JPS6220523Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6220523Y2
JPS6220523Y2 JP1983024433U JP2443383U JPS6220523Y2 JP S6220523 Y2 JPS6220523 Y2 JP S6220523Y2 JP 1983024433 U JP1983024433 U JP 1983024433U JP 2443383 U JP2443383 U JP 2443383U JP S6220523 Y2 JPS6220523 Y2 JP S6220523Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
pressure relief
internal pressure
locking
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983024433U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59135945U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2443383U priority Critical patent/JPS59135945U/ja
Publication of JPS59135945U publication Critical patent/JPS59135945U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6220523Y2 publication Critical patent/JPS6220523Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は集中豪雨等で短時間に大量の雨水が
下水道内に流入し下水道の排水能力を越えた場合
に、マンホール蓋の蓋部及びその一部分を水圧で
押し上げ可能とし路面に水流を噴出させ、下水道
内の水流が排水能力内に戻ると押上げられていた
蓋部及びその一部分が自動的に受枠及び蓋部内に
配設される内圧逃し機構付のマンホール蓋に関す
る。
従来のマンホール蓋に於ては、集中豪雨等で短
時間に大量の雨水が下水道内に流入すると、特に
低地に配設されたマンホール蓋の蓋部が水流で押
上げられ、蓋部のはずれたマンホールより水流が
噴出して路面に溢れでることがあつた。この場合
に流水量が下水道の排水能力内に戻るとマンホー
ル蓋の蓋部が受枠よりはずれた状態で路面に配設
されることとなるので、路面にマンホールの開口
部が露出し通行者及び走行自動車等に対して極め
て危険な状態となる。その為にマンホール蓋の管
理者は集中豪雨等の後には低地に位置するマンホ
ール蓋を全て点検しなければならない欠点が存在
した。
そこで本考案は下水道の水量が排水能力を越え
た場合には、まず最初にマンホールより噴出され
る水圧でマンホール蓋の蓋部を一定距離押上げ可
能とし、それでも排水できないときは蓋部の中央
に配設されている内圧逃し蓋を押上げて排水し、
マンホールよりの水流の噴出が止まると内圧逃し
蓋が蓋部に、蓋部が受枠に自動的に載置される内
圧逃し機構付のマンホール蓋を提供することを目
的とする。
この考案の実施例につき図面に基づいて説明す
る。まず最初に第1図に示された受枠2に蓋部3
が嵌合された状態について述べると、受枠2の内
周面には傾斜面2aが配設され、この傾斜面2a
に蓋部3の外周傾斜面3aが嵌合して配設され
る。この蓋部3の外縁下面には中心に対し120゜
の位置で係止片4,4が立設され、この係止片
4,4の下端には係止部5,5が配設され、この
係止部5,5が蓋部3が押上げられると受枠2の
内周面に突設された係止突起2bに係止される。
またマンホール蓋1の左方では蓋部3の裏面外縁
に直径方向に相対向して側壁10,10が配設さ
れ、この側壁10,10は係止片4,4とは中心
に対し120゜の位置にあり、この側壁10,10
にはスライダー11が摺動自在に配設され、この
スライダー11の先端下面には係止片12が立設
され、この係止片12の下端には係止部13が配
設され、この係止部13が蓋部3が押上げられる
と受枠2の内周面に突設された係止突起2bと係
止される。またスライダー11の後方には押圧片
14が配設され、この押圧片14は側壁10,1
0に架設されたピン15に回転自在に配設され、
上部にスライダー11の後部を押圧する押圧部1
6が配設され、下部に押圧部16を常の左方に回
転させようとする為の重錘部17が配設され、従
つてスライダー11は押圧片14で常に左方に押
圧されているので、係止部13は受枠2の係止突
起2bと係脱することはない。蓋部3を開くとき
には蓋部3に穿設された鍵孔3bに鍵棒(図示せ
ず)を挿入し、この鍵棒の先端に配設された突起
でスライダー11を後方に移動させて、蓋部3を
持上げると係止部13が受枠2の係止突起2bと
係脱して蓋部2を開くことができる。
そして蓋部3の中心には内圧逃し孔20が配設
され、この内圧逃し孔20の傾斜内周面20aに
内圧逃し蓋21の傾斜外周面21aが嵌合して配
設され、この内圧逃し蓋21の裏面外縁には120
゜毎の位置に棒状の係止金具22,22,22が
立設され、この係合金具22,22,22は蓋部
3の裏面に配設された係合突起部23,23,2
