JP2588687Y2 - マンホール蓋 - Google Patents

マンホール蓋

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JP2588687Y2
JP2588687Y2 JP1993076143U JP7614393U JP2588687Y2 JP 2588687 Y2 JP2588687 Y2 JP 2588687Y2 JP 1993076143 U JP1993076143 U JP 1993076143U JP 7614393 U JP7614393 U JP 7614393U JP 2588687 Y2 JP2588687 Y2 JP 2588687Y2
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勝 福原
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株式会社 福原鋳物製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、一側を蝶番金物を介し
てマンホール蓋受枠に蝶着し、他側に鍵孔を設けたマン
ホール蓋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、下水道や水槽等のマンホ
ール蓋には、一般に鋳鉄製の蓋が用いられている。その
ため、その開閉には可成りの力を要するものである。
【０００３】特に、最近の下水道マンホール蓋は、図１
に示すように、マンホール蓋受枠１の一側の内縁に孔座
２を設け、この孔座２に挿入した蝶番金物３をマンホー
ル蓋４に枢着５し、蝶番金物３の下端には両側に突出す
るストッパ６を設けた、いわゆる蝶番構造を採るものが
多くなったため、開披する場合、図２に示すように鍵７
を鍵孔８に引掛けて一部を路上に引き上げた後、路上を
ずらせ乍ら矢印方向に引張って反対側まで回動して開披
しなければならないので、相当の力を要するものであっ
た。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、一側
を蝶番金物３を介してマンホール蓋受枠１に蝶着した重
いマンホール蓋を従来よりも楽に開閉出来るようにした
マンホール蓋を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題を解
決するためになされたもので、マンホール蓋受枠の一側
の内縁に孔座を設け、この孔座に挿入した蝶番金物をマ
ンホール蓋に枢着し、他側に鍵孔を設けたマンホール蓋
において、前記鍵孔と蝶番金物の枢着部を通る中心線か
ら横に外れた蓋の裏面に、横引き時に路上に摺接するキ
ャスタを設けるようにしたものである。
【０００６】
【作用】鍵を鍵孔に掛けてマンホール蓋を引き揚げ乍ら
キャスタを路上に上げると、以後は鍵を引くことによ
り、蝶番金物取付部を回動中心として軽くマンホール蓋
を反対側の全開位置まで移動させることが出来る。
【０００７】また、逆に全開位置から鍵を鍵孔に掛けて
マンホール蓋を引くと、先ず蝶番金物が孔座に落ち、次
に蝶番金物を回転中心としてマンホール蓋は軽く移動さ
せることができ、マンホール蓋受枠へ簡単に落下嵌合さ
せることが出来る。
【０００８】
【実施例】図３及び図４は本考案の実施例を示すもの
で、マンホール蓋４の一側に蝶番金物３の一端を枢着
し、その蝶番金物３の端部に設けたストッパ６をマンホ
ール蓋受枠１の内緑に設けた孔座２に係合すると共に、
他側に鍵孔８を設け、この鍵孔８と蝶番金物の枢着部を
通る中心線の両横の裏面に横引き時に路上に摺接するキ
ャスタ９、９を設けたものである。なおキャスタ９は片
側だけでも実用には差し支えない。
【０００９】マンホール蓋４を開披する場合は、先ず鍵
孔８に鍵７を引掛けて外側（右方）に引張り上げて、キ
ャスタ９，９を路上に上げる。
【００１０】次に鍵７を引き揚げるようにして、矢印方
向（時計方向）に引張ると、その牽引力と、図４におけ
る上側のマンホール蓋４の荷重がキャスタ９の走行駆動
力として加わり、従来構造の蓋の開閉では考えられなか
ったような軽快さで孔座２と蝶番金物３の係合部を回転
中心として全開位置（反対側の位置）まで移動させるこ
とが出来る。
【００１１】また図５に示すように、全開位置から閉鎖
する場合は、マンホール蓋４を反時計方向に回動させる
ように鍵７を引張ると、先ず蝶番金物側が矢印方向に移
動して蝶番金物３が孔座２内に落ち、次にその蝶番金物
３を回転軸として蓋４が回動し、キャスタ９，９がマン
ホール蓋受枠１に落ちた次の瞬間、マンホール蓋４はマ
ンホール蓋受枠１に嵌合することになる。これら一連の
閉鎖作業は今迄の経験では考えられない程の軽快さで行
われる。
【００１２】
【考案の効果】蝶番構造のマンホール蓋の完全開披位置
までの開披及び閉鎖動作を楽に行い得る効果があり、特
に円形マンホール蓋の場合に優れた構造である。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の蝶番構造を採ったマンホール蓋の断面図
である。
【図２】従来の蝶番構造を採ったマンホール蓋の開披動
作を示す説明図である。
【図３】本発明の実施例の縦断面図である。
【図４】本発明の実施例の平面図である。
【図５】本発明実施例の閉鎖動作を示す説明図である。
【符号の説明】
１ マンホール蓋受枠 ２ 孔座 ３ 蝶番金物 ４ マンホール蓋 ５ 枢着部 ６ ストッパ ７ 鍵 ８ 鍵孔 ９ キャスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭62−162587号（実開 平１− 69848号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ) 実願 昭59−17160号（実開 昭60− 130850号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 マンホール蓋受枠（１）の一側の内縁に
    孔座（２）を設け、この孔座（２）に挿入した蝶番金物
    （３）をマンホール蓋（４）に枢着（５）し、他側に鍵
    孔（８）を設けたマンホール蓋において、前記鍵孔
    （８）と蝶番金物（３）の枢着部を通る中心線から横に
    外れた蓋（４）の裏面に横引き時に路上に摺接するキャ
    スタ（９）を設けたことを特徴とするマンホール蓋。
JP1993076143U 1993-12-21 1993-12-21 マンホール蓋 Expired - Fee Related JP2588687Y2 (ja)

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