JP3186878U - 金属屋根用通気性遮熱断熱材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発泡系断熱材1の片面が、点在した凸部4のある凹凸面となっていて、その凹凸面の表面に金属蒸着膜2と、その金属蒸着膜の表面にフィルム3とが積層されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
(1)発泡系断熱材の片面が、点在した凸部のある凹凸面となっていて、その凹凸面の表面に金属蒸着膜と、その金属蒸着膜の表面にフィルムとが順に積層されていることを特徴とする金属屋根用通気性遮熱断熱材。
(2)前記発泡系断熱材は、ポリオレフィンの発泡体からなることを特徴とする(1)の金属屋根用通気性遮熱断熱材。
(3)前記凸部は、高さが3mmから10mmであることを特徴とする(1)−(2)の金属屋根用通気性遮熱断熱材。
(4)前記発泡系断熱材のもう一方の面に、金属屋根板材側に接着するための接着性と粘弾性を有する粘着層を設けていることを特徴とする(1)−(3)記載の金属屋根用通気性遮熱断熱材。
フィルム表面に金属蒸着した金属蒸着フィルムと発泡系断熱材の貼り合せは、材質に基づき溶剤形接着剤などで接着可能であるが、類似材質であれば熱溶着も可能であり、最もコストを低くできる。
図1は、本考案に係る通気性遮熱断熱材構造の断面図である。
1は発泡系断熱材、2は金属蒸着膜、3はフィルム、4は発泡系断熱材に設けられた凹凸面の凸部であって、ここでは台状突起を示す。台状の突起形状は、成形性の点で好ましい。
凸部4の高さは、3mmから10mmであることが好ましい。3mm未満だと通気性が得られにくく、10mm以上だと成形性が困難になりやすい。
凸部4は垂直壁のほうがまた長さが長いほうが、凸部4の壁面の金属蒸着膜2が部分的に欠落しやすく、その欠落部分で、発泡系断熱材1とフィルム3が直接接合しやすいので、発泡系断熱材1とフィルム3との接着安定性が向上その点で好ましい。
金属蒸着膜2は、フィルム3の表面に金属を蒸着により設けるが、基材に金属蒸着膜2を蒸着で設け、フィルム3の表面または発泡系断熱材1に転写してもよい。
図1の通気性遮熱断熱材の発泡系断熱材1の表面に、粘着層5を設けている。この粘着層5側に金属屋根板6を張り合わせている。そして、通気性遮熱断熱材の凸部4側を家本体側の野路板7に積層して施工している。
発泡系断熱材としては日立化成株式会社製ポリエチレン発泡体EF3010を使用、これに対し日立エーアイシー株式会社製の厚さ100μmの高密度ホリエチレンフィルムにアルミニウムを蒸着した蒸着フィルムを120℃の熱ラミ工程を通過させて接着した。更に加熱型ロールを通過させて蒸着フィルム面を型押しすることで表面に頭頂部直径10mm、底部直径15mm、高さ5mmの台状突起の凸部を全面に生じせしめた。これらの台状突起は頭頂部面積が全面積に対し17%になるように設計した。こうして得られた通気性遮熱断熱材を通常のポリエチレン発泡体用溶剤系接着剤として日立化成株式会社製ハイボン1491によりガルバリウム鋼板の非塗装面に貼り、金属屋根材とした。
このガルバリウム鋼板を用いた屋根は、野地板を結露させず、蒸着フィルムの効果により断熱性が著しく向上し夏場の室温上昇を防止でき、冬場の屋根からの熱の放散による冷却も防止できた。フィルムと凸部により得られる通気層の効果により遮音性も向上した。
実施例1で得られた通気性遮熱断熱材の屋根材側面に、粘弾性を有する粘着テープを使用した粘着層としてアクリル樹脂100μmの単層からなる日立化成株式会社製テープDAをラミネートし、このテープによりガルバリウム鋼板と貼り合せた。これにより金属屋根に制震効果付与出来、遮音効果も更に上昇した。
(1)発泡系断熱材の片面が、点在した凸部のある凹凸面となっていて、その凹凸面の表面に金属蒸着膜と、その金属蒸着膜の表面にフィルムとが順に積層されていることを特徴とする金属屋根用通気性遮熱断熱材。
(2)前記発泡系断熱材は、ポリオレフィンの発泡体からなることを特徴とする(1)記載の金属屋根用通気性遮熱断熱材。
(3)前記凸部は、高さが3mmから10mmであることを特徴とする(1)または(2)記載の金属屋根用通気性遮熱断熱材。
