JP3093737B2 - 地下構造物用蓋の施錠装置 - Google Patents

地下構造物用蓋の施錠装置

Info

Publication number
JP3093737B2
JP3093737B2 JP10296311A JP29631198A JP3093737B2 JP 3093737 B2 JP3093737 B2 JP 3093737B2 JP 10296311 A JP10296311 A JP 10296311A JP 29631198 A JP29631198 A JP 29631198A JP 3093737 B2 JP3093737 B2 JP 3093737B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
lock
underground structure
frame
locking device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10296311A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11190038A (ja
Inventor
浩史 川瀬
忠雄 近藤
Original Assignee
株式会社ホクキャスト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ホクキャスト filed Critical 株式会社ホクキャスト
Priority to JP10296311A priority Critical patent/JP3093737B2/ja
Publication of JPH11190038A publication Critical patent/JPH11190038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3093737B2 publication Critical patent/JP3093737B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地下構造物用蓋の施
錠装置に関し、特にマンホール蓋の施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上下水道やガス配管、電力・通信用共同
溝等における地下埋設物や地下構造施設等は、地上と連
絡するための開口部を閉塞するマンホール蓋、桝蓋、仕
切り弁などの地下構造物用蓋を有する。これらの地下構
造物用蓋は、第三者によるマンホール内への侵入や異物
の投棄などを防ぐために、あるいは内部からの揚圧によ
る開蓋を防ぐために、施錠装置が設けられている。しか
し、この施錠装置の開口部から、雨水などが内部へ流入
したり、あるいはマンホール内部の臭気が漏れるなどの
問題があり、このため、密閉構造の施錠装置が知られて
いる(たとえば実公平 7-15880号公報)。
【0003】従来の地下構造物用蓋の一例を図18によ
り説明する。図18は、マンホールの施錠装置断面図で
ある。枠体2の開口に嵌合されるマンホール蓋などの地
下構造物用蓋1は、その下面縁部に、外向きのフック部
を有する係合部材4が地下構造物用蓋1に内外方向へ揺
動可能に吊設されている。また、開蓋工具により地下構
造物用蓋1の開閉が可能な袋穴状のコジリ穴が設けられ
ている。一方、枠体2には、係合縁5がマンホール内方
へ突出するように設けられており、この係合縁5と係合
部材4のフック部とが係合することにより施錠される構
造となっている。解錠は、地下構造物用蓋1の回動によ
り係合部材4のフック部がマンホール内方へ後退するこ
とによりなされる。この後退は、枠体2に設けられた突
設部などにより実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地下構
造物用蓋1の回動により係合部材4のフック部を解錠す
る構造の場合、経時的にマンホール蓋と枠体とのかみ合
いが強くなるため、人力による蓋の回動が困難となり、
解錠操作が困難となる場合がある。また、急激な揚圧水
等を放出するための、枠体とマンホール蓋との間にでき
る隙間を容易に調整できないという問題がある。
【0005】本発明は、このような問題に対処するため
になされたもので、蓋を回動することなく解錠操作をす
ることができ、簡易な構造で保守が容易な地下構造物用