3の透孔24,24,24に摺動可能に配設さ
れ、そして係合金具22,22,22の摺動量を
規制する為に係合金具22,22,22の下端に
は係合部25,25,25が配設されている。
次に第2図及び第3図に示されたマンホール蓋
1の蓋部3が水圧で押上げられた状態について述
べると、まずマンホールより水流の噴出量の少な
い時には蓋部3が水圧で押上げられ、この蓋部3
は押上げられた状態では係止片4,4,12の係
止部5,5,13が受枠2の係止突起2bに係止
し、蓋部3は受枠2より一定距離の位置で押上げ
を規制され、この状態で受枠2と蓋部3との空間
より水流が噴出する。水流の噴出量を多くする為
に受枠2に7ケ所の排水切欠部30が配設され、
また蓋部3にも同位置に排水切欠部31が配設さ
れ、この排水切欠部30,31によつて蓋部3が
水圧で押上げられた時の排水量を多くする(第2
図参照)。
そしてマンホール内での水圧がさらに高まつた
場合には、内圧逃し蓋21が水圧で押上げられ、
内圧逃し孔20より排水がなされて、さらに排水
量を多くできるようになる。この場合に内圧逃し
蓋21は係合金具22,22,22の下端の係合
部25,25,25が蓋部3の裏面の係合突起部
23,23,23に係止される位置まで押上げら
れる。
次にマンホールよりの水流の噴出が止まると、
内圧逃し蓋21は自重で自動的に内圧逃し孔20
に嵌合して配設され、蓋部3も自重で受枠2に嵌
合されて配設される。
実開昭55−8721号公報は、蓋を施こし蓋にあけ
た透孔に、中心部に栓体脱落防止片を設けた上下
動できる栓体を嵌合したものであるから、下水道
内の圧力が上ると栓体を上昇して透孔を開き下水
道内の水を透孔より噴出するように構成されたも
のであるから、下水道内の圧力が急速に上昇した
際その水圧を迅速に解消することが困難であり、
かつ蓋が水圧のため受枠より飛び上り、復旧しな
いことがあり、下水道の容量に対して大きい透孔
をあけた大型の栓体を設けた大型大重量の〓をマ
ンホールに施こさねばならず、マンホールの受枠
への閉蓋,開蓋作業に手間取る欠点があつた。
本考案は、前記欠点を無くしたものであつて、
水道内に雨水が急速に充満してマンホール内の圧
力が急速に上昇すると、蓋部3の下面に中心角
120゜の位置に設けられた係止片4と4と12と
の係止部5と5と13とがそれぞれ受枠2の係止
突起2bに係止して蓋部3の平面が傾くことなく
平均に持上げられてそれ以上持ち上げられること
がなく、数個の排水切欠部30と31より迅速に
排水してマンホール内の圧力を急速に下げること
ができる。蓋部3が係止片4と4と12とに案内
されて傾くことなく下降して受枠の内周傾斜面2
aに蓋部3の外周傾斜面が嵌合する。さらに蓋部
3の中央部に傾斜内周面20aを設けた内圧逃し
孔20に内圧逃し蓋21の傾斜外周面21aを嵌
合し、内圧逃し蓋21の裏面に中心角120゜の位
置に下端にそれぞれ係合部25,25,25を設
けた係合金具22,22,22を突設し、これら
の係合金具22,22,22を蓋部3の裏面に設
けた係合突起部23,23,23の透孔24,2
4,24にそれぞれ摺動可能に配設したことによ
り、マンホール内の水圧が更に上昇した時、内圧
逃し蓋21の係合突起部23,23,23を蓋部
3の係合突起部23,23,23の透孔24,2
4,24に案内させて内圧逃し蓋21を傾斜させ
ることなく上昇させて内圧逃し孔20より水を噴
出させ、マンホール内の水が減水されると先ず内
圧逃し蓋21が下降してその上面を蓋部3の上面
と平行させて内圧逃し穴20に内圧逃し蓋21の
傾斜外周面21aを嵌合させ、次いで蓋部3の外
周傾斜面3aを受枠2の傾斜面2aに嵌合してマ
ンホール内閉鎖することができる。本考案は受枠
2の内側に設けた排水切欠部30に対応する排水
切欠部を設けた蓋部3と内圧逃し蓋21とが三点
支持により二段階に開閉するから、迅速に排水す
ると共に動作正確であつて、交通量の烈しい場所
に設置しても安定しており、小型の蓋で比較的大
容量のマンホール内の排水を確実に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はマンホール蓋の断面図、第2図は受枠
と蓋部の裏面図、第3図は蓋部及び内圧逃し蓋が
押上げられた状態のマンホール蓋の断面図を表わ
す。 1〜2マンホール蓋、2〜受枠、3〜蓋部、
4,12〜係止片、5,13〜係止部、10〜側
壁、11〜スライダー、14〜押圧片、15〜ピ
ン、16〜押圧部、17〜重鐘部、20〜内圧逃
し孔、21〜内圧逃し蓋、22〜係合金具、23
〜係合突起、24〜透孔、25〜係合部、30,
31〜排水切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受枠2の内側傾斜面と蓋部3の外側傾斜面とを
    摺合させたマンホール蓋において、蓋部の外縁下
    面には中心に対して120゜の角度で受枠2の内側
    に形成された係止突起2bに係止する係止部5,
    5を設けた係止片4,4が立設され、蓋部3の下
    面がマンホール内の水圧で押し上げられると蓋部
    3と受枠2との間に水排出用隙間が形成されると
    共に、受枠2の内周面に形成した数個の排水切欠
    部30と蓋部3の外周面に形成した数個の排水切
    欠部31との間に隙間をつくるように形成され、
    係止片4と4の中心に対して120゜の位置におい
