う。この点 で厚い方がよく、また断熱効果も厚い方が高く得られるが、フィルムの腰が強く なりすぎで、取扱いにくくなることがある。
【0027】 本考案の断熱シートは任意の面に適用できるが、住居や倉庫、工場あるいは公 共建築物の窓ガラスに貼ったとき、最も有効である。貼付する際、通常本考案の 断熱シートのキャップフィルム側を貼付する。冬期の暖房、夏期の冷房に限らず 、およそ空調を行なっている設備においてガラス窓のあるところであれば、本考 案の断熱シートを貼ることにより、容易にエネルギーの節減ができる。窓ガラス への貼りつけ手段は任意である。最も簡易な貼り方は四周に両面接着テープを使 用することである。全面に接着剤を適用すれば、断熱シートがガラス面から浮く ことがなくて美観上も好ましいが、剥離したときに粘着剤を除去する必要がある 。従ってこの場合は、除去の容易な粘着剤をえらぶべきである。気泡シートの材 質としてエチレン・酢酸ビニル共重合体を使用したときは、窓ガラスに水を塗っ て直ちに断熱シートを貼りつけるだけで、通常はかなりの時間にわたって貼りつ いているので、これが好ましい場合がある。
【0028】
【考案の効果】
本考案の断熱シートは、断熱性に優れた気泡シートに、美観に優れ、且つ加工 性に優れた不織布シートを貼付することにより得られるもので、低コストで美観 に優れ、且つ加工性に優れた断熱シートである。従って、本考案の断熱シートは 、建物、室内の至る所、特に窓ガラス等に容易に貼付することができ、且つ優れ た美観をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の断熱シートの基本的な実施態様の例を
示す、要部を断面図とした斜視図である。
【図2】本考案の断熱シートの基本的な実施態様の別の
例を示す、要部を断面図とした斜視図である。
【図3】本考案の断熱シートの基本的な実施態様の他の
例を示す、要部を断面図とした斜視図である。
【符号の説明】
11,21,31 ライナーフィルム 12,22,32 エンボスフィルム 13,23,33 キャップフィルム 14,24,34 不織布のシート

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムが積層され、層間
    に多数の気泡を有する気泡シートの、少なくとも一方の
    表面に不織布のシートが貼付されてなる断熱シート。
  2. 【請求項2】 不織布が長繊維を含む請求項1に記載の
    断熱シート。
  3. 【請求項3】 不織布の長繊維がポリエステルからなる
    請求項2に記載の断熱シート。
  4. 【請求項4】 気泡シートが、多数の突起を有するエン
    ボスフィルムとベースフィルムとを貼り合わせ、突起内
    に気泡を有する積層シートを含むものである請求項1〜
    3のいずれかに記載の断熱シート。
  5. 【請求項5】 気泡シートにおけるエンボスシートのベ
    ースフィルムとを貼り合わされなかった側に、さらにキ
    ャップフィルムが貼付されている請求項4に記載の断熱
    シート。
  6. 【請求項6】 断熱シートが半透明である請求項1〜5
    のいずれかに記載の断熱シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013537590A (ja) * 2010-07-26 2013-10-03 ライト−ハイト ホールディング コーポレイション 内部バッフルを有する可撓性の断熱ドアパネル
JP2014180826A (ja) * 2013-03-20 2014-09-29 Nitomuzu:Kk 窓ガラス用断熱シート

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