蓋の施錠装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の地下構造物用蓋
の施錠装置は、地下構造物用蓋の蓋体を受ける枠体に設
けられた係合部と、上記蓋体の下面縁部に設けられた支
軸により吊設される錠とを有する地下構造物用蓋の施錠
装置であって、上記錠は、上記係合部側に所定の曲率半
径を有する半円曲面部と、この曲面部下端に設けられた
フック部とから構成される断面S字型形状を有し、該S
字型形状がイ)上記枠体面を越えて上記蓋体を開蓋方向
に引き上げると該断面S字型形状に沿って上記フック部
が上記枠体側に前進することにより上記係合部に係合
し、ロ)上記枠体面を越えて引き上げた直後に上記蓋体
を水平方向に引き出すと該断面S字型形状に沿って上記
フック部が後退することにより上記係合部より解錠され
る形状であることを特徴とする。ここで、断面S字型形
状は、断面図において、枠体に設けられた係合部を左側
に錠を右側に配置したときの、蓋体直径方向における錠
の断面形状をいう。また、解錠時における枠体面を越え
て引き上げた直後とは、蓋体を水平方向に引き出すこと
のできる状態になった直後をいう。ここで、水平方向に
引き出すとは、蓋体の中心から係合部側方向に蓋体を水
平に引き出すことをいう。
【0007】また、上記錠は、上記係合部側方向に付勢
力を与える手段を有することを特徴とする。
【0008】また、上記付勢力を与える手段は、上記吊
設された錠の重心位置を、上記支軸鉛直線の右側に設け
る手段、あるいはバネ材であることを特徴とする。
【0009】本発明の地下構造物用蓋の施錠装置は、枠
体に設けられた係合部に接する面が断面S字型形状を有
する一体物からなる錠を、蓋体の下面縁部に設けられた
支軸に吊設して、蓋体を開蓋方向に引き上げるときにの
み施錠ができると共に、マンホール蓋の回動操作を伴う
ことなく、枠体面を越えて引き上げた蓋体を水平方向に
引き出す操作のみで容易に解錠することができる。ま
た、マンホール蓋の開閉時に使用される閉塞錠穴が不要
となり、完全密閉型となるので、雨水等の不用水や土砂
の侵入を防げると共に、マンホール内からの臭気の放散
を防ぐことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明の地下構造
物用蓋の施錠装置を説明する。図1はマンホール蓋体に
取付けられた本発明に係る錠を示す図である。地下構造
物用蓋の蓋体1、たとえばマンホール蓋の蓋体は、枠体
2に開閉可能にテーパー嵌合状態で受けられている。枠
体2には、本発明に係る錠3のフック部先端3aを係合
することのできる係合部2aが設けられている。また、
蓋体1の裏面にはその下面縁部に支軸1bを軸支する凸
状部1aが形成され、錠3が支軸1bにより吊設されて
いる。なお、錠3は凸状部1aを挟み込む形状が好まし
い。凸状部1aの形成により、この凸状部1a上部にコ
ジリ穴を形成することができる。
【0011】錠3は、所定の曲率半径を有する半円曲面
部3bと、この曲面部下端に設けられたフック部3cと
を有し、マンホール蓋体に取付けられた状態においてマ
ンホール蓋体の直径方向断面で断面S字型形状を有して
いる。なお、半円曲面部3bは、以下の作動が可能とな
る曲率半径を有している。
【0012】この断面S字型形状は、まず第一に枠体2
の上端面2bを越えて蓋体1を開蓋方向に引き上げると
断面S字型形状の半円曲面部3bに沿ってフック部3c
が枠体2側方向に前進することにより係合部2aとフッ
ク部先端3aとが相互に係合し得る形状である。蓋体1
は、裏面に吊設された錠3から最も離れた位置に設けら
れている、図示を省略したヒンジ機構を中心に開閉す
る。また、蓋体1の開蓋方向への引き上げは、図示を省
略したコジリ穴によってなされる。
【0013】第二に枠体2の上端面2bを越えた直後に
蓋体1を水平方向、すなわち図1における左側方向に引
き出すと断面S字型形状の半円曲面部3bに沿ってフッ
ク部3cが後退することにより係合部2aとフック部先
端3aとが相互に解錠される形状である。この状態にお
いて、錠3の回動制御部3dは蓋体1の裏面に当接して
いる。解錠後、すなわち蓋体1を水平方向に引き出した
後、引き上げることにより開蓋が完了する。
【0014】また、錠3は、半円曲面部3bの他端側に
回動制御部3dとを有している。錠3は、マンホール蓋
体に取付けられた状態において、下面縁部の凸状部1a
に半円曲面部の上端3eが当接している。したがって、
錠3の回動範囲は、凸状部1aに半円曲面部の上端3e
