JP2004060373A - 通気屋根構造 - Google Patents

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JP2004060373A
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Mitsuhiko Ogino
荻野 光彦
Junji Sato
佐藤 淳二
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Abstract

【目的】本発明は建築、構築物の屋根構造であり、かつ、屋内の湿気、汚染空気、高温空気、等を屋外に放出できる通気屋根構造に関するものである。
【構成】外装を形成する屋根構造において、裏面に連通空間17を形成した通気部材15を形成した屋根材Aを施工した通気屋根構造である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建築、構築物の屋根構造であり、かつ、屋内の湿気、汚染空気、高温空気、等を屋外に放出できる通気屋根構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、屋根材と屋根下地間の空間は夏期等の日射が激しい時期には、80度から90度位の高温になり、屋根下地として断熱ボード等を使用したり、グラスウール等を屋根下地全面に形成し、小屋裏が高温になるのを防いでいた。また、図7、図8に示すように、屋根材Aと屋根下地α間に通気路γを形成し、通気軒先面戸Pと換気棟Qにより、高温になった通気路γのエアを排出するように形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、屋根材Aが横張りの場合には、躯体αと屋根材A間に縦桟を形成し、通気路γを形成する必要があり、施工性、コストに問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような欠点を除去するために、外装を形成する屋根構造において、裏面に連通空間を形成した通気部材を形成した屋根材を施工した通気屋根構造を提案するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に図面を用いて本発明に係る通気屋根構造について詳細に説明する。図1、図2は金属製屋根材BとシートCよりなる屋根材Aの代表的一例を示す説明図であり、図3(a)、(b)はジョイナD(Eはパッキング材)とその施工状態を示す説明図である。図中、αは屋根下地、βは釘等の固定具、γは通気路を示している。なお、図3(b)は図3(a)のa−a部端面図である。
【0006】
屋根下地αは、新築の際は図1に示すように垂木1、野地板2、防水シート3(一点鎖線で示す)から構成した木造下地を示したものである。すなわち、垂木1上に野地板2を敷設し、野地板2上に防水シート3を配設した一般的な構造の屋根下地αである。
【0007】
また、屋根下地αとしてH形鋼、I形鋼、ミゾ形鋼、軽量ミゾ形鋼、リップ溝形鋼、等辺山形鋼、不等辺山形鋼、角形鋼(角パイプ)、円形鋼(円形パイプ)、等を使用した鉄骨下地でも良いものである。
【0008】
既存の屋根をそのまま改修する屋根の際には、これら屋根下地α上にスレート屋根、新生瓦屋根、瓦屋根、瓦棒屋根、金属製横葺き屋根、等の既存屋根(図示せず)が形成された既存屋根構造が屋根下地αとなるものである。勿論、屋根材Aとしてはスレート屋根、新生瓦屋根、瓦屋根、瓦棒屋根、金属製横葺き屋根、等の屋根材Aで形成することができるものである。
【0009】
金属製屋根材Bは図2に示すように、例えば金属板(カラー鋼板、銅板、アルミニウム板、チタン板、ステンレス板、サンドイッチ鋼板、クラッド鋼板等)等をロール成形、プレス成形、押出成形、等によって形成したものである。勿論、屋根材Aの表面材として、金属製屋根材Bの代わりに窯業系素材、もしくは合成樹脂材(プラスチック)、等で形成してもよいものである。
【0010】
さらに説明すると、金属製屋根材Bは長尺板状であり、その幅方向一側縁を化粧面4の下側、すなわち、裏面5側に略コ字状に屈曲して段差化粧面6と差込縁7とを形成した雄型連結部9としたもので、化粧面4と段差化粧面6と差込縁7とから略コ字状の引っかけ溝8を形成したものである。
【0011】
また、化粧面4の他端には化粧面4の上側に屈曲して断面略U字状に形成した前記差込縁7と嵌合する嵌合溝10と、嵌合溝10の先端をコ字状に折り返した嵌合縁11と、嵌合縁11の先端を下方に屈曲すると共に化粧面4と略平行で外方にL字状に屈曲して延長した固定片12を形成した雌型連結部13を形成したものである。また、化粧面4の端部には図3(b)に示すような係止片14を形成し、図3(b)に示すジョイナEの係合片18に係止することにより屋根材Aを屋根下地α上に固定するものである。
【0012】