(4)前記発泡系断熱材のもう一方の面に、金属屋根板材側に接着するための接着性と粘弾性を有する粘着層を設けていることを特徴とする(1)、(2)または(3)記載の金属屋根用通気性遮熱断熱材。
発泡系断熱材としては日立化成株式会社製ポリエチレン発泡体EF3010を使用、これに対し日立エーアイシー株式会社製の厚さ100μmの高密度ホリエチレンフィルムにアルミニウムを蒸着した蒸着フィルムを120℃の熱ラミ工程を通過させて接着した。更に加熱型ロールを通過させて蒸着フィルム面を型押しすることで表面に頭頂部直径10mm、底部直径15mm、高さ5mmの台状突起の凸部を全面に生じせしめた。これらの台状突起は頭頂部面積が全面積に対し17%になるように設計した。こうして得られた通気性遮熱断熱材を通常のポリエチレン発泡体用溶剤系接着剤として日立化成株式会社製ハイボン1491によりガルバリウム鋼板(登録商標)の非塗装面に貼り、金属屋根材とした。
このガルバリウム鋼板(登録商標)を用いた屋根は、野地板を結露させず、蒸着フィルムの効果により断熱性が著しく向上し夏場の室温上昇を防止でき、冬場の屋根からの熱の放散による冷却も防止できた。フィルムと凸部により得られる通気層の効果により遮音性も向上した。
実施例1で得られた通気性遮熱断熱材の屋根材側面に、粘弾性を有する粘着テープを使用した粘着層としてアクリル樹脂100μmの単層からなる日立化成株式会社製テープDAをラミネートし、このテープによりガルバリウム鋼板(登録商標)と貼り合せた。これにより金属屋根に制震効果付与出来、遮音効果も更に上昇した。
Claims (4)
- 発泡系断熱材の片面が、点在した凸部のある凹凸面となっていて、その凹凸面の表面に金属蒸着膜と、その金属蒸着膜の表面にフィルムとが順に積層されていることを特徴とする金属屋根用通気性遮熱断熱材。
- 前記発泡系断熱材は、ポリオレフィンの発泡体からなることを特徴とする請求項1の金属屋根用通気性遮熱断熱材。
- 前記凸部は、高さが3mmから10mmであることを特徴とする請求項1−2の金属屋根用通気性遮熱断熱材。
- 前記発泡系断熱材のもう一方の面に、金属屋根板材側に接着するための接着性と粘弾性を有する粘着層を設けていることを特徴とする請求項1−3記載の金属屋根用通気性遮熱断熱材。
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JP2013004422U JP3186878U (ja) | 2013-07-31 | 2013-07-31 | 金属屋根用通気性遮熱断熱材 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018091121A (ja) * | 2016-12-03 | 2018-06-14 | 福登建設株式会社 | 外付け用遮熱パネルおよび遮熱パネルセット |
JP7340734B2 (ja) | 2018-03-30 | 2023-09-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 断熱体およびこれを用いた断熱シート、ならびに断熱体の製造方法 |
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2013
- 2013-07-31 JP JP2013004422U patent/JP3186878U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2018091121A (ja) * | 2016-12-03 | 2018-06-14 | 福登建設株式会社 | 外付け用遮熱パネルおよび遮熱パネルセット |
JP7340734B2 (ja) | 2018-03-30 | 2023-09-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 断熱体およびこれを用いた断熱シート、ならびに断熱体の製造方法 |
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