が当接している状態から、回動制御部3dが蓋体1の裏
面に当接する状態までの角度範囲である。この角度範囲
にて回動可能となるように凹状部3fが錠3に設けられ
ている。
【0015】さらに、マンホール蓋体に取付けられた状
態において、下面縁部の凸状部1aに半円曲面部の上端
3eが当接し、また半円曲面部3bに沿ってフック部3
が移動できるように、錠3は係合部側方向に付勢力を与
える手段を有している。この手段としては、板バネやト
ーションバネなどのバネ材、錠3の重さによる重力の作
用、ゴム弾性体などがある。重力の作用を利用する場
合、効果的に重力を作用させるためには、吊設された錠
3の重心位置を、支軸1bの鉛直線の右側に設けること
が好ましい。このような重心配分により、簡易な機構で
施錠・解錠が容易となる。また、バネ材やゴム弾性体を
利用することにより、制振作用を期待できる。
【0016】支軸1bは、係合部2aに当接しながら半
円曲面部3bに沿ってフック部3が移動できる位置に設
けられることが好ましく、枠体1内周面に近いことが好
ましい。
【0017】本発明の施錠装置の解錠・施錠方法につい
て図により順に説明する。図2はマンホール蓋体1を、
ヒンジ機構を中心に約1度引き上げた状態、図3は約4
度引き上げた状態、図4は約4度引き上げた状態で水平
に引き出しを開始した状態、図5は水平引き出しが完了
した状態、図6はその完了した状態でさらに上方に引き
上げた状態をそれぞれ示す図である。なお、図7は閉蓋
時の施錠状態を示す図である。蓋体1が引き上げられる
と係合部2aに半円曲面部3bが当接する(図2)。そ
の後、続けて引き上げられると、錠3の図面左方向への
付勢力Fにより半円曲面部3bのS字型形状に沿って錠
3が回転移動する。さらに引き上げが続くと係合部2a
とフック部3の先端3aとが相互に係合し、施錠状態と
なる(図3)。本発明は、図1に示すように閉蓋時にお
いては、係合部2aとフック部の先端3aとが相互に係
合していないが、マンホール蓋体が揚圧などにより持ち
上げられたとき、あるいは人為的に上に引き上げられた
ときは、図3に示すように施錠状態となる。
【0018】つぎに、引き上げられた状態で蓋体1を水
平方向、すなわち図4における左側方向に引き出すと、
断面S字型形状の半円曲面部3bに沿ってフック部先端
3aが後退する。これは、半円曲面部3bに沿って支軸
1bを中心に錠3が回転するためである。このため、フ
ック部の先端3aが解錠方向に移動する(図4)。
【0019】さらに、水平方向に引き出すと、錠3の回
動制御部3dが蓋体1の裏面に当接し、引き出しが完了
すると共に、係合部2aとフック部の先端3aとの係合
が完全に解除される(図5)。なお、係合部2aとフッ
ク部の先端3aとの係合が解除された段階では、やや上
向けた状態で水平方向に引き出すこともできる。最後に
図5に示す状態で蓋体1を引き上げることにより開蓋が
完了する(図6)。
【0020】枠体2に蓋体1を閉蓋するときは、枠体2
の内側斜面に沿って、フック部3cの底面3gが係合部
2aの側面に沿って落下移動し、錠3が支軸1bを中心
に右方に回転することにより(図7)、図1に示す閉蓋
が完了する。
【0021】バネ材を用いた錠3の例を図8により説明
する。図8は錠3の斜視図を示す。。錠3は、所定の曲
率半径を有する半円曲面部3bと、この曲面部下端に設
けられたフック部3cとを有している。半円曲面部3b
とフック部3cとの断面形状は、錠3がマンホール蓋体
に取付けられ、係合部を左側に、錠を右側に配置した状
態においてマンホール蓋体の直径方向断面で断面S字型
形状を有している。フック部3cの先端に枠体の係合部
2aと係合することのできるフック部先端3aが形成さ
れている。また、半円曲面部3bの他端側上方に回動制
御部3dと、ダブルトーションバネ3hとがそれぞれ形
成されている。ダブルトーションバネ3hは、折り曲げ
られた中間部分がボルト3kにより固定され、マンホー
ル蓋下面を摺動することのできる自由端3nと、この自
由端3nとボルト3kにて固定されている中間部分との
略中間部に主コイル部分3mが形成され、凹部3j内に
収容されている。この凹部3jは、蓋体1の裏面に形成
される凸状部1aを挟み込む形状に形成され、凹部3j
の外側に支軸3iが形成され蓋体1の裏面に錠3が軸支
される。
【0022】蓋体1の裏面に錠3が取り付けられた状態
を図9に示す。図9は錠3を取り付けたマンホール蓋の
一部拡大裏面図である。蓋体1の下面縁部に錠取り付け
部材6a、6bが形成され、錠3の支軸3iが錠取り付