シートCは防水材、断熱材、吸音材、緩衝材、防火材、結露防止材、等として機能するものであり、不織布、合成樹脂製発泡シート(例えば架橋化発泡ポリエチレンシート)、等)、ロックウール、テックス(軟質繊維板)、ゴムシート、樹脂シート、等、あるいはこれらに遮音材、耐火材等を含浸、含有、混合、積層(一層、あるいは複数層)、サンドイッチ、等したものを使用することもできる。
【0013】
特に不織布は、縦糸と横糸を交差させて繊維から織物にする従来の方法と異なり、各種の繊維を接着剤等で結合した不織布等である。この不織布はまず繊維が平行に交差するか、また無秩序に配列された薄いフェルト状のものを接着剤で結合させるか、または主体となる繊維状態の中に別の熱可塑性繊維を混在させて、加熱および加圧して溶融し相互に結合させたりして作られたものである。勿論、素材自体に防水性の無いものには、樹脂材をコーティング、あるいは撥水剤、防水コーティング剤、等で防水機能を片面あるいは両面に付加したものである。
【0014】
通気部材15は通気路γ形成材、嵩上げ材、胴縁、等として機能するものであり、図4(a)〜(d)に示しように、図では四角形の格子16を形成し、格子16により複数個の連通空間17を形成したものである。
【0015】
その素材としては、プラスチック成形材(例えばポリプロピレン等)、金属材(例えばアルミニウム等)、紙(高強度)、木材、等よりなるものである。勿論、連通空間17を形成できるもので有れば、材質(基材の他に、強度強化、耐候性向上、耐火性向上、劣化防止、等の性能向上を図るために積層、あるいは混入する材料も含める)は任意に選択できるものである。
【0016】
通気部材15の有効開口面積(換気能力)は、40cm2 /m〜1200cm2 /m位である。また、通気部材15の暑さtは5mm〜150mm位である。
【0017】
通気部材15の成形は、何層かを一気に押し出して成形したり、一層を押し出して成形し、その後何層かの層状に重ねて接着して成形したりするものである。
【0018】
通気部材15の屋根材Aへの形成は、屋根材Aの裏面に接着剤等を介して貼着するものである。勿論、材質により貼着方法は異なるので、形成方法は任意である。
【0019】
以上説明したのは本発明に係る通気屋根構造の一実施例にすぎず、図5(a)〜(r)、図6(a)〜(c)に示すように形成することもできる。
【0020】
図5(a)〜(r)は通気部材15に形成した連通空間17のその他の実施例を示す説明図である。
【0021】
図6(a)〜(c)は屋根材Aのその他の実施例を示す説明図である。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る通気屋根構造によれば、胴縁の形成無しで、通気路を形成できるために、▲1▼材料コストの削減が図れる。▲2▼施工期間の低減が図れる。また、▲3▼通気部材を裏面に形成した屋根材を単体で躯体に施工するだけで、軒から棟まで連通した通気路を形成できる。さらに、▲4▼通気路を形成したために、夏期等に、高温になった通気路のエアを外部に排出でき、小屋裏・天井・屋内の温度上昇を抑制し、エアコンの効率アップ(省エネ)が図れる。▲5▼屋内の湿気、汚染空気、等を外部に排出できる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通気屋根構造の施工状態を示す断面図である。
【図2】本発明に係る通気屋根構造の代表例を示す断面図である。
【図3】ジョイナの例を示す説明図である。
【図4】本発明に係る通気屋根構造に使用する通気部材を示す説明図である。
【図5】本発明に係る通気屋根構造に使用する通気部材の連通空間のその他の例を示す説明図である。
【図6】本発明に係る通気屋根構造のその他の例を示す説明図である。
【図7】一般的な通気構造を示す断面図である。
【図8】一般的な通気構造を示す断面図である。
【符号の説明】
α 屋根下地
β 固定具
γ 通気路
A 屋根材
B 金属製屋根材
C シート
D ジョイナ
E パッキング材
P 通気軒先面戸
Q 換気棟
1 垂木
2 野地板
3 防水シート
4 化粧面
5 裏面
6 段差化粧面
7 差込縁
8 引っかけ溝
9 雄型連結部
10 嵌合溝
11 嵌合縁
12 固定片
13 雌型連結部
14 係止片
15 通気部材
16 格子
17 連通空間
18 係合片

Claims (1)

  1. 外装を形成する屋根構造において、裏面に連通空間を形成した通気部材を形成した屋根材を施工したことを特徴とする通気屋根構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007177605A (ja) * 2005-12-01 2007-07-12 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 屋根構造

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