    て蓋部3の裏面に係止突起2bに係止する係止部
    13を設けた係止片12を有するスライダー11
    を摺動するように嵌合してあり、スライダー11
    は蓋部3の裏面に軸着した重錘部17の押圧部1
    6にて押圧されるように設けられ、蓋部3にはス
    ライダー11を移動する鍵棒を挿入する鍵孔3b
    があけられており、蓋部3の中心部には傾斜内周
    面20aを有する内圧逃し孔20が設けられ、内
    圧逃し孔20の傾斜内周面20aには内圧逃し蓋
    21の傾斜外周面21aが嵌合されており、内圧
    逃し蓋21の裏面外縁には互いに120゜の位置に
    3本の係合金具22,22,22が立設され、係
    合金具22,22,22の中間部は蓋部3の裏面
    に突設した係合突起部23,23,23の透孔2
    4,24,24にそれぞれ摺動可能に挿通され、
    各係合金具22,22,22の下端には係合部2
    5,25,25が設けられていることを特徴とす
    る二段内圧逃し機構付のマンホール蓋の構造。
JP2443383U 1983-02-23 1983-02-23 二段内圧逃し機構付のマンホ−ル蓋 Granted JPS59135945U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2443383U JPS59135945U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 二段内圧逃し機構付のマンホ−ル蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2443383U JPS59135945U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 二段内圧逃し機構付のマンホ−ル蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59135945U JPS59135945U (ja) 1984-09-11
JPS6220523Y2 true JPS6220523Y2 (ja) 1987-05-25

Family

ID=30155475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2443383U Granted JPS59135945U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 二段内圧逃し機構付のマンホ−ル蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59135945U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59151958U (ja) * 1983-03-28 1984-10-11 日昭興産株式会社 マンホ−ル蓋構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558721B2 (ja) * 1975-03-31 1980-03-05

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558721U (ja) * 1978-06-27 1980-01-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558721B2 (ja) * 1975-03-31 1980-03-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59135945U (ja) 1984-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6220523Y2 (ja)
US4921120A (en) Debris cap
JP3286267B2 (ja) 排水溝用自洗装置
US386768A (en) John j
KR200270820Y1 (ko) 안전사고를 방지할 수 있는 맨홀
JPS6223884Y2 (ja)
JPS625092Y2 (ja)
JP3404670B2 (ja) 地下構造物鉄蓋浮上防止ロック機構
JPH0242750Y2 (ja)
JP3093737B2 (ja) 地下構造物用蓋の施錠装置
JPS5917974Y2 (ja) 地下構造物用蓋のバ−ル穴構造
JPS6219715Y2 (ja)
JP2892564B2 (ja) 地下構造物用蓋の孔閉塞機構
KR200303598Y1 (ko) 하수용 악취차단구
JP3322590B2 (ja) 地下構造物用蓋の施錠構造
JP3759490B2 (ja) 地下構造物用錠装置
JP3995809B2 (ja) マンホール蓋のロック装置
JPH0237865Y2 (ja)
JPH0448298Y2 (ja)
JP2001262893A (ja) 鉄蓋用施錠装置
JPH11131515A (ja) 地下構造物用蓋の施錠装置
KR200372598Y1 (ko) 도로 배수구용 스틸 그레이팅
JPH059408Y2 (ja)
JPH08140822A (ja) 物品投入口
JPS5917973Y2 (ja) 地下構造物用蓋のバ−ル穴構造