け部材6a、6bにより軸支される。なお、6cは取り
付けられた支軸3iが離脱しないための係止部材、例え
ばボルトである。また、7は、ダブルトーションバネの
自由端3nが摺動する平坦ガイド部である。この平坦ガ
イド部は、錠3に付勢力を与えるときに、自由端3nを
横方向に広がらなく一定方向に摺動させるために設けら
れている。また、錠3は、コジリ穴を形成するための凸
状部1aを挟み込む形状で取り付けられている。
【0023】バネ材を用いた錠3を用いて施錠装置を解
錠・施錠する方法について図10〜図17により順に説
明する。図10〜図17は施錠、解錠状態を示す図であ
る。図10は閉蓋時の状態を示す図である。蓋体1は枠
体2に開閉可能にテーパー嵌合状態で受けられている。
枠体2には、錠3のフック部先端3aを係合することの
できる係合部2aおよび枠体2の内縁部を形成する縁部
2cが設けられている。図11はマンホール蓋体1を、
ヒンジ機構を中心に上方に約1度引き上げた状態を示す
図である。蓋体1が上方向に引き上げられると、ダブル
トーションバネ3hの図面左方向への付勢力Fにより、
マンホール蓋体1に設けられた係合部2aに半円曲面部
3bが当接する。その後続けて引き上げられるとS字型
形状に沿って錠3が回転移動する。さらに引き上げが続
くと係合部2aとフック部3の先端3aとが相互に係合
し、施錠状態となる。その施錠状態を図12に示す。こ
の状態において、マンホール蓋体1を上下動させてもダ
ブルトーションバネ3hの付勢力により、マンホール蓋
体1が開蓋することはない。また、マンホール蓋体1と
枠体2との間に空隙部Gができるので、マンホール内の
ガス圧などを逃がすことができる。
【0024】つぎに解錠方法について説明する。マンホ
ール蓋体1を、ヒンジ機構を中心に上方に枠体面2bを
越えて引き上げた直後に、水平方向、すなわち図13に
おける左側方向に引き出すと、断面S字型形状の半円曲
面部3bに沿ってフック部先端3aが後退する。その状
態を図13に示す。これは、半円曲面部3bに沿って支
軸1bを中心に錠3が回転するためである。このため、
フック部の先端3aが解錠方向に移動する。さらに、水
平方向に引き出すと、錠3の回動制御部3dが蓋体1の
裏面にダブルトーションバネ3hを介して当接し、係合
部2aとフック部の先端3aとの係合が完全に解除され
る。その状態を図14に示す。最後に蓋体1を引き上げ
ることにより開蓋をすることができる。その状態を図1
5に示す。
【0025】閉蓋するときは、マンホール蓋体1を、ヒ
ンジ機構を中心にして上方から自然落下させる。錠3
は、コジリ穴を形成するための凸状部1aのマンホール
蓋縁部側に設けられた突起1cにより、錠3の回転が規
制され、その結果、錠3のフック部先端3aが枠体2内
周面内に落下する。その状態を図16に示す。ついでフ
ック部先端3aが枠体2の内側斜面に沿って落下移動
し、錠3は支軸3iを中心に図17の右方に回転しなが
ら落下する。その状態を図17に示す。落下終了によ
り、図10に示す閉蓋が完了する。
【0026】なお、具体的なマンホール蓋の開蓋にあっ
ては、手鍵棒などを図示を省略したコジリ穴に係止させ
て蓋を引き上げながら手前に引張ることによって容易に
行うことができる。また、閉蓋はマンホール蓋をセット
するのみでよい。
【0027】また、コジリ穴は、蓋を引き上げながら手
前に引張れる機能があればよいので、全て袋状にするこ
とができる。その結果、雨水、土砂の浸入防止と臭気の
放散防止ができる。さらに、マンホール蓋を開放すると
きには専用手段、たとえば専用手鍵棒で蓋を引き上げさ
らに手前に引き寄せなければならないため、第三者では
簡単にマンホール蓋を開放することはできない。コジリ
穴と、たとえば専用手鍵棒との形状を合致させることに
より、第三者に対する解錠困難性がさらに向上する。
【0028】
【発明の効果】本発明の地下構造物用蓋の施錠装置は、
イ)枠体面を越えて蓋体を開蓋方向に引き上げると断面
S字型形状に沿ってフック部が枠体側に前進することに
より係合部に係合し、ロ)枠体面を越えて引き上げた直
後に蓋体を水平方向に引き出すと該断面S字型形状に沿
ってフック部が後退することにより係合部より解錠され
る形状である断面S字型形状を有しているので、蓋体を
開蓋方向に引き上げるときにのみ施錠ができると共に、
マンホール蓋の回動操作を伴うことなく引き出し操作の
みで容易に解錠することができる。
【0029】また、係合部側方向に付勢力を与える手段
を有しているので、施錠・解錠がより容易となる。さら
に、付勢力を与える手段が、吊設された錠の重心位置
を、支軸鉛直線の右側に設ける手段であるので、あるい
はバネ材であるので、耐久性に優れ、簡易な構造で地下
構造物用蓋の施錠装置が得られる。また、マンホール蓋
の開閉時に使用される閉塞錠穴が不要となるので、雨水
等の不用水や土砂の侵入を防げると共に、マンホール内
からの臭気の放散を防ぐことができる。さらに、急激な
揚圧水等に対処して枠体とマンホール蓋との間の隙間を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋体に取付けられた本発明に係る錠を示す図で
ある。
【図2】蓋体を、ヒンジ機構を中心に約1度引き上げた
状態を示す図である。
【図3】蓋体を、ヒンジ機構を中心に約4度引き上げた
状態を示す図である。
【図4】蓋体を、引き上げた状態で水平に引き出しを開
始した状態を示す図である。
【図5】水平引き出しが完了した状態を示す図である。
【図6】水平引き出しが完了した状態でさらに上方に引
き上げた状態を示す図である。
【図7】閉蓋時の施錠状態を示す図である。
【図8】バネ材を用いた錠3の斜視図である。
【図9】マンホール蓋の一部拡大裏面図である。
【図10】閉蓋時の状態を示す図である。
【図11】蓋体を、ヒンジ機構を中心に約1度引き上げ
た状態を示す図である。
【図12】施錠状態を示す図である。
【図13】蓋体を、引き上げた状態で水平に引き出しを
開始した状態を示す図である。
【図14】係合部とフック部の先端との係合が解除され
た状態を示す図である。
【図15】開蓋状態を示す図である。
【図16】フック部先端が枠体内周面に落下開始する状
態を示す図である。
【図17】フック部先端が枠体の内側斜面に沿って落下
移動する状態を示す図である。
【図18】従来のマンホールの施錠装置断面図である。
【符号の説明】
1 蓋体 1a 凸状部 1b 支軸 2 枠体 2a 係合部 2b 枠体の上端面 3 錠 3a フック部先端 3b 半円曲面部 3c フック部 3d 回動制御部 3e 半円曲面部の上端 3f 凹状部 3g フック部の底面 3h ダブルトーションバネ 3i 支軸 3j 凹部 3k ボルト 3m 主コイル部分 3n 自由端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/14 E03F 5/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下構造物用蓋の蓋体を受ける枠体に設
    けられた係合部と、前記蓋体の下面縁部に設けられた支
    軸により吊設される錠とを有する地下構造物用蓋の施錠
    装置であって、 前記錠は、前記係合部側に所定の曲率半径を有する半円
    曲面部と、この曲面部下端に設けられたフック部とから
    構成される断面S字型形状を有し、前記S字型形状は
    イ)前記枠体面を越えて前記蓋体を開蓋方向に引き上げ
    ると該断面S字型形状に沿って前記フック部が前記枠体
    側に前進することにより前記係合部に係合し、ロ)前記
    枠体面を越えて引き上げた直後に前記蓋体を水平方向に
    引き出すと該断面S字型形状に沿って前記フック部が後
    退することにより前記係合部より解錠される形状である
    ことを特徴とする地下構造物用蓋の施錠装置。
  2. 【請求項2】 前記錠は、前記係合部側方向に付勢力を
    与える手段を有することを特徴とする請求項1記載の地
    下構造物用蓋の施錠装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢力を与える手段は、前記マンホ
    ール蓋体に前記錠が吊設された状態において、前記枠体
    に設けられた係合部を前記支軸鉛直線の左側にみた場
    合、前記吊設された錠の重心位置を、前記支軸鉛直線の
    右側に設ける手段であることを特徴とする請求項2記載
    の地下構造物用蓋の施錠装置。
  4. 【請求項4】 前記付勢力を与える手段は、バネ材であ
    ることを特徴とする請求項2記載の地下構造物用蓋の施
    錠装置。
JP10296311A 1997-10-20 1998-10-19 地下構造物用蓋の施錠装置 Expired - Fee Related JP3093737B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10296311A JP3093737B2 (ja) 1997-10-20 1998-10-19 地下構造物用蓋の施錠装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-306434 1997-10-20
JP30643497 1997-10-20
JP10296311A JP3093737B2 (ja) 1997-10-20 1998-10-19 地下構造物用蓋の施錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11190038A JPH11190038A (ja) 1999-07-13
JP3093737B2 true JP3093737B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=26560621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10296311A Expired - Fee Related JP3093737B2 (ja) 1997-10-20 1998-10-19 地下構造物用蓋の施錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3093737B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005336994A (ja) * 2004-04-28 2005-12-08 Hinode Ltd 地下構造物用蓋
WO2022009448A1 (ja) * 2020-07-08 2022-01-13 日本鋳鉄管株式会社 マンホール用鉄蓋の施錠装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103306309B (zh) * 2013-07-02 2016-01-20 徐鸿祥 防盗安全排水窨井盖

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005336994A (ja) * 2004-04-28 2005-12-08 Hinode Ltd 地下構造物用蓋
JP4565216B2 (ja) * 2004-04-28 2010-10-20 株式会社ライセンス&プロパティコントロール 地下構造物用蓋
WO2022009448A1 (ja) * 2020-07-08 2022-01-13 日本鋳鉄管株式会社 マンホール用鉄蓋の施錠装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11190038A (ja) 1999-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3093737B2 (ja) 地下構造物用蓋の施錠装置
JPH094353A (ja) 縦孔掘削装置
JP3526276B2 (ja) 蓋と受枠との連結構造
JP3408858B2 (ja) 建設機械
JPH11172715A (ja) 地下構造物用蓋の施錠装置
JP3449608B2 (ja) 地下構造物用錠装置
JP3759490B2 (ja) 地下構造物用錠装置
JP3756387B2 (ja) 地下構造物用蓋の施錠装置
RU22485U1 (ru) Крышка люка
JPH046820B2 (ja)
JP3322590B2 (ja) 地下構造物用蓋の施錠構造
JP2879724B2 (ja) 地下構造物用蓋の孔開閉構造
JPH0538138Y2 (ja)
JP3088987B2 (ja) 地下構造物用錠装置
JPH11131515A (ja) 地下構造物用蓋の施錠装置
JP3620947B2 (ja) 地下構造物用蓋の施錠構造
JPS625096Y2 (ja)
JPH08113955A (ja) 地下構造物用蓋
JP3753345B2 (ja) 地下構造物用蓋の施錠構造
JP2588687Y2 (ja) マンホール蓋
JP3256095B2 (ja) 門扉の落し錠受け装置
JPH083468Y2 (ja) マンホール用施錠装置
JPS6220523Y2 (ja)
JP3247310B2 (ja) 地下構造物用蓋
JP2593630B2 (ja) 地下構造物用蓋の孔閉塞機